【街宣動画&文字起こし全文】山本太郎代表(東京比例)×落合たかゆき(れいわ推薦 東京6区)10月23日 下北沢駅

山本太郎:
駅前で大きな音を立てちゃってごめんなさい。ただ今、マイクを握っております私は、れいわ新選組。なんなんだ? その変な名前は。よく言われます。国政政党なんですね、政党なんですよ。政治をやっております。その国政政党れいわ新選組で代表を務めております山本太郎と申します。今日はここ、下北沢を束の間お借り致しまして、皆さんに訴えをさせていただきたいと思います。「いやあ、政治なんて興味ないよ」、そう思われる方、非常に多いんですね。選挙のときに投票に行かない方々、50%いらっしゃるんですよ。つまりは何かというと、残りのたった2割、全有権者の2割程度を集めた人たちが、ここ数十年の間、この日本を牛耳ってきた、そういうことです。つまりは何かというと、俺は政治とは関係ない、私は政治とは全く無関係でいたい、そう思ったとしても、あなたと政治は一直線に繋がっちゃってんですね。何かというと、政治、国会、一体何をやるところかというと法律を作る場所なんです。ルールですね。皆さんは国会で作られたルールの外では生きられないんです。絶対にそれを守っていただかなきゃいけないんです。無意識に守ってるんですね。例えばですけど、信号が青になったら渡ろう、赤になったら止まろう、どうしてそういう、皆さん、その信号に従うんですかってことなんですけど、この背景には道路交通法っていうルールがあります。他にも、「消費税上がるのか面倒くさいな、10%かよ、1万円の買い物したら1000円罰金取られんのかよ、嫌だな」と思ってても消費税が上がったときには皆さん素直にお払いになりますよね。どうして払うんですか? 消費税法に則ってるんです。国会という場所でルールが決められれば、あなたはそのルールの外には絶対に出れない仕組みになっている。

じゃあ、その国会という場所において、あなたにとって不都合、皆さんにとって損をするような法律が決められていたとしたらどうしますか? そんな話ないですよね。いくらなんでも国会という場所で、みんなのためにならないようなことが次々に決められているということはないことを願いたい。そう思うのが人情ですけれどもそうはいかない。この25年の間に、皆さんの首を次々に絞めるようなことが進められてる。コロナが来たから困ってんじゃない、コロナの前から困ってるんだっていうのがこの国の現状なんです。そのことについて具体的に少しお話をさせていただきたいと思います。

れいわ新選組代表山本太郎がマイクを握っております。例えばですけれども、一番わかりやすいところで言いましょうか。既にこの国は壊れてるんだよということの例えです。教育、この国において教育、例えば高等教育、大学、大学院、こういったところで勉強したいんだ、学問を深めたいんだと思われる方々。もちろんおうちがね、おうちの方々がお金を出してくださったり、自分で頑張って学校に行くって方もいらっしゃるでしょうけれども、大学生の2人に1人は奨学金というものを借りている。で、その奨学金を借りている人たちのうちの約7割が、利息をつけてお金を返さなければならないという状況があるんです。私、これって、非常に残念なシステムだなと思ってます。どうしてか? 自分の中で勉強したいんだ、学問を深めたいんだという、そういった若者、こういう人たちを応援する国でないと、私はこの国に未来ないと思ってんです。けれども実際はこの国がやってることは何かというと、借金を背負わせ、そしてそこに利息まで取るというシステム。これのおかしいところは何かというと、なぜ利息を取るんですか? その理由は、その利息収入を懐に入れるやつらがいるってことなんです。年間で300億円。おかしくない? どうして誰かがその利息収入を懐に入れるために、学びたいという若者たちに対して利息まで取るの? それだけじゃない、別に返せなくてもいいんですよ。新たな仕事が生まれるから。取り立て、サービサーといわれるような仕事。つまりは何かというと、ひと握りのそういった仕事を与える、若い人たちを金融商品化して、そういう仕事を拡げていくということに加担しているのが国なんです。むちゃくちゃですよ、こんなの。だって大学出るときに借金300万、400万、500万ざらでしょ? 大学院出るときには1000万円以上借金背負う。で、社会に出てもらえる収入、もらえる月給、非常に薄いですよ。そこから一人暮らしするの? 敷金礼金は? 保証人いなかったら、そういう保証人になってもらえるような人にお金払わなきゃいけない? 

ただでさえ少ない給料が家賃に消えていき、生活に消えていき、奨学金の返済までやらなきゃいけない。結果どうなるかっつったら、1人生きるだけで精いっぱいなんですよ。「少子化が問題である。」わかってんのやったら、なんでそんなシステム野放しにしてんのよ。ひと握りの人たちだけが儲かるような金融商品に、どうして若者たちをそんな状態にするのって。おかしくない? おかしいんです、これ。それが当たり前だと思わされてるだけ。この国には資源がない。だから人間が資源なんですよ、人間が宝なんですよ。でもその中においてそのような人間の扱い方をするような国は滅びますよ。今、この奨学金で首が絞まってんのはどれくらいの人たちか? 580万人。その中で、自分1人だけで生きる、それも苦しい、やっと今月乗り越えられたって生活を多くの方々にさせておきながら、「少子化が問題だ」って何の寝言なんですか。

少子化って、これが問題になるっていうことを警鐘、ヤバいぞ、気をつけろって言われてたのいつ頃か知ってますか? 2017年、数年前ですね。衆議院が解散されました。そのときに、どうして解散するんですかってことに対して、国難突破解散だって言われたんです。「国難って何なんですか?」「少子化です。少子化が問題です。これに対してしっかり手を打っていくために、皆さんにご理解をいただきたい」ってことで、衆議院解散した。ちょっと待ってよ。少子化ってそんな最近、問題になったん? 違う違う。大阪万博、おそらくここにいらっしゃる多くの皆さんがまだ生まれてないかもしれない1970年の話ですよ。1970年に、この国は少子化になる、高齢者が増える、だからしっかりと国家観を持ってこの国を未来を作って行かなければならないってことが言われていた。けれども、政治的課題がずっとあったのに、それまで手を打ってこなかったんですよ。そのような状況、そういうような中でも政治の中にいた人間たちがまだ政治家、国会の中であぐらかいてんです。奨学金借りるっていうけど、社会人になってお金借りようと思ったら大変ですよ。「あなたはどんなお仕事をされてますか?」「1年間どれくらい稼ぎますか?」「毎月どれくらいの返済が可能なんですか?」ということを調べられた上で、借りられるお金が決まる。でも関係ないもんね、奨学金は。ポーンと貸してドーンと乗っかってくるっていうようなシステムで。社会問題なんて解決する気ないんですよ。目の前の金、目の前の自分のポジション、バッジ、そういう国会議員が増えてったらどうなるかっつったら国が壊れるんです。もう既に壊れてます。コロナが来たから大変なんじゃない。コロナが来る前から大変だったんだ。例えば、ごめんね、こんな話ばっかりして。この人は絶望しか語らないのかなと思われたら困るんで、解決策ありますから心配しないでください。

何の話してたか忘れてしまうくらいの話ですね、申し訳ない。この国がコロナの前から大変な状態だった。簡単に言えば何か? 一人暮らしをしている女性、3人に1人が貧困。コロナが来る前、子どもの7人に1人が貧困、それがこの国の実態。そこに対してコロナまでやって来てしまった。何をすればいい? 個人の努力ですか? 民間の努力ですか? とんでもない。国が徹底的にお金を出して底上げをしていくしかないんです。なぜか? 世界中がコロナで困ってるけど、日本は特別困ってたんですよ。コロナが来る前、今、本当に簡単にいくつかの一人暮らしの女性、子どもたちの貧困って話しましたけど、25年不況なんです。25年不況という状況は、世界の中で先進国の中で一国もないんです。日本だけ。他の国はうまくやれてるのに、どうして日本だけ25年不景気なの? デフレから脱却できないの?って考えると、答え、シンプルなんです。政治が失敗し続けてるんです。

どういう失敗があったかって言ったら大きく分けたら2つ。ひとつは、一定の人間たちに利益を供給し続ける。この国の富をひと握りの人間に横流しするっていう政治が跋扈(ばっこ)したことなんですよ。そのひと握りって何だっつったら、国会議員になるために組織票や企業献金で応援する資本家ですよ。企業たちですよ、大企業たち。彼らにとって、一番減らして欲しいコスト2つ。この2つを削減し続けるような政治が続いた。2つのコストって何ですか? ひとつ目。働くあなたですよ、皆さんですよ。あなたがより安い労働の道具として供給されるように労働環境を破壊してった。非正規労働者、今や働く人たちの4割超える状態。いつクビになるかわからない。その一番大きな影響を受けたの、このコロナ禍でしたけどね。逆に言ったら会社にしたら安く雇えるし、いつでもクビにできるから使いやすい。でもその働き方が拡がっていった。その働き方、望んでやられてる方は別ですよ。でも不本意で、本当は正規になりたいんだけど、なかなか正規の枠は自分には回ってこない。そんな人たち大勢いらっしゃいます。半年後の自分どうなってんだろう? 1年後どうなってるだろう? 自分の将来の夢ってなんだったっけ? そんなこと夢想できません。目の前の生活だけで精いっぱい、そんな人たちを拡げるような労働環境の破壊を国会の中でやり続けたんですよ。

それだけじゃないんです。2017年には入管法の改正、そういうものが行われた。内容は何か? 簡単に言えば、より安い労働力を大量にこの国に入れるための法改正です。海外から安い労働者を大量にこの国に入れるってこと。どうなります? この国の賃金、下降の圧力どんどん強まっていくんですよ。労働環境もっと悪くなっていくんですよ。どうしてそんなことすんのよ? 誰が得してる? それで。誰が苦しんでるって考えたら明らか。得する人たちが組織票や企業献金をくれるから。そこに合わせたご恩返しを向こうのリクエストにそのまま応え続ける。むちゃくちゃですよ。そしてもうひとつ。企業にとってのコストは働くあなたと、もうひとつ、納める法人税。大企業にとって、この法人税が安くなれば安くなるほど、これ当然、自分たちの利益を蓄えられるということに繋がります。

じゃあ、どうやって法人税を減税していったか? 消費税です。「え? 消費税って社会保障のために使われてるんじゃなかったの?」って思われる方々が多いと思うんですけど騙されないでください。消費税収のうち社会保障に使われているのは一部だけ。「社会保障を支えるために消費税増税。皆さんどうかお許しください」大嘘ですよ。本当は何か? 大企業に対して減税、金持ちに対して減税、その穴埋めが消費税なんですよ。消費税っていつから始まった? 1989年。そこから2016年までの間を見てみると、はっきりしたことが分かる。法人税を減税させた分を消費税収の73%で埋め合わせしてたっていう計算になる。こんなのあり? 税金にはルールがあります。取り方。ないとこから取るな、あるところから取れ。そりゃそうでしょう。今日生きるために、おにぎりを1個買おうと思っても10%の罰金取られるのが消費税。消費に対して罰金が取られるということは当然、消費は落ち込みます。消費ってあなたがお金を使ってくれる行為ですよね? この国のGDP、それを見てみるとその6割、皆さんが使ってくれるお金、個人消費で成り立ってるんです。景気を上向かせるためにはここをしっかりと手厚くしていく、お金が使いやすいようにしていかなきゃならないのに、ここに対して消費が冷え込むようなことしかやってないんです。結果どうなったかって、25年のデフレですよ。みんな一人ひとりお金使えなくなっちゃったってことですね。働き方が壊された。収入が減った。そればかりか買うたびに罰金取られるという消費税によって、この国の消費はどんどん落ち込んだ。

消費が落ち込んだらどうなる? 所得が落ち込むんですよ。あなたが下北沢で1万円分のお買い物をしたとする。1万円分のお買い物をしたお金はどこに行きますか? お店に入る。そしてそのお店の従業員の給料となっていったりとか、商品を仕入れした先の給料になっていったりとか、あなたの消費は回り回って誰かの所得になっていくっていう当たり前の循環なんですね。消費が落ちれば所得も落ちる。それを25年間、人為的に国会でやり続けたんですよ。結果、誰得したんですか? みんなの所得が落ち続けている25年なんです。厚生労働省の調べで分かってます。所得の中央値。高い所得から低い所得まで全部並べたよ、その真ん中。所得の中央値、25年でいくら下がってる? 108万円低下してるんです。その一方で、笑い続けてる人たちいるんですね。

この期間の間、例えば1997年から2018年までの間見てみると、企業の売り上げは変わってない。ほとんど上がってない状態なんだけど、企業の経常利益、3倍なんです。株主への配当、6倍なんです。皆んなから搾り取ったことを、搾り取ることによって、それを株主に還元し続けるというような社会が出来上がったら、社会は崩壊しますよ。コロナが来る前の状態で、「生活が苦しい」って言ってる人たち、54.4%。コロナが来る前の状態で母子世帯で生活が苦しいと言ってる人たち、86.7%。「皆さんコロナでお困りですよね、なんとかしたいんです、私たち。」当たり前やろ、そんなもん。コロナだけじゃないんだよって。コロナの前から地盤沈下してた。その状況を考えた経済政策。国が大胆にお金を回していくってことを今、やらなきゃ、社会壊れますよ。

この国のオーナー、誰? 資本家ですか? 大企業ですか? 国会議員ですか? 総理大臣ですか? 違う。この国のオーナー、あなたなんですよ。皆さんなんですよ。「いやいやいや、山本さん、何言ってるんですか。私、自分の人生もうまくいってなくて、この先もどうなるかわからないのに、私がこの国のオーナーでこの国を変えられるなんて、ゆめゆめ思いませんよ。」そう思う気持ちは分かるけど、でも、この国において最高権力者とは誰かっつったら、あなたなんですよ。その最高権力者の50%が票捨てちゃってる。もう勝負決まりますよ、これで。これまで通り搾取をされ続けて地盤沈下した世の中で不安を抱えなきゃいけない。何の罰ゲームよ、これ。変えられるんですよ、選挙で。選挙、政治、これ、ただのパワーゲームです。50%の票捨てた人たちと力合わせていきながら、今の社会180度変えられる。自分になんの価値もないように思ってる人もいるかもしれない。自分自身生きてていいのかってことに悩む人もいるかもしれない。とんでもない。あなたには十二分に価値があるんだ、誰だって価値があるんだよって。何よりもあなたの力がなければ、この社会変えていけないんだって。一人ひとりが自分の価値に気付くことと、この社会一緒に立て直せる、あなたがヒーローでありヒロインであるということに気づいていただかなきゃ、この状況は変えられない。助けて欲しい、この国の窮状を。助けて欲しい、この国で困ってる人たちを。「ま、困ってる人たちいるのは分かるけど、自分は大丈夫だから問題ございません。」そういう人たち、あなたの大丈夫、いつまで大丈夫ですか? 社会は繋がってます。ひとつの船に乗っているのが、私たち。ちょっと一瞬待ってくださいね。サイレン鳴ってるんで。もうすぐ終わります。大丈夫そうですね。失礼致しました。

れいわ新選組代表山本太郎と申します。「ま、山本さん。言いたいことはわかるよ。困ってる人たちを助けようとか、大変な思いされてる方々を支えるのが政治だというご主張ですね。」そう思われた方いらっしゃるかもしれません。でも、違います。今、大丈夫です、何の影響も受けてませんって方々も、回りまわってきます。東京都の調べでは3割がコロナの影響で苦しい、そのようなデータが出てる。「あ、たった3割か。自分も大丈夫だし、そんなに影響は拡がらないかもしれない。」安心するのは早いですよ。どうしてか? 社会、繋がってるから。GDPで見てみて。GDPって何でしたっけ? 所得の総額。みんなの儲けを合わせたもの。つまりは3割の人たちがしんどい思いしてたら、3割の人たちが給料を減らしたり、使えるお金がなくなったり、仕事を失ったりしたら、社会に回るお金減るんですよ。今、大丈夫であっても時間の問題ですよ。今、大丈夫なところにもお金は回らなくなる。だからこそ世界中は大胆にお金を出していっている。どうやってお金出すかって? 日本だったら円、アメリカだったらドル、イギリスだったらポンド。自国通貨。自分の国の通貨を持ってる国であるならば、財源増やせるんですよ。お金が刷れるってこと。「私たちの借金を増やせってことですか?」そう思われた方、全くの間違いです。テレビ・新聞は本当のこと言いませんよ。国の借金はあなたの借金ではない。当たり前です。だって、あなたの家でお金刷れないでしょ? 一方で、国はお金を作れるんです。お金を作る主体、国。一方で、お金を使う主体、皆さん。これを同じように比べること自体が誤りなんです。でもテレビ・新聞は本当のこと言わない。だって50%の人たちが手を離したままのほうが、この国をコントロールしてる者たちはずっとコントロール続きますからね。

下手なことをしてみんなに給付金とかいっぱい出して、みんなの生活が安定して、一人ひとりが幸せだなって感じられるような世の中作っちゃったら、その後どうなるかっつったら、私はこの国を良くしたいと思ってこういう提案があるんだみたいな、ややこしい人いっぱい増えるでしょう。面倒くさいんですよ、そんなの。もう今の時点でコントロール完了してんですよ。このままでいいんです。選挙のときにはみんなに寝ててほしい。ボケててほしい。それが政治の、この国の支配してる者たちのコントロールしてる者たちの本心ですよ。そういうわけにいくかって。ここまで地盤が、地盤沈下させて死にたくなるような、死にたくなるような現実。この国、本当にもう極まっちゃってんですよ。10代から30代までの死因の1位が自殺って国壊れてる以外にないでしょ。この地獄を作り出したのが政治であるならば、この地獄を変えられるのも政治。だから、その政治に大胆にお金を刷らしていく。もちろん無限にはできない。上限があります。上限は金額ではない。インフレ率です。お金が紙くずにならないように。

じゃあ最大どこまで出せますか? 参議院で試算しました。国の機関です。参議院調査情報担当室。例えばみんなに10万円毎月配ったとします。手当たり次第ですよ。赤ちゃんからお年寄りまで、生きてれば10万円もらえるってことを毎月やった。それを1年やったらいくらになる? 144兆円。144兆円、国債発行で毎月みんなに10万円配ったらインフレ率どこまで上がりますか? ハイパーインフレになっちゃうかな、財政破綻かな、それを確認するために、参議院の計量シミュレーションを利用して試算してもらいました。結果どうだったか? この国のインフレ率の上限、つまりは政府が借金という形で通貨、お金をみんなに供給できる上限っていうのはインフレ率2%です。結果10万円、みんなに1年間配った結果、インフレ率は1年目1.2%、2年目は1.4%、つまりは何か? この国には、お金を作り、そして皆さんに必要な分だけ出すだけの力がまだあるんですよ。だから今なんですよ。今、やるしかないんですよ。社会全体を大胆に底上げして、全国津々浦々お金回さなきゃ。人死ぬよ。今、ここで手厚い手当をしなければ未来は地獄、そんな地獄は止めるべき。そのために政治がある。そのために力を持っているこの国のオーナー、皆さんにぜひお力をお借りしたい。

衆議院選挙は2枚の投票用紙です。1枚目の投票用紙はあなたのお住まいになっている地域、そのエリアの代表者を1名選ぶ選挙。例えばですけど、世田谷、世田谷にお住まいの方々は、東京6区っていうとこになります。世田谷に住んでる人たちは、世田谷エリアの代表者を1名個人名で書きます。そして2枚目の投票用紙、2枚目の投票用紙はこれ政党名しか書けません。比例と呼ばれるものです。2枚目は政党名しか書けない。今回、私、れいわ新選組の山本太郎立候補してるんですけど、山本太郎というミサイルをぜひ皆さんに国会にぶち込んでいただきたい。そのためには2枚目の投票用紙に「れいわ」、ひらがな3文字で「れいわ」と書いていただく必要があるんです。どうか力貸してもらえないですか? 一緒に変えよ、一緒にやっていこ、そういう思いで旗揚げしたのがれいわ新選組です。2枚目の投票用紙にはひらがな3文字「れいわ」、そして1枚目の投票用紙、ここ世田谷区に住まれてる方はこの人しかいない。経済政策、私とほぼ考えてること一緒です。会社は違うよ。れいわ新選組の人間じゃないんだけど、世田谷の人、絶対この人勝たして。あなたのことを考えてる。みんなのことを考えてる。そして、打つべき手を理解している。そういう政治家を送り込んでいただきたい。世田谷の皆さんには、1枚目の投票用紙にこう書いていただきたい。「落合たかゆき」です。どうぞ。

落合たかゆき:
皆さんこんにちは。ここの選挙区から今、2回選出をいただいております。今回、3回目の挑戦をしております、立憲民主党の落合たかゆきでございます。太郎さんやっと、こういうときが来ましたね。本当にこういうときが来ました。コロナの前ですから2〜3年前だと思いますけども、我々立憲の若手の消費税減税派と山本太郎さんは一緒に勉強会をやってきました。それでですね、この国の経済を立て直すには、我々野党が消費税減税同盟を組んで衆議院選挙戦うしかないということを、ずっとみんなで話し合ってきました。しかし、なかなか上手くいかないんですよね。そのうちに須藤元気がもうイライラして飛び出してっちゃって。まぁ、太郎さんにもお世話になりましたけども。あと、いつのまにか高井(たかし)さんまでですね、あのまとめ役のお兄さん役だったのに、高井さんも今回、れいわで出ています。で、残された我々若手は、もう代表選挙に出ようと去年決起をしました。立憲の代表選挙は20人推薦人を集めなきゃいけないんですけれども、なんと前日までで18人の署名で終わってしまいました。そして代表選挙では、もう公約作ってたんですが、消費税減税、それで野党共闘をして政権を倒すんだということを高々と掲げて、この立憲の代表を取ろうということを我々はやろうとしたわけです。残念ながら去年の秋、その夢も果ててしまいました。これ、もうどうすればいいかなと思ったらですね、神風が吹いて。泉健太政調会長から電話がかかってきて、「野党の経済政策、強くしなきゃいけない。落合君、野党のその経済政策担当の政調副会長やってくれ」というような話が、急に去年の年末、来たんです。そして立憲は新しい経済政策を取りまとめました。消費税、まぁ、不十分っていうかもしれないですけど、5%減税。これが旧民主党の幹部の人たちもOKを取った上で、立憲の経済政策になったんです。これはですね、本当に世論がなければ野党第一党が動くことはなかったと思います。この政策転換にあたって私を抜擢してくれて、政策転換をすることができました。

経済政策を今回、野党の真っ当なものを掲げて与党と戦うって。これ世田谷でもですね、所得高いのに13%の子どもたちが3食ご飯食べられてないんです。それなのに麻生さんは、「コロナで困ってる人がいるのかね?」とか言ってんですよ。「給付金は要らない。」どこを見てんだということを私も訴えていきたいと思います。だから皆さん、私はですね、太郎さんほど過激ではないんですけども、同じロストジェネレーションです。ものすごく悔しい思いをしてきたし、何より同級生たちが本当に悔しい思いをしてるんですよ。この今の政治は、国民のほうを向いてない。だから私は山本太郎と力を合わせてこの国を良くしていきたい、そう考えています。そして、この山本太郎さんはものすごく良い方なんですけど、さっきも「山本太郎というロケットを、ミサイルを撃ち込んでください」っていうようにですね、付いてけない人たちも結構いるので、穏健派の私が繋いでいきます。私はそこまで過激じゃないので。野党第一党をそっちの方向に動かしていきますんで。説得して、重鎮を。

党派を超えて、国民のほうを見ている政治家か、国民のほうを見ていない政治家か。それを選ぶ選挙に、今回、全国的にしていきたいと思います。世田谷では私が先頭を切って戦います。どうか皆さん、私もミサイルになって戦いますんで、よろしくお願い致します。頑張りましょう。

山本太郎:
ありがとうございます。世田谷にお住まいの皆さん。ラッキーですね。鼻をつまんで投票しなきゃいけないっていう世界じゃないんです。山本太郎の話し方が早口過ぎて、落合さんの話、少しまったりしてるなと思われた方、それは山本太郎が早口過ぎるだけなんですね。ごめんなさい。仕事はむちゃくちゃスピーディーです。非常に有能な方です。何よりも皆さんのことを見ている。一部の資本家や大企業のみに組織票や企業献金をもらってコントロールされるような者ではない。しっかりと皆さんのほうに目を見て、今、何が足らなく、そこに何の施策が必要か。そういうことを常に考え続けてる方が落合さんです。どうか、1枚目の投票用紙、世田谷にお住まいの皆さんは1枚目の投票用紙、「落合たかゆき」「落合たかゆき」とお書きください。よろしくお願い致します。

マイクを代わりました。れいわ新選組代表、山本太郎です。あの、過激だと言われることあるんですけど、私、自分自身で自覚ありません。だってあまりにも酷いもん。世の中がね。で、この世の中ってのは勝手に酷くなったわけじゃなくて、やっぱり段階を踏みながら壊れていったってことです。そのブレーキとなり得るのはこの国に生きる人々なんですよ。この国の最高権力者、オーナーの皆さんがそこにブレーキを掛けてくださらなければならないんですが、私自身、政治に対してずっと興味があったかっつったら、実は無かったです。どっちかというと、無関心の先頭にいるような人間でしたよ。私、16歳のときから芸能界なんですね。芸能界に入ってグラビアアイドルとしてデビューをした後。何か間違いありました? 私的にはあれ、グラビアアイドルのつもりだったんですけど。すいません。知らない方はYouTubeでご覧ください。はい。

話戻ります。16歳からずっと少し浮世といいますか、浮世離れしたような世界にいた。あまり社会で起こってることがわかんなかったってことですね。原発爆発する36歳まで、20年間、芸能界にいたんですよ。社会で何が起こってるか全然分かってなかった。で、社会に疑問を持ったのが、あの(東日本大震災の)東電原発の爆発だったんです。そこから社会問題に少しずつ目を向いていったら、世の中がこんなに壊れてるってことに初めて気付いた。これだけ世の中が壊れてることに対して、自分は声のひとつも上げなかったし、行動も起こさなかったし、選挙は飲み過ぎたら行かなかったりとか、そんな状態だった自分を非常に自分自身に怒りを感じたんですね。で、原発要らないみたいなことを口に出したときには、仕事、全部クビになったんですよ。どうしてかっていうと、テレビの世界、ま、映画もそうです。舞台もそうです。お金を出してくれるスポンサーさんが神様なんですね。その神様に対して、東電に対して、しかも原発というと電気メーカーも入ってくるし、大手銀行も入ってくるし、大手建設会社も入ってくるっていう既得権益に対して、そんなもん要らんやろ、やめろや、みたいなことを言う奴は完全アウト案件なんですよ。芸能界において山本太郎の代わりは山ほどいる。そういった意味でわざわざ、そういったカードのジョーカーを出す必要がないんですね。そういった意味で仕事がどんどん細っていく中、全国の人たちが「山本さん、大変みたいだから、ちょっとどういうことがあったか、うちでちょっとみんなで集まって話するから、みんなの前で話してみ」っつって、2年間くらい全国を回ってたんですよ。入り口は原発だったんだけれども、いろんな人に会う度に貧困の問題がある。他にも労働環境の問題もある。要は、それを支援している人だったり当事者だったり、いろんな人との出会いがあったんですね。で、2年間、ずっといろんな人の話を聞いて、この話どうすりゃいいんだよって。36歳、37歳、無職の自分には何もやりようないですよ。話聞くだけ聞いて。だったら、このまま国会にぶつけに行ってやるのが一番話早いなと思って立候補を決めたっていう、なかなかそういうケースないと思うんですけど、そこからが私のキャリアの始まりです。

その中で国会に入って一番絶望したこと。落合さんのような心ある議員、数少ないんですよ。この数が変わっていかないことには、この社会を変えていきようがない。心ある人を議会に送るためには、この国のオーナーの皆さんにお願いするしかない。50%投票を捨ててしまっているオーナーの皆さんとも繋がっていきながら、「何があっても心配するな。」っていう国作りたいんですよ、みんなで。

不安しかないですよ、私自身ね。いつどうなるかわかんないもん。来週ひょっとしたら何かの障害を負ってるかもしれないし、難病が発症するかもしれない。でも今、この国でそういう状態になったとしたら、自分の人間の尊厳守りながら胸張って生きていけるかっつったら、とてもそんな国にはなってない。障害や難病を負わないにしても、この先、私自身仕事を失ったりとか、年老いて生活がままならなくなったときに、自分自身が生きてていいなんて思えるような社会じゃないんですよ。だから何がしたいか? 自分のために変えたいんです。もちろんみんなのためにも変えたい。でも自分が将来に不安がない国にしたい。そのためには、災害があっても経済的に不況に陥る直前でも、「何があっても心配するな」「国が必ずあなたを守る」、そういう国をみんなで作っていきたいんです。

そのスタートがこの衆議院選だと思ってます。どうかお力をお貸しいただけないですか? 1枚目の投票用紙には、世田谷にお住まいの皆さんには、「落合たかゆき」「落合たかゆき」。そして2枚目の投票用紙、山本太郎というミサイルをぜひ皆さんに国会にぶち込んでいただきたい。2枚目の投票用紙に個人名を書いた時点で紙くずです。無効になります。2枚目の投票用紙にはどうか、「山本太郎」「山本太郎」とお書きいただける、あかんわ、何言うてん。もうね、それNGのやつ。ごめんなさい、すいませんね。書くなっつってんのに、もう言っちゃってもう。疲れてんですね。これね、本当にね。人生に疲れて、そして選挙にも疲れているという様子が今、皆さんマイクを通してお聞きいただいたと思います。もう一切、退路ないですからね、進むしかないんですよ。もう覚悟を決めてんですよ。腹括ってんです。2枚目の投票用紙にはひらがな3文字、「れいわ」とお書きください。ありがとうございます。

皆さんにお願いがあります。もし1ミリでも「れいわ新選組、頑張れよ」、そう思ってくださった優しい方いらっしゃいましたら、あなたのおうちにもし壁があるという方がいらっしゃいましたら、こちらのポスターをですね、貼っていただけないでしょうか? このポスター貼ったばっかりに隣近所がよそよそしい、そういう話は聞きません、貼った方々から。ご安心ください。テレビ・新聞からはほぼ無視をされているれいわ新選組、あなたのおうちの壁にこれが貼られていれば、「あれ、こんな選択肢もあるのね」ということに繋がっていくかもしれません。どうかおうちの壁貸していただけないですか? マンション・アパートで壁がない、そういった方もご安心ください。窓の内側から外側に向けてポスターを貼っていただきますと、壁と同じ効果がありますので、どうかポスターのほうお持ち帰りいただければと思います。私の立っている右側、あちらにテントがあります。皆さんから見たら逆サイドになるかもしれません。そちらのほうでポスターをお受け取りいただければ幸いです。

そして、テレビ・新聞、ほぼ私たちのこと取り上げません。なので、ぜひ直に繋がっていただけないですか? 私たちLINEの公式アカウント持っております。友だち登録のほう、ぜひよろしくお願い致します。そして、この場では本当に少ししか話せませんでした、私たちの政策。経済政策だけじゃないです。消費税だけじゃないです。多岐にわたる政策、あなたが一番関心を寄せている問題に対して、私たちがどのような考えを持っているのか、ぜひそちらのほうをご覧いただければと思います。私たちの政策「れいわニューディール」。この「れいわニューディール」は、れいわ新選組のホームページからご覧いただけます。どうか投票に行く前にでも、その「れいわニューディール」の中身を見ていただければ幸いです。そして、お願いがあります。お願いしかしてないな、これ。すいません。ボランティア登録。もし少しでも力になってやってもいいぞ、そういうお考え、もしも持たれた優しい方は、ボランティアの登録をしていただければ幸いです。そして私たち新宿にボランティアセンターも設けております。ボランティアセンター、新宿の西口、そして南口、それぞれ5分で、徒歩5分でアクセスできる場所にボランティアセンター置いております。ぜひあなたにも何かしらできる作業必ずあります。ぜひそちらのほうにあなたの大事な30分、1時間、もしもいただけるならば、こんなに嬉しい話はございません。ぜひお願いを致します。

で、この後なんですけれども、落合さんもう少しお時間大丈夫ですか? すいません。山本太郎と落合たかゆき、この間に挟まれて写真でも撮って帰っていただけませんか? 「それ一体誰が得するんですか?」とか、「それ何の罰ゲームなんですか?」っていうような苦情は一切受け付けません。すいません。ぜひ今日の、今日という日の思い出に撮っていただければと思います。

そして撮った写真、出来れば皆さん、ネットなどにアップしていただけると嬉しいです。そしてネットにアップする際には、あなたの率直な感想、一言添えていただきたいんです。その感想が山本太郎やれいわ新選組にマイナスになるようなメッセージでも大歓迎です。狙いは何か? 社会を変えていくのに、社会を変えていきたいって思いがあるのに社会の中では政治の話がタブー。これじゃあ社会変わっていかないですよね。少しでもその空気を変えていくために、あなたが軽い気持ちで投稿したものをSNS上で見た周りの友人たちが、「あれ、政治ってこんな簡単に何か物を言っていいもんだったんだ。」、そういう空気が拡がれば拡がるほど、世の中が変わっていくスピードに変化があるかもしれません。そのようなことにお使いいただければと思います。

そして最後に、皆さんの中でお金持ちいらっしゃらないですか? 速攻、首振ってる人いましたね。ないない、ないない。すいません。だったら、お友建でお金持ちの方、財布(の紐)が緩い友人を知っている、そういう方がいらっしゃったらぜひ私たちに紹介をしていただきたいんです。1人、1人立候補するだけでも、入場料として600万円取られるボッタクリが選挙でございます。そして1人、まともに選挙をやろうと思ったら、そのボッタクリの入場料を含む1500万円くらいないとまともに選挙回せません。最低限です。普通に世の中を良くしたいと思って政治にチャレンジしたいけれども、でもそんなお金必要だったら、なかなか一歩前に踏み出せないですよね。こういったルールも変えていかなければならないんですが、今現在、権力を握っている者たちの作った土俵の上で戦うことになっております。もし皆さんの中で、お金持ちは知らない、そういう方々の中で、「ワンコインだったら、助けてやってもいいぞ」というような、なんでしょうね、心のある方、ぜひいらっしゃいましたら、無理のない範囲でワンコインでも結構です、背中を押していただければ幸いです。

すいません。長時間になってしまいましたけれども。社会が本当に変えられないんだったら、私こんなことやってません。芸能界に居続けますよ。社会は変えられるんだもん。だってそういうルールなんだもん。そのために選挙があるんだもん。パワーゲームなんでしょ? 勝ちにいきたいんですよ。だって、50%諦めてる人たちと一緒にやればひっくり返るんでしょ? 「何があっても心配ない、国がついている」っていうそんな社会を、国を、みんなで作っていけばいいだけの話だよ。そのために旗揚げをしたのがれいわ新選組です。どうかお力をお借りしたい。2枚目の投票用紙、どうか「れいわ」、ひらがな3文字で「れいわ」とお書きください。そして世田谷の皆さん、1枚目は「落合たかゆき」とお願い致します。ありがとうございました。

それでは写真を撮って参りたいと思います。先頭、どちらに致しましょうか? 赤い棒を持った男性が現れました。その男性。あ、ゆっくり動かれてくださいよ、動かれる方。周辺には、この集まりとは関係なくご通行されてる方もいらっしゃいますので、周囲を見てゆっくりと動かれたら、動かれるほうが良いかと思います。ありがとうございます。赤い棒を持った男性がいらっしゃいますが、その男性の前に並んでいただいた方から写真を撮って参ります。スマートフォンなどで写真を撮れる状態、カメラモードにした状態でお待ちをいただく形になると思います。で、車椅子の方、ベビーカーでお子様連れの方、小さなお子様を連れてる方、高齢者の方は優先的に撮っていきますので、列の前のほうにお越しいただければ幸いです。山本太郎と落合たかゆきの間に挟まれての記念写真。ある意味での罰ゲーム、どうか楽しんで受けていただきたいと思います。というわけで、れいわ新選組代表山本太郎と、そして世田谷、東京6区から立候補、落合たかゆきでございました。ありがとうございました。

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