【街宣動画&文字起こし全文】山本太郎代表(東京比例)×北村イタル(小選挙区 東京2区・東京比例)×渡辺てる子(東京比例)10月20日 上野広小路交差点

山本太郎:
大きな音を立てて申し訳ございません。ただ今、マイクを握らしていただいている私は、れいわ新選組代表の山本太郎と申します。よろしくお願い致します。れいわ新選組ってなんなんだ? そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。あ、ご自由に写真撮られてくださいね。山本太郎、ほぼ肖像権ございませんので、ぜひご自由にお使いください。れいわ新選組とは小さな国政政党、3議席しかございません。そのうちの2議席、ひとつは重度障害者、木村英子。そしてもうひとつの議席はALS難病患者の舩後靖彦。そしてもう1名の国会議員と、3人の国会議員で構成されている、れいわ新選組です。そこで代表を務めているのが山本太郎です。障害者とか難病患者を国会に送り込むなんて、あまりにも山本太郎、おふざけが過ぎる、そうおっしゃる方もいらっしゃいます。でも違います。誰もが寝たきりになる可能性がある。高齢化社会の日本ではこれがどんどん加速していきます。でも今の日本の中では高齢化は語られても、寝たきりになってからのことは政治の中ではほぼ語られません。そういった意味で、あなたがもし寝たきりになったときに胸を張っていける社会が、今、存在しているとは私は思えません。自分が社会のお荷物になってしまった、みんなに迷惑をかけている、そういう気持ちを持ちながら生きていかなきゃならないなんて地獄ですよね。政治がこれを解決できる。だからこそ、ある意味で寝たきり界のトップランナーと言える私たちれいわ新選組の2人の議員がその先頭に立って、この議論を進めていく必要があります。れいわ新選組、今は小さなグループですが、この選挙でぜひ皆さんにお力を与えていただきたい。そして育てていただきたい。この数が増えれば増えるほど、与党にも野党にもプレッシャーを与える。国会の中に緊張感を与える、空気を読まない、そんな勢力が拡大していくことになります。

私たちれいわ新選組がやりたいことは何か? 現在の政治は本当に必要なところに目が向いていません。つまりは何か? 皆さんコロナでお困りでしょう。ここに対してなんとかやっていきたいと思います。これが現在の政治の基本姿勢。でもこれは私、間違ってると思います。何か? コロナが来る前から、大変な状況にあったということを、しっかり政治の中で考えられていない。つまりは25年の不況、25年のデフレから脱却できないという、格差が生まれ、社会にお金が回らず、人々の生活が地盤沈下した中にコロナまでやってきたということで政策を打っていかなければ、社会は壊れていくばかりです。

25年の不況と言いました。一体何が起こったんでしょうか? 一人一人の使えるお金が減っていきました。どれくらい減ったか? 厚生労働省の調べで見てみると明らかです。所得の中央値。高い所得から低い所得まで、すべて並べて、その真ん中の値。この25年のデフレで所得の中央値は108万円低下しました。コロナが来る前の日本、子どもたちの7人に1人が貧困。コロナが来る前の日本、一人暮らしの女性3人に1人が貧困。このような状況が25年続いていた日本なんです。そこにコロナまでやってきたということで、徹底的に国がお金を出さなければならない。一方で2020年補正予算が組まれました。補正予算って何か? 1年間の予算とは別に足りない部分を予算付けていくってことです。この補正予算のうち、30兆円余らせたのが現在の政治です。つまりは30兆円分、事業者を救えたはず。30兆円分、人々の生活を支えられたはず。けれどもそれはしなかった。

先進国と比べて日本が何が違うか? コロナ禍において、先進国、例えばイギリス、アメリカ、そしてカナダ、自殺者が減っています。なぜか? 国が徹底的に、その国に生きる人々に、絶望を与えないように財政的に措置する。お金を出していっているから。一方で日本は、自殺者が増え続けてます。このような災害、コロナのようなとき、経済的不況、そのときにできることは、たったひとつなんです。個人の努力や民間の努力でどうにかできる代物じゃない。だからこそ、国が徹底的にお金を出す。財源はどうするの? 税だけが財源ではございません。日本には円がある。つまりは自国通貨を持っている。自国通貨を持っていて、変動相場制、そういう中にある国は予算が少ないときには予算は増やせるんですよ。

アメリカ、ドルがある。日本には円がある。イギリスにはポンドがある。お金を増やす。社会に供給する。これ、経済政策の基本のキなんですよ。どうしてそれ大胆にやらない? 私たちれいわ新選組はそれを大胆にやっていきたい。その中でやれる政策、何があるか? 消費税廃止。「消費税廃止って山本さん、そんなことやっちゃったらもう社会保障がむちゃくちゃになっちゃうでしょ?」、そう思われてる方、テレビ・新聞は本当のこと言いません。消費税収、そのほとんどが社会保障に使われているような感覚に陥っている方がほとんどだと思いますが大きな間違いです。消費税は社会保障に一部しか使われていません。じゃあ何に使われてるか? 消費税が上がるたびに、大企業への法人税は下げられ続けました。消費税が上がるたびに、金持ちへの所得税は下げられ続けました。その穴埋めとして使われているのが消費税です。例えば法人税、これまで減税された分の73%を埋め合わされた。消費税収によって。こんなむちゃくちゃな話あります? 

税金の基本は何ですか? ないところから取るな、あるところから取れ、なんですよ。でもこの国では多くの人々が所得を減らし続け、生活が厳しい状況にあるのに企業側には減税。そして労働環境を破壊し続けて安い労働力を提供し続ける。非正規労働を拡げて賃金安い、いつでもクビにできる。そんな働き方拡げて、企業側は利益爆上がりしてるんすね。どれくらいか? 2019年、その1年前。要は消費税増税される1年前の時点で企業の経常利益3倍。現預金で見てみると、これバブル超えてるんですよ。バブル超えをしてる人この中います? 自分の所得が。ほとんどいません。つまりは何か? 皆さんの労働環境を壊して税金の取り方をごまかしながら、一部の者だけに利益を誘導し続けるような政治が続いた。これって持続可能ですか? 無理ですよ。どうして25年、景気が悪い? あなたが使えるお金が増えていかないと社会にお金が回りません。あなたの消費、物を買う行動によって、そのお金は回り回って誰かの所得になります。誰かの消費は誰かの所得。消費が落ち込めば所得も落ち込む。景気悪いときに消費税上げたらどうなる? 消費落ち込む。そして所得も落ち込んだ。当たり前の循環なんですよ。とんでもない経済音痴がこの国の経済政策を決めてしまっているか、それともこの国に生きる人々に対してのDVをしてるだけなのか、その真意はわかりません。ただひとつ言えることは、これまでやられてきた労働環境の破壊や税金の取り方はすべて間違ってるってこと。これ変えていきたいんですよ。ここを変えていきたい。

徹底的にお金を出す。この本物の国難に対して社会を維持していくためには、まずはあなたの生活を安定させるしかない。例えば消費税をやめたらあなたの手元にどれくらいお金が残るか? ひと月20万円お金を使っているようなおうちでは、1年間で20万円手元にお金を置いておくことができます。あなたは20万円手元に残ったら何に使いますか? 全部貯金しますか? 一部でも使いますよね? 欲しかったもの、食べたかったもの、必要なもの。そこにお金が流れれば当然、社会にお金が回っていきます。誰かの消費は誰かの所得。あなたの手元に多くのお金を残せるばかりでなく、全体的に賃金上がっていくんですよ。これは参議院調査情報担当室、参議院の試算によると消費税をやめた5年後には、1人当たり賃金1年間で約29万円上がる、そういう試算が出ました。つまりは毎月皆さんに2万数千円賃金が上がるような経済状態になっていくってこと。「なんだ、2万円くらいしか上がらないのか」と思う人います? 2万円、これがエキストラで自分の懐に入ってきたら、欲しかったもの買えますよ。食べたかったもの買えますよ。何よりも松坂屋で何か買って、1万円分お買い物。

1000円の消費税。それが消費税なくなれば1万円買い物して1000円の消費税払う必要ないんだから、帰りにラーメン食べて帰れる。お茶でもして帰れる。これだけでも大きな経済効果が全国に広がるんです。消費税をやめれば何がいいか? 中小企業助かるんですよ。払えないでいるんですよ、みんな。税滞納、税金の滞納のうちの6割、6割が消費税の滞納です。「中小企業を元気に」、適当なこと政治家たち言ってますけど、本当に元気にするんだったら一番首が絞まってる消費税やめるんですよ。私はそれを実現したい。他にもあります。子育て世代には子ども手当、今よりも倍出さなきゃいけない。だって、少子化が問題なんでしょ? 1人で育ててる、シングルで育ててる、そういう家庭に対してもしっかりと政治が子育てをできるような体制を作っていかなきゃならない。やらなきゃいけないこといっぱいあります。私たちれいわ新選組、25年のデフレを吹き飛ばす経済政策、「景気爆上げ大作戦」と称して、皆さんにぜひ見ていただきたい。詳しくは「れいわニューディール」、私たちの今回の選挙のマニフェストです。あなたのお手に取って見ていただきたい。詳しくはホームページ、ホームページから私たちの政策、目を通していただければ幸いです。

こんな冷たい国にしたのは誰? こんなむちゃくちゃの、ひと握りだけの人たちのための利益の政治にしたのは誰? この国のオーナーです。消費税をやめるのも、最低賃金1500円を政府の補償でやるのも、子ども手当を倍にするのも、そして公的住宅を増やしたり、家賃の補助を出るような国にするのも、すべて決められるのはこの国のオーナーなんですよ。この国のオーナー、誰? 総理大臣ですか? あれ雇われ店長ですよ。こないだ雇われ店長、クビになったでしょ? 新しい雇われ店長来ましたよ。この国の最も権力を持った人間は誰か? 最高権力者、オーナーはあなたなんですよ。あなたがこの国のオーナーなんです。一方で選挙になれば、そのオーナーの50%が議決権を捨ててしまう。つまりは投票しなくなってしまう。最大勢力ですよ。最強の勢力ですよ。その50%の人たちと力を合わせていきながら、180度違う社会、何があっても心配するなって国作りたいんですよ。だって将来に不安しかないもん。誰のために作りたいか? 私のために作りたい。今、ここでマイクで喋ってる私、明日どうなるかわからない。1年後の自分なんて全く想像つかない。障害を負うかもしれない、難病が発症するかもしれない。そんなときに希望を失わずに、今の日本で生きていくことは難しい。だからこそ、そういう社会にしていくしかない。何があっても心配するな、そういう国をどうか私たちれいわ新選組と一緒に作っていただけないですか? この国のオーナーの皆さん、力貸してください。よろしくお願いします。ありがとうございます。

今回の選挙、皆さん2枚の投票用紙、2枚の投票用紙があるのご存じですか? 山本太郎は2枚目の投票用紙、いわゆる比例と呼ばれる2枚目の投票用紙、比例で立候補しています。つまり、2枚目の投票用紙、ピンク色の投票用紙に「山本太郎」と私の名前を書かれてしまうと、その瞬間に無効票です。この選挙で「山本太郎」と投票用紙に書いてしまうと意味がなくなってしまいます。私みたいな人間が1人でも国会にいてもいいよな、そう思ってくださる方がいるなら、2枚目の投票用紙、ピンク色の投票用紙には「れいわ」、ひらがな3文字で「れいわ」とお書きください。そして、2枚目といきなり紹介しましたが、1枚目の投票用紙にも皆さんにご記入いただける。特に東京2区という所にお住まいの皆さんには、ぜひ2枚目の投票用紙に書いていただきたい名前があります。あ、ごめんなさい。1枚目。1枚目の投票用紙、選挙区のことです。中央区、文京区、港区、台東区の皆さん、東京2区です。

1枚目の投票用紙には「北村イタル」、「北村イタル」という名前を書いてください。誰なんだよ、それ。そう思われた方のためにご説明します。こちらの方です。北村イタル、ゴールドマン・サックスで働いてた。大きな企業、安定してる。でも辞めた。辞めて、どこ行った? 政治を志した。本当ならその道のりでいくと自民党行ったりとか、大きいとこ行きそうでしょ? よりによって、れいわ新選組ですって? 目が高い。はい。ありがとうございます。じゃ、北村さん、皆さんにアピールをお願いします。東京2区から立候補、れいわ新選組の看板を背負い、北村イタルでございます。

北村イタル:
皆さん、こんにちは。れいわ新選組、この台東区を含む東京2区から、衆議院選挙に立候補致しました北村イタルでございます。確かに、ゴールドマン・サックスという会社で働いた時があるわけですが、かつての同僚のために少しだけフォローさせてもらうと、意外とリベラルな人、多いですよ、外資系で働く人って。私の仲間もですね、今回、出馬する時、「お、いいじゃん、山本太郎のとこなの?」って、実は私の仲間のほうが、過去の職業仲間のほうが応援してくれてるんですよ。なぜならば、これ端的にいって、私たち金融マンの仲間がこの国の経済を見据えた時に、れいわ新選組の政策しかないからですよ、日本救えるの。金融マンの仲間が、「いいじゃん山本太郎」って言うんですよ。それくらい、私たちがやろうとしている経済政策って、この国のために、この国の未来を見据えた政策だっていうことなんです。

山本太郎から、私たち何したいかっていう話、消費税廃止したいっていう話、説明させていただきました。その中で、少し税金の取り方みたいな話があったので、私、自分がこう、やってた仕事の中で、この国のやってきた経済政策がどれだけ間違ってきたか、そのお話、少しだけさせてください。私、やっていたのは不動産投資、不動産金融っていう業界っていう仕事をやっていたんです。どんな仕事かっていうと、投資家の方からお金をお預かりして、銀行からお金をお借りして、不動産に投資して、配当とか利益っていうのをまた投資家の方にこう、お戻ししていくみたいな、そんなお仕事をしてたんですよ。2012年以降、いわゆるアベノミクスってやつが始まって以降なんですけども、私たちの業界ってすごく実は潤っています。めちゃめちゃ儲かってるんですよ。これなんでか?っていうと、私たちが努力したからとか、頑張ったからっていう理由よりも、一言で言えば政策の歪みです。はっきり言って、アベノミクスで儲かっています。一言で言っちゃえば。

なんでこんなことが起きたか? アベノミクスがやろうとしていたのは金融緩和って、お耳にしたことあります? あの金融緩和、なんとなく言葉だけ認識はされているかもしれませんが、わかりやすく噛み砕いて説明させてください。金融緩和って本来の目的は何かといえば、この日本にある企業に対して、銀行がお金を貸すプレッシャーを国が与えていくことなんです。なんでそんなことをするかといえば、企業が銀行からお金を借りて、例えば工場を作って、雇用を拡大して、それによって景気が良くなっていくことを目的として金融緩和っていうのをやるんですね。

これ、金融緩和が始まった時に銀行はお金を貸しに行くんですよ、いろんな企業に。ちょっと想像していただきたいです。例えば、ポテトチップス作ってる会社、工場を持ってる会社があって、そこに銀行が行きます。「ポテトチップス作ってる工場、もう1個作りましょうよ、2倍、売れますよ」って。皆さんがポテトチップスの会社の工場長だったとしたら、銀行から「もう1個、工場を作ったら2倍売れますよ」って言われてお金借りますか? 冷静に考えた時、借りないですよね? だって売れるか、わからないじゃないですか? それもポテトチップスがめちゃめちゃ世の中で売れてたら、もう1個工場を作ろうかなってなるけど、いやいや、単純に工場2倍にして生産量2倍にしたからって、2倍売れるかわからないから借りないんですよ。借りないんです。でも銀行、困っちゃいました。「いや、貸せって国から言われてるのに、どこも借りてくれないよ」ってなったときに、銀行どこに貸し出したかっていうと、不動産なんですよ、手っ取り早いんですよ、不動産に貸すのって。銀行マンからすると、銀行マンの方の悪口じゃないですけど、不動産に貸すのってすごい楽で、あんまり深いこと考えずに、お金貸せるんですよ。しかも借りてくれる人は、いっぱいいるから。で、不動産に、どんどんどんどん貸し込んでいくんですよ。実はこの上野近辺の辺り、この商業地、私の記憶の感覚だと確か土地の値段2倍になってます。地べたの値段、2倍になってます。金融緩和以降。​​​​

ご存じの通り、株価今、下がりましたけど、一瞬3万円超えましたよね。銀行が不動産とか金融商品とかに、こうお金を出し続けて、どんどんどんどん資産の値段が上がってくんですよ。これ資産インフレっていいます。資産インフレ、別に良いですよ、起きたって。でもこの傍らで何が起きてたか? 皆さんのお給料、たぶんそんな変わってないはずなんです。実質賃金指数っていう数字、2012年と2019年比較すると、下がってます。給料下がってんですよ。その傍らで資産インフレ起きてました。金融資産1億円以上持ってらっしゃる方、2012年、この国に80万人いらっしゃった。今、130万人です。1.6倍になってます。1億円以上持ってる方が1.6倍になってる。給料は少しずつ減ってってる。これがこの金融緩和の失敗なんですよ。

じゃ、どうすれば良かったか? これ単純な話で、金融緩和っていうのは、企業に対して、お金借りてください。工場作りましょう。設備投資しましょう。雇用を拡大しましょう。従業員雇いましょうっていうことなんですよ。これにお金使ってくださいって、銀行がお金を借しに行く時に。そうか、じゃあ工場もう1個作ろうかな?って思うようになる為には物を売れてれば良かったんですよ。需要があれば良かった。皆さんに物を買う力が付いてれば良かったんです。でもついてなかったんです。金融緩和と同時にやらなきゃいけなかったのが消費税廃止だって、これでご理解いただけると思います。

消費税廃止すれば、皆さんの手元に1ヶ月分のお給料が戻ってくる。その戻ってきたお給料分で、もう一回消費ができたんですよ。金融緩和と同時にやらなきゃいけなかったのが財政出動だったんです。でもこれやらなかったから、銀行の中で資金が目詰まり起こしちゃって、金融商品、資産インフレを起こすようになっちゃったんですよ。で、これ2012年以降、きっと気付いてたんだと思いますよ。直すタイミングいつでもあったんですよ。でも自民党何やってたか?って、いや株価上がった、やった景気良くなったってやってきたじゃないですか。景気良くなったって言い張ってましたよね? 株価上がったから。でもあれって、企業の業績が上がって株が上がったんじゃなくて、株式市場にお金集まったから株上がっただけなんですよ。企業の業績全然変わってないから。全然、勘違いしている話なんですよ。こういうヘンテコな経済政策をずっとやってるから、格差は開くし、私たちの生活、全然豊かにならないし、政治が目を向けなきゃいけない、困ってる人とか、弱ってる立場の人、全然、状況が改善されてないんですよ。

今、日本の経済、私は北村イタル、この国の経済、諦めていません。この台東区、素晴らしい物作りの国なんですよ、街なんですよ、ご存じだと思います。浅草とか行けば小さなお店がいっぱい軒を連ねてますけど、そこで出してる商品とか、素晴らしい商品とかご飯とかいっぱいありますよ。この国は、物を作る力、生み出す力、めちゃめちゃあります。

私、だから日本の経済、諦めてないんです。この国はまだまだ成長できるし、この国は豊かになれる。それをするためにも私たちに力貸していただきたいです。れいわ新選組に、山本太郎に、北村イタルに力貸していただきたいんです。東京2区から、衆議院選挙に立候補しております北村イタルです。あなたの力貸してください。

山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組から東京2区、中央区、文京区、港区、台東区の皆さん、東京2区と呼ばれるところから、れいわ新選組の看板を背負い、北村イタル、北村イタルでございました。ありがとうございます。1枚目の投票用紙には「北村イタル」と、どうかお書きください。ありがとうございます。マイク代わりました。れいわ新選組代表の山本太郎です。景気が25年悪いから、お金の量を増やそうぜ。それが、アベノミクス第一の矢です。異次元の金融緩和、お金の量を増やすということ、そして第二の矢、財政、機動的な財政出動。もっとお金をみんなに届けようということですね。ちょっとサイレンが鳴ってるので一旦止めます。

失礼を致しました。れいわ新選組代表山本太郎です。ただ今、東京2区から立候補している私たちの候補者、北村イタルの声を皆さんに聞いていただきました。アベノミクス第一の矢、お金の量を増やす。第二の矢、みんなに出していく。これ第一の矢しかほとんどやられてないんですよ。第二の矢が放たれたのは、自分に近いとこだけ。じゃあお金増やしたとこ、どこに行ったの?っていうことで先ほどの北村の話でございました。

こんなことやってたら、ひと握りの人たちしか得しないっていう社会が、余計大きくなっていきます。社会は壊れていく。もう既にこの25年の中で、大きく構造が変わってしまいました。財務省の法人企業統計というデータを見てみると、1997年から2018年までの間、企業の売り上げ、ほとんど変わってないんですよ。でもね、企業の経常利益は3倍になってるんです。それどころか株主への配当は6倍になってます。どうして? 売り上げほとんど変わってないのに。その利益どっから持ってきたんですか? ふたつあります。ひとつ。皆さんの賃金を削り続けたこと。もうひとつ、未来への投資、設備投資も削り続けてきたこと。イノベーションもへったくれもないですよ、そんなの。

株主にいかに還元するかという株主至上主義で数十年きたら、その国に生きる人たちは本当に生きることさえも厳しい状態に追いやられてしまった。これが現実です。これを変えなきゃいけない。そのためには、永田町の論理に一切与しない、私たちれいわ新選組のような、空気を読まない存在を、力を持たせていただきたい。1枚目の投票用紙には東京2区の方には「北村イタル」。そして2枚目の投票用紙には「れいわ」、「れいわ」とお書きください。「れいわ」と書いたら山本太郎が国会議員になれます。「れいわ」と書けばもう1人、本当に地面を這いずって、泥水をすすりながら生きてきた人が国会に上がることができます。ご紹介致します。れいわ新選組のこの方です。渡辺てる子と申します。

渡辺てる子:
皆さまこんにちは。れいわ新選組渡辺てる子です。東京ブロック比例単独で立候補しております。私は元派遣労働者、シングルマザーそしてホームレスを数年間も体験を致しました。この上野でもホームレスの人たちとても多い。しかし「ホームレス」という人はいないんです。ホームレスという状態があるだけなんです。それまで皆さんと同じように仕事があり、住まいがありました。でもこのコロナで仕事がなくなり、住まいを追われ、やむなくホームレスになりました。NGO、NPO団体が主催をしている、無料配布のお弁当、食料品、その列、長蛇の列を成しています。今、それが日本の現状なんです、現実なんです。

それは日本の政府の失策を象徴しています。それを打開するにはどうすればいいか? れいわ新選組は明確に言っています。まず「消費税廃止」。そして全国どこでも同じ最低賃金1500円です。そうやって景気を底上げ、皆さんの生活を底上げします。なぜならこの国は、皆さんが一生懸命働いて日本の評判を良くしているからです。インバウンド景気に沸いたときには、多くの人たちが海外から観光客が来ました。なぜなら日本は安かろう良かろうの国なんです。安いサービスで、クオリティの高いものを提供できた。それはひとえに賃金が安いからなんです。皆さん安いお給料で、お給料以上の素晴らしい働きをしていたからなんです。

その皆さんが生活が困っていたら、日本がダメになります。日本はもう政治はダメ、そして経済もダメなんです。でもそれ皆さんのせいじゃない。政治が悪いんです。だったらその政治を良くするしかありません。その政治を良くするのは、この今月末にそのチャンスが訪れます。民を棄てる政治、棄民政治を選ぶのか? それとも我々、生活する人間の生活の困窮を打開するのか? 二択です。ふたつにひとつしかありません。

我々、れいわ新選組は働く人たちのためにあります。どうかれいわ新選組山本太郎をもう一回、国政に送り戻してください。そのためには比例は「れいわ」。ふたつ目の2枚目の投票用紙に「れいわ」とお書きください。どうかどうかよろしくお願い致します。元ホームレス、そして貧困のデパートといわれる派遣労働者、シングルマザーの渡辺てる子からのお願いです。よろしくお願い致します。ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございます。渡辺てる子。非正規労働者、そしてホームレス経験もあり、現在は介護をしながら、この政治活動をしています。介護、老老介護、そればかりじゃなく介護殺人、どうして起こるんですか? すべて家族で面倒見ろみたいな空気があるからでしょ? でもそれって正しいことですか? いや何がなんでも私は親の面倒見るんだ、そういう方はそれでいいかもしれない。けれどもその介護をすることによって自分のキャリア、これを捨てて、家庭の中に入って、その介護される人、介護する人が、本当に閉ざされた部屋の中だけで、毎日生活をするっていうのは、かなりこれは危険な状態なんですね。

やはり一番考えなきゃいけないことは何か? この介護に関して、しっかりと行政がサービスをより提供していくという状況を作っていかなきゃならない。私はそう考えています。なぜならば日本国憲法。憲法といえばこの国の最高法規。皆さんは法律に従っていただきますが、権力者はこの憲法、最高法規に従わなければならない。その憲法の13条には幸福追求権、その中でも個人として尊重されるということが書かれています。つまりは何か? 介護があるから自分の人生を横に置いて生き続けなければならないというような状況は、作っちゃいけないんです。ヤングケアラー、若い人たちがきょうだいの面倒や、そしておばあちゃんの、おじいちゃんの面倒を見るということで、普通の生活を送れずに家の中でお手伝いをし続けなきゃならない。こういうようなことが普通になってしまってる日本というのは、一人ひとりが生きていたいという世の中を作って、一人ひとりが生きていたいと思えるような社会にはなってないってことだと思います。

今、一番足りないことは何か? 国がしっかりと介護従事者に対して、全産業平均100万円以上低いと言われている給料を当たり前の全産業平均に近付けていく。介護、保育、最低限でも10万円。10万円毎月給料をアップするくらいの、当たり前のことをしていかなきゃならない。命と向き合う仕事、そしてニーズもある仕事。これに対して、現場の良心だけに頼るような国の無策というのは悲劇です。徹底的に公助、皆さんが受けられるサービスを拡大していく。それを訴えるのも私たちれいわ新選組です。

当事者を送り込んでください。ゴールドマン・サックスで金融、そして不動産、そういうものに携わってきた人間。そしてその中でこの国の経済政策の誤りに気付いてる人間。そればかりでなく、非正規労働者、派遣として次々に切られ、そして現在は介護をしながら政治に向き合っている。そういったいろんな分野における当事者を国会の中に1人でも送り込んでいただきたい。今の国会、700人国会議員いますけど、ほとんどが大企業の代理人でしょ? 少なくとも自民党の多くはそういう形ですよ。だとするならば、その代理人の数だけその人たちの世界観で覆われてしまう。つまりは先ほど言ったような資本家の手先、そういう者たちの政治が出来上がってしまうということです。より当事者を増やしていく。1人でも多くの当事者を増やしていくことによって、本物の多様性が国会に生まれる。そう考えています。1枚目の投票用紙には、東京2区、中央区、文京区、港区、台東区。「北村イタル」「北村イタル」と。そして2枚目の投票用紙、ピンク色の投票用紙には山本太郎やこちらの渡辺てる子、この2人を国会に送っていただくためには、2枚目の投票用紙「れいわ」、ひらがな3文字で「れいわ」とお書きください。どうか私たちを育ててください。どうか私たちと一緒にこの国を、何があっても心配するなという国を一緒に作っていきたいです。お力貸してください。ありがとうございました。

すいません、この後なんですけれども写真、お時間ある方、私たちれいわ新選組、山本太郎含むれいわ新選組と一緒に写真を撮っていただける方、スマートフォンとかでも結構です。冷やかしで結構です。「いや君たちと写真撮ったって誰も得しないよ」、そういう方いらっしゃるでしょうけど、その通りです。(笑)冷やかしです。だから冷やかしで撮っていただきたい。今日という日の記念に。お願いがあります。もし写真を一緒に撮っていただけるなら、その写真をSNSなどにアップしていただけると助かります。そのSNSに上げるときには、あなたの持った感想、その感想の内容は私たちに否定的でも構いません。笑っていただいても結構です。何のためにその写真をSNSに上げ、皆さまに一言入れていただきたいか? 政治に対して何かしら意見を言うのがはばかられる社会、そのような社会は非常に変えづらいです。あなたが発信することによって、その周りの人たちが、あ、何だ。政治ってこんななんか簡単に物言っていいの? そういう空気を少しでも拡げていけば社会が変わっていく速度も少し早まるかもしれません。そのようなことにお力を貸していただければと思います。この後、皆さんと一緒に写真を撮って参ります。

そしてもうひとつ。もしれいわ新選組に少しでもお力を貸してくださる方がこの中にいらっしゃったら、ぜひボランティアとしてお力を貸していただけないでしょうか? れいわ新選組はボランティアセンターを新宿に構えております。新宿西口そして南口、それぞれ5分、徒歩5分で着くとこなんですけれども、新宿にボランティアセンターがございます。あなたにも何かしらお手伝いいただけるものを取り揃えております。ぜひお願い致します。詳しくはそちらのテントで聞いていただくか、もしくはホームページからご覧いただくか。そのような形で、ぜひボランティアセンターのほうにあなたの空いている30分、1時間でもお時間を貸していただければ幸いです。

そして、もうひとつあります。あなたのおうちの壁に、このポスターを貼れないでしょうか? 「そんなポスター貼ったら、近所からもう村八分になる」、そういうお話は実際に貼った方からお聞きしておりません。ご安心ください。私たち、テレビ・新聞からは、ほぼ無視されています。選挙期間中は少し別になりますが、ほとんどその間、この2年間無視です。あなたのおうちの壁にこのようなポスターが貼れれば、「あ、こういう選択肢もあるのね」、そういうようなことを、広告していただけることになります。そして、家に、「家には住んでるけどね、うちはね、アパートマンションだから壁がないんだよ」、そういう方、ご安心ください。おうちの窓、内側から外側に向けて貼っていただけますと、壁と同じ効果を持ちますので、ぜひポスターのほうもお持ちください。こちらのポスター、その他ボランティアの登録など、私が立っている右側、皆さんから見たら逆サイドになるかもしれません。あちらのほうでお受け致しております。

そしてもうひとつ、最後にですね、写真を撮る前に、皆さんの中にお金持ちいらっしゃいませんか? 「お金が余ってしょうがないんだ」「昨日はちょっと寒かったんで、お金と薪をくべて暖を取った」、そういう、ま、そんな人おらんな。焚き火はせえへんな、家の中で。すいません。もし皆さんの中で、お友達でも結構です、やたら財布の紐が緩いというお金持ち、ご存じの方いらっしゃったら、私たちにその情報をください。選挙、1人立候補するだけで、入場料600万円。こんなぼったくり、普通は存在しませんよ。普通の人は政治に参加できないシステムが作られてる。私たち今回、21人で立候補する、そういう形になっております。なので、これ単純に入場料だけで計算すると、1億2000万円超えてます。だからこそ大企業は、だからこそ大政党は大企業と繋がったり、宗教と繋がったりしようとするわけですよね。お金を流してもらうために。これじゃまともな政治は生まれない。今、大政党と肩を並べて、私たちが戦っていくためには、そういった皆さんからの「おう、お前ら頑張れよ。じゃ、ちょっと、ちょっとだけ寄附してやるわ」、そういう方々の、もしお力をお借りしながら、積み上げていきながら、戦っていく形になります。例えば、「じゃ、1000円だったら乗れるよ」「ワンコイン500円だったら、お前背中押してやるわ」、そういう方いらっしゃいましたら、ぜひお力を貸してください。

お金の話ばっかりして申し訳ございません。私たち、れいわ新選組のまずはホームページで、私たちの訴える「れいわニューディール」、この政策をご覧いただくだけでも十分です。もしそのようなお時間がありましたら、スマートフォンから、お家のパソコンから、そういった形で私たちの中身を見てくだされば幸いです。というわけで長時間にわたって、マイクを握らしていただきました。社会は変えられる。政治はパワーゲーム。50%の投票を諦めた人たちと手を組めば、これは最大勢力です。あなたの力が必要です。この国を、この国に生きる人々を救えるのは、あなたでしかない。力合わせたいんです。どうかその先頭に立たせてください。れいわ新選組山本太郎、そして渡辺てる子、そして北村イタルでした。ありがとうございました。

ありがとうございます。もう選挙にお詳しい方が、「最後、ちゃんと1枚目は北村イタル、2枚目は比例はれいわってことを、ちゃんと言わなきゃダメよ」っていうことをご指導いただきました。ありがとうございます。というわけで、もう一度やり直します。社会は変えられる。50%の投票を諦めてる人たちの力を合わせて、世の中ひっくり返してやりましょう。面白い社会、一緒に作ろう。1枚目の投票用紙、東京2区の方は「北村イタル」。そして2枚目の投票用紙、ピンクの投票用紙、比例では「れいわ」、「れいわ」とお書きください。ありがとうございました。あれ? 教えてくれた先生、どっか行った? (聴衆:もう行っちゃいました。)ああ、そうですか。ありがとうございます。通りすがりの善人が。ありがとうございます。じゃあ、これから写真を撮って参ります。

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