山本太郎:
おはようございます。元気やな〜。もうすぐ始発が出ますよ、皆さん。ありがとうございます。ま、あの、一切後悔はないです。
(拍手)
当然ですね。ま、もちろん、あの、落ちるつもりでやってたっていう話ではないです。全く。当然のことながら10人通すつもりでやってて、まあ10人はちょっとなかなか難しい、5人くらいかなーと思って、自分も落ちたみたいな? ま、そういうところです。
でも、最初はね、東京選挙区で1でしたけど、それが今回2議席になった。
(拍手)
ね、2議席。2議席になった上に、政党要件も付いたと。
(拍手)
まあ、そこの代表やっております、山本太郎です、よろしくお願いします。すいませんね、本当、皆さんね、おはようございます。大丈夫ですか? 戻ってきてますか? ありがとうございます。というわけで、まず皆さんから何かありますか? あ、じゃあ、どうぞ。
記者:
共同通信のクロダといいます。さっきも支持者の方たちにおっしゃってはいましたが、改めて、議席維持というか、獲得に届かなかったことの受け止めと、それと、今後の衆院選含めたご意向、どういう活動をしていくかということを、まずお聞かせください。
山本太郎:
ありがとうございます。まあ受け止めですね。すべて結果が出た後に、私自身が落選をするということだけではなく、10人立候補して10人通せなかったっていうのが、もう完全に私の力不足だなという風に思ってます。それに加えて、私自身も議席を得られなかったっていうのは、非常に残念ではあります。これはもう皆さん、本当に全力で頑張っていただいた、その結果ということなので、当然、それは私の責任なんですけれども、まあ、そうは言いながらも2議席、2議席を頂戴しました。これはおそらく、政党要件持たないグループがですね、諸派が議席を獲得したっていうのは多分、新制度に移ってから初めて。その中において2議席を手に入れ、政党要件も満たしたということを考えれば、これは決して負けてはいないという風に思います。山本太郎自身、山本太郎としての議席は失いましたけれども、れいわ新選組としては、これは大きく前進したと言っても過言ではないという風に思います。
で、そうですね、今後のことなんですけれども、当然、旗揚げした理由というのはまず最初に国会の中に緊張感を生み出せるような野党勢力を作りたいと思ったことが一点。で、一番の狙いはやはり政権を取るということなので、それを考えた時にやはり、今回2議席、そして政党要件を得られたということは、非常に大きな成果であったであろうという風に思います。その中でも、国会の中に今回送ることができたのが、ALS、難病患者のふなご(やすひこ)さん、そして重度障がいをお持ちの木村英子さん。これによって日本の障がい者施策であったりとか、バリアフリーであったりとか、この先の日本の将来、すぐ近くにある将来の寝たきりという問題に関しても、大きく前進するであろうと。
山本太郎の一議席を失うことと引き換えに手に入れた物っていうのは、それとは決して比べられないほど大きなものであったと言えると思います。他、ございますか? あ、どうぞ。
記者:
日刊ムラカミです、お疲れ様でした。まあちょっと落選という、ご自身にとっては残念な結果が出て、すぐにはちょっとなかなか難しいかもしれませんが、今、政権を取りにいくっていうことをおっしゃったわけで、まあちょっと結果が出るまで言えないっていう部分もあるってことで、ただ、まあ結果が出ましたんで、たとえば衆院選のこと、あと今後の政権を取るためにですね、ご自身が必要と思うこと、動かれたいと考えていること、今、現時点で話せることがあったら教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。4月10日に旗揚げをし、そこからもまあ、いろんな国会活動とか、数々のことがございましたので、実質ちゃんとその選挙に向けて活動できたという日数がそんなに多くなかったと思ってます、今回。旗揚げしてから3ヶ月が経ちますが。でも今回は、この選挙が終わり、私自身が落選をしましたが、代表という立場でメディアに出る時には、党代表として当然、いろんな場面にも出れるでしょうし、そればかりでなく、そればかりでなく、例えばですけれども、全国の人々とつながりに行くということも自由に動けるようになると思います。で、そればかりでなく、もう本当に既存の政党と言いますか、公党であることで、公党であることと、例えば今回、私たちが戦った確認団体という形だったりとか、まあ諸派って言われるような状態っていうのは、全然、もう天と地ほどの差があるんですね。もう圧倒的に公党が有利っていうような選挙制度になってますから、だから、そのインセンティブ得られたっていうのは、これ、互角に戦っていくためのひとつの条件だと思ってますので、確実にこれは衆議院で大きく議席を取りにいくというような準備をしていく必要があると思います。もう始まってます、衆議院選挙は、っていう気持ちですね。
記者:
それであの、先ほどテレビさんが、各局の生中継入られる中でですね、政党要件を取られたっていうことで、衆院選、100人単位でというようなお言葉も一回伺ったかと思うんですけども、それこそプラットフォームが出来た、他の党からもどんどん声かかるかもしれない、で、選挙戦中もある自民党の大臣経験者からも激励があったという街頭のお言葉もありましたけれども、そういう、他の党から移ってくるというようなそういう動きがもし出てきたら、その辺はもうウェルカムというところでしょうか?
山本太郎:
まあなかなか180度違うという中で一緒にやっていこうということを、どこまでできるのかというのは難しい部分があると思います。そこら辺はやはり、その方の気持ちであったりとか、っていうのをやっぱり色々コミュニケーションしていかなきゃならないだろうと、どのような方なのかっていうことですね。まあ、一番はこの国に生きる人々のために本気で仕事をする気があるかってことですね。あの、腹芸するとかそういう特技はいらないんですよ、一切。そう考えた上で一緒になれると思う方は、一緒にやっていく。
まあとにかく人数要りますから。先ほどこの会場に入って少し話し、多分、テレビ中継の時だったか、なんだか忘れましたけれども、政権を取りにいくんだと。で、衆議院には100人くらい候補者を立てないといけないことになるだろうと。政権を取るならば、ってことですね。この100っていう数字は、もちろんそこの中に野党共闘とか、色んなものが入ってくるでしょうから、立てる場所、立てない場所っていうのも話し合いの中に出てくるでしょう。だから、ある意味、この既にある政党の中においても、私たちは無視できない存在になっている、もう既にですね、政党としてってことだと思うんですけども。なので、その中でのやり取りの中で、ここは立てる、ここは立てないというような判断をされていくと思うんですけれども、そういうの一切考えない場合には、100人は擁立しなきゃいけないだろうと。政権を取りにいくんであればってことです。
ありがとうございます。他、ございますか? どうぞ。もう一回、手挙げてくださいね。彼がマイクをフォローしますから。
記者:
東京新聞のセノオと申します。今回、もう躍進と言っていいと思うんですけれども、この要因なんだとお思いですか?
山本太郎:
要因ですか? やっぱり、そろそろ皆んな、怒る時に来てるんだと。20年以上のデフレで本当に踏みつけられて削られてっていうようなことで、本当に生活も人生も大きく変えられたような方々、たくさんいらっしゃると思うんですよね。その一方でやっぱり、そういう状況ではなく、好景気っていうものを享受されてる方々もいらっしゃると。完全にもう忖度されたような中で、皆んなに忖度するっていうようなことが政治なんだと。この国に生きる1人1人を慮るということが政治の存在意義であろう、ということに関してやっぱり賛同していただいたという部分だと思います。人々の力によって政治は変えられる、ということの、おそらく入り口に、もう一度立ったんだろうと。そういう風に思います。
記者:
れいわ新選組という集団とおっしゃってましたけど、これがもしなければですね、今回票を一票投じた方っていうのは、どこの党に入れていた方々だと思われますか?
山本太郎:
それは分析をしてみないとわからない、というのが答えになりますけれども、そもそもなんかこう、野党から票が削られるんじゃないか、みたいな話が聞こえてますけど、そんなセコイとこ狙ってないんですね。そもそも少ないところ狙ってってどうすんだって話です。こっちが狙ってんのは一番大きな部分、要は無関心ですね。浮動票って言われるような。私自身がもう無関心のトップランナーみたいな人間でしたから、やっぱりそういう気持ちよく分かるといいますか。やはり1番政治から遠い、っていう部分に関してどうアプローチしていけるか、ということが一番私たちが考えていたことです。なのでこの先、そのパイはより大きくなりましたからね、今度の選挙で。
戦後2番目ですか? その、得票が少なかったっていう。なんか、出てましたよね、さっき、スーパー。投票率が低かったってことですか、戦後2番目に? まあ、もう、本当に政治ってどうしようもないなと思われてるような話だと思うんですね。でもそうじゃないと。皆んなの力集めたら大きくなるんだっていう、これは本当に入り口に立ったとしか言いようがないですけれども、山本の1が2になり、政党になった。で、この先の可能性っていうところに、「あなたのコントロールがしっかりと効くんです」と。「声が届くんです」っていうようなことを、有権者の方々だったりこの国に生きる人々と育んでいけたらという風に思います。
他、ございますか? あ、じゃ一番前の方。
質問者:
Taro’s NETWORKのサトウと申します。あの、後ろの席でずっと太郎さんを拝見してまして、タブーかもしれないんですけど、頭のてっぺんについて、一言いただければと思うんですが。皆んな気になってるんじゃないかなと思うんですけど。
山本太郎:
頭のてっぺんっていうと、日蓮のことですか?
質問者:
は? なんか肌色の丸いものが。
山本太郎:
ああ、あ、なるほど。あの、ちょっと禿げてきてる部分ですね。ありがとうございます。この子を気付いたのは、この子の存在に気付いたのはおそらく今から2か月前、くらいですかね、はい。でもまだそんなにまだ大きくなってなかったので、ま、多分、この先ちょっと大きくなっていくだろうな、っていうことは感じてたんですけど。でもここら辺なので、ちょっと自分で鏡見て気付けないんですよね。あ、なんのことか分かってませんか? あの、禿です。はい。で、自分で気付い、ま、鏡見てもほら、合わせ鏡しないと見えないでしょ。だから、自分で気になってないんですよね。でもなんかこう、例えばですけど、エレベーター乗って、で、防犯カメラがあって前に画面でこの姿が後ろから映ったりとかする時に、あれ、ちょっとでっかくなってるな、みたいな。そんなたまたまのことでは確認できてたんですけど。なかなか確認はできてなかったんですが。まあまあまあ、良かったんじゃないですか。あの、腸に穴空くとか胃に穴空くじゃなくて。
質問者:
お大事になさってください。
山本太郎:
ありがとうございます。ありがとうございます。他、ございますか? あ、じゃあ、ええとそちらの、手挙げてくださいね。
記者:
NHKのコイズミです。改めて先ほど政党要件を満たしたということで、政党になられるということですけども、この新しい政党で山本さんがどういったことを目指していくのか、どういう社会を作っていかれたいか、一言改めてお願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。ええと、もうタブーなしでいきたいってことです。多分、今の最大のタブーっていうのは、財務省であったりとか大企業であったりとかっていうことにもう忖度し続けて、その人たちに気を使わなきゃ政権なんて取れないっていう話ですね。そこに気を使うことによって誰の首絞まってんだっつったらこの国に生きる人っていうことで、もう散々な目にあってると思うんですよ。もう皆さんご存じの通りですよね。もう数十年にわたって人々を削り取ってきたっていう。その先に何があったかっつったらもう疲弊しかないです。
国は壊れない。国は存在し続ける。形骸化するかもしんないけれども、形としては残る。けど、そこに生きてる人々は確実にもうボロボロにされてるんですね、今。その状況を何とか止めたい。その状況を止めるためには、永田町を変えるとかっていう寝言を言ってたらダメなんですよ。やっぱり。永田町を中から変えるって不可能なことなんですよ、だって。だって中が茶番なんですから。そういう話じゃないってことなんです。じゃなくて皆んなで一緒にっていう、一人ひとり、一人ひとりが変えられるっていう意識に、意識を、意識に対して訴えかけるってことは私、これからの政治に必要であろうと。いくら何人かのグループで中に入ったとしてもそれはなかなか変えづらいと思います。その数を生み出す人たちとやっぱり、しっかりとリンクしていくってことが必要なんであろうと。
だからどちらかというとこう、内向きというか、外向きですね。そこをやっぱり一番重点的にやっていく。今回、私は議席を失うことになりましたけども、その外向きという部分での活動する時間は、担保されたのかなという風に思ってます。なので、衆議院の選挙というところに、衆議院選挙に近づい……、なんて言えばいいかな、衆議院選挙に向かうまでの間にしっかりと、その、人との関係を最大限に拡げていって、耕していけたらいいなという風に思うんですけれども。
まあ、どんな社会作りたいのかっつったら本当に。3ヶ月で4億円集められないですよ、普通。本当にそう思うんですよ。これは何かっつったら、もう悲鳴ですよ。「死にたくなる社会、やめてくれ」っていう。そう考えると、ううん、なんだろうな、この悲鳴、この悲鳴に対して一体何ができるのかってことを考えるのが政治であって、おそらくこれは4億円集めるっていう行為じゃなくても十分に多分聞こえてた声だと、見えてた状態だと思うんですよね。それに対しておそらく対症療法であったり微調整しかおこなえないような政治がずっと続いてきて。もう「この国の将来、少しずつ壊していくけれども、あなたたち傷つくかもしんないけれども、その都度その都度ちょっと手当するわ」だったら意味がないんですよね、まったく。救いようがないというか、救う気もないというか。
ちょっと、ごめんなさいね。朝の4時でね。まだ脳が寝てるようですね、私もね。うん。ま、あの、なんだろうな、一番わかりやすく、一番わかりすくも言えないな(笑)。ま、結局、地盤沈下するような世の中を作っておきながら、そこに対して一部何かインセンティブを与えますよ、と。例えばその定額の給付をおこないますとか。それ、たとえば対処療法じゃないですか? しかも一時的な。散々DVしといて、ちょっと抱きしめたくらいで、政治やってるような顔すんなって話なんですよ、はっきり言って。根本からの治療が必要だってことです。わかるかな。すいません。なんかすいませんね、例えばっかりで。ありがとうございます。他、ございますか? じゃ、はい、どうぞ。
記者:
ああ、すいません、朝日新聞のフジワラです。すいません、先ほどメディアの取り上げ方に関してちょっと聞いたんですけれども。ま、今回取り上げられなかったことで、候補者として議席が取れなかった部分というのをどう感じてるかっていうことと、あとその、メディアの取り上げ方の線引きを今後、代表としてどうしてしていけば、改善点などですね、あれば教えていただきたいということですね。で、あともう少し取り上げてれば、代表含め議席が伸ばせたと思っているかどうかってところを教えていただければと思います。
山本太郎:
街頭演説で出会える人々って、何人くらいなんですかね。ま、私たちの街宣であるならば1回で、おそらく数百人。多くて1000人、2000人っていうようなことがあったと思います。で、テレビは一方で、1%の視聴率で100万人じゃないですか? 圧倒的に差があるのは違いないですよね。間違いない。
街頭演説と、あとネット、この2つを使って、どれくらいの人々に拡げられるかってことと、強制的に垂れ流されるテレビを見て、それで記憶の中に刷り込まれる、その1%で100万人っていうことの影響のでかさっていうのを考えるとするならば、そりゃ当然、テレビメディアに取り上げられるっていうのは、非常に大きな力だと思います。
その中でも、あの、テレビメディアの方々でも、一瞬でも取り上げてくださった方々もいらっしゃいました。でも、やはり、その程度ではなかなか票は伸びない。だからこそ私たちは、ネットを使いながらの草の根、それでここまで 来れたってことですね。山本太郎自身は議席を失ったが、山本太郎の持っていた1議席は2議席になり、政党要件まで、手に入れることができた。ということは、これは草の根、市民の皆さんの力によって、ここまでの力を拡げることができたと。これは6年前の状況とは大きく変わっていると思います。
で、ネットで拡げられるかって話なんですけれども、私は限界があると思ってます。もう、リアルに動くか動かないのか、リアルに人が動くか動かないか、もうここだけなんです、はっきり言って。ネットはあくまでも拡散するためのツールであって、伝達するためのツールであって、そこから実際に人が動かなきゃ、あの、票は積み上げられません。で、6年前の自分たちと比べて、自分たちっていうのは、私と、そして私たちと一緒に動いてくださった方々なんですけど、6年前よりは大きく進化したといえると思います。で、もうちょっと取り上げられてれば、議席は伸ばせたかというと、そのとおりだと思います。先ほどの1%で100万人という人々の目に触れるということ、もしくは街宣の現場で、ほぼ街宣の現場でしか、目撃されないということとでは、ほんとに天と地ほどの差があるということだと思います。
で、この先、メディアが、その、メディアが取り上げる、取り上げないっていう部分に関しては、まあ、この政治っていう部分、特に選挙っていう部分に関しては当然、政党要件っていう部分にかかってくると思うんですよ。逆に言えば、またはその政党要件を言い訳に流さないことだってできるっていうのは、最大の強みであり、言い訳にされる部分でもあると思うんですけれども、それは置いておいて、それとはまったく別の現象であったりとか、何度も言いますけれども、3ヶ月の間に4億円を集める、すべて個人献金。で、どの会場に行っても、人々が熱を放出してるっていうような状況を確認できる。こういった現象としては、取り上げられると思うんですよね。あの、だってこれって、ある程度のバリューがあるものじゃないですか。バリューがあるものとしては、触れることもできるとは思うんですけど。
まあ、そのすべてひっくるめた上で、政党要件だって、政党要件満たしてないからってことで、こう区切られてきた。これに関しては、もう、なんだろう、それを決める、そういったことを決定できる人たちの、あの、姿勢が変わらない限りは無理ですよね。まあ、やすとみ(歩)さん言われてましたけども、立場主義っていう部分をやっぱり超える。報道の使命ってなんだろうかとか、伝えるってなんだろうかっていう部分を、やっぱりもう一度、考え直したりとかっていうことをしていかない限りはなかなか難しい部分だと思うんですよね。それぞれの立場もあるから、しょうがないことなんですけど。
けれども今回の選挙によって私たちは政党要件を得たので、次回からは皆さんにも、流していただけるだろうと。これ、良かったんじゃないすか。ね、いいことですよ、これは、非常に。まあ、政党要件の問題で、流せないっていうんだったら、じゃあ、こっちから政党要件取りにいきますねってことで、今回から手に入れられたということだと思います。他ございますか?
記者:
毎日新聞のオクムラです。どうもお疲れさまでした。振り返ってみますと、1992年にできた日本新党は、設立からわずか2ヶ月で参議院選挙で政党要件を満たして、次の年には、衆議院選挙、実際に細川護熙さんが、政権を取るところまで辿り着きました。
ということを考えると今、山本さんがおっしゃった「次の衆議院の選挙で」というのはあながち夢、夢想ではないんではないかという風に感じてる有権者の方も多いんじゃないかと思うんですね。そこで山本さん、今ご自身は落選されたわけですけれども、次の選挙に向けて内心、実はワクワク楽しみにしてらっしゃるんじゃないかなと想像するんですけどもそのあたりどんな風にお感じでしょうか?
山本太郎:
今一番、私が感じていることは、眠たいってことですね。(笑)朝5時ですよ、皆さん。朝5時ですよ、本当に。まあね、しょうがないですね、これ。ちゃんと結果出るまではちょっとこれはコメントできませんって自分で言って3時間待つことになったんですからね。本当に、あの、メディアの皆さんにはご迷惑おかけしておりますけれども。
6年前の1から今この状態になった。2になり、政党要件を得たっていうことでこれは大きな前進であり、そしてその中身、どのような議員を送り込めたかってことに関してもこれは大きな、なんだろうな、日本社会に対する挑戦であり政治に対する挑戦であり、国権の最高機関にこれはその存在だけで変わらなきゃいけないっていうような人材を送り込めたと思っております。で、まぁ落選はしましたが、私自身は代表という立場ですので、メディアへの露出はもちろんのこと、おそらくこれから野党を、野党間での話し合いという時にも私は出て行くことになるんですね。ふなごさんが出て行ったとして合理的配慮で一体何時間野党会談しなきゃいけないんだって話になりますから、もちろんそういう場面に私は出て行ったりすることもあると思います。
で、何よりもやはり、まだ知られていないと思うんですね。山本太郎率いるれいわ新選組という存在を。その存在を全国の皆さんに更に知っていただいて、色々と議論をして、より今ある私たちが掲げている政策をより深めていくチャンスだとは思ってます。で、当然、何が起こるか分からないという風に思ってます。今おっしゃったような事、過去にそういうことがあったとするならば、ま、当然、今の時代にもそういうことは起こり得るだろうという風に思います。ま、元々旗揚げした理由が「政権取りにいきます」っていうこと言ってますから、そのためにはもう何でもするって気持ちです。すいません、なんかちゃんとした答えになっているかどうか分からないんですが。大丈夫ですか? 何かありますか? あ、はいどうも。他にございますか? あ、じゃあそちらの方。
記者:
すいません、フリーランスのハタケヤマです。あの選挙制度のことでちょっとお伺いしたいんですけれども、今回、かなり不利な条件の中で2議席を獲得されたということですけれども、この選挙制度のあり方について、例えば高額な供託金ですとか、そういったものについて、変えていくべきだとお考えなのか、それとも新規に参入してくる方々も同じように現在のハードルを越えて来いという風に思われるのかどちらでしょうか?
山本太郎:
変えるべきだと思います。本当に私たちは、今回の選挙10人で戦うのに皆さんからご寄附をいただいて、非常に幸運なことに4億円集めることができました。けれどこれをまた違う人々に、政治に参加するのにそういうようなハードルを維持し続けるってのはあまりに酷だと思います。で、何よりも、ま、良いんですよ、化粧品会社の知り合いがいて何億円か借りられたりとかね、何回も言ってますけど。
そういうラッキー人脈がいる方は良いんですけど、そういう人脈を持ってる人はほとんどいないですから、ということはじゃあご寄附でお願いしますってことになったとしたら、それってやっぱり一人一人の生活の中からこう捻出されるものなので、それはダメージもありますよね。だから今回、私たちはご寄附をいただいて、2議席と、政党要件をいただきましたけれども、これがまた衆議院選挙、ということになったとしたら、ここでもやっぱりお力をお貸しくださいという話になるわけですよね。自分たちだけじゃ乗り切っていけないと、政権を取りにいくんだからということで、ってなると負担が大きくなってくるってのはやっぱりちょっと心も痛いし。
で、やっぱりある程度、それぞれの体力が回復するまでにも、時間が必要ですからね。そう考えると、でも供託金を何て言うんですかね、議員定数削減しろとか、間抜けなこと言ってる人たちいますけど。議員定数削減した時点で、要は市民側からの代表は、なかなか選びづらいってことになってきますね。っていうか、立候補もしづらいし、それだけじゃなく議員定数は数を増やしても良いけど給料減らしたりとか、やり方は、あると思うんですけど、給料は減らせませんよ。今のままじゃ。だって、選挙にお金掛かり過ぎるから。そう考えるとするなら、一番手っ取り早いのは何かっていったら、供託金というのをもう超激安にするというか、普通に先進国レベルの金額に抑えるか、あと政治に関わることに関して、お金が掛からないようにするっていうことならば、議員の数も増えて、そこにかかるコストも削れるとは私は思うんですけどね。
とにかくこの供託金制度とかっていうものは、もう一刻も早く辞めなきゃいけないってことですね。高すぎる供託金制度であったりとかってことですね。でも、これを実現するためには、政権取る以外はないので、まあ、一刻も早く政権取る以外ないかなと思ってます。
記者:
すいません、もう1問だけ。よろしくお願いします。今回2%というですね、政党要件の条件を満たしたわけですけれども、政党要件にはもう1つあって、国会議員5人以上という条件もありますね。で、この両方を満たしていないっていうことで、テレビ局が壁を作ってですね、出演依頼が来ないというような事態っていうのは、想定されていらっしゃいますでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。もうそれ、既に経験済みです。小沢さんと一緒にやってた時ですね、生活の党と山本太郎となかまたちは、5人の国会議員はいるんですが、2%持ってなかったんですよね。この2%と5人という両方がセットじゃないと無理だ、みたいなこと言ってたのがNHKです。はい。だから、NHKに対して、何度もそれに対する文書を持って訪れたりとか、しつこくやってるうちに出してくれるようになったんですね。
でもまた元に戻るでしょうね。おそらくね。その時には、次の選挙では、「ぶっ壊す」とか本当言わんとダメかもしれませんね、こっちがね。本当にね。あっちの言ってる「ぶっ壊す」じゃなくて、本当にこっちはぶっ壊しますけどね、もう。まあ何だったら、もうなんでしょうね、えっと、ごめんなさい、なんて言うんでしょ。もう、夜中やったから、夜中なんで、もうちょっと、聴取料、違うな、受信料。あ、はい、じゃカットライン作りますよ。カチッ。受信料の不払いの運動とかも始めたほうが早いかもしんないですね。並行して。そういう時には、もう。
記者:
もし、出演を断られるようなことがあればということですか?
山本太郎:
そうですね。もしも、この2%というものを持っているにも関わらず、NHKの番組だったら、日曜討論であったりとか、色々あると思うんですけど、そういうところに、出さないっていうような、また寝惚けたこと言い出したら、今度はもう受信料を不払いということを、政党が、人々を巻き込んで、拡げていくってことも辞さないって考えてやっていきたいと思います。
記者:
ありがとうございます。
山本太郎:
地べた這いずるような思いで、皆が寄附してくれて作った政党ですからね。これはもう、皆と一緒に、直接行動、まあ平和的な。そういうものも含めた上で一緒に前に進んでいくってことをやってきたいと思います。
記者:
今のコメントは、NHKで流れると思いますか?
山本太郎:
いや、普通のコメントでも流れないんだから、こんなコメント、特に流れないでしょって話だと思うんですね。
記者:
わかりました。ありがとうございます。
山本太郎:
ありがとうございます。すいません。あのNHKの方、責めてるわけじゃないですからね。すいません。はい。他ございますか? じゃ、どうぞ。
記者:
フリーランスの田中龍作と申します。今、毎日新聞の方が、日本新党の1993年の件だと思うんですが、日本新党の例を挙げられて、参議院で3人でスタートして、次の衆議院選挙で政権取ったと。私も、その時の日本新党の選挙の現場を見てたんですが、聴衆、聞きに来ている人たちのですね、それだとか、国民のその政党にかける真剣さは、もうれいわの方が、熱が100倍くらい上です。100倍どころか1000倍くらい上です。あの時は、単なるブームでした。この悲壮感とか、殺気が全然違う。で、このですね、この熱をどうやって維持されますか? この熱を。
山本太郎:
この熱を維持する。あの、今回の選挙で結果が出ました。で、その結果にかかわらず、皆さんの生活が改善されましたって言うんだったら、熱は冷めると思うんですけど。この選挙の結果が、どうなったとしても、この結果が出た後にも皆んなの生活は、変わらない。どころか、悪くなっていくしかないんですよ。だからこれは冷めるどころか、より熱していく方向にいくと、私は思ってます。私たちの熱さえ冷めなければってことですね。ええ。
記者:
どういう運動を続けていかれますか?
山本太郎:
もうずっと選挙中にやってたような事、ずっとやり続けますよ。1番分かりやすく言えばね。ただ、夏のむちゃくちゃ暑い時期にそれやられると、ちょっと皆ダウンするかもしれないので、だから少し涼しくなってからやるとかということは、考えてやった方が良いなと思います。ただですね。今回の私たちの選挙に関する数的なもの、データ的なものがあるんですけど、簡単なものですね。
カンパをいただいたのは4億円です。で、このカンパをいただいた人数が3万3000人。で、公選ハガキってありますよね。公選ハガキ。あれは、法定枚数っていうのが、15万枚なんですよ。で、これを1万1000人の方々が、実際に公選ハガキをいろいろ書いてくださって、結局22万人分返ってきたんですよ。法廷枚数15万枚、なのに22万枚分返してくださったって。だからもう、それくらい上回ってるんですよね。
記者:
その話、聞いてますよ。僕。うん。
山本太郎:
あっ聞いてますか? すいません。他の方、聞いてないんで、言わしてもらいます。
記者:
どうぞ。
山本太郎:
他に、ポスター。個人ポスターが7万枚と政党ポスター2万枚の9万枚。ビラが個人、山本個人ですけども、20万枚。政策ビラ250万枚。合計270万枚。ボランティアは、もう実際は数は数え切れないほどなんですけれども、あくまでも事務所に来ていただいたボランティアは、17日間で3500人以上ということですね。
だから、この数週間の戦いの中でこれだけの数の人々が助けてくださったと。この熱っていうのは、恐らく冷めることなく、次の衆議院選に望んでいると思います。ただ山本太郎が落ちたことによって「ああ、何もなかったんだな」っていうような、短絡的な思考に繋がってしまう人もいると思うんですよ。「ああ結局、2議席しか取れなかったんだ」というような。おまけに「山本落ちたのか」っていう話にされちゃうこともあるかもしれないですけど、それとんでもないと。山本の1が2になり、政党要件。でその議員になる人々のシチュエーション。で、これから、この国の最高機関に与える影響。で、この政党要件を得たことによって、山本の活動が拡がるということを考えていただければ、これは次の衆院選にも十分期待していただける内容だと思います。
記者:
あの、では、次期衆院選で政権狙えますか? 次期。
山本太郎:
これ、何回も何回もやったら、あの、ね、国の間違った施策で倒れるとともに、私からの「寄附お願いします」で倒れる可能性ありますからね、これ。勝負は早くつけなければ駄目なんですよ。もちろん。だから次の衆議院で、政権リーチできるっていう戦い方をしていきたいです。
記者:
あの、聴衆の熱が、聴衆っていうか支持者の熱が、れいわよりも1/100低かった日本新党でさえ、政権取れたんです。
山本太郎:
ま、その熱がもっと低い自民党でも、政権握ってるってことありますけどね。そうなんです。ファンタジーにはしたくないっていう。リアルに繋げていくことで、確実に前に進んでいきたいという風に思ってます。他ございますか? じゃあ、どうぞ。
記者:
東京新聞、コマザワです。遅くまでお疲れ様でした。2点、お尋ねします。先ほども、ちょっと話題になりましたけど、国政選挙の投票率の低下というのが、どんどん止まらない状態で今回48%少々。これはどういった理由で、これだけの低投票率なったのかということと、今回、臨時国会が開会されると正副議長選挙がありますけども、当選されたお2人は投票行動について、もう既に決めておられるのかどうか伺います。
山本太郎:
ごめんなさい、投票行動?
記者:
正副議長選挙で。
山本太郎:
ああ、なるほど。はい。まだ、そこについては、話し合えてません。もう、ごめんなさい、ちょっと想定外だったんで。私自身は入るつもりだったんです。なのでそこについてはまだ話し合えていません。ただあの、おそらく、正副ってことは正が自民で副が野党第1党っていう風になると思うんですよね。そこに関して、四の五の言ったところでどうにもならないとは思うので、本当に意味のあるところでの徹底的な交戦、ということをやっていくべきだと。その正副って部分に関しては、ここは一旦、その通りに合わせてもいいんじゃないかなとは私自身は思います。でもそれは、議員になられたお二人に確認を取ったわけじゃないので、いや、ここから徹底抗戦を始めるんだってことなのであるならば違う話になるのかもしれませんけれども。ごめん、もう1点何でしたっけ。
記者:
投票率が50%切るという結果になったわけですが、これだけの数字になった理由については代表どのようにお考えでしょうか?
山本太郎:
一つは政治どころじゃないっていう話なのかもしれないですね。選挙どころじゃない、もしくは選挙なんて知らないっていう層も、大勢いらっしゃるでしょうし。
あとはやっぱり、なんでしょうね。芸人さんの問題であったりとか? あなたの人生には直接関係ないよねっていうことにやっぱり引っ張られる部分なんじゃないですか? 吉本(興業)がブラック企業であるってことは非常に興味深かったりとか改善するべきだという気持ちはありますけれども。それとその直接、有権者の皆さんとの関わりっていうのはそんな深くないですよね。そう考えるならば、やはりテレビなどで取り上げられる時間ってことを考えるならば、今回は非常に重要な選挙だったとは思うんですけれども、おそらく選挙や政治や格差やいろんな問題にかけられる時間ほどは、ちゃうな、ごめんなさい、もとい。
まっ選挙報道薄すぎますわねって話です。えぇ、すんごい丁寧ですけどね、吉本側のお話に関しては。ものすごい詳しくやりますけど、それくらい詳しく選挙報道してるかって話ですね。NHKとかでも報道されたりとかしてるの見ましたけど、本当に見るに耐えないというか。その番組を見て、なんかこう政治について考えようとは思わない。本当に腑抜けたような番組が多かったですね、はっきり言って。逆に言ったら、忖度をする意味でのスピンコントロールを、メディア自らやってんじゃないかってことですね。特に圧力を受けなくても?
(拍手)
っていうようなな穿(うが)った見方をしてしまいそうになるくらい、政治や選挙って部分に関して深く報道されたりとか流れることはテレビに限ってはなかったという風に思います。他ございますか。じゃ、あの、ブルーの方。
記者:
スポーツ報知の、ヒグチと申します。先ほどと言うか、3、4時間前に聞いたことと全く同じ改めて、お伺いするんですけども。次の衆院選に出られるのかどうか、というのを、ちょっとお伺いしたいんですが。ご自身がということですね。
山本太郎:
もう出るしかないんじゃないですか、これ。
(拍手)
記者:
東京で出られる?
山本太郎:
なんですか?
記者:
あの選挙区とかは、決められて。
山本太郎:
今からですね。
記者:
それは今から。
山本太郎:
それが一番話題性を呼んだりとか、なんかその最大化ができる形で選んでいきたいと思いますけれども。参議院で残ればどうなるだろうなとは一瞬思いました。参議院で自分が残ったとしたらそれを辞退して、っていう方法もあるなっていうのは、自分の頭の中によぎりました。最大化の一環ですけど、それは。でも実際に自分は議席を失いましたので、次の衆議院で挑戦すると。当然、その時には、メンバーも揃えて、皆さんの力を借りながら、政権を取りにいくという、気迫でいきたいなという気持ちですね。その時の選挙区はどこになるかとか、戦い方っていうことに関しては、まだ全然決まってません。
記者:
ありがとうございました。
山本太郎:
他ございますか。あ、どうぞ。
記者:
度々すみません、東京新聞のセノオです。2つ伺いたいんですけども、1つは今日これから寝られると思うんですけど、寝て起きてですね、今日、何をするかっていうのをちょっと教えていただきたいっていうのと、あともうひとつ、政権を取るっていうお話に関連して、野党と力を合わせるけれども消費税は譲らないということを先ほどおっしゃっていましたけれど、そういうことでやっていけるのか。要するに仮に政権を取れるような状況になったとして連立政権に加わらないとかそういう判断をするのか、その辺りを教えてください。
山本太郎:
まぁちょっと野党の動きがどうなるのかわからないので、そこはなかなか答えづらい部分ではあります。
結局、次は衆議院ってことになったらば、今回は消費税について凍結っていうことを掲げて戦った野党でさえも減税ってことを言い出す可能性もあると思っています、私は。じゃなきゃひっくり返せないですから。もっと参議院で捻じれが作れるくらいにまでの状況になる可能性は、減税を訴えればひょっとしてあったと思いますけど、そのカードは切らなかったわけですから。次の選挙でおそらく減税くらいまでカードを切るというようなことが出来るならば、そこは話し合いの余地はあるのかもしれません。
で、今日何するですね、まぁえっと、44歳無職になったわけですから、あぁでも一応党代表ですね、これ。違うわ。すみません。朝起きて散歩してみたいな、そういう優雅なことをやっている暇はございません。というのも議員会館内の山本太郎事務所及び議員宿舎、6年間住まわせていただいた議員宿舎、これ5日以内に退去しなければなりません。これが一番憂鬱ですね、いやほんとに。これをしながらも、自分たちはこうしていきますというような声明の発表であったりとかっていうようなことも必要になってくるでしょうから。とにかく大変ですね。だから今日何しますかって聞かれたとしても「やること多すぎて」としか答えようがない、ってという形ですかね。
記者:
街頭に立つようなことは考えていますか?
山本太郎:
街頭も立ちたいなぁ。立ちたいけどもう倒れるかもしれませんね、引っ越しの途中で。すみませんね、街頭までたどり着けないかもしれないです、ひょっとしたらね。でも、それが今日になるのかどうかはわかりませんが街頭には立ちたい思いはありますね。ありがとうございました、ということも言いたいし。
でもまぁ、全国の街頭に立ったわけですから、その街頭を形式的に1回だけ東京のどっかでやるとかっていうのも何か不思議な感じがしますし、街頭でのご挨拶っていうのをまた全国ツアーみたいな形でやるっていう、これ毎回やっていることですけども国会が始まる前にっていうようなことも考えなきゃならないかな。でもすぐは無理ですね。とにかく何よりも今はすぐに宿舎と、そして事務所を退去しなきゃならない。あれだけ膨大な荷物がある中を一体どうしたらいいんだってことで、ひとりでパニクっております。ありがとうございます。他ございますか、どうぞ。
記者:
毎日新聞のアオキと申します。これからの国会はやはり憲法改正、相当、議論になっていくかなと思うんですけど、今の時点でどういう風に対応していくお考えなのか、などのお話してもらえたらと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。憲法改正っていう部分に関しては、現在の勢力の中でおこなわれる憲法改正っていうのはやめたほうがいいと思っています、当然です。憲法自体、守られていませんから。健康で文化的、最低限度の生活っていうものをこの国に生きる人々にしっかりと出来るようにしなきゃいけないにも関わらず、本当に地盤沈下した状況、生活が地盤沈下した状況にさせてしまっているという時点で、もうアウトだと思いますね。
一人暮らしの20代、61%が貯蓄0とか。30代、40代も貯蓄0、もう地盤沈下完全にしているし。57.7%の全世帯が生活が苦しいと言っている状態。これ9条がどうしたとかって話もありますけど、完全に25条さえ反故にされているということを考えたならば、これ憲法変えたいって言っているのはその憲法を今、守っていない人たちですから、これは詐欺師が詐欺罪ゆるめろと言っているのと一緒です。だからそういう部分に関して議論をどうするのかってことですけれど、議論したら出口が見えますから、当然、議論に立ってしまえば、議論に立ってしまえばそれは話が進んでいくんだろうと、国会内での採決。まぁ今回アレですよね。3分の2届かなかったんですよね。っていう部分はありますけれども、結局ね、テレビにとっても特需なんですよね。会見特需、コマーシャル流し放題、流され放題。
それを考えると、やっぱりこれは、経済界と政治によって、またこの憲法を変えるってことを前に進む可能性は非常に大きいと思うんですよね。まあでもその前に衆議院選があると思うので、議論は始めたとしても、結局は最後の最後は国民投票でとめられるという部分は、あるかな。ま、洗脳されますからね。テレビに完全に。やっぱり露出の多い方に引っ張られますから、どう考えても。そう考えるとなかなか難しいと思いますけど、今の時点では憲法っていうものに対して手を入れさせるっていうのはかなり悪い選択だという風に思います。極力それをさせないっていう方向に持っていかないと。
で、4項目挙げてるうちの3つがダミーですから。結局、緊急事態条項以外、興味ないと思いますよ。それを考えると、やり方が誠実味に欠けるってことですね。そう考えると、やっぱり、憲法改正なんていうことには手を付けてはいけないという状況だと思います、今は。もしもそういう状況が生まれたとしたら、おそらく、今日議員になったふなごさんなどは牛歩ということになると思いますね、介助者を連れながら。急げとは言えませんからね。合理的配慮をお願いしますっていう話になりますよね。木村さんもそういうことになると思うので、だから、拙速な議論っていうものは、なかなかできないであろうと。当然、その重度障がいであったり難病の方々のリズムっていうものが国会の中に取り入れられなきゃならない。
そんなこと言ったら決められないじゃないかって話になりますね。民主党政権時代のようにという話なんですけど。ま、決められない政治から決められる政治へっつって、決まったことほとんど、どうしようもないことばっかりですから、そう考えたら決まらないほうがマシだって話になると思います。ま、でも、徹底抗戦をしてくれると思うんですね、今日議員になられたお二人は。本当に骨のある方々ですから。
すみません。ちょっと話が広がりましたけど。憲法改正よりも他にやらなきゃいけないことがあるだろうっていう話です。話をそらすなってことですね。
今一番この国で手を付けなくてはいけない政治的テーマ、格差であり貧困であり、人々のやっぱり、首の締まった状態をいかに自由にしてあげられるのかっていうことを、政治が本当に全身全霊で取り組まなければいけないことだと思ってます。すみません。その他ございますか。
びっくりした。ふなごさん、牛歩するとか勝手なこと言いました。その時、私、議場の中に居れないですけどね。多分なんかこう席から見てるかもしれないです。頑張れ、ふなごさんとか手を合わせながら、頑張れ、頑張れって。あ、すみません、話長くなりました。早く帰って寝てください。本当にすみません、遅くまで付き合っていただいて。ふなご先生、お疲れさまでした。おめでとうございます。ちょっと待ってください。
(拍手 ふなごさん退出)
他ございますか。大丈夫ですか。あ、どうぞ。
記者:
山口県の長周新聞と言います。お世話になります。
(拍手)
記者:
太郎さんがですね、本当に単独で立ち上げて全国を1人でまわって、有権者に直接訴えてですね、支援のお願いと寄附のお願いをされて、それに応えた今回の結果だと思うんです。そのようにして戦われてきて、ま、お疲れだと思うんですけども、今この1つの結果が出た段階でですね、あの、全国のそういった寄附をしてくださった方々、初めて知ってしてくれた方も随分いらっしゃると思うんですけども、メッセージがあれば、呼びかけていただけたらと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。本当に身を削るような思いで私たちに託してくださった、ご寄附くださった。本当に忙しい中で少しでも自分の時間がほしいところを、私のポスターを貼ってくださったり、ビラを配ってくださったり、本当に自分のことのように、自分が候補者に成り代わって一生懸命走り回ってくださった方々が全国にいらっしゃることを私は知っています。この方々に対して、本当は10人全員当選ということを形にしたかったんですけれども、そこまでには至らなかった。これは本当に私の力不足であると。
ただ、何度も言ってますけれども、6年前に1議席しか得られなかった私及び私たち。その力が6年経って今回の選挙で2議席に増えて、政党要件を手に入れることができた。これは最大限こうしたいと思ってたものに比べれば小さく見えるかもしれないですけれども、これは今回私たちが今回の選挙で、数々憤ったこと、例えばどうしてテレビ映さないんだとか、どうしてこんなに大政党に比べてやれることが少ないんだとか、いろんな不条理っていう部分を払拭するためのカードを手に入れたと思ってます。
次の選挙からは、メディアは取り扱わなきゃいけなくなるだろうし、それだけじゃなく衆議院選挙、例えばブロック、東京ブロックに立てるならば多分、最低でも4人でも4、5人立てなきゃいけないですよね。4、5人立てなきゃいけない、エントリーするのにですね。これ政党でなければ4、5人立てなきゃその参加権が得られないんです。掛ける600万円ですけど。これはひとりでも立てることができるようになるんですよ。比例ブロックに最低これだけ立てろという数字がある中で、政党であるならば、たったひとりでもそのブロックに立候補を認められるってことですね。ということは費用が抑えられるって事です。これかなり大きなシード権に近いものを手に入れたんじゃないかという風に思います。
なので、全員当選というところにはちょっと遠く叶わないというような状態にはありますが、6年前の私たちというところの出発点から考えるならば、非常に大きな力を持つことになったんではないかと、ここに来れるように、このような状況に、このような状況で今からの戦いをさらに進めることができるっていうのは本当に皆さんのお力以外にない、そう思ってます。もう足を向けて寝れない。今日から立って寝ます。ありがとうございます。ございますか?他に。終わりです。
もう明るいよ、外。あらもう朝ですよ、皆んな。夜更かししちゃって。ありがとうございます、本当に。はすいけ(透)さん、辻村(ちひろ)さんそして三井(よしふみ)さん。いいですか? お言葉いただいて。順番に。
はすいけ透:
本当に残念でしたけれども。本当に私たちの緊急八策、れいわ八策に共鳴してくださる方々と、本当に出会えたことは本当に人生最大の幸せだと思っております。今、代表が言ったように今後、その仲間の皆さんの、もっともっと多くの方に加わっていただけるように、頑張っていくつもりでございますので、またよろしくお願いいたします。
辻村ちひろ:
ありがとうございます。私も代表と一緒でちょっと頭が眠くて、飛んでるところがあるんですけども、本当にマイナーな環境問題っていうことをテーマに戦ってきて、なんて言うんですかね。いろんなところで困ってる人たちの生の声を聞けたって事は、すごく自分の糧になりました。まだ聞かなきゃいけない声がいっぱいある。やっぱりこれはスタートラインなんだろうっていう風に思っています。出ろと言われれば、次も当然出ますし 。
(拍手)
はい。全国をくまなく歩いて、そういう問題を拾ってきて、それを国会の場に届けるというのが僕の使命だと思っています。あと最後に、ほんとに皆さんに支えていただきました。全くの無名で誰だこいつっていう感じだったと思います。ピアスなどしやがって、とんがった靴はいてって思ったかもしれませんけど、そんな奴でも皆さんに支えていただきました。ちょっと私の得票ではね、皆さんや代表を助けることができなかったって悔いが残ってますから、今度は本当にくまなく全国歩いて、少しでもお力になれるように頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
三井よしふみ:
もう少し取れるかなぁと思ってましたが、こういう結果になってます。まさしくコンビニは人が多いはずなのに票も入んないし、まぁコンビニのオーナーたちが仕事しすぎてるからこんなんなっちゃったんだけどね。投票行かなかった連中多いと思います。私、これ初めての国政選挙ですから、次やる時はいろいろ頭にいま計画があります。
(拍手)
でも今回のこういうね、本当にボランティアの人たち、頭下がる以上に、本当に皆さんどうしてそんなにパワーあるんですか。
(拍手)
いや逆に私からね、皆さんからね、パワーっていうか、魂もらいましたよ、本当に。本当に。ここで本当に皆さん本当にありがとうございます。今、太郎さんが、片付けしなきゃいけないって話されてましたけど、我々の望むところがね、高いから、いいですか、我々の望むところが高いんですよ。高いところに手を届けるには一回しゃがむしかないんですよ。今回しゃがんだだけだからちょっと。わかる? 俺が一番しゃがんでるけどな。これから飛び上がるためのしゃがみだと思えば、いい思い出がここにあるから、次の時、太郎さん、よろしくお願いします。皆んなまた次も頑張ろう。やるぞ!
山本太郎:
ありがとうございます。全然、私、自分が議席失ったけど、何も悲観してないですよ。それなんでかって言ったら、さっきも言っていましたけど、6年前より前進してるんですよ。これ自分が受かるためだけに東京でやって、自分が1議席得たっていうことより、全然大きなもの手に入れていると自分で思ってます。
ここからさらに拡げていけるっていう風に私は信じてて、今回、残念ながら私の力不足で皆さんを国会に送ることができなかったけれど、これは次につなげる、つなげられるという風に思ってます。ええ、だって政権取るためには候補者100人立てなきゃいけないんですよ。もちろん野党の中でいろいろ話し合いがあって、100人全員立てられなかったとしても、普通に10人集めるだけでも大変だったんですからね。そんなかでもう内定者いるってことですよ。いいじゃないですか。もっともっとたくさんの当事者を集めて、最強のグループを作って、打って出ようじゃないですか。
(拍手)
なので、まず皆さんにはとにかく休んでいただきたい。本当に。あの英気を養っていただきたい。もう近づいてます。衆議院すぐ来ると思います。こっちの準備が整う前に私だったらやる。逆にね。権力持って潰したかったら、間を置かずにやりたいと思うはずですよ。となったらこっち側の準備が整ってなきゃ、いつだってチャンスなんですよね。
お願いしたいのは一刻も早く休んで体を休めて英気を取り戻し、そして、ポスター貼ることから始めなきゃいけないんですね。本当に。ポスター貼ることから始めなきゃいけない。やっぱりポスターってすごくハードルが高くって、100軒行って1軒オッケーとか2軒オッケーとかザラなんですよ。あの100軒行ったのに1軒も貼れないってこともあるし。本人だってあれ位なんですから、本人じゃない人たちが行ったら余計です。
だから今度はちょっと今回よりも気合入れて戦わなきゃダメなんです。今回のはちょっと、助走期間が短かった。だから皆んな走り切れた。けど、今度はもっとしっかり事前に皆んなで取り組んでいきながら、やっていかなきゃなんない。
まずはポスターでしっかりと歩いて貼っていって、どこ歩いててもあいつらのポスター貼ってんなって状況になったら強いですよ。それもひとつの現象ですから。それを皆んなでまずやっていきませんか。まずは休む。その次、皆んなでポスターやっていく。やりませんか? どうでしょう?
(拍手)
ありがとうございます。まぁまぁこれはしょうがないですよ。世の中変えるためにはね、皆で力合わせるしかないってことで、もうちょっとお付き合いしてもらわなきゃなりませんよ、これ。お願いしますね。衆議院選挙をとりあえず乗り切って、そこで大きな議席を手にして、そして、中でキャスティングボートを握るというようなことまで私たちはリーチしていかなくてはならないと。この先にはもう希望しかないよ。夢しかないよ。やっていくしかないんだからってことですね。力合わせてもう1回やりましょう。よろしくお願いします。ありがとうございます。
※最善を尽くしておりますが、なるべく早く皆さまにお届けすることを優先するため、若干の誤字脱字はご了承ください。