山本太郎:
続いての方、よろしくお願いいたします。
くしぶち万里さんです。東京22区を予定しております。それではどうぞ。
くしぶち万里:
みなさんこんにちは。くしぶち万里と申します。れいわ新選組で東京22区より公認予定候補として活動することになりました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は、元衆議院議員として3年3カ月、民主党政権時代に永田町で活動させていただきました。そしてその前は大学の研究員を経て、1番活動の原点でありますのは、NGOピースボートで17年間、世界80カ国を巡りながら、国際交流、人道支援、環境保護、こうしたことに携わりながら、いわゆるソーシャルツーリズムを事業化していく、このことに従事して参りました。その中で1番、当時感じたことはですね、ちょうど20代30代でありましたけれども、グローバル社会の中であまりに拡がる貧富の格差を目の当たりにしたこと。その中で日本では当時、年間3万人もの方々が自殺をするという状況でありましたが、私が国際支援をしているその現場では1日たった2ドルで、2ドル以下でですね、生活をする、その人たちが世界にもものすごい数広がっているという実態でありました。この日本の現状と世界の現状、これには繋がる問題があるんじゃないか、そのことに気づいたのが、まず日本で政治を志したきっかけです。
本来、経済社会は人間の暮らしのためにある。そして市場というのは、その想像力を育むためにあるんじゃないか。人間性を回復して、環境が調和し、いかに生存を守るのかということこそが大事なのではないかと、政治の世界に飛び込みました。GDPを指標とするような古い固定概念に固定するのではなくて、どのように人間が、自然、人間がですね、健康で豊かに生きていけるのか、そういった指標こそ大事なのではないか。永田町にそういった指標を元にした政治を作りたいというのが、志してきた政治です。「ともに生きる日本を」という風に掲げて挑戦をして参りました。
衆議院時代にさまざまな活動して参りましたけれども、しかし正直申し上げて、そのような志で入った永田町というのは、別の論理で動く、そして古い慣習がはびこる、残念ながら苦しい世界でした。当時、政権与党でありましたけれども、分裂するというような状況の中で、本気度、そして熱意、このような国民に真剣に向き合うといった気持ちが、残念ながら感じられなかった。そして私も弱かったと思います。
そういった現状、苦しい苦悩の日々を、どうしたら日本の変革につなげていけるのかということに答えてくれたのが、参議院選挙での山本太郎代表の行動であったと私は思います。たった1人の国会議員が本気を出せば、そしてあれだけの熱意を見せれば、国民は温かい眼差しを向けて、そして一緒についてくる。そのことを明かしてくれたのが、あの参議院選だったと思います。障がいを持つ人たち、彼女たち、彼たちがマイノリティとされ、1番遠いところに永田町から遠ざけられていた。しかしその方たちをマイノリティとしてではなくて、高齢化社会のマジョリティのフロントランナーだという風に位置づけて戦いを始めた、そのことに私は大変心を打たれたんです。この本気度と熱意、こういった気持ちを持った方たちと、もう1度同じ仲間として、1度政治を志した者として挑戦をする、その決意を固めました。
政策的には、私は衆議院時代、地球温暖化対策基本法案、このことに力を尽くして、気候問題、そして再生可能エネルギー促進法、いわゆる固定価格買取制度、FIT法といいますけれども、この法律を最前線で制定することに尽力をいたしました。今国会でちょうどこの見直しが行われようとしておりますけれども、果たして、じゃあ日本は、この当時、もう8年前になりますけれども、この法律通り再生可能エネルギーがどこまで世界と同じくらいに広がったのか? そして遅れていやしないか? あるいは別の既存の電力が優先されてはいないか? 私は気候変動、そして気候危機から暮らしを守るということを掲げて次の戦いに挑みたいと思っています。
CO2ゼロ、これが私の独自の政策です。そしてれいわ新選組の政策である、消費税ゼロ、教育費ゼロと合わせて三つのゼロ政策、と、これを掲げて戦う覚悟です。CO2削減、そして自然エネルギーを中心とした持続可能な日本を作るために、新たなステージで頑張って参りたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
山本太郎:
ありがとうございました。くしぶち万里さん、東京22区を予定しております。