【動画&文字起こし全文】比例はれいわ祭! In 新宿駅南口バスタ前 山本太郎代表(東京比例)×渡辺てる子(東京比例) / ゲスト:北原みのり・湯川れい子・佐藤タイジ(MC)・須藤元気 10月30日

Misao Redwolf:
皆さんこんばんは。

雨宮処凛:
これかられいわ新選組、衆議院選挙の最後の街頭演説会が始まります。ありがとうございます。入ってる?

Misao Redwolf:
入ってる大丈夫。

雨宮処凛:
私は司会を務めます、参議院議員時代に太郎さんに貧困問題をレクチャーさせていただいていました、作家で活動家の雨宮処凛と申します。よろしくお願いします。

Misao Redwolf:
私はMisao Redwolfと申します。2011年、福島第1原発事故、その後、太郎さんも脱原発のデモとかに参加されたりとかして、そういったところから繋がりを持って参りました。今日はよろしくお願い致します。

雨宮処凛:
そういうことで、選挙も最終日になりましたけれども、衆院選12日間の最後に、街頭演説会にも素敵なゲストの方がたくさん集まってくれていますので、順次応援スピーチをしていただきます。まずは、れいわ新選組に応援動画も送ってくれました、作家の北原みのりさんお願いします。

北原みのり:
こんばんは。作家で、都内で女性たちと小さな会社を経営しております、北原みのりといいます。初めてれいわの応援に来ました。私は本当に山本太郎さんに国会に戻って欲しいと思ってます。この何週間か太郎さんの演説を聞きながらすごく学んだのは、絶対に諦めちゃいけないんだということです。考えてみれば、この何年間、なんかずっと自民党政権に絶望と諦めを強いられてきたと思います。私の友人、浪江町に暮らす友人、何度も自殺未遂をして重度の鬱のなか、まだ生活を取り戻せていません。そういう思いをして暮らしている人、どれだけいるでしょうか。そういう中、復興五輪という嘘をついて、東京五輪を開催強行した。それってもう本当にこの国どうなっちゃうんだろうっていう恐怖の中で、それでも諦めてはいけないっていう声を上げることの大事さを、れいわの太郎さんにすごく学んでいます。

私は2019年に「フラワーデモ」という性暴力を抗議するデモを立ち上げました。4件の無罪判決。19歳の女性が、わずか13歳の頃からずっと父親に性虐待を受けてきた。そういった犯罪が無罪になってしまう、そういうことに抗議する女性たちの声で立ち上がった「フラワーデモ」。そこで2年間かけて1審で無罪が確定したものをすべて除いて、1件除いて、3件が有罪確定しました。被害者が声を上げたら変わるんだ、本当にこれが大きな希望だったと思います。特にコロナ禍で見えてきたのは、本当に大変な思いで生きている人たち、特に女性。去年、ちょうど1年前、渋谷のバス停で殺された方いました。彼女は20代で夢を見て上京して、30代で結婚をして、DVのせいで離婚。そしたらもう正職員、正社員に戻ることもできない。仕事をパートでつないで、コロナで仕事失ったら、すぐに家を失って。寒さの中の11月でバス停で寝ていて撲殺された。それって彼女のせいじゃないじゃないですか。この社会がどれだけ人に厳しくて、女性に厳しい社会か。こんな社会もううんざりだから政治変えたいんです。れいわのジェンダー政策見ました。すごくちゃんとしています。私は中絶のところ見て本当に驚きました。れいわは中絶を保険適用しようと言っている唯一の政党です。これすごいことだと思います。今年何人の若い女の子が中絶もできずに、スーパーとかそういったところで1人でトイレで産んで逮捕されましたか? ベトナム人の実習生がパスポート取り上げられて、妊娠したら国に返すと脅されて、誰にも言えず出産して何人逮捕されましたか? こんな酷い国ないじゃないですか。だからジェンダーも、大変な、困っている人の声ちゃんと聴き続けて諦めない、そういったことをする山本太郎さんを国会に戻さなくちゃいけない。山本さん戻せるのは東京の有権者じゃないですか。だから絶対に山本太郎さんを明日戻して、日曜の夜はとても気持ちいい気持ちで、明日、幸せな気持ちで夜を眠りたいと思います。だからみんな投票行って、山本太郎さんに国政に戻ってもらいましょう。ありがとうございました。がんばりましょう。

雨宮処凛:
北原さん本当素晴らしいスピーチありがとうございます。

Misao Redwolf:
北原さん、ありがとうございました。もう一度、拍手をお願い致します。次はですね、今度は山本太郎代表が2012年に初めて衆院選に挑戦したときに、もうそのときから毎回応援をしてくださっております。作詞家で音楽評論家、そして原自連(「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」)、これ原発のことをやってる、小泉元首相らと一緒に、脱原発にも取り組んでらっしゃる湯川れい子さん、お招きしております。よろしくお願い致します。

湯川れい子:
皆さんこんばんは。湯川れい子と申します。山本太郎さんが来る前のこの時間に、ちょっと話をさせてください。今、紹介していただいたように、私は脱原発繋がりで太郎ちゃんと仲良くしていただいています。年齢的にいうと山本太郎の祖母くらいの年齢です。でも若い人に絶対に選挙に行ってもらいたいけれど、なんでこんな大事な選挙でも若い人はそっぽを向いて通り過ぎてくんだろう? 未来がないですよね。もういつもそれが一番おかしいところだなと思うんですけど。じゃあこんな年寄りが応援の演説に出てきて、どんな意味があるか? 年寄りだから経験してます。散々見てきたことがあります。私は音楽評論の仕事をしてもう61年になります。ということは20代で始めたとしたって、年がわかるじゃないですか。そして戦争を体験しています。この辺中が焼け野原で、傷痍軍人といって戦争で手も足も目も失ったような人たちが、それでもラッキーに帰ってきた。うちの兄貴は死んでしまいました。でもそのラッキーに帰ってきた人たちが、手も足もない姿でよれよれの傷痍軍人という病衣を着て「お金をください」と言って歩いてた。親を亡くしてマンホールに住んでる、美空ひばりさんが「東京キッド」という歌で歌ってたんですけど、もぐりたくなりゃマンホールって、その辺のマンホールで寝てた子どもたちもたくさん見ています。あのときも国は誰も責任が取れなかった。最後の最後まで私たち子どもは、私は小学2年生だったけど、竹槍の訓練を毎日してました。こんなものでアメリカが上陸してきたら戦うと本気で思ってたんです。今も似たようなもんです、私に言わせれば。

で、そういう過去を見てて、日本の戦後の総理大臣をずっと見てきました。在籍1000日以上の人の名前だけ言います。まず戦後大物は吉田茂さんっていう人が一生懸命それでも外交に尽くしました。次が安倍さんとはご親戚の岸信介さん、この人が1241日。吉田茂さんは2616日。それから池田勇人さん。この人もなかなか立派な明るい、とても良い庶民を考える総理でした。1575日。次が安倍さんがこよなく尊敬する佐藤栄作さんです。なぜかノーベル平和賞を取ってらっしゃいます。ノーベル平和賞を取った理由は、非核三原則と沖縄の返還を達成したからです。核を作らない、持たない、持ち込ませない。しかしもうその裏では彼は密約を結んでいて、それ以来、核を搭載した潜水艦や軍艦がたくさん日本には寄港しています。ニクソンさんと密約を既に結んでいた。だから「ノーベル平和賞を返すべきだ」という声もある。総理は2798日、佐藤栄作さん。その次が今、私は脱原発で原自連で一緒に仕事をさせていただいてる小泉純一郎さん。彼は確かによく言われます。「だって湾岸戦争、賛成したのは彼じゃないか。」でも今、一生懸命、本気で脱原発に取り組んでいます。核のゴミも捨てられない、地震がこれだけある。「この日本で54基も原発を作ってしまったことは俺、本当に騙された。官僚の、頭の良い官僚たちに騙された。経産省に騙された。通産省に騙された。本当に俺は馬鹿だった」と。今、本気で脱原発に取り組んでいます。

その小泉さんは1980日、総理の座にありました。そして一番長いのが安倍晋三さんの3188日です。歴代の総理の中で、一番長い政権を取った総理です。それが今の日本をつくった総理です。私はなぜ今日、ここに立ってるか? 一生懸命、61年間税金を納めてきました。本当に苦しい思いしながらも、でもある種成功してここまで生き抜いてきたから、なんにも税金を納めることに不平も不満もなく頑張ってきたけど、そんなこんな、例を言ったらめちゃくちゃいっぱいあるんですけども、例えば最近はマスクのことがいろいろ言われてますけど、118億円もそんな無駄なマスクでしかも使えないマスクを配って、それはともかくとして、もう何もかも何もかも、何もかも何もかも嘘まみれ。本当に、あの財務省の森友の問題で公文書を改ざんしなきゃいけないと命令されて、苦しんで苦しんで悩んで死んだ赤木俊夫さん。奥さんがなんとか、なんとかもう一回調査をしてくれと言っても、全部冷たく「調査をする必要はない」。麻生(太郎)さんも、岸田(文雄)さんも、みんなそう言ってます。権力が権力に寄り添って、権力だけを守った結果が、今の日本です。そこに私たちの幸せなんてあるでしょうか? こんな嘘まみれの、こんな嘘まみれの政治を許していいんでしょうか? 私は本当に死んでも死にきれない。頑張ってきて、それでも「湯川さん、いい加減にしなさい。あんた損するよ。」って散々言われてきました。パヨクだの左翼だの、冗談じゃない。右翼も左翼も反原発、脱原発にありますか? ないでしょ? これだけ地震が続いている小さな国よ。利権だけで成り立ってきたのが原発ですよ。もう早く早く早く切り替えていれば、もっともっといくらでも、私たちは頭が良い国民なんだから、熱心ないい国民なんだから、いろんなあらゆる選択肢で世界で一番早くいいエネルギーを作り出して、地産地消でエネルギーを作り出していけるかもしれないじゃないですか。いけると信じてます。しかもそれが例えばアイスランドで地熱発電を使っているパイプは、全部日本製ですよ。日立であり、三菱でありというところの機械を使ってアイスランドは、地熱発電で130%自然エネルギーなんですよ。なぜ日本にできないの? 利権だけじゃないですか。私は本当におかしいと思う。だから今日もここに来た理由は、とにかくまぁ死んでも死にきれないっていうのがひとつあって、あと私は何年やれるかわからないけれど、元気にこうやって話ができる間にさせてくださいという思いで来ました。私は太郎ちゃんの一番いいところは、頑固に優しいことです。優しさに寄り添うところです。権力に媚びないことです。一人ひとりが一歩足を踏み出せば、1億2000万人、地球が3周できるというくらいの距離になると、立憲の小川淳也さんが言っています。私たち一人ひとりが未来の日本を。しかも今、地球はもう既に水と食料を失くして、奪い合いに入ってます。もう地球は後戻りできないほど、今、疲弊しています。

そんなときに力と力で対立したらどうなるんですか? 1300万発も原爆があるんですよ。すべての生命が25回死んでも、まだ余るほど原爆があるんです。だからそんなときに知恵をもって、そのために私が今もうひとつ一生懸命訴えているのはジェンダーです。この間のコロナが始まったときも台湾をはじめとしたアイスランド、ニュージーランド、女性リーダー、例えばドイツだってメルケルさんですけれども。なぜあの、あれらの国が、小さかったから? 違います。島国だったから? 違います。イギリスだって島国です。でも抑えきれませんでした。何か? 経済よりも命を大切にしたからです。ジェンダー、女性性、男性の中にもある女性性、女性の中にもある男性性、今の自民党の偉い女性議員は、「日本も核武装すべきだ」と言ってる人もいます。だから私は女性が大事なのではなくて、女性性が大事だけれども、でも母性であり、子どもを大切にし、未来の命を大事にする、女性性が政治の中にもっとなければ、もうあとは対立の未来しかないんです。だから女性を選んでください。ぜひ3分の2は、いや3分の2でいいから、半分はとにかく女性を選んでください。そのジェンダーギャップを埋めるためにも、今回の選挙は本当に大事です。まだ投票に行ってらっしゃらない方、ぜひ明日は比例は個人の名前は書かないでください。山本太郎と書きたい気持ちはわかるけど、比例は「れいわ」と書いてください。そして可能な限り女性議員に投票をしてください。ジェンダーギャップを、本当に必死で頑張らなかったら、やがて近い将来、私たちはとんでもない食料の奪い合いの渦の中に巻き込まれていきます。そんなことしたら本当に未来ない。それだけは私の遺言として、今日皆さんに聞いていただきました。ありがとうございました。ありがとう。太郎ちゃん、頑張れ、頑張れ、頑張れ。失礼します。

Misao Redwolf:
湯川れい子さん、ありがとうございました。皆さんもう一度温かい拍手をお願い致します。次はあの佐藤タイジさんのライブなんですけども、ちょっとセッティングがね。はい。お時間かかるので、私たちコンビでちょっとトークをさせていただきます。

雨宮処凛:
今まで北原さん、湯川さんと、お2人ともジェンダーの話をしてくださいましたけれども、私も貧困問題に取り組んでいるので、もうこのコロナ禍での女性の貧困というのは、本当に大変な状況にありました。で、太郎さんも、女性に限らずコロナ禍での大変な状況の人たちに、この新宿駅の西口なんかでもよく声を掛けているという、そういう行動をされてるんですね。そういうことを見ながら、本当にこういう政治家の方はいるんだろうかっていう風に、とっても思いました。

Misao Redwolf:
それで湯川さんのね、トークも素晴らしい、愛が溢れる、太郎愛に溢れるトークだったんですけど。あの最後に投票のこと、雨宮さんも行きました? 期日前。

雨宮処凛:
はい。行きました。

Misao Redwolf:
(聴衆に対して)行った方?

雨宮処凛:
ああ、結構。

Misao Redwolf:
私ちょっとね行きそびれてね、明日行きます。2枚目「れいわ」ですね。はい。準備できたみたいです。

雨宮処凛:
はい。じゃあミュージシャン佐藤タイジさんのライブをお願いします。

Misao Redwolf:
よろしくお願いします。拍手でお迎えください。

佐藤タイジ:
どうも、こんばんは。佐藤タイジです。忌野清志郎さんの「スローバラード」を演奏したいと思います。忌野清志郎さんはずっと原発に反対。笑いをもって反対されておりました。清志郎さんの力を借りたいと思います。

~♪~

気持ちいいっすわ、ここで演奏すんの。めっちゃ気持ちええわ。めっちゃ気持ちええわあ。喋るのをやめて、演奏します。音楽のほうが、なんか伝わるような気がする。その、僕ね、山本太郎君は、あの、総理大臣になれると思ってるんです。てか、あの、おそらく彼のところ、彼が扇の要にならないと連立政権という風にはならないと思います、僕は。彼はそれができる人だと思います。初めて会ったのは震災以降、2011年やったと思うんですけど。そこからここに至るまでの彼のその成長っぷり。そのまぁちょっと僕よりちょっと年下やとは思うんですけど。この10年で、「ヤバい、俺、あんなに成長したかな?」と思います。彼はほんまにものすごい成長したと思います。

ほんでひとつだけ言わして。僕ね、「THE SOLAR BUDOKAN 」っていう、ソーラー発電だけでロックフェスやってます。で、あの要するに、何か今なあ、言うてますやんか。この辺、わちゃがわちゃわちゃいうて。SDGs言うてやってますでしょ? まぁ言わしてもろうたら、もう申し訳ないけど、もう僕のほうが先輩です。そんでSDGsだか何だか知らねえけど、そのソーラー発電でフェスやれるわけですよ。あの、いわゆる再生エネルギー業界とも仲良くしていて。彼ら曰く、全然、この国は再生エネルギーで回せます。原発を、 二酸化炭素を出さないために、原発を動かすとかいう、そんな嘘を振りまいている人とは、彼は違います。山本太郎は違いますから。全然、再生エネルギーでできます。俺にもできるんです。3万人集まるフェスを10年やってます。30万人です。それ、再生エネルギーで賄えてるんすよ。俺はそれを実感としてわかってます。だからそれを、この国1個くらい全然、再生エネルギーでできるんだということを俺は実感として持ってます。二酸化炭素を出さないために原発を使うとかいうのは嘘です。そんなんは許したらあかんのよ。ちょいちょい、いろんな党首がそんなこと言っとるけど、もうテレビ見てても腹が立ってしょうがないです。腹が立ってしょうがない。腹が立ってしょうがないんすよ、俺。マジで。湯川(れい子)さんの話、もう、もう、もう、ぐっときた。太郎ちゃんに総理大臣やってもらうから、俺は。俺は山本太郎に総理大臣をやってもらう。そのために演奏しに来てっから。

~♪~

太陽の歌を歌います。95年に出したんやけど、この歌が、まぁ当時、ちょっとウケて。ほいで、ま、ずっと歌い続けるわけやんか、30年近く。で、その太陽の歌をずっと歌い続けてきたら、太陽でフェスやれっていう、お告げみたいなのが下りてくるわけよね。だから音楽を信じとったら俺はイケると信じてます。沖野(修也)君のプレイも素晴らしいよ。沖野とかも、もうほぼ30年来の友達だから安心するわけ。「ありったけの愛」を演奏します。

~♪~

新宿で、こんな野外で、俺のギターソロを響かせられるとは。食らえ、俺のギターソロを。

~♪~

みんな手拍子してくれてありがとう。すごいみんな美しいですよ。初めて聴く、もじゃもじゃのおっさんの歌とギターに、手拍子出来るって素晴らしいですわ。ありがとう。山本太郎をよろしくお願いします。れいわ新選組をよろしくお願いします。彼を総理大臣にしようぜ。総理大臣をやってほしいやつに、やってほしいなと思う。

~♪~

盛り上がれ、日本人よ。

~♪~

ありがとうございました。比例はれいわ。ありがとうございました。佐藤タイジでした。

雨宮処凛:
はい。佐藤タイジさん、ありがとうございました。

Misao Redwolf:
ありがとうございます。

佐藤タイジ:
ありがとうございました。

雨宮処凛:
いやあ、素晴らしい。

Misao Redwolf:
ねぇ。

雨宮処凛:
まさかの衆議院選挙なのに総理大臣にっていう、なかなかね。景気爆上げ祭的な、景気のいい。

Misao Redwolf:
本当、タイジさんもう盛り上げますよね。もういっつも。すごい。びっくり。もう、盛り上がりましたね。スピーチ続くんですけど、ちょっと今ね、転換の時間がありますので。

雨宮処凛:
はい。いや、でもあのタイジさんが今、おっしゃってましたけれども、本当に10年ですごい成長を遂げた山本太郎という男というお話がありましたけれども、まぁ私も10年くらい前から知ってるんですけれども、そういう意味では本当に最初はなんか空気を読まない馬鹿みたいな。

Misao Redwolf:
わかる。

雨宮処凛:
いや、あれですよ、あの、太郎さんが最初に出した本のキャッチコピーに「世界を変えるのはいつの時代も空気を読まない馬鹿である」って書いてあるんですね。それはもう8年くらい前なんですけど、今、馬鹿って言えないじゃないですか。むっちゃ勉強して。なのででも、なんか頭良くなったら普通って空気読むようになるのに、なんか空気読まないのは変わってないっていう。

Misao Redwolf:
そう。

雨宮処凛:
すごいですよね。空気読まないと知識があるを両立できる人、なかなかいないっていう。それはすごい、すごいところだなと。

Misao Redwolf:
ね。本当にね。

雨宮処凛:
はい。

Misao Redwolf:
はい。そう。

雨宮処凛:
そしてあと、まぁ空気読まないから、参議院時代6年間で11回も牛歩をしているという。もうギネスブック級の。

Misao Redwolf:
ギネスですね。もうね。そう。

雨宮処凛:
空気を読まない、身体を張った抵抗しているという。まぁそんな実績もありつつ、実はすごく質問も、仕事を国会でしてらっしゃって、6年間で国会質問の回数180回。これはすごい回数です。で、質問主意書112本出してます。これも本当にぶっちぎりくらいの数です。そんな議員はなかなかいらっしゃらないと思うんですけれども。じゃあ。

Misao Redwolf:
ねえ。あとほら。あの。あ、もう準備OKですか?

雨宮処凛:
OK、OKみたい。

Misao Redwolf:
あ。

雨宮処凛:
じゃあ、紹介してもらっていいですか?

Misao Redwolf:
そうですね。ちょっとね。あの原発の話しようと思ったんで、もう、あのスタンバイできましたので。はい。すいません。はい。えっとですね。私が紹介するのね? 

雨宮処凛:
はい。

Misao Redwolf:
次はですね、あの。もう、この最強のコンビ。

雨宮処凛:
はい。これを見たかったという人は、たくさんいらっしゃると思います。

Misao Redwolf:
これを見たかったという人は、たくさんおられると思います。いよいよ登場されますよ。

雨宮処凛:
はい。

Misao Redwolf:
参議院議員の。

雨宮処凛:
須藤元気さんです。よろしくお願い致します。

Misao Redwolf:
須藤元気さんです。よろしくお願い致します。

須藤元気:
皆さん、元気ですか? 元気があれば何でもできる。私、須藤元気、れいわ新選組山本太郎さん、渡辺てる子さんの応援に、ここ、新宿にやって参りました。ご存じの方いらっしゃると思いますが、僕は昨年、東京都知事選で山本太郎さんの応援をさせていただきました。結果は、太郎さんは東京都知事になれませんでしたが、今思うと、逆に都知事にならなくて良かったって思います。なぜなら山本太郎さんは東京都ではなく、日本、そして国会という大きなステージで戦ってもらわなければいけない男だからです。そうですよね? 僕と山本太郎さんはロスジェネ世代です。学校卒業しても就職できず、給料も全然上がらない時代を過ごしてきた世代です。政府は本当に一体何やってるんでしょうか? 人件費削減、国際競争力UP、ずっと続けて非正規雇用ばかり増やし、今となっては非正規雇用4割という異常事態です。その4割、平均年収175万円です。それに対する正規雇用、3倍あるんです。格差が広がってるんです。このままでいいんですか? 良くないでしょう。もうそろそろ終わりにしませんか? これって間違った経済政策の結果ですよね? それなのになんでまだ政府与党を応援するんですか? 僕そういう気持ちがわからないんですよ。今、野党が固まって戦ってるんです。野党勝たないと。

日本の平均賃金、1997年から上がっていません。日本の平均賃金は主要先進国G7で最下位です。あまりピンとこない方いらっしゃるかもしれませんが、海外に行くとよくわかるんです。僕は2年前、フィンランドに行ってきました。ヨーロッパのフィンランド。レスリングの国際大会があり、日本代表監督として選手を引率したんです。そして試合が終わり、フィンランドの街にラーメン屋さんがあったんです。そして「お、ラーメン食おう」と言って店の中に入ってメニューを開いて驚きました。皆さん、ラーメン一杯いくらしたと思いますか? 円換算でラーメン一杯2500円したんです。高いですよね? 近所のラーメン屋さんで2500円。あったら行きますか? 行かないですよね? でもフィンランドの方、普通にお店に入ってラーメン頼んで、トッピングしてるんですよ。それだけ日本は貧しくなってしまったんです。コロナ以前、爆買いってニュース、皆さん覚えてますか? 中国人の旅行客の方が、日本に来て爆買いするって。あれは「日本はサービスが良くて安いから」って言ってるんです。いつの間にか日本は安くなってしまったんです。デフレが続いている中、このコロナです。ただでさえ苦しいのに、みんな苦しいのに、政府、一体何やってるんですか? 本当にちゃんとした対策とってましたか? 僕はとってないと思うんですよ。とってないですよね? とってないどころか、隠蔽、改ざん、公文書改ざんなんてあり得ないですよ。街宣車のウグイス嬢の方が滑舌悪くて、何言ってるかわからないくらい、あり得ないことなんです。

僕は東京の下町生まれ、下町育ち。居酒屋のせがれでございます。義理人情と痩せ我慢、それを大切にして生きてきました。今回のコロナ。休業要請、時短営業、この商売を続ける苦しさってわかるんです。ただ、協力金とかあったから店をつぶさずやっていたんですが、しかし商売っていうのはご存じの通り、いろんな人が関わってるんです。割り箸屋さん、おしぼり屋さん、酒屋さん。僕は魚屋もやってるんで、魚の卸業者さん。たまに豊洲市場行きますよ。魚、売れていません。なぜなら店やってないですから。じゃあ魚を捕りに行く漁師さんはどうなるか? 油代、いわゆるガソリン代。ガソリン代の方が獲ってきた魚よりも高くなってしまうときがあるんです。いろんな人が困っているんです。なのに政府はピンポイントでなんとか救おうとしてるんです。でもそれじゃダメなんです。政府が想定している困っている人たちは救えるかもしれませんが、想定していない困っている人たちは救えないからです。だからこそ、れいわ新選組の現金給付が必要なんです。消費減税が必要なんです。

僕は格闘家でした。闘うこと、勝つことを目的として、仕事をやってました。勝つ上で最初に考えなければいけない、一番大切なこと、なんだと思いますか? 闘いにおいて一番大切なこと、まず考えることは負けないことなんです。相手と間合いを取り、攻撃をもらわない間合いを取ったり、ポジショニングをして、隙を見て攻撃するんです。しかし今の日本経済、日本国民の生活。間合い、取れているでしょうか? 取れてないどころか馬乗りになられて、ずっと上から殴られてる状態なんです。そんな状態で勝てますか? ジャパン・アズ・ナンバーワンなんかできますか? できないんです。まずやるべきこと。それはれいわ新選組の掲げている積極財政なんです。まずこの負けてるポジションから、脱出しなければいけないんです。そうですよね? もう変えましょうよ、本当に。悔しいんですよ。なんとかしましょうよ。野党、れいわ新選組、立憲民主党、共産党、社民党。消費税5%まとまったじゃないですか。これは山本太郎さん、れいわ新選組が「消費税廃止」を言い続けたからなんです。声を上げていきましょうよ。声を上げて立ち上がれば絶対に日本は変わるんです。ですよね?

もう苦しい人見たくないんですよ。変えていきましょうよ。もう生活に苦しいだなんだとか、もう聞きたくないんですよ。絶対変えなきゃいけないです。いろいろみんなあるけど、変えましょうよ。絶対できるんです。僕と山本太郎さん、ロスジェネ世代って言いましたけど、ちょっと僕らの世代に任せてください。僕らが夢や希望を持ってやっていけば、すべての世代の問題、解決できるんですよ。とにかく太郎さん帰って来てくださいよ。太郎さんが、太郎さん国会帰って来ないと始まんないんすよ。国会というリングで一緒に戦ってください。そして、れいわ新選組の仲間が1人でも多く国会で戦っていけば、絶対に日本は変わります。今こそ変わるときです。皆さん、須藤元気とともに一緒に応援してください。ありがとうございました。

雨宮処凛:
素晴らしい。素晴らしいスピーチを。熱い。ちょっと司会の立場を忘れてしまいました。

Misao Redwolf:
ねー。

雨宮処凛:
聞き入ってしまって。いや本当に。

Misao Redwolf:
須藤元気さん、ありがとうございました。もう熱いメッセージでねー。

雨宮処凛:
須藤元気さん、改めてありがとうございました。皆さんもう一度須藤元気さんに拍手をお願いします。

Misao Redwolf:
はい。もう一度拍手をお願いします。ありがとうございました。

雨宮処凛:
ありがとうございます。もういいのかな? 呼び込んでしまって。

Misao Redwolf:
いよいよですね?

雨宮処凛:
ですね。

Misao Redwolf:
はい。

雨宮処凛:
真打ち。

Misao Redwolf:
はい。

雨宮処凛:
最終兵器がやって参ります。

Misao Redwolf:
これで今回の選挙の最後のスピーチになりますよね。

雨宮処凛:
そう、12日間、全国駆け巡ってきた山本太郎最後の演説です。皆さん大きな拍手でお迎えください。

Misao Redwolf:
はい。

雨宮処凛:
れいわ新選組代表山本太郎です。

Misao Redwolf:
はい太郎さん、よろしくお願いします。

山本太郎:
やってやろうじゃないかよ。変えてやろうじゃないかよ。もう黙ってられない。ごめんね、本当に我慢ならない。最初はね、原発事故で、この国のおかしなところ気づいたんですよ。そのときはひとりぼっちやと思ったんです、世界の中で。芸能人ってね、企業に関わること絶対言っちゃダメなんですよ。だってテレビつけたらコマーシャル流れるでしょう? そのコマーシャル流してくれてる、広告宣伝料を払ってくれてる企業が神様だから、その人たちの損になるようなこと絶対言っちゃダメなんですよ。「原発いらない」ひとこと言ったとしても、これは電気会社、電力会社、電機メーカー、大きな建設会社、銀行、いろんなところに影響出るんですね。私みたいな16歳の時から役者やってた、20年役者をやってた者なんて、取り替えがいくらでもきくんですよ。「そんな余計なこと言うやつ外せばいい。」って話になるんですね。「山本太郎の代わりはいくらでもいる。」って。でもね、納得いかなかったんですよ。表現の仕事してんのに、自分の政治的なスタンスも、考えていることも、何も言えないなんて、そんな不自由な表現ないでしょう? そこから言葉を発したら、面白いように仕事がなくなっていくんです。仕事がなくなっていくことは覚悟できてたんです。真綿で首を締めるようになくなっていくんだろうなと思ったら、針金で首締められました。仕事がなくなったんです。そこからは覚悟を決めたんですね。

全国の皆さんが「うちにおいで」って、そういう声を掛けてくれた。「あなたの出来事、あなたにあった出来事を全国の、私たちの街の人に話してみな? おかず代くらいあげるよ」。そこから2年くらい全国回ったんですよ。したらね、原発のことしか知らなかった私に、この国には貧困問題があること、この国には労働問題があること、数々の社会問題で溢れてるってこと、20年芸能界の中にいて浮世離れしたとこにいた自分に、むちゃくちゃショックだったんですね。それ考えたときに、「あっ、この地獄にまみれた社会をつくったのは無関心の自分だったんだな」って気づいたんです。でね、36歳無職、私はもう芸能界にほとんど仕事がない状態ですから、事実上の36歳、37歳無職に対して、いろんな当事者、支援者の方々が、「お願いします、お願いします」って言ってくるんですよ。「お願いします、お願いします」って言われたって、私、36歳無職ですよ? どうにもできる問題じゃないし、これだけ2年間いろんな話を聞いて、この抱えたやつどうしたらいいかなと思って。これは直接国会に物言いに行くしかないなと思ったとこから政治の道が始まりました。れいわ新選組代表の山本太郎と申します。よろしくお願い致します。

いきなりしゃべり始めちゃって、しゃべりながら自分で考えたこと、何かわかります? 名乗ることも忘れてたって思ったんです。それくらいの焦り、それくらいの、なんとか変えたいっていう気持ちでマイクを今日も握らせていただいてます。れいわ新選組代表山本太郎、この選挙に立候補をしています。「選挙区はどこなんですか?」、聞かれます。いいえ、衆議院選挙において私は選挙区では立候補地ありません。今回は比例、2枚目の投票用紙です。2枚目の投票用紙には政党名しか書けないんです。つまりは政党名以外を書いてしまうと、例えば「山本太郎」と2枚目の比例の投票用紙に書いてしまうと、その瞬間無効です。ただの紙くずになっちゃう。もしあなたが国会の中に空気を読まない存在を送り込み、そして国会の中に緊張感を持たせたいとお考えになるならば、どうか2枚目の投票用紙、比例には、ひらがな3文字で「れいわ」、ひらがな3文字で「れいわ」と書いていただけないですか? よろしくお願い致します。

れいわ新選組って何なんですか? ご存じない方はたくさんいらっしゃると思います。選挙が近づいてきたので、私たち少し取り上げられますが、事実上この1年半の間ほとんどマスコミからは干されてました。事実上ご存じない方もいらっしゃるといけないので、簡単にれいわ新選組とはなんぞや、お話をさせていただきます。たった2議席、小さな国政政党、それがれいわ新選組です。その始まりはいつか? 2013年、ここ東京から国会に山本太郎を送っていただき、6年間の参議院議員としての活動をしていました。小沢一郎さんという方とともに。その任期の最後の1年、山本太郎1人で旗揚げをしたのが政治団体れいわ新選組です。そして2019年の夏の選挙で2議席を獲得した。そのうちの1議席、重度障害者、木村英子。そしてもう1議席、ALS難病患者、舩後靖彦。この2名が国会議員を務めているのがれいわ新選組。そこの代表が山本太郎。「山本太郎はあまりにもふざけ過ぎ。障害者を、難病患者を国会に送り込んで、あまりにもおふざけが過ぎる」、そういうご意見もいただきました。ごめんなさい。全くふざける気ございません。高齢化が加速する中で、誰もが寝たきりになるリスクがある。高齢化じゃなくても、何かしらのアクシデントに巻き込まれて障害を負って寝たきりになる可能性もある。誰しもが寝たきりになる可能性あります。でもこの国の中で、例えば高齢化。高齢化については語られても、寝たきりになってからのビジョン、全く見えませんよ。今、もしも自分自身が寝たきりって状態なったら不安でしょうがないですよ。家族に迷惑かけてる。社会のお荷物になった。自分を責めながら、残りの人生、天井を見つめて生き続けるんですか?

そんなことだけは避けたい。そのためには政治を動かすしかない。たとえ寝たきりになったとしても、自分の中にあるいろんな表現したい気持ち、表現することできますよ。例えばALS難病患者、私たちの議員、舩後。彼は全身の筋力がどんどん衰えていくという病気で、現在目の動き、瞬き、そして歯の奥に挟んだセンサーで自分の気持ちを表現します。彼は事業所の副社長。体は動かないけれども、仕事もできる。そればかりでなく、ギターまで演奏するんですよ。口の中のセンサーで。寝たきりになった、それによって一生そのまま、命尽きるまで寝かされっぱなしみたいな寝たきり、そんな状態、そんな地獄、この国の中でつくるわけいかないでしょう? 誰しもが寝たきりになるんだったら、寝たきりになってからの社会のビジョンを変えていくしかないじゃないですか。その先頭に立ってるのが、れいわ新選組の寝たきり界のトップランナーのお2人ですよ。れいわ新選組の存在理由は何か? 当事者です。当事者を送り込むということ。700人以上いる国会議員、この国会議員、今やその多くが、残念ながら大企業や資本家の、これは代理人と成り下がってしまってます。本来ならば、700人以上国会議員がいるならば、700通りの問題を抱えた当事者が国会の中に入れば、問題解決、さらに前に進んでいくんじゃないですか? 私は多様性のある国会、本当の意味でそういったものをつくっていきたいと思ってます。だから今回、私たち、一緒に戦っている仲間たち、元非正規、ホームレス経験もあったりとか、自分の家族が自殺をしてしまった自死遺族、いろんな立場の当事者たちが立候補してる。当事者でなければわからないこと、決して代弁者では伝えきれないこと、国会の中を多様性で埋め尽くすっていうのが、私は政治のこれからだと思うんです。どうか新しい未来一緒につくっていきませんか? 私が話をする前に、どうか一人目の当事者、話を聞いていただきたい。山本太郎という与党にも野党にも煙たがられる存在。国会の空気は読みません。すべてはこの国に生きる人々にとって、プラスになるかどうか。その中でこの人も送り込みたいんです。山本太郎のような存在を、そしてこの人のような存在を1人でも多く国会に送り込むためには、2枚目の投票用紙には、ひらがな3文字で「れいわ」とお書きいただきたいのです。それでは紹介します。元非正規、そしてホームレスも経験した。そして今は90代、高齢の親御さんの介護までしている。それでも政治と向きあい、世の中を変えたいと思っている人です。渡辺てる子です。

渡辺てる子:
皆さん、こんばんは。れいわ新選組渡辺てる子です。山本太郎代表とともに、この衆議院選挙は、東京ブロック比例単独として立候補致しました。ただ今、代表が申し上げたように私は当事者です。シングルマザー、そして元派遣労働者。女性の貧困、格差、差別あらゆるものが凝縮されて一身にそれを身に纏った、本当に当事者です。こんなノン・エリート、貧乏人、れいわ新選組でなかったら国政選挙に立候補に立てませんでした。今までの政権与党、既成の野党、皆さん頭良いことおっしゃってます。エリートの人たち、二世、三世、家柄の良い人たちが立派な綺麗なこと言ってます。でも、その政策の中に私はいなかった。誰よりも政治を望んでいる、必要としている私はそこにはいなかった。私の肉声はそこには反映されていなかった。届いていなかった。私にとって政治はこれまでなかった。だけど改めて、初めて私にとっての政治をもたらしてくれたのが、れいわ新選組だったんです。

れいわ新選組。その国政政党のネーミング、文句言われます。れいわ? 何事(なにごと)だと。私は高らかに、誇らかに言います。れいわ新選組の「れいわ」とは、私たちの時代を表す「れいわ」なんだと。今までにない方法。今までにない目的。それを山本太郎がまず1人で始めた。だけれども、今はこれだけ多くの人が志を同じくして集まっている。これって、まさに革命だよね? こんなに、こんなに手づくりで誰もがやってこれなかったことを、まず山本太郎が1人でやろうとした。だけれども、「山本太郎を1人にしておけない。いや、自分こそが次の山本太郎になるんだ。」と。その思いで、みんな、れいわ新選組をつくってくれましたね? こんなに皆さんの手によって、れいわ新選組、強く、温かく、大きくしてくれた。こんな国政政党、今までになかった。新しいんだ。すごいんだ。正しいんだ。だから革命なんだ。どんなことがあっても決してあなたの手を離さない。家族が、友人が、誰が見放しても、れいわ新選組だけはあなたの手を離さない。そんな徹底的に生きづらい苦しい状況を抱えてる人に、とことん寄り添って付き添って一緒に生き延びようとしている。だから私はれいわ新選組の人間なんですよ。みんなも一緒です。みんなも一緒です。これだけ多くの人が、これだけ多くの人が、この土曜日の夜、明日に希望を託して集まってくれている。これこそが、まさに私が見たかった光景。今度はもっともっと新しい光景をみんなでつくれますね。希望は皆さん。希望は皆さん。れいわ新選組の、れいわ新選組の、今までにない新しい、大きな、強い、温かい、そんな大きな船にみんなで一緒に乗りましょう。そしてみんなで一緒に幸せになりましょう。みんな一緒。みんな一緒。あなたのつらさが、あなたの苦しさが、あなたの不安が、私たちれいわ新選組のパワーになります。皆さん声を届けてください。声を上げてください。「私はここにいるんだ」と。「私はここにいるんだ」と。あなた方おひとりおひとりの顔を、声を、名前を、そして人生を私に知らせてください。私は皆さんの声を、生き方を、命を国会に届けます。れいわ新選組はそのために、そのために生まれました。もっともっと大きく、大きく確かなものに育ててください。れいわ新選組渡辺てる子。この秋、衆議院選挙で国会に乗り込みます。よろしくお願い致します。

山本太郎:
ありがとうございます。「ずいぶん必死だな、れいわ新選組」。当たり前じゃないですか。後がないんですよ。退路を断って挑戦してるんですよ、毎回ね。力合わせてやっていきたい。どうかこの人を、ややこしそうでしょう? 国会に送っていただきたい。言うことなんて聞きませんよ。与党がどうだ、野党がどうだ、そんなの関係ねえ。渡辺てる子が皆さんの声をしっかりと届ける。その前に、皆さんには2枚目の投票用紙。2枚目の投票用紙に、「れいわ」。「れいわ」と書いていただきたい。どうかよろしくお願い致します。ありがとうございます。ありがとうございます。

今の政治に足りないもの何かって考えたら、皆さんを慮(おもんばか)る気持ちなんですよ。皆さんに対して、痛みに耐えろ、痛みに耐えろ、そう言われ続けてきた。そのうち利益、皆さんに対して滴り落ちると言われた。いつになったら滴り落ちてくんの? いつまで待っても、そんなもん滴り落ちません。構造上そうなってんだから。

しかもそこに流れる利益、これは皆さんから搾り取ったものが流れるシステムになってる。具体的になんなんですかって? 消費税ですよ。消費税、なんのために必要なんですか? はっきり言ったら、消費税必要ないです。廃止するべきです。いかがでしょう? 「あらあら山本さん、過激なこと言い出して。根拠があるんですか?」あります。消費税、なんのために必要だと皆さん思われてますか? 社会保障を支えるためには、この消費税が必要。上がることもやむを得ない。そう思われてる方が多数。でも違う。消費税収のうち、その一部しか社会保障に使われていない。じゃあ、その大部分どこに流れてるんですか? その大部分は、大企業に対して減税、金持ちに対して減税、その穴埋めに消費税が取られている。具体的に言うと1989年、消費税が3%でスタート。そこから2016年までの間の数字を見てみれば、はっきりとわかる。その期間、消費増税されっぱなし。一方で、法人税下がりっぱなし。この法人税減税分を、消費税の税収の約73%で埋め合わせをしていた。これだけ聞いても、消費税、残念ながら皆さんにはなんの役にも立ちませんよ。一部、社会保障、これに回してる部分が補填されれば問題ないでしょう。消費税、これがあり続けることによって、皆さんが搾り取られたものが一部の者たちに差し上げられ続ける。こんな不公平な税制、やめるべきですよ。いかがでしょう? 税金には基本があるんですよ。なんでしょうか? 「あるところから取れ、ないところから取るな」なんですよ。どうですか? どうしてそんなむちゃくちゃなことが起こるのか? 簡単な話。原因は選挙。選挙のときになれば有権者の多く、50%は投票に行かない。その間にも、雨が降ろうが槍が降ろうが必ず行く人たちがしっかりと票を固めてしまう。約2割。全有権者の2割を固めているのは誰? 資本家ですよ。他にも大企業ですよ。この人たちにとってのコストを最大限削減していくための政治が、この25年以上続けられたら当然、皆さんは弱り、そして一部だけが金持ちになり続けるっていう現実が現れる。当たり前の話です。自分自身に議員バッジを付けていただいたご恩返し。それによって、資本家にとって大企業にとって、一番コストとなっているものの2つを、いかに削減するかという努力に汗をかき続けた。特に自民党。そのためには2つのコストを削減する。ひとつ目、消費税。これによって法人税減税の穴埋め。2つ目、働くあなた。あなたの働き方壊して、安い労働力としてこの社会に供給していけば、誰が得する? 企業としてはコストが減る。いつだってクビにできる。半年後、1年後、自分の未来なんて想像できない。あなたの夢はなんですか? 「この仕事が長く続くようにとお祈り致します」、そういう話にしかならない。このコロナでわかったじゃないですか。このすべての労働者のうちの4割以上。この非正規という状態にされて、このコロナの中で真っ先に転落させられたのは、まず最初に首を切られたのは非正規ですよ。企業にとっては便利です。業績が悪そうになる前にコストカット、首切り。会社はなんとか持ったぜ、助かった。一方で、首を切られた非正規の人たちは? 社会から退出するわけじゃないですよ。その後も人生は残りますよ。そんな勝手な政治をこの数十年の間に続けた結果、誰が金持ちになって誰が貧しくなった? 貧しくなったのは皆さん。この25年の間で所得の中央値、真ん中。高い所得、低い所得、並べた真ん中。所得の中央値は108万円低下。確実に貧しくなってってんですよ。

そして一方、資本家や大企業どうなってる? 経常利益3倍、株主配当6倍。財務省、法人企業統計見たら明らかでしょう? どこを削ってそんだけの金持ちになってるかって? 働く皆さんの賃金、そして未来への投資、設備投資、ここを削って献上し続ける政治。こんなもの続いたら国が壊れますよ。こんなもの続いたら人々が倒れますよ。もうすでに苦しくなってた、コロナの前から。コロナの前、この国すでに地盤沈下してた。厚生労働省、国民生活基礎調査。全世帯のうち(生活が)苦しいと答えたのは54.4%。母子世帯、生活が苦しいと答えたのは86.7%。コロナの前、令和元年の調べで、それですよ。つまり、コロナが来たから苦しいんじゃない、コロナの前から地盤沈下していた、苦しかった。そこにコロナがやって来たというのに、もっと大胆にお金回さなきゃ社会壊れてしまうでしょう? やり方間違ってるんですよ。自助、自立、いいかげんにしろ。自分の足で立て、周りに助けてもらえ? この緊急事態、コロナという災害の中にもそのような政策も打たない、しっかりとカバーしていかないということになれば、この社会本当に混乱、そして壊れてしまう。社会が壊れてから手当てしても、途方もない時間とお金、そして人々の命が犠牲になる。今すぐやるべきは、国が大胆にお金を回すこと。みんなの生活底上げすること。世界で唯一、25年不景気という経済オンチの自民党がこの国のトップにあり続け、そして資本家や、そして大企業に忖度した政治しかやらなかった結果、この国は衰退した。その責任をどうかこの選挙で取らせていただきたい。いかがでしょうか? 

最大多数派は皆さんなんですよ。たった2割の得票を得てこの国をコントロールする者たちではない。50%の得票を諦めた方々と一緒に手を繋ぎながらこの国ひっくり返して、しっかりとあなたに光が当たる、そんな政治つくれますよ。権力ってそれくらい大きいもんなんです。だって権力があれば、一定の人たちに減税するために皆さんから搾り取ることも可能なんでしょ? 権力があれば、その人たちに対してコストダウンするために働き方を壊して、多くの方々を不安定にすることもできるんでしょ? 権力があれば、国会の中で120回近くまで虚偽答弁しても逮捕さえされないんでしょ? 権力があれば、自分のお友達、そういうところに対して国有地タダ同然で差し上げられるんでしょう? むちゃくちゃじゃないですか?そんなの。正しく権利行使させましょう。正しく権利を行使すれば、間違いなくみんな、この国からワーキングプアなくなりますよ。年収300万円未満をこの国から撲滅する。私たちれいわ新選組です。

「財源はどうするんだ?」そういう声も聞こえてきそうです。「財源は税である、税金である。」ごめんなさい、それ大きな間違いなんです。特にこの緊急時においては、各国が積極的にお金を出していっている。アメリカを見てみて欲しい、600兆円。600兆円をこのコロナ対策と、先の投資に対してお金を出していっている。行われた現金給付、すでに5回。それによってアメリカはどうなった? アメリカはコロナ前よりも景気が回復。アメリカのみならず世界各国がそんな状況。一方、日本はどう? 日本は2020年度補正予算。1年間の予算で足りない部分を継ぎ足していく行為が補正予算。この補正予算に対して30兆円、30兆円余らせたのが今の政治。つまりは何か? 家の商売が傾いた。それにより学業を続けることが難しくなった。そんな人たちも救わなかった。それだけじゃない。せっかく作った農作物、緊急事態なのでお店が営業できないことにより、せっかく手塩にかけて育てられた作物たちも捨てなきゃいけなかった農家。それだけじゃない。社長でコロナが来る前まではしっかりやれてたのに、一気に会社が傾いてしまって借金まみれになってしまった社長。いろんな人たちを救うことができた。いろんな事業者たちを助けることができた。一旦マイク切ります。サイレン鳴ってるんで。

れいわ新選組代表山本太郎と申します。この選挙に立候補しております。2枚目の投票用紙、ひらがな3文字で「れいわ」と書いていただけると、山本太郎という国会の中に緊張感を生み出す人間を、そして国会が嫌がる、与党も野党も煙たがるような、山本太郎の仲間たちを国会に送り込むことが出来ます。2枚目の投票用紙、全国からひらがな3文字「れいわ」とお書きいただけます。よろしくお願い致します。

30兆円、補正予算30兆円の続きです。使うべきお金を使わず「余らせました」とドヤ顔している。全く間違った発想ですよ。見てるの? 世の中のことを。街、歩いてるか? 人から話、聞いてる? そしたらわかるはずよ。このコロナのみならず、25年のこの不景気の中で喘いでいた人たち、そこにコロナがやって来て、まるでトドメを刺しに来たような状況だってこと、わかるはず。だとしたら30兆円なんて余らせられませんよ。数々のお困りの方々。派遣労働者やってた、派遣の寮に住んでた、でもクビになった、コロナで。家も失った、所持金まだあった、5万円くらい。それで、転々とサウナ行ったり、ネ(ット)カフェ行ってたりしてたけど、とうとう手の中には500円玉しかなくなった。そんな人、東京駅にいたよ。80歳を超えて職を失ったと。1万数千円あるから大丈夫と。仕事はそのうち見つかるだろうと。80超えたあなたを、若者よりも優先的に雇用できるような状況ではない。当たり前じゃないですか。これまで自分がまさかそんな状態に陥るとは思わなかった人たちが、今、最悪の事態の中で喘いでいる。これを救えるのは誰? 政治しかないでしょう。これを救えるのは誰? あなたしかいないんだよ。だって、あなたがこの国のオーナーだから。希望がないわけじゃない、希望しかないわ。50%が投票を捨てて、2割しか向こうは票を固められてない。だったら、これをひっくり返せるんだよ。あなたがこの国を救える。あなたがこの国で喘いでいる人たちを救える。この国のコントロール権をみんなの手の中に取り戻そう。社会は180度変わる、当たり前です。政治はパワーゲーム、最初から諦めちゃ、いつまでもこの状態。そして現状維持は一切ない。悪くなるばかり。これに歯止めをかけられるのが政治。政治に対して歯止めをかけられるのが選挙。燃えてほしい、楽しんでほしい。希望があるじゃない。変えていけるんだから、みんなの手で。一夜にしてバラ色の社会には変わらない。これまで数十年にわたって壊されてきたこの社会を、もう一度やり直す。それには時間がかかるでしょう。今よりもマシ、今よりもマシ、そういうアップデートを繰り返していきながら、まともな国づくりしていこう。あなたがどんなに困ったとしても、その困る前に手を差し伸べてくれる国、行政。私が一番欲しい。高いところからマイク握って元気よく喋ってますけど、私の未来なんて一瞬先、闇ですよ。一寸先。何が起こるかはわからない。マイク切った後に事故に遭うかもしれない。電車移動の途中で、階段から足滑らせるかもしれない。たとえ自分がどんな立場になろうと、人間の尊厳守りながら生きていける、胸張って生きていけるような社会を、みんなの手でつくりたい。私のために、あなたのために、みんなのために。それが出来るのが選挙、それができるのが政治。そのチャンスが明日。力合わせましょうよ。消費税廃止しか言えてないけど、消費税は廃止できます、問題ない。消費税やめたら誰が一番助かる? 中小企業ですよ。中小企業、完全に首締まっている。消費税、大きな足枷になってます。消費税が上がるということになったとしても、その分の価格の転嫁、大企業にお願いできませんよ。「だったら、おまえ交代だ。クビだ、おまえは。」そう言われたらおしまいですから。自分たちで背負うことになる。

あまりにも背負い過ぎて首回らない状態で、なんとか自転車操業で頑張っている中小企業。これ、消費税が減税されるだけでも全然違います。どうして中小企業のこと言うかって? この国の屋台骨だから。すべての企業のうちの99.7%、これ中小企業でしょ? そこで雇用されている人たち、労働者の7割でしょう? 地方に行ったら8割、9割でしょ? どうしてこの国の屋台骨に対してムチ打ち続けるの? そこから搾り取ったものを、どうしてひと握りの者だけにしか還元しないの? おかしな話ですよ。消費税をやめれば当然、景気は良くなる。ごめんなさいね。景気が悪いほうが良い人たち、ごめんなさい。消費税をやめれば消費へのブレーキが、これ解除される。物買うごとに10%の罰金がなくなる。そうなったとしたら社会にお金が回り出す。当たり前の話です。あなたの賃金も上がる。1人当たり賃金、消費税をやめて5年後、1人当たり年間約29万円上がるという参議院の試算もある。詳しくは、私たちれいわ新選組のホームページをご覧いただきたいんです。私たちの訴えている「れいわニューディール」。ここまでいくと、財源のことについてもしっかりと書かれています。自国通貨、円を持つ国、それが日本。アメリカ、ドルを持つ国。そしてイギリス、ポンドを持つ。今、言ったような国々、変動相場制の中でそういう自国通貨を持つ国は、財源足りなかったらお金を増やせるよ。それを使えるよ。だからアメリカ、600兆円ものお金出せるわけでしょ? 借金でこの国が破綻する? あり得ない。財務省でさえも2003年の時点で、自国通貨建て国債のデフォルトはあり得ない、ハイパーインフレもあり得ないってことをしっかりと宣言してる。今もホームページにありますよ。私たちのれいわ新選組、「れいわニューディール」大胆な施策を打っていきます。そこには財源の説明もあります。1年目145兆、そして2年目には10年レベルで70兆レベルの財政支出を通貨発行でやっていく。25年皆さんが奪われてきたもの、この社会が壊れてきたものをしっかりと補修していく。胸を張って生きられる、人間の尊厳を守れる、そういう社会をつくっていくためには、財源が必要です。ぜひチェックしてください。

もう時間がないので、終わらなければいけない時間になりました。本当は細々お話したかったんですけど、申し訳ない。心配しないでいい、財源はある。心配しないでいい、希望はある。この国の希望はあなたですよ。この希望は、皆さんのことですよ。皆さんがいなきゃ、この国は変えられない。あなたの手の中に握られてる。圧倒的多数派、庶民と言われる人々がこの国をコントロールする。当たり前の社会をこれからつくっていく第一歩、それが明日の選挙。どうか、2枚目の投票用紙には「れいわ」、2枚目の投票用紙には、ひらがな3文字で「れいわ」とお書きいただきたい。どうかよろしくお願い致します。

この後なんですけれども、山本太郎とツーショット写真を撮っていただく、そういう罰ゲームを皆さんに感じていただきたいと思います。で、時間がない方は勝手に撮っていってください。好きな角度から。お願いがあります。その撮った写真は、ネット上に上げていただきたい。そして一言メッセージを挟んでいただきたいんです。山本太郎、れいわ新選組、マイナスに対する言葉でも問題ない。政治のことしゃべるのは当たり前だろうという空気を、みんなで拡げていただきたいんです。そっから始めていかなきゃ。力貸してください。そしてお金持ちがいたら、れいわ新選組にご寄附ください。お金持ちじゃなくてもワンコインから受け付けてます。ありがとうございます。全国どこからでも、2枚目の投票用紙、比例は「れいわ」でお願い致します。ありがとうございました。

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