【動画・文字起こし全文】#れいわが始まる 山本太郎街頭記者会見 東京・新宿駅西口小田急デパート前 19.8.1 後編

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山本太郎:
じゃそちらのボーダーの方、ちょっと待ってくださいね。今度、マイクが前の方に戻ります。あ、ちょっ、あのね、センター、前のほうの方が、ちょっとすいません、ありがとうございます。

質問者:
質問させていただきます。国会の前のデモとかに、の映像でですね、例えば、子連れのお母さんとかが、今こんなに、その、政治の上の人たちが、滅茶苦茶な事やっていると、子どもに教育が出来ないと。何が正しいのか、悪いのかということが言えないというようなことを仰っていることがありまして。で、やっぱり、よく目に付くものっていうのは、影響がとても大きいと思うんですよ。で、そういった部分で、先ほど芸能界の話がありましたが、今ですね、吉本(興業)の問題で、ブラック企業というようなものと色んな黒い繋がりとか、色んな関係があるんですが。あの、元々、芸能界にいらっしゃった山本太郎さんが、何か出来るようなところっていうのは、考えていらっしゃいますか? 

山本太郎:
ありがとうございます。参議院議員だった山本太郎がマイクを握って、皆さんからのご質問にお答えをいたしております。今は、れいわ新選組、先の参議院議員で2議席、重度障がい者、ALSの難病を持つ舩後(靖彦)さん、そして重度障がい者の木村悦子さん、この2人を国会に送り出し、政党要件を獲得したれいわ新選組の代表をやっております。皆さんからのご質問にお受けをしております。時間がない方、ぜひ、冷やかしで結構です。山本が今、手元に持っていますこのチラシ、冷やかしで結構です。ぜひお持ちください。ちなみに、このチラシ、点字版もご用意していますので、もし身近に点字をご利用されている方いらっしゃったら、今どちらの方で? そちらですね、すみません、私から見て左側、皆さんから見たら右側かもしれません、のぼりが立っています。ボランティア受付とか、ご寄附とか書いてあるとこです。そちらで、何部でもお持ちください。このチラシですね。他にも、ボランティアで今、配ってくださっている方、いらっしゃいますか? 頭の上にあげていただけると。ありがとうございます。冷やかしで結構です。何部でもお持ちください。ありがとうございます。

それでは、質問いただいた方にお答えをしたいと思います。今、お話いただいたのは、今の吉本の問題ですね。ま、一言で言ったらブラック企業の体質っていうものでしょう? あ、すみません。もう一度マイクを、すみません。

質問者:
先ほどの国会の話でもそうですけど、やっぱり目につくものっていうものが、よく目につくものっていう人たちが悪いことを続けていると、やっぱりそれを見て、「あ、そういうやり方でいいんだ」っていうような形で、どんどんそういう傾向が広まっていってしまうと。で、山本太郎さんは今回の選挙でSNS、まあ言えば表のメディアというものとは違うところのルートから、こうして支持を拡げたというような状況があるわけですけど、やっぱり一般的にはその選挙に行くというような人たちの比率ってのはまだ半分の人が行かないということがあって、そういう人たちは、やっぱりテレビを観ているということがあると思うんですよ。で、そのテレビの中で、そのような状況があって、それがまあそういうもんなんだっていうような形で許されてしまうというような空気感のようなものが、もう今ちょっとずつ、僕は感じているような状態なんですね。

で、もともと芸能界にいらっしゃったから、だから、山本太郎さんだからこそ出来るようなこともありそうだなというような、風な形で、まぁ勝手に思ってしまうんですが。

山本太郎:
私が出来ること。テレビから皆さんに重要な情報って渡されないですよ、ということです。そりゃそうですね。だってテレビ、商売ですよ。皆さんテレビ見るのにいくら払ってます?ってことです。もちろんNHKに受信料とか払っている方いらっしゃるかもしれない。ねえ。で、テレビはあっても「テレビないです」って追い返す人もいるかもしれない。ま、そこは別にしておいて、テレビを普通見るときには民法タダですよね? 垂れ流しです。垂れ流しのメディアにどれくらい価値があるのかっていうことを考えていただきたいんです。もちろんテレビの現場にいる方々、ディレクター、プロデューサー、一生懸命頑張っている方々がいらっしゃいます。何とかして流せないかっていう風に、何とか頑張ってと思って、短い秒数でも意味を込めて編集される方もいらっしゃると思います。でも普通に考えて、テレビは誰のためだっつったら、私は視聴者のものではないと思っています。企業の宣伝するための箱だっていうのがメインなんです。そう考えた時に、テレビをそのまま情報を受け取るっていうこと自体がおそらく間違いであろうと。流されていることに対する意味を考えるとか、そういうことが必要になってくるんだろうと。

でも小さいお子さんとかだったら、なかなかそういうわけにいかないですよね。そういう意味で何をすればいいのかってことに対して、ごめんなさい、私、すぐに知恵はないんですけれども、少なくともNHKっていうところに関しては、まあ、ぶっ壊すみたいなこと言ってる場合じゃないなと思うんですよ。もちろん、別にそれを見る必要がなくて見てなくて、そこでお金を取られるっていうこと自体に、ちょっと矛盾もありそうな感じはしますけれども、だったらお金払わなきゃいけないくらいの、いいコンテンツを作ってみろって話なんですね。

とは言いながらも、NHKは良い番組作ってるんですよ。例えばNHKスペシャルであったりとか、ドキュメンタリーであったりとか、他にもバリバラとか、良い番組ありますよ。あるんだけれども、肝心のニュース報道が最低です。まるでゴミです。あの編集マン、うちで雇いたいくらいの。素晴らしい編集だね、みたいな。一日中、予算委員会で、ぐだぐだの答弁をし続けた総理が、ちゃんとまともに喋っているように映るんですよ。いやーすごいわ、あの編集マン。うちで雇いたいわ、ほんま。ま、なかなかうちみたいな不安定なところには来てくれないでしょうけどね。まぁ、そんな感じです。なのでもっと価値のあるニュース報道ってものをしっかり提供する、事実を伝えていただきたい。そういう風に思いますね。

そのNHKも、やっぱり、でもスタッフの方々、私、芸能界を干される前はNHKの仕事が非常に多かったんですよ。5割6割くらいNHKの仕事してたんですね。あ、それありがとうございます。ドラマの名前言っていただきましたけどね。ありがとうございます。ま、でも原発が爆発してその後に原発の話を、私がやいのやいの言って最初に下ろされたドラマはNHKでした(笑)。NHKをぶっ壊す(笑)。

えーっと何の話でたっけ、あ、そうですね。だから、私ができることは何かというと、やはり国会でできることというならば、やはりNHKに対してというよりも、やっぱり皆んなからお金取ってるわけですから、当然、スポンサーは皆さんなんですよ。一般の民放はスポンサーの都合があるから、スポンサーに不利益になるようなことは極力流さないようにする、当たり前です。けれどもNHKにとって、スポンサーは皆様なわけですから、その報道の内容っていうのは、全く忖度なくストレートに流せばいいわけですよね。ありのままを。でもそれができていないっていう部分に一番の問題があると。これはNHKの経営に関わる問題なので、私が政治家としての立場で、何かを改革するってことはちょっと難しいかもしれませんが、せめて国会の委員会を一日中やってるようなチャンネル、今、多チャンネル時代ですからね。政治を監視してもらうためにも、逆に言ったら国営放送化しちゃった方がいいかもしんないですね、ちゃんと。ちゃんと国営放送化して、皆さんからお金を取る形ではなく、国営放送化して、ちゃんと政治を可視化していくっていうチャンネルも、しっかりと設けるというようなことをしていく方がいいのかもしれません。

政府に批判的なジャーナリストであったりとか、財務省に批判的なジャーナリストであったりとか、いろんな人たちが討論できるような、今はネットでしか流れてないようなものさえも、NHKの枠組みで流せるような、そういうなんか健全な放送局になればいいですよね。ありがとうございます。すいません。ありがとうございます。

大丈夫? じゃあ、その先ほどから熱烈に、ありがとうございます。あの、「れいわ」のチラシを振ってくださっている方ですね。ごめんさい、ど真ん中です。先ほどマイクを、あ、今、マイクリレーがおこなわれております。人々の力でマイクが運ばれようとしております。

質問者:
太郎さん、ありがとうございます。マイクをいただいたからには、私の本当の人生を太郎さんにお伝えしたいと思います。私は精神障がい者2級、国に認定されております。厚生年金で生活をしております。まだ実家に住んで親父に頼って生活してます。情けないです、はっきり言って。それでも私は10代から30代前半まで必死に働いてきました。フリーターからiPhoneアプリの制作者まで、正社員として働いてきました。そして、ある日突然、私は、うつ病と適応障がいという病気になり、障がい者となりました。いつ誰がどの時点で障がい者になるかわからないこの世の中、障がい者、弱き者、弱者、若者、見捨てていいのかどうか、山本太郎さんにお聞きしたいと思います。お願いします。

山本太郎:
マイクそのままでちょっとごめんなさい。ちょっと今、ご質問いただきました。現在、山本太郎が皆さんからのご質問にお答えをしている状況です。

質問者:
はい。

山本太郎:
今、精神障がいの2級を持たれているっていうお話いただきました。

質問者:
2級です。はい。あの、はっきり言って、大誤解を招くかもしれないですけど、舩後さんや木村さんが羨ましいです。なぜかというと、精神障がい者は見た目では分からないからです。精神障がい者は見た目では分からない、普通の人と一緒だと認識されています。しかし私は、国から認められた精神障がい者2級者です。精神障がい年金を受け取っています。

山本太郎:
私から質問していいですか? 先ほど、鬱になられたということをおっしゃいましたけど、きっかけなんだったんですか? 

質問者:
きっかけですか? 珍しいかもしれないですけど、僕の場合は、仕事が暇になってしまったことでした。

山本太郎:
仕事が? 

質問者:
仕事が暇になってしまった。

山本太郎:
暇になっちゃった。

質問者:
要は、僕が会社に必要とされてないんじゃないかと思ってしまった。それは自分が勝手に思い込んでしまったことかもしれませんけれども、僕がそう思ってしまったことによって、鬱病という病気を発症してしまった。そして何社か応募しましたが、1日目は行ける。1週間目、2週間目は会社に行けるけれども、3週目からは、2日目からは会社に行けなくなる。そういう適応障がいという病気になってしまった。今、皇后陛下の雅子さんもお患いになった、適応障がいという病気です。

山本太郎:
もうひとつ聞いていいですか? 適応障がいってどういう症状かってことを皆さんに。

質問者:
はい。僕の場合はですね、例えば先ほども申し上げましたけれども、最初は、初日は会社に行けます。でも2日目からは会社に行けなくなる。もしくは2週間、3週間は会社に行ける。けれども、会社に行けなくなってしまう。そういう症状です。よって仕事はできなくて、収入が得られないために、国から認められて、精神障がい者2級として、障がい年金を受けて生活しております。

山本太郎:
ごめんなさい。山本太郎が今マイクを握って皆さんとお話をしてます。で、今マイクを握られた方は、鬱病と適応障がいを、仕事をきっかけに発症されたというか、発病されたということでしたね。で、私思うんですけど、そのきっかけを聞いたときに、ちょっと仕事が暇になったことを、自分のせいじゃないかっていう風に深く思い込んだことがきっかけだってことですよね。でもこれって、あまりにも責任背負いすぎじゃないですかってことなんですよ。

質問者:
はい。

山本太郎:
だって、仕事が暇になるイコール自分が、自分自身がなってないから仕事が暇になってるんじゃないかっていう風に考えたってことですか? 

質問者:
そうです、はい。

山本太郎:
まあ、あの、人それぞれですね、受け止め方は違うと思います。でもかなりセンシティブで。

質問者:
はい。

山本太郎:
この状況を自分が努力してないからじゃないかっていう風に深く、思い悩んだ。

質問者:
はい、はい。

山本太郎:
その末に精神障がいを、発病されたっていう事ですよね? 

質問者:
はい、はい。

山本太郎:
で、国から面倒みてもらうとか、親から面倒みてもらうことに対して、まあ申し訳ないという話ですけども。

質問者:
はい。

山本太郎:
そんなこと思わないでいいと思いますよ、私。

質問者:
そうですか。

山本太郎:
どう思います? 皆さん。

聴衆:
(拍手)

質問者:
ありがとうございます。

山本太郎:
全然良いじゃないですか。あの、この中に誰にも迷惑かけずに大人になった人っています? いませんよ。誰しもが誰かに迷惑をかけながら大人になっていく。その度合いはまた違ったとしても、親との、親子関係の中ではその、親に面倒みてもらって悪いなとかっていう感情が生まれたりするのはしょうがないと思いますけど。

質問者:
はい。

山本太郎:
自分の状況が今、困ってる、この先、困りそうだっていう時に、手を差し伸べるのが国や行政でないならば、そんな国や行政は存在している意味がないんですよね。

質問者:
はい。

聴衆:
(拍手)

山本太郎:
だから胸張って、胸張って国に面倒みてもらってください。

質問者:
はい。ありがとうございます。

山本太郎:
私はそう思います。(拍手)国に面倒みてもらってるからって別にあれでしょ? あの、毎晩飲み明かして朝まで遊んで、遊ぶくらいのお金貰えるわけじゃないですよ。

質問者:
貰えないです。

山本太郎:
よくね、言われることです。例えば、生活保護を受けています。あいつらは朝から晩までパチンコ打ってずっと遊んでるって。そんなお金貰える生活保護なんてないですから。

質問者:
そうです、そうです。

山本太郎:
私、そう思うんですよ。生活保護でさえも今、生活するのギリギリですよ。

質問者:
私の母も生活保護です。

山本太郎:
良いと思います。良いと思いますっていうのは何かというと、生活保護という制度自体が、私は変えていかなきゃいけない制度だと思ってるんです。何かというと、まず、生活保護という制度自体、これを受けられる、今、受けてる人ってどれくらいですか、と。捕捉率? 受けるべき人たちがどれくらい受けられていますかっていうのは、もう2割から3割程度なんですよ。でも受けられるべき人が受けられてるこの数が2割から3割っておかしくないですか? 100%に近づけなきゃいけないんですよ、本当は。(拍手)

当たり前ですよ、だってセーフティーネットですから。セーフティーネットですから。全員救わなきゃダメなんですよ、困ってる人は。でも、そういう風にならない。どうしてか? 水際で止めてるから。もっと働けるでしょって。頑張れんじゃないですかって。それで何度も役所とやり取りして、「もうこれ以上、無理だ」と言っても断られる。それでもう行くのやめて死んだ人もいますよ。もっと働けるだろうって、缶入りのパンを何個か渡されて餓死した姉妹もいますよ。水際で止めちゃだめなんですよ、絶対に。受けるべき人たちは全員受けさせなきゃ話になんないんですよってことなんです。(拍手)

でね、今、世の中の中にはおそらく生活保護を受けることに対して恥と思え、みたいな空気がありますけど、これを作り出したの誰かっつったら、自民党です。片山さつきです。世耕(弘成)さんです。はっきり言います。ろくでもない。どう思います? 皆さん。言ってみますか? 皆んなで。片山さつきろくでもない。

聴衆:
片山さつき、ろくでもない。

山本太郎:
片山さつき、ろくでもない。

聴衆:
片山さつき、ろくでもない。

山本太郎:
片山さつき、ろくでもない。

聴衆:
片山さつき、ろくでもない。

山本太郎:
おっきな声で何言ってんですか、皆さん。

聴衆:
(笑)

山本太郎:
いや、でも本当にろくでもないんですよ。考えてみてください。そのセーフティーネットが無かったら、死ぬしかない人たちなんて。

質問者:
そうです。

山本太郎:
存在してるわけですよ。そこに対して恥の概念、どうして持ち出す? これ芸人さんですよ。芸人さんのお母様、この方が生活保護を受給されてた。息子はもう、息子は稼ぎがあるのにどうして親を食わさないといけないんだっていうことで問題になったわけですね。これ不正受給じゃないんですよ。どうして親の面倒、子がみなきゃいけないって決めんの?って。別人格ですよ。個別具体的なんですよ。(憲法13条出ますか?)憲法13条。個人として尊重されんです。だってもしあなたが親との間に、物凄い軋轢あったりとか、折り合いが悪かって、自分が面倒みてもらわなきゃいけない状況になったらどうしますかって。生活保護を受ける前に親に面倒みてもらえって言うような状況にされたらどうしますか?って。死にたくなりますよねって。親子間で面倒みろとか、家族で面倒みろっていうのは、これコストカットするための理由でしかないんですよ。(拍手)自民党が言ってる家族を大切にしようとかっていうのは、ただ単にコストダウンでしかないんですよ。家族を大切にしようと言っているような自民党がどうして、子どもを持ちたいと思う者にさえも、子どもを持てるような状況、経済状況を作らせないような社会になってんですかってことなんですよ。

質問者:
そうだ~。

山本太郎:
デタラメでしかない。家族を大事にしろっていう事を言うんだったら、まずロスジェネ救えよって話ですよ。詐欺師っていう話ですね、はっきり言って。あまりにもありえない。すべて国民は個人として尊重されんですよ。憲法ってこの国で、1番、1番トップのルールなんですよね。憲法、ね、条約、外国との約束。そして法律。この憲法から逸れるような考え方の法律、しかも運用ってのは絶対に許されないわけです。個人として尊重されなきゃいけないような憲法がありながら、どうして、息子が、親よりも金持ってるから、親の面倒みなきゃいけないっていう風に押し付けるんですかって。個別具体的に国がちゃんと手を差し伸べなきゃいけないんですよ。そんなことないだろうと思われた方、別の例でお話しますね。

例えばですけど、親が介護が必要になった、介護が必要になった親に対してどうしてそれを、自分の家族の中でみなきゃいけないんですか? どうしてもみたいならばみればいい。けれどもそれをみることによって自分の続けてきた仕事、キャリアが途絶えるってこともあるわけでしょ? つまり自分が、この先、生きていくため、キャリアアップ積んできてせっかく続けてきた仕事を辞めて、親の介護をみなきゃならない。親の介護、親が死ぬまで自分が介護し続けて、それで残ったお金どうするんですかって。親が残したお金、自分でちょっと貯めてたお金、自分が親を看取ったあとに残った自分が、社会にまた出ようと思ってもなかなか仕事決められないとか、安定した仕事に就けないって。親の介護に人生途中で諦めて、親の介護に専念した結果、そのあと自分が人生続けられなくなるなんてこと、いっぱいあるじゃないですかって。介護離職なんでしょ? 介護離職ゼロっつってんでしょ? 今の政治。じゃあその介護するっていう、それを誰にみさせるんだってことですよ。結局嫁にみさせんだろって話ですよ。その昭和のおっさんメンタリティいい加減やめろってことなんですよ。(拍手)

1番正しいやり方は何か? 個別具体的。親が介護が必要だったら行政が手を差し伸べて、その息子や娘たちが自分の人生を途中で諦めたりキャリアが途絶えることがないように、行政がちゃんと手立てを考えなきゃなんないって当たり前の話じゃないですか。

聴衆:
(拍手)

山本太郎:
当たり前の話ですよ。何が言いたいか、もう一回話戻ります。とにかく国の面倒、国の世話になるには申し訳ないと。しかもどんだけ自分が生活困窮って立場にあっても、生活保護だけは受けたくないって人たちがいるんですよ。どうしてか。恥の概念をしっかりと刷り込まれてるからですよ。生活保護を受けるなんてっていう。何を言ってんですか。この国には生活保護しかないんだよってことです。セーフティーネットが。このセーフティーネットから漏れたら刑務所で生きるしかないんですよ。行き場がないんですよ。私は生活保護という制度を変えたい。というよりも、この国の社会保障、生活保障の制度を変えるべきだと思ってます。

生活保護をより絞っていくべきだというような新自由主義的考え方、小さい政府って考え方をしてる人たち、この国を一体どうするつもりだって話なんです。生活保護、受けてる人たちはろくでもないと、不正受給だらけだじゃないかって。何を言ってるんだ、しっかり数字みろってことなんですよ。不正受給はたった2%ですよ。98%適正受給に対してそのほとんどが不正受給と捉えられるような、そんな印象操作を国会であったりとか、マスコミおこなったからこそ、生活保護が受けづらくなったんだろって。もういい加減にしろってことなんですよ。人間の尊厳を守るためのセーフティネット、それを踏みつけて何をするつもりだってことですよ。コストカットですよ、コストカット。(拍手)

でね、生活保護制度をどう変えるのかってことをこれからお話していきたいと思います。私は、今の生活保護制度は、この国のセーフティネットは、完全に沈没してからじゃないと使えない制度なんですよ。何もかも失ったっていう状況にならないと使えないっていう基本的な建前があるんです。そこまでいっちゃわないと使えない制度だったら、そこからまた立ち上がんのにどれだけ時間かかる? だから私は、ずっと手前、つまずく手前、何もかも失うずっと手前に、バラで受けられるようにすればいいと思うんです。何か? バラっていうのは? 生活扶助、住宅扶助、医療扶助。いろんな助けられるものがある。例えば家賃。「家賃がちょっとしんどいんだ、何ヶ月かここを助けてくれたら生活立て直せる」とか。例えば生活扶助。「ここだけ、ここに毎月いくらか入れば子どもに3食食べさせられるんだ」とか。こうやって全部まとめてじゃないと、何もかも失った上で全部受けさせるっていうような制度自体が間違ってる。ずっと手前で救えば、もっとちゃんと歩けるようになるって。もっと早く脱出できるって。思いません? そういう制度にしていきたいんですよね。もちろん全部、全部受ける必要がある人たちには全部受けてもらえばいいと思いますよ。でもそうじゃなくて、バラで受けられるっていうことをやっていく。私はこういう、本当の皆さんの生活の安全保障制度ってものを作っていきたいんですけど、どうですか? やってもいいですか? (拍手)

質問者:
太郎さん、最後にひとついいですか? いいですか? 

山本太郎:
あ、まだマイク持ってたんですね(笑)。

質問者:
まだ持ってました、すいません。

山本太郎:
(笑)、どうぞどうぞ、使ってください。

質問者:
僕はタトゥーいわゆる刺青を入れてるんですけど、これは趣味なんですよ。はっきり言って。海外では公務員の方でも入れられてます。それが、日本では差別されてます。プール入れません。今ほとんどのプール入れません。それが、日本では差別されています。太郎さんを支持されたSUGIZOさんもタトゥーを入れていらっしゃいます。それは個人の自由だと思います。それについてどうお考えか、お伺いしたいと思います。

山本太郎:
あの、個人の自由だと思いますよ。というよりも、アートじゃないですか? 

質問者:
そうですね。はい。

山本太郎:
ねえ。私はそう思います。

質問者:
ボディアートです。

山本太郎:
中学生くらいの時に入れたくてしょうがなかったんです、僕。

質問者:
あ、そうなんすか? 

山本太郎:
でも今の状況だったら、あ、入れなくて良かったなと思っちゃうんです。どうしてか? サウナ行けなくなるじゃないですか? そういうとこ多いでしょ? 

質問者:
プール行けないっす。

山本太郎:
で、私一回、昔、映画の中で、ちょっと言葉選ばずに言えば、暴力団の、ヤクザの役やったことあるんですね。その時に背中に刺青入ってる状態で、ま、一日かかってですね、朝3時くらいに現場入って、朝9時くらいまでずっと刺青入れられて、ま、ペインティングですね、和彫り調のやつを入れられて。その日の撮影終わった後にサウナ行ったんすよね。そしたら血相変えて店の人が来ましたね。「あの、困ります」つって。「そうじゃないんです」って言って。まあ、とにかくそこまでいかないにしても、ポイントでね、なんだろう、アートとして入れてる人たちもいるし、でも、まあもう概念変えんとダメですよ。もうそういう時代じゃないってことですね。

質問者:
あの、来年オリンピック、パラリンピックで外国人たくさん来ますけども、彼らは普通の感覚としてファッションの一部としてタトゥー入れてます。日本人の意識は、海外の意識とはかけ離れていると思います。

山本太郎:
あのおっしゃる通りで、もう今、もう2020年近づいてんですよねってことですね。でも刺青っていう概念も、もう本当にアートとして、世界中で取り扱われてるんだから、日本だけそんな閉鎖的な考え方でいいのかと。ま、自由じゃないですか。他人の体に刺青入れようとしたわけじゃないんですから、ねえ? 入れたくない人の身体に無理やり入れてるわけじゃないんだから。自分で自分のね、いろんなポリシーがあったりとか、いろんなね、自分のデザインしたいという思いで、身体にデザインするわけだから、それもっと自由にしていいと思うんですね。ただ、刺青入れたことによって、オイ、みたいなことになるとめんどくさい話になりますけど。

質問者:
それはしないです。一切しないです。

山本太郎:
そういう威嚇をやめるという約束のもとで、もう解禁するべきだと思いますね、私は。ええ。プールもサウナでもお風呂でも。

質問者:
ありがとうございます。

山本太郎:
いや、ちょっと可哀想だなと思ってたことがあって。要は昔波乗りやってて、冬の日本海とか行くわけですね。したら、終わった後に、温泉、ね、普通の公衆浴場みたいなとこで温泉わいてるとこ入るんですけど、まぁ多分お父さんが堅気じゃないという状態で、あの、刺青が入ってたんですけどね。子どもの体洗ってる途中で、「もう出てくれ」ということ言われるわけですよね。そういうの見てるとちょっと切ないですよね。ちゃんと最後まで洗わしてやれよっていうような気持ちになりますよね。だから、もうそういうなんか、まあ、昔もいたみたいですけどね、なんかこう、その、なんだろう、自分の入ってるデザインを皆んなに見せたいって事で、ちょっとね。でももうそういう時代でもないじゃないですか? だからもうこういう事は解禁されていくべきだろうと、オリンピックを機に、もう刺青はアートだよね、それぞれ皆んなの個性だよねってことで。

質問者:
ありがとうございます。

山本太郎:
公共の施設ではフリーにしていくべきだと私は思うんですけどね。

質問者:
ありがとうございます。

山本太郎:
すいません。ありがとうございます。あ、こんな横から? ありがとうございます。どうぞどうぞ。じゃ、横の方。ありがとうございます、こんな角度から見ていただいて。あ、じゃあこれ、私が受けましょうか、あ、そっちにあったみたいです。山本太郎がマイクを握っております。皆さんからのご質問にお答えをしております。答えられてるかどうかはわかりませんが、申し訳ございません。

質問者:
ご無沙汰しております。前回、多分お会いしたのがですね。昨年の1年前くらいですかね、この小田急の地下で先生が演説やっておられた時に、名刺交換の方もさせていただいてるんですけども、そこから1年以上にわたって先生のYouTube動画ですとか、あと、れいわ新選組のスタンスですとかっていうのを見させていただきました。で、それで今回の方も、先生の方に投票させていただいたんですけども。
あの、さっきもちょっと出たと思うんですけども、吉本(興業)の問題出たじゃないですか? で、私、さっき、こちらに出向く前にですね、日刊ゲンダイさんっていうインターネットメディアあると思うんですけども、そちらのほうで、その吉本さんに対してクールジャパン(機構)という、いわゆる我々の血税をですね、投入した事業の方が、自民党政権とズブズブな関係で投入されてて、で、赤字になってると。その赤字のしわ寄せというのが、先ほども取り上げられた生活保護、どんどんどんどん今、段階的に削減されてるじゃないですか? で、そちらの方を削るような形で、結局、吉本のクールジャパンの方に血税を優先的に補填されてて、っていうおかしなことが先ほど掲載されてたんですね。で、なんでそのセーフティネットと言われている制度にすがらなければ生きていけない人たちよりもですね、こういったブラックだの、何だのって言われている吉本の方の、ま、要は投資優先度と言うんですか、額の方に、優先度を回してるのかと考えたときに、これを面と向かってですね、指摘できるというか切り込める方というのは、やはり山本先生しかいらっしゃらないのかなと思ったんですよ。それで私が聞きたいのはその一点だけなんですけど、その税金の使われ方についてどういったお考えをお持ちかなっていうのが聞きたいことですね。

山本太郎:
ありがとうございます。山本太郎が皆さんからのご質問にお答えをしております。もしもですね、お時間がない方、山本の話を聞いてる暇なんかないんだって方、冷やかしで結構です、チラシの方をお持ちください。チラシ、冷やかしでなんぼでもお持ちください。そしてですね。点字版、点字版でもこのチラシお渡ししております。もしも身近な方に点字ご利用の方いらっしゃいましたら、ぜひお持ちください。ありがとうございます。

ま、吉本に対してクールジャパン名義で100億円くらいのお金が投入されてることに対して、一体どういうことなんだと。その一方で社会保障費どんどん削られてるじゃないか。今、おっしゃったように、生活保護費はどんどんどんどん削られてます。なぜ削るかって言うと、これ自民党の選挙の公約なんですよ。「生活保護をスリム化する」っていうね。だからこそ、あの片山さつきさんからの流れがあったわけですね。あまりにもありえないですよ。だって命かかってますからね。命がかかる社会保障をどんどん削減していきながら、一方で自分たちのお仲間にはどんどん儲かるように金流していくっていうのは、これに限ったことじゃございませんよってことなんですよ。

だから、はっきり言って、投資をして見返りがあるからこそ横流しするんでしょってことなんですよ。そりゃそうですよね。で、例えばですけれども生活習保護の方々に対して、あの、その削減をやめるってことに対して、自分たちにメリット何かあるのかって多分考えるんでしょうね、あの人たち。メリットはないだろうと。そうするならば、もっと直接的に利益が、利益関係があるところに金をまいていった方が、自分たちに回ってくるんじゃないか、それがお金という形なのか、票という形なのかなんなのかわわかりませんよ。でも、確実にほんとに、そこに投資をしないと、命に繋がる話だよねってことも無視するわけですよね。

たとえば水道の話だってそうです。水道はもう老朽化していると、ねえ。で、これを水道管の管路をどんどん交換していかなくちゃならない。60兆円かかるんだ。これ、公共がやったらとんでもないお金になるから、民間にこれ頼もうぜ、民間だったら安くする知恵があるだろうっていうことで、やってるのがPFIって言われるやつですね。これPFIってやつはもうイギリスでは、もう終わった話なんです。要は公的な機関がやることによって、お金が超かかるから、民間のノウハウで安くやろうって言っているけども、実際蓋開けてみたらとんでもない。公共でやるよりも、民間でやる方がべらぼうに高くなった。要は公共を使って民間を食わせていくっていう、非常に竹中平蔵的な考え方ですね。イギリスではもうやめることになったんですよって。(PFIのなんか(スライド)出ますか? ああ、出ましたね。)“政商”納言、竹中さんですね。私の尊敬する方です。(棒)みたいな。

いや、その先ほど言ったPFI、イギリスでやめるってことになったPFIの、日本版PFIの旗振り役はこの方ですからね。どこまでいってもついてくんだなって話ですね。金の匂いのするところには。ええ。で、ごめんなさい。あれで出るかな。えーっと、イギリスの、イギリスの、えーっと、イギリスの報道の中にでてくるやつ。ありがとう。例えばですけれども、イギリスの報道、The Guardian、2018年1月。イギリスの会計検査院の発表から引いてきたものですね。このPFI、民間、公共の施設、これをどんどんリニューアルしたりとか、工事していったりとかすることを民間に頼む、っていうことによってどうなったかっていうことが書かれています。イギリスの会計検査院が調べた結果、納税者はPFI契約のために2千億ポンド、約30兆円余計に支払うことになる。むちゃくちゃじゃないですか? 誰のためにこんなことやんの? 民間でやったら安くできるって言ったやんって話なんです。でも全然違う。逆に言ったら民間を余計太らせる為にこうやって横流ししていくってことがおこなわれている。

他、ありますか。これが一番いいわ。これ、Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)。(ごめんね、その1個前がいいな。)はい、18年1月。イギリス会計検査院の報告では、PFIを利用して建設した学校、PFIを利用して建設した学校は、公的機関がやった場合よりも、4割も高く、病院では6割を超える費用が余計に掛かる。全然、安いって感じじゃないでしょ。てか、むちゃくちゃ高なってるやんって話です。こんなことを続けてたらそりゃむちゃくちゃなりますよ。だからもう終わりだね、これはっていう話なんです。この手法は。イギリスはもうやめる方向にあるのに、日本は何周遅れでこれを導入してんだってことです。でもこれテレビ、新聞で言わないんですよ、あんまり。テレビで取り上げられた記憶ありますか? このPFI法のこと。私、PFI法の審議、内閣委員会ってところで、やってんですね。担当で。これほどとんでもない話を日本に持ち込むって話なのに、全然、テレビ取り上げないんですよ。そりゃそうですよね。企業側の利益、これに繋がる話ってのはテレビであんまり流れないですよ。邪魔したら困るんですよ。邪魔したら広告抑えられますよね。コマーシャル流しているもの止められたりしますよ。じゃあ、これ以上、契約更新しないわみたいな話になったら困るからって。期待しちゃだめなんですよ。だって、テレビは皆んなのものじゃない。テレビは企業のものなんだからって話ですね。

(じゃあごめん。あれだけ。二条、出るかな。PFI法の二条。)じゃあこのPFIってのはなんですか。さっき言いました。公共、公共を使って民間を儲けさせる。例えば、水道管の改修、ね、いろんな管路を繋げていくとか、新しい空港を作りますとか、建物を作りますとか、いろんなことがあるんですけども、どこまでの範囲をでできるかってことを、PFI法の二条に書かれてる。読みます。

道路、鉄道、港湾、空港、河川、公園、水道、下水道、工業用水道等の公共施設

庁舎、宿舎等の公用施設

賃貸住宅及び教育文化施設、廃棄物処理施設、医療施設、社会福祉施設、更生保護施設、駐車場、地下街等の公益的施設

情報通信施設、熱供給施設、新エネルギー施設、リサイクル施設(廃棄物処理施設を除く。)、観光施設及び研究施設

船舶、航空機等の輸送施設及び人工衛星(これらの施設の運行に必要な施設を含む。)

全部です。全部。ぜーんぶ。この国、売っ払う奴らですよ。泥棒でしょ、こんなの。強盗ですよ。強盗の姿をした、政府なんですよ。違うな、政府という皮をかぶった、実は皆さんの利益を食い潰すような強盗団に乗っ取られてるのと一緒なんですよ。泥棒ですよ、こんなの。これを止めましょうって話なんですよ。

税金の使い方も一緒。皆んなから搾り取ったものどこにやってるか、横流しし続けてるじゃないですか。皆んなの、皆んなの税金で作ったいろんなインフラさえもこうやって横流ししていくんですよってことです。あまりにもありえないって。これを止められるのは誰かっつったらもう政治にその勢力はないんですよ。ブレーキになりえない。だから、そのブレーキを何とかして作らしてくださいってことなんですよ。本当に。つまみ出さなきゃ日本変わらないんですよ、こういう人たちを。こういう人たちを。こういう人たちを。都合のいい時だけ大学教授。ね。でも実態は?って話ですよ。清少納言でございます。

とにかくまず、こういうような皆さんの利益を食い潰してでも自分たちが太ったり、違う、自分たちのお仲間も太らせていくようなことを実際にやっていくような人間。議員でもないのに民間議員とかいう立場で好きな事やり放題。すごい息長いですね。ずーっといてますよ、この人。あまりにもありえない。何をありがたがってんだ、いつまでありがたがってんだって話ですよ、竹中平蔵を。じゃあ、ま、竹中さんでもやりますか? 静かめにやってくださいね、時間も時間なんでお願いしますね。ええ。

竹中平蔵ろくでもない。

(聴衆:竹中平蔵ろくでもない。)

竹中平蔵ろくでもない。

(聴衆:竹中平蔵ろくでもない。)

竹中平蔵ろくでもない。

(聴衆:竹中平蔵ろくでもない。)

お気持ちは分かりますけど、大声で言い過ぎですよ、皆さん。すいませんね(笑)。じゃ、どうやってそれを追い出すかって言ったら、やっぱりもう選挙しかないんですよ。選挙しかないんですよ。ひっくり返すしかないんですよ。もう始まってんですよ。もう次は始まってんですよ。横に拡げるしかないんですよ。このままじゃ食い潰されますよ。仕留めにいくしかないんです。やられる前に仕留めにいくしかない。それが政権交代でしょ? 1回の政権交代ではおそらく満足いくような社会になるかどうかは分からない。でも丁寧に丁寧にそれを政権交代しながら、何度もしていけばいいんですよ。いい方向に変わっていくように。少なくともブレーキはかけなきゃなんない。じゃないと、オリンピックの後、地獄ですよ。そう思います。じゃ、すいません。じゃ、その前の方。山本太郎がマイクを握り、皆さんからのご質問を受け付けております。あ、で、先生っていうのやめてくださいね。はい(笑)そう言う方、いらっしゃいますけど。

質問者:
ちょうど竹中さんの話が出たんで。あの、ちょっと私ですね、30歳で初めて国政の投票したのが、いわゆる小泉劇場の時なんですね。でも太郎さんはその時どういう投票行動したのかなっていうところと、私、実際に小泉劇場でニュース見てまして、ニュース面白いな、政治面白いなと思ってしまって、自民党に投票してしまったんですね。それは今すごい後悔してます。で、小泉政治の流れって、今、まだ続いてるんですよね。それを終わらしてくれるのは、山本太郎さんしかないと思っていて。はい。私思うんですけど、ぜひ小泉ジュニアと直接対決して負かしてほしいなと思ってます。

山本太郎:
強いで、あっちは。アメリカの代理人やで。(笑)なんつって。ま、でもジャパンハンドラーと言われる方々とも非常に親交が深い方ですから。ね。いろんなこと勉強されてる方だと思います。小泉ジュニア。ありがとうございます。

ま、あの、いつもね、ふんわりしたことを言われるんですよね。非常に魅力的です。それって本当は重要なことだと思います。でもね、確実に彼が総理になっていくっていう道を、しっかりと貢献してっているのが、私マスコミだと思うんですよ。選挙特番の時に必ず特集組まれますね。いや、これはおそらく利害が一致してるんじゃないかなって、私の穿(うが)った見方なんですけど。だいたい中心となる、というか、撮り方。その使われるカットの顔の方向が結構一緒だな、みたいなね。女優みたいだな、みたいなこと思いながら見てるんですけどね。

ちょっと話戻りますけども小泉政権時代というよりもその周辺、私は何をしてたかってことなんですけど、申し訳ないです。選挙に行ったかどうかも記憶がないくらいです。本当に申し訳ないんですけど。選挙に行かなきゃならないよなって漠然とした思いはありながら、でも、前の日飲みすぎたりとか、めんどくさくなったりとか、そういうことで投票に行かなかったこともあると思います。ちょうど自分が多分20代ですよね、おそらくね。いやもう全然政治とか目ん中入ってなかったですね。だって恥ずかしながら目が開いた、というか私自身が気が付いた、私自身が「あ、これやばいな」と思ったのは、大震災だったんですよね。2011年。申し訳ないんですけど。それまでは投票行ったり行かなかったり、政治のことはあまり考えなかったりっていう人生だったってことですね。申し訳ないです、本当に。こんな世の中作ったの私です。こんな地獄みたいな世の中を作り出した1人の大人として、責任感じてます。

だから、端から見たら、あまりにもちょっと極端に見えるような行動に出てるのかもしれませんね。だってその震災とか、原発のことがあって、そこから自分の職業を一旦辞めて政治に行くとかっていうのなかなかないじゃないですか。いや、でね、当時言われたことは何かっつったら、「山本太郎、なんか宗教入ったん違うか?」って。いやぜひそんな良い宗教あったら紹介していただきたい。ね。救われるみたいなところ行ってみたいですよね。(聴衆:俺も信じる)俺も信じる? でもやばそうですけどね。何か買わされそうですもんね、なんかね、そういう宗教。

まあまあまあ、何でしょうね、自分自身、堪(こ)らえ性がなかったってことですね。我慢できなくてそういうアクションに出たっていうことなですけれども。だから、これまで散々、政治に対してアクションもおこなわず、アクションも起こさず、興味持たず、おかしいと思わず、自分の人生だけを生きてきた結果、2011年の震災から世の中が少し見えるようになってこんな酷い状況になってたなんて気づかなかったってことですね。そんな自分にがっかりしたし、怒りを覚えた。もちろん政治に対しても怒りを覚えたけどもまず自分自身に一番怒りを覚えたっていう部分だったんですね。本当に遅駆けで申し訳ないっていうか、取り戻します、これを。すいません。変えていくことで責任を取りたいと思います。じゃ、そちらの方。はい。DELIさんじゃないですよね。あ、違います。あ、そちらの方、長い、後ろの方です。すいません。

質問者:
すいません、太郎さん、こんばんは。れいわ新選組いつも応援しております。それで私、個人的ですけれども、今度、衆議院のところで立候補して皆んなと戦い、と思ってるんですよ。それで入党の希望ですけれども、これはどうやって入党の希望出せばいいのか。それと私あの精神障がい者で先ほど言ったものですけども、こちらから精神障がい者でも楽な日本にしたいと、そういう希望をたくさん持ってですね、これからも活動していきたいと思います。それで一応、私、「皆んなの希望」の代表ですけども、入党希望するためにはどうすればいいのか。それを教えてもらいたいのと、あと衆議院、皆んな頑張りましょう。

山本太郎:
ありがとうございます。山本太郎が皆さんからのご質問にお答えをいたしております。精神障がいをお持ちの方、それで、政治にもぜひ参加をしたい、と。で、私たち、れいわ新選組に参加するにはどうしたらいいか、入党という話もありましたけども、基本的にれいわ新選組は、国会議員と、国会議員の候補者というもので構成されるグループになっております。なので、地方議員であったり、というところが、れいわ新選組を名乗ったりとかは、できないシステムになっています、っていう形にしました。無所属でやられてる方々で私たちがその方々に推薦を出すということはあったとしても、その、なんだろうな、地方にれいわ新選組の直々の議員を作り出すという形ではなく、無所属という形でやっていただきながら、じゃないと地方議会にも分断を持ち込むようなことになったりするのは、やっぱり私、違うと思うので。また形が違うと思うんですね、国会と地方はということです。で、一般の方々で、入党したいと思う方々もいらっしゃると思うんですけども、先ほど言いました、100人の候補者を衆議院で立てなきゃいけない、だから、これ、公募します、公募。衆議院で戦い、衆議院を一緒にやりたい、候補者として、という方々、こういう方々も拡げていくために、公募をいたしますので、ぜひ、そこに応募をしていただくという形で、チャレンジをしていただきたいという風に思います。ありがとうございます。

でね、障がい者と言われる人たち、どのくらいいるか、といったら936万人、936.6万人、人口の7.4%。身体障がい者436万人、知的障がい者108万人、精神障がい者392万人、これだけの数いるんですよ。現在、重度の障がい者、最重度と言われる難病のALSの舩後さん、そして重度障がい者の木村英子さん、このお二人が入りました。ということになったら、436万人のうちの代表が2人入ったわけですから、それ以外のカテゴリーの方々も、私は国会に行ってもいいんじゃないかと思っています。皆さんどうですか? 

だって、今日初登院だったのに、初登院する前に国会動かしたんですよ。すごくないですか? もう仕事してるんです。その存在だけで仕事をしている。それがれいわ新選組の2人だと思います。で、一番問題になったことは何かというと、重度訪問介護。要は24時間の介助、介護を受ける、そのサービス、生活するために、ヘルパーが必要です、介助者が必要です、っていうような状況。これ、公的サービスですけれども、除外される部分がある。何か? 通学したり、学校で学んだり、そういう時。他にも通勤したり。他にも仕事に就く。この時間帯は、除外される。だから重度の障がい者が、働きたいと思っても、学びたいと思っても、その時には公的サービスが使えないわけだから、実質これ、障がい者、重度障がい者は働くな、社会に出るなっていうことのメッセージなんですよね。これちょっと変じゃないですか? 私、変だと思うんです。

この中に自分は一生健康で生き続けるだろうと思われる方、いらっしゃいますか? だって、明日、自分が障がいを負う可能性ありますよ。来年、自分が重度障がい者になる可能性、誰にだってありますよ。その時に自分が公的サービスを使っていきながら、しかも生きがいを得るために仕事をできたりとか、生きがいを得るために何かを学べるっていう環境を作っといたほうが良くないですか? 今回、れいわ新選組の2人、舩後さん、そして木村さんがやろうとしたことは、この重度訪問介護、公的サービス、介助者がつきますというものに対して、除外されている通勤通学、学ぶこと、そして勤務時間内、これも公的サービスに含めてくれ、重度訪問介護をそのような制度変更をして私たちを迎え入れていただきたいということを言ったんですね。それで出てきた言葉は何かというと、お前ら国会議員なってたんまり金もらってるくせに自腹でやれや、って言葉になったってことなんです。それ、自腹でやっちゃったとしたら、国会議員としてそれ自腹でやっちゃったとしたら、それ以外の重度障がい者の人たち、自分たちで払わなきゃ働けなくなりますよって、自分たちで払わなきゃ学べなくなりますよって、そんな悪い前例作ってどうするんですか? パラリンピックのホスト国ですよ、ここは。矛盾してません? 

それだけじゃなく、障がい者の権利条約。障害者権利条約。これ世界との約束。条約ですから法律よりも上にあるもの。憲法の次に条約、条約の下に法律。法律よりも影響力がある。力は強い条約で決められた、障害者権利条約。ここには、ちゃんと書かれてんですよ。障がい者であっても、健常者が、健常者と同じように働ける環境を作らなきゃいけないってことですね。健常者が働く時に、お金払って人を雇わなきゃいけないですかってことなんですよ。そんなんないでしょ? 健常者の議員が自分で仕事する時にヘルパーを雇って手足の代わりになって動いてもらうっていう費用かかりますか? かかりません。健常者だからですよね。でも重度障がいを負った方々は当然、手足となる人々を、まずサポーターとして、いなきゃならないってことですよ。同じ条件、同じ同じ条件のもと、働けるようにしなきゃいけないよっていう約束が障害者権利条約なんですよ。で、パラリンピックホスト国のわけでしょ。で、今回の、選挙で二人、重度の障がい者が国会に行ったんでしょ。変わらなきゃダメですよね、変えなきゃダメですよね。

当然の話だと思ってます。だけどそこまでは勝ち取れなかった。国会にスロープができたりとか、投票できないから代わりに誰かに投票してもらえるっていうシステムは、合理的配慮として国会がやってくれた。けれども本当に重度障がい者が必要な、合理的配慮。重度訪問介護サービスの、仕事もその公的サービスでできるようにするってことはなされなかった。だから二人は中に入ってこれから議論を進めていってその道を開くんですよ。たとえあなたが明日、重度障がい、重度障がい負うような状況になったとしても、あなたが公的サービスを使いながら、生きがいを得られる、仕事ができるようになる、この方が良くないですか? どんな状況に陥ったとしてもあなたが生きがいを失わず、人間の尊厳を失わず生きていける社会をつくるのが政治だったら、これやらなきゃダメなことじゃないですか? 無駄な金使うなって方もいらっしゃいます。何をやってんだ、寝たきりの奴らにそんなことをやってって人います。でもあなたがその状況になった時に、同じ言葉があなたに降りかかってくるよって。そんな状況でそんな世界で生きてたいと思いますかってことですよ。

どんな状況に落ちてっても生きてたい、自分が充実して生きてられるっていう社会にしようよっていう、それだけの話ですよ。明日分かんないんだから。来年分かんないんだから。自分がどんな状況に置かれて困ったとしても必ず手を差し伸べてくれる。その存在が国であってほしいし、行政であってほしいじゃないですか。そういう国作ろうよ。そういうお誘いです。そんな綺麗事、通用するかと思っている人もいると思うけど、私は、そういうヴィジョンを持って政治を作っていきたい。それが多数派になった時にはそういう社会ができる、当たり前じゃないですか。今、選挙の中における多数派は何を考えてるか? 企業のための利益を第一に考えている。だからあなたが絞られて企業側に利益がつけられていくんだって、消費税は上がっていく。その穴埋め。消費税上がったってあなたの社会保障に一部しか使われてないでしょて、大企業あげられ、大企業が大減税されて、ねぇ、金持ちが大減税されてそれの穴埋めに消費税、使われてるような使い方されて、あなたのためじゃないでしょって。その裏で何やられてる?つったら、この7年間の間に4兆円以上、社会保障費削られてるよって。踏んだり蹴ったりじゃないかって。変えていけんですよ、すべて、政治で。あなたが変えたいと思うかどうか、それだけですよ。その先頭に立ちたいんです。その先頭に立たしていただきたいんです。

どうせ政治は裏切るだけだろうと思っているかもしれない。賭けてみてくださいよ。一緒にやりましょうよ。

その、一緒にやりたいんですよ。やってみましょうよ。追い出しましょうよ、余計な人たちは。皆んなのための政治をやれるようにしていきましょうよ。でね、今回、れいわ新選組で受かったのは2人だけだった。けれども政党要件は得たわけですから、次の闘い方はずいぶん楽になります。そこに私は立候補して欲しい人たち、いるんですよね。いますか? れいわ新選組の方々。あ、どうぞ入ってくださいよ。ありがとうございます。お声掛けもしないで申し訳ございません。勝手に来ていただきました。熱いメンバーの方々です。どうぞどうぞ順番に。どうぞどうぞ。じゃ、まず蓮池さんから一言いただいていいですか。蓮池さん、辻村さん、そして照子さん。順番に。

はすいけ透:
こんばんは。遅くなりまして、ありがとうございます。本当にたくさんのご支援いただきまして、ありがとうございます。非常に、20日、先月の20日に本当に皆さんから元気いただいて、たくさんの方が集まって頂いて。

聴衆:
元気もらった、ありがとう。

はすいけ透:
あ、ありがとうございます。で、非常な大きな高揚感で新潟に戻りましたら、愕然と、このギャップは何だということ。だって、私の住んでるところは塚田忖度氏が勝ってるんですからね(※新潟選挙区としては塚田一郎候補は落選)。そういうところに帰ってですねー。

ま、どういうギャップを埋めていくのかっつうその課題がまだあるなと。いつまで角さん(※田中角栄)の亡霊にすがってんのかっていう、そういう気がしましたんで、そんなところをも考えていきたいと思っています。

辻村ちひろ:
皆さん、こんばんは。すごい。辻村ちひろです。えっと、本当に皆さんのご支援いただいて、政党要件取れてよかったと思いましたし、何よりも、舩後さんと木村さん、議員になれて本当に嬉しく思ってます。残念ながら私は行けなかった。ですけど、この日本の環境問題、自然保護問題と経済が両立するっていうところをしっかりと訴えていくことを途中で諦めたくない、そう思ってます。ですので、(山本)代表が「おまえはダメだ」って言わない限り、次、衆議院選挙、僕は出ます。

渡辺てる子:
皆さん、こんばんは。れいわ新選組の渡辺てる子です。本当に本当に、皆さんから多くの多くの温かい強い励ましいただきました。今もそのパワー、私の中に残っています。皆さんから、あれをやりましょう、ここに行きましょう、この人と会ってください、いろんなオファーいただいています。ありがたいです。全部やります。全部やります。さあ、お楽しみはこれからです。私、れいわ新選組、渡辺てる子にとって、次(の選挙)出ないという選択はありえません。皆さん、一緒にやりましょうねー。よろしくー。

山本太郎:
はー、元気出た。もう、疲れ切ってたんですけどね。いや、ありがとうございます。てかね、行ってもらわな困るんですよ。そうでしょ? 当事者行くだけで大きく変わる。当然ですよ。1番わかりやすいケースを今、れいわ新選組の2人で見ていただいてると思います。もっと当事者の声を国会の中に届けるためには、まず、前回、叶わなかった皆んなで私も含めてね、皆んな行く。それ以外のメンバーも皆んなで一緒に行く。そういうことやっていきたいんです。もう始まってます。横に繋がってください。横に繋がってください。丁寧にその道のりを皆んなで舗装していきましょ。一緒にやっていくしかないんですよ。力貸してください。

れいわ新選組、政党になってから、もの凄いことになりました。何か? やらしい話していい? やらしい話。前回は、私たち政治団体でした。政治団体の時にできる寄附、ひとりの最高額は年間150万円までだった。けれども政党になって、なんと、ひとり2000万円まで入れられるようになったんですよ。金持ち探して、金持ち。気のいい金持ち。(笑)それだけじゃない、それだけじゃないんです。前、私たち、政治団体だった時には、1円から、1円から、国のルールで個人情報を書かなきゃいけなかった。名前、住所、電話番号、職業みたいな。それが政党になったら、1000円以下は、記入要らないんですよこれ。最高じゃないですか。1円からお受けしますよ、1円から。10億以上、10億以上集めますからね。1円から受け付けています。寄附はあちらで。衆議院選挙に向けて10億円以上集めます。無理しないでくださいよ。無理しないでください。1円でも重ねってって、しっかりと温めていただく、って事も出来ますし。

何よりも、そして、お金だけではなく、実際にあなたの力をお借りして拡げられることがあります。何か? ポスターを貼ること。ポスター。前を作ったポスター、選挙の時ではなく前に作ったポスターがまだ余ってます。これをぜひ拡げていただきたい。今だったらまだテレビで映ってるから、貼りやすいかもしんない。だから、ポスター、1円からの寄附、そしてボランティア登録、そちらです。一緒にやりたいんです。力貸してほしいんです。秋には新しいポスターが出来上がりますので、それまでに何かしたいわって方がいらっしゃったら、ぜひ、ポスター。熱中症で倒れないように。ぜひ、お力を貸していただきたいと思います。

あなたの為の政治をおこなおう。そのために皆んなで力を合わせてやろう。そういう事です。生産性で、人間がはかられる、そんなのやめですよ。働いていようが、働いていまいが、役に立っていようが、役に立っていなかろうが、関係ない。あなたは生きてるだけで価値がある。そんな社会、一緒にくるんですよ。政治で。初めての試みですよ、この国にとって。やってやりましょうよ。あっと、言わしてやろう。デフレからの脱却? 税金だけで無理だっていうんだったら、金、刷らせますよ。当り前じゃないですか。借金してでもちゃんと詫びろって話です。人々の生活を底上げしろ。当たり前です。ただし、インフレ率にだけは注意します。やれる方法はいっぱいある。皆んなの力合わせてやりましょう。ありがとうございます。
渡辺てる子さん!

渡辺てる子:
いえーい。

山本太郎:
辻村ちひろさん! はすいけ透さん! 山本太郎! We are れいわ新選組。
ありがとうございました。ありがとうございました。選挙の時よりもちょっとね、低めのテンションでいきますけどね。すみませんね。ありがとうございます。

しっかりこれから全国まわって繋がっていきますので、もし私たちが行くところの地方にお知り合いとかいたら、まだ繋がってない人いたら、「一回、直接見に行って、直接質問してみ」って。そこで納得いく答えがもしも得られた場合には力貸してよ、とか、そんな形でぜひ拡げていっていただきたいと思います。秋からしつこく冬がくる前まで、ねっとり全国まわっていきます。参加していただけるメンバーがいるならば、その都度、その都度、入っていただいて。もう始まってます。皆んなで拡げましょう。変えていきましょう。ありがとうございました。


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