山本太郎:
お忙しい中ありがとうございます。れいわ新選組代表の山本太郎です。れいわ新選組で東京都の都議会議員選挙におきまして、候補者を、ここ最近ご紹介するということが続いていますけれども、本日もその予定でございます。ではご紹介したいと思います。れいわ新選組、この夏の都議会議員選挙で、立候補予定者として名乗りを上げてくださったこの方です。よろしくお願いします。ご紹介します。都議会議員選挙、立候補予定者として世田谷からです、世田谷から。世田谷から、ふうさわ純子さん。ふうさわ純子さんでございます。ふうさわさんからまず一言いただけますか? じゃあ。
ふうさわ純子:
こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。私はこの度、れいわ新選組より東京都議会議員候補予定者として公認いただきました。選挙区は世田谷区となります。本日はどうぞよろしくお願い致します。私はこれまで30年間、看護師として勤務してきました。病気や障がいを持った方々、そして医療従事者の仲間たち一人一人との出会いから、政治と医療は繋がっていると実感し、なんとかしないといけないと思い、この度、挑戦に至りました。
皆さんご存じの通り、この1年間の医療の現場は過酷なものがありました。コロナという理不尽な状況から、政治が徹底的に人々を守る必要がありますが、実際は医療崩壊と言われる状態でした。医療従事者の中には帰宅もままならぬ状態でありながら、給与、ボーナスを減らされるという、とんでもない事態も生じました。本来なら入院すべき状態の方も自宅待機。命を落とさなくていい人まで、残念な結果となりました。コロナによる感染症に限らず起きていることです。人員不足のために、感染経路を調べる疫学調査も縮小しました。都という公の機関が医療従事者を大事にし、皆さんの健康と命は政治がちゃんと面倒見るよと言えないのが現実です。病気を抱えた人も、今、健康な人も安心して生活できる体制が必要と考えます。
感染したら重症化しやすい病気を持った人の不安を聞いたことはあるでしょうか。私は多くの患者の切実な不安を聞いて参りました。オリンピックに時間やお金を注ぎ込むなら、今すぐ感染対策強化へ。そして医療従事者はもちろん、都民全員へ給付金を出す。そちらへシフトしていただきたいです。育児経験からも社会を変えたいと思うようになりました。学費を含む教育費は多くの家庭と学生に負担があり、そのために学業を諦める方もいます。経済格差による教育格差、この不公平な状況をなんとしても脱したいです。また、学校という大人が作った仕組みに取り残される子どもも多く、区という枠を超えて、子どもたちが笑顔になれる、そんな東京都を作りたいです。今、生きているすべての人、一人一人を大切にする政治が少子化対策にもなります。いつでもその人らしく、あなたらしく、すべての人々が自己肯定感を抱ける、人に優しい東京を世田谷区から作ります。ご清聴ありがとうございました。
山本太郎:
ありがとうございます。世田谷区から都議会議員選挙、れいわ新選組としてふうさわ純子ということでございました。
司会:
では、よろしければ記者の皆様からの質問をいただきます。本日こちらのマイクのところまで来ていただいて、マイクから質問していただくことにしておりますのでよろしくお願い致します。ではいかがでしょうか。ご質問のある方、挙手いただければと思います。はい。ありがとうございます。どうぞ。
記者:
France10のオイカワと申します。今日、ちょうど立憲民主党の枝野代表の会見がかぶっちゃって、たぶんそれで来られてない記者の方もいらっしゃると思うんですが、2点ふうさわさんにお伺いしたいと思います。1点目がれいわ新選組といつ出会い、どのような活動、例えば選挙のボランティアをしたとか、そしてそこから選挙ってまあ独特の文化だと思うんですが、感じられたことは何かということと、あと私は個人的には下北沢に41年間住んでおりますけども、世田谷との繋がりということをお伺いできればと思います。
ふうさわ純子:
ご質問ありがとうございます。私がれいわ新選組と出会ったのはちょうど約2年前、立ち上げ、旗揚げの時です。その前から山本太郎の活躍は知ってまして、応援はしてたんですけれども、いよいよ旗揚げということでそこから応援するに至っています。で、活動としては、参院選の時に街宣活動とか、ぼちぼちチラシ配ったりとか入らせていただいて、実際にポスター貼りという活動を始めたのは参院選が終わって秋頃です。だから2019年の秋ですね。で、そこからは自分の時間の許す限りはポスター貼り活動をして。
で、本当に自前なものなんですけども東京勝手連というのを立ち上げて、ポスター貼りを一緒にやってくれる人を募って、一緒にやっていました。で、コロナという状況もありましたので、なかなかそちらの活動はちょっと今、滞ってるんですけれども、今はそれぞれの候補者のところで活動をしています。私は今、東京2区の北村イタル候補予定者のところで活動をして、今までしていまして、ちょっとボランティアをまとめたりとか、活動どこでやろうかっていうプランを立てたりとか、そんなことをしておりました。で、今は政治活動ですけれども、そちらはやはり一対一の出会いがとても大事だなと思ってまして、一人一人の想いを聞いたりとか、あとは政治に対することとか、あとれいわ新選組に対することとか、いろんな皆さんの考えを、気持ちを聞くことが私の考えや信条にも繋がっているので、とてもためになる活動でした。はい。
で、あと世田谷との関連なんですけども、私は今、他の区に住んでまして、世田谷にも実は最近、部屋を借りました。はい。で、若い頃は下北沢は好きでよく出かけていたので、とても思い入れがあったりとか、世田谷区近辺に住んでるお友達の家に行ったりとかで、世田谷は馴染みの深いところであります。で、実際に歩いてみたり、ドライブしてみたりしたんですけれども、非常に、なんていうのかな、さすが住みたい街ランキングにいつも登場するくらいのことはあって、あの、なんていうのかな、街をなんかみんなで作っていってる感じがすごくわかりました。はい。区政になるんですかね。政治と、あと街の人々の近さというのも感じて。で、ならば私の思いとか訴えもこの世田谷区民と一緒に都政を変える、チャレンジする、理解してもらえるというか、そういうところもありまして世田谷区を選びました。
記者:
ありがとうございます。もう一点伺いたいんですが、23区では革新区政というか野党、国政野党が区長のところは中野区と世田谷区、保坂展人さんは2011年から区長ですけども、保坂区政に関するご評価とか、もしあればお伺いしたいと思います。
ふうさわ純子:
保坂区政、保坂さんはなんていうのかな、区を超えてというか、私が住んでいるところでなかったんですけれども、時々その活躍は会見などを伺っていて、なんていうのかな、すごく住んでいる住民の方と近い距離であったりとか、本当に今も福祉とか介護に関する方をどんどん世田谷区に呼び入れようって呼び掛けをしたりとか。保健所とかは減らされている傾向ですけれども、各地域に健康に関する拠点なども梅ヶ丘とかにあったりとかして、私の思いととっても、少し一致するところがあるなと思って見てました。
山本太郎:
ありがとうございます。あの、今のふうさわのほうからの答えに対して私から補足なんですけれども。ふうさわさんはずっと私たちれいわ新選組を支えてくださってました。これはボランティアとしてですね。で、まあ私たち国会議員2人しかいませんので非常に小さなグループですが、その中でやろうとしてることは、まあはっきり言ってしまえば自分たちの器を大きくはみ出すような活動をしているわけですね。その中でやはりこの、足りていないことが非常に多いというご指摘もよく受けるんですけれども、ふうさわさんはおそらくそういう指摘よりも、ご自身がボランティアたちと繋がっていきながらどう動かしていくかということを、常に先頭に立ってやってくださった方。そのボランティアの中でも活動量の多さというのは屈指であると。この方にぜひ、この先、さらに東京から深めていっていただきたい、人々の政治を、という思いから、私たちのほうから世田谷区でお願いしたいということをお願いしました。
で、その世田谷区についてなんですけども、まあ私たちこれまでの選挙を通してきて、世田谷区っていうのは一番大きな支持を得ていると言っても過言ではない場所です。その中でふうさわさんが政治的にこういう部分を変えていきたい、例えば医療に対することであったりとか、このコロナに関することであったりとか、あと、その不登校という部分に関して子どもたちの居場所の問題であったりとか。比較的、これは、世田谷にお住まいになられてる方々にとっても支持していただける内容であると。これまでの私たちの、この世田谷というところで支持をいただいていたということに合わせて、ふうさわ自身がやりたいという、考えてることということを鑑みて、ふうさわさんにはぜひ世田谷区でお願いしますということで、私たちのほうからお願いをしたということでございました。
司会者:
はい。ありがとうございました。続きましてご質問ございましたら挙手いただければと思います。いかがでしょうか。よろしいでしょうか? はい、よろしいですか? あ、大丈夫です。お願い致します。あ、こちらでぜひ。
記者:
はい。こんにちは。市民報道クミチャンネルのコヤマと申します。私もあの世田谷区、今、あの三軒茶屋の近くに住まいしておりまして、合計20年くらいこの辺に住んでおります。はい。あの、私はちょっとあのしばらく、まあボランティアの方々とちょっと距離置いてましたので、お会いするの初めてなんですけども。はい。この病院でのですね、勤務経験についてお伺いしたいんですけれども。どういった分野の病棟でどういった看護をされていて、まあその時のエピソード、何かですね、こういった政治等の繋がりを持たなくてはいけないと強く思われた場面ですとか、エピソードをいただければと思います。よろしくお願い致します。
ふうさわ純子:
ありがとうございます。私は30年ほど勤務、大学病院のほうで勤務しておりまして、ちょうど外来と入院病棟半々くらいの年数になるかと思います。で、分野としては一般的な外科、内科と、あとは抗ガン剤だとかを投与する部署におりました。例えば上に上がっていくようなシステムもあり、まあもちろん声も掛けられたんですけれども、私は下っ端で働いてるのが好きで、自分でこう、なんていうのかな、患者さんと直接接してコツコツとしているのが好きで、お断りはしているような状況でした。はい。あとは何かレポート書いたりとかそういうのよりも、実際に本当に現場で働くのが好きなタイプです。患者さんとのエピソード、いっぱいあるんですけれども、そうですね。例えば、んー何がいいかな、例えばですけれども、最近の患者さんだと、ガンになった患者さんで比較的、治療はしても元気で仕事は続けられるっていう方がいたんですね。だから、まあ「仕事も続けられそうでよかったですね」って声を掛けたんです。
そしたら「いえいえ、仕事は辞めなくちゃいけないような状況です」。っていうのが、周りの職場の風土がそういうような感じになっていて、ガンの人イコールもう使い物にならない、役に立たない、というような状況の風土で、その方は大学の先生だったんですけども、そういった方でももう辞めざるを得ない状況。これは、なんていうのかな、そういった偏見というか、理解してもらえてない状況。大学でさえそうなのですから、普通の職場だと尚更なのかなと思って。そういった理不尽な状況、病気というのが本当に理不尽な状況なんですけれども、そういった社会も変えていきたいなという風に思っています。はい。で、そこはやっぱりその人がガンになってしまったっていうのは、本当に理由は、本当にその人のせいじゃないんですよね。で、あとは、なんていうのかな、なんでここまでになるまで見つからなかったんだろうという思いもありまして。例えばなかなか検診に行くことができなかったとか、その時間すら作れなかったとか、そういったこともやはり影響しているのかと思います。はい。だからそういったことも変えていきたいと思います。
記者:
ありがとうございます。加えてお伺いしたいんですけれども、まあガンの治療っていうのはいろんな議論がある分野だと思うんですけれども、今のガン治療に関して、何かこう憤り(を)持たれて、社会自体を変える必要があるっていう風に思われたとか、そういったことはないのかということがひとつと、あと、コロナのほうの病棟には駆り出されたりですとか、患者さんに接する機会があったのかどうかお伺いします。
ふうさわ純子:
私はコロナの患者さんとは直接は接してはいないです。疑いのある患者さんとは接しましたけれども、直接は接していません。ただ、ある程度大きい病院は必ずコロナの患者さん受け入れてると思うので、同じ病院の他の部署は1病棟をすべてコロナの患者さんに割り当てられたりとか、知ってる方がもちろんそこで働いたりとかしてお話は聞いてますけれども、私自身はありませんでした。
で、もう一点。さっきのが、ガンの治療で憤り…とか? 治療に関してだとやはり、あの高額な治療になることもあるので、そうするとやはり限度額という、医療費には限度額というのがあって個人負担の限度があるんですけれども、それでもやはり普通に働いている人だと5万(円)から8万(円)とかっていう、月々になるんですね。ただ、ひと月だけだったらまだなんとかなるかもしれないけれども、それが何カ月も続くような方とか慢性疾患を抱えている人だと、それが本当、毎月毎月っていう状況にもなります。で、そうすると治療を諦めざるを得ない人とか、だったら生活保護で、みたいな感じの話もたまにあるんですけれども、私たちは、あの、そういった使える制度をなんとか駆使して治療を受けさせてあげたいとか、そう思うんですけれども。そもそも制度自体がそれしかなければ、こちらとしてはそういった情報しか提供できないので、そういった制度を、あの、何か検討したりとか、変えていったりすることも必要なのじゃないかと思っています。
記者:
ありがとうございます。れいわ新選組のほうでは、コロナの、に関する政策というのは出されていらっしゃるんですけども、都政であったりとか国政であったりとか、今のコロナの政策に対するご意見をお願いします。
ふうさわ純子:
はい。そうですね。なんか都政からすると、私たちにお願いばかりのような気がしてます。「密を避けろ」とか、「20時以降は飲食しちゃダメだよ」とか。なんか「お願いします」ばっかりで、なんかもう疲弊しちゃってると思うんですね。だからそこはもう、「私たちはここまでするから安心していいよ」っていう、何か安心材料があるともっと違うのかなと思うんですけれども。例えばそれはれいわが掲げている給付金だったりとか、そういうことにもなるかと思います。
で、コロナの対策としては、私は感染(症)のほうの専門ではないので、むやみにここで話すことはできないと思うので、そこは勉強したりとか、本当に専門、専門家でも意見が食い違うところ、まだまだ未知の分野なので意見の食い違うところがあると思うので、その辺はしっかりとこれからみんなで戦っていくというか、検討していかなくてはいけないものかなとは思います。
司会:
都議選以外のご質問はまとめて最後にお伺いしますので、都議選に関するご質問、無いようでしたら…。はい、じゃあお願い致します。
記者:
度々失礼します。France 10のオイカワです。えっと、昨年、コロナ禍の夏に東京女子医大でしたっけ? 給与カット、看護婦さんの。話が出たりしましたが、コロナ後の看護師さんの待遇、どうなっているのか。そしてそれについてどのようにお考えになるのか伺えればと思います。
ふうさわ純子:
東京女子医大の件は私もびっくりしました。私は幸運にもそういった病院ではなかったんですけれども、やはり、そこはやっぱり都として国として補填していただければ良かったなという風に思います。どこの病院もたぶん減収となっておりますので、やはりそこは補填・補償が必要だと思います。やはり、元々もう医療従事者はギリギリの状態で働いているので、やはり、こういった危機的状況とか、今後も何か災害が起きたりとか、感染症の蔓延が起きたりとか、そういった時には対応できない状況と考えていいと思います。それで良いのか?って言われたら良くないと思うので、人員と、あときちんとした収入ですね、そういったものを確保して、何かそういった危機的状況の時にもきちんと対応できるような党を目指したいと思います。