山本太郎:
座ったままで失礼を致します。れいわ新選組代表の山本太郎でございます。お忙しい中ありがとうございます。次期衆議院選挙、ここ北海道におきまして私たちの候補者として、予定候補者として、北海道の比例単独で候補者を、予定候補者を紹介させていただきたいということでございます。これまでですね、れいわ新選組のボランティアとして非常に積極的に北海道内での活動をしてくださっていた方を比例ブロックの予定候補者として擁立するという方向になっております。ご紹介させていただきたいと思います。もんべつ芳夫。れいわ新選組予定候補者でございます。よろしくお願いします。もんべつさんのほうから一言お願い致します。
もんべつ芳夫:
よろしくお願い致します。岩見沢市から来ました、もんべつ芳夫と申します。私は政治経験などは一切ございませんが、山本太郎氏が掲げる政策に惹かれ、れいわ新選組と共に人生を歩ませたいなと強く決意することができました。誰しもが今日認めるように、この今、日本は船に例えるならば、もはや沈没寸前のような、そんなようなイメージを私も抱いています。なんとかしなければならないというのは、どの政党であろうと、どの国民であろうと同じ共通認識ではないかと思っております。しかしその中にあって、本当に信頼でき、本当に信じることができ、この人ならついていけるというのが私にとっては山本太郎氏であり、れいわ新選組ということで、こうして立たせていただきました。
私自身、幼い頃から政治というのは、何か変だなという印象をずっと持っていました。お金とか利権とか権力とか、そしてテレビで見る政治家の皆さんを見てもどうも信用ならないなと、幼いながらもそういつも思っていたものです。なんとかならないものかと思いつつも、仕事とかが、大きくなって仕事とかをしますと、そんなことを考える余裕もなくなって。でも自分が50歳くらいになったときに、やっぱり国をなんとかしなきゃならないんじゃないだろうか? 私たちはこんな無責任な状態でいいんだろうか?と考えました。しかし考えれば考えるほど、無力感に襲われます。そして、考えれば考えるほど、喪失感や失望感や絶望感や最後には虚無感まで感じて、自分は何にも役に立たない人間だ、生きていても仕方ないんじゃないだろうかとさえ思わされたんです。
でもそんな折、2019年、山本太郎氏はご自分1人の議員で、れいわ新選組を旋風のごとく立ち上げてくれました。当時の記者会見の様子がテレビで流れてるのを今でも覚えていますが、ま、人々は少し嘲笑気味に受け取っていました。でもテレビを通して山本太郎氏の語る事柄を通し、もしかしたら本当に日本これから変わるんじゃないだろうかっていう直感のような予感さえ受けました。それから、れいわ新選組の動向を見て、YouTubeのような動画とかを観たり、街宣の話などを動画を通して聞いたりするときに、もう涙がこみ上げてきます。本当に私たちの辛さや苦しさをわかってくれる政治家っていたんだ。幼い頃からおかしいと思ってたんですが、おかしくない政治家っているんじゃないだろうかというそんな気持ちになりました。ずっと聞いてると、何度も聞いてると、もう虚無感に襲われていた私ですが、心の中に一筋の希望のようなものが見えてきて、その希望がどんどんどんどん大きくなり、それは勇気となり、そして自分も何かしたいと思うようになりました。
そんな折、参議院選挙があって、れいわ新選組は2議席、お2人の国会議員をわずか数カ月で国会に送り込むという、私から見たらもう奇跡のような事柄を成し遂げたわけですが、いよいよ手伝わなきゃと、そう思ったわけです。それで、ご存じのように2019年の後半に北海道ツアーが始まり、それから全国ツアーをれいわ新選組さんは行いました。北海道ツアーの時に、仕事の関係とかですべてをサポートできませんでしたが、旭川と帯広に私も同行させていただき、私なんか何もできませんので、もうチラシ配りでも物運びでもスピーカーの設置でも、なんならゴミ拾いでもいいから何か役に立ちたいと思って馳せ参じました。まだ誰も来ないところから、そこに登場してそこで待って、何かやろうと思っていました。そして東京の街宣もお手伝いに行かしてもらいました。そしてその街宣のお手伝い、人混みの中、ケーブルを這わせてそれをテープで収めたり、押さえたりして、そんな仕事をさしていただいた時に、私の中にあった虚無感というのはだんだん無くなっていて、むしろ充実感や満足感や達成感や、そういうものに変わっていって、自分も生きていける、そんな実感を持つことができました。
秋になり、「次の衆議院選挙で立候補したい人は、どうぞ公募しますので、応募してください」と言われたので、さっきにも言いましたが、私は政治経験もありませんし、学歴もないですし、財産も名誉も地位も何もないんですが。でも何か役に立てるなら、手を挙げるだけでも、れいわ新選組の人たちに何か勇気や力を与えることができるならと思って、すぐに応募さしてもらいました。幸い、書類検査が通ったようで、書類審査が通ったようで、面接にも呼んでいただきましたが、もう緊張でガチガチでしたが、とりあえず面接というのももう終わりましたが。その後はコロナもあり、しーんとした時期が過ぎました。でも、れいわ新選組の活動はやむことなく、全国を走り回ってる姿を見て非常に勇気づけられました。
そんなんで、私はぜひとも、この北海道の地で、れいわ新選組が躍進することを願っています。今、こうして私のような者でもこの場に立たせていただき、そして比例候補として、候補予定者として歩めることを本当に光栄だと思い、大変嬉しく思っています。なぜならば、北海道にたくさんいるれいわ新選組支持者の皆さんが、これで「れいわ新選組」と2枚目の用紙にしっかり書くことができると思ったからです。それで私は比例候補ですので、私の顔と名前を覚えていただく必要はありません。ただ、れいわ新選組というこの政党のことだけはしっかりと覚えていただき、この政党が生きる力や希望や光や勇気を与えてくれる政党だ、今までの政党と違って信じることができるということを、これからの選挙期間やその選挙期間の前、私は道民の皆さんにお伝えしていきたい、そんな使命感、今、持っています。
山本太郎氏を私は信じていきたいと思います。逆に言うと、他に信じるところがないというのも真実です。ま、これまでも様々な政党の皆さんが日本を良くしようとして奮闘してくださったとは思いますが、結果だけを見ると、とんでもないことになっていますし、問い詰めれば嘘はつくし、書類は処分するし、全部黒く塗ったり、改ざんしたり。そしてさらに問い詰めれば、はぐらかしたり無視したりして。もし私たちが誰かから信頼してもらいたい、信用してもらいたいと思うならば、一番やってはいけないことをこれまでの政治家たちは続けて行ってきました。どうして私たちはそれらの人々を信じることができるでしょうか? でも山本太郎氏は私は信じることができると思っています。
2019年にれいわ新選組を立ち上げた時、たった1人ですごく心細かったと思います。勇気が必要だったと思います。それでも、代表がそれをやり続ける、やろうと決めた背景には、国民の中には絶対信じてくれる人がいる、国民を信じてみようという、そんな決意があったと思います。なので訴え続けました。最初は国民なんかでも、ちょっと引いてたり、大丈夫かなとか思った人もたくさんいると思いますが、話を聞いていくうちに、またその行動ぶりを見ていく時に、この人を信じてみようと思う人が徐々に増えていったと思います。その結果、参議院選挙はわずか3カ月後でしたが、2人もの国会議員を生み出すことができました。これは国民を信じた山本太郎氏と、山本太郎氏を信じた国民の皆さんの完全な勝利だったと思います。そして国を変えたい、生活を底上げしたい、困ってる人をぜひとも助けたい、あなたを幸せにしたいんだというメッセージは、今も熱烈なものになっていて、この衆議院選挙をいよいよ迎える段になりました。まぁ普通考えるならば、私が立っても何の勝算もないように思えるんですが、でも手を挙げたことに評価してくださり、「ぜひやってください」と言ってくださったことに本当に心が打たれました。命をかけてでもという気持ちで、れいわ新選組がひとつでも議席を取れるように努力していきたいと思います。
政策においては、れいわ新選組が掲げる政策、そのすべてが素晴らしいものだと思っています。もしその政策が実現されていったら、夢のような世界が実現すると思っています。でもそれは実現不可能なものではありません。なので、私はこれからの活動、北海道にたくさんいる、れいわ新選組のボランティアの人たちとコンタクトをとり、れいわ新選組の素晴らしさ、れいわ新選組を信頼することのできる根拠を互いに共通認識として確認し合って、自分たちの知り合いの人に1人でも多く、れいわ新選組を投票していただけるように進めていく、そんな活動を行っていきたいと思います。ま、もちろん、これまでの様々な政党を支援している方々が、こちらに来るということはあまり考えられないのかもしれませんが、でも、だよね。もう信用できないよね。じゃあ山本さんに期待してみようかっていう方がいないとも限りませんし、これまで政治なんかにも関心ないし、騙され続けたんでもう選挙なんか行かないよっていう人がやはり50%近くいるわけですが、その中の2人でも3人でも20%でも30%でも、選挙に「じゃあ今回行ってみるよ」っていう気持ちになってくれたら本当に嬉しく思います。
それで山本太郎氏が国民を信じたが故に達成した事柄ですが、私たち支持者も私たちの仲間たち、道民の皆さんを信じて、れいわ新選組が素晴らしい政党だということを訴え続けていきたいと思います。ぜひ皆さんのお書きになる記事や、あるいは映像は巨大な力を持ってますので、この候補者が「山本太郎を信じてみろ」と言ってたということを、ぜひ道民の皆さんに伝えていただければ嬉しく思います。どうしても信じられないっていう方は、これ出していいのかわかんないすけど、この本があります。「僕にもできた!国会議員」(筑摩書房)。私もこれ読んで感動しました。6年間の参議院の中でどんな活動をしていたのか、本当に細かく書かれています。大変だったろうなと思います。国の抱える巨大な問題から見れば、議員が成し遂げたことはミクロのような世界ですが、でも確かに痕跡を残していますし、大勢の人々が感激しています。彼を信じることが本当にできるのかと思う方は、ちょっとお手数ですが、この本をインターネットで買えますので、買っていただいて、熟読していただければ、「あ、信じれるかもしれないな」と思っていただけるかと思います。それで、そんな活動を残りの期間、投票日の前日まで、私も一生懸命行いたいと思いますので、道民の皆さんぜひいろいろと応援していただいたり、教えていただければと思っております。本日はお忙しい中集まっていただき、ありがとうございました。では、よろしくお願い致します。
山本太郎:
ありがとうございます。予定候補者、もんべつ芳夫からの言葉でございました。本の宣伝までありがとうございます。今日物販用には持ってきてないですか? ありがとうございます。無いようです。ありがとうございました。じゃ、記者の皆さんから、何かしらのご質問を承るという形で進めて参りたいと思います。ご発言ある方は手を挙げていただいて、そしてマイクを渡すような形です。なければ終わりますが、大丈夫ですか?
記者:
北海道文化放送のコイデと言います。山本代表にお聞きしたいのですが、もんべつさんを公認候補とした理由を教えていただけますでしょうか。
山本太郎:
ありがとうございます。えっと、私たち2019年の夏に政党として、政党となったのが、れいわ新選組ですけれども、その後、衆議院選挙に向けて一般公募というものを行いました。で、全体的には1000人近くの方々から応募をいただきました。で、北海道というところに関しましても希望される方々っていうのは複数いらっしゃったんですけども。肩書きが立派な方だったりとかですね、いろんな方いらっしゃいました。でも北海道出身だけれども、現在の住まいは、例えば都内であるとか、北海道に今お住まいになられてない方々っていうのも大勢いらっしゃいました。そんな中で、色々見ていく中で、やはり今も北海道で生活をされている方々、北海道で生まれ育ち、そして、という方にクローズアップして絞り込みをしていきました。で、はっきり言ってしまうと政治経験もない、ということなんですけれども、やはりこれまで自分が真面目に生き続けてきたという中において、なぜこんな世の中がうまく回っていないのか、というところに、やはり政治に原因がある、というところに行き着いた。やはりこれってすごく重要なことだと思ってます。そのような政治にこれまで関わってこなかった方々が政治に一歩踏み出していく。で、候補者としても手を挙げていく、ということは非常に貴重なことだという風に思い、もんべつさん、ぜひお願いをしたい、という気持ちになりました。もうまさに真面目という言葉をですね、辞書で引いたら「もんべつ」と出てくるくらいの勢いだと思ってます。そのような真面目な生活者が政治というものに対してやはり不条理を感じ、それを変えていくのは自分の行動から始まる、というところに、非常に私的、私には魅力に映った、こういう候補者、ぜひ居ていただきたいという風に思いました。
記者:
岩見沢から来られたと仰ってたんですが、今も岩見沢在住ということでよろしいですか?
もんべつ芳夫:
はい。そうです。
山本太郎:
ありがとうございます。他にご質問などございます方はいらっしゃいますか? 手を挙げてる方にマイクをパスしてください。では前の方から。
記者:
読売新聞のサトウと申します。1点だけ教えてください。山本代表にお願いします。小選挙区の対応について教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。当初ですね、北海道においても2〜3小選挙区で擁立をしていきたいという気持ちがありました。最終的には2つの選挙区、ということで絞りに入ってはいました。一番手は北海道12区ですね。これだけ大きな選挙区、日本で一番大きな選挙区と言われるところですね。これをひとつの選挙区としてること自体が私はおかしいと思うくらいの大きさなんです。海岸線だけで640キロみたいなことを言った、昔にね、議員さんもいらっしゃいましたけれども。やはり私、一番象徴的な場所だと思ってます。要は何かというと、政治の誤りによって、政治の誤った政策の積み重ねによって疲弊していった、日本の地方都市。一番象徴するのが北海道。その中でも最も象徴される場所が私は北海道12区ではないか、という勝手な思いを抱いておりました。そういった意味で私たちが、やはり北海道の中で小選挙区で戦わせていただくとするならば、12区というのは外せない、という思いがあったんですが。やはり私たちみたいな、すごく小さなグループが12区で戦うというのは、かなりハードルが高いことです。なので、自分たちの中で、野党第一党がここの土地に対して、候補者を出すという選択をした時には、引ける準備をしておいたほうがいいと。ただし政権交代というところを睨んでいった時に、ここに立てられないということは、もうそれ野党第一党の資格ないと思ってます。でも、そこに対して立てるというような話もありましたので、であるならば、その12区、合わせて1区ですね。北海道で一番、私たちが以前、得票いただいたのは、1区ですから。ある意味で1区という部分に対して、私たちが立てていくということは、野党第一党とかなりかち合うことになります。ですから、12区に立てられない野党第一党に対して、1区というものもセットだ、という思いがあったんですが、12区に立ててくださるということなので、1区も引くという考えになったってことですね。はい。でも、どうやらその12区も何か候補者が安定しないような状況があるとは聞いてますが、やはりここは立てていただきたい。やはり、一番、なんだろうな、ある意味でいろんなフリー条件が整ったような地域であると私は思っています。つまりは何かというと、国による徹底的な財政出動だったりっていう部分、テコ入れというものが大きく必要な地域だと思ってます。そこに対して選択肢として、野党第一党が立てられないというのは流石にないだろうと。なんとか頑張って、この土地で議席を確保できるような形にしていただきたいなと思います。元々は北海道1区、12区で私たちは擁立を考えていましたが、そのような形で、小選挙区というところの擁立というものは、今回は見送るということになりました。
記者:
重ねてすいません。今、おっしゃいました野党の件なんですけど、野党共闘についてはどのように支援されていかれるんでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。私たち、旗揚げをしたときからずっと言ってました。で、政党になった2019年夏以降も言ってたのは、野党共闘に私たちが加わるとするならば、消費税減税という旗を掲げ、野党第一党が野党をまとめていくということが必要であると。それをしないのであるならば、私たちは野党共闘には加わらないということを言っていました。で、現状どうなっているかってことですけれども、野党第一党は期間限定、時限的にということではございますが、消費税減税という部分をどうやら公約の中には入れるらしいということです。で、ここをもって私たちは一歩進んだ、前進したという風に受け止めております。つまりは何かというと、野党共闘の方向ということに関して拒否するつもりはないと。ただし、この先、野党第一党がしっかりと野党側に対して一本化をしていくとかっていうことをやっぱり精いっぱいやっていただかなきゃならないってことですね。申し訳ないけどもこの選挙区は降りていただけないか、A対B、与党対野党という戦いにしたいんだ、ということですね。次の選挙で多数派を取らない、取れないということならば、野党第一党、存在してる意味ないですね、はっきり言えば。もうこの地獄をいつまで続けるんだという話です。次、一発で決めるという気概がない形で進めるならば、北海道は今回、私たち、このような形になりましたけれども、この先の部分において、今の姿勢のままではなかなか話が進みづらいだろうと。やはりここに対して選挙、小選挙区において一本化をしていく。そこを降りてもらう代わりに、ここにコンバートしてくれとかですね。ここ、申し訳ないけれども降ろしていただけないかというようなことをやはり精いっぱいやっていただくということが、やはりこの地獄を終わらせるため、衆議院で多数派を取るための野党第一党としてのリーダーシップであろうという風に思ってます。
記者:
ありがとうございました。もんべつさんに1点だけ。すいません、短くて結構なんですけど、れいわ新選組の政策でですね、何か1つ2つ、こんな政策がいいところがあるという具体的なものを教えていただければと思います。
もんべつ芳夫:
はい。ありがとうございます。先ほども言いましたが、すべてが私は魅力的だと思っています。ただやはり、どうしても喫緊の課題としては消費税というものをなくして欲しいという風に思っています。インボイスというものも2024年から始まってきますし、私たち中小企業にとっては大変驚異的なものと感じています。そもそも消費税というのはおかしな税金だなと思ってますので、これがなくなれば喜ぶ方は大変多いんではないかなと思っています。
山本太郎:
後ろのほうで先ほど手が挙がりましたかね。あ、大丈夫ですか? 被ってますね、質問内容が。ありがとうございます。他ございますか?
記者:
すいません。朝日新聞のマツオと言います。先の(北海道)2区の補選の際に、山本さん、2区のほうに松木(けんこう)さんの応援にいらっしゃったと思いますが、特にその松木さんとの関係というのはですね、れいわという政党としての関係なのか、それとも個人的な結びつきによる関係なのか。当時どういった思いでいらして、今現在、次の選挙に向かう中でですね、例えばその松木さんと一体どういった、場合によっては共闘とかもあるのか、そのあたりを教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。2区補選で勝利された松木けんこうさんですが、松木さんとはですね、個人的なお付き合いがあるということです。で、その2区補選において、れいわ新選組として応援をするということは叶いませんでした。理由は何かというと、やはり衆議院選挙に向けての野党共闘というものが何ひとつ埋まっていないという状況です。その時点ではおそらく消費税減税ということも野党第一党も言い出していない頃ですね。それを考えるならば、ま、特例だということで、例えばれいわ新選組として応援しますという形を取った場合に、なし崩しになってしまうということです。
なので、衆議院選挙に向けての野党共闘というところが何ひとつ埋まっていない状況の中で、その、なんだろうな、野党候補を政党として応援するという形は取ってこなかったってことです。その代わりに取ったものが、山本太郎として応援しますっていう。まあ、あんまり聞かない、個人として応援しますっていうパターンですね。なので松木けんこうさんへの応援は、山本太郎推薦という形を取らせていただいたということです。これはまあ、これまでのお付き合いもありますし、どういう方かということを存じておりますので、そのような形を取らせていただいたということです。で、松木さんはですね、ずっと、これはもう野党は固まりになっていかなきゃダメなんだということと、あとやはり、この日本の経済状況を考えてみれば消費税減税していくくらいのことを大胆にやらなきゃダメだよねっていうことをずっとおっしゃってる方なので、そういった意味では、お互いの中では、なんだろうな、大きな違いはないということだと思っています。はい。
で、この先、衆議院選挙に向けて何かしらの連携があるかということなんですけれども、野党第一党の執行部というところが最後まで動きを見せないという可能性もありますので、その際にはそれぞれの地域で連携できるようなところがあればですけれども、そういう形でもいいのかなとは思っております。ただし、ただしですね、今回、私たちは小選挙区で12と1というところに立てていこうという方針で、2019年、2020年というところを来たんですけれども、その方針を転換して比例に回るということをやりましたので、一定の、なんだろうか、協力、ある意味で食い合わないということの協力というのは、一定は置いている部分なのかなという風に思います。その先の連携の仕方という部分に関しましては、何かしらのご提案などをいただいたときに、これは個別に話し合いをしていくということになるのかなという風に思ってます。
記者:
すいません。あと、野党第一党に関して1点だけ追加で聞かせてください。先日(北海道)4区に立候補予定されていた本多平直前衆議院議員が辞職されました。その際に、本多氏が会見された際にはですね、その野党第一党としてのガバナンスにほころびがあるのではないかということを少なくとも本多氏は会見で強調されることがありました。山本さんから見てですね、今のその野党第一党の本部のですね、ガバナンスというのはどういったものなのか、もうご感想で結構ですので、お伺いできればありがたいです。
山本太郎:
ありがとうございます。まあ、あの、本多前議員に関してのその処罰が、なんだろうな、適切なものであったのかということに関して、私の口からなかなか申し上げるというところにはないだろうという風に思います。つまりは何かというと、実際には何が起こって、ということがはっきりとわからないってことですね。例えば、その当日、問題とされたものの録音であったりとかっていうものを確認できる状況ではないわけですよね。公開されていないってことです。お互いの言い分というところに対しても隔たりがありますし。それを考えるならば、その処罰であったりとか、というものが適切なものであったか、妥当なものであったかということを、なかなか私の口からは申し上げられない。ただし、やはり私たちはもちろん国の法律であったりとか、それぞれの党則であったりとか、いろんなものに則っていきながら、方向性であったりとか、処分というのを決めていかなければならないということだと思います。そういった意味で、適正にそれが実行されたのかということに関して疑問符を持たれてる方々もいらっしゃる。法律家の中にもそういう方々がいらっしゃるってことですね。そういうことは私自身は存じ上げておりますけれども。実際には、その当日、その場面において、実際はどのような観点から、どのような発言があったかということに関しては、実際に録音があるわけでもなし。そこに関して私たちからその処罰に関しては、どうであるということをなかなか申し上げる立場にないというのは確かなところだと思います。
で、もう一点、そういったものとは別の角度から野党第一党としてという部分に関して、その本多さんの問題ということではなくですね、やはり気迫が欲しい。迫力に欠ける。25年のデフレから脱却してコロナという地獄から人々を救うという気合いが感じることができない。これは私は一有権者としてそう思います。今、目の前に存在している政治権力、政権というものは最悪ということは十二分にわかる。けれどもそこの受け皿となる人たち、ここしかないよねっていう選択肢であって欲しいってことですね。やはりそれはこれは最大のチャンス。多くの方々が疲弊し、このままでは本当にどうなるかわからないというような全く先が見えない、将来が見通せないという不安の中に多くの方々がいる中で、その希望を唯一照らせるのが私は政治だと思ってます。その政治の場面において政権交代が可能であるという選挙を目前に控えていながら、やはりこのチャンスというのをぜひ無駄にしないでいただきたい。次の次の次くらいで政権交代とかっていうのは無しです。もたない。人々がもたない、つまりはこの国がもたない。だからこそ次、一発で決めてやろうぜっていう気迫、その気迫というものがわかるような政策、そしてそれが選択できるような野党間での交通整理、私はこういったものをやはり野党第一党が担う必要がある。野党をまとめられないようであるならば、この国をまとめるなんて到底無理ですから。野党第一党としてこのままずっと居続けたいって言うんだったら話は別ですけれども、そうではないでしょう。だから、かなり慎重に丁寧にこの先コマを進めていきたいという考えのもと、何か物足らなさを感じるようなところはあるのかもしれないけれども、やはり思い切っていただきたい。多くの人々に伝わるようなメッセージと、そして政策を合わせてっていうことですね。他ございますか? 先ほど手を挙げられましたか?
記者:
すみません、共同通信社のナガオと申します。お疲れ様です。もんべつさんの経歴で一点確認なんですが、個人事業者というのはご自身が今、社長さんと言うことになりますか?
もんべつ芳夫:
小さいですけど、社長です。はい。
記者:
こちらの今、肩書きは公示後も辞めることはなく続けられる予定とか決まっていますか?
もんべつ芳夫:
今のこの事業ですか? はい。それはその時考えようかとは思ってますが、息子たちが3人一緒に手伝ってくれてますので、その者たちの食い扶持も稼がなきゃいけないので、その仕事はそのまま子どもたちに委ねて、もしやらしていただけるならば、私は活動したいと思ってます。
記者:
ありがとうございます。
山本太郎:
他ございますでしょうか? 大丈夫ですか? よろしいでしょうか? ありがとうございます。じゃあこの後の段取りとして何かしら写真的なものとかあるんですよね。あ、なるほど。なるほど。個別にってことですね。この後ツーショットでの写真、必要かどうかわかりませんが。一応そのようなコマを作らせていただいて、その後、候補者個人の写真など資料的なものを皆さんに撮っていただくという形になります。最後に、もしも、もんべつさん、皆さんに一言あれば。
もんべつ芳夫:
さっき全部話したつもりなんですけども。でも本当にこういう機会を持てたこと、嬉しく思っています。さっきも言いましたけども、れいわ新選組が本当に素晴らしい政党であるということを、私は北海道の皆さんに訴え、浸透さしていきたいと思いますので、北海道の皆さん、国民の皆さん、よろしくお願いしますと、そんな気持ちでいます。お願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。私からはですね、やはり今度の衆議院選、そして来年の参議院選、その先の統一地方選。とにかくですね、この2〜3年の間は日本のしばらくの将来がはっきりと決まってしまうような戦いになると思います。これは大きなチャンスであると。ここに対して私たちもこの北海道から議席を得られるような形にしていきたいと思っております。参議院選挙、2019年の参議院選挙ということを考えてみますと、その数字をそのまま衆議院で当てはめてみると、北海道での議席獲得というのはかなり私たち頑張らなきゃ、これ議席獲得できません。例えばですけれど、夏の参議院選挙でれいわ新選組などに集まった票を北海道で見てみると、9万票を超えます。しかしこれでは議席は獲得ができません。衆議院のブロックでということを考えると、やはり倍の18万票超えなければならないということになります。なんとかここをクリアできるような戦い、少なくとも北海道の皆さんかられいわ新選組ということを比例、比例でご支援いただけるようなことをやっていきたいと考えております。
で、私たちこのコロナの状況のみならず、25年のデフレ、ここから脱却できない。要は25年間、経済政策の失敗、労働環境の破壊、数々のことによって首が絞められ続け、地盤沈下した状況の中にコロナがやってきてしまった。この状況をやはり打破していくためには、私は大胆な経済政策が必要だということを考えております。
で、次期衆議院選挙において私たち、いわゆるマニフェストですね。これ、れいわニューディールという名前で私たちはおそらくもう9月ごろには発表できるような形を今、準備をしております。その入り口だけ。私たちがどのような国作りをしたいのかということでございますが、簡単に説明したいと思います。所要30秒くらいです。30秒から1分です。
れいわ新選組が目指す国とは「何があっても心配するな。あなたには国がついている。あなたが困る前にあなたを支える公助がある。世界があなたを見捨てても、私たちは最後まであなたを見捨てない。私たちれいわ新選組は、そんな国をあなたと作りたい。私たちが目指すのは上級国民と言われる者のための経済ではない。あなたが生きているだけで価値がある社会、誰もがわかち合える経済繁栄と自然環境が共存する国づくり。その結果、もたらされるのが、強靭で持続可能な経済を誇る日本であり、世界の99%の人々と繋がり、1%のグローバル資本が独占する富を分け合い、公平で公正な世界を実現するために、行動をする日本である。これが、れいわ新選組が目指す国の姿である。」
ということで、そこに必要な政策としてれいわニューディールというものを、私たちは今後発表して参ります。コロナの緊急対策、それに合わせてこの国、危機的な状況にある生存、社会インフラ、他にも原発、そういったものに対する危機に対処するための政策、れいわニューディール。れいわニューディール。だいたいこの国にはですね、国として通貨発行する余力、これはだいたい200兆円を超えるほどのお金、自分たちの力で作り出し、それを足りていないところにしっかりと底上げするだけの財政的余地がございます。これは参議院の試算などでもはっきりしています。大胆な財政出動による徹底的な、私たちは財政政策を考えております。社会の隅々までお金を回す、25年のデフレから脱却し、コロナの窮地というものを脱する。そのためには徹底的な国による財政出動が必要。そのようなことをベースとした政策をまた今後も発表していきたいと思います。そのような政策を引っ提げてですね、比例代表として北海道中を回ってもらいます、もんべつ芳夫でございます。衆議院の比例、北海道ブロック、比例単独の候補者として皆さんにご紹介を致しました。もんべつ芳夫でございました。ありがとうございました。ではこの後、写真のほう、移らしていただきます。