山本太郎:
ありがとうございます。じゃあ座りますか。ありがとうございます。東京選挙区、もうすでに(マイク途切れた)あ、あ、ありがとうございます。開票率98%くらいになりましたので、もうはっきりしたかな、ということで、東京選挙区から出てくださった野原さん、野原さんからの、野原さんの、皆さんとのやり取り。ごめんなさいね、もう。この時間にこんな喋らなあかんって大変ですね、これね、選挙ね。午前2時でございます。ありがとうございます。おはようございます。それでは、どうしましょうか? 最初、野原さんからお話になりますか、それとも、もう質問受け。(野原さん:質問を)質問を受けますか。分かりました。いかがでしょうか、皆さん。もう丸投げみたいな感じになってますけれども。ありがとうございます。では、そちらの方。今、マイクを回しますので。
記者:
琉球新報のタケモトです。お疲れ様でございました。まだ最終開票にはなっていませんけど、先ほど拝見したところ、20万票近くというようなところで、残念ながら議席の中に入れることは叶わず、ということだったと思うんですけど、だたそれでも20万という数を集められてというのは、やはり一定の非常に大きな訴えもあったのかなと思うんですけど、まずこの20万票というところ、どのようにご評価されるかお伺いしたいんですけど。山本さんにもお伺いしたい、できれば。
野原ヨシマサ:
まず、20万9千、約21万(票)なんですけども、そうですね、捉え方は2つあって。まず1つは、やっぱり太郎さんの前回取った66万ですかね、そういった基礎票みたいなものは、あまりやっぱり自分が取れなかったのかなっていうのと、それと山口代表の獲得票ですか、前回の選挙と今回の選挙、どれくらい減っているのか、まだ分からないんですけども。どれだけ切り崩して取り込めたのかなみたいなのもあるし。21万なんで、太郎さんの基礎票もそんなに取れなかったし、山口那津男さんの票もそんなに切り崩せなかったのかなっていう、そういう思いはしますね。でも、やっぱり、なんていうのかな、スタートも遅かったし、私もまた新人ですし、東京に地縁血縁もないし、そういった基盤もないしですね。ないない尽くめで初めてやった選挙だったんで、当確ラインで50万ですから、30万、29万か、30万足りない。これからどれだけ、これ伸ばせていけるか。30万足りなかったから、私の実力、私の個人としての力量の不足というのが大きかったのかなっというのもあるし。でも、やっぱりこれだけのないない尽くしでやってきて、21万も取れたと。そういうプラスマイナス解釈はできると思いますね。はい。でも21万取れたから、そうね、私としては、どうなのかな。やっぱり悔しいですけどね、本当に。本当、悔しいのは悔しいんですけど、どう捉えるかなんで。そうね、私としては21万、やっぱり実力不足だったのかという思いが強いですね。どちらかというと。はい。
記者:
山本さんはどのように?
山本太郎:
ありがとうございます。「実力不足も何もないですよ、野原さん」っていうことですね、私からしたら。だって、これだけ急な展開ないですからね。(拍手)逆に言ったらこの無茶振り、よく受けましたねって話ですよ。いや、すごく勇気のある方ですね。なんでしょうね、元々、そもそも選挙というところにアプローチをすることを考えてらっしゃらなかったと思うんですよ。これまでの人生の中で。そこに急にお声がけをさせていただいて、最初は比例でというお話だったんですけれども、やはり私、ね、東京選挙区ってどうですかね? っていうご相談をさせていただいて、まさにご自身が考えていらっしゃることを、直接選挙という舞台にもっていくっということが合致して、叶った話なんですけれども。ここ、これ、ちょっとこっちの、こちらの落ち度もございまして、準備というものがやっぱり急だったってことですね。
初日にポスターが貼れていないとか、で、選挙カーができたのが、多分あれ、どれくらいやったっけ。6日。4日に始まって、選挙カーできたの、6日みたいな。そんな選挙聞いたことない。だからいつもマスコミから言われて、「どうですか? 調子は?」みたいなこと言われるんですけど、「いや、うちの選挙は来週からです。」みたいなことを答えてたくらいなんですよ。「今、プレです、プレのわりに盛り上がってるでしょ」みたいなことをずっと言ってたんですけどね。まあ、あの、より普通に、普通に選挙に臨むよりかは準備が遅れたとしても、より、なんだろう、メッセージが強いものをより興味のなかった人たちにも拡げやすいという部分だったりとか、いろんなことを考えた上で臨んだものだったんですけども、残念ながら結果は届かなかったということですね、今回、48万というのがボーダーにはなってたと思うんですけれども、20万を超える方々には、でもお力を貸していただいたってことだと思います。それだけの準備の遅れと。で、基礎が全くない、もちろん私のもありましたけども、私の基礎があったといっても、それは6年前の話ですから、私も比例で出る、という意味では、それは引き継がれるかといったらそれは、イコールではないと思ってます。そういう意味で全くのこの挑戦っていう部分に対して、20万を超える方々に託していただけるというのは非常に大きかったと。負けは負けなんですけれども、非常に、なんだろうな、ややこしい人たちを国会に送ってくれ、というメッセージが、非常に、ちょっと待ってくださいね、何も考えずにしゃべるとこうなるんですね。夜中2時過ぎるとこうなるんですよ、本当に。だから朝生とか出たくないんですよね、私。断ってきてるんですけど、こういう状態なのが嫌でね。
まあ、話戻りますけれども、こんな面白い設定ないですよ。はっきり言ってね。山口那津男さんを引きずり下ろしにいく、創価学会員の物語ですからね、これ。(拍手)いやー、本当に。まあもう野次馬っていう人たちには、心には十分火がついたと思うんですけれども。
まあこれは、選挙終わる度に思うことですけれども、まああの、もうちょっと時間あったら、もっと迫れたかなとは思いますね。ただ、まあリアルに票が届かなかったというところは自分たちで受け止めつつ、ただこの野原さんの心意気というのは本当に素晴らしいものだと思います。この先も私としては政治に関わっていただきたい、と。そして信濃町を揺らしていただきたい、という風に思っています。
記者:
もう一点、今の話を受けて、まさに先ほど山本さん、既に衆院選始まっているという風な形でおっしゃられて、次の衆院選睨んで、まずは野原さんには次の衆院選の中で、どのようにれいわには引き続き関わっていきたいと先ほどお伺いしてたら、おっしゃっておられましたけども、野原さんが次の衆院選についてどのようなお考えかということと、あるいは山本さんはさらにどういう風にその中で野原さんにまた一緒にやってもらいたいかという思いがおありなのかということと、沖縄からとしては辺野古の問題をやはりさらにどう全国のまだやっぱり結局届いてないと、響いてないと、野原さんもおっしゃられたようにここをどうやって響かすのか、というのはまさにこちらの県外の本土の方で揺らすしかない、揺らすことだと思うんですけれども、そこをまた次の衆院選でどのように位置づけられるのかということを、どのようにお考えかということをまたお伺いできればと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。与党側を切り崩していくっていうのがなかなか難しいと思うんですね、その中でも野原さんがやったのは、非常に斬新なケースだと思うんですよ。で、これがよその党にできますかと言ったらどこも手を付けないと思うんですね。怖いんじゃないですか。すいません。そう考えたらこれ、れいわにしかやれない、と思ってます。そのうえで、この先も与党側を切り崩す際の非常に大きな部分だと思ってます。
これは次の衆議院選はどうするのかっていう部分ですけれども、これは野原さんにまだ了解を取れていない状態ですね。野原さんやってくれますか?
野原ヨシマサ:
(聞き取り不能)
山本太郎:
今、今、ちょっと待ってください。今ね、マイクオンにしないで、(はい、はい)もったいない、もったいない。マイクオンにしてから言ってください。もう一回聞きますから、ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。もう一回やり直しますよ。野原さん、やっていただけますか?
野原ヨシマサ:
喜んで。そうですね、あの、今回の選挙戦、本当に何回も申し上げている通り、本当にユニークな、国政選挙で「公明党おかしい」、「創価学会がおかしい」という、そういう、そういうのが話題になるという、本当にユニークな選挙でした。
で、本当に、太郎さんに本当に感謝しているのは太郎さんが全国遊説でまわられて、学会の方々が太郎さんに相談されてやっぱり、「公明党おかしい」、「創価学会おかしい」と言うと査問され、除名され、そういった村八分になって相当ひどい人権侵害というのが今でも続いているわけですよ。そういう人たちの、本当に文字通り、公明党にはない、れいわ新選組にある本当の意味での小さな声を聴く力で、そういう人たちを太郎さんが拾い上げて、太郎さんが私につなげてくれたという、そういう意味では、ものすごい感謝してます。
だからこの公明党と創価学会、この問題ほど、1つの政治団体とか宗教団体に限った問題ではないわけですよ。やっぱりこれだけ日本全国、また世界、創価学会って、世界にも、SGIっていって宗教団体をたくさん持ってますんで、世界的な規模に広がってますんで、そういう宗教団体の問題なんで、やっぱりあの、日本社会また世界の社会にも、ものすごい大きな影響力を持った宗教団体ですから。その宗教団体をまた正常に戻すという、そういう戦いがまたこれからまた始まるわけですから。今回、残念ながら21万、届かなかったんですけど、やっぱりあの、反転抗戦の狼煙は上がったわけですから、あの、それとまた、本当にこれだけ人権侵害を受けて悩んでる方、困ってる方、大勢いらっしゃる。そういう人たちをどうやって救っていくか、そういう、全体を含めて、本当に人権の問題、そうですよね、人権。本当、人間ですから、一番肝心要の人権の問題というのをどうしていくかなっていう問題。そういう意味では、やっぱりもう、後に引けない戦い。もう本当にもう、賽は投げられたみたいなそんな感じですもんね。頑張っていくしかない。山本太郎さんと力を合わせて、れいわ新選組の仲間たちと、仲間たちと、不思議な縁なんでまたこれも。ええ。だからもう、こうやって、一生懸命力を合わせてまた、戦い続けていきたいと思います。はい。
山本太郎:
ありがとうございます。今、私たちは、日本の選挙などにおいて、この信濃町を揺らしていこうと。まあ、要は、政権与党を切り崩していこうということの話だったと思うんですけれども、今、野原さんのお話のほうから、SGIというキーワードが出てきたので、逆に言ったら、あの世界の、世界の創価と手を組んでっていう揺らし方もあるのかなっていうこともあるのかなって今、そうですね、ありますね。あると思います。はい。本当にね、池田先生の教えを、という部分を考えたとしたら、世界の人たちも呼応してくれんじゃないかって考えつつ。
で、もうひとつ言えるのが、今回20万を超える方々に、野原さんの心意気を買っていただいたと思うんですね。で、これが、例えば衆議院の東京ブロックということになった場合に、1議席をあげるには30万くらいの票であげられるんですよ。ということはもうプラス10万上げれば、この参議院よりかは、ハードルが下がるということになるんですね。そういう意味でも、さきほど、快諾をいただきましたので、マイク、最初はマイクオフでしたけれども。(笑)あの、次の戦いへと駒を進めていきたいと思います。
野原ヨシマサ:
今、太郎さんがSGIの話をされたんですが、重要なポイントがあって、創価学会の憲法と言われてる「会憲」っていうのがあるんですよ。これ、去年の9月にできましたけども、その会憲がですね、本当にものすごい大事なところがあって。今、SGI会長、池田先生なんですが、このSGI会長の池田先生の上にですね、今、原田会長が上に、こう、上に位置してるような、そういう憲法を作ってるわけですよ。これは本当になんていうか恐ろしいことで、今の原田会長が、池田先生、池田名誉会長よりも上の位にあってですね。これは、これまで日本の創価学会というのを自分たちが好きなように牛耳ってきて、集票マシンとして利用してきて、ここまで来てるわけですよ。それと同じ枠を世界に拡げて支配しようと、そういう風な思惑が透けて見えるような位置付けなんですね。今の原田会長が、SMI会長の上の位に位置するという、この会憲。これがですね、この重要な会憲なんですが、一度も聖教新聞に詳しく載ったことないんですよ。創価学会の機関誌ですかね。そういうのに載って、詳しく説明された経緯がこれまでもない。ホームページを見ればわかるんですけども、この会憲のこの位置付け。池田先生、SGI会長の上に今の原田会長が位置づけられているということは、ほとんど学会員もわからないし、幹部クラスの人でもわからないんですよ。それが危ないところで。まあ、だから、執行部としては、この池田名誉会長が勇退されて、まあハイジャックしてですよね、ハイジャックされて40年になりますけども、そのずっとこの日本の創価学会をずっと支配してきて、その支配のレベルを世界にまで拡げようとしてるとしか、私には思えない。それもまた危ないことなんで。これもまた、次回の選挙でもまだまだ広く訴えて、訴えていきたいとは思っております。はい。
山本太郎:
選挙の中でこれだけ創価学会のシャワーを浴びることないっすよね、皆さん、ね? まあ、敗因はちょっと創価を語り過ぎたっていう部分があるかもしれませんね(笑)。ま、それのバランスも次回は考えながらですね、もちろん創価のことも重要だよっていうね、もう変質しちゃったんだから、公明党がっていうこともありなんだけどもっていう。バランスを考えながらまた私たち再出発を目指していきたいと思います(笑)。他、ございますか? あ、じゃあ、ありがとうございます。毎日の方。
記者:
毎日新聞のアンドウです。あの、今回、残念ながら議席は獲得できませんでしたけれども、今、後ろにも支援された方もまだ残ってらっしゃいますし、ボランティアの方もたくさん支えて、選挙活動されてきたと思うんですけど、改めて今、先ほど実力不足というお話もありましたけど、改めてご支援者の方たちにどういう風にお訴えしたいかということを。
野原ヨシマサ:
そうですね、ほんと、今回の選挙ではほんと、大勢の方々にお世話になりましたから、事務所のスタッフの方々、ボランティアの方々、また私と思いを同じくするというか、志を同じくする創価の仲間たちですかね。本当に大勢の人たちからご支持、ご声援を受けました。本当にもうありがたいことですね。ええ、本当に。感謝してます。残念ながら、結果は出せなかったんですけども、改めて本当にありがとうございましたという、本当に、それしかないですね。
記者:
感謝の気持ちもありましたけれども、こう、申し訳なさというお気持ちってあるんでしょうか?
野原ヨシマサ:
ありますね、もちろん。やっぱり結果を出せなかったっていう、皆さんの支持に、期待に応えられなかったという、まあそれはものすごく残念ですね。はい。
山本太郎:
今のお話なんですけれども、かなり高いポテンシャルを持った候補者であり、という風に私は捉えてます。ただこちら側の、やはり準備期間の短さであったりとか、その擁立の決定の遅さという部分がかなり大きく響いたのではないかなと思ってます。このテーマはかなり普遍的なことを語られてますので、だから、次の勝負で、必ずバッジをつけていただきたいという風に思ってます。
(拍手)
他、ございますか? あ、じゃあ、そちらの方。
記者:
東京新聞のコマザワです、遅くまでありがとうございます。山本代表にお尋ねなんですが、現時点で山本代表への個人票が20万票近くになっておりまして、まあ、個人票の中ではダントツに多い状況なんですが、まあ残念ながら山本代表の議席までは届きそうにないという状況の中で、山本太郎という名前を書いてくださった有権者の方に何かおっしゃりたいことあればお話いただけないでしょうか?
山本太郎:
なるほど。えっとまだちょっと朝まで、今、開票どれくらいですかね? 開票率。27%。27%の時点でこれ断言しちゃっていいのかなって部分もあると思うんですが、まあ、この先どうなるかは朝になるまでちょっとわかんないのかなとは思います。実際にそういうことを自分の昔の同僚で、朝の5時にやっと当確が出たって方もいらっしゃるので、今の段階では語れない部分なのかなと思います。けれども、(票を)託していただいたということだけじゃなくて、今回は山本太郎だけではなくて、れいわ新選組という枠組みの中で、その、やっていきたいことの意義であったりとかっていうものを、買っていただいたという風に思ってます。
「山本太郎が東京選挙区でもいいから1議席、何とか確保すればいいやん」っていう方々もいらっしゃいましたけれども、やはり私は同じ戦いにしたくなく、やはり何かしらの風穴を開けるということをこの選挙でやるというつもりで、やはり旗揚げをしましたから、まずは。この後、比例票がどうなるかは分かりませんけれども、まあ、届かなかったことを前提にお話をすればいいんですかね、これ(笑)。どうだろう? まあ、もうちょっと後の方がいいですよね? せっかくですから、もう(笑)。ここまで来たんだから(笑)。一緒に行こうよ(笑)。
敗戦の弁、述べた後にセーフみたいなことになったら、またシャレになりませんから、これ27.1%で残り6議席みたいな状態みたいですね、なるほど。あ、社民が1議席とる可能性もあるって事ですか? でもこれ、まだNHK、これ、れいわ1しかなってないな。うんうんうん。まあちょっと届くのは難しいってことなのかな? まあちょっとわかんないですね、ごめんなさい。ちょっと今、この場面ではちょっとコメントできない状態かなと思います。申し訳ないです。ありがとうございます。他、ございますか? 大丈夫ですか。じゃあ、あの、皆さん、横になっていただいて、しばらくごゆっくりされても結構ですよ。ありがとうございます。すいません。多分ちょっと最後まで待たなきゃなんない状況かなと思います。ありがとうございます。以上です。ありがとうございます。
ま、一応、一応、さっきお開きとか色々言いましたけど、最後の結果が出るまでは自分は居るつもりです。で、その時にその受け止めとしての言葉は出すつもりです。先に多分、それ出すのちょっと違うかなと思いますので、なので、最終的、すべて開票された後に、その結果を受けての受け止めという部分もやっていくつもりです。だからまだ続くってことですね、これね。なので、すいません。そういうことです。ありがとうございます。
(拍手)
皆さんは無理しないでくださいよ。無理しないでくださいよ、皆さん。はい。
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