10年後、日本から食べ物がなくなる?!
そんな未来を回避するための、
ごはん会議。
食と農のスペシャリスト
鈴木宣弘 東京大学大学院教授による講演会を、
2025年2月より、全国各地で開催!
入場無料、お申し込み不要です ※先着順となります
スケジュールをご確認の上、お近くの会場にぜひお越しください。
※2025年5月まで行う予定です、スケジュールは順次追加いたします。
私達に残された時間は多くない。
日本の食料自給率は種や肥料の自給率の低さも考慮すると38%どころか最悪10%あるかないか。海外からの物流が停止したら世界で最も餓死者が出るのが日本との試算もある。国際情勢は、お金を出せばいつでも食料が輸入できる時代の終わりを告げている。かたや、日本の農家の平均年齢は68.7歳。あと10年で日本の農業・農村の多くが崩壊しかねない。しかも農家は生産コスト高による赤字に苦しみ、廃業が加速している。これでは不測の事態に子ども達の命は守れない。私達に残された時間は多くない。
25年ぶりに農政の「憲法」たる基本法が改定されたが、食料自給率向上に向けた支援策を打ち出すどころか、農業・農村の疲弊はやむを得ないとして、一部の企業が輸出やスマート農業で儲かればよい方向性を打ち出した。しかも、支援はしないが、有事には、農家を罰則で脅して強制増産させる「有事立法」を制定し、これで大丈夫だと言っている。そんなことができるわけもないし、していいわけもない。
このようなことを続けたら、農業・農村は破壊され、国民に対する量と質の両面の食料安全保障も損なわれる。
こうした動きから私達が子ども達の未来を守るには、消費者の行動が重要である。安いものにはわけがある。リスクのある輸入品でなく、今こそ身近な地元の安全・安心な農産物を支えよう。
地域の種を守り、生産から消費まで「運命共同体」として地域循環的に農と食を支える「ローカル自給圏」の構築を全国各地で急がねばならない。1つの核は学校給食の安全・安心な地場産農産物の公共調達を進めることである。農家と市民が一体化して耕作放棄地は皆で分担して耕そう。
それと同時に、国政では、①食料安全保障のベースになる農地10aあたりの基礎支払いを行い、それを、②コスト上昇や価格下落による経営の悪化を是正する支払いで補完し、さらに、③増産したコメや乳製品の政府買い上げを行い、備蓄積み増しや国内外の援助などに回す、といった政策実現に向けて国民の総力を結集するときである。
(鈴木宣弘 東京大学大学院教授)
開催日時・会場(2025年2月~)
※2025年5月まで行う予定です。スケジュールは順次追加いたします。
香川県・丸亀市
2025年2月28日 (金)
開場:18時 / 開演:18時30分
会場:丸亀市市民交流活動センター マルタス 1F 多目的ホール1・2
住所:香川県丸亀市大手町2丁目4番11号
アクセス:https://marugame-marutasu.jp/access/
愛媛県・松山市
2025年3月1日 (土)
開場:13時30分 / 開演:14時
会場:愛媛県美術館 本館1F 講堂
住所:愛媛県松山市堀之内
アクセス:https://www.ehime-art.jp/annai/index.html
北海道・帯広市
2025年3月7日 (金)
開場:18時30分 / 開演:19時
会場:とかちプラザ 1階 大集会室
住所:北海道帯広市西4条南13丁目1番地
アクセス:https://okamotopbc.jp/tokachi-plaza/guide/access/
北海道・札幌市
2025年3月8日 (土)
開場:13時30分 / 開演:14時
会場:北海道クリスチャンセンター 2階 ホール
住所:北海道札幌市北区北7条西6丁目
アクセス:https://www.hchrisc.com/access.html
三重県・松阪市
2025年3月21日 (金)
開場:17時30分 / 開演:18時
会場:松阪商工会議所 1階 大ホール
住所:三重県松阪市若葉町161-2
アクセス:https://m-cci.or.jp/?page_id=2370
静岡県・富士市
2025年3月22日 (土)
開場:13時30分 / 開演:14時
会場:ふじさんめっせ 会議室兼小展示場
住所:静岡県富士市柳島189-8
アクセス:https://www.fujisanmesse.com/access.html
鈴木宣弘(すずき のぶひろ) プロフィール
東京大学大学院 農学生命科学研究科
1958 年三重県出身。東京大学農学部卒業後、農林水産省入省。
九州大学大学院教授を経て、2006 年から東京大学大学院農学生命科学研究科教授。食料安全保障推進財団理事長を兼務。
FTA 産官学共同研究会委員、食料・農業・農村政策審議会委員、財務省関税・外国為替等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、コーネル大学客員教授などを歴任。
日本の食料安全保障問題の第一人者として食料危機への対応を訴え続ける。
著書に『食の戦争』『農業消滅』『世界で最初に飢えるのは日本』『マンガでわかる日本の食の危機』など。
X:https://x.com/tetsuginsuzuki
司会
・衆議院議員 たがや亮(れいわ新選組 副代表・食料安全保障本部長)
・衆議院議員 さかぐち直人(れいわ新選組 副幹事長・ボランティア本部事務局長)
※会場によって司会者は異なります
お願い
・風邪の初期症状、風邪を引いている方、熱が出ている方、その他体調がすぐれない方はご参加をお控えくださるようお願いいたします。
・動画の生配信、録画は行わないでください。
・主催の許可のない印刷物の配布や物販を禁止いたします。
・会場へのお問合せはお控えください。