憲法についてのまとめ(山本太郎:全国比例・れいわ新選組)

以下の二つのチラシと、
4月10日に行った、れいわ新選組発表記者会見を併せてご覧ください。

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山本太郎(全国比例・れいわ新選組)憲法について
2019年4月10日記者会見

【記者】
憲法改正問題についてうかがいます。
まず、自民党改憲4項目をとりまとめておりますけれども、まずこの自民党の改憲案に関してどのようなスタンスでいくのかという事と。
そして野党共闘にあたって、憲法改正問題について、自民党の改憲案に対して一致してまとまっていけるのか、「4項目に対して、これだけは反対を突きつけたい」というような形で、野党で足並みをそろえていくことができるのかということについて伺いたいです。

【山本太郎】
ありがとうございます。そうですね…。自民党の憲法改正の内容といいますか、その4項目のなかにも、今まだ残されているもの、やっぱり緊急事態ですよね。やっぱり私、これが一番の本丸だと思ってます。他のものは、ほぼダミーに近いなと思ってます。

で、この緊急事態というのは、やはり手に入れられると非常にやっかいであると。

ようは、なにか災害などが起こった場合に、時の権力者に全てその力を集めてしまうわけですよね。
三権分立しているものが一つになってしまうというのは、ある意味、そのときの権力者がポンコツであるならば、これ二次被害/三時被害におよぶわけですよね。

そう考えると、そういう、問題のある憲法の改正っていうのはしないほうがいい。

そんなことよりも、もっと事前の準備。十分に、たとえば災害であったりテロであったりとかということに関しては、もう法律で整備されてるわけですから。

逆にいえば、実際にそういう災害や、いろんな武力攻撃の事態が起こったときにどういうふうに動くのか、なにが必要かということの話し合いのほうが、やっぱり今一番必要なんじゃないかと。

事前に準備できないことは、本番にできないってことですね。

今出されている自民党の改憲草案には反対である。
改憲草案であったり、改憲案には反対であると。

じゃぁ、私自身は憲法に対してどういう考え方をしてるかというと、「一言一句いじってはいけない」とは思っていません。 で、変えなければならない部分もあると思ってます。 なにかというと、たとえば憲法9条なんかもそうですよね、おそらく。
どういうことかというと、憲法改正が必要な立法に関して、たとえば2015年の安保法とかですよね。 本来ならば、手続きとして憲法改正が必要だったけれども、憲法の解釈をねじ曲げて、無理矢理立法化しちゃうっていうようなことが行われたわけですよね。

だから、そういう詐欺的行為というのを防ぐためには、もうしっかりと憲法に、そこを書き込む以外にないだろうというふうに思っています。

それがいつになるのかというのは、なかなかちょっと難しい問題ではあると思います。

ただ、多くの方々が、この「憲法の重要性」という部分に関して、おそらく忘れてしまっていたり、興味がなかったりということが多くあると思うんですよね。 権力者を縛る鎖に対して、多くの方々がそういう状態であるならば、非常に危険であろうと。

なので、もっとシェアする時間であったりとか、国民的議論に発展していくっていうような、十分な時間が取られないかぎりは、それはできないであろうなというふうに思います。

で、今の野党間で、この憲法改正という部分に関しての話し合いを進めるような状況になるかって話ですけど。まぁ、憲法改正する必要がないですから、進める必要もないんじゃないかなと。

もちろん議論はしてもいいけど、議論するってことはゴールが見えちゃう話ですから。そういうことをずっとやってきましたよね。

これまでのとんでも立法を、これまでの、法案を成立させていくときに、入り口に立っちゃったらもう出口が見えちゃうってことを、ずっと力ずくでやってきたわけですから、それの繰り返しにしかならないだろうと思っています。

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