山本太郎:
はい。ありがとうございます。お忙しいところ、足を運んでいただいてありがとうございます。今日の不定例会見なんですけれども、内容は山本太郎がどこから出るのかということで、お話をさせていただきたいと思います。れいわ新選組代表の山本太郎、今回の参議院選挙、6月22日から始まる参議院選挙、選挙区から出るということを事前に皆さんにお伝えをしていました。その選挙区、どこになるかってことなんですけど東京です。東京から出ます。つまりは何かと申しますと、差し替えです。候補者の差し替え。元々、皆さんに事前にお伝えしていたのは東京選挙区からは、よだかれんというお話で皆さんにお伝えをしていましたが、差し替えで山本太郎が東京から出させていただくということになります。えっと、ここでちょっと、よだかれんさんにも来ていただきたいと思います。よださん、いいですか? ありがとうございます。
ありがとうございます。皆さんには東京選挙区ということでご案内をさせていただいておりましたが、よだかれんは全国比例という形で、今回の参議院選挙に立候補予定者として登録をさせていただくということになりました。元々ですね、よださんと私との間では、東京いつまでもこれ、空いてるまんまではまずいので、よださんがまずはエントリーをしていただいて、で、後ほどそこを入れ替わってほしいという話をしていました。これはよださんに対し、非常に大変な思いをさせてしまったってことですね。この間、東京選挙区の候補者としての動きということがほとんど取れない。最終的にはこれ全国比例に回るということですから、全国比例としての候補者の動きもできないという中で、かなり苦しまれたと思うんですけど、そのことに対してお詫び申し上げたいと思います、よださんには。ありがとうございます。では、よださんから全国比例としてですね、候補者として意気込みといいますか、皆さんにメッセージよろしくお願い致します。はい。
よだかれん:
皆さん、こんにちは。東京選挙区からということで、皆さんの前でお話をさせていただきましたが、今日改めて全国比例ということでご報告をさせていただくこととなりました。私のことを東京選挙区から出るからと思って、「応援するよ」って言ってくださった皆さんにはこのことをずっと言えなくて本当に申し訳ありませんでした。あの、メディアの皆さんにも本当に申し訳ありませんでした。やっと今日、太郎さんからこの場に同席させていただけることになって、ものすごくほっとしています。これから全国の皆さんに改めて、れいわ新選組、そしてれいわ新選組のひらがな5文字よだかれん、知っていただいてご注目いただけるように、存分に「I’m freeeee‼︎(アイムフリー)」という形で飛び出していきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します。太郎さん、今日はこのような貴重な場を設けてくださってありがとうございます。
山本太郎:
とんでもないです。ありがとうございます。ちょっとよだかれんは出遅れる形になりましたけれども、しばらくの間、山本太郎とですね、一緒にジョイントしながら街宣などもお付き合いいただこうという風に思っております。というわけで、よださん、すいません。ありがとうございます、わざわざ。はい。よろしくお願い致します。よだかれんでした。ありがとうございます。
ではですね、私、山本太郎が東京選挙区から出るということはまずお伝えさせていただいたんですけど、皆さんから質問いただいたほうがいいですかね? どうでしょう? 先にそのような形で進めていったほうが皆さんも記事とか書きやすいですよね? じゃあ、そうしましょうか。えっと、どなたかあれば。手を挙げていただければマイクを回します。
記者:
フリーランスのイヌカイと申します。よろしくお願いします。一点だけ確認させてください。今の説明だと、最初から山本代表は東京選挙区から出る予定であったと。よだかれんさんにもそのように説明したという風に私は認識しました。しかしですね、4月ですかね。衆議院議員を辞職を伝えた記者会見では、もう既にれいわから選挙区に候補者を立てたところには山本代表は出ないという風に明言されたと私は記憶しています。それは何かちょっと嘘と言うと言い過ぎかもしれませんけども、何か考えが変わったということなのでしょうか?
山本太郎:
えっと、嘘ではありません。何かと申しますと、もちろん私自身が東京選挙区から出る可能性っていうのはあったわけですね。もちろんそれ以外にも、東京選挙区、東京選挙区っていうのは各党が出す大きな選挙区ですよね。ここにおいてやはり一定の知名度がある方、そういう方を私自身もこれまでお話しさせていただきました。そういうようなこともありました。なので山本が確定ということでの東京選挙区というようなつもりで、お話をしてたわけではないです。はい。で、えっと、差し替えについてあるかというような質問がですね、当時、おそらくフリーの畠山(理仁)さんのほうから、フリーの方ほど、これ鋭い質問されるんですね。はい。ありがとうございます。というお話がありましたけれども、「それはない」という風に一蹴した覚えはございません。「今のところそういうような考えだ」というような前置きをしてるはずです。はい。
で、私自身が当然、東京選挙区以外にも可能性がある部分、自分自身の選挙区ですね、というところに関しては当然、いろいろリサーチはしました。で、今回の選挙に関しては、これは一か八かというような戦いをするような状況ではない、というような結論に至ったって部分ですね。頭の中では当然、東京という選挙区はあるわけです。で、一方でその他にも可能性があるところはどこだろうか?ということのリサーチは行ってきました、はい。で、最終的に東京選挙区というところに落ち着いた。ま、これは3000サンプルを超える調査を行った結果ですね。これは間違いなく当選のラインに絡んでこれるような状態であろうという風なところを調査の結果として受けて、私たちとしては、私自身が東京選挙区に立つということですね。元々、自分の頭の中にあったものをしっかりと、そのエビデンスをもとに決めていくという作業で落ち着いたということでございます。
一方で、やはりこの東京選挙区を空けたままでは、これはまずいわけですね、やはり。すべての政党が候補者を出すという選挙区において、ここ誰も立っていませんという状態はまずい状態ですから。そういった意味でも、かれんさんに最終的には全国比例になる可能性というものが非常に高いけれども、東京選挙区でエントリーさせてもらえないかというお話をさせていただいた。で、かれんさんにはそれをご快諾いただいたという流れです。はい。
記者:
ありがとうございます。よくわかりました。ただちょっと一点だけ、先ほどよだかれんさん、泣かれていたように涙ぐんでたように見えるんですけれども、本当に代表としてはよだかれんさんは納得した上で、この決定に納得しているというご認識だということでよろしいですかね?
山本太郎:
あの、涙ぐまれた意味という部分に関しては、おそらく捉え違いをされてるんだろうという風に思います。本来ならば全国比例として様々な活動をやっていけるところを、東京選挙区というところで候補者として発表してる分、東京選挙区においても大々的にはできないし、全国比例としても大々的にできないというところでご本人がやはり苦しまれたんだろうと。いろんな支援者の方だったりとかっていうところとのね、やりとりの中で苦しまれたというところがあると思います。そこでやはり今日このような発表になって、その苦しみから解放されると。事前にはお話はさせていただいてたんですけれども。実際にその東京選挙区の候補者として最終的には全国比例に回るというような立場になったときに実際には苦しい思いをされたということだと思います。
記者:
フリーランスライターの畠山理仁です。よろしくお願いします。以前、記者会見で山本代表が「隠し球ありますよ」と自信たっぷりにお答えになったんですけれども、その方というのはいつ発表されるんでしょうか?
山本太郎:
すいません。えっと、何人かそういう方がいらっしゃいます。で、その交渉というものが座礁した方もいらっしゃいますし、で、今も継続されてる方もいらっしゃいます。
記者:
わかりました。ありがとうございます。それからもう1問いきます。サンプルで調査をして山本代表が東京選挙区ということですけれども、他の選挙区、複数人区、13の複数人区には立てる予定だということをおっしゃってましたけれども。他の選挙区、例えば神奈川ですとか千葉ですとか、そこに立てる予定っていうのはあるんでしょうか?
山本太郎:
えっと先ほどのお話ですね。例えば隠し球であるとか、それ以外の方も含めてですけれども、調整中ではあります。最終的にどうなるかわからない。で、いつもそうですけれども、どれくらいの規模で立てるのかということを最小ではお伝えしません。最大規模でこれくらい、私たちが望んでるのはそれくらいだというところから現実に落とし込んでいく作業なので。そういうことです。
記者:
立てないところも有り得ると?
山本太郎:
当然です。
記者:
はい。わかりました。
記者:
ニコニコ動画、七尾です。いつもありがとうございます。よろしくお願いします。2つ質問ございます。まず一点目がですね、3000サンプル調査されたとおっしゃいましたけども、差し支えなければだいたいいつごろ調査されたのかっていう点と、あとやはりその東京選挙区、山本太郎、れいわの一番の最大の武器ってやっぱりマニフェストだと思うんですけども、今回のマニフェストっていうのはいつ頃公表される予定なのか? この2点についてお願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。民間の調査会社で調査をした結果ですね。その内容に関してなんですけども、これちょっと公職選挙法に抵触しちゃうんですね。細かいことをお伝えすると。なので調査をやりましたということと、で、その結果によってこの東京選挙区というところを確定させましたということ以外はなかなか言えないところかなと思います。でも今の時点で楽勝で1議席取れるなという結果ではございません。はい。ここからが勝負だろうと。やはり有力な候補者であったりとか、知名度の高い方々も出られてますので、これは気を抜いた瞬間にこれは取られてしまうというような私たちの認識。だから本当にゼロからスタートの気持ちでやるしかないということだと思います。
で、もうひとつ、マニフェストはいつ頃に?という話なんですけども。これはもう6月の初めくらいには出せたらいいなという感じになってると思います。はい。で、何かしら大幅に私たちの本質的な部分が変わるものではないので。はい。例えばですけれども消費税廃止であったりとか、他にも給付金であったりとか、他にも社会保障、社会保険料の国負担を増やすであったりとか。一人ひとりの生活底上げ、事業継続が難しい状態にあるっていうところを支えていくということを大々的にやるという路線は全く変わっていません。はい。ありがとうございます。
記者:
朝日新聞のコテガワと申します。東京選挙区を選んだ理由を具体的に教えていただきたいんですけれども。代表、神奈川選挙区についても魅力的だという風におっしゃってましたけど、どうして東京なのかというのを具体的にということと、あと初当選のときはだいたい65万票くらい、66万票くらい取られてたと思うんですけども、今回どれくらい取れそうか、もしくは目標等あれば教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。えっとそうですね、初当選のときは66万票を超える票をいただきましたけれども、今回、前回、私が挑戦した参議院選挙での得票と今回の目標値っていう部分を、なかなかこう、なんだろうな、示すこと難しいなと思います。状況が違うので。候補者の数であったりとか、顔ぶれであったりとかってことですね。そもそも比較すること自体が、これ現実的ではないということが一点です。なので、どれくらいの票が取れるのかということは蓋開けてみるまでわかんない。目標は何かっつったら当選ラインに乗るってこと。はい。今の状況であるならばそれは可能であろうという判断をした上で私は挑戦をしています。
で、なぜ東京選挙区なのかということです。先ほどお話ししましたが、私が議員辞職をするという段階において、もちろん東京とは確定していませんが、東京というものも大きな選択肢のひとつですね、これは。これは以前、これまで私自身が東京で選挙に挑み続けてきたという過去もありますし。で、何よりも、やはり私の政治的人生のですね、これは足元となってる部分ですね。やはりここを外すということはまずあり得ないってことです。だから、必ず選択肢としては東京がまずあるだろうということで進んできたってことが、私自身の気持ちですね。もちろん、それ以外の選挙区というところも、様々なリサーチであったりとかいうことはこれまでやってきました。で、すべてを鑑みた上で、やはり東京だろうという結果に落ち着いたというところです。
記者:
ありがとうございます。もう一問お伺いさせてください。改めてなんですけれども、衆院選の当選からわずか約半年で衆議院議員辞められて鞍替えということで、その衆院選のときに投票してもらった有権者への裏切りにならないのかどうかということと、あと他党から批判も出てますけれども、その点についてお伺いします。
山本太郎:
まず他党から批判される理由が全くわかりません。これまでそれぞれの政党において鞍替えというものは普通にされてきたはずです。で、衆議院から参議院、いや参議院から衆議院の鞍替えは許されて、衆議院から参議院の鞍替えが許されない理由って何ですか? 合理的に説明できる方いらっしゃいます? おそらく総理大臣になるためとかっていうような理由付ける人いますけど、これは法的にも参議院からでもこれは総理大臣にはなれますね。で、本人の気持ちが総理大臣になりたいので参議院から衆議院にっていう鞍替え、これが許される理由は何なんですか? だって本人の総理になりたいという願望でしょ? それ。自分の利益のためですよね、それって。ひいては国のためとか言うのかもしれませんがってことですね。
で、これ、任期中の議員辞職の鞍替え事例ですね。で、衆議院を任期途中辞職されて参議院に鞍替えした議員の例、私みたいな例ですね、これは過去には3例ほどあるってことです。これ選挙制度が変わってからです。3例ほど例があるねっていう事実関係。で、逆に参議院議員、任期途中で辞職して衆議院に鞍替えした例はこれだけあるんですよ。これだけ。どうして他党が、れいわ新選組に限って、山本太郎に限って批判するんですか? 理由がわからない。なんかこのことに関して政治的に利用するために批判してるだけとしか思えませんね。で、本人が、例えば議員本人が辞職をするということに関して鞍替えをしますってことに関して先ほど言いました「自分が総理大臣になるつもりで鞍替えをしたということが許されるの?」って。自分の利益のためでしょ? 結局は自分が総理になりたいって願望でしょ?
じゃあ、私がどうして衆議院から参議院に鞍替えするのか。この選挙が終わった後には3年間空白期間ができてしまうってことが一点ですよね。権力暴走するでしょって。でも衆議院の立場からそれはブレーキをかけたりとか、大きな声で警鐘鳴らしたりすることは可能ですよ。でもそれが可能ではないという現実があったってことです。それは何かっつったら今年の2月ですよ。今年の2月の予算委員会。予算委員会で私たちに15分の発言の機会を立憲民主党が自党の質問時間を削ってくれたわけですよ。15分。それ潰したの誰ですか? 自民党と公明党ですよ。考えていただきたいんですけど、衆議院、国会って何ですかっつったら、言論の府ですよ。そらそうですよね。誰しもがどの人も有権者からの信託を受けて、その議席をもらってるわけですから。それに関して15分の質問時間を予算委員会でいただけるということだったのに、それを潰しにかかってきたのが自民・公明でしょ。発言の機会飛ばされたじゃないですか。潰されたじゃないですか。言論の府においてもう既に言論封殺が行われてるってことです。国会内において最大の会派、最大の権力側が一番最小の会派に対して、15分の予算委員会での発言さえも潰すということが実際行われてるってことは何かっつったら、参議院選挙の後の3年間の国政選挙がない空白期間の暴走を心配してますが、もう既に暴走は始まってるんですよ。そう考えたときに3年の空白期間をいかにブレーキをかけるか、警鐘を鳴らすかってことを考えたときに、今のこの力で潰されている衆議院の中から抗うには限界があるだろうと。だからこそバッジを外して参議院に挑み、議席を拡大し、実際に参議院で予算委員会や代表質問や法案の提出権などを手に入れるということを自分たちのビジョンとして、最大の空白期間の中で暴走させないために、これは拡大するしかないという結論に至って辞職をしたってことです。おそらくそれぞれに理由はあるでしょう。衆から参、参から衆への鞍替えに対して。でもどうして私たち、山本太郎に関しては他党から批判されなきゃいけないんですか? おかしくない? そういう話なんです。
で、もう1点いただきました。いただいたご質問、私自身が衆議院を辞職しましたと。その辞職に対して有権者への裏切りではないかというご質問ですけど、私自身はそれには当たらないと考えてます。理由は当然、私自身、山本太郎が選挙区で勝ち上がったというような選挙ではなかったからです。これを「れいわ」という政党名、ひらがな3文字でれいわという比例でれいわに票をいただいた方々のおかげで私は議席を獲得し、衆議院に送り込んでいただいたという経緯だからですね。おそらく政治に詳しくない人はそこを突っ込むでしょう。ただ突っ込みたい人もそこを突っ込むでしょう。でも私は選挙区で「山本太郎」と書いていただいたわけではなく、比例で「れいわ」と書いていただいた党の議席というものを、これは次の者に譲った。くしぶち万里ですね。今、国会議員やってるくちぶち万里に議席を譲り、で、れいわとしては議席を減らさずに、今回の挑戦をすることになった。それ以上でも以下でもない、そう思ってます。
一方で、今、ご指摘があったようなね、思いを持ってる人もいるかもしれない。あなたに国会議員になってもらいたかったんだよ。「山本太郎」とは書かなかったけど、「れいわ」って書いたんだよ。あなたを送るためにねっていう方もいらっしゃるでしょう。で、私の今回の辞任をし、東京選挙区から出るということに対してもご納得いただけない方も一定いらっしゃるかもしれない。そういう方に関しては、真摯にお詫びを申し上げて、そしてできる限りご理解いただけるように直接来ていただいたときにはご説明をしたいという風に思ってます。
記者:
NHKのナカジマと申します。
山本太郎:
ありがとうございます。
記者:
今回、東京選挙区から立候補ということですけれども、東京選挙区の有権者に向けてですね、何を一番訴えたいのかをお聞かせください。
山本太郎:
ありがとうございます。やはり東京っていうのは日本の人口の多くを抱えているところですし、その東京という地域だけでも他国のですね、GDP、一国のGDPくらいある大きな経済圏でもあるわけですよね。この東京において、やはりこれから3年間の間に行われる暴走によって、要はその首が絞まるという人たちも多くそこに当てはまるだろうと。例えばですけれども、消費税、これから増税されると思います、この3年の暴走の間に。他にも労働環境もさらに破壊されるような法整備がされるだろうと。それ以外にも様々なこと、例えばですけれども、自由貿易協定の名のもとに、結局、グローバル企業が儲かるような国の切り売りみたいなことも東京都内でも起こってくるだろうと。当然、地方政治とは違いますから。国政においてその始まりといいますか、国の破壊の始まりをつくっていくわけですね。そこにおいて最も人口が多いと言われる東京の皆さんの力をお借りして、国会の中に一番ややこしい人間を送っていただきたいという気持ちです。
記者:
特にどういう方々に一番支持をもらいたいと思ってらっしゃいますか。
山本太郎:
どういう方々に? 難しいなあ、限定できるものじゃないですね。限定してこれは私自身が議席を得られるようなものではないでしょうから。これやはり広い方々に支持をいただけなければならない。なので東京の中で勝ち組と呼ばれる方々も大勢いらっしゃると思います。でも、その勝ちはいつまで続くかわからない。なぜならば同じ船に乗ってる。つまりはGDPで見れば、これGDPっていうのはみんなの儲けを足したものですから、全体の所得を足したものとも言えるわけですね。つまりは何かっつったら、今以上、この30年の経済不況、つまりは経済政策の誤りを続けたような政治が続いてしまえば、これは全体の儲けも減っていくわけですよね。全体の儲けが減るってことは、今、勝ち続けられてる人たちでも、自分の儲けが減っていくことになるってことです。
だから大胆な経済政策、大胆な底上げというものを政治がやっていかなきゃいけないタイミングなんですね。なので現状維持でいいと思われてる方にも応援をいただきたい。現状維持なんてこの30年以上の間、一度もされてこなかったんですよ。みんな悪くなってる。その中で今、勝ち続けられてる人っていうのは本当にひと握り。そのラッキーもいつまで続くかわからない。この全体の船としてこの国を捉えていただいて、大胆な経済政策をこの東京から大胆な経済政策を訴え、それを前に進めようとする与党からも野党からも嫌われるような人間を東京から押し出していただきたいと、そういう気持ちです。
記者:
共同通信のノモトです。獲得議席の目標数をお伺いしたいんですけれども、今後まだ発表はあると思いますし、もう発表された方の全員当選はもちろんだと思うんですが、今のところどれくらいの議席数を想定されてますか。
山本太郎:
ありがとうございます。最大と最小と、ってこれ言った方がいいですよね。じゃないと2人区以上全部立てるって言ったじゃないかみたいな人たちも出てくるくらいですから、これは言っといた方がいいと思うんですね、最大と最小。最小、最大っていう部分で見ると最大で8は行きたいです。最小でも3。このレンジかなという風に思ってます。最小で3という根拠は何かってことですけれども、これはやはり予算委員会、参議院における予算委員会っていう部分を獲得していく。それだけじゃなくて、これ本会議において代表質問というような部分にもリーチしていけるってことですね。最小の3。で、2019年には2議席を獲得してましたから、だからそれを上回るという結果が最低でも必要だろうという風に思ってます。で、最大で8と言われるものは何故かということなんですけれども、やはり法案提出という部分に対して今、2人いますので10人。で、もう1人誰かが賛成してくれれば、これは法案提出可能になります。なので、最低で3、最高で8というところを最大限努力していくということになると思います。
記者:
はい。神奈川新聞社、ミキと言います。先程からお話出ている神奈川選挙区なんですけども、かねてから有力ともされている、そうした話もありました。街頭演説でも横浜市内での街頭演説でも、魅力的というお話もございましたが、現在、神奈川選挙区、調整中という理解でよろしいんでしょうか? また、候補者を擁立するのかしないのか、もし決めるとすればいつ頃になるんでしょうか。
山本太郎:
ありがとうございます。そんなに引っ張れる話ではないと思ってるんですね。だから、おそらく来週中にはやりたいという気持ちがある。それは神奈川に候補者を発表するならばですね。神奈川への私たちの擁立があるとするならば、来週発表したいとは思ってます。はい。元々、私自身も神奈川からというような選択肢もありました。私が神奈川から出るんだったら、例えばですけれど、他に例えば東京からね、知名度がある人たちっていう部分で候補者が難しいのであるならば、東京よだかれん、で、東京、東京よだかれん、神奈川山本太郎っていうような構図もあったんだろうと。要は首都圏という部分に力を集中しながら連携していくっていうような選挙戦術ですね。そういうことも考えましたが、神奈川というところと、やはり東京というところを自分自身のやはり力というところで様々な情報をもとに比べてみると、神奈川っていう選択肢はなかなか難しいだろうという結果に陥りました。陥ったというか、そういう結果が出たってことですね。はい。あの、やってみる価値はあるとは思うんですけど、一か八かをここでやるかという部分はなかなか決断はできなかったってことだと思います。はい。私自身も実際に神奈川でという気持ちはありました。はい。選択肢としてはあった。でも、やはり東京というところで、私は出ることになったってことなんですけども。今、ご質問いただいたのは神奈川県で私たちが候補者を擁立するということに関して、いつ頃の発表になるか。ないとしてもいつなんだってことなんですけど。ある、あるとするならば、来週目処に発表が出来たら良いなとは思ってます。でも、これは最後までわかりません。はい。
記者:
兵庫県の神戸新聞社のナガミと申します。先程のご質問とほぼ同じなんですけど、兵庫選挙区についての擁立の方針などを教えていただけたらと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。まぁ兵庫県といえば私の地元ですから、元々のね。そう考えると自分自身もそこで立つという可能性っていうところにはやはりいろいろ考えは行ったところなんですけれども、やはりかなり厳しい戦いになる可能性が高いということで、私自身が兵庫県の選挙区からということは断念しました。これ、早くにです。はい。すいません。早くに断念してんのにいろいろお邪魔して申し訳ございません。はい。ありがとうございます。その度にいろいろ記事にしていただきましてありがとうございました。で、一方でこの兵庫県に関して私たちから候補者を出すことになるかというお尋ねですよね? 今のところ難しいだろうという風に考えてます。
記者:
えっと、フリーの記者の横田一ですけども、大阪の街宣でですね、やはた愛さんが兵庫に鞍替えして山本代表が大阪選挙区から出るかもしれないというお話をなさってたんですが、山本代表は東京になったということで、同じようになんか大阪に候補者を立てて差し替えるという可能性はあるんでしょうか? 水道橋博士は名前も出たりしてるもんですから、同じようなことが大阪でもあり得るのかどうかお伺いしたいのと。あと大阪での出馬もどれくらい考えられたのか、調査によってかなり否定的な数字が出たので東京になさったのかの二点についてお伺いしたいんですが。
山本太郎:
ありがとうございます。えっと、大阪に関しては調査してません。はい。で、申し訳ないんですけど、私たちのような弱小はやっぱり、なんでしょうね、いろんなアピールをしていかない限りは記事にはしてくれませんね。はい。まぁ自分自身、自分たちが一定、ある意味でのピエロというような役回りもしなければこれは記事になっていかないってことです。スルーされてしまいますから。そういった意味合いもあると思います。ただし大阪というところを切り崩していかなければならないという気持ちは本気です。そこに対して私が立ってやはた愛を兵庫に移してですね、一緒に戦っていくっていうようなことはなかなか難しいだろうというところの判断です。はい。で、今後ですね、その大阪においてそういうような差し替えであったりとかってことはあり得るのか?ってことですけど、大阪というところではなかなか難しいかもしれません。一応お声掛けをしているような有名人の方いらっしゃいます。でもなかなか快い返事はいただいておりません。それを考えるとなかなか難しいのかなという風に思います。はい。で、もう既にやはた愛自身が大阪でしっかりと活動してますので、はい。だからもしもそういうようなラッキーが転がり込んできたとしたならば大阪以外の近畿で、どこかでというような調整になっていくのではないかと。まぁ実際には今、そういう具体的なことをお話しできるようなものがないので私自身が想像っていうか、する以外はないんですけれども。はい。
記者:
西日本新聞のマエダと申します。お疲れ様です。先ほど質問とちょっと関連するんですけれども、選挙区、選択肢として挙がったのは、神奈川、兵庫、複数区としては他にもまだ具体的にあったのかというのが一点と。で、まずないと思うんですけど念のための確認で、まだ参院選告示まで1ヶ月ありますけれども、山本さん、東京じゃなくて違うところにするというようなこと、可能性っていうのはまだあったりするんでしょうか? 一応、念のための確認です。
山本太郎:
私が東京から違うとこで出ますっていうような展開はあるのか?ってことですか。そうですか。それはないと思いますね。はい。もうこの人やったら間違いなくっていうような状態になるんだったら可能性はなくはないですよ。でもまぁそういう状態はなかなか訪れないだろうと。何よりも私自身がもう東京から出発してる人間で。で、一応、可能性は様々探りましたが、やはり東京であるというところに落ち着いたので、ですね。で、まぁもちろん日本国内にはたくさんの魅力的な土地があるわけですね。で、このゴールデンウィークの間にも15日間くらいいろんな所へ寄せていただいたんですけれど、ここが地元だったら最高なのになと思えるような所はたくさんありました。でも実際はやはりそのいきなり、落下傘的に候補者として立ってもそれはやはり地元の方々は納得しないだろうというのは結構そういうような空気感といいますか、保守的な空気っていうのは結構ありますから。それを考えるならやはり、頭の中では想像したとしても実際にそこが選択肢に入ってくるっていうのはなかなかなかったですね。ありがとうございます。
記者:
NHKのババと申します。お疲れ様です。以前、記者会見で特定枠についてもお一人出したいというお話あったと思うんですけれども、そちら、例えばよだかれんさんを使われるとか、そういったことはありますでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。それはないです。はい。別の方で話を進めているので。はい。
記者:
デイリースポーツ、ツギタと申します。よろしくお願い致します。山本代表の以前の辞職会見からですね、東京選挙区、生稲晃子さんが出馬を表明されたり。今日なんか、乙武(洋匡)さんが立候補されたりって、結構大混戦みたいな状況になってると思うんですけども。その激戦の東京選挙区で一か八かではない、もう必勝態勢を強いられるっていう出馬で、今の東京選挙区って山本代表から見てどういう状況かとか。6席あるとして何番目くらいに、議席取れそうだとか、ちょっといろんな、ちょっと状況を教えていただければ幸いでございます。
山本太郎:
ありがとうございます。えっとですね。この大混戦の東京選挙区で何番目に滑り込めるかということを、今から予測できる状態にはないと思います。気を抜いた瞬間に、自分もその当選ラインから外れてしまうというような可能性、大きいと思ってます。何よりも、そうですね、例えば芸能人、元芸能人の方が立候補されてるってことですけど、ま、なんでしょうね、自民党の候補者ですから、だから一定のこれは支援があるわけですよね。組織票がある前提での話なので。なので私たちとはちょっと比べられない部分なのかなと思います。一方で乙武さんという方も立候補されてるってことですけれども。ま、いろんな方々が挑戦されるのが選挙だと思うんですね。誰しもが立候補する権利があるわけだから。そこに対して、何かしら、私からコメントはなく、ただ粛々と、私たちはその6議席の中に滑り込む。もう順位は関係ないです。はっきり言えば。とにかくバッジをもぎ取るんだということのみです。はい。おそらく4位くらいになるんじゃないか、3位じゃないかとか、5位じゃないかとか、6位じゃないかみたいな話は、ほとんど意味がないと思ってます。はい。逆に言えば、スタートがちょっと遅れてますから、そういった意味で、何が何でもこれはもぎ取りに行くんだっていう気概でやるしかないという風に思ってます。
記者:
フリーランスライターの畠山理仁です。短く3問お願いします。ひとつはNHKさんの質問に関連して、比例特定枠なんですが、一つ使う予定だとおっしゃってたんですが、これは既に発表された候補予定者の方なのか、それともそうでないのか、ということがまず1点。もう2点目が、代表が東京選挙区でお出になるとすると活動が限られて比例票の掘り起こしが難しくなるのではないかと思うんですけれども。運動量の比率として東京選挙区での活動と、それから代表として他の地域に行かれる活動量がどれくらいの比率になるのかということが2点目です。3点目が、れいわオーナーズ、れいわフレンズの現在どれくらいの数になっているのか、寄附金がどれくらいになったのかと。以上、お願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。特定枠に入る人は既に発表した候補者か?っていうことですけど、そうではありません。はい。そうではありません。2019年の夏の参議院選の後から交流がある方なんですね。はい。なので既に発表した人の中にはいません。はい。で、もう1点はですね、私自身が選挙区で戦うってことは、ずいぶんこれ拘束されちゃうんじゃないかってことですね。制限されちゃうんじゃないか。おっしゃる通りだと思います。なので私が全国に回って応援できるっていう機会はですね、これどれくらい担保できるのかってことは、今お話できることではないと思ってます。
つまりは何かというとやはり、その選挙情勢を見ながら、外に出て大丈夫かどうか、というところを見ながらですね、やっていくしかないだろうと。ある意味で山本が外に出てるってことはこれは当選ラインに乗っかってんだなっていう風に見ていただけるような感じになるのかもしれません。事前の調査でということで、これは十分に当選することの可能性っていうのは高いであろうということを踏んでの、もちろん立候補なんですけれども。でも一方で、先程から繰り返し申し上げている通り、気を抜いた途端に終わるだろうというような、すごいシビアな戦いだと思ってます。そう考えるとするならば、やはり、もちろん他の地域に候補者の応援ということは行きたい気持ちは当然あるんですけれど、代表としても。状況を見ながら、情勢を見ながらとしか言いようがないな。今のところ、それをパーセンテージでお答えできるところはないというところでございます。ありがとうございます。
えっともう一点、ご質問いただきました。れいわオーナーズ、フレンズという、私たちの、ある意味での党員制度的なものですね。他の政党でいうところの党員制度的なもの。れいわオーナーズっていうのは、私たちれいわ新選組のオーナーになってくださいという有料会員。で、れいわフレンズっていうのは、無料会員です。この両方に共通していることは何かっていうと、今年の冬までに行われるれいわ新選組の代表選挙、ここに投票権が付与されるという趣旨のものです。で、ありがとうございます。先に言っておかないと誰も知らないんじゃないかなと思って。マニアックな人しか知らないんじゃないかなと思って説明させていただきました。ありがとうございます。で、会員数と、そしてどれくらいお金が集まったかっていう部分ですね。ごめんなさい、お金の部分は確認できてません。で、おそらくごめんなさい。しかもその会員がどれくらい集まったかってことも、ざっくり、ひょっとしたら間違えてるかもしれない。今5000〜6000人くらいの規模じゃないかなっていう風に、前に説明受けたとき、この1週間以内ですね、説明受けたときにはそれくらいの数でした。はい。あ、ごめんなさい。これ、一緒にしてます。はい。ありがとうございます。
記者:
講談社FRIDAYの記者のイワサキと申します。さっきデイリー(スポーツ)さんの質問とちょっと被るんですけども、混乱というか、カオス状態の最多の6の議席はあるんですけども、主要政党の候補者が出揃って、昨日乙武さんも出てですね。山本代表の出方が、ある意味、後出しじゃんけん的な出方のところもあると思うんですけども。そこの混乱をしていたほうが、バッジをもぎ取れる可能性があるというお考えでの今日の会見になったんでしょうかっていうのと。後ですね、神奈川とか埼玉とか大阪とか兵庫とかいろいろ風の噂なんですけど、ここじゃないのかなみたいな選挙区あったと思うんですけども、その中で実際にそのサンプルを取ったとこってのは、どこになるんでしょうかって2つお聞かせください。
山本太郎:
ありがとうございます。えっとどこから答えようかな。ありがとうございます。お久しぶりです。FRIDAYさん。FRIDAYさんは、2011年に私が原発の発言をして、その冬に初めてですね、チェルノブイリ原発、視察行ったときに取材で連れてってくれたんですよね。ありがとうございます。その話はいいとして。えっと私自身が、山本太郎自身がこの東京選挙区から出るということを表明すること自体が、これ、後出しじゃんけんなんじゃないかって話ですけど、全くそれには当たりません。で、後出しじゃんけんもクソもないんですね。選挙は。締め切りまでに出せばいいんです。それがルールです。で、様子を見ながら、出ようか出ようまいかっていうようなことをしてるわけではありません。先程からご説明させていただいてる通り、バッジを外したときから、東京という選挙区は有力な私の立候補予定地であるということは間違いがなかったわけですから。何も様子を見ながら伺っていたということは一切ないです。で、混乱があるほうが受かりやすいのかって話ですけど、これはわかりません。全体的に、なんだろう、ボーダーラインが下がるというようなことがあり得るかもしれませんけど、それはわかんない。そんな細かいことっていうか、そこら辺はあまり気にして東京を選んだわけではないです。
やはり2012年から東京で石原さんのお坊ちゃまに負け、その後は2013年の参議院選挙で東京選挙区から参議院に送っていただいた。で、東京っていうところを地盤にしながら活動させていただいたというような、やはりこれまで一番活動をしてきたという地域であるということがかなり大きいんだろうという風に思います。なので、後出しとか混乱があるとかっていうことは、自分の中で何か考慮した上で選挙区を決めたというわけではないです。実際におっしゃる通り、私自身はこの東京以外も可能性がある選挙区というところを探ったということは事実関係としてあります。けれども、やはりこの最も有力な立候補地としての東京という部分は、もう初めからあったってことですね。はい。で、サンプル取ったのはどこだと、民間の調査を依頼したのはどこだっていう話ですけど、こんな面白い話ペラペラ喋りませんよってことです。すいません。
記者:
報知新聞社のサトウです。先程の質問と関連してしまうのですが、東京選挙区に決めたのは具体的にはいつということになりますでしょうかっていうところがひとつと、もうひとつは大混戦の東京選挙区で他の候補者と比べてどういったところに勝機を見いだしているのか改めてお聞かせください。
山本太郎:
ありがとうございます。東京選挙区に決めたのは、はっきりと決めたのはいつ頃かというお話ですね。もちろん先程から繰り返してる通り、バッジを外すというときから最も有力な私の立候補地として東京があったことは間違いがないことです。もちろんそれ以外にも可能性があると考えられるようなところに関してはリサーチをしたりとかってことはありました。で、そうだな。いつかな? ま、でも最終的に決定というところに至るまでにはやはり調査という部分ですかね。最終的に決定っていうのは。で、おそらくそれは1週間前くらいかな。あの調査って1週間前やったかな。14日くらい? 14日、15日とか2日間くらいかけて調査したんですけれども。なので実際に頭の中で考えている最有力地という部分と、その実際の数字というものを見比べた上で決定したということです。一方でその5月の20日。だいたい今週中には、というのは決めてました。事前に。だからそれまで判断しなきゃいけないということは事前からもう日程感的に決めてましたね。5月の今週の初めから終わりまでの間に、もうこれは記者会見をやるということはもう事前に決まってました。で、そこから逆算をして、調査を入れたりとかっていう形ですね。はい。
記者:
ニコニコ動画、七尾です。よろしくお願いします。今のお話と関連して。実際、理屈的には届け出ギリギリまで立候補できるというのは事実ですけども、れいわとしてですね、候補予定者発表の最終タイミングっていうのは、どれくらいで想定されてるんでしょうか。
山本太郎:
ありがとうございます。これで全部ですと、要は私たちが今回の選挙で出す候補者はこれですべてですというのがいつになるかというご質問ですね。ありがとうございます。なかなか一概には言えませんね。うん。要は動かなかったものが急に動き出したりってことも想定されるので。自分たちでこう最終締め切りみたいなものは実際に設けないといいますか、ルール上の最終締め切りが最終だというような形で。実際に私自身がそのルール上の最終締め切りで、選挙に挑んだのが、あの2012年の石原さんのお坊ちゃまとの戦いだったので。まぁもちろんそれで負けたんですけどね。なので、これまで動かなかったものが急に心変わりをして、やっぱり出ることにするという方もいらっしゃる可能性はあるので。一応ルール上の締め切りということが私たちの締め切りになるかなという風には思ってます。
記者:
フリーライターの畠山理仁です。すいません。候補者の男女比率をどうされるおつもりか。はい。お聞かせください。
山本太郎:
ありがとうございます。私たちのイメージ的には半々にしたいという気持ちはあるんですけど、なかなかそこはうまくいきません。ええ。やはり応募されてくる方も男性が多いですから。だからそのバランスを取ってというような気持ちはあるんですけど、立候補直前までいってそれをやっぱりやめますっていう方にも女性がいたりとかして、本当は一緒に戦えるはずのものが戦えなかったり。もちろん男性にも同じケースがあるんですけれども。なので、はなから決めてっていうのはなかなか難しい。私たちの気持ち的には半々くらいでいきたい。女性が多かったりとかっていうことも歓迎ですけど。もちろんそういう男女という枠にとらわれず、例えば、なんだろうな、その他のマイノリティーであったりとか、様々な組み合わせっていうものが一番好ましいとは思ってるんですけど。ま、一番のその男女という比率っていう部分、大事な部分だと思うんですけれども、ここを半分にという気持ちはあるけれども今回はそうならないだろうという形だと思います。男性が多いですね、やはり。
記者:
続けて、もう1問。これまでの選挙だと、党のほうでどこの選挙区で出るかというのは党に一任するというような約束をされてたと思うんですね。あの前回、衆議院選挙のときも。今回もそうした約束を候補予定者の予定者みたいな方々とされてきたのでしょうか。
山本太郎:
いやいや、えっとね、私たち結構自由ですよ。要は衆議院のときには、まずはどこから出たいかというところから出発してるので。だから逆に言えば戦略的にいくためにはもう強制が一番早いんですよ。戦略的にここに立てていくほうがいいからそこから出てっていう形が一番本当はいいんですけど。衆議院ではなかなかそうならなかった。理由は何かっつったら、候補者の意志をまず尊重したってことですね。高井さん、どうでしたか? ちょっとマイク通して。
高井たかし:
はい。もう全く党から、強制というか指示されることはなく相談をしながら決めていったというのが衆議院のときです。
山本太郎:
もちろん場合によってはお願いすることはあると思いますけれど今回の選挙で誰かいたかな。誰かいた? ここからよろしく。もちろんその土地で生活をされてきたという方に関しては自然とそこになったりとかっていうことはありますけれど。あとこちらからの提案という部分もあると思います。でもそれが本人が拒否とかちょっと、なんだろうな、なんかすっと入ってこない場合にはやはり話進みづらいですね。本当はね、もっと強引にやったほうが話がスムーズにいくんでしょうけど。なかなかそういうところが私たちのね、甘いところかもしれません。でもそういうやり方でやってます。ありがとうございます。
記者:
クミチャンネルの小山と申します。いつもありがとうございます。昨日ちょうどですね、安藤裕さんを応援しようと思って、そういう文章を書いていたところだったんです。今日は驚きました。安藤裕さんも新党くにもりの共同代表という立場で再出発目指していらっしゃいます。私はぜひ応援したいと思っておりましたので、お二人が受かっていただきたいなと思いますけれども。安藤裕さんに寄せてですね、コメントでも結構ですし、メッセージでも結構です。よろしくお願いします。はい。安藤裕さんと同じ東京選挙区で出馬されることになったので。はい。そのことについて何かご感想でもいいですし、共に頑張りましょうというようなメッセージでもいいんですけれども。はい。
山本太郎:
ありがとうございます。ま、安藤さんが東京から出るってお聞きしたときに「東京かー」っていう風に思いましたね。ちょっと前の話だと思うんですけど。数ヶ月前ですよね、それ発表されたの。安藤さんにとっても非常に厳しい戦いだと思います。そう考えるとご地元で立つっていう選択肢はなかったのかなって、一瞬ね、一有権者として、積極財政の活動されてきた方なので。選挙に出るんだったら地元のほうがこれ勝機あるんじゃないかなって正直思いました。で、それがやはり東京でっていうことなので。まぁもちろん、その政治団体の共同代表ですか、という立場にある方なので、その顔として一番大きな選挙区、東京で出るっていう選択も当然あるんでしょうけどね。で、そこに対して何かしらかのメッセージということですけれども、まぁもうそれぞれ頑張るしかない。うん。参議院で会いましょうってことですね。はい。
記者:
すいません。フリーの横田一ですけども。水道橋博士さんが比例区で出る可能性のほうが多いのか、選挙区のほうで出る可能性が高いのかと、来週、記者会見予定と報道されてるんですが、これについてお伺いしたいのと。あともう1点、新潟県知事選の片桐(なおみ)候補を応援に入られましたが、東京選挙区で出馬する山本代表がエネルギー政策をどう訴えるのかと。片桐さんの応援陣営からはですね、柏崎刈羽原発、再稼働しないで、再生可能エネルギーを送電線で東京などに送ればいいんじゃないか、ということを新潟側で訴えてるんですが。東京から出られて脱原発エネルギー問題どう訴えるか、2点についてお伺いしたいんですが。
山本太郎:
ありがとうございます。水道橋博士さんですね。れいわから出てくださるというような、先日イベントでのご発言がありました。で、そこからの詳細ですね、選挙区から出るのか、比例区から出るのかっていう部分に関しての話し合いは、来週行われます。で、来週中に記者発表という形になっていくだろうということですね。先程、畠山さんのほうからもご質問いただきましたけど、強制するものではないので。(笑)ご本人の意思を尊重しながらというところにあると思います。どういう戦い方をしていくのか? 何かこうバラエティーチックに戦っていくんだったら比例区という選択肢もあると思うんですね。そのイベント会場でも結構、水道橋さんに対して嫌がらせをしてる政治家のですね、後を結構追いかけて行くような展開とかありますけど。実際にそれが比例区での当選に繋がるかどうかっていうのは全く未知数ですね。で、一方で、やはり選挙区っていうところもハードルが高い。だからある意味で、選ぶ選挙区によっての知名度、水道橋さんの知名度がどれくらい発揮できるのか? というところにもかかってくる部分はあるでしょうから。だからここら辺はちゃんと話し合いをしていきたいというところです。はい。それは来週中には、また皆さんにはご案内させていただくことになると思います。
で、新潟知事選挙。新潟知事選挙において、これ、片桐さんっていう女性の候補ですね、むちゃくちゃ骨のある方なんですよね。新潟の経済人としてずっと活動されてて、会社を経営されてる方ですね。けれども原発というものに対してNOを、もう本当に昔から言い続けてきた人ということなんですね。で、まぁ共通の友人がいて、応援をして欲しい、で、こんな人なんだって、直接お会いするのは先日が初めてだったんですけれども。そのお話を聞いてるだけでも応援したくなるような人だったんですよね。で、片桐さんが掲げてらっしゃる政策というものが、例えばですけど、農家の戸別補償。これ国ではなくて、新潟県としてやっていくんだという部分であったり。これ食料安全保障の部分ですよね。他にも様々、今の県政とは全く違う。今の県政はっきり言っちゃえば国の言いなりなんですよね。財務省の官僚を呼んで、厚生省労働省の官僚を呼んで、みたいな。財務省の官僚には様々なコストカットをやらして、ね、案を作らせて。で、一方では厚生労働省の人たちには、ベッド数を削らすっていうようなことを前に進めるような絵を描く、みたいな。ある意味で国の操り人形的な知事から、しっかりと新潟県民としての意思を、新潟県民に対しての愛を持った候補者が、やはり知事になっていただきたいって思いで、応援に先日入りました。ほんの一瞬だったんで申し訳ないんですけれども。
一方で、そのエネルギー安全保障の部分に関して、世界で一番でかいと言われている原発ですね。柏崎刈羽、これをもう止めるんだと。これ非常に重要なことだと思ってます。で、その新潟県から送られてくるエネルギー、誰が使ってんねんって、私たちですね。新潟県内で消費するんじゃなくて、私たちが使ってるっていうのが、本当に歪んだ話だなと思います。これは実際に自分自身が、2011年の福島東電原発の事故から、自分の使ってる電力は福島の東電原発から来てたのか、新潟から来てたのかとか、いろんなことを初めて知っていくわけなんですけれども。
ま、ある意味で、都会の繁栄のために地方が犠牲になるというような構図ですね。これはもうやめなきゃいけない。ただやめると言っても、これ難しい話です。問題は2つあると。1つはやはり原発立地であったり、原発立地の自治体であったり、そういうところの経済政策をどうしていくのか?っていうことと、もう1つはエネルギーの転換をどうしていくのか?という、2点が一番大きな解決すべき課題だと思ってます。
そこに対して片桐さんは、新エネルギーへの転換という部分を強力に主張されてると思います。で、実際に片桐さんが言われてるようなことというのは、実際にドイツでも行われてますね。例えばですけど、私もその先程、FRIDAYさんがですね、2011年にチェルノブイリに連れてってくれたときに、その手前で私はドイツに入っていろんな原発見に行ったんですけど。グライフスヴァルトだったかな、原発で既にその廃炉をしていっているっていう一方で、その空いた敷地を、例えばですけど、この自然エネルギーの組み立てのね、場所として、要は港湾を持ってるわけですから、原発って結構。その船で大きなサイズなものでも、資材の搬入もできるってことで。かなりその自然エネルギーを拡大していくっていうところの基地として使われているっていうようなこともありました。だからそういった意味で、非常に原発をどう終わらせて、そこからいかに発展させていくのかということを、真剣に考えてらっしゃるんだろうということだと思います。
実際にIAEA(国際原子力機関)がですね、発表したのは、これから2030年をピークにですね、今から2030年をピークに2050年までの間、毎年これ450兆円から500兆円レベルのお金が、毎年市場に、マーケットに流れるわけですよ。そういうようなことを考えるならば、やはり転換していきながらしっかり金儲けしていく。原発立地帯に関しては、解決方法は1つなんですよ。「金どうすんの?」って「生活どうすんの?」もうこれ以外ないですね。だからこの生活、ある意味でその雇用ってところに国が責任を持っていく。で、次なる産業って部分もしっかりとお手伝いをしていくっていう覚悟が必要。
だから片桐さんという存在こそが国としっかり喧嘩できる。本当はね、話し合いでつけばいいですけど。今みたいにこうステルス的にね、トップとして立ってる人は存在感がなくて、何の嫌味もないから、皆さんスルーしがちなんすよね。でもやってることはこれまでの自民党と一緒ですから。原発の再稼働であったりとか、そういうことを続けていくわけだから、これははっきり言って破滅への道ですね。今、この原発という部分で既得権益、儲けを出ている人たちに対して、この儲けをつけ替えしていく、違うところから汁吸ってくださいっていうことが一番重要なんです、やっぱり。ただ反対ではなくて、こっちで儲けられるからこっちに移行していこうぜっていうことを、やはり国主導でやっていく。それをやはり世界最大の原発を持つ新潟県から、国に対してしっかりとアプローチをしていく、ガチンコで喧嘩していくっていうようなこの胆力の持ち主、こういう人に知事になってもらいたいですよね。それが私は片桐候補だという風に思ってます。
記者:
消費地の東京から参議院選に出るという山本代表候補としては、そういうことを、エネルギーの転換を使う側としても訴えていきたいという理解でよろしいんでしょうか?
山本太郎:
ありがとうございます。私たちそもそも、グリーン・ニューディールというものを訴えております。それは何かというと、やはり公正なこの移行というものをやっていくべきだろうという考えですね。で、原発というような、この地震に溢れた国で、で、30年以内8割の確率で大型のものが次々にやってくるという予測は立ってるわけだから、これ続けられないんですよ。はっきり言っちゃえば。もうこれは転換していくしかない。逆に言えば、この転換がビジネスチャンスに繋がるっていうのは先程のIAEAの年間で450兆から500兆円規模が、2030年ピークに50年まで続くっていう話になってるわけだから。やはりこれに乗っかるっていうか、ここを掴み取りにいかなきゃダメなんですよ。じゃないとその利益誰が持って行きますかっつったら、やはり自然エネっていう部分で力を持ってる中国にお金が流れる。いいんですよ。それはそれで。でも日本としてそれ傍観してていいんですか?って。このビジネスチャンスをしっかりと掴みにいくということを、私たちれいわ新選組は訴えてるんですね。
で、先程申し上げたような、一番の問題は原発立地帯に対して、私たちはこの補助金の継続というものが一番重要だと思ってます。いきなり切るとかっていうことは絶対にやっちゃいけなくて。で、昔にも、これは石炭の時代にあった産炭地に対してお金を国が流したってことありますけど。これはこの石炭ですね、石炭の仕事をしてる企業側に流れちゃったっていう過去がありますから。やっぱりこれは町の人々、その自治体にしっかりと流れるような形をつくっていくためには、やっぱ補助金というのは一定これは続けていきながら、しっかりとその廃炉と、ビジネスとしての廃炉と、そして新しいその新エネルギーっていうところに対しての産業って部分を、やはりそれぞれの原発をやめるという判断をした地域に国がやっていく必要があるということで、私たちはグリーン・ニューディール、雇用もその分、拡大していくと。
だいたい私たちが言っているのは、年間20兆円で、そうですね、10年間というものを徹底的に雇用を生み出し、そしてエネルギーの転換に繋がるっていうグリーン・ニューディールを提唱してます。はい。で、一方で岸田政権は150兆、10年みたいな話出てるんですけど、これは年間、国からは2兆円レベルっていう非常にしょぼいもので。で、結果としてどこに繋がるかといえば大きな企業に金流すためのものなんですよね。色合いは全然違います。同じようなエネルギー政策としてもってことですね。はい。なので本当は一番いいのは、国と国会と、あと地方のそういった首長と、しっかりと連携をしていきながら、この原発をやめていきながら新たなビジネス、みんなで儲けよう、雇用を増やそうっていうところに転換していけるのが理想です。だから勝ってほしい、片桐さんには。
司会者:
はい。その他、よろしいでしょうか。はい。それでは記者会見、質疑応答はこの辺で打ち切りたいと思います。最後、代表から。
山本太郎:
はい。ありがとうございます。冒頭、朝日さんのほうからご質問いただいた件ですけども、もう一回ちょっと繰り返して言わせていただいていいですか。2021年の10月に衆議院選挙が行われて、私はれいわ新選組の党の議席をいただきました。要は衆議院議員になったわけですね。そこから半年でバッジを外すということに対してご批判もあると思います。この批判に対して、ご納得いただけない方にはお詫びを申し上げるしかない。一方で、これはバッジを外すしかなかったんだと、私は申し上げたいんです。理由は何か? 2つあります。一点は、衆議院の中では完全に言論弾圧、言論封殺が行われているってこと。今年2月に行われた予算委員会。15分の質問時間を自民・公明によって奪われました。潰されました。そのような状況で国会の中で抗っていくということはかなり厳しい状況です。しかも、この参議院選挙が終わった後に、3年間の空白期間、選挙がないという期間が3年間続きます。当然、権力暴走しますよ。この30年やられてきたことを思い出してみてくださいよ、何やられました? 経済衰退し続けたんですよ。人間を物のように扱えるような労働環境の破壊。それによって企業側のコストを徹底的に、これは削ってきた。要は企業側、資本側の利益を増大させることに集中してきたわけですよね。その一方で彼ら、その企業側が、資本家側が抱えるコストのひとつの法人税、これ下がり続けてますよ。どうして下がるんですか? 下がるたびに、これ、消費税上がり続けてるからですよね。
毎度言ってることですけど1989年から2016年までの間、消費税収のうちの73%は法人税減収の穴埋めに使われてきたということが言えます。みんなのためだって言いながら、社会保障のためだって言いながら、老後のためだって言いながら、結局、みんなから搾り取ったお金は、一部の者たちを肥えさせるために、穴埋めに使い続けてきた。人々への裏切り、この30年間で様々なこと行われてるんですよ。国を切り売りしてきた。水道も民営化できる、事実上の民営化ですよ。だって麻生さん自身が2013年にアメリカに渡って、CSIS、ある意味で新自由主義的な考え方を持つようなシンクタンクに、日本の国民に説明する前に、海外で日本の水道売り払うっていうことを言ってるわけですからね。で、そのようなPFI、例えばコンセッション方式みたいなことの先頭に立ってたの誰だ?っていったら竹中平蔵さんでしょ。食い物にされてるんですよ。壊され続けてるんですよ。この30年以上。
で、みんなも貧しくなったでしょって。所得の中央値は25年間で108万円下がってるんですよ。で、皆さんの負担はどんどん上がっていくばっかりでしょ。社会保険料だって何だって。この国の将来のことなんて微塵も考えてないですよ、目の前の金だけ、目の前のバッジだけ、自分のポジションだけ。そんな政治を30年間続けてきた人間たちが、この参議院選挙が終わった後の3年間の空白期間を無駄にするわけないでしょ。これは資本家に対して、大企業に対して最後のご奉仕、総仕上げですよ。その状況のときに、今でさえ権力が暴走していて、私たちのような小さなグループでも、言論の府と呼ばれる国会で言論封殺、質問の機会潰されるんですよ。既に暴走してる者たちが3年間の空白期間で暴走しないはずないじゃないですか。それを考えたときに自分は議員バッジつけたまま、あぐらかけるかっていったら、無理ですよ。外すに決まってる。で、この選挙に出るに決まってる。党勢拡大してガチで言論でしばきに行きますよ。性根の腐ったやつらを。そのために選挙に挑むんですよ。れいわ新選組として、今回は最大で8議席、最小で3議席、このレンジでしっかりと議席を獲得していきながら、そもそも国会の中で、与党からも野党からも嫌われているれいわ新選組をさらに拡大して、この3年間の暴走になんとかブレーキをかけたいと思ってます。そのために今回、一か八かという賭けではなく、しっかりと戦っていき、議席を獲得していくということを目標に、ここ東京選挙区から山本太郎が選挙に挑むことになりました。
今回のテーマは、このコロナ禍でみんなが積もり積もったものを発散できるような選挙にしていきたい。楽しみながら選挙をウォッチしていただける、参加していただけるっていうものを心掛けながらいろんなことを仕掛けていきたいと考えてます。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。