山本太郎:
すいません、予定時刻になりましたので、始めさせていただいてよろしいでしょうか? お忙しい中、ありがとうございます。れいわ新選組代表の山本太郎と申します。れいわ新選組の次期衆議院選挙に向けて、第一次公認予定者の発表を昨日、東京でやりました。東京で行なったのは、首都圏の予定候補者を集めて第一次公認という形でスタートさせていただきました。そして今日はですね、静岡にお邪魔いたしまして、静岡県内での第一次公認予定者ということで、皆さまにご紹介をするというような段取りになっております。
で、冒頭に、もう皆さんご存じのことかもしれませんけれども、私たち、れいわ新選組がどのように衆議院選を戦うかということだけをご説明いたしまして、立候補予定者の方を呼び込ませていただきたいと思います。
れいわ新選組、衆議院選挙、戦い方は二つあると申しております。それは何かと申しますと、ひとつは私たちが独自でやるということ。で、もうひとつのパターンとしましては、野党共闘に参加をするということ。で、野党共闘に参加する場合には、私たちはそこに「消費税を5%に減税する」という旗がメインで戦われることが条件になる、ということにしております。消費税が5%に、野党が固まりになり、消費税5%に減税するんだという旗が立つ場合には、私たちは野党共闘で一生懸命やって参ると。もしもその旗が立たないということになりますと、私たちは独自でやっていくという選択をいたします。もし独自でやる場合には、最大で100人、最大で100人の候補者を立てていくということを以前から申しております。
実際は、これはどういう形になるかと言いますと、参議院選と同じく皆さんからいただいたご寄附、この寄附額から、集まったお金から最終的には何人擁立できるかということが決まっていくということになります。最低でも100人を立てようと思えば、20億円くらいが必要になります。これが10億しか集まらないということならば、その数に見合った立候補者になるでしょうし、10億も集まらないという状況になったならば、そのような立候補者の数に絞られていくということになると思います。この期限というものに関してなんですけれども、私たちは独自でやるのか、それとも野党共闘でやっていくのかという期限についてなんですけれども、これは野党各党からおそらく、その消費税5%には乗れるとか、乗れないとかっていうような話がおそらくこの先出てくると思います。おそらくすぐには難しいと思います。もうすぐ選挙になるんじゃないかというような風が強まった時には、おそらくそのような話し合いが前に進むと思われる、進むんであろうという風に思ってるところです。私たちの方針としては、そのような形で進めていきたいと思います。
スタンバイのほう、大丈夫でしょうか? ありがとうございます。
山本太郎:
ではですね、静岡県内からの立候補予定者をご紹介いたしたいと思います。どうぞお入りください。
ありがとうございます。大池ゆきおさんです。大池ゆきおさん。予定される選挙区は静岡の2区。静岡の2区で立候補を予定しております。大池ゆきおでございます。じゃ、大池さんのほうから。ありがとうございます。
大池ゆきお:
皆さま、今日はありがとうございます。ただいま、代表からご紹介をいただきました、静岡第2区の衆議院選挙でれいわ新選組の公認候補としてご推挙をいただきました、大池ゆきおと申します。どうぞよろしくお願いいたします。じゃ、座らせていただいて、話させていただきます。私は静岡県島田市で市議会議員を3期、そして静岡県議会議員を2期、約20年ほど政治活動をして参りまして、5年前に県会議員の選挙で落選をして、それ以来、浪人生活ということを送って参りました。
その中で、今の日本の世界情勢を見た中で、多くの皆様が不安を抱えてる現状というのを、詳しく見させていただきました。そして昨年の夏に、山本代表がお一人でれいわ新選組を立ち上げて、参議院議員を2人誕生させたと。そのような選挙の公約等を見させていただいて、なんて、まあ世の中の皆様方の心を、今、掴める政策を訴えた政治活動ができるんだと。こういう方がいるんだということを、本当に思い知りました。そしてぜひ、次の衆議院選挙をやるんであれば、れいわ新選組の仲間に入れていただいて戦いたいと決意を致しまして、昨年公募が始まりましたので、れいわ新選組の候補者の公募を応募させていただいて、何回か面接をいただき、今日、静岡県2区の候補予定者ということになりました。
まずは何を訴えていくかということでございますけれど、私が住んでおります静岡県2区というのは、浜岡原発の地元の選挙区でございます。静岡県2区と3区が、まさしく浜岡原発の地元と。その中に、衆議院議員も参議院議員も現職がおられますけれど、皆さんこの原発に対しては、容認、再稼働という思いをお持ちになっていると、私は思っております。原発の政策というのは国策であります。国会議員がその方向性をつけるのであれば、私はこの静岡県第2区において、国会議員になり、そしてこの国策である浜岡原発を廃止、廃炉にするということを、国会でお訴えをぜひしたいと。私たちの故郷(ふるさと)をどうしても守りたい。不幸な状況になった福島のようには、絶対、この静岡をさせないという思いで、国会議員としてのチャレンジを、まずはさせていただきたいという思いでございます。
そして、私は先ほど5年間、浪人生活をしているという中で、介護の関係の仕事を始めさせていただきました。訪問介護の事業でございます。政治活動をして参りましたので、介護保険制度が運用していく中で、さまざまな問題点が出ている内容を、現場に私、ヘルパーの資格を取りましたし、その中で、出ていく中で、これはやっぱり制度的に大きな欠陥がある、将来たいへん不安を持っている制度だなというのは実感をしております。特に、人を育てるという面ではですね、現場を支えている介護職員の待遇等はですね、劣悪でございます。夜勤をして、何回もして、1カ月手取り20万円。そういう生活で、若い人たちが働いて結婚もできない、そんなことはまずい。離職率も高いということでございますので、この介護保険に関しての制度を変えていく、未来永劫、この日本の中で続けていくことができるような制度の提言をしていきたいと思っております。
れいわ新選組が掲げている、参議院議員選挙の時に掲げた多くの政策はもちろん、すべて私は推進すべきであるという思いでありますし、特に、山本代表が今、全国を駆け回っている、れいわ新選組の考え方を、思いを国民の皆様にお訴えをしております。そういった中で今回、公認を受けましたので、静岡第2区だけというのではなく、代表が回りきれない、例えば静岡県の細々な地域まで私が出向いて、れいわ新選組は何を考えてるのか、この国をどうしたいのかということをお訴えをして参りたいと思います。総選挙はいつになるか分かりませんけれど、今日からスタートであります。代表と同じように熱い気持ちを持って、県民の皆様、地元の皆様方に、れいわ新選組の訴えを伝えて参りますので、どうぞよろしくお願いを致します。ありがとうございました。
質疑応答
山本太郎:
ありがとうございます。大池ゆきおさん、本人の声を聞いていただきました。マスコミの方々から何かございますか? 所属とお名前を教えていただいてから、ご質問していただいて結構です。じゃあ、そちらの方。手挙げといてください、マイクフォローする者に分かるように。こちらの方ですね。
記者:
幹事社の静岡第一テレビ、サカイと申します。大池さんに質問なんですけれども、2区の静岡県民に、具体的に一番訴えたいことと、ご自身が今持っている政策、もしあればお答えください。
大池ゆきお:
はい、先ほど冒頭お話しましたけど、私は福島の原発の事故以来ですね、この浜岡原発は同じような事故があって、地域を放射能で汚染させたくないという思いで、現職の県会議員でございましたけど、当時、そういう活動をずっとやって参りました。ですので、地域性もありますので、この2区は、原発をなくして、私たちの故郷を、今の本当に綺麗な素晴らしい状態で、私たちの子どもたちに、孫たちに引き継いでいくという、そういうことをまずはお訴えをしたいと思っております。
そして衆議院議員というのは、地域性があるいろんな政策に対してのフォローをしなければいけないと思っております。県会議員を2期やらしていただきましたので、地域の実情はよくわかっておりますので、特に地域の代表としての議員、衆議院議員という活動も合わせてやって参りたいと思っております。以上です。
司会者:
はい、他に質問のある方? 所属とお名前のほうよろしくお願いします。
記者:
産経新聞のタナカと申します。山本代表に伺いたいのですが、もし野党との共闘が成立した場合には、大池さんの立候補どのようになるんでしょうか?
山本太郎:
それは共闘が確実なものになって、その後に話し合いが行われることでしょう。で、その中で、おそらく、なんだろうな、じゃあうちは、じゃあ、れいわさんそちらお願いします、その代わりにこちらください、こちらの選挙区くださいっていうやりとりになっていくと思うんですね。なので、今からどうこう言える話ではないなと思ってます。ただ、これまでの選挙結果ってものを静岡の2区で見てみても、私たちが受け皿として、名乗りをあげるということは何ら問題がないであろうという風に思ってます。比例復活もできてない状態ですよね、おそらく野党側は。そう考えるならば、同じように名乗りを上げる権利はあるだろうという風に思います。詳しいことは野党共闘っていうものが、消費税5%っていうことでまとまった場合には、話し合いには応じる形で、この静岡の2区ということを考えていきたいと。まあ、大池さん自身が、ご自身これまで政治活動されてきたのが2区内ですので、非常に、なんだろうな、地元の問題であったりとか、課題というものをよくご存じの方だと思います、はい。そういった意味でも、2区の立候補者としてはふさわしいのではないかと、私はそう思ってます。
記者:
すいません。重ねて山本代表にお伺いしたいんですけれども、今回がまあ、第一次の公認ということですが、静岡県内で大池さん以外に、何人くらい擁立をしたいのかという目途がありましたら教えてください。
山本太郎:
そうですね、今、600人を超える方々からご応募いただいております。その中に静岡県内にお住まいの方もいらっしゃいます。で、一番マッチングできて、皆さんがこう盛り上がり、マスコミの皆さん的に、盛り上げやすいのは5区あたりですかね? どうでしょう? どうですか? ちょっと顔がほころんでますけど。それ記事書きやすいわなと思われたかもしれませんけれども。まあ、どのような形になるかは分かりません。ただ新旧の政治対決ということになるならば、恐らくそういったところも考えていかなければならないだろうと。消費税5%というところに関して、もしも、前に進まなかったことであったりとか、まあ、いろんなこと考えられますけれども、基本的に私たちは、新しい政治を始めるんだと。新旧の政治勢力の対決ということを、私たちの対立軸っていうものを置くならば、当然、そのような立て方もあるであろうという風に思います。
司会者:
他に質問のある方、所属とお名前をお願いします。
記者:
毎日新聞のヤマダです。山本代表に伺いますけど、れいわ新選組にとってこの静岡県っていうのは、どういう政党として位置付けていますでしょうか。
山本太郎:
ま、この静岡、静岡県庁であったりとか、この駅前から県庁までの辺りを見るとなかなかちょっと分かりづらいですね。静岡県内の実態っていうのは。おそらくでもどんどん中に入っていけば入っていく程、全国と同じように私は衰退っていう部分が進んでいるのではないかという風に思ってます。なので、なんだろうな。もちろんここで静岡は特別な場所ですってことを申し上げたいのですが、おそらく全国同じように例えば交付金が絞られていたりとか、それだけじゃなく消費税の負担であったりとか、数々のもので地方は衰退化していっているという状況が私自身の目から確認できています。そう考えたときに当然、静岡県内においても候補者を立てると。私たちの受け皿、私たちが受け皿になっていくと。積極的に手を挙げていくっていうことにはなるんだろうというに思います。
記者:
山本代表自身の立候補についてはどう考えてますでしょうか。
山本太郎:
ありがとうございます。私自身がどこに立つのかってことなんですけれども、今、ここでなかなか申し上げる状況にはないということです。たかが山本太郎というカードなんですけれども、このカードを最大限、最大限発揮できるような選挙区に立てたらという風に思ってます。で、もし消費税5%で野党がまとまるという形で前に進むことができるんだったら、私は私自身が立候補する選挙区においても野党側の先輩方のご意見というものを尊重していきながら、野党共闘にプラスになるような立候補の仕方も先輩方にご指導していただこうという風に思ってます。それが例え、捨て石のような戦い、なんだろう、捨て石のような使われ方になったとしても、私は選挙全体を世の中の人々にやはり選挙に注目していただいて、より多くの方々に投票に行っていただく。先の50%くらいの方々が投票権を捨ててしまうような状況というのは絶対に避けなければならないし、そこを避けなければ政権交代の芽が出てこないんだろうと、そう思ってます。
司会者:
他にご質問ございますか? 所属とお名前をお願いします。
記者:
朝日新聞のマツヤマです。山本代表にお伺いします。今回、大池さんを選ばれた理由っていうのはどういったものなんでしょうか? また何人くらいの中から大池さんを選ばれたのかってのをまた教えていただければと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。大池さんを今回、れいわ新選組から立候補していただこうという風に思ったその理由ですけれども、やはり熱意です。熱意。やっぱ世の中を変えたいんだという熱意。で、その熱意はどこから湧き上がってくるのかってことなんですけども、やはり地域に根ざしていろんな方々の声を聞いているばかりでなく、ご自身がやはり訪問介護をやられていて、その利用される方だけではなく、やはりそれを支える事業者側の目線もお持ちになって、やはりこれは変えていかないと、もうこの先、大変なことになってしまうという現場の危機的状況を、なんだろうな、言葉にできる方だと私は思っています。まさにこの国の、この先の課題ですね。もうほとんど待ったなしという状況の中で、そういった課題、人々の声というところに対して直接コミットをしてきた人であると。それに対してその声を何とかその悲鳴を受け止めて、何とか世の中を変えていきたいという暑苦しいほどの熱意。すいませんね。大池さん。そんなこと言って(笑)。でもそれって世の中を変える原動力だと私は思ってて、逆に、こう私自身が感激してしまったという部分があります、面接の時に。
で、静岡県内のこの2区において、何人いたのかということに、なんだろな、重きを置くのはあまり意味がないのかなという風に思ってます。というのはその人のキャラクター、で、その方がどこから出たいのか、ということも合わさった上で前に進んでいく話なので、とにかく今600人を超える方々から公募をいただいていて、その中で第一次公認として、まず皆さんにお知らせするということが決まったのが静岡では大池さんであったと。で、今後も静岡県内で該当者がいれば皆さんにご紹介することになるでしょうということです。
記者:
ありがとうございます。あと、大池さんにお伺いしたいんですけども、先ほど、山本代表の方から消費税5%という話もありましたけど、この消費税に関して大池さんどのようなお考えをお持ちでしょうか?
大池ゆきお:
私は消費税はまさしく廃止すべきだと思ってます。なんだろう、県会議員を落選してから4年間浪人生活をしておりました。無収入の時もございました。もうお金の大切さというのをですね。例えば県会議員の時に受けているその報酬のレベルから比較すると、とんでもないところに自分が置かれた時に、そのお金の大切さというのを非常に考えられました。考えることができました。その時に消費税の重さというのはですね、いや私が今までの人生で感じたことがない程、なんてこんなに重いんだというのは感じております。それが今、世の中の多くの皆さんが感じている姿だと思うんです。それを実感をした私はですね、まさしく山本代表が5%ではないんですよ。廃止しようと、そう言って参議院選挙を戦ってっていうのは、これはねえ、天使と言うか、素晴らしいことを言い始めた政治家がいると。私は感激しましたね。ですので、まさしく消費税に関しては、今の政権が10%持ってきた、打ち上げてきたことに対して大反対でありますし、できたら廃止して、選挙協力ができるんであれば5%と、まずはワンステップを進んでいただきたいと、そういう思いであります。
記者:
中日新聞のヒロタと申します。山本代表にお伺いしたいんですけれど。次期衆院選はまだスケジュールは未定ですけれども、静岡県内で、あの4区補選がもうスケジュール決まって、ほぼ決まっている状態でそこに候補者を立てるってことは検討されたんでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。もちろんそのような補選にも挑んでいきたいというような気持ちは持ってはいるんですけれども、今の私たちの体勢から言うと、そこに照準を合わせていって間に合うかという事を考えると少し現実的ではないのかなという風に思いました。で、そう考えたならば、私たちが今、照準を合わせるべきは次期衆議院選挙であろうということで、その4区っていうところに私たちの候補者を立てるという考えは横に置きました。はい。
記者:
すいません。読売新聞のオグリと申します。大池さんに質問させていただきたいんですけど、原発のその廃炉っていうのはいつくらいからこう考えを持ち始めたかというのと、あと議員時代はその実際、そういう原発の廃炉っていうのは訴えていたんでしょうか?
大池ゆきお:
原発をやめるべきだと思い始めたのは、福島の出来事が福島の原発があのような大事故にあった後でございます。私は、そもそも議員になる前はエンジニアをやっておりましたので、日本で頭脳の結集と言われる東大とかですね、国立大学のトップの人たちが原子力発電所を設計してるんですね。フェイルセーフの設計ですよ。どんな問題が起きても絶対に最悪の事態にならないような設計を入れてあるんです。で、教えてもらいました。エンジニアの頃ね。で、そういうものが、いとも簡単に最悪の事態になってしまったと。あの事象はね、津波だったんですけど、全電源が止まってしまった。そんなことをすぐに予期できるのにそれに対する手も打ててなかった。これはショックでしたね。
ですので、原発が安全などということは決してあり得ないと思ったのが、あの福島の原発の事故の後です。その時は現職の県議会議員でした。ですので、その直後に行われた県議会議員選挙では当時、私は民主党でございましたけれど、民主党の公約で原発ゼロにって大きな旗を上げて、本当にゼロにするんだと、すぐやめられるんだという思いで選挙を実際、私はやりました。でも当時の民主党のあの原発ゼロというのは「あれは嘘だよね、20年経って30年後に止めるんだよ」って選挙が終わってから、平気で国会議員が言い出すわけですね。これって実に国民にとってはふざけた話ですね。あのゼロという原発ゼロにと聞いた瞬間に、皆様は原発をやめるんだと思う公約だなって思ったと思います。ただ政治家はうまいもので原発がゼロにしますよ。でも20年か30年動かした後だよ、などというのが今、当時の政治に許されたそんな雰囲気でしたね。ですので、それ以降、私は廃炉、すぐ止めるんだという活動を、そこで(選挙)落っこっちゃいましたけれど、仲間と一緒に活動をして参りましたし、今もそう思ってます。
司会者:
他にご質問はございますか?
記者:
静岡新聞のミヤジマと申します。大池さんにちょっと確認なのですが、つい最近まで立民からの2区の出馬を模索されていたのかなと思うんですけども、その辺かられいわのほうに変えたのはどういうタイミングだったのかってことと、あと、今は党籍みたいなものはもしあるんでしたら、ちょっと確認させてください。
大池ゆきお:
まず昨年の県議会議員選挙は立憲民主党公認で選挙をやりました。ですので、昨年の参議院選挙までは徳川家広さんが原発NOという形で立候補なされましたので、徳川さんを支えて立憲としての活動をして参りました。で、党籍はもうございませんけれど、ただじゃあ、立憲かられいわにと思いを変えたというのは先ほど冒頭説明しましたように、まさしく私が参議院選挙で徳川さんを応援して選挙をやってる最中に、山本太郎さんがお一人でれいわ新選組を立ち上げてそこの政策を訴えをしてその内容を見た瞬間に、本当に自分自身のマインドが変わってしまいました。本当に命がけで、もし仕える、仕えるという言い方もないですけど、やるんだったらば、れいわ新選組の旗の下でこの政治生命尽きてみたいという思いになって、タイミング良く昨年の11月頃でしたよね、候補者の公募がございましたので、そちらのほうに応募させていただいたという経緯でございます。
司会者:
他にご質問は?
記者:
毎日新聞のヤマダです。野党共闘が実現しなかった場合について、山本代表に伺いたいのですけど、結局、独自でれいわが立てれば立てるほど、結局、客観的な構図からいったら自民党を利するだけのような気がするのですが、そのあたりはどうお考えですか?
山本太郎:
ありがとうございます。消費税が5%で野党が固まるってことを実現できなかった場合に、私たちは独自にやるということを言っています。その中で言われがちなことっていうのは、要は、れいわがそういう行動をしたら、結局、自民党を利することになるんじゃないかという話なんですけども、私から言えば古い政治と新しい政治の対決なので、自民党も倒しにいかなければならないという部分もありますけど、野党側にも倒すべき人間はいると思います。「自民党ですよね、あなた結局」っていうような考え方の方がたくさんいらっしゃると思います。例えば安保法制っていうものが議論されていた時に野党側の先生とご飯食べてた時に、「俺は立場として反対してるだけだ」とはっきり言われているような方とかもいらっしゃいましたし。だから実際はその立場、立場でというか社会の空気っていうか、世間の空気で反対賛成を決めてるだけの人が、ま、芯がない人っていうのはいらっしゃいます。あと財務省の言いなりだったりとか。いまだに消費税増税必要でってことも実は心の中に持っている方々もいらっしゃるだろうし、ま、とにかく民主党政権時代の、なんでしょうね、清算というものがなされていないってことに関して当然、選挙でジャッジされる人はいるだろうと私は思います。
自民党を利するというよりかは、私は古い政治に対して清算を求める、というような選挙戦の展開をしていくしかないだろうという風に思ってます。でもそうは言いながらも、一番は消費税5%でまとまって、野党側が政権交代の道をつけていく。それによって5%を実現し、中小零細、個人事業主、多くの方々を首が締まってる状態から解放する、日本のこの経済が完全に衰退してしまってる状態を底上げしていく、ということをやることが、私は一番緊急性が高いと思ってます。けどもそれが叶わない場合には、私たちは独自の戦い方をしていく。その際におそらく自民党を利するじゃないかっていうようなロジックで責められるってことはもう、なんでしょうね、織り込み済みと言いますか、それは覚悟をしていることであると。そういうところです。
記者:
NHKのコジマです。よろしくお願いします。山本代表にお尋ねさせてもらいます。先ほどありました補選の4区、4月にも行われる予定ですが、そこでもその候補者の立て方をめぐって野党共闘なるかどうかって注目されている面がありますけども、今の現状、その補選の4区、4月に行う予定、これについては野党共闘についてどう考えておられるか。また代表自ら来られるということもあるのかという点について教えていただけますでしょうか。
山本太郎:
ありがとうございます。今の時点ではノータッチです。今の時点では。どこかの陣営から声掛けがあるかっつったら今のところない状態です。で、先々は分かりません、どうなるのかは。ただ、その野党共闘、もしもその、どうなんですかね? 地元の方としては。これ一本化されていくような空気はあるんですか? ありますか? それは素晴らしい。可能性として与野党対決という形になる可能性もあるってことですか? それは私、素晴らしいことだと思います。ね。1人しか勝てないわけですから、そのような戦い方をしていくっていうのは正攻法だと思ってます。で、そこに対して私たちが乗るか乗らないか、それは向こうからお声掛けもいただいてないのにそんな自分達から言うのも変な話ですけれども、まず野党共闘ってところに参加するためには5%っていうところに対してお答えをいただかないと、いかなる選挙においても共闘っていうところに関しては難しいであろうと。まあ、なし崩しになっちゃうってことですね。ズルズルいっちゃうだけだってことです。その前に私たちが最初に言った5%ってところに対してお答えをいただきたいと。まあそう言いながらも、もしも一本化されるのであるならば、それはもう素晴らしいことだなと、有権者にとっても選びやすいであろうという風に思います。
司会者:
他にご質問のある方。
記者:
すみません、中日新聞です。再びすみません。山本代表に伺いたいんですけど、タラレバで申し訳ないんですけど、消費税の減税は嫌だけども脱原発は一緒にやっていこうっていう、そういう方たち、そういう野党に対しては共闘っていうのはありえないってことですね?
山本太郎:
ありがとうございます。脱原発は絶対に必要です。というのも、もう皆さんご存じの通り、政府の試算とかでも30年以内にSクラスの地震がやってくるとかっていうところがもう何十箇所も出てるような状況です。そう考えるならば一刻も早く原発は撤退する以外、方法がないんですね。例えばですけれども、南海トラフ。南海トラフが動いた場合に、そこから20年間の経済的損失が1400兆円って言われてます。南海トラフだけでもそれくらいの規模の大きさのものが来るということは、耐えられる原発、存在するわけないですね。それ以外も連動したらどうなるか?ってことを考えるならば、決して持続可能ではない。リスクしかない。そう考えたならば、やはり国民の生命財産を守ると言うならば、原発は即時撤退以外は、本当は私は方法がないんだろうという風に思ってます。
なので、どうやめていくのかということに関して、その既得権益、もちろん電機メーカーであったり銀行、建設会社、それだけじゃなくやはり立地自治体に対してどういった財政的措置ができるのかということを責任もって話し合いを進めるというのが、今、政治がやらなければならない緊急課題のひとつであろうと、そう思ってます。そういった意味で、そういったまともな感覚を持たれた、とかっつったらまたあれかな、そういった感覚を持たれた政治家がいらっしゃる、そういった方々と手を繋いでいきながら共闘していくということも必要だとは思います。
ただ、その、選挙という場面において、その原発、というところが争点になったことってこれまでにありましたっけ? 原発が争点になったことは、原発事故後、一度もない、という現実をやはり見ていかなきゃなんないと思います。ということは、何なのかというと、やはりこれまでの選挙の前に行われている各社の世論調査などを見ていっても、やはり皆さん目の前の生活であるということですね。目の前の生活がどうなっていくのか、それをわかりやすく示すということがやはり受け皿として認められることなんだろうと。そう考えた時に、やはり50%の投票を捨てた人たちにまでリーチができる経済政策の一部、経済政策の看板としては、私は野党が固まりになれば、消費税10%が5%になるんですっていうパワーワード、これを使って政権を取り、そしてもちろん原発もやめていく。それ以外のことも変えていくということを進めていくのが現実的な路線ではないかと、そのように思います。
司会者:
他に、ご質問ございますか?
記者:
静岡放送のツボウチと申します。大池さんにお聞きしたいんですが、今後、その原発廃炉と消費税の話を訴えていくということですが、次の衆議院選いつかわからない中で、どのように活動していくか、何を一番訴えたいかをもう一度伺ってもよろしいですか?
大池ゆきお:
れいわ新選組の公認、候補に選んでいただいたわけですので、基本的には、れいわ新選組の参議院選挙の時に国民の皆様にお訴えをしている公約項目、消費税から始まって最低時給を1500円とか、奨学金をチャラにしようとか、そういう、れいわ新選組が考えていることを県民の皆様にしっかりとお訴えをして、ご理解をいただくというのが私の仕事であると思います。衆議院選挙がいつあるかわかりませんけれど、毎日、毎日が、私の、それが仕事になるわけですので、しっかりと県民の皆様に私の活動が見えるような、そんなことをして参りたいと思います。
司会者:
他に、ご質問はございませんか?
記者:
共同通信のイマサトです。大池さんに簡単な略歴をお伺いしたいんですけど、よろしいですか。略歴というか、何年くらいから県議をされて。
大池ゆきお:
地元で、静岡県島田市で生まれまして、地元の高校まで行って、日本大学工学部を卒業して、まぁ技術系だったものですから、地元にございます「矢崎総業」の子会社の「矢崎計器」というところに就職をして、自動車用メーター、針がこう動きますよね、そこの開発設計をしておりました。で、ちょうど40歳になる頃に、その会社、事業所で島田市市議会議員を送り出していて先輩が定年なさったものですから、私が代わりに市議会議員として、市議会議員を3期やらせていただいて、そのあと島田市が県会議員の定数が1だったのですが、市政の大合併で金谷町と合併したために定数が2になった時に、当時の民主党の代議士の先生にぜひ県会議員にというお話があって、それ以来2回県会議員をやらせていただいたと。で、5年前の選挙に落ちてから挑戦を一度チャレンジさせていただいて県会議員選挙を、昨年ですね、チャレンジさせてもらって落選しております。はい、そういうことでございます。
司会者:
大池さんの資料については会見終了後に皆さまにお渡しさせていただきます。はい、他にご質問は? よろしいでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございました。