山本太郎:
こんばんは。こんばんは。何されてるんですか? 皆さん、こんなにたくさん。誰か来るんですか? 日本の水道を売り飛ばそうとする太郎さんが来るんですか? それとも声の高めの外務大臣の太郎さんがいらっしゃるんですか? そうではなかったですね、本当にたくさんの方、お集まりいただきました。ここ小田急前、西口、新宿西口をお借りいたしまして山本太郎、マイクを握らせていただいております。
山本太郎、4月の10日に1人で旗揚げをいたしました、れいわ新選組。れいわ新選組。小沢一郎さんと何年もやって参りましたが、1人で旗揚げ。その理由は何か? 政権を取りにいくためです。政権を取りにいくために旗揚げをしたのですが、そして、先の参議院選挙で10名の候補者を立てて、素晴らしい、私を含む10名の仲間と一緒に立候補をしましたが、蓋を開けてみたら議員になったのは特定枠の2人。舩後靖彦さん、ALSの難病患者。そして、もう1人、重度障がい者の木村英子さん、この2人。
山本太郎、完全に受かる気でいたんですよ。山本太郎までは大丈夫、その他の人たちをどうやって受からせるかってことを考えてたんですけど、蓋を開けてみれば、受かったのは2人。けれどもこの2人。舩後さんと木村さんを国会の中に送ることができた。そして、政党要件。政党要件を獲得することができました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。政党要件獲得したら何ができるか? 例えば、テレビの番組で、政治マター。そういうような番組があった場合に、山本太郎、しつこく出演することができます。生放送で嫌なこといっぱい言えるんですよ。党首会談、幹事長会談、政調会長会談、全部、私出るみたいな。かつてこんな嫌がらせが永田町内にあったでしょうか。(笑)ありがとうございます。
4月10日から旗揚げをし、そして一人ひとりにご寄附をくださいとお願いをしました。選挙お金かかります。選挙区、東京選挙区から野原さんという、公明党の党首が出ているこの東京から、沖縄の創価学会員の方が立候補してくださった。この人を1人立てるのに、東京選挙区で入場料だけで300万円。そして私含む、れいわ新選組の9人のメンバー。これが比例代表という戦い方をするためには、1人入場料600万。入場料だけでそれだけかかる。これだけ途方もないことを、どうやって私1人で、どうやってメンバーだけでできたでしょうかってことなんです。4月10日に旗揚げして、そして選挙が終わるまでに、皆さんの本当に大切なお金、4億円。4億円をいただきました、本当にありがとうございました。この4億円のうち3億円以上もう使ってます。気持ちいいくらい使うね、君たち、って言われるくらいです。新聞広告、街角の広告ビジョン、そして新聞折込、こういうことを考えていくと、そこだけでもう1億2000万円飛んでしまいます。大変な金額ですね。そして今残ってる金額どれくらいか? 約9000万円。
この9000万円何に使うか? 山本太郎、党になりました。そして次期、衆議院選挙に向けて、党の体制を、しっかりと作っていかなければなりません。そらそうです。衆議院選挙つったら、289箇所。1議席を争うという選挙区が289箇所。そして比例もございます。こういうところで山本太郎、100人。100人を立てたいんだ。そして、衆議院でしっかりと数を確保していきたいんだ。そしてその先に、政権交代を目指していきたいということをもうすでに皆さんに、宣言させていただいております。
いつくるかわかりませんからね。向こうの考えひとつです。野党側を、さっさと潰してしまうためには、おそらく秋に選挙やったほうがいいんですよ。お金が、選挙で使ってしまって残ってないとか。あと、候補者を擁立しなきゃいけないとか、そういういろんなことございますから。早めに自民党が手を打って、野党側を潰すんだったら、秋の選挙。もしくは冬の選挙。もしくは年明けてからの衆議院選挙。ここら辺が現実的ラインなんじゃないか。消費税増税による悪い影響が数字として表れないうちに、選挙をしてしまいたいんじゃないかっていう風に予測します。けれども一方でオリンピック終わった後じゃないかっていうような話もある。どこにくるかはわからない、でもそれをやると決められるのは向こう側。だからもう、衆議院選挙の準備始まってんですよ。力貸してくれませんか? 力貸してくれませんか?
4月から旗揚げして7月に選挙。この3か月の間に、テレビはほとんど、私たちのことを扱わなかった。ネットと草の根、あなたが横に拡げてくれたんですよ。それで200万票を超える得票を得た。そして政党になったって、これすごいことですよ。本当ににありがとうございます。
ここで業務連絡でございます。ゆっくりと動いていただきたいんですけれども、後ろ、ごめんなさい。真ん中に通路ございますけども、その通路に近い方もう一歩前に進めるように、結構しんどいですかね、すみません。もう少し前に、ゆっくり動いてください。前方の方も、もう少し前に、すみません。大丈夫ですよ、近くにきてください。浄水器とか売りつけませんからね。大丈夫ですよ、美味しい水になるとか言いませんから。
ありがとうございます。ご通行の皆さんにはご迷惑をおかけいたしております。マイクを持っている私は、れいわ新選組、れいわ新選組代表の山本太郎と申します。この夏の選挙で2議席獲得。そして政党要件を満たしました。これでやっと、スタートラインに立てた。そういう話なんです。いつくるかわからないが、もうすぐくる、そう言われている選挙。次にも大きく打ってで出なきゃならない。そういう話なんですね。で、その選挙いくらかかるんだ。100人立てたらいくら? 入場料だけで6億円。すごくないですか? この中にお金持ちいらっしゃいません? 本当に百発百中でいませんからね。本当に景気良さそうな匂い、嗅いだことないっていう。ありがとうございます。なのでくれぐれも、あの、皆さん無理をなさらずに力を蓄えていただきたいんです。力を蓄えて、横に拡げるということをもう始めていただきたいんです。次は、私たちだけの力でひっくり返すということは、なかなか一発では難しいと思います。だから野党で、横に手を繋いで仕留めにいきましょ。仕留めにいきましょ。政権交代する気もなくて、どうして政治なんてやってんですか? 当たり前ですよ。野党のお尻叩きましょ。仕留めにいくんですよ。次の選挙は。政権交代するために全力でいくんですよね。やってやりましょうよ。
今日、私がここでマイクを握っているのは、選挙の時には、私のほうから一方的に喋るばかりでした。これはですね、選挙の時にはこのようなモニターは使えません。変なルールですね。わかりやすく解説されると困るんでしょ。このようなモニターを使って解説をすることが許されない。マイク1本で皆さんにお話をしていかなきゃならない。このルールの中で、なかなか相互にコミュニケーションするというのが難しかったんです。なので、今日は、街頭記者会見。これまで2014年から山本太郎が街頭に立ち、道行く皆さんに、直接、疑問、質問、提言、いろんなものをぶつけていただき、それに対して山本太郎がお答えを返していくということ、ずっと続けて参りましたけれども、選挙が終わったので、これからはこの街頭記者会見という形をもって、全国をまわっていきたいと思っていますもっと繋がっていかなきゃ駄目ですよね。
まあ、よくわからないですけれども、山本太郎落選してしまいまして、今はですね、議員やってた時よりも落選してからのほうが忙しいんですよ。不思議な現象ですね。そりゃ忙しくなります。議員を落選した瞬間に、その4日後には参議院会館にある山本太郎事務所から撤収しなきゃなんない。それだけじゃなくて6年間住まわしていただいた宿舎からも1週間以内に撤収しなきゃならない。引っ越しの日は決まっているが引っ越し先は決まっていない。そんな状態です。今も新しい住まい決まってません。荷物だけ8月いっぱいで出なきゃいけない事務所に放り込んであります。そんな状況です。超不安定。けれども、今日から国会が始まって5日に国会が閉じる。その先は山本太郎、比較的時間ができる予定です。暑さが落ち着く9月に入ってからは全国をしつこくまわって行き、皆さんとコミュニケーションをしながらゆるやかなネットワークを作っていきたいと思ってます。そらそうでしょう、ひっくり返すんですもん。しつこくやりましょうよ。
話、戻ります。山本太郎、なぜ今日ここにマイクを握っているのかと言いますと、選挙中にはできなかった街頭記者会見。皆さんから山本太郎、山本太郎に対してご質問であったり、苦言、提言さまざまな皆さんからのボールを山本に投げていただく。そのボールを山本太郎が受けて皆様にまたお返しする。ただし、たかだか山本太郎でございます。あなたからの質問に答えを持ち合わせてる確率は低くなってしまいます。なので、その場合にはどうか、あなたがその答えをご存じであるならば、山本に知恵をつけていただきたい。山本も、そして質問された方もその答えが見つからないようであるならば、そのことについてご存じの方がいらっしゃったら、その他の方からご意見をいただきたい。そうやって皆んなでどんどんスケールアップしていこうというような取り組みでございます。どんなことでも構いません。中には山本太郎大嫌いでヤジを飛ばしたいって方もいらっしゃるかもしれませんけれども、そのヤジで喉を痛めてしまえば元も子もございません。どうせだったらマイクを通してですね、直接やり取りをしてみませんか、というような試みでございます。
そして街頭記者会見にはですね、今日一般のメディアの方も来ていただいていると思います。この山本太郎の街頭記者会見が終わった後は囲み取材は一切受け付けません。なので、もしご質問があれば、この場で皆さん、聴衆の皆さんに混ざりながら、ぜひ手を挙げていただき取材をしていただきたい。だから、街頭記者会見でございます。よろしくお願いします。
それでは、ちょっと待ってくださいよ。じゃその前にもう一度、山本太郎のれいわ新選組が何を目指しているのかということだけ、その決意、その決意をですね、もう一度。いったい何者? そう思われている方もいらっしゃるかもしれません。最近では選挙が終わってからテレビはちょっとずつ取り上げられるようになってきましたけれども、その存在、今も知らない方いらっしゃるかもしれません。なので、れいわ新選組、いったいどういう世の中を目指していくのか。皆さんに決意を表明いたします。れいわ新選組の決意です。
日本を守る、日本を守るとは、あなたを守ることから始まる。
あなたを守るとは、あなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす政治の上に成り立つ。
あなたに降りかかる不条理に対して、全力でその最前に立つ。
何度もやり直せる社会を構築するために。
20年に及ぶ、20年以上に及ぶデフレで困窮する人々。
ロスジェネ、ロストジェネレーションを含む人々の生活を根底から底上げ。
中卒、高卒、非正規、無職、障がい、難病を抱えていても、将来に不安を抱えることなく暮らせる社会を作る。
私たちがお仕えするのは、この国に生きるすべての人々。
それが、私たち「れいわ新選組」の使命である。
このような決意を持って、れいわ新選組、これから前に進んで参ります。どうかひとりでも多くの方に、ひとりでも多くの方に一緒に前へ進んでいただきたい。あなたと一緒にこの国を変えるんです。ぜひ力を貸してください。そして素朴な疑問、苦言、提言なんでも結構です。マスコミである、マスコミでない、そんなこと関係ございません。どなたでも結構です。ご意見ある方、そしてご質問ある方、手を挙げていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか? すいませんね。ライトが眩しすぎて「はい。はい。」っていう声しか聞こえてこないんですけど、その人。じゃあ、あなた。はい、こっちから行きます。マイクを回してください。すいません。バトンのように。
質問者:
先生。あれ、カメラないんすか、俺に。カメラ映してくれるって言ったじゃないですか。先生、4時起きで来たんですよ、今日。先生、先生、どこ行けばカメラ映るんすか、これ。カメラ映してくださいよ、ここに。ここ映してください、映してください。
山本太郎:
すいません。目的がよくわからないので。
質問者:
先生、質問です。先生。
山本太郎:
どうぞ。
質問者:
はい。日本人の平均所得、ご存じですよね。俺、思うんすけど、国会議員から市議会議員まで平均所得に下げるってことできないんすか? そして、その余ったお金を、今、食べれない7人に1人の子どもたちに与えることっていうのは不可能なんですか、先生。
で、今回、投票率50%に下がりましたよね。俺、いろいろ街歩いて、いろんな人に聞いたんですよ。したら、安倍政権になってからね、調べたら、投票所少なくしてるんですよ。それで、俺、どこ行って投票していいかわかんねえよって言うんですよ、俺みたいな刺青入ってる奴らっていうのは。で、そういう奴らにどうやって行かせっかって聞いたら、やっぱりもうね、顔認証とか、携帯あるわけですよ、携帯。顔認証でコンビニエンスストアとか、顔認証で投票できるようにとか、そういう、なんかできないすか。だいたいね、皆んな投票に行った人っておじいちゃんおばあちゃんだと思うんすよ。で、行かなかった人って若者、携帯世代なんですよね。興味なかったり、行く方法わかんないんですよ。で、そういう人たちに、行く方法っていうので、なんか先生がテレビとかで提言してほしいんですよ。
どうですか。駄目ですか。僕、わかんない、中卒なんで。とにかく今の日本、このね、シングルマザー80%が貧困ですよ。で、俺、デリヘル運転手もやったことありますよ。かわいそうですよ。やりたくねえっすよ、皆んな。泣きながらやってんすよ。こんな国でいいと思いますか。先生、お願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。非常に、今、この国の状態が最悪な事態を迎えているということをよくご存じの方だと思います。数字の上でも、子どもの約7人に1人が貧困、その状況を受けてご自身も、今、ご自身でおっしゃってましたけども、デリヘルのドライバーをやってたことがある。おそらくそこで働かれている女性の方も、おそらくシングルマザーであったりとか、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思います。その状況なんとか変えられないのか。変えるためには、例えばですけれども、国会議員であったりとか、その、市議会議員であったりとか、議員といわれるような人間たちの給料を削減して、そこに回すのはどうだというご意見が前半のお話だったと思います。で、私、これは自分が国会議員やっていたからと、やってたからっていうわけで言うわけではないです。そこを削っても知れてます。そこ削っても知れてます。
どうして国会議員やその他の議員たちの給料が高めに設定されているかというと、当然、買収されないためですよ。給料が安い、そういうような仕事をやってる議員たちが、別に札束で顔を叩かれて、そっち側になびいてしまうってことを防止するという意味でも、議員の給料は高めに設定されてるということがひとつ。
もうひとつ理由があります。何か? 選挙には金がかかりすぎるって事ですよ。政治活動には金がかかりすぎるってこと。だって、どうして私たちれいわ新選組が10人の仲間を出すのに3億円は最低ないとできないから皆さんに3億円くださいって、皆さんからお金をもらわなきゃいけないんですか。選挙にアプローチするっていうのは、政治に関わるっていうのは、もうお金持ってる人以外は無理だっていう建て付けになってんです。で、その議員の高い報酬を安くするためには、政治にかかる費用を安くする以外ないってことなんです。
例えば供託金。冒頭で言いました。選挙区、東京選挙区で立候補、入場料だけで300万。で、私たち政党ではなかったですから、政党でない人間たちが比例代表という形で立候補する場合には何が必要か? 10人仲間集めなきゃいけない。れいわ新選組は1人選挙区、9人全国比例。この9人には1人当たり600万円かかるっていう話なんですよ。これ、あくまでも入場料だけですから。その他にもかかる費用いっぱいありますよって。それ普通の人、立候補できますか? 無理ですよ。議員の給料を下げるためには、まず政治にかかる費用を安くする以外ないんです。まずここを、まずここを実現する以外ないと私、思ってます。
お望みどおりの答えでない、そう思います。しかもこの議員たちの身を切る改革をしたとしても、これ、そんな大きな予算には、私ならないと思ってます。そうじゃなくて実際に7人に1人の子どもが貧困である、5人に1人の高齢者が貧困であって、1人暮らしの女性の3人に1人が貧困という状況があるならば、これ普通に予算付けしなきゃいけない話なんですよ。普通に予算付けしなきゃいけないんですよ。お金ないわけじゃないんですよ。あるところから取ってないだけでしょって。取りゃいいんですよ。どうして取らないようにしてるかつったら忖度以外ないんですよって。お金の取り方を変えればいい、そして分配の仕方を変えればいい。今、持ってるところは取らず、持ってないとこから搾り取って、皆さんを踏みつけた上でそれを横流ししてるっていう状況じゃないですか。それが消費税ですよね。もう選挙のときにも死ぬほど言いましたけれども。
これね、山本太郎の街宣、せっかく遠くから見に来たのに、いつもと同じ話してる、もっと楽しい話してくれるかと思ったのにっていう方、たまにいらっしゃるんです。そういう方はぜひルミネtheよしもとのほうへ足を運んでいただきたいんですね。そういうものをお求めであるならば、ぜひそちらのほうに足を運んでいただきたい。私が繰り返し話をする理由は何かというと、その話をあなたの言葉にして、そして周りの人にも拡げていっていただきたいという話なんです。あなたがスピーカーとなって、あなたがスポークスマンとなって、周りの人たちに拡げていく。私、山本太郎の話を直接、生で聞ける人数って本当にすごく少ないですよね、考えてみたら。そう考えたら、ひとりひとりが今の現状を伝えていくっていう役割をしなきゃいけないと。
で、私、今の方に、私の公約の中で、今回、私たちが立候補するという公約の中にあったものは何かというと、消費税やめようってことなんですよ。消費税やめるしかないでしょう。何が10%だよって。馬鹿言ってんじゃないよって話ですよ。消費税10%に上げたら1ヶ月分の給料を取られるのと一緒ですよ、1年間で。消費税1年間でいくら取られる? 10%になったら1ヶ月分の給料吹っ飛んでんのと一緒だぜって。じゃあ逆に消費税やめますねって話になったら1ヶ月分の給料、皆さんに返すことになるんですよ。何します? 皆さん。食べたかったもの食べるでしょう。欲しかったもの買うでしょう。本当に自分が必要としてたものを、買えなかったって我慢してたもの買うじゃないですか。そしたらどうなる? 消費が活発になるんですよ。消費が活発になったらどうなる? 物が売れるっていう状況になる。物が売れるってことは、じゃあ、内部留保を溜め続けてた企業たちも投資をしようかって話になるって事なんですよ。消費と投資が盛り上がらなければ、この国、景気良くなるわけないですもんね。当然の話なんですよ。基本のきなんですよ。どうしてそれをやらないのかって話なんです。あまりにもありえない。
DVです。この国が今やっている皆さんへの行為はDV。本当ですよ。暴力行為ですよ。殴られてても気が付かない。いや、愛があるからって。いや、でも残念ながら、皆さんがこの国を愛しているほど、この国は皆さんのことを愛していない、残念な状況なんですよ。これ変えるしかないでしょう。変えるしかないんですよ。この国に足りない愛。ねえ。この愛を取り戻すっていう作業ですね。例えば消費税を8から0にするという話、これ決して奇想天外の話じゃないですよって。8から0にして一番元気になるの誰? もちろん先ほど言ったどおり、10%になっちゃえば給料1ヶ月分取られてることと一緒だよ。消費税10%、1年間で消費税いくら払ってる? 1ヶ月分の収入くらい。ゼロになりゃ1ヶ月分の収入が皆んなに戻る。これ皆さんにとってこれほど素晴らしいことないですよね。
それだけじゃない。消費税で首が絞まってるっていう中小零細、ここから逃れることができるんですよ。もういつ首くくってもおかしくないっていう状況の中、10%にするなんて、いかれてるとしか言葉が見つからない。大企業、中小企業、零細企業、すべての従業員数4800万人。このうちの70%を占めるのが、中小零細。中小零細が首が絞まるってことは、そこで働いているこの国の多くの労働者の首を絞めてることに、なぜ気づかないのか。いや、気づいてるはずですよ。持ってるとこから取りたくないから、その穴埋めとして皆さんから取ってる。こんな政治やめようよって話なんです。どう思われます? シンプルな話ですよ。それをできるのは誰か? 皆さんなんですよ、皆さんなんですよ。だって選挙で選ぶんでしょって。いやあ自民党かなあ、安定してるし。安定って何なんですか? 安定してんのは自民党だけですよ。自民党に紐づいてる企業たちだけですよ。紐づいてる中小企業でさえも踏みつけられてますよ。まったく意味がわかんない。変えられるんですよ、ダイナミックに。それが政治でしょ。それが選挙でしょ。一緒にやっていきましょうよ。
選挙の時には、マイクだけで喋り続けていたので、山本太郎が言っていたことが本当なのかどうなのか、疑わしかった人もいるかもしれません。なので、今日はせっかくですから、このようにいろんなところにですね、モニターを設けていますので、私が選挙の時にしゃべっていた内容を、しっかりとそのグラフを見ていただきたいと思います。8兆円。ありがとうございます。8兆円言うてグラフ出すねんから、よっぽどやね、君。うちの秘書なんですけどね。8兆円って言われて、何万枚もあるスライドの中から8兆円を探し出すっていう特技を持ってます。はい、ありがとうございます。
今、こちらのモニターに映されている、それぞれ皆さんのお近くにあるモニターに映されている、このグラフ何か? 11年間におよぶ、日本の家計消費の推移。何かと申しますと、いちばん右側の、この黄色い部分。消費税3%を増税した時に、8兆円下落したってことが書かれてます。何が? 個人の消費が。皆んながお金使わないっていう状況が生み出されたってことですね。8兆円も。8兆円って言ったら額がでかすぎてわかりづらい。だからお隣のボックス。6.3兆円下落したのがリーマンショック。リーマンショックっていったら、100年に1度の大恐慌と並び称されたような状況ですよ。その時でさえ、個人消費は6.3兆円の下落だった。一方、もう1度右側を見てみると、消費税、3%の増税だけで、8兆円も個人消費が落ち込んだ。誰かの消費、あなたがモノを買うという行動。そこで払ったお金は、回り回って誰かの所得になる。誰かの消費は誰かの所得。常識ですよね。8兆円もの消費が失われたということは、これ8兆円分、所得が失われる。消費が失われれば、当然、所得も失われるってことですよ。大失敗じゃないですか。どう思います? 何やってくれてんだってことですよ。(GDPいけますか。)じゃ、景気を良くするための、基本のき、いったいどうすればいいんですかってことです。今、確かに景気がいい人たちもいますよ。でも、本当ひと握りです。本当にひと握り。どんどん格差開いていってる。資本主義の社会なんだから、格差開くの当然だろっておっしゃる方いらっしゃます。でもね、当然、資本主義の社会ですから、格差も広がる。弱肉強食です。でも、この格差を縮めるという役割を果たすのが、政治でしょ。ありがとうございます。では、見ていきたいと思います。こん中に景気が悪い方が都合がいいって方いらっしゃいます。人が苦しんでるのは私の蜜の味だみたいな方、なかなかいらっしゃらないですよね。もういっぱいいっぱいですよね。そろそろ景気よくなってくれ、本当にと思うのは皆んなだと思います。じゃ、景気がよくなるってどういうことかっていったら、当然、経済規模がおっきくならないとだめですよねってことなんですね。経済規模。何で見ますか。わかりやすいところで言ったらGDP。聞いたことありますよね。国内総生産。じゃ、このGDPといわれるもの、日本の経済規模を表すものの1つけれども、何で構成されているか。
先ほど出てきた個人消費。続いて民間の投資。続いて政府の支出。続いて純輸出。この4つです。この4つがどんどん高まっていかないことには、景気なんて良くならないって当たり前の話ですね。じゃ、この4つの中で、一番景気を良くするために大切なエンジンってどれですかってことなんです。どれでしょう?
(観衆:消費。)
怒りながら言ってる人いますね、もうね、「消費」って。その通りです。一番左側、個人消費ですよ。皆さんが去年よりも今年、昨日よりも今日、より消費をできるような状況にならなきゃ、この個人消費がどんどん喚起されていかなきゃ、景気なんて良くならない。なぜならば、GDPの55%から60%は個人消費が占めてるからです。ってことは、消費税、増税することによって8兆円消費落ち込んだんですよ? 景気良くする気ないでしょ? やってる経済政策、間違ってますよね? その逆をやらなきゃダメなんですよ。今、景気が、将来に不安があって、自分がお金は持ってるが買うのをやめてしまう人。それどころかお金自体出せない人。いろんな人たちがいて、消費が冷え込むっていう状況。個人消費が冷え込めば、当然、民間も投資しませんよ。物売れないのに、どうして投資しますか? じゃあ、個人消費も冷え込み、民間投資も冷え込む。世の中にお金が回ってない状況。このときに消費税増税したらどうなりますか? 世の中にお金回ってないんですよ。消費税増税したら物買うたびにお金引っこ抜かれるんですよ。より世の中にお金が回ってない状況が生まれる。当たり前ですよね? そこに加えて政府は何をするか? 皆んなへの投資を絞っていく。これ不景気になるに決まってるじゃないですか。
じゃあ、何をしなきゃいけないか。個人消費が弱い。民間投資も弱い。だったら政府が支出する以外ないんですよ。そう思いません? それを怠ってきた20年以上がデフレなんですよ。デフレの日本。20年以上デフレが続いてきたって話です。じゃあ、何をするべきか? 私たちが政権を取っているならば、やることはシンプル。消費がより喚起される、皆んなが物が買えるようにするためには、個人消費、喚起するためには、消費税やめますよ。当然じゃないですか? 初年度、消費税。消費税を廃止した初年度には5%、5%物価が落ちんですよ? さっきはどうでした? 消費税3%上げただけで8兆円の個人消費が失われた。一方で消費税をやめると言ったら5%、5%、5%下がるんですよ、物価が。ってことは皆んな当然、物買うじゃないですか、ね? それによってどうなるか?(ありがとうございます、これ出してくれた)ね、初年度5%物価が下がる。これ、山本太郎が勝手に言ってるわけじゃございません。参議院でちゃんと試算してもらったんですね、参議院で。その時にはしっかりと、ごめんなさいね、これね、私、選挙の時には時間がないのでこの消費税をやめる財源、20兆円を何で補いますか? っていうことに関して、所得税の累進性を強める、要は、最高税率を上げる、分離課税にする、それだけじゃなくて、法人税、これにも累進制を導入する。アメリカでもやってたんだよ、トランプ政権以前に、そして大企業への優遇をやめる、これによって生み出される財源が29兆円という資産があると、こう説明してきました。税制改革はこれでやればいいと思う。税金だけでもこれはできる。
もうひとつやり方がある。それは何かって言うと新規国債の発行なんですよ。これだけデフレが20年以上続いて、消費が弱り、投資が弱り、この国が衰退していった。この理由は何か? 国が投資を怠ってきたってことですよ。大胆に投資をしなかったから、どんどん衰退していったってことです。その結果どうなったか?ん多くの人々が生活喘ぐようになったってことです。だからこそ、デフレの時こそ、大胆に投資をして、景気を底上げするってことを国がやらなきゃいけない。デフレからの脱却は民間にはできない。国が舵取りをして、それを積極的に投資していくってことでしかできないんだってことなんです。ありがとうございます。
(これちょっと最初にはちょっとあれかな、ハード過ぎるかもしれんな、じゃあだからIMFだけ出しとこか、先に)ごめんなさいね、話があっちこっち行ってるように思えるかもしれませんが、これ、本当に基本中の基本です。「そうは言ったって、日本は借金いっぱいあるじゃないの」という話があります。でも、借金を日本が増やしていった理由は何かっていうと、消費税増税に伴って借金増やしてってんですよ。消費税上がるたびに下がっていくのが法人税だったりとか、所得税なんですよ。当然、収入落ちるでしょって。その穴埋めとして消費税をずっと使われてた。一方で景気は冷え込んでいく。景気は悪くなっていく。全体的な税収も下がっていくっていうようなことになり、そこを補填する、例えば生活保護であったり、例えば失業給付であったり、そういうものに回さなきゃいけないお金っていうものをどんどん投入しなきゃいけなくなったんですよ。1987年、失礼、1997年、消費税5%になった。1987年、あ、ちゃうな、ごめんなさい、1997年。97年よりも前の10年は、毎年3兆円ずつくらいしか借金してなかったんです。でも1997年以降は、借金20兆円くらいずつになってってんです。理由は何?って言ったら先ほどの説明の通りです。消費税上げるたびに借金してってるって事に対して、借金けしからんって言ってる人たち、どうしてそこで指さないんですかってことなんです。借金けしからんと言うんだったら消費税上がるたびに借金が増えていってるって事を指摘して、消費税を、増税をやめろって本当は言わなきゃいけないんですよ。何言ってんだって話なんですよ。全くピント外れな話しかしてないってことなんですね。で、私が言いたいのは何かというと、(あれ、なんだこれ、さっき注文したやつ何やったっけ? はい、ありがとう)
話戻りますね。話、あっちこっち行ってすいませんね。さっき言いました。どうしてこの国がこんなに消費も冷え込み、冷え込み続け、弱り、投資も弱り、衰退国家、それに足を踏み入れてしまったかというと、国による投資があまりにも少なすぎたってことなんです。成長を続けるためには、当然、投資をもっとしてかなきゃいけない。どこの国もやってます。どこの国も政府の借金で投資をしてってる。これは企業の会計と一緒ですよ。だって、事業規模を拡大するためには投資するでしょ? 融資したお金、手持ち資金以上の融資を受けた上で、投資していくんですよね? それによって事業規模を拡大していくんです。「成長」ですよ。日本は全く違う方向に行ったってことです。消費税を上げるたびに借金は増えてってる。でもその借金は投資のための借金じゃないんですよ。尻拭いのための借金というものを重ねてきたってことです。これを見ていただければ一目瞭然。何が言いたいか? 皆さんの生活がどうしてここまで厳しくなったのか。それは国による投資があまりにも少なすぎたからだっていう話です。見ていただいてるのは、IMF、国際通貨基金。140カ国以上。140カ国以上、戦争とか紛争をやっていない国々。ごめんなさいね、140カ国ないですよ、これ。あいだ抜いてます。けれど、結局、最後は一緒です。140カ国以上の20年間。1997年から2016年までの20年間の政府総支出。政府がどれくらい金出したかっていうことの伸び率を見てます。日本どこにいますか? 見えますか、日本どこにいるか? 一番右。最下位なんです。140カ国中、伸び率最下位。要は投資が一番薄いってことです。世界で一番ドケチ国家なんです。投資もしないのにリターンありますか? って話です。(次お願いします。次お願いします。はい)
続いて同じIMF、国際通貨基金。見てみたら20年間の名目GDPの伸び率。どれくらい成長したか。140カ国以上です。日本どこにいますか? 見えます? 寄ってください。ありがとうございます。グラフにもなってないんですよ。20年以上デフレが続く、20年以上デフレが続く、消費が弱って、投資が弱る。20年以上需要が奪われ続けた国が日本。
理由は何? 理由は国による適切な投資が、おこなわれていなかったってこと、もう明らかじゃないですか。間違った経済政策、間違った国の施策の積み重ねによって、皆んな、貧しくなったんですよって事なんですよ。この事について、この事について謝った政治家いるかってことです。(国民生活基礎調査でますか?)
もう何度も言ってる話なので、皆さんもご存じかもしれません。この国、本当に生活が苦しい人たち、いっぱいいる。いっぱいいる。厚生労働省の国民生活基礎調査、最新。その中では、生活が苦しいという、生活が苦しいという世帯、全世帯のうちの57.7%。(これちょっと古いやつやね。いいわ、このままでいいわ。大丈夫。そのまま出しといて、時間かかるやろうから。ありがとう。)ちょっと古いです。ごめんなさい。前の数字ですね。57.7%になっちゃったんですよ、今。んで、シングルマザー、これはね、シングルマザーの部分は最新版では、これ更新されてないからこの数字のままでいいんです。シングルマザー82.7%。
聴衆:
それはわかったからよ。
山本太郎:
なんですか? どうぞどうぞ、マイク持ってください、マイク。どうぞ、どうぞ。意見を交換しましょう。ぜひ。ぜひ、あなたの知ってることを私に教えていただきたい。コミュニケーションからしか、この国は前に進めない。私はそう思ってます。ぜひ、ぜひ。
この状態にある、これだけ生活が苦しいって人たちがいる状態を、本人たちの努力が足りなかったからだと思われる方、どれくらいいらっしゃいますか? 生活が苦しい人57.7、生活が苦しいシングルマザー8割以上、この状況を受けて、努力しなかったからでしょって思う方、どれくらいいらっしゃいます? ほとんどいらっしゃらないんですよ。どうしてか、当然なんです。これだけの数の人が、地盤沈下するってことは構造の間違いがあるからですよね。
聴衆:
そうだ。そうだ。
山本太郎:
政治の選択が間違え続けたからですよ。このままじゃ、これもっと深刻化しますよ。数増えますよ。でもその時に、国が手を差し伸べるか? 差し伸べない、どうしてか? コストだからですよ。こんな血も涙もないような政治に、どうして政治、どうして税金払わなきゃいけないのって思いません? 払いたくないでしょ。自己責任だっていうような政治に対して、どうして皆んなが税金払わなきゃいけないの。
聴衆:
その通りだ。その通り。
山本太郎:
あなたの生活が苦しい事、あなたのせいにするような政治に対して、どうして税金で、その人たちを食わせなきゃいけないの。そう思いません? 税金で食べてんだろって。全員を救う気概で政治をやれ。私、これが基本だと思っています。20年以上に及ぶデフレ、20年以上に及ぶデフレは、これ、世界では、日本しかございません。どの国も成長していて、どの国もインフレ、緩やかなインフレ。この中で20年以上デフレが続いているこの国は、病気なんですよ。瀕死の状態です。この状態を救うためには、当然、これまで怠ってきた投資を、国が大胆にするしかない。その為の財源は何かといったら、当然ないとこからとるんじゃなくて、あるとこから取れ、なんです。当たり前だと思いません?
聴衆:
そうだ。そうだ。山本さん、山本さん、取れるところから本当に取れるのか。
山本太郎:
なんですか? なんですか? あ、どうぞどうぞ、なんか今、質問されたい方がいらっしゃるようなので。
質問者:
えっと、今回いろんな人と話をして、れいわ新選組、広めたんですけど。ちょっと物知ってる人たちが一番心配すんのは、取れるところから本当に取れるのかってことですね。40年くらい前、累進課税は73%位だったですよね。その頃に戻したいっていうのが、僕も思いますけど。竹中平蔵とかですね、みたいに富を海外に逃がしちゃうとか、どっかの企業みたいに、どっかの島に本社を移して、要は累進課税させられたら、課税逃れするんじゃないかっていうのが心配です。だとすると、日本国内が何かしらのブロック経済のようなことをするか、どっかの国のような国家資本主義にしない限り、富は外に逃げんじゃないかってのが、今回、僕はれいわ新選組を広めた時に、いろんな人に言われました。それがすごく心配なんですね。そこを教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。今おっしゃったような、まあ、ケイマン諸島に富を逃すとかっていうことがありましたけれども。残念ながら今、国内にいててもケイマン諸島みたいな状態になってるんですよってことです。そうなんですよ。だって、そらそうでしょ。で、その金持ちから取りますっていう話。で、今、お話があったのは、たぶん、その法人税の方。法人税の方でこれを累進性を高めていく。(ちょっと待って。じゃあ、あれにしようか、えーとねえ、1990年代からの法人税の減税額。どれくらいなってるか。)
ま、ちょっと出てくるの時間かかるかもしれませんけども。
企業が納める法人税ってものですよね。これ1990年代には50%近かった。それが今、どんどん低くなってって、20%台だと。さらに安くしたいという思いがある、っていう話なんですね。で、ここに対して。
ここに対して、これを上げていった場合、要は法人税、法人税率を上げていった場合、法人税率じゃないな。ごめんなさいね。私が言ってんのは、法人税を法人税の、儲かれば儲かるほど税率が高まっていく。儲かってない時には、それが低くなっていくっていうよな累進、累進性を導入したいって話。累進性を導入した場合に、海外に逃げんじゃないのかっていうんですけど。企業が海外に逃げる理由っていう、一番のものは税ではないんですよ。税ではない、何か。需要がないって事に対して海外に逃げるっていうような根拠があるんですね。(ごめんなさい。じゃあ、ごめん。2014年の経産省のやつ出してもらえるかな。)
20年以上デフレ、20年以上デフレが続くという事は、消費が弱ると言いました。ものが売れないってことですよ。売れたとしても安いものしか売れない。そんな状況の中で、企業は当然、物を売るのが商売ですから、そこに対して、消費が弱ってて、投資もできない。要は需要がないところに企業活動成り立たないですね。そういう話です。ありがとうございます。(ごめん、表紙から出してくれるかな。)
経済産業省が、2014年に海外事業活動基本調査というものをした。「Youは何しに海外へ」ということを経済産業省が尋ねたってことです。進出してる企業に対して。海外進出を決定した理由を教えてください。それに対する答えです。(お願いします。)第1位。現地での製品需要が旺盛、または今後の需要が見込まれる。そらそうですよね。だって、デフレから脱却なかなかしないこの国で、しかも少子化が加速するしかないこの国で、一体どうやって需要が喚起されていくってイメージに繋がりますか? 投資する先がない、リターンもらえないっていうような事、もう丸わかりじゃないですか。国が本気じゃないんだから。遅かれ早かれ、この国はダメになるということを、企業側は分かってるわけですよ。だから、海外、これから発展していくような国に対して旺盛な需要を望んで、海外に出て行くって答え。
2番目。納入先とか、そういうものにおいて、既に日本企業が進出してるってところがあるから行きましたと。3番目。進出先、近隣三国で製品需要が旺盛。やっぱ物が売れるって事が重要なんですよ。物が売れるって事が。または、今後の拡大が見込まれる。
じゃ、税制って部分について、特典がある。税が安いから、私たちは海外に行ったんだっていう、例はどれくらいか。8%。8%なんですよ。税が安いから居続けるとか、そういう問題じゃない。この国に需要があるか、それが一番なんですよ。日本はなんですか、内需国ですよって。その内需国においてその内需が弱ってるって状態を作り出すからこそ、当然、商いたちは海外に違う需要を求めて、出ていくって話なんですよね。だとするならば、私は当然、消費税止めなきゃいけないってこのことなんですよ。もっと、物が売れるようにしなきゃダメだろう。って当たり前のことですよね。
で、これは、累進性を強化する、法人税、違う、ごめんなさい。法人税において累進性を導入する。さっきも言いました。儲かってれば、儲かってるほど税率が高まり、儲かってない時には税率低くなる。こういう、税金のフェアな取り方してれば中小企業だって元気になりますよ。消費税を止める、税制を変えて、フェアな取り方をする。これによって中小企業、零細企業は元気出てたらどうなるかっつったら、そこで雇われてる人たちだって力付きますよねって。よりこれ、需要高まりませんかってことなんです。税金が安くないと海外に逃げるってのは、私これ真実だと思ってません。だって経産省のデータにそうあるじゃないですかってことなんですね。だから私は徹底的に、この内需っていうところを活発にさせていくって事こそが、日本の景気回復に一番繋がるし、ほんとに皆さんの生活を安定させることに繋がるという風に思ってます。
ありがとうございます。
これ、マイクだけで山本太郎が言ってたら、あいつ言ってること信じられへんって話になるんですけど、こうやって出典出してたらね、確かに書いてあるなぁって、出典も書いてあるなってことになる。まあ、そういったことで、私、2014年から画面使いながら説明してんですね、道端で。ありがとうございます。ちょっと待ってくださいね。一回質問した方はご遠慮いただいて。あれ、マスコミの方、大丈夫ですか? 生きてますか? そちらでポスターのようなものを振られてる方。テレビカメラの真ん前にいらっしゃる方。そのままポスター挙げといてください。かなり後ろですけれども。すみませんね。すみません。マイクを回していただくかたちで。
大きな音で失礼いたします。歩道橋の上からも見ていただいてる方、ご苦労さまです。ありがとうございます。ありがとうございます。歩道橋の上の人、元気ですかー? 元気ですかー? 正面の皆さん、元気ですか。元気ですか。歩道橋の方、元気ですかー? ビックカメラの皆さん、元気ですかー? ありがとうございます。後ろの方、元気ですかー? ありがとうございます。生存確認、以上です。マイクが届き次第、ご質問いただきます。
質問者:
太郎さん、こんばんは。質問させてください。いつもYouTubeでお話聞いてるので、今日出てくるようなお話はすごくよく理解していて、僕も応援しているし、夫婦で二票入れました。今、僕が太郎さんに伺いたいのは韓国との問題です。徴用工の問題があったり、日本が輸出の規制をしたりして、フッ化ポリイミドとかレジストとかっていうものを規制をしてるんですけど、僕はそれは日本がアジアのリーダーになるんだったらそんなこと、やり方が間違ってるんじゃないかなと思っています。それこそ弱い者いじめで、今、輸出の規制をしてるものは、日本は世界の94%とかシェアを占めていて、韓国では物が作れなくなっているような状況。そこで韓国が弱気になって交渉をしやすくしてくれるんじゃないかとかっていうやり方、良い方向に向かうかもしれないんですけど、でもそれは、弱い者いじめで恨みしか買わないと思っています。太郎さんはどう思いますか?
山本太郎:
ありがとうございます。マイクを握っております私は、前、参議院議員やってました、先の選挙で落選をいたしました山本太郎と申します。現在、れいわ新選組、れいわ新選組の代表をやっています。皆さんからのご質問にお答えをするということを、この場をお借りしてやっております。ご通行の邪魔をして申し訳ありません。
質問者:
もう一個だけ、もう一個だけ。
山本太郎:
どうぞ。
質問者:
あの、辺野古の基地の問題で、これ、どうしても言いたくてもう1つだけ。僕は辺野古の基地を埋め立てるっていうことは、やってることは中国と変わらないと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。やってることの乱暴さを他国と比較するっていうのも、ちょっと何だろな、躊躇しちゃう部分ありますね。それぞれの国の事情があるだろうから。ただ、日本がやってることは、日本に生きる人々が止めることだってできるし、進めることだってできる。日本の国をコントロールできる。だってこの国は民主主義の国なんですもんね。一方で、その一党で独裁という状態で経済が自由化していくっていうような状態にある国とはちょっと比較しづらい部分がありますが、残念ながら民主主義国家の日本であってもそのような、選挙の結果とかいろんなものを無視して権力の横暴がおこなわれているという現実に、全国で目を向けて止めなきゃならない。
これを止める方法は選挙しかないってことなんですね。政権交代しかない。沖縄はもう何度も民意を示しているってことです。選挙だけでは足らないというんだったら県民投票までやろうと。県民投票までどうしてやらなきゃいけないんですかってことですね。本土の人間、空気を読め。そういうことだと思います。だからこそ、次の選挙ではひっくり返さなきゃいけない。そう思ってます。で、今、ご質問、その先にいただきました最初の質問ですね。
日韓関係、これが悪化して喜ぶの誰だ?ってことですよ。あの申し訳ないんですけれども、このアジア諸国、近隣諸国に対して、あまり良い感情を持ってない人がいるっていうのは知っています。色んな思いがあるのは分かります。けれども国の場所は動かせないんだよってことです。同じ町内に、自分の苦手とする人がいて、もう我慢ならんっつって引越しすることは可能だけど、国の位置は、動かせないんでしょ? だとするならば、上手くやっていくしかないんですよ。
でね、「なめられてたまるか」と、「ぶっ潰してやれ」みたいな、ちょっと、あの小学校高学年くらいの考え方は、止めましょうってことなんです。誰も得しない。それで戦争とか紛争とか始まっても、死ぬのは一般市民なんですよ。一般市民であったり、自衛隊員だったり。自衛隊員、傷つくような事すんなよって話ですね。当たり前です。で、色んな事を鑑みて、これは、上手く付き合った方が絶対に得なんだってことが言えるものを、これからご覧にいれます。ありがとうございます。
日本から韓国の輸出総額、約6兆円ですよ。この6兆円という利益が無くなっても良いと思うなら、好きな事言ってくださいってことです。でも私は、そのような感情よりも、私は6兆円という国益を大事にしたい。皆さん、どうですか? よく使われる、これは世界的にもそうだと思います、ナショナリズムを煽りながら、あの国がどうだこうだっていうことをどんどん煽りながら、自分たちがやっている政治の不味さってものにベールを掛けるってことですよ。
内政の行き詰まりを、ナショナリズムを使って、それを隠そうとする政治。まさに今じゃないですか? 近所付き合い、上手くやるしかないじゃないですか? 6兆円もあるんですよ、その利益が。中国は、一方でいくらくらいでしょうか? 出ますかね。14兆ですよ。14兆円も、日本から輸出して、14兆円8897億円、輸出総額ね。もちろん中国からも入れてますよ。でも、これだけ大きな取引が、お互いにされるということは、切っても切れないんですよ。上手い事やれやって話なんですよ、上手い事やるつもりないんだったら、政治なんて必要ないんですよ。政治があるから、外交できるんでしょ?って。当然の事ですね。
外交の失敗が戦争です。そうしないために政治があるわけで。相手国に対して言いたいことがあるっていうのは、お互い様でしょう。おそらく。そこを乗り越えるのが、大人なんじゃないの? そこを乗り越えんのが政治なんじゃないの? 大人になろうぜってことなんですよ。「弱い犬ほどよく吠える」みたいな考え方、止めましょって事なんです。もっとどっしりですよ。もっと、どっしり構えなくてどうする?って事です。
逆に言えば、向こうの国側から、不当な扱い、不当な事をされたというならば、これはもう、国際機関などを通じて、これは言い続けるしかないって事です。これだけの大きな利益があり、そこに対して、何か言われた、これは不当だっていうことがあるならば、当然、この国際社会ってことを通じて訴え続ける以外ない。それが大人の手段なんです。そうでないならば、「やってしまう」しかない。でも、「やってしまう」ってことによって、これだけ大きな損失、これ以上に大きな損失、命までも奪われるっていうようなこと、止めましょうよって事なんですね。単純なんですよ、単純。ほんとに。内政の失敗、数々あるじゃないですか。あなたが息苦しいとか。ねえ、消えたくなるとか。あ、今いらっしゃいましたけどね。あ、どうぞどうぞ、ありがとうございます。韓国はね、韓国死んでしまえって言う、言われてる方いらっしゃいますけど、韓国は死なないですね。日本も死なないように。いや、分かりますよ、恐らく、色んな事を抱えてて、恐らく、ぶつけるものと、ぶつけるものの対象としては、ね。なるほど、ありがとうございます。
あの、恐らく、交流がないんでしょうね。私なんかは、芸能界にいたんですね。あの、山本太郎16歳の時から、ま、デビューの時は、グラビアアイドルでしたけれども。いやね、あの、ご存じの方、結構、私と歳が近いっていうかね。もう十分な大人ですよ。それ。まあ、そうなんですよ。16歳の時から芸能界にいて、当然、色んな作品に出てる中に、韓国で撮影したやつもあるんですよ。日本の映画で、韓国で撮影したものもあるし、日韓合作の物にも出たことがあるんですね。だから当然、その3ヶ月とか、半年とか、撮影の期間、実際、韓国にいたことがあります。で、当然、韓国のスタッフだったりとか、色んな交流があるわけですね。で、韓国の映画界の人たちって、無茶苦茶、日本映画に影響されてんですよ。今、完全にちょっと状況が変わってて、ハリウッドスタイルを日本よりも早く取り入れている国が韓国だったんですけどね。もう、それも10年近く前の話ですよ。
撮影システムは、ハリウッドスタイルを採用しているけれども、映画の、その、何の映画を観て育ってきたかっていう、自分のリスペクトする映画人は誰かっていうような話になった時には、やっぱり、色んな日本の映画人の名前、活動屋の名前が出てくるわけですね。そのコミュニケーションというよりも、あの、やっぱ日本の映画に対してリスペクトしているし、一緒に仕事している者として、尊敬しあって仕事していくっていう、そういう交流。これは、私は、映画っていう世界だったけれども、その他のレベルでも、色々ありますよね。恐らくね。交流があれば、多分そういう気持ちも、ちょっと変わってくるのかもしれないですね。文化的交流っていうのも、必要になってくるだろうし。「韓国死ねー」って言ってた人が、多分ね、この1ヶ月以内に焼き肉とか食べてるかもしれませんからね。キムチとか、食べてるかもしれませんからね。
まあ、ちょっと冷静に行こうぜってことなんです。ね。1番は、何のためか? 国益のためだってことなんです。そのためには、不用意な発言で二国間の間が亀裂が入るようなことはしちゃいけない。たとえ、相手側がしたとしても、日本側はあくまでも紳士的に対処するというのが、国際社会のルール。日本は、成熟した国なんでしょうか? 成熟した国であるならば、そのような対応が必要だ。わたしは、そう思います。ありがとうございます。
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