れいわ新選組代表、
山本太郎です。
今この政見放送を、たまたま見ている人に、
伝えたいことがあります。
「生きててください」
「死なないでください」
そこまで追い詰められてない、って方、
そもそも選挙にはいかない、投票などしない、それでも結構です。
どうか、あと少しだけ、私の話を聞いていただけませんか。
議員バッチを失って2年、うちほとんどがコロナ禍。
そのあいだ、私が一番苦しかったことは、困っている人たちを具体的に助けられないことでした。
薄い補償、その支払いさえも遅い。
今日を乗り越えるのがやっとの飲食店の人。
補償もなく、いつ潰れてもおかしくない事業者。
作っても売れず作物を捨てる生産者。
ライヴができないミュージシャン。
舞台に立てない役者。
授業はオンライン、バイト先は潰れ退学を考える学生。
首を切られ、派遣の寮を追い出された非正規労働者。
家賃を払えず路上に出る直前、自殺を考えたという若者。
一気に会社が傾き、借金まみれになった元社長。
住宅ローンが払えず、家を失う寸前の家族。
コロナ前は余裕のある生活をしていた人ほど、「まさか自分が」、そう言います。
そして、もうひとつ、共通する言葉。
「こんなことになったのは自分が悪い」
本当にそうでしょうか?
新型コロナは災害です。
災害の対応は 個人や民間の努力では どうにもならない。
国が大胆にお金を出すことがこの危機を乗り切る方法です。
「困ってる人は大変で可哀想だけど、自分は困ってないから大丈夫」ってかた、
それは大きな勘違いです。
あなたの大丈夫は、
いつまで大丈夫ですか?
簡単に説明します。
例えば、みんなの儲け、GDPで考えてください。
お金を使えない人が増えれば、社会に回るお金は減ります。
誰かの消費は誰かの所得です。
仕事をクビになった、 給料が減った、そういった人が増えれば増えるほど、社会にお金が回りません。
つまり、社会全体の儲けが減ります。
今は困ってません、私は勝ち組、そんな方にもお金が回ってこなくなる。
先進国 コロナ禍では徹底的にお金を出す政策が行われています。
それにより、今やコロナ前よりも好景気、またはコロナ前の状況を取り戻しつつあります。
でも日本は違います。
例えば2020年度の補正予算のうち30兆円を余らせました。
つまりは30兆円分、救える事業者を救わず、人々の生活を支えなかった。
コロナ禍だけの話ではありません。
あなたの生活が不安定なのは、働いても余裕のある暮らしができないのは、あなた自身に 問題があるのではなく、
まず、政治に大きな問題があるのです。
政治家という駒を動かすことができるのは、この国の最高権力者、オーナーです。
それはあなたです。
総理大臣は雇われ店長にすぎません。
しかしながらこの国のオーナーである50%の方々は選挙に行きません。
結果、組織票を固めている陣営が勝利し、大企業や資本家にとって2つの大きなコスト。
これを削減するルール変更が、数十年続いています。
そのコストとは、働くあなたと税金。
派遣を含む非正規労働者は働く人の4割まで広がり、 低賃金、不安定が今やスタンダードに。
そして、税金。 特に、消費税です。
消費税は、 社会保障のために必要と思ってませんか?
騙されないでください。
消費税は社会保障の一部にしか使われていません。
消費税が始まった1989年から 2016年まで税収の内訳を見てみると・・
その間、消費税収は増え続け、法人税収は減り続けた。
消費税収の実に約73%が法人税減税の穴埋めに使われていた、と言えます。
大企業の法人税、金持ちの所得税を減税するための穴埋め、それが消費税です。
他にも、財務省の法人企業統計をみると1997年から 現在までで、
企業の売り上げ自体、ほとんど上がっていません。
なのに、企業の経常利益は3倍に、株主への配当は6倍に増えた。
一方、従業員の給料は減った。
設備投資も、減っています。
あなたの賃金を削った分を、株主に還元し続けている。
このような「株主至上主義」を広げてきたのも、組織票や企業献金で応援された政治家たちです。
結果、どうなったか。
コロナが来る前の日本の状況。
厚労省調べでは「生活が苦しい」と答えたのが
全世帯の54.4%
母子世帯では、 86.7%。
日本銀行の調べ、一人暮らしの貯蓄ゼロ世帯は
20歳代で61%
30歳代で40.4%
40歳代で45.9%
50歳代で43.0%
このまま国の無策が続けばこの方々はそのまま高齢化します。
一方で、大企業。
18年度、消費税増税の一年前まで経常利益は過去最高。
抱え込んだ現預金はバブル超え。
政治が重ねてきた 誤った政策、ひと握りへの忖度で日本はコロナ前から25年の不景気です。
選挙に行かない50%が力を合わせれば、社会は変わる。
最大勢力はあなたです。
いま、この国に必要なことは、大胆な財政出動と徹底的な公助で、
全国津々浦々にお金を回し、みんなの生活を底上げし、25年のデフレを吹き飛ばすこと。
その先頭に私たち、
れいわ新選組を立たせてください。
二枚目の投票用紙には、
れいわ、とお書きください。
れいわ新選組は、
中小企業を苦しめる消費税は廃止に。
社会保険料の個人負担を軽減します
子ども手当は倍増、毎月3万円。
教育は大学院まで無料に。
家賃が安く、誰でも入れる公的な住宅を作る。
他にも、 家賃補助制度も。
あなたの収入が少ない時、生活が不安定な時、給付金を出す。
最低賃金は政府補償で全国一律1500円を実現
ロスジェネ、コロナ失業者を含む人々に正規の雇用を。
全産業平均と比べると年収100万円以上低い介護士・保育士の賃金を毎月10万円アップ。
原発は即時禁止。
原発立地体にはこれまで通りの財政的支援を行い、
産業・雇用の転換を国がサポート。
脱原発グリーンニューディールで10年間、官民連携で200兆円規模の新エネルギーへの投資を行い、250万人の雇用を創出します。
農業など生産者に所得の徹底補償。
国が余剰作物を全て買い上げ低所得世帯に無償提供します。
食料自給率の向上は国の安全保障です。
この国に生きる誰もが、困った時ではなく、困る前に手を差し伸べる、当たり前の国を 作っていこう。
あなたのお住いの地域にもれいわの仲間がいます。
何があっても心配するな。
あなたには国がついている。
れいわ新選組はそんな国をあなたと作りたい。
2枚目の投票用紙、
比例は「れいわ」とお書きください。