山本太郎:
あ、すいません。お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。れいわ新選組代表山本太郎です。座らせていただきます。次期衆院選挙のこの東北において、私たちれいわ新選組の候補者を擁立するということに関しまして、皆さんにお知らせをするためにお時間を頂戴致しました。ありがとうございます。小選挙区というわけではないんですけれども、今日の発表する候補者はですね、東北ブロックの比例でございます。比例の単独ということで皆さんにご紹介をしたいということでございます。候補予定者はですね、元々、私たちれいわ新選組のボランティアをやってくださっていた方です。元々は福島県の南相馬、南相馬で生まれ育ち、暮らし、という人でございました。電気工事のお仕事をされながら、いろんな原発の中でもそういう、そのような電気工事っていうものをやってこられた方です。で、その方が今回、れいわ新選組の東北ブロック比例単独ということで立候補を決めてくれました。それではご紹介したいと思います。どうぞ入ってきてください。ありがとうございます。候補者の、候補予定者の渡邉まさあき、渡邉まさあきでございます。座ってください。よかったら渡邉さんのほうから皆さんにご挨拶を。
渡邉まさあき:
よろしくお願いします。私、この度、次期衆議院議員(選挙)、東北比例ブロックから立候補予定となる、渡邉まさあきと申します。私、結局、代表とは10年前の福島第一原発事故から知り合いとなりまして。来る度に結構、放射能の話ですか、そういうのして。やっぱり放射能の危険さっていうのが、ここ10年で全然わかんないもんですから。今もね、全国的にコロナが流行って。結局、ね、昨日も代表がダイヤモンド・プリンセス号で最寄りの駅まで乗客員を送ったなんて言ってましたけど。私からすれば、福島第一原発事故の(国道)6号線とか、(JR)常磐線、常磐自動車道、あそこの結局、車のタイヤの埃っていうのが一番子どもたちに心配だなと思って、何回も何回も国とかにも言ったんですけども、全然、(放射線量を)測ってくれなくて。それでたまに代表に連絡したりして。いろいろ国会質疑とかもしてもらい。やっぱり山本代表しか国民の生命と財産を守れないなと思い。結局、今回、お声を掛けてもらって、東北のれいわの支持者に、やはり勇気と希望を。「れいわ」とやっぱり3文字で(投票用紙に)書けるのが一番、私からしては、一番嬉しいなと思って参りました。これからも子どものためとか、あと地元に今、住んでいる労働者や子どもたちと、あと住民ですか、その健康被害が心配で。それをやっぱり、代表と共々頑張って真実を暴きたいなと思って立候補しましたので、よろしくお願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。かなり緊張されてますね(笑)。ありがとうございます。あ、そうですか。あ、なるほど。透析の。あ、なるほど。ありがとうございます。透析をされながらということですね。事故以降ちょっと体調崩されて、人工透析をされることになってて。今、この記者会見始まる前にも透析を受けられてたということです。
えっと先ほど申しました、そして今、お手元にありますプロフィールのほうにもありますけれども、いろんな原発、原子力施設に入って電気工事ってこともされてきた方です。もちろん、その中では放射線に対する教育というものも徹底して受けてきたという渡邉さんでありますけれども。やはり事故後、その運用というものが非常に曖昧になったというか、なし崩しにされてしまった。それによって、これまで繋がってきた方々も、多くがこれまでの基準というものが、なし崩しになったまま、その中で労働を続けるようなことになってしまったってことですね。あまりにも事故前、事故後、その安全管理という部分においても、放射線という部分に関しての基準というものも、なし崩しにされてしまっているという部分に関しても、やはり憤りを感じるということを常々おっしゃっておりました。この被害といいますか、ま、例えばですけれども、時の政権の官房長官などは「直ちに影響はない」と言ってるわけですから。「直ちに」ということは、晩発性の障害であったりとか、そういうものにも繋がりかねないということは、時の政権の官房長官が言われていたことだと思います。言葉の、その言葉の中にはそういうことが読み取れると思います。そういった意味で、やはり予防原則に則るということが非常に重要なんだろうと。
今、コロナというものの脅威の中で、この原発、収束の仕方もわからない状態のまま、このまま数百年レベルにおいて、国で管理をしていかなければならないというこの原発。これに関して、ほとんど問題がないかのような状況にされているこの国の中で、この問題をしっかりと見つめながら、しっかりと国が責任を持ってこれをしっかりと廃炉にしていきながら、いつ地震が起こるかわからないという、この国の中で原発を即時廃炉にしていくということに関しまして、やはり当事者。原発の中にも入ったことがあり、そしてその作業というところに関しても、今も昔の仲間たちが携わっているという当事者。その当事者に候補者になっていただけるというのは非常に大きな意味があるだろうと私たちは考えております。話が長くなって申し訳ございません。記者の皆さんから直接、ご質問をいただくという形にして参りたいと思います。ご質問していただける方は手を挙げていただければ、マイクをパス致します。
記者:
毎日新聞のタキザワと申します。まず、何点か確認をさせていただきます。えっとまず渡邉さんは今、確認ですけれども、今回、新人としての立候補で、政治経験いわゆる議員としての経験が全くないということでよろしいでしょうか。
渡邉まさあき:
はい。新人です。
記者:
はい。わかりました。それで経歴、略歴書かれていますけれども、今の代表的な職業、一応、電気工事業は元ということですが、今の代表的な肩書き、職業をひとつ挙げるとしたら何になりますでしょうか。
渡邉まさあき:
今年度から始まった任意団体「プラットホーム・キビタキ」っていう避難者を帰還する事業を始めました。
記者:
原発事故の避難者の帰還、地元への帰還を支援する団体ということですね。で、任意団体ということで、NPO法人とかそういった法人格を持っていない。
渡邉まさあき:
持ってないです。
記者:
わかりました。わかりました。わかりました。あと、すみません。こちらに書かれていますが当選した場合の公約ですね。当選した場合、こういったことを実現したい、こういったことをしたい、というようなことを改めてご説明いただけますでしょうか。
渡邉まさあき:
まずは、皆さんご存じの通り、東海(村のJCO)の臨界事故レベル4で、結局、生涯、一生、健康被害の国の無料診断ですか。ましてや私たちレベル7の事故でも、毎年毎年っていうか、国民健康保険の延長で、いつ切られるかは状態がわからない状態で。ましてや地元に帰ってる一緒に避難してた人ら、健康被害がちょこらちょこら脳梗塞や脳溢血(いっけつ)とか、あと胃がん、肺がん、そろそろ諸々の病気になってますので。まずは、やっぱり福島県民の住民の補償をやっぱり国と東電に求めて参りたいと思います。
山本太郎:
ちょっと今のお話に関しましては、皆さんも重々ご存じで、釈迦に説法という感じもしますが、一応補足として情報を。ありがとうございます。今、渡邉のほうからも話がありましたが、東海村の臨界事故の際にですね、それに対して東海村としてその事故があった際に、その周辺にいらっしゃった方、住民のみならず、その周辺にいらっしゃった方々に対しての補償、そういうものに関するお話です。それと今回の、今回のといいますか、東電原発事故というものとの比較ということでございます。
JCOの事故、茨城県の東海村レベル4、レベル4だったんですよね。で、1ミリシーベルトを超えるという方々に関して82歳までの無料検診ってものが約束されている。これはすべての希望者を対象とするよと。これ、住民のみならず、一時的に滞在していた人ということも含まれるってことですね。で、これをがん検診を上乗せした市町村の住民検診というものを約束されているってことです。で、一方で東電原発事故はどうなんですか?っつったら、レベル4じゃございません。レベル7です。で、どうなりましたか?ってことです。20ミリシーベルト以下で帰還ということ。これ空間線量だけです。土壌とかは考慮されておりません。健康診断は原発事故時に避難区域に居住していた人のみという限定になっていくと。この補償の差は何だ?ってことですね。
当然、晩発性の障害ということも視野に入れながら、人々に対して東電も国もしっかりと補償していくということをやらなければならない。当たり前のことです。もう終わったかのような話になっているが、事態は続いている。何よりも原子力緊急事態宣言下ですから、今。2011年に3月11日に発令された原子力緊急事態宣言は今も続いている。その中において、これくらい、東海村レベルの補償というものをしっかりと勝ち取っていきたいということを、今、渡邉のほうから申し上げたところでございました。ごめんなさい。皆さん重々ご存じのことでしたでしょうけども、補足をさせていただきました。他、質問、あ、まだ続きがありましたか? すみません。
記者:
いえ。ありがとうございます。最後に確認ですけれども、渡邉さん、今のご住所、今、何県何市何町在住か教えていただけますか?
渡邉まさあき:
今現在は山形県山形市、富の中。
山本太郎:
全部言わなくて大丈夫。
記者:
大丈夫、市までで大丈夫。山形市在住ですね? わかりました。あと、この確認なんですけど、渡邉さん、名字の漢字が渡邉の邉が難しい字ですけれども、これ新聞で表記する際、簡単な辺になる? わかりました。ありがとうございます、以上です。
山本太郎:
すいません、100%ピュア渡邉でございます。ありがとうございます。個人情報を全部晒そうとしましたね、今。はい。ありがとうございます。他、ございますか? ではどうぞ。マイクを通してお願いします。
記者:
共同通信です。すみません、細かいところですが、あの元電気工事業というのは会社員ということでよろしいでしょうか? はい。ありがとうございます。あと、すいません。本籍地、お伺いできますか?
渡邉まさあき:
本籍地は福島県南相馬市。
記者:
ありがとうございます。
山本太郎:
他、ございますでしょうか? 大丈夫ですか? LINEで大事なお知らせが来たんだったら確認されてください。はい。どうぞ。ありがとうございます。
記者:
朝日新聞のサワダです。すいません、比例区ということですけれども、今回、いわゆる選挙区のほうでは、どのような検討があり、どのようなお考えで臨まれているのか、ちょっと教えていただけますか?
山本太郎:
ありがとうございます。野党共闘っていう部分も、聞かれる部分はあります。けれども、それがうまくいくかどうかわかりません。野党第一党がいかにリーダーシップを発揮するか、それのみだと思います、はっきり言えば。で、私たちも野党第一党との調整というのは一切行われておりません。1ミリも行われておりません。で、ま、おそらくこういう競合するところをいかに引いていくかということが、本当に政権交代を目指すならば必要になってくる作業だろうという風に思います。ただし、そのような話し合いは一切行われていないというのが現状です。
で、一方でこの東北という地に関して、考えてみると、もちろん小選挙区で立てたいという気持ちはあります。前回参議院選挙においても、この東北の地において、私たちれいわ新選組支援していただいたところもありますので、そう考えたとするならば小選挙区で立てたいという気持ちがありますが、今の状況の中でも競合している、野党第一党と競合しているような選挙区がございますので、これ以上増やすのか増やさないのかという判断は、今のところすぐにはできない状況です。ですので、まずは比例という形で、私たちが候補者を立てていくと。東北の皆さんに関して、「れいわ新選組」と投票用紙の2枚目に「れいわ」と書いていただけるように、全国から書いていただけるように、そしてこの東北ブロックでも書いていただけるように、候補者をまず立てるということが重要だろうという話です。小選挙区において立てるか立てないかの判断というのは、おそらく私たちの状況考えるならば、おそらく選挙も自分たちで人員を作れて、お金も持ってこれる。自分の自前のお金でやりますよという人が小選挙区で立つという可能性は今後あり得ると思います。全くないと言えないという状況です。はい。今のところ、私たちは比例でという形にしていくということです。