山本太郎:
こんばんは。大きな音で失礼を致します。ただ今、マイクを握らせていただいてる私は、れいわ新選組、国政政党でございます。先の衆議院選挙で、「もう死んでいる」「れいわ新選組は終わっている」と言われながら3議席を獲得したれいわ新選組。これで全体に5議席になりました。この衆議院選挙で3議席を得る前から国政政党だったんですけれども、なかなか世間は認めてくれなかった。理由は?です。国政政党として認められるためには2つの要件があります。ひとつ、直近の選挙、一番近かった選挙ですべての得票のうちの2%を超えるような得票があったかどうか。そしてもうひとつは5人の現職の国会議員がいるかどうか。どちらかを満たしていれば、これは国政政党として認められます。私たち、2019年、れいわ新選組は2%の得票を超えていたので国政政党だったんですけれども、NHKという某放送局(笑)、そこによると「両方を満たしてないと認めない」というような姿勢で、私たちはとにかくメディアから無視され続けました。そしてこの衆議院選挙で3議席を獲得し、2%以上、そして5人、両方を満たし、これでやっと一人前の政党になることができました。私たちれいわ新選組はバックには大企業、他にも宗教団体、他にも労働組合など一切ついておりません。つまりは何か? おひとりおひとりの皆さんが横に拡げてくださった。友達に声を掛け、家族にも政治の話をし、なんとか1票1票を積み上げていただくことによって、私たちは真の国政政党になることができた。ある意味で今日からが本当のスタート。「日本、変えていくぞ」ってことでやっていきましょうね。ありがとうございます。
今日、国会始まりました。まずこの国会というのは3日間しか開かれません。この3日間ほぼ手続きです。その手続きのための国会が今日開かれて、私たちれいわ新選組、衆議院の新しい3人のメンバーが国会に初登院、初めて足を踏み入れるということでした。本来ならばこの手続きだけで3日間国会、そしてまた閉じて12月からまた国会。そんなことやってる場合じゃないんですよ。もう25年のデフレ、そこから脱却できない。つまりは25年間、この不景気の国の中でコロナまでやって来たというダブルパンチ。大至急、回っていないところにお金を回していくようなことを政府が大胆にやらなければいけないときに随分余裕あるよね、国会の中の貴族たちは。そういうことなんです。一刻も早く積極的な財政出動、国が通貨発行権、お金を刷るということにおいて徹底的に全国にお金を回していく。みんなの生活を底上げして、この国の経済を立て直す、そういう必要があると。まず第一歩、この衆議院。小さな始まりではある3議席ですが、徹底的に私たちやっていきたいと思います。よろしくお願い致します。れいわ新選組代表山本太郎がマイクを握っておりますが、それでは新しくれいわ新選組のメンバーとして国会に足を踏み入れた、その人たちからもメッセージをいただきたいと思います。まずはですね、千葉県です。千葉県からたがや亮、たがや亮でございます。よろしくお願いします。
たがや亮:
皆さん、こんばんは。皆さま方の横に繋がった1票1票で、県を跨いでの1票1票で、なんとか南関東ブロック、おかげさまでなんとか議席取れました。本当にありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。苦節10年、太郎さんとももう8年以上のお付き合いになります。彼の真っすぐな政治姿勢見て、かっこいいな、いつも思ってました。「私も負けないようにいつか」。その思いで今日を迎えております。
私、千葉の外房。北は芝山(町)、横芝光町、南は勝浦(市)。南北に100キロのでかい選挙区なんです。そこは何が盛んかといいますと一次産業。米農家さんとか、あと漁業、それから林業。みんな今、廃れてます。なぜかというと、米の値段が今、一俵当たり9000円。国の試算では1万2000円ないと赤字です。1万6000円でなんとか利益が出る。2万円ないと跡継ぎが来ない。そういう世界です。しかし、なぜそんだけ疲弊してるかというと、補助金を出さない。減反減反、どんどんカットカット、予算がない。みんな赤字なんです。人件費も出ない。それが地方の現状です。ちょっと地方の現状を皆さんにお知らせしたいんです。そんな状況で国が何も助けない。当然、市町村はお金がないんです。どこも貧しい。住民サービスをバンバンカットしてる。その中でまだ国は助けない。これはひとえに皆さん、ずっと私たちが言ってる緊縮財政、これがすべての元凶です。いつから変わったか? 1989年から舵を切られて大転換しました。それまでは緊縮財政じゃなかったんです。あの70年代、60年代の政策、皆さん覚えてますか? 田中角栄先生。まぁ、池田勇人先生の所得倍増計画から始まって、そのあと佐藤栄作さん、田中角栄先生に繋いでった。あのときはどうでしたか? 皆さん。よく覚えてませんか? 先輩方。何をやってたか? 道路を造って地方を豊かにしてった。新幹線走らせて、地方に「人、物、金」を運んでった。そして角栄さんは、「それだけじゃダメだ。社会保障の充実をこれから日本はやらなければダメだ。」そう言って、100年安心年金始まりました。何が良かったか? みんな将来に不安がなくなればお金使うじゃないですか。そうですよね? 皆さん、使いません? 将来安心すれば。使いますよね? そうやって日本の経済、エンジンが動き出して高度成長、そして経済大国になったんです。誰かさんがやってる政策に似てませんか? 「れいわニューディール」に似てませんか? 「コンクリートも人も」、角栄さんのやったことと同じなんです。だから代表はたまに「田中角栄の再来だ」なんてね、言われたりしております。今、もう一回、私たちにその政策やらせていただきたいんです。豊かになる。老後も安心して、老後も安心して暮らせる日本。これを私たちに旗振り役やらせてもらいたいんですよ。よろしいでしょうか、皆さん。いいかな? よろしいでしょうか?
いや、嬉しい。もうね、僕6年ぶり、こんな人の前で。外房は自然が豊かで本当に綺麗なとこなんです。だけども人がいない。車社会。車社会。誰に話しかけてるかっていうと、たぬきさん、ハクビシン、時には海に向かってお魚さんにしゃべりかけてんです。でもこれも角栄さんや小沢一郎先生の教え。しゃべってれば誰かが家ん中で聞いてる、その1票1票を忘れるんじゃないと。これが政治。政治は生活だ。どうですか? 今の政治と比べて。温かくないですか? 血が通ってません? 最高でしょ? これを代表中心、私たちがやりたい、やらせていただきたい。だからぜひ皆さん、次の参議院選挙もう始まってます。1票1票、ひとり3人、3人つかまえるだけで3倍になります。3倍ですよ。600万(票)以上。そうすると6人以上は当選できるんですね。簡単な計算です。ぜひ皆さん、選挙に行かない人と、それかられいわに入れてない人、前回の衆議院選。そういう方にお広めください。よろしくお願いします。話長くなりました。すいません。たがや亮でした。ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。
山本太郎:
ありがとうございます。 千葉の外房から、たがや亮でございました。ありがとうございます。第一次産業、重要ですよ。食べ物ってむちゃくちゃ重要じゃないですか。人間が生きていく上で何が必要ですか? まず空気、水、食べ物。この3つをしっかりと手放さないようにしなきゃいけない。例えばですけれども、大気汚染であったりとか、核事故であったりとか、そういうもので空気を汚染するわけにはいかない。水もそう。そして何よりも重要なのが食べ物、第一次産業。これは食料の安全保障ですよ。そこに関してこの国はどうなってますか? 考えてみれば、海外からの輸入に多くを頼ってしまっている。この国において多くを自給できるような形にしていくためにはどうすればいいのか? アメリカを見習えばいいんですよ。よその国を見習えばいいんですよ。
つまりは何か? 農家が一番、生産者が一番生活が安定するという状況を国が作っていくしかない。当然なんですよ。一番リスペクトされるべき職業。なぜならば国を守ることに直結する、この国に生きる人々を守ることに直結するから。じゃあ、どういうようなことがされているか? 考えてみれば、アメリカの農業予算、そのうちの6割はそういった生産物を買い取るために使われているとも言われている。つまりは作れるだけ作っていいよって。作り過ぎた、でき過ぎたというときには価格が落ちる。でも、その価格落ちた分はちゃんと補償する。逆にできなかったときにも、そこは補填する。でき過ぎたときには国がちゃんと買い取る。そして所得の少ない人たちに食料を配る。一番循環する。そういうことをどうしてやっていかない? 海外から食料でコントロールされるような国になってしまえば、もう終わりですよ。自分たちの食料を40%そこそこしか自給できていない。この時点でおかしい。私たちれいわ新選組は徹底した第一次産業への応援、国による買い取り、とにかく生産者に対して所得を補償していくってことをやっていきたい。そう考えています。ありがとうございます。 続きまして、今日、衆議院で初登院を迎えました。もう1人、関西からです。大阪から。
大石あきこ:
ありがとうございます。
山本太郎:
大石あきこです。どうぞ。
大石あきこ:
皆さんこんばんは。大石あきこです。ありがとうございます。みんなでやりましたね。私、大石あきこといいます。近畿ブロックで比例復活しました。その当選した日は朝の4時50分くらい、まさかの日本最後の議席ですね。465番目の議席として皆さんに、その1議席勝ち取らせていただきました。大石あきこです。本当に、「ありがとうございます」って言ったらダメなんでしたっけ?
山本太郎:
そう。
大石あきこ:
はい。言いたいけど言えない。この皆さんの取った1議席フル活用して、国会でこれからみんなで暴れていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。言いたいことをスライドにまとめてきましたので、スライドを使わせていただきます。大変失礼致しております。大石あきこと申します。
山本太郎:
あのね、もともと大阪府で職員として働いてたんです。公務員だったんですよね? けれども、やはりこのままじゃまずい、大阪が壊れる。維新政治、まさにこの橋下徹さんが府知事を務めていらっしゃるとき、一番勢いのある一番人気のあるときに、直接、橋下さんにかみついた職員なんです。
大石あきこ:
はい。「どんだけサービス残業やってると思ってるんですか」ってかみついた職員、それが私です。
山本太郎:
速過ぎて聞こえてないかも。「どれだけサービス残業やってると思ってるんですか」と、かみついたということですね?
大石あきこ:
そういうことです。 スライドが使えるようになったので。そういう大石あきこと申します。衆議院議員になりました。れいわで全体でこのような感じですね。山本太郎、当選致しました。たがや亮、当選致しました。そして大石あきこ、当選致しました。これもう本当にみんなの力で、これだけの21人の候補者の仲間みんなで、そして今ここにいる皆さん、全国の皆さん、私でいうと近畿ブロックの、もうみんなが見えないところで必死に努力してくださって、それでもぎ取った奇跡の3議席。奇跡ですけれども、これは他でもない本当に皆さんの努力、私たちみんなの努力によって、市民選挙で勝ち取った、そういう3議席。すごく重いものだと思います。頑張ります。本当に自分のことのように、これは私の、大石あきこの選挙のときの写真ですけども、自分のことのように活動を支えてくれた全国のボランティアの方々がいらっしゃいます。ボランティアの市民選挙の歴史的な勝利だと思ってます。ここから新しいステージですけれども、この歴史的な勝利、どんどん拡げていきたい。他の、これからの選挙でもどんどん拡げていきたい。ここに勝利の道がある。そう確信しております。
私たちがれいわ新選組として選挙期間中も前も訴えてきたこと、「れいわニューディール」。積極財政で国のお金いっぱい使って、あなたの暮らしを底上げしていく、それがこのあらゆる社会問題を解決していくんだ。そういう「れいわニューディール」。いよいよ実現するステージに入ったと思ってます。自己紹介ですが、私はこの写真が私が30歳、13年前のときで橋下徹さんという方が大阪に、大阪府知事に最初になったときに立ち上がって抗議したのが私と。このときから自分の戦いは終わってない、ずっと同じ戦いを続けている。そう思ってるんです。
これはどんな戦いなのか? この国では25年間であなたの所得が、みんなの所得が減ってるんだ。この問題が全然終わっていないんです。これ、25年間で中間層の所得が、年収がどれだけ減ってきたかというグラフですが、25年前、中間層、まぁ所得の中央値というんですけども、一世帯の年収545万円あったのが直近の2019年で437万円。108万円も年収が減っている。これ、皆さんが同じ努力してたら、25年前だったら年収が108万円高かったって、そういうことじゃないですか。おかしいじゃないですか。この状況、これなんでもたらされたのかっていうところが、私の戦いが終わってないとこなんです。大きな原因は非正規雇用。どんどんどんどん非正規雇用に置き換えていった。それの、その突撃隊みたいなのが橋下徹さんだったんです。公務員ぶん殴って、実は民間の働いてる人をぶん殴ってる。公務員も引きずり落とすし、あなたも引きずり下ろすからねっていう。そのために公務員を殴りつける。そういうことをやってのけて成功した方だから。それが今なお、大阪で維新が躍進したわけですから、この戦い全然終わってない。私はこの戦いに勝って、皆さんの望む人すべてに安定した雇用、当たり前に安定した雇用を1000万人増やす。そういうことをやっていきたいと思ってます。
そしてもう1個。ありがとうございます。もう1個、この所得が落ちてきた大きな原因としてはそのデフレ不況。消費税は大きな悪さをしてます。消費税がどんどん上げられるたびに、消費税が上がったら私たちは物を買う力が失われ、物を買う力が失われたら、この物やサービスの生産が少なくなり、そしたらやっぱりお給料が減ってしまう。この悪循環の中で、非正規雇用と合わせて働く人やいろんな方の年収が減ってきた。わざと減らされてきた。腐った政治によって減らされてきたわけですから、私たちが政治を取り戻して逆回転させていくんです。それが「景気爆上げ大作戦」であり「れいわニューディール」。これ、ぜひ実現させましょう。こういうことです。だからやっていかなきゃいけない。こういうことです。まだマニフェスト、ぜひこれからも見てほしいんです。一例としては「コロナ脱却給付金」「子ども(児童)手当(毎月)3万円」「消費税廃止」「社会保険料負担軽減」そして「安定した雇用1000万人」「介護・保育の月給10万円アップ」。当たり前にやるべきところが奪われてきて、なんと年収108万円も減ってるわけですから、これ直していかなきゃいけないんです。
岸田政権が何やってるかですよね? さすがに人々の怒りに押されてヤバい。なんかいろいろ、コロナ給付やりますとか、介護・保育の賃上げやりますとか、そんなこと与党なのになんで選挙の公約にしてんねんと。サッサとやれよと。殺す気か。そういう状況でしたよね? はい。で、選挙が終わって、選挙が終わってこれ、こんなこと言ってたのどうなっていくかっていうことなんですけども。介護のお給料上げるよって言ってるんですけど、これが11月9日、昨日のニュースです。上げるんだってよ。なんと月1万から5000円。足りるわけないやろ。何考えてんねん。はい。でもね、一部の野党の方々は自分たちが求めてた政策が、自民党がパクッたみたいに言っちゃうんですけども、これ、どこパクってますの? だって今、介護の職員って月給で8.5万円も全産業平均よりも低いんですね。ま、この統計では7万円とされてますけど、この差額を埋めないと介護の危機、また保育の危機というものを乗り切れないのに、野党がこれパクられた言うててどうするんですかっていう話ですよね? だからやっぱりれいわなんです。れいわはこれ見て、「おいおい、足りるわけないやろ」ってまずは突っ込むんですよ。だからそういう政党を拡げていかなきゃいけない。そうですよね。ありがとうございます。はい。他にもいろいろあるんですよ、給付金とか。えー何? 18歳以下に10万円相当の給付金とか、ええ? 年内に現金5万、来春、春頃に5万円相当のクーポン配布? いや、足りるわけないやろ。間に合うわけないやろ。何を考えてんねん。
で、昨日Twitterでトレンド入りしてましたね。みんな怒ってるんですよ。「#クーポンやめろ現金配れ」っていうハッシュタグでTwitterデモ起きてたじゃないですか。ねぇ。みんなれいわじゃないですか、これ。はい。でね、もう自民党・公明党政権への怒りが「こんな自民党はもうダメだ、ここは維新に」とかいっちゃってるんですよ。違うんですって。待ってくださいっていうね。もうこれ10年やって、自民・公明・維新は結託、利権集団になってます。資本家を優遇、菅政権と蜜月で解雇規制緩和。もう非正規雇用に溢れてるのに、もうお前らもう十分やっただろうと。なのに「まだまだ首を切りやすくするで」そんなことを公約に掲げてます。そしてカジノを推進しています。こういう内需っていうものが、先ほど108万円年収が減ったというように、私たちが物を買う力減ってるのがこの社会の元凶にもあるにも関わらず、それは放置と。もう「少子化なるんですわ」「内需は減るんですわ」、それありきで外需、外貨に飛びつく古い経済政策、それがカジノとかですよね。こんな古いものに入れたらダメなんです。でもなんか新しいってついてるから入れてしまうんです。ちょっと待ってくださいっていう。
はい。これありましたよね。10月31日、山本太郎代表の呆れ顔。今、これ橋下徹がなんかいきなり選挙特番で山本太郎をぶん殴ってくるっていう、そういうシーンなんですけども、もうトンデモ理論でぶん殴ってきたっていう。もう驚きました。この橋下徹さん、いまだに国にお金があるはずがないと。庶民から税金搾りたくて搾りたくて仕方がない。そういう、それで逆ギレして、もう山本太郎にぶん殴りかかってきて、完全論破されるっていうね。恥ずかしいことやってました。でもまだこの人、テレビに人気なんですよね。これを大阪で、これ、私は倒していきたい。皆さんのお力借りてこの内需を捨てる男にぶん殴り返して、れいわに変えていきたい、世の中を。
「れいわニューディール」、橋下徹さんとかそういう新自由主義の方とは全然違います。財源は国のお金です。だから、すぐできます。貧しい人、普通の人から搾り取る必要がありません。「お金ないやろ」とか言うんですけど、判断基準は実体経済ですよね。日本はすごく生産力高い社会、供給力が十分ある社会じゃないですか。この辺の、ここのお買い物行っても物は溢れてる。だから誰も路頭に迷う必要なんか全然ないじゃないですか。ないのに需要というものが低くなってしまって、もうみんなの物を買う力が低くなって、路頭に迷う人や、孤独に亡くなっていく人、悲惨なニュースが絶えません。だったら解決すぐできますよね? 私たちの物を買う力、上げるんです。そうすればいろいろ解決するんです。だから判断基準は実体経済。ま、こういった説明してきましたけれども、こういったことを、経済政策を、これからいよいよ実現していきたい。国会で私も全力で頑張りますので、引き続き皆さん一緒にやりましょう。面白い政治を一緒にやっていきましょう。ありがとうございました。大石あきこでした。
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組の、言うことを聞かないうちの1人でございます。大石あきこです。ありがとうございます。大石あきこが言ってました介護・保育、これは需要はあるんですよ。あるけれども、そこに対して供給という部分でスタックしてる部分がある。何に対して足止めがされてるかというと、やはりそこで働く人々があまりにもひどい扱いを受けてるってことですよ。現場の良心だけで支えられてる。これだけ需要があるのに。だって高齢化社会なんでしょ? 加速するんでしょ? ってことは介護を手厚くしていかなければなりませんよ。そしてもうひとつ、少子化が問題なんですよね? そうであるならば、たとえシングルという状態であったとしても、不安なく子どもを育てられるようにしなければならない。
その両面から考えたとしても、この国の課題、まさに象徴している分野じゃないですか。そこで働かれてる方々、全産業平均で100万円以上給料が少ない? むちゃくちゃじゃないですか、やってること。そこに対して、しっかりと手当てをできるのは国だけですよ。で、その国が「5000円から1万円、給与上げたるわ」って。何様やねんって話なんですよ。いい加減にしろなんですよ。いつまで現場の良心に頼り続けるんだ。いつまで現場を踏みつけたら気が済むんだ。崩壊しますよ。だからこそ、しっかりとそこに処遇、しっかり手当てをしていかなければならない。その先頭にも立って参ります。大石あきこでございます。ありがとうございます。
財源どうするんだ? 一番の問題ですよね。でも、税が財源だと思われてる皆さん、ごめんなさい、間違いですよ。そうではありません。国家には通貨発行権がある。国にはお金を作り出すという力があるってことです。それを一般の皆さんと同じような感覚で、「国の借金、自分の借金、同じことだよね」っていう考え方自体が大きな間違い。基本が全く違うんですよ。お金を作る側、使う側、全く違いますよね。国と皆さんとでは対照、それぞれの形が全く違うものだってことです。国はお金を作れる。じゃあ最大限どこまで作れますか? 年間で200兆円近くであるならばお金を作り、足りていないところに出していける。これは参議院の試算からもはっきりしています。つまりは何かというと、消費税だってやめられる。介護・保育に対してしっかり手当てもできる。そして生産者に対しても生活を底上げし、その所得を補償することができる。
これまでの25年、なぜこの国は世界で唯一、不況から脱出できていないか? 簡単なんですよ。国がしっかりと経済政策として、足りていないところにお金を作り、それを流し込むということをやってこなかった。やってきたことは何か? 自分の近いところだけ金流す。自分の得になる組織票、企業献金、いろんなものの、そういう自分の得になるところにしかお金流さないっていう国を作り上げちゃったんですよ。結果どうなったかって? 生活苦しい、喘ぐ人たちが多くなっていく。でも都合いいんですよ。目の前の生活で精いっぱいの人たちが政治に深く関心を持ち、政治的な行動なかなかできないですよね。自分の生活だけで精いっぱいなんだから。逆に言えば無関心、逆に言えばそういうような政治に対して距離を置くという人たちを一定作り上げれば、向こう側の勝ちなんですよ。50%近く、今回の選挙で言うならば45%が投票を棄権するような世の中を作っていけば、これほどコントロールしやすい、コントロールが完了したというような社会、そういうようなことが当たり前に私たちの目の前に現れてしまう。この国のオーナーの45%が諦めてしまう。そういう社会はもう作られちゃってんです。これ逆転するためには、この国のオーナーの皆さんにここ一発ってところで勝負してもらわなきゃいけない。この衆議院選挙では勝負かけていただいた。それによって市民の力で3議席が登場した。来年の参議院(選挙)、もっと大きな勝負していきましょうよ。徹底的に空気を読まない、空気は読めるけど読まないという、そういう勢力を国会の中に送り込んで、徹底的に必要なことを、永田町の論理に流されないという集団を拡大さしていただきたいという思いで、今日もマイクを握らしていただいております。ありがとうございます。
ここからなんですけど、皆さんから直接ご質問をいただいて、それに対して私たちがお答えをしていく、そういうことに入っていきたいと思うんですけれど。その前に、今日、おそらくマスコミの方も若干来てくださってんのかな? そういう方々がいらっしゃったら、まずはマスコミの方にマイクをお譲りし、その後に皆さんにマイクをお渡ししていくような流れにしましょうかね。どなたかマスコミの方? 優先的に。じゃ、御三方、挙げられてるな。じゃ、順番にいきますか? もしもし、マイクフォローの方お願いします。
記者:
France10の及川と申します。3点お伺いできればと思います。1点目が、山本代表は物価上昇率を見てお金を刷るということでしたけど、スタグフレーションで物価が悪い上昇をしてしまってる、まぁコアコアCPIで見ればお金は刷れると思うんですが、スタグフレーション下でのお金の刷り方についてどうお考えか。私はコアコアCPIを基準にすべきだと思ってます。もう1点目が子どもワクチン。12歳未満の子どもへのワクチンをどうお考えかということと、3点目は、前回の参議院選挙、東京選挙区だけ候補者を立てましたが、東京選挙区、大変重要な選挙区ですが、候補はいつくらいを目処に立てるおつもりか。以上3点、お願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。ご質問いただきました、マスコミの方から。ありがとうございます。まずはですね、私たち積極財政、この財源どうするかっていった時に、税ではないよ。25年の不況の中にコロナまでやって来た、このときの財源はもちろんこれは国家の通貨発行権、国がお金を刷る。簡単に言えばそういうことだってことを言ってます。そこの上限として何を見ていくのかということに関して、インフレ率という話だと思います。あくまでもそれは目安に過ぎません。そしてインフレの質というものが一番重要だと思ってます。つまりは何かというと、当然、賃金が上がっていきながら社会にお金が回り、賃金が上がっていきながらこの需要と供給のバランスの関係でインフレになっていくということなのは、私、健全だと思ってます。一方で今、世界の中で始まっている部分、それは何かというと、おそらくコストプッシュだと思うんです。コストプッシュ型のインフレ。つまりは何かというと、例えば原油価格が高くなる。他にも、例えばですけれども、コロナの最中から今ちょっと緩和されているような状況の中で、人手が足りていないとか。他にも輸送面に、これ、人がかえってきてなかったりとか、ドライバーが不足しているとか。そういった部分の、ある意味で原油価格の高騰などに関しては、私たちからどうすることもできませんね。こういうところを、私たちがお金を増やしていくって言われるところの上限にはしていかないってことです。
おっしゃる通り、例えばそのCPIで見るならば、コアコアで見たりとかっていうことも重要になっていくんだろうと。とにかく私たちは、まぁこれですね、物価指数、CPI、3種類あるねっていうような話ですね。その中で今、コアコアっておっしゃったのが、生鮮食品及びエネルギーを除く総合、みたいなところで見ていく必要があるだろうと。例えばですけれども、今みたいな状況の中で、その原油価格が高騰したりとか、いろんな世界から輸入してくるような資材が高騰しちゃってて、これが物価上昇に繋がっていってる。例えばですけれども、ポテトチップスの値段がこの先ね、10%近く上がってしまうとかっていうのはニュースも流れてると思うんです。でもそれっていうのは私たちが目指すべき、社会にお金が回り賃金が上がっていきながらの、これはインフレが上昇していくという局面ではありませんから。全く関係のない話だという風に思ってます。コストプッシュっていう部分でのインフレっていうのは含まない考え。そういうことです。ありがとうございます。
大石あきこ:
あ、はい。そうですね。
山本太郎:
補足があれば。
大石あきこ:
さっきのスライドで出した、判断基準は実体経済という、私はそれを大事にしてます。今、代表が説明した通りと思うんですけど。逆に言うと原油が高過ぎて、もう言うたら消費税プラス乗せくらいの、生活に悪影響があるわけですから、これ誰の責任なの?っていうのが政府の責任として、そういう原油が、ガソリンが上がるとか、燃料が高いっていうことに対して、穴埋めをしなければいけないんじゃないかなぁという風には思います。そういった形でまともな大事なことは、私たちこの国で必要なものをちゃんと生産する力を整え、その享受、その供給力の享受を私たちが得るような、そういうバランス、経済ってものを取り戻していくということにあると思うんですね。指標というのはその後についてくるものですので、指標に凝り固まるよりはそういったバランス、介護の供給が少ないんならそれを増えるようにやろうよ。需要が少ないんならそこにお金配ろうよ。生きた経済として物を見て、原油が高過ぎるんやったら国が補填したらいいじゃないですか。そういう見直しをやっていって、私たちの、その人々の経済っていうとこで困らないようにするっていうのが、本来の積極財政だと思いますので、まぁ補足といいますか、判断基準は実体経済じゃないかな。そのうちのそれを測る指標のひとつがインフレ率だったり、コアコアを使うかとか、そういう話になると思います。ありがとうございます。大石あきこでした。
山本太郎:
ありがとうございます。そういった何かしらが、例えばですけど原油価格の高騰であったりとか、私たち、私たちが直接産油国ではないので、それをどうしようもないわけじゃないですか。そこに関して、一定の価格が上がっていくってことに関しては、国からの補填が必要なんですよ。それやらなきゃ、これまでだって苦しいという状況が続いてたのに、そこにさらに皆さんに対してムチを打つことになります。 だからこそ今みたいな状況、原油が高くなっちゃってガソリンも大変ですね。そればかりじゃなくて石油関連の製品っていうのも高くなっちゃうし、それ以外にも先ほど言ったポテトチップスだったり、いろんな物の値段が上がっていく。賃金上がってないのにそういう状況ってことを考えるならば、じゃあ皆さんへの負担を国が少なくするしかないんですよ。
例えば何か? 消費税廃止しかないじゃないですか。消費税分引かれるとなったら助かるでしょう? そういうことなんですよ。そういう調整を行っていくのが経済政策なんですよ。他にもありますよ。例えばガソリン。ガソリンだったら今おそらく国民、そして維新という会派が、この先、トリガー、トリガーですか、トリガー条項的なこと。要はもともとの本則の税率から暫定税率、要は倍になってんのかな、これを倍になった部分を減らそうよって話なんですけど、そんな細かいことやらんでいいねん。ガソリン税自体、今やめたらいい。そう思いません? ガソリン税やめた上で消費税もやめたとしたら、これずいぶん助かりますよ。こないだ一瞬、離島に行ったんですけど、レギュラーガソリン180円超えてましたよ。むちゃくちゃでしょ、そんなの。生活できませんよ。もちろん都心ということであるならば、交通網発達してます。電車に乗ることができる。バスに乗ることができる。いろんな手段があるけれども、(離島は)車がなければ動けない。(地方は)特にそうじゃないですか? どうですか?
たがや亮:
その通りです。大体60円くらいなんですよ、ガソリンの税金というのは。さっき言ったその暫定のやつ、消費税入れて30円、本税が30円、合わせて60円。この60円カットすれば、まあまあもともとのガソリン(の値段)になるわけです。だからなぜやらないのか、助ける気がないんです。我々の世界はですね、車社会なんですよ。もう本当に困ってます。一家で2台くらいみんな持ってますからね。それからさっきコストプッシュの話ありましたけども、もっと怖いことが今、起こってます。さっき食の安全保障と言いましたけども、大豆、例えば。だいたい自給率3%なんですよ。今ね、入ってこなくなってんです。中国とアメリカが直接貿易をやるようになっている。前は日本に経由してアメリカ、アメリカから日本、中国、そういう流れだったのがすっ飛ばされている。木材もそうですよね。木材も倍になってませんか? あれもコンテナが入ってこないからです。3%ってことは、もう入らなくなったときに皆さんの食卓に何が起こるか? 納豆、お豆腐、食べらんなくなるかもしれないですよ。そういうことを考えないで、農業ほったらかし。そして木材も林業もほったらかし。もう、見てください、杉。孫や子のためにって言ってね、おじいちゃんおばあちゃんたちが皆、植えたんです、昔。今もうほったらかし、林業をね、廃れさせちゃってるんで、木が痩せちゃって、節は出て、売りものにならない。林道もなくなってんですよ、林道も。だから重機も入らない、木を切り出せない。そんな状況まで一次産業ボロボロにされてます。ということで、コストプッシュでは、さっき言ったエネルギーだけじゃないです、物が入らなくなることで高騰していく。そういうこともあるんで。はい。以上です。
山本太郎:
ありがとうございます。国内での生産体制ってものを強化していく、これ一番重要なことだと思います。もちろん作れる物、作れない物はあるでしょう。でも一番困ったときってどんなときでした? マスク、どうでしたか? 海外に生産拠点があるばかりに皆さん、マスクお困りになりましたよね? 結果、マスクは転売ヤーなどが、もうとんでもない高額で取引するような商品になっちゃった、一時期ね。つまりは何かっていうと、国内に回帰させていかなきゃダメなんですよ。海外にいろいろ逃がされた物たちを、この国内で多くが賄えるという状態にこれからしていくしかない。私はそう思います。
当たり前じゃないですか。輸入に頼るということは、何かしらの要因によってそれがストップされてしまえば、国内困ってしまいますよ。もちろん、中には手に入らない物、私たちの国内では作れない物もあると思います。でも、それに限らず、それ以外の物でしっかりと国内に産業を回帰させていく。それによって雇用が生まれる。国内で経済をしっかり回していく。だって私たち、内需国なんでしょ? GDPの6割、これが個人消費なんでしょ? 一番大きなエンジンを大胆に動かしていく、そのためにもそういった施策必要だと思ってます。れいわ新選組と申します。ありがとうございます。で、まだありましたね。子どもにワクチンを打たせるのどうかってことですね。これ、私ね、大人のワクチンという部分に関しても、あまりにも万能だと思い込み過ぎてる人たちが多過ぎると思います。つまりは何かって言ったら、ワクチン打ったらスーパーサイヤ人になれるみたいな感覚の人たち。
でも違いますよ。ワクチン打っててもうつるんだから。イギリスなんかでも2回ワクチンを打ちましたって方々、もうこれ、70%超えてるわけですね。けれども毎日のように何万人というような感染者が生まれている。つまりはワクチンを打ってたとしてもかかるもんなんだっていう大前提、これがあまりにも共有されていない。私はワクチンをみんなに忌避しろっつってる話じゃないんです。打つ人、打たない人、それぞれよく考えて打てるように、国からは例えば副反応であったりとか、しっかりとした情報が皆さんに行き渡るようにしながら、一人ひとりの判断を尊重されるべき。当たり前です。そういう建て付けの元にこのワクチン、打つっていうことになったんですから、それが根本なんです。出発点なんですよ。
で、一番言えることは何かっていうと、ワクチン打ってたとしてもこれはかかるものだというならば、一番やらなきゃいけないことは、皆さんが望めば全国のコンビニで受けられるレベルの、私はPCR検査。無料で何回でも受けられるよ、1週間のうちに2回でも3回でも受ければいい。そして自分は今かかっていないねってことを確認しながら、自分の行動を決めていく。もちろんその情報は行政、国というものもシェアをしていくっていうような形が、私は一番これ、合理的なんじゃないかなって思うんです。いかがでしょう? なのでそういった意味で、子どもたちにワクチンを強制するようなことは、私は避けなければならないと思ってます。一番やらなきゃいけないこの感染症の基本のキ、それを考えるならば、やはり頻回検査。これを無料でしっかりと受けられる、そういう形を形にしていく以外ないだろうと、そう思ってます。
もうひとつありました。参議院選について。来年の7月、参議院選挙があるんですよ。で、その参議院選挙に対して私たちがえっと、どれくらいの数を立てるのか?って話でしたっけ? もう一回マイクをお渡ししていいですか?
記者:
特に東京選挙区。まぁ今回、渡辺てる子さんが比例で出たんで、渡辺てる子さんなんか東京選挙区、候補者としていいんじゃないかなという気持ち、願望を持ちながらでの質問でした。
山本太郎:
ありがとうございます。参議院選挙って衆議院選挙とまた違うんですよね。衆議院選挙ってどんな感じでしたっけ? まず選挙区、あなたのお住まいになっているエリアで代表者1名決める。で、続いて、例えば東京だったら東京ブロックという広い範囲で自分の支持している政党を投票用紙に書く。こういう感じだったんです。参議院は違います。東京全体のエリア、そこで6人の国会議員を生み出すことができる。ある意味で私、こういう選挙を、なんだろうな、小選挙区制というかこういう中選挙区制的な、あの中選挙区制的な、あのなんだろうな、選挙ってのが、本当は一番皆さんの投票行動が無駄にならない、そういう戦い方だと思うんですね。理想的。それが東京では6議席。で、続いて神奈川では4議席、これがプラスワンされる。まぁ、そのプラスワンされる部分は任期3年かな? とにかくそういうような複数の選挙区ですね。複数立てるよ、複数の議席が生まれるようなところには私たち進んで立てていきたいと、そう思ってます。そこにおいては当然、ここ東京も私たちの候補者が立つことになるであろうことは間違いございません。はい。ありがとうございます。れいわ新選組、れいわ新選組代表山本太郎、そして大阪から大石あきこ、そして千葉からたがや亮。3名が国会議員となりまして、皆さんにこのような形で受け答え、質問の受け答えをさせていただいているところでございます。まずはマスコミの皆さんにマイクを譲っているところです。他いらっしゃいますか?
記者:
お疲れ様です。インターネット報道メディア、IWJのハマモトといいます。よろしくお願いします。コロナ、新型コロナウイルスワクチンについて質問致します。厚労省の資料によると10月3日現在、ファイザーとモデルナ両社のワクチンで合計1255件の死亡事例が報告されています。そのうち情報不足などにより、ワクチンと死亡との因果関係が評価できないというケースが1248件となっています。具体的にどのような情報が不足しているのかについて、弊社も大臣会見などの機会を通じて質問していますが、要領を得た回答は未だにもらっていません。また、前厚労大臣の田村(憲久)氏は会見にて、政府はワクチン接種を努力義務として積極勧奨しており、接種をする、しないの選択は自由であるわけではない旨の説明をしております。自由でないとすれば、ワクチン接種の副反応における健康被害、及びその最たるものである死亡事例に関する補償は政府の義務であると考えます。ワクチン接種後にお亡くなりになった方々には、その死によって経済的、精神的ダメージを被っている肉親の方などの関係者がいるはずです。その方々への手当てが必要だと考えますが、山本代表の現状認識をお聞かせください。よろしくお願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。ワクチン、このコロナに対するワクチンに関して努力義務ということですね。努力義務っていうのは何かというと強制ではありません。強制だったら強制になってるはずです。はい。その上で厚生労働省、その役人ではなく政治家に聞いたってことですか? 三役の人に聞いたってこと? 誰に聞いたんですか?
記者:
田村大臣。
山本太郎:
ああ、なるほど。
記者:
と、現在の後藤(茂之)大臣。
山本太郎:
なるほど。まぁすっとぼけた野郎どもだなって話です。言葉の意味がわかってないのかって話です。おそらく、製薬会社から金でももらってんじゃないかっていう疑義が上がりますよ、それ。だって努力義務ということは当然、打つ、打たないに関してはそれぞれの判断に委ねられる。当たり前のことです。それに関してそんな自由な話じゃないんだっていうことを言い出すっていうのは、あまりにも意味付けとして、これ、後付け過ぎる。それでも強制的に打たしたいんだ、ということであるならば、これは別の意図があると読むしかないよな、そう思います。お話の中ではこのワクチン、これってやっぱり引きが強い、何かしら。私なんて自分自身で引きが強い人生だなと思ってんですよ。なんか、良いことも悪いことも必ず地雷を踏んじゃうような人間なんで。特にこういうワクチンというものに関しては、大きな副反応っていうものが自分の中で起こりそうな気がすると。やっぱりそれ引き当てちゃうようなところがあるんで、非常に自分の中で慎重になってます。で、実際にお亡くなりになった方いらっしゃいます。私の周りにもそういう方いらっしゃいます。それを考えるならば当然、それぞれがしっかりとした、どういう副反応があって、というようなその情報ですね。ワクチンによってどのような反応があったのか、打つ打たないをはっきりと決められるための情報、そういったものはしっかりと開示されていくべきですけれども、なかなかそこら辺がスムーズに開示されてるような感じがしないというお話ですね。
で、一方で、その打たれた方の中でこれはワクチン由来なんじゃないかということを、もしも感じられた方に対しては私はもう、先もって補償していくべきだろうと。要は政治によって判断されるというようなね、要はこの人は副反応によって命を失われたとか、何かしらの健康的な状態からそうでない状態になってしまったとかっていうことのジャッジがなされるまでって、どれだけの時間かかりますか?ってことです。認めたくないに決まってんだから、作ってるほうは。それを考えるならば当然、疑いという状況が出た時点で国はフォローしていくべきだろう、という話だと思います。はい。副反応、これをジャッジを待って何かしらの手当てがなされるのではなく、その副反応の度合いであったり、そういうものを見ながら、疑いとしながらもしっかりと支えていくっていうことをやらなければ当然、かなりリスクがあるものだね、というような見解を持つ人たちが増えてもそれはしょうがない。国が打ってほしいと思うならば、おそらくそこまでの体制を敷く必要があるんだろうと私は思います。ありがとうございます。他いらっしゃいますか? どうぞ。
記者:
よろしくお願いします。ありがとうございます。韓国のインターネットメディア、オーマイTVの ニシダと申します。2つあります。1つは、山本代表はこれまでの非常に鋭い国会の質問で、韓国のいわゆるキャンドル市民、リベラルな市民の中では非常に有名だったわけですけども、今後、お2人当選された、更にお2人当選されたことで、チームとして戦略として国会の質問で考えておられることは、例えばどこの委員会に入ろうってこととか、検討されていることがあればお聞かせください。もう1つはコロナの今の日本の減少についてなんですけども、これが韓国の市民は疑問を持っています。日本で非常に今、コロナが感染者数は非常に減ってるわけですけども、政府の見解ではワクチンの効果ということになっています。しかし日本と同じように接種率の、ワクチン接種率の高いヨーロッパや韓国でもそんなに減っていないと。なぜ日本は、検査数は相変わらず低いんですけども、死亡者数も、それから重症者数も感染者数も減っているのか、もし見解があればよろしくお願いしたいと思います。以上です。
山本太郎:
ありがとうございます。ワクチン一本槍(やり)ってのは非常に危険で不安定な、私は、戦略だと思っています。何よりもワクチンが出る前から国内において、このコントロール、しっかりとこのコロナをコントロールできているような国もありました。ある意味でこれ、コロナをしっかりとコントロール下に置けた国ですね。そういう国々もありました。もちろん、外からの侵入によってそれが破られるということもあるんですけれど。で、一方でワクチンが出てきました。で、そういったワクチンが普及しているような国であったとしても、必ずこれ、検査ってものも併用してません? ワクチンがあるから検査減らしていいって話じゃないんだよってことです。だから両方の構え、ワクチンも必要なんだっていう考えがあるんだったら、それはそれで必要な人は打つということは認められていいだろうと。一方で、そのワクチンがあるから検査の数を減らしていいとか、そういうことは絶対にやっちゃいけない。両輪ですね。常にそういう姿勢でやっていく必要がある。そしてワクチンに対して何かしら危機感がある人に関しては、これはしっかりとその検査というところで自分の現状を知るということをできるっていうような体制、これはそういう形でやっていくしかないと思うんですね。けれど、そうはなっていないっていう日本の今の状況を考えるならば、そこをやっぱりやっていく以外方法がない。遅かれ早かれ第6波は来るだろうと言われている中で、これを早く体制として作っていく必要があるんですけど、残念ながら野党側が多数派にならなかったっていうことを考えるならば、かなりちょっと、そこら辺も、どちらかというと後退したといいますか、前進はしない感染症対策ってことになっていく可能性があると思います。そこら辺をやっぱりしっかりとつついていく必要があるだろうなという風に思います。それが一点と… ごめんなさい、ワクチンの件ともう1個、何かありましたね? 委員会や。ありがとうございます。なんなんですか、日本の国会が韓国でも見られてるってことですか?
記者:
山本代表の国会の中継はかなり、いわゆるキャンドル市民というデモに来るような市民の間ではとても有名です。
山本太郎:
そうですか? ありがとうございます。まぁ投票してもらえないのが痛いところですね。でも日本も韓国も抱えている問題っていうのはそう大きく違わないと思うんですね。やはり一握りの人間たちという部分に利益がどんどん吸収されていってしまって、多くが貧しくなっていくっていうところに対して、韓国はその権力たちを倒していく、市民の力で倒していった、というようなこれまでの歴史もありますから。ある意味で可能性を感じさせてくれる部分だとは思うんですけれども。日本はこれからだな、そこはこれからだなと思ってます。で、国会の委員会に関してなんですけど、たがやさんいいですか? 国会内での各会派、例えば自民党とか立憲民主党とか私たちれいわっていうところの間で、いろんなやりとりをするわけですけど、そこにたがやさんが出席してたんですね。で、そのときの様子でどんな委員会を渡されたかってことをまず話していただいて。
たがや亮:
そうですね、野党理事懇談会というのがあるんですね。それは各派協議会っていう、自民党さんからみんなが集まるところ、その前段階で野党だけが理事が集まって協議をする場所なんですけども、とてもとても委員会が開かれない委員会ばっかり、3つくらいポストが来たんです。ちょっと待ってくださいと。「ちょっと代表と相談して、こっちの欲しいポストもリクエストしますので、ぜひお諮りいただけないか」ということでお願いをしたところ、 代表から説明しますか?
山本太郎:
ちょっと加えていいですか? で、最初に私たちが「君たち、これね」って渡された委員会が、本当に「いい加減にしろよ」っていう内容だったんですよ。どういうことかっていうと、例えば年に何回か、1回開かれるかな? 2回開かれるかな? というような委員会。例えば懲罰委員会。国会議員がなんかやらかしたときに、その人にどういう罰を与えるかっていう部分を話し合うような委員会とか。あと行政、なんでしたっけ? 決算の行政監視委員会。
たがや亮:
そうです、決算行政監視委員会。
山本太郎:
だから決算の時期に開かれる、まぁだから9月くらいですかね?
たがや亮:
そうです。
山本太郎:
ね。っていうような開催のっていう、ほとんど出番ないような委員会を私たちにわざわざくださったっていうかね。
たがや亮:
ありがたいことに。
山本太郎:
「余ったから、これ君たちに」みたいな。「いや、いいんですか、こんなに? ずっと暇になっちゃうじゃないですか」みたいな。そういう、非常になんかこう、ねぇ。
たがや亮:
毎日、演説やっとこうかって。
山本太郎:
ええ。ちょっとショッキングでしたよね。逆に言えば、れいわは中に入ったけれども中では活躍は出来ないというような委員会が目の前に現れて、で、それをちょっとたがやさんに話をしに行ってもらったんですね。話をしていく先っていうのは、やっぱり自民党ではなくて野党第一党なんですよ。そこで、こちら側がこういう委員会がいいなっていうことのいくつかをいただけたということですよね。
たがや亮:
言っちゃっていいんですか?
山本太郎:
もちろんです。
たがや亮:
結構いいポストで、内閣委員会をいただきました。これは代表の得意技で、バンバンいろんな質問ができます。で、私のは国土交通委員会。どうしても地方は道路、海を抱えているので、ぜひともということで。その2つは願いが叶いました。おかげさまで。
山本太郎:
ありがとうございます。えっとね。
たがや亮:
勝ち取りました。
山本太郎:
予算委員会も欲しいっつったんですけど、予算委員会くれなかったんですよね。テレビ出たりとかできるわけじゃないっすか。ある意味で、この1%の視聴率で100万人、200万人って方々がご覧になられる。ある意味で、予算委員会というものがコンスタントに出られるっつったら、これ非常にありがたい話なんですけど、さすがにちょっとそこはハードルがあった。これが3人が5人だったらちょっと状況変わってたかもしれないんですけれども、でもそこに関しても何かいいお言葉いただいた?
たがや亮:
そうですね。ただしあの、野党の安住(淳)先生がですね、どうしてもっていうときがあれば15分くらい太郎さんのために時間を作ってもいいと。なんとなんと、南斗聖拳ですよ、代表。ちょっとアニメネタでごめんなさい。
山本太郎:
いや、 問題ないんですけれども。まぁ、ここはどうしてもっていうときって、毎回じゃないですか?
たがや亮:
たぶん毎回だと思いますよ。おそらく。めんどくさい人ですから。
山本太郎:
でもさすがに、でもそれはさすがに、いやいや、でもさすがにそこは通用しない可能性があるので、だから一応、一番欲しいものが予算委員会で、その次に内閣委員会。どうして内閣委員会ってものを求めたかっていうと、内閣が一番やりたいことをどんどん矢継ぎ早に法案として出してくるような委員会なんですね。逆に言ったら、ひょっとしたら一番忙しいくらいかもしれない。で、ここは第2の予算委員会と呼ばれるくらい、その担当大臣の数が多いんですよ。宇宙政策から子育てまで。この範囲でいろんな省庁の人たち、その大臣、副大臣だったら呼べるっていうくらいの範囲なんです。それを考えるならば、例えばメインでいくのがこの2つの委員会だったとしても、この大石あきこであったりとか、たがや亮、山本太郎でこれをシェアしながら打順を回していって、直接ボールを投げにいくってことをやっていけるなっていう風に思ってるんですね。だからある意味、非常にありがたかったです。ありがとうございます、立憲民主党さん。ありがとうございます。
たがや亮:
立憲さんのおかげです。ありがとうございます。
山本太郎:
ありがとうございます。もう最初からそうやってくれてればね、何の問題もなかったんですけど。ええ。本当にありがとうございます。
たがや亮:
代表、デッドボール投げて参りましょう。
山本太郎:
そうですね。
たがや亮:
顔面めがけて。
山本太郎:
もうデッドボール以外ないです。
たがや亮:
そうですね。
山本太郎:
もう存在がデッドボールですから。はい。ありがとうございます。頑張って参ります。ありがとうございます。っていうことでした。はい。えっと、マスコミの方? 先にマスコミの方、マスコミの方はもういらっしゃらない? あ、いらっしゃった。すいません。
記者:
いいですか? フリーの横田一ですけども、維新についてお伺いしたいんですが。あの、選挙が終わった途端、改憲に前のめりになる第二自民党安倍派みたいな存在になってるんですが。維新とこれからどう戦うのか? その実態をどう明らかにするのか? 大石さんと山本代表の話を、お考えをお伺いしたいんですが。
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と申します。私たち、今日、国会、衆議院初登院ということで、れいわ新選組3議席になりまして、大阪からの大石あきこ、そして千葉からのたがや亮、そして山本太郎が今日、皆さんの前で質疑応答させていただいております。よろしくお願い致します。まずはマスコミの方から優先的にということで手を挙げていただきました。ありがとうございます。
今、ご質問いただいた内容は維新、他にもまぁ憲法改正という部分にかなり前のめりな方々ですね、そういう方々どうやって対峙していくのかってことなんですけど。ごめんなさいね、今すぐ憲法を改正しなければならない理由って何がありますか? その改正をしたことによってすぐに何かが変わりますか? 私はそれ、優先1位、優先順位の1位ではないと思ってるんです。憲法を変えるってことはタブーではありません。当然です。そのために議会があるわけですから。けれども今、この国の状況、25年の不況の中でコロナがやって来て、多くの方々が所得を減らし続け、生活困窮であったり地盤沈下してる生活の中で、憲法の議論を大々的にやりながらっていうことを今、やる必要ってあるのかな?っていうのが私の考え方です。逆に言えば、元ある憲法も守ってないやつらがそれを変えようっつったときには、これ気をつけなきゃいけないってことなんです。
こちらご覧いただきたいんですよ。憲法って何ですか?ってことをこちらに書いてあるんですけれども。ピラミッドになってます。皆さんにお守りいただくのは法律、一番下。皆さんを法律で縛ってます。ごめんね、ルール守ってね、じゃないとみんな好き勝手やったら困るから。ルール作ります。法律です。そして真ん中、これが外国との約束。条約だったり協定。この国の一番力を持っているルール、何ですか? キングオブルールは憲法です。
じゃ、憲法誰が守るものですか?ってことを考えると、これは公務員、その他にも権力を持つ者たちがこの憲法によって縛られるということは、日本国憲法の99条に書かれている通りです。「国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」ということです。つまりは逆に言えば、その改正したい内容が何なのかってことをしっかりとチェックしていかなければならない。まずは考えなきゃいけないのは、今あるこの権力者たちを縛るためのルール、これが守られているのか?ということに一番着目をしなければならないってことです。私が考えるには、例えばですけれど、この25年の不況、デフレから脱却できないという状況の中で、多くの方々が生活が厳しい状況に追い込まれました。厚生労働省、これ令和元年の内容ですけれども、全世帯のうち「生活が苦しい」と言っている人たちが54.4%、母子世帯86.7%。この状況を鑑みたときに憲法が守られている政治、私は存在してないと思ってます。なぜならば憲法25条を見るならば、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」。つまりは先ほど「苦しまれている」「生活がいっぱいいっぱいだ」、そう言われてる方々、憲法25条に守られてないんですよ。つまりは政治が機能してないってこと。他にもございます。憲法13条、これ幸福追求権とも呼ばれるようなもの。「すべて国民は、個人として尊重され」とあります。
例えばですけれども、年老いた親を嫁が見なければいけない、家の者が見なければいけない、介護は家族でするべきだろ?みたいな考え方自体アウトなんですよ。なぜならばそれぞれの人生が尊重されるように、親が高齢化したとしても、それは行政の手を差し伸べられることによって、その家の人たちもそれぞれの人生を歩みながら、家族の関係を壊さずにしっかりと、私は、手を差し伸べられるべき。だからこそこれは介護・保育に対しても、その職員の方々に対して給与を上げたりとか、そこに対して人が集まるようなことを国がしていかなきゃいけないんですけど、今は違う。介護殺人が起こったりとか、老老介護が当たり前とか、まるで憲法なんて守られていないっていうことが日常化されてるんですよ。憲法を守られていないという現実を作り出してきたこの政治の中で、憲法を変えたいって、これ盗人が窃盗罪緩めろっつってるのと一緒なんですよ。都合のいいこと言ってんなよって。まずやるべきことをやるべきだ、そういう話です。
私は憲法に関して一言一句、これはいじるべきではないという立場ではない。議論があった上で必要があれば、これは変えていくということも当然、必要になってくるかもしれない。ただしここに関しては、この権力者たちを縛る憲法、これを何かしら政治の場面においても変えていくってことに関して、多くの方々がしっかりとそれを注視しながら、それが行われることによって世の中がどう変わっていくのかってことにまで思いを馳せられるような状態でなければ、私は非常に危険な行為だと思ってます。つまりは何か? 教育の中でしっかりと憲法の重要さ、政治の大切さ、そういうことがシェアされること。街角のどこに入ったとしても、喫茶店でも居酒屋でも、みんなが憲法談義に花を咲かすくらいの当たり前の感覚になってるならば、憲法に対しての議論を進めるということは私はいいと思う。けれども火事場泥棒的に変えようなんて図々しいにも程があるだろってことなんですよ。火事場泥棒的に憲法を変えようとしているやつら、一体どういうことなのか?というと、緊急事態です。緊急事態条項。緊急事態条項って何か?っていうと、自民党の憲法改正草案、2012年に提出されたもの。つまりは自民党は憲法をこう変えますよ、というような内容です。その中に、今の憲法の中にはないけれども新しく加えたがっているものがあるんだ。それは何か?っていったら、緊急事態条項といわれるもの。つまりは何かっていうと、総理大臣自身が「今から緊急事態ですよ」、そう声を上げたら緊急事態になります。それ、そういう代物なんです。で、例えばですけれども、総理が必要と思えば閣僚と相談して今から緊急事態ということが決められるんだ、という内容のことなんですけど。一番ヤバいのがこれなんですよ。何かというと、緊急事態の宣言が発せられたときには「内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定できる」。つまりは国会が要らなくなるってことです。国会って何やるとこですか? 立法府、ルールを作る場所です。で、内閣は行政府。行政と立法と、これ、分かれているわけですね。で、これが実際に形になってしまって、総理大臣が「緊急事態だよ」っていう話になったら、この立法府の存在を無視して自分たちでルール作れちゃうんですよ。これって非常に危険。私はそう思ってます。どうしてか? だって法律ってなんのために作るかっつったら、最悪の事態があったときのために、どう対応するかっていうことを数々作られてるわけですよ。災害に関するものであったり、テロに関するものであったりとか。既にあるもので十分に回せるはずのものを、鶴の一声でこのような形にしたいんだっていうようなものはこれ、非常に危険な作用を及ぼす可能性が高い。でね、火事場泥棒ってなぜ言うかっていうと、このコロナにおいて、例えば第6波がやって来るみたいな状況が来たら彼らにとっては一番、憲法改正に踏み出しやすいんです。どうしてか? 「私たちがいくらお願いをしても皆さんはわかってくださいませんね。緊急事態だと言っているのに、ステイホームだと言っているのに、人流の抑制ができません。その理由はなんでしょうか? この国の憲法に問題があるんですよ。」そういう流れに持っていきたい。それによって、コロナを抑え込むためには憲法の改正も必要だ、というようなことも盛り込まれてしまう。そういう流れなんですよ。それって非常に危険ですよ。どうしてか? 本当に徹底的にステイホームをさせたいのであるならば、これは今の法律でできるんだよってことをこれからご紹介したいと思うんですけれども。
れいわ新選組代表山本太郎、そして今回の選挙で大阪から大石あきこが当選し、たがや亮が当選し、そして3人合わせてれいわ新選組衆議院、新宿の東南口で、皆さんからのご質問を承っております。ありがとうございます。はい。ありがとうございます。私たち常々、れいわ新選組はこのコロナ禍に災害指定、コロナウイルスを災害指定にするべきだということを言い続けてきました。コロナを災害指定にすると一体何が起きるんですか? コロナを災害指定するためにはの話なんですけど、非常に簡単な手続きです。何かっていうと、災害対策基本法の2条にはどういったものが災害ですよってことが記されてるんですね。暴風でしょう、竜巻、豪雨に豪雪、洪水、噴火に津波に地震。で、これだけに災害って留まらないよねっていう話なんです。つまりは何かっていうと、それ以外の災害が生まれたときにどうするんですか?っていうことに関してもしっかりカバーされてます。つまりは、「これらに類する政令で定める原因により生ずる被害」を災害というんだ。つまりは何かっつったら、新たに政令でコロナを災害に指定できる。政令って何かって? 内閣とその閣僚たち、閣議決定、これだけで、政令だけでコロナを災害に指定することができる。じゃあコロナが災害に指定されたらどんなことが起きますか?ってことなんですけど、こういうことです。市民に自宅待機を求めることができる。これを法を伴った上でできるんだよってことです。はい。これは災害対策基本法60条の3。他にも自粛ではない、事実上のロックダウンまでも可能になっちゃう。これ、ロックダウンに関してはいろいろ議論があると思います。私たちが提案しているのは、国がもしもコロナが爆発的な状況になる前に、国が皆さんに対して給付金を出したりとか、社会保険料の免除であったりとか、そういうことをしながら徹底的なステイホームを求める。もちろん働かなきゃいけない人たちには危険手当、こういうようなことをセットにしながらやっていくってことを提案してるんですけれども。コロナが災害に指定された場合には、こういった既にあるようなもの使いながら、「ここの地域には入らないで」「この地域からは出ないで」まさに災害のときにそういうような命令が下されます。それをそのままコロナにも準用していく、そういうことが可能になっていくんだよ。コロナが災害として認められれば、食料品、飲料水、生活必需品の提供、生業、仕事に必要な資金などの給与、貸与、避難所の供与としてのホテル宿泊も可能に。つまりは賃金が下がった、シフトに入れない、それによって収入減っちゃった。収入が減るってことはこれ、自分の家、これ継続できない、追い出される。そういったときにも、国がしっかりとそこから追い出されないようにお金出したり、新たに家を借りたり、そういうことにも繋げていける。災害で起こることをそのままコロナでも準用していける、そういう話なんです。つまりは何かっていうと、緊急事態というものを憲法の中に盛り込まなければコロナに対処できない、コントロールできない、感染者を減らせない、これは全くのデタラメ。今ある法律を使いながら、これは前に進めることができる。
法律をどうすればいいんですか? 政令を変えるだけでいいんだよ。政令で変えるとは何? 総理大臣と内閣、閣僚の面々、閣議決定をする。それだけで前に進めることを、わざわざ憲法改正必要やっていうようなことにしていこうとしている。これ非常に大きな問題です。気をつけていただきたい。これから先、この国に必要なことは徹底した積極財政である。他にも数々ございます。それとともに、この憲法の今、改正されるということに関しては、1人でも多くの方々に、コロナに対して対処するのにわざわざ憲法改正しなくても今の法律で対応できる話だよ、それを多くの方々にシェアしていただきたい、そういう思いです。
話が長くなっちゃってごめんなさい。じゃあ、維新キラーのほうから。最後の1議席、日本中の中で最後の1議席を関西で、近畿で争っていたのが大石あきこですけど、大石あきこが上がったことによって、ひとつ良かったことが、もうひとつ良かったことがある。何か? 維新にもう1議席捧げることにならなかったってことですね。
大石あきこ:
そうです。
山本太郎:
まさに維新キラー。よろしくお願いします。
大石あきこ:
ありがとうございます。大石あきこです。比例復活当選を果たしました。「橋下徹にかみついた女性職員」と言われて、当時話題になったのが私、大石あきこです。ご質問されたのが、維新政治とどう対決していくかというようなお話でした。で、さすが山本太郎代表ですね。代表が言わなかったことを言おうという風にポイントを考えてたんですけど、全部言ったと。
山本太郎:
すみません。
大石あきこ:
はい。火事場泥棒だよなということ。で、大阪では、維新の本拠地なんですけども、医療崩壊がワーストなんですね。コロナによって亡くなった人の率も大阪は全国1位、ワーストなんですけども、どういうわけか関西のメディアが維新のコロナ対策がうまくいってると報道するものですから、大阪府知事が今、吉村(洋文)さんなんですけど、非常に人気が高くて、吉村さんの人気で維新が大躍進してるという、そういう状況なんですが。そういったところで、本来ならコロナ対策まともにやれよと。お金を配れと。必要な給付金、はよやれよ。飲食店だけいじめるなよ。ほかの産業の人たちもダメージくらってるでしょ? だから全産業に早くお金の補償しろよという話なんですけども、そこをケチったまま人気を保ってるという。で、火事場泥棒的に調子こいて、自分たちがもっと人流を抑えたいから憲法を変えて、皆さんの自由を制限するんだ、これがコロナ対策だとか、もうわけのわからないこと言ってると。まさに火事場泥棒ってことですよね。
そういったことを全部代表が言ったので、まぁ、100点というか、私の言うことがなくなったわけですが。ま、あえて大石が維新バスターとして、どう台頭していくかとか、れいわがどう台頭していくかっていうところで言うと、今回、興味深かったのは、私は大阪5区というところで小選挙区に出てるわけなんですけども、ここは維新の方はもともとエントリーしてないんですよ。公明党が維新の奴隷をやりますということで、「維新の言うことなんでも聞きますから、お願いですから小選挙区に維新立てないで」みたいな、そういう区だったんです。私は別にそこを選びにいったわけではなく、もともと地元で活動していましたので、そのまま出てるという関係なんですけども。まぁ前置きはそうとして、つまり維新が出ていない中で、小選挙区の中で何が起きたかっていうと、小選挙区で「大石」と書いた人で比例に一番入れたのは維新の方なんですね。維新、あ、というか維新の方ではない。小選挙区は「大石」、比例は「維新」と書いた人がいっぱいいるっていうことなんですよ。だから、なんていうんでしょう、維新って国会でもガチンコ対決やっていきますとか言ってるんですね。で、れいわもガチンコ対決やるじゃないですか。だから維新支持層って言われてる方は、実は別に維新の政策全部を支持しているわけではないし、実際に「都構想」も反対入れてはるし。で、小選挙区、大石に入れてるし。橋下徹にかみついたとか、維新への最終兵器とか言われながら当選させてもらってるわけですが。でもそんな大石でもいいんです。街角でも、選挙期間中もチラシまいてて、なんか「もう入れてきたで、大石に」「ちなみに比例、どなたに入れました?」って言うたら、「いや維新」とか言ってて。あっ、そんな方、「なんでですか?」とか聞いてても「変えて欲しいと思って」「とにかく変えて欲しい」、そういう風におっしゃってるんですよ。だからやっぱり、このれいわっていう存在は、本当にこの存在、生まれながらに維新バスターだと思ってます。
なので、私たちはこれからこの維新というものがいかに火事場泥棒か、維新だけじゃないですよ、自民党も公明党もですよね。ま、その種明かしをしつつ、ちゃんとまっとうな経済政策で国会でガチンコ対決していくと。そういうことをやっていけば、現に大阪でもそういうことが、小選挙区は大石、れいわの大石あきこ、比例は維新ということも起きてますので、それをどんどん拡げていくことで、何が真実なのか、みんなが変えて欲しいって思ってることは実は維新じゃなくてれいわだよ、私たちだよっていう、そういうことは必ず伝わると思っています。これが維新バスターのやり方。ま、そういうところです。ありがとうございます。
山本太郎:
ありがとうございます。改革と呼ばれるものにもいろんな改革があるねっていうことだと思います。で、維新が掲げている改革、それを支持される方もいらっしゃるだろう。でも、私たちが掲げている改革、いかがでしょうか? その中身をしっかりと精査していってもらうと。非常に流動的な票も多く、お互いに一定入れていただいてるってとこあると思います。特に維新には、おそらくそういう方々も多く期待したんだろう、そう思います。小選挙区で「大石」と書いて、比例で「維新」と書く。今後はここは動いていくところですよね。それを考えるんだったら、私たちがいかに力強くメッセージをしていくか、そして国会の活動の中でどれだけ伝えていけるかっていうことをやっていく必要があるんだろうと。それは十分に私たちに理解をいただければ応援をしていただける、そういう、私たちが対象になる可能性はあるんだろう、そう思ってます。ありがとうございます。もうマスコミの方いらっしゃいませんかね? マスコミの方?
記者:
あ、すいません、報知新聞社のセトです。政策についてではなくて申し訳ありませんが、本日の参議院の首相指名で山本代表に3票入りました。党外から1票、少なくとも入っていると思うんですけれども、この1票の重さについてはどう考えておりますでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎がマイクを握っております。で、今、マスコミの方から直接ご質問いただいて、それに私自身が返答をしてるところです。ありがとうございます。で、今日、首班指名というものが行われました。首班指名って何かっつったら、総理大臣、誰がいい? それを衆議院、参議院でそれぞれが書くというものです。これはもう、圧倒的多数派の自民党、よって岸田(文雄)さんっていうことが選ばれることは確実なんですね。で、それぞれ、おそらく立憲民主党であるならば枝野(幸男)さん。で、共産党さんは枝野さんって書いたんかな? その辺ちょっとわかりませんけれども。私たちは、一応、私はアピりました。「山本太郎って書いてくれたら嬉しいな」って言ったんですけど、でも、それは私たち投票にね、なんだろう、ここに投票しなければならないっていう縛りがないんですよ。党議拘束。党がイエスと言ってるものに対してノーと言えないっていうのが一般的な永田町なんですけど、私たちそこら辺、自由にしてます。で、結果どうなったかっつったら山本太郎に6票入った。ね? 6票ですよ。で、3票は衆議院、おそらく書いていただけました? あ、いいんですよ。違う人書いてくれててもいいんですよ。
大石あきこ:
あ、一応書きました。
山本太郎:
一応書いてくれた。ありがとうね。いや、逆に書いてない、書いてないって話だったら、じゃ逆にそういう方々が他の党でいらっしゃったのか?ってテンション上がるとこだったので、「あ、やっぱり皆さんでしたか」っていう感想です。ありがとうございます。で、一方で参議院のほう。参議院にはれいわ新選組の国会議員、2人です。重度障害者の木村英子、そしてもう1人はALS難病患者の舩後靖彦、この2票はいただけた。ただし、1票よそから入ってるよっていう情報ですよね。それがどなたか私は知りません。はい。で、そこに対して、この首班指名で、私たちのような小さなグループの代表の「山本太郎」って名前を書いていただけた方がいるんだったら、「もう、早く言ってよ」って。「一緒なろうよ、もう。ややこしいこと言わへんから、もう。権力側にはややこしいこと言うけど、仲間内にはしっかりとやってくから、もう。ややこしいこと言わんと、もう早く一緒になっていこう」っていう。1人でも増えてくるっていうことになっていけば、おそらく他の人でもね、なんか内部に不満があったりとか、いろんなことがあったら人の流れが出てくるかもしれませんよね? ま、その方の真意といいますか、まぁ名前書き間違えたっていうほど難しい名前ではないので、私自身が。おそらく経済政策など考え方だったりとかっていうとこに賛同していただいたのかなと思うんですけれど。どなただったんでしょうね、本当に。ええ、興味深いところです。ありがとうございます。
他ございますか? マスコミの方、マスコミの方。いらっしゃらなかったら皆さんにマイクを回しますが。大丈夫ですか? マスコミの方はじゃあ、もういらっしゃらない? それではれいわ新選組代表山本太郎と、そして大阪から1議席を得た大石あきこ、そして千葉からたがや亮、この3名でれいわ新選組、今日から始まった国会、その初日に皆さんからの質疑応答を受けるというやつをやっております。で、ここからはですね、皆さんからの質問を、かなり時間がもう迫ってきてますのでテンポよく、テンポよく、あと10分〜15分程度しかないということなのでテンポよくいきたいと思います。まずはじゃあずっと手を挙げられてた、マスコミじゃないのに手を挙げられてた方から優先的に。じゃ、マイクで。
質問者:
すいません。ちょっと時間がないっていうことで、ちょっと一点だけ、ちょっとマニアックな質問しますけど。自分、食と水に関心があるんですけど。最近ね、ちょっとこの間「報道特集」で、ネオニコチノイド農薬、あとグリホサート、その危険性がヤバいっていうことはもう前々から言われてるんですけど、自民党政権、特に安倍政権でこれの緩和が図られて、未だに放置されてるわけですよ。これをなんとかれいわ新選組で改善していただきたいと思いまして。本当、農薬の危険性、外資に、外資の圧力に惑わされることなくきちっとやって欲しいなと思って、僕はれいわ新選組を支持してますので。その辺の見解について。
山本太郎:
ありがとうございます。食べ物って非常に重要ですよ。だって人間を作っていくものだから。だから口から入るものっていうものは、極力センシティブなほうがいい。けれども今のお話でわかる通り、この国はもう農薬天国だろっていうお話ですね。やっぱりここは変えていかなきゃならない。じゃ基準としてどういうような基準を採用していくかっていうと、おそらく世界の中でもヨーロッパ、EUの基準というのが私は厳しめだと思ってます。少なくともそこまで、まずもっていく必要があるだろうと。で、それのみならず、やはり有機、有機の農業っていうところに対して国の支援もしっかりしていく。こういうところでしっかりと人間の体を作る「食」っていうところの安全性、これを担保していく必要があると私たちは考えてます。ありがとうございます。大事ですからね、第一次産業。はい。ありがとうございます。じゃあ、じゃそちらの小さく手を挙げられてる方。そのまま大きく手を挙げてください。すいませんね。迎えに行ってください。ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎と、衆議院当選致しました大石あきこ、たがや亮、3名で皆さんからのご質問をお伺いをしております。どうぞ。
質問者:
今日はすごい勉強になりました。本当に、山本太郎さんのイメージって、僕は「(世界)ウルルン滞在記」で原住民の方と裸で踊っていて、ある日突然、脱原発でデモに乱入して、この人本当に変な人だなと思ってて。その太郎さんがある日、新宿の街頭で喋っていて、そしたらめちゃくちゃ勉強していて。なんであの山本太郎さんがこんなに勉強されて話ができてって、皆さん今、普通にこうやって聞いてますけど、正直信じられなくて。山本太郎さんはこう、どうやって勉強されたのかなというのが一点と。あと、おすすめの本をぜひ、これから勉強したい私たちに教えていただけると助かります。お願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎、そして大阪から当選した大石あきこ、千葉からたがや亮、3名でお送りを致しております。ご質問いただいた方ありがとうございます。山本太郎といえば海外に行っていろんな部族の方々と交流をしたりとか、もう皆さんあまり行かれたことないようなとこばかり行ってきたんですね。例えばですけど、牛の糞で作られた家、ホームステイされた方いらっしゃいます? で、その牛の糞で作られた家を作ったことある方いらっしゃいます? 私、別荘あるんで、もしも良かったら。ナミビアですね。南アフリカの左上とかニューギニア行くときには私の家ありますので、ぜひお使いいただきたいと思います。で、例えばですけど、牛が今、もよおしたっていうところ。要はセメントみたいなもんなんですね、牛の糞って。セメント代わりに使うんですけど、この壁を塗るときにですね、そういうときに今、牛が生み出しますよってところに手を差し出して。もう落ちてるものがなくなったらそういうことするんです。で、感じたことは何かっつったら、温かいなって。すごいな温かいなって。そりゃそうやわなって思ったんですけど。ま、そういう生活をやってた人間が、何かしらこういう政治に関わったりとかっていうところの落差といいますか、ね、その間はどうやって埋まってるんですか?っていう話ですよね。まぁ口で言うのはなかなか難しいですけど、自分にとって必要な勉強、興味のある勉強っていうのは、おそらくどの方にとっても捗るものだと思います。いや、ハードル高いですよ。もともと勉強が嫌いだって決めつけてたから。「将来に何の役に立つわけ?」っていうような考え方で斜に構えてた。興味のある分野というものはすごく狭かったわけですね。でもそうじゃなくて、やっぱり日本を変えていくためにはこの日本の現状を知ったりとか、それに対する解決策っていう部分を知りたいですよね、自分が。ってことは自分の興味のあることって強制されなくても勝手にやりますから。全然追いついてないですよ。あまりにも社会問題、世の中にあることって、むちゃくちゃ多岐にわたるから知らないことだらけなんですよ。だから、なかなか追いつけてないって部分ありますけれども。自分の中で、とにかく知りたいこと、やりたいことっていうことは明確なので、そんなに大きく苦労することはないです。で、秘書も優秀です。だってもともと私、例えばですけど勉強してこなかったって部分があるから字を読むのが遅い。あれって訓練もあるかもしれないですよね。慣れだったりとか。そこに対してやはり、なんだろうな。最初から最後まで全部読むっていう、読むことができる、例えば本であるとかっていうのは限られちゃいますよね。読むのが遅いんだから。そこに対して、例えばこういうところはどうだろうかっていうことを、例えば秘書からいろいろ教えてもらったりとか。「ああなるほど」と。「あ、だったら、もうちょっと遡って読んでみよう」とか。そういう意味で私の勉強を助けてくれる人たちもいるっていうのは非常に助かることです。で、もちろんたがやさんもそうだし、大石さんもそうだし。それぞれの知ってることを私に教えてくれるわけですね。(大石さん、)どんな勉強してんですか? だって勉強得意でしょ? だって橋下さんと同じ高校行って。ねぇ。
大石あきこ:
そうですね。維新をどうしても倒したいって、倒さなければならないって思ったときに自分が何を求められているかっていうところで、まぁ根性で勉強というか、やっていくっていうところでしょうか。
山本太郎:
まぁやっぱり目的があるからですねっていうことですね。
大石あきこ:
ちょっと、でも、口挟んでいいですか? 山本太郎さんがなぜ生み出されたかって自分で言うのもあれやと思うんですけどね。だから私が思うには、すごく感受性というか、(感受性)が高いんじゃないかなって思うんですよ。他人の痛みが自分の痛みに感じられる人。それが類いまれなる政治家っていう要素だろうな、という風に思います。
山本太郎:
とんでもない。
大石あきこ:
たまには褒めさせていただきました。
山本太郎:
珍しいこともあったもんや。撮れてるか? カメラでちゃんと。自信がなくなったときに今のプレイバックしたいと思います。ありがとうございます。たがやさんは、たがやさんはもともと経営者じゃないですか。僕の知ってる好きなお店も経営されてる方で。本当に「え、あの人が政治を目指してんの?」っていうくらいの有名店とか、いろいろプロデュースされてきた方なんですよ。で、ある意味でどういう勉強の方法があるんですか?
たがや亮:
僕も勉強、代表と一緒で嫌いで。高校も辞めたかったりとか大学も行きたくないという、そういう精神状態だったんですけど。まぁなんとか親に行ってくれっていうことで無理やり、無理やり行かされたみたいな感じで。まぁ商売がね、早くやりたかったんですよね。早く大人の仲間入りしたかったんです。
山本太郎:
だって子どものときから実家の喫茶店をお手伝いされてたんですよね。
たがや亮:
そう、もう小学校低学年から。すぐそこです、歩いて。新宿1丁目という。そこでちっちゃな喫茶店やってたんですよ、両親が。で、それをずっとキッチンの中に入ってお手伝い、最初は洗い物から始めて。小学校4年くらいまでにはキャベツの千切りからなんでも出来ましたよ。ピラフも4人前とか、ナポリタンも4人前はい、とかね。小学生で出来ちゃった。で、これがね、よく、まぁ児童なに? 労働とか? ねぇ、今、言われますけど。僕は楽しかったんですよ。なんでかって言ったらみんな声を掛けてくれて、大人が。すごいいろんなことを教えてくれてワクワクしたんですね。なぜかって言ったらみんな希望に満ち溢れてたんだもん、あのときは。希望に溢れてたじゃない? 70年代とか。60年代、70年代。それにやっぱりね、大人が輝いてたから子どももそれを見て輝けた。なんか夢を持てた。末は博士か大臣かって昔は…聞きません? ねぇ。だからもう一回、そういう世界を作りたいですよね、そう夢のある。それを託せるのはどうですか。皆さん、誰ですか? 誰ですか? (聴衆:山本太郎!)そうですよね。
山本太郎:
私たちです。
たがや亮:
そうそう。
山本太郎:
一人じゃないですから。
たがや亮:
どの国も成長してるんですよ。アメリカを見てください。2001年から借金はね、5.6倍増えたんですよ。経済も2.6倍大きくなったんです。イギリスだって5.8倍、借金は増えた。2. 4倍、経済大きくなってる。オーストラリアだって10倍ですよ、10倍、借金増えた。3.7倍、経済大きくなってる。どの国だって先進国は成長している。日本は2. 5倍、借金が膨らんで、1倍、ゼロ成長。これって経営の失敗ですよね。これね、皆さん気付いてほしい。共有したいの、こういうの。データを。これは正しいデータです。ですので、皆さん、みんなと一緒にそういうことを認識して共有し合っていけば横に拡がっていきます。皆さんね、気付いてないだけ。で、220万人の日本の方々がれいわに入れてくれたってことは、皆さんもう目覚めてきてるんですよ。もう夜明け間近。夜明け間近。あっという間ですよ、あっという間。太郎さん、頑張りましょう。
山本太郎:
ありがとうございます。
たがや亮:
皆さん、よろしくお願いします。
山本太郎:
国を良くしたい。そのためにいろんな政策が必要になる。当然、そこで一番重要なことは何かっていったら財源なんですよ。財源示さずに、あれやります、これやりますって言うのは私は意味がないと思ってます。私たちには財源がある。どうしてか? 国の通貨発行権を使って大胆にお金を回すだけの話、なんの問題もない。それが国の通貨発行権だよ、他の国もみんなやってるよねって話で。例えばですけど今、日本はほとんど成長してないんだよ、世界と比べて、という話をしてました。つまりは何かというと国から皆さんへの投資、通貨発行権、国がお金を作って足りていないとこにお金を回していくということが徹底的に足りなかったっていうことの、これが現れです。見ていただきたいのがIMFのデータですね。IMFのデータ。で、戦争紛争をやっていない140カ国以上のデータを元に1997年、日本で消費税が5%に上がった年ですね、97年から2018年、21年間の政府総支出の伸び率、つまりは政府がみんなにどれだけ金出したかっていうこと、その伸び率を見ましたってことなんです。で、日本どこにいますか? 140カ国も並んでないけれども答えは一緒だよっていうことなんですけど、日本どこにいるかっつったら最下位なんですよ。最下位。この21年間の間で13.1%しか成長してないっていう。伸びてない。伸び率、それだけですよ。お金回してないんだからそれはみんな貧乏なるわな。当たり前なんですよ。これ会社と国と一緒に考えちゃダメなんですけど、会社が大きくなるときってどういう形にしますか? 融資受けますよ。事業拡大するために投資しますよ。それによってさらに成長していく。しかも、その融資といってもこれは事実上、国の通貨発行ですから。民間で言われるような借金という形ではないってことなんです。先に行きます。政府がお金を出さないという形で結局21年間、その政府がお金を出さない、伸び率が一番ケチ、ドケチという状況が明らかになったんですけど、続いて名目GDP。97年から2018年、21年間でどれくらい成長しましたか? 同じIMFのデータ。日本どこにいます? 世界一金を出さない国、日本。結果どれくらい成長したか? 答えを見たら最下位。これだけですよ。2.8%しか成長してない、21年間の間で。この国の経済がうまくいってない。多くの人々の生活、地盤沈下している。その原因ってなんですか? 国が通貨発行権を使って多くの人々の生活を底上げして、しっかりとお金を回してない。教育にもお金使わない。公共投資にもお金使わない。いろんなものにお金を使わなかった結果、多くの人々が疲弊し続けている21年。その原因はどこにあるか? 国にしかないんですよ。今やるべきことは何か? とっとと国が金刷れよ。とっとと国が金を刷って必要なとこに入れていくんだよ。一人ひとりが使えるお金というものを増やしていきながら、全国にお金しっかり回して底上げしていく。話はそれからなんですよ。それからなんですよ。そういった改革が必要なの。これまでやってた改革が足りないんじゃない。十分改革できた。何か? みんなを貧しくするための改革。これが自民党、維新。私たちはその逆の改革。徹底的に底上げをしていきながら、一人ひとりの人間の尊厳が守れるような暮らしを送れるような。まずは政府による大胆な通貨発行。それだけじゃなくて、これから伸びていく数々の産業に対しても投資を行っていく。これまで数十年の間行われていなかったことを行っていくということを、どうか私たちにやらせていただきたい。ということで、れいわ新選組5議席になりました。ありがとうございます。
大石あきこ:
あの、口挟んでいいですか?
山本太郎:
挟んでください。
大石あきこ:
お薦めの本を聞かれてたと思うんですけど。
山本太郎:
すみません、ありがとうございます。
大石あきこ:
はい。それで先ほど新しい本出るよねって言ってくださったんで、私が推薦したいんですが。類いまれなる政治家、山本太郎が推薦した新しい本があるんですね。それは「グリーン・ニューディールを勝ち取れ」というタイトルの本です。これはアメリカで積極財政、自分たちのために将来世代のために、環境問題を解決しながら積極財政でこのアメリカ社会を良くしていこう、貧富の差なくそう、差別なくそう。そういう若い人たちが市民運動で選挙に実際に影響を与えてきた。そして、グリーン・ニューディールというものをアメリカでもう今、実現間近となってます。議会で予算はついた。ま、そういったことを若い人たち自らが論文にした、そういう「グリーン・ニューディールを勝ち取れ」。これを訳した本になるんですけども、私がその2つの章くらいを共訳させていただいております。で、そのリーダーをやったのが朴勝俊(パク・スンジュン)先生という環境政策、積極財政に非常に詳しい先生で。「れいわニューディール」における「脱原発!グリーン・ニューディール」っていうものを作ってるんですけど、詳しくはホームページ見ていただきたいんですけど、それにも大きな影響を与えてくれた先生が翻訳リーダーで、その本を、11月30日発売なんですが、予約もできますので、ぜひ「グリーン・ニューディールを勝ち取れ」を推薦致しますので、チェックしてください。皆さんもよろしくお願いします。
山本太郎:
ありがとうございました。ちゃんと宣伝もできてよかった。ありがとうございます。で、もうひとつ、私自身が「あっ、なーんだ、財源っていうのは税だけじゃないんだ」っていうことに気付いた本もご紹介したいと思います。立命館大学の松尾匡(ただす)先生の本ですね。2016年にこの本を読んで。文字を読むのが遅い私が海外出張行った帰りにこの、ほとんど息つく暇もなくこの本を読み終えられたっていう内容なんですね。「この経済政策が民主主義を救う」という内容(タイトル)になってます。で、ここから更にアップデートされている情報ってのも数々あると思うんですけど、私自身がこの自分自身の財政観が変わったという部分のきっかけになったのがこの本です。どうか、まずはそのニューディールのお話と、そしてご興味があればこういった本もありますので。なかなかこう、本買うっていうのも大変だって方がいらっしゃったら、図書館にリクエストしていただければ皆さんもタダで読めるし、それだけじゃなくて周りの方々も読むことができる、というような活動も非常に重要になってくると思います。どうかよろしくお願い致します。
で、ごめんなさい。時間の都合で、もう終わらなきゃいけない。はよ終われ、はよ終われっていうカンペを出すスタッフにですね、非常に申し訳ない気持ちなんですけれども。じゃ、この後、写真を皆さんと撮っていけたらなっていう風に思います。ご興味ない方は、もうぜひですね、何かの冷やかしに。「今日、国会議員3人新宿におって一緒に写真撮ってくれっつったから撮ってきたったわ」っていうような感じで結構です。ぜひ冷やかしで写真を撮っていただければなっていう風に思います。で、できればその撮っていただいた写真をSNS上に上げていただけると助かります。で、お願いがあります。SNS上に上げる場合には、一言何かしら添えていただきたいんです。その添える内容はれいわ新選組や私たちに否定的な内容でも構いません。目的はそこにありません。何かと言うと、目的は社会の中で政治の話を当たり前のようにしていく、そういうことを拡げていきたいと思ってんです。今、なかなかそういう社会になってませんよね。人前で政治の話したら空気読めんやつ、みたいな空気が流れる。こういうのやめたいんですよ。だからもう本当に軽い気持ちで結構です。それを見たあなたと繋がった方々が、「あれ、何? 政治ってこんなことをなんか簡単に言っていいわけ?」っていうようなことを繋がっていけば、少しずつ世の中が変わる速度も変化があるかもしれません。そのような形でぜひお願いを致します。この後、撮る場所についてお話をしますが、その前に。
私たちれいわ新選組、衆議院選挙、多くの方々に力を貸していただきました。れいわ新選組として、山本太郎として、まず1億円近いお金を拠出しました。で、そして2億円、皆さんからいただいた2億円で今回の選挙、これ合わせて3億円、3億円を超えるお金になったんですけれども、そこで選挙を乗り越え、そして3人の議員を誕生させることができました。これに対しまして、ありがとうございましたってなかなか言えないので、顔でわかってください。
すいませんね、はい。申し訳ありません。なんか選挙のルールっていろいろややこしくて、投票してもらったお礼とか言っちゃいけないっていう非常に面倒くさいことになってますので、顔で表現さしていただきました。ありがとうございます。というわけであの、皆さんの中にまだお金持ちの友達いるよとかですね、竹やぶにお金を隠した友人がいるとか、そういう方いらっしゃったらぜひ私たちに情報を寄せていただきたいんです。おそらく今の予算の中で、もう数千万円近くの赤字が残っているところでございます。そしてこの先、来年にも参議院選挙控えております。みんなの心をひとつにしていきながら、なんとしてもこの国会の空気を読まない連中を更に増やしていく。ある意味、永田町にとっては大迷惑、そういうような状況を作っていく必要があると考えております。ぜひですね、皆さんの中にそういうようなお友達いらっしゃいましたら、私たちにもお力を貸していただきたい。そしてワンコインから、ワンコインからのご寄附、そういうことも受け付けております。皆さんの中で、そんなに頑張るっていうんだったらワンコイン寄附してやろうじゃないか、っていうような心意気の方いらっしゃいましたら、ぜひお願いを致します。場所はどちらのほうで? ありがとうございます。今回、机出してないんですか? あちら? ありがとうございます。私が立っている右側、皆さんから見たら左側になるかもしれません。あちらのほうでポスターとかですね、他にもご寄附であったりとか、ボランティア登録。これ、お願いしたい。
ボランティア登録して欲しいんですよ。ボランティア、究極は手伝わなくてもいいです。いや、手伝っていただけるんだったら、こんなありがたいことないですよ。今、私たちがここに立てているのもボランティアの皆さんのおかげです。ただし、登録だけして「やるかやらないかはそんなん今、決められない。」それで結構なんです。私たちが全国回ったりとかして、いろんなところで今日みたいな形式、今日はもうほとんど時間がなくて、皆さんにマイクを回すことができなかったのが申し訳ないんですけど。普段はもう3時間、皆さんからの質問を受けてお話をするという機会になります。ボランティア登録をしていただける方には、ここでやるから時間あったら手伝ってっていうような趣旨のメールが行きます。でもそこで手伝う気がなくても問題ない。もう一回聞いてやろう、直接聞いてやろう、友達連れてって一緒に聞いてみよう。そういうことの情報源としてお使いいただければ非常に嬉しいです。ボランティア登録のほう、よろしくお願い致します。そして、最後にひとつ。消費税、消費税廃止。これは絶対的に私たちは必要である、そう考えています。この消費税廃止に向けて、いろんな圧力を強めていく必要があると思います。その一環、そのひとつの方法として、消費税廃止の署名、これも集めております。「山本太郎とかれいわ新選組とかよくわからないし気持ち悪い」そういう方もいらっしゃるでしょう。「けれども消費税廃止はしたほうがいいよな」そう思われる方、どうかあなたの一筆でお力を貸していただければと思います。そちらのほうも、あちらののぼり(旗)の立っているところ、机を置かせていただいております。あちらのほうでぜひあなたの一筆、お力を貸していただければ幸いです。では最後に、お2人からも一言ずつ皆さんにメッセージを。
たがや亮:
じゃあ先に。皆さん本当にお寒い中、長時間、足しびれてませんか? ちょっと私しびれてます。本当にありがとうございました。これからは、れいわは攻撃の的になると思います。今までの体制側、要は緊縮財政側、総攻撃を仕掛けてくると予想されます。ぜひとも皆さま方が繋がっていただいて、私たちをまたご支援していただければ、私たちも踏ん張って、頑張って参りますので、ぜひとも、これからも皆さん、よろしくお願い致します。今日は長時間ありがとうございました。衆議院議員たがや亮でした。これ今日何も言ってなかった。衆議院って言ってなかった。初めて言いました。ありがとうございました。
大石あきこ:
ありがとうございます。衆議院議員大石あきこです。初めて言いました。近畿ブロックで比例復活当選となりました大石あきこです。最初聞いてくださった方はもう知っていると思いますけども、日本で最後の議席、465議席目を飾った大石あきこです。皆さんのお力でそういうことを飾ることができました。これから国会でこの3人で暴れてきたい、そう思ってます。今日代表が記者会見で言ってて面白かった、国会に3本のミサイルが降り立った、これから言論の爆発物になっていくという表現でした。そういう形で皆さんの熱で押し上げていただいたものを最大限に発揮して、力尽くしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございます。
山本太郎:
ありがとうございます。ひとつ伝え漏らしておりました。皆さんのおうち、壁ないですか? 勇気を持って(ポスター)貼っていただける方いらっしゃったら、私たちの存在を知らない人たちにも、れいわという選択肢があるんだよということを知らしめることになります。マンション、アパートにお住まいの方でもこのポスターはご利用いただけます。家の窓、おうちの内側から外側に向けてポスターを貼りますと壁と同じ力を持ちますので、どうかアパート、マンションの方もお持ち帰りいただければと思います。どうかポスターお持ち帰りいただければと。私の立っている右側、あちらのほうですね、あちらのほうでお渡しをしております。
最後に、私たちれいわ新選組がどのような国づくりをしていきたいと考えているのか、その部分だけ皆さんにお伝えして、写真を撮っていきたいと思います。れいわ新選組? よくわからんけど、この国を一体どうするつもりなのよ? そう思われる方もいらっしゃると思います。私たちの細かい政策に関しましては、れいわ新選組のホームページから「れいわニューディール」、先の衆議院選挙のマニフェスト、その中身を見ていただければ、十二分に私たちが何を考えているのかということをご理解いただけると思います。一方で、どのような国を目指すんですか?ということに関しまして、それだけ皆さんにお伝えして終わりにしたいと思います。
れいわ新選組が目指す国とは「何があっても心配するな。あなたには国がついている。あなたが困る前にあなたを支える公助がある。孤立無援、天涯孤独、一人ぼっちになっても心配するな。私たちはあなたから手を離さない。何があっても心配するな。世界があなたを見捨てても、私たちは最後まであなたを見捨てない。れいわ新選組は、そんな国をあなたと作りたい。政府による徹底的な財政出動で、あなたが明日の生活を心配する必要のない経済的安定を実現し、それにより誰もが人間の尊厳を守り、幸福を追求し、人生を謳歌できる暮らしを実現する国をあなたと作りたい。私たちが目指すのは上級国民と言われる者のための経済ではない。あなたが生きているだけで価値がある社会、誰もがわかちあえる経済繁栄と自然環境が共存する国づくり。その結果、もたらされるのが、強靭で持続可能な経済を誇る日本であり、世界の99%の人々と繋がり、1%のグローバル資本が独占する富を分け合い、公平で公正な世界を実現するために、行動をする日本である。これが、れいわ新選組が目指す国の姿である。」一緒に作っていきませんか。一緒に作っていきませんか。やってやろう。そんな国じゃなかったんだったら、そんな国を作ればいい。それができるのが政治。それができるのが選挙。その鍵は皆さんの手の中に握られている。この国のオーナーの皆さんと一緒に作っていきたい。大阪から当選、大石あきこ、そしてたがや亮、そして山本太郎、皆さんのお力で衆議院に送ってくださいました。徹底的にやりますよ。一緒に作っていきましょう。よろしくお願い致します。ありがとうございました。