山本太郎:
大きな音を立ててしまい、申し訳ございません。ただ今、マイクを握らせていただいている私は、れいわ新選組。なんなんだ、その変な名前は。よく言われます。申し訳ございません。国政政党です。たった2議席しかない国政政党、れいわ新選組の代表山本太郎が千歳烏山お邪魔を致しております。たった2議席しかないと申しました。そのうちの1議席、重度障がい者の木村英子。そしてもう1議席、ALS難病患者の舩後靖彦。この2名が現在国会で活動をしているのが、れいわ新選組と申します。「障がい者とか難病患者を国会に送りつけて、一体何を考えているんだ。やり過ぎじゃないか。」そう言う方もいらっしゃいます。でも皆さんに考えていただきたいんです。日本は高齢化社会です。これから先、さらに加速します。つまりは寝たきり。そのような状況になる方々がどんどん増えていく。もしあなたが寝たきり、そのような状況になったときにこの日本の社会の中で胸を張って生きていくことできますか? あなたが寝たきりになったときに、人間の尊厳を失わず、生きていける社会が今、目の前にあるでしょうか? 私、山本太郎は自分が寝たきりになったときには社会のお荷物になったというような空気の中で、自分の人生を生きなければならないのではないかと考えております。そんな社会はおかしい。当然、寝たきりの方々が増えていくならば、たとえ寝たきりという状態に陥ったとしても、胸を張って人間の尊厳を守れるような社会にしていくしかない。それを行う場所が政治です。けれども現在の政治において、そのような取り組みは行われていない。だからこそ私たちれいわ新選組の重度障がい者、木村英子議員。そしてALS難病患者、舩後靖彦議員。この2名の国会議員がこの社会を、寝たきりになったとしても胸を張れる社会にしていくために、国会の議論、これをリードしていく存在だ、そう考えております。
れいわ新選組代表山本太郎、マイクを握らせていただいております。私たちれいわ新選組、生きているだけで価値がある社会。死にたくなるような社会を変えたいと思ってます。まさに今、目の前に広がっているのは死にたくなる社会。毎年、戦争も紛争も起こっていないのに2万人の人々が自分で命を絶ちます。そればかりか自殺未遂をする方々、年間53万人を超える。10代から40代まで死ぬ原因1位、自殺。子どもから大人まで死にたくなる社会が今の日本。この基礎を作ってきたのは当然、政治です。私たちはこの国で生きていく限り、政治で作ったルールの外では生きられません。多くの政治で誤った決定、積み重ねられた結果、生産性で人間をはかるような社会にしてしまった。だからこそ、それを政治の場によって変えていくのが、私たちの使命だと考えております。
れいわ新選組、この国を変えるために旗揚げをしましたが、東京の政治、都政にも関わって参ります。私たちれいわ新選組、ここ世田谷から候補者を出しております。【ふうさわ純子】。【ふうさわ純子】という者です。看護師を30年やっております。その【ふうさわ純子】が、都議会議員に挑戦する。それがれいわ新選組でございます。後ほど、ふうさわの声を聞いていただきます。
オリンピック強行開催。強行に開催してしまえば、当然、感染者は増えるしかありません。感染者が増えていくならば当然、医療は逼迫します。東京の医療、大丈夫でしょうか? 昨年の12月。今年の1〜2月。皆さん覚えてらっしゃいますか? この東京の医療がどうなっていたか。救急車、たらい回しです。5時間病院探しても行き着かない。3000人。すぐにでも入院が必要な3000人、入院できず。心臓の手術ができるような緊急病院、救急病院、11。11もの病院が受け入れを停止。コロナが感染拡大(する)中で、東京の医療は完全にキャパオーバー。対応できません。これが東京の現実です。そこにオリンピックを開いてしまえばどうなるか? 子どもでもわかる話じゃないですか?
先日、G7が行われた。各国の首脳が集うG7、イングランド、コーンウォール。この地域に足を踏み入れられる者は限られた人たちだけです。セキュリティも一番厳しい。その地に足を踏み入れられる人間はかなり限定された、閉ざされたイベントです。そのコーンウォールにおいて、G7サミットが始まる前、そして終わった後、(人口)10万人当たりの感染者数、どれほど増えた? 2450%増加。限られた人員が世界中から集まるという閉じられたイベントでもこれだけの増加。オリンピックどうですか? 海外からは数十万人単位で入ってくる。しかも水際はザル。それに留まらず、国内での移動も数百万人単位に及びます。「県境を越えないでくれ」「東京には来ないでください」、こういうことを繰り返していたこの東京が、世界中の国境を越えてこの東京に集結し、元々、東京にあるウイルス、そして世界から持ち込まれるもの、こういったものがミックスされる。さらに強い変異(株)として、そのウイルスを再輸出、国内にも拡散。どう考えても間違ってますよ。あまりにもおかしい。
人々の命、この国ではもうすでにずいぶん価値のないものにされてしまいましたね。目の前の金、目の前の利権、こういったものに左右される政治を数十年の間で私たちは野放しにしてしまった。だからこそこれをコントロールする必要があります。政治はあなたの手の中に握られて(い)る。この国の最高権力者はあなた。総理大臣なんて雇われ店長クラスです。この国の最高権力者、この国のオーナーはあなた。そのあなたと力を合わせながらこの国を、生きてるだけで、あなたが生きてるだけで価値がある社会に変えていきたい。50%の有権者が選挙のときには投票を捨てる。どこの会社に、会社の行方を決める株主総会で、議決権を放棄する50%もの株主がいますか?
政治と自分はあまりにも遠い。いいえ、政治とあなたは一直線にしか繋がっていない。政治で決められた数々のルールから、私たちは誰1人逃れることができない。その中で決定されてきたルール、進められてきた数々のビジネス、多くの人々の首を絞め続けた結果、25年のデフレ。国が壊れるとどうなるか? コロナが来たから苦しいんじゃない。コロナが来る前から、この国は緊急事態だったんだ。コロナが来る前の日本、子どもの7人に1人貧困。コロナが来る前の日本、一人暮らし女性3人に1人が貧困。すでに政治の犠牲になった多くの方々で地盤沈下されたこの国が、さらに極東の島国が衰退国家に転落していく直前のところでコロナまでやって来てしまった。
コロナが来てどうなった? 一番使い勝手の良い非正規労働者、全労働者の4割以上の方々が、まず雇用の調整弁として次々に切られていった。多くの人々から希望を奪い20代、2020年の自殺者は前年に比べて20%も増えてしまった。国が救えた命。国が救えた命、私はそう考えてます。国は補正予算であっても、2020年度、30兆円ものお金を余らせた。未執行。つまりは何か? 30兆円分救えた事業者も、30兆円分救えた命も、見殺しにしたのがこの国の政府。国がたとえポンコツであったとしても、あなたの命を守るために、ぜひ今回の都議選には注目をいただきたい。たとえ国がポンコツでも、あなたがお住まいになっている地域、この政治がしっかりとしていれば、あなたやあなたの大切な人への傷は浅く済む。だから力を貸して欲しい。
こんな状況の中でオリンピック。一言で言うならば、ただの狂気です。このあと繋がる大きな災害、これをなんとか最小限にとどめるためにも今、東京の政治の場に私は医療の、医療に携わってきた、30年間医療に携わってきた、そういう人間を議会に送り込んでいただきたいと。【ふうさわ純子】。私たち、【ふうさわ純子】を立候補することになっております。今、できること、それは何か? 政治の暴走による狂気、これによって東京の医療が逼迫する。果ては崩壊してしまうという状況をなんとしても止めなければならない。
だから東京の政治、その場に必要な人間、ここにおります。世田谷から私たちれいわ新選組、その看板を背負って、30年医療の現場で働き続けた【ふうさわ純子】、【ふうさわ純子】です。どうかあなたのお力をお借りしたい。それでは【ふうさわ純子】の声を聞いてください。
ふうさわ純子:
こんにちは、【ふうさわ純子】です。れいわ新選組公認、看護師の【ふうさわ純子】、東京都議会議員選挙に立候補致しました。たくさんの応援、足を止めてくださった皆さま、感謝申し上げます。ありがとうございます。私、看護師の【ふうさわ純子】、30年間都内の大学病院で働いて参りました。現在2人の子どもがおります。大学生と中学生になりました。2人の子どもを育てながらの3交替勤務、大変でした。何度もめげそうになりました。でも看護師という国家資格をいただいた責任、何よりも患者さんをきちんと看たい、やり遂げたいという使命感、それが30年間、私を支えていたものでした。
今の政治、利権がらみの政治が医療にまで及んできています。命よりも利権やオリンピックを大事にしている政治、私、我慢がならなくなりました。この3月、大好きな看護の場を横に置いて、今ここにいます。政治の世界に足を踏み入れてしまいました【ふうさわ純子】です。私、【ふうさわ純子】は、オリンピックに一貫して反対して参りました。オリンピックが来れば10万人規模の人たちがこの東京に集中して、人々は往来します。人々の往来が感染を招くから、私たち自粛させられていたんです。密にならないように言われていたんです。それがオリンピックのためなら10万人規模の人々の往来を許してしまう。本当にあなたの命、大事にしている政治と言えるのでしょうか。残念ながらオリンピック、もうそこまでやって来ています。それではオリンピックの後のことを考えなくてはいけません。本当は開催して欲しくない。今からでもオリンピックにかける「人、施設、予算」すべてコロナ対策に充てて欲しい。だけども開催するんであれば、せめてその後のことを考えて欲しいんです。必ず感染拡大します。医療崩壊、起きます。いえ、医療崩壊、起きないために今、対策を打つべきなんです。
私、看護師の【ふうさわ純子】、今までコロナ禍の病院にもおりました。患者さん、救急車がたらい回しにされる。そして息が苦しいのに自宅待機をさせられる。コロナの後の肺炎の患者さん、ずっと水で溺れているような状況と聞きました。どんなに辛かったことでしょう。どんなに苦しかったことでしょう。コロナにかかっていなくてもこの1年半、皆さんが疲弊しました。辛かった、大変だった、不安だった。
それでも今、政治は利権のほうを優先しています。コロナの後の感染拡大を防ぐために、今、行わなくてはいけないのは感染した後のこと。それは医療従事者を増やさないと、まず対応できません。潜在看護師70万人。東京の看護師の離職率14%です。100人いれば14人が離職してしまう。ところが処遇を良くすれば、対応を良くすれば戻ってくる看護師、たくさんいるんです。私の仲間にもたくさんおります。もう少し勤務時間が短いとか、子どもが学校に行ってから出勤できるとか、そのような対応があれば戻ってくる看護師いるんです。看護師だけじゃない、医療従事者すべてそうです。
そして感染者用のベッド、集中治療室用のベッド、それに対応できる医療従事者、トレーニングしましょう。メンタルトレーニングもとっても大切なことなんです。今すぐ対策していただきたい、【ふうさわ純子】は思います。医療従事者を守ることは、あなたの命を守ることです。失われた命はもう戻ってきません。だから私、必死で訴えているんです。
看護師の【ふうさわ純子】です。医療現場にいた者が今の政治に必要です。看護師の【ふうさわ純子】、医療を知る者として、ぜひ東京都議会に送っていただきたい。そのためには、あなたの力が必要なんです。ぜひ力を貸していただきたい。医療の現場を知る者を東京都議会に送っていただきたい。東京都から日本を変えましょう。政治を変えましょう。ぜひあなたの力を貸していただき、私【ふうさわ純子】を東京都議会へ送ってください。よろしくお願い致します。
山本太郎:
ありがとうございます。【ふうさわ純子】、私たちれいわ新選組の看板を背負い、ここ世田谷から都議会に挑戦でございます。「大丈夫ですか? こんな素人っぽい人、議会に送り込んで」。そう思われた方もいらっしゃるかもしれない。そう言われることもあります。でも皆さんにお聞きしたい。政治のプロ、政治のプロと呼ばれる者たちに事実上、政治を丸投げした結果、この国はどうなりましたか? 私は地盤沈下した、崩壊したと考えています。25年のデフレ、それに加えてコロナ、この状況の中で一番必要な人材は何か? 現場をわかっている、医療現場の困窮状況をわかってる、何が必要かをわかっている。そして決してぶれない。嘘つかない。語り口はソフトですが、かなりややこしいくらい頑固です。そういう人間が1人でも多く、議会の中に入っていきながら、この世の中を変えていく。あなたの命を守る先頭に立つ。そういう人材が今、議会の中に必要なんじゃないでしょうか。
私、れいわ新選組山本太郎、ぜひあなたのお力をお借りし、東京の医療従事者、そして東京都民、皆さんの命を守るために東京の医療を【ふうさわ純子】に守らせていただきたい。30年、医療のスペシャリストとして、その現場で身を粉にして働いてきた。だからこそわかる、今、何が必要か。オリンピックにより医療の逼迫、崩壊。それを考えるならば、それにブレーキを引くためにも、医療に何が必要かを、それを形にしていける人間、ぜひ押し出していただきたいと思います。私たち、れいわ新選組から【ふうさわ純子】、【ふうさわ純子】でございます。
もし、皆さんの中に、【ふうさわ純子】に1票いただける、そういう方いらっしゃったら非常にありがたい、重みのある1票です。もしそういう方いらっしゃったら、もうひと押し、力を貸していただけませんか? 私たちれいわ新選組は、大企業や宗教団体、その他の団体から一切応援を受けておりません。つまりは、完全草の根政党です。ふうさわへのあなたの1票が横に拡がるような、そのようなあなたのお力を貸していただけると助かります。今、私が手元に持っております茶色い封筒。できれば、この茶色い封筒をお持ち帰りいただきたいんです。この茶色い封筒の中には現金、現金は入っておりません。申し訳ございません。そういう陣営もあるようですが、私たちそういうことしません。すいません。他にも陣営によっては蟹やメロンがもらえるような陣営もあるようですが私たち、そのようなサービスございません。申し訳ございません。
で、話戻りますと、こちらの封筒のほう、中を開くとはがきが入っております。これは何かと申しますと、公職選挙法上許された選挙で使えるツールでございます。1人の候補者につき8000枚まで使える「公選はがき」といわれる選挙ツールです。中に入っているはがき、これを裏をめくると宛名、宛先が書かれておりません。つまりは何か? 世田谷区にお住まいのあなたのお友達、お知り合いをご紹介していただけませんか? そういう趣旨でございます。あなたの1票が2票、3票、横に拡がっていく可能性、それを作り出すのがこちらの公選はがきというツール。ぜひあなたのお力で横に拡げて。30年現場で医療をやり続けてきた、【ふうさわ純子】。東京の医療を守るためにも、その先頭に立たせていただきたい。あなたの横に拡げる力をもって、ぜひお力を貸していただけないでしょうか? ありがとうございます。
ちなみになんですけど、こちらのはがき、宛名、宛先を書いていただいた後はそのままポスト投函されますと、このはがき自体が無効となります。申し訳ございません。ややこしくて。そういうルールなんです。書いていただいたはがきは、もう一度封筒に戻していただく。そしてこの封筒ごとポスト投函をしていただく。非常にややこしいルールになっておりますが、ぜひあなたのお力を横に拡げるためのツールでございます。どうかあなたのお力を貸していただきたい。今、私が立っております、山本、ふうさわが立っております右手、皆さんから見たら逆サイドになるかもしれません。そちらのほうでもお渡しを致しております。【ふうさわ純子】、あなたの命を守るために東京の医療者、そして皆さんの命を守るために東京の医療、しっかりと守っていく先頭に立たせていただきたいと思っております。ぜひあなたのお力を貸していただきたい。
医療の逼迫、医療の崩壊、五輪を開いてしまえば当然、そのような道は開かれる。そこに対してしっかりとした備えをこの都議会議員選挙で皆さんに選択をしていただきたい。現場を30年、医療現場でその命の灯を守り続けた【ふうさわ純子】にどうかあなたのお力を貸していただけますよう、よろしくお願い致します。長時間に渡りまして、れいわ新選組山本太郎、そして【ふうさわ純子】。ありがとうございます。
もし皆さんの中で少し時間が大丈夫だって方いらっしゃったら、どうか山本太郎と【ふうさわ純子】の間に挟まれて写真でも撮っていただけないでしょうか? いやいやいや、君たちと写真撮ったって何の得にもならないよね? あなたの心の声聞こえて参りました。けれども一度、その声を胸の中にしまっていただき、冷やかしで結構です。ぜひ写真を撮っていただき、SNSなどに上げていただいても結構です。そのときに何かしらメッセージ、もしもされる場合には、それは私たちに肯定的である必要は必ずしもありません。あなたのお気持ちそのままで結構です。ほぼ肖像権がございません。山本太郎。ご自由にお使いいただきたいと思います。ではこの後、スリーショット、山本とふうさわの間のスリーショット。そちらのほうに赤い棒を持った男性がいますのでスマートフォンなどを渡していただけますと、写真が撮れるようになっております。ありがとうございます。ありがとうございます。では、ここ世田谷から、私たちれいわ新選組の看板を背負い、都議会議員立候補、【ふうさわ純子】。看護師30年、どうかこの東京五輪の後の医療逼迫、そして医療崩壊をなんとしても止めるためにも、【ふうさわ純子】、あなたのお力で都議会に送り込んでください。どうかよろしくお願い致します。ありがとうございます。
ふうさわ純子:
ありがとうございました。