木内みどり:
そろそろファイナルに近づいております。皆さん、水分とってますか、大丈夫ですか? ここからが、最後の最後の最後となります。今、6時42分なんですね。実は山本太郎さん、6時37分新宿着の電車で、新宿駅に着いたはずです。もうすぐここに参ります。
本当にこの、れいわ新選組のいろいろな作業、皆んな、ボランティアの人も本当に御苦労さまでした。ウェブチームも御苦労様でした。道路整理をしておられる皆様も本当に御苦労様でした。皆様の暖かい配慮、優しい心遣い、そういうことで奇跡的にここまで来ました。お天気も味方してくれました。もうすぐ山本太郎さん、到着します。
到着したような気配がするんですが、えーとここで、いつもだったら、私が「山本太郎ー!」とかって叫ぶんですが、私ひとりで味わっちゃ申し訳ないので、皆でやりましょう。これは、「太郎さーん」がいいですか? それとも、「山本太郎ー!」がいいですか、どうですか? 「山本太郎ー!」の方が、決まりますよね。じゃ、ちょっと練習しますか? 練習なしで本番いきましょうか? いいですか、いきますよ。せーの、「山本太郎ー!」。(「山本太郎」の声)もう一回、もう一回。まだらしい、まだらしい。こういうことって良くあるのよ。たぶんね、37分着でしょ。小田急のどこ着いたのかわからないけど、すごい人じゃない? すると太郎さん見かけたら「あ、太郎さん」て、握手求められたりいろいろしちゃうから、ちょっと時間かかっちゃってると思うんだよね。まだ来ないの。こういう時私困るのよ。そう、それがいい。太郎さんがくるまでそうしよう。
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
「太郎」、で、来たら私が「せーの」っていうからね。
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
聴こえてますか? 上の人たち。はい、ありがとうございます。皆で呼んでください。私が「せーの」って言ったら呼んでくださいね。呼んでくださーい。ありがとう。ありがとうございます。こんな選挙があったでしょうか。
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
ライブを見ている人たちも叫んでいることだと思います。
新宿が太郎コールで湧き上がっております。
今、6時45分。8分、経過しました。上の人たちも、ありがとう。
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
まだ、7分しか経っていないからね、もうちょっとね。上の人もありがとう。ありがとう。
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
ますます熱を帯びてきたね。ちょっとゆっくりしない?ちょっとゆっくりしない?それからまた。これだともう疲れ切っちゃうから、ピークきちゃう。あのね、
今6時46分なのね。着いてから9分経ったのね。まあ、この辺かなっていう感じなので、これが7分になったら、もう一回やりましょうか。10分経ったわけだからね。
あ、もう一回。「太郎、太郎」「太郎」、私が「せーの」って言ったら呼ぶのよ。いいですか。
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
待っててよ、待っててよ。待ってよ。もっと大きく。上の人もー!
聴衆:
太郎!太郎!
木内みどり:
さあ、そろそろよ。せーの!
聴衆:
山本太郎!(拍手)
山本太郎:
呼びました? なんか呼ばれたような気がしたんですけど。皆さん、どうしたんですか、今日。こんなにたくさん集まって。何かあるんですか。小泉進次郎さんでも来るのかな? 違う。
あ、ありがとうございます。我に返りました。選挙ですよね。明日、投票日なんですってねえ。もうすでに選挙に行かれたって方、こん中、どれくらいいらっしゃいますか。あら、あら、あら。逆に選挙に行ってない方、どれくらい、いらっしゃいますか。こんなに票田が転がってるんですよ、皆さん。大好物です。私の大好物でございます。
あ、すいません。すっかり名乗るのを忘れておりました。太郎は太郎でも、河野太郎ではございません。そして、水道を民営化して、ね、日本の水道を海外に売ろうとした太郎でもございません。永田町の野良犬、山本太郎でございます、よろしくお願いします。
あれ、あちらの方にも、ハルクとこちらをつなぐあちらの方にも、あれ、こんな光景は、ありがとうございます、クラクションで。ありがとうございます。こんな光景はなかなか見たことがない。これは夢か幻か。ファンタジーに終わるかどうかはあなた次第。そういうことでやらしていただいております。
山本太郎、山本太郎は6年前に東京選挙区から立候補しました。立候補をし、66万超える人々に背中を押していただいて、国会で仕事をさせていただきました。6年が経ちました。そして今回が選挙。今回は東京選挙区ではなく、比例代表。比例代表で立候補。つまりは、全国どこにお住まいでも、山本太郎に投票していただける。2枚目、2枚目の投票用紙には、どうか山本太郎とお書きいただきたいんです。力貸してもらえませんか。
現場の熱を感じる選挙ですね。流しもしないテレビ局。毎回私に聞くことは同じ。手応えはいかがですか。手応え感じまくりや言うとんのに、っていう。ただし、現場の熱狂や熱は、そのまま票には、つながりづらい。山本太郎、6年間で学習いたしました。なので、皆さんにお願いしたいんです。これをいっときの消費する、そんな商品として扱っていただきたくない。必ず叶えたい。必ず実現したい。だからこそ、旗揚げをしました。
死にたくなる社会から、生きてたくなる社会を皆んなで実現するために、この熱い熱が放出されてんですよね。実現しますよね。実現しましょうね。もう食いものにされるのは終わりだ。そのスタートがこれだ。見とけよ、永田町。この国に生きる人々をなめるなよ。食いものにするんじゃない。ひとりひとりを大切にする。ひとりひとり、その個人を尊重するということは、憲法にも書かれていること。憲法13条。個人として尊重される。個人として尊重されるはずが、国は、介護、保育、そこのお金はなかなか出さない。逆にいったら、一番、ケチってる。だから待機児童もいれば、そればかりでなく、待機老人までいる。じゃあ結局、呆けた親、どうすればいい。家で看るしかない。
じゃあ、看るのは誰だ? 嫁か? 女性が看るのか? 子どもも、そして年老いた親も。単身の男性の場合であるならば家族、実家から出れずに、そのまま親の面倒を見続ける? 自分のこれから先、目指していたキャリアはどうすればいい? 横に置くしかない。親の介護にずっと、自分の人生を注ぎ、自分のキャリアを諦め、親が天に召された後、独りになる。そこから自分の人生、どうやって再設計するんですか? 個人として尊重されるというならば、どう考えたって、介護は介護であったとしても、そこに行政の手が差し伸べられ、自分は自分で、しっかりと自分のキャリア、その道を進んでいけるっていうような介護が必要でしょう? どうですか?
保育。少子化が問題といいながら、その保育士さんたちの処遇、全然上がってないじゃない。介護も保育も全産業平均でⅠ00万円以上給料安いのに。資格は持っていてもその仕事に就けない。だって生活できないから。
「人材不足です」「じゃあ、もっと安い外人を入れようじゃないか」って、考え方、ムチャクチャじゃないですかって話です。人間の尊厳を守れるように、介護にも保育にも金出せよ、ってことです。
この国で最もニーズのあるような分野に対して、どうして金を出さないんだってことですよね。
山本太郎が政権を取った際には……「え? ちょっと待って。政権選択の選挙じゃなかったよね?」 確かにそうですよ。「山本太郎が旗揚げしたれいわ新選組、参院選で10人しか出さないのに、何が政権取るとか、取らないとかっていう話になってるんですか? 」ってつっこまれる方いらっしゃいます。でも、今回、旗揚げしたのは、今の政治勢力いろいろあります。もちろん、リスペクトするところもあります。でも、その政治勢力たちの中では、おそらく私が思い描くような社会はつくれない。だから、これは自分で旗を揚げて政権を取りにいくしかないんです。これは、まず第一歩なんです。政権を取る。これに付き合ってもらえませんか? 第一歩として、れいわ新選組に、10人まとめて国会へ連れていってくださいよ。皆さん。力貸してください。
じゃあ、政権取ったら何やるのかってことですよ。20年以上のデフレ。さんざん削られ続けてきた人々の生活、そして人生。皆さんを踏みつけて、この国は一体何をしてきたか? 「企業が一番活躍できる国」をつくってきた。企業に対して大減税。それによって足りなくなった、この国の税収を、皆さんに消費税として負担させている。こんなことで、この国に生きてる人たちが、元気なわけないだろ、ってことですよ。
多くの人たちが疲弊してる。多くの人たちが首絞まってる。それをわかってないはずはない。でも、皆さんのことは眼中に入ってない。自分たちの義理のある人間に恩返しをするための、政策の連続。税金でたとえれば消費税が一番わかりやすい話だった。それ以外にもある。たとえば働き方。どんどん壊されていってる。不安定な働き方。半年後の自分どうなっているかわからない。1年後は、想像もつかない。だって、いつ切られるかわからないから。企業側が働く人々に責任を負わなくていいような状況をつくりあげた。それによって、非正規、今や4割。そんな状態で、どうやって人生歩んでいけばいいんだよ。今日やっと生き残った。今月やっと乗り切った。そんなことの連続で、自分が生きてる意味なんて見つけられるかよ、って話じゃないですか? 皆さん。
子どもたちの貧困7人に1人。高齢者の貧困5人に1人。一人暮らしの女性3人に1人貧困。完全壊れてますよ。この国。これだけの数字が出ていても、人々に対する投資をする気もない。それどころか、皆さんへの支出は絞って、それどころか増税までするっていうんですから、殺しにきてますよ、ゆるやかに。
このままじゃ、やられる、いつまでも食いものにされてたら、もう、終わっちゃいますよ。だから、それを変えるための、それを変えるための選挙、今回なんでしょ。力、貸してほしいんです。最初は10人。この10人をひとりでも多く国会に送っていただきたい。徹底的に、永田町の論理一切抜きに、あなたのためになるか、ならないか、この国に生きる人々のプラスにならないか、なるか、ならないかのみが判断基準。一切リズムを合わせない、空気も読まない、永田町における、本当にややこしい抵抗勢力を、まずは、この参議院選挙で、皆さん、力を貸していただけませんか。ひとりでも多く国会に送っていただけませんか。
1年以内に衆議院選挙ありますよ。3年後には参議院選挙ありますよ。徹底的にやってやりましょうよ。徹底的にやっていった先には、私は政権リーチできると思ってる。大逆襲ですよ。いつまで大企業のいいなり、いつまでアメリカのいいなり、この国に生きる人々は政府のATMじゃない。ひとりひとりが人生抱えてる。
その人生を豊かにできるように考えるのが政治の仕事なんでしょ。ひとりの稼ぎでは食べていけない。だから、ひとりじゃなくて2人で働く、夫婦で働く、働くにしても子ども預けられない。これ、終わってんじゃないかよ、って話ですよ。受け皿つくれ。そして保育士にもちゃんと処遇をしろ、当たり前でしょ。自分の人生を歩めるように、40代、50代が抱えてる、親の老後の問題、ここに対して、ちゃんと行政が手を差し伸べるように、受け皿つくれ、処遇をあつくしろ、当たり前じゃないですか。
これを本気でやるならば、ニーズはあるが処遇をしないのであるならば、話にならない。だから私は、公務員増やしたい。保育士も、介護士も、そして地方公務員で非常勤で働かれている方々にも公務員待遇、それを実現する国になればどうなるか、安定した雇用、これは経済政策ですよ。この国を復活に向けて、まずは20年削られたデフレからの脱却のためには私は、公務員を増やすということは、非常に重要なことだと思ってます。
政府側にぴったりくっついていながら、「維新」そのような名前を名乗る者たちもいる、なんの悪い冗談ですか、ですよ。その彼らは、公務員けしからん、とバッシングを続ける。なぜか。公務員バッシングしたって自分たち、叩き返されないから。卑怯や。
1万人当たりの公務員数、日本と世界を比べてみましょう。イギリス。イギリスと日本を比べてみたら日本は、イギリスの3分の1しか公務員いませんよ。アメリカと比べたら? 2分の1しか公務員いませんよ。地方に行ってみたらわかる。次男、三男、自衛隊。このような状況がある、なぜ、そうなる? 安定した雇用の受け皿として、公務員という職も、非常に重要だってこと。それだけじゃない。安定した雇用をもとにちゃんとした処遇を受けて、経済活動に寄与してもらうってことも重要。この国を立て直す。そのためには、私は、保育士、介護士、そして非常勤の公務員、いまひどい目に合っているか方々、安定した地位に着いてもらおうじゃないですか。安定した処遇を、安定した給料をも貰って貰おうじゃないですか。底上げしていこうじゃないですか。デフレの時に必要なのは、安定した雇用だ。力貸してください。
2枚目の投票用紙、2枚目の投票用紙、比例代表には、どうか、山本太郎、山本太郎とお書きください。山本太郎大嫌いだって方、れいわ新選組、非常に魅力的なメンバー揃ってます。山本は嫌いになっても、れいわ新選組は嫌いにならないで。あなたの推しが見つかるはず。私たち、れいわ新選組をどうか、一番厄介な野党勢力として、国会の中に送り込んでいただきたい。政権狙いますよ。変えるんだ、皆んなで変えるんだ、ってことです。力貸してください。ありがとうございます。
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