【動画&文字起こし全文】「れいわ祭」19.7.12 東京・品川駅港南口【やすとみ歩】

木内みどり:
次の候補者は、この人は、いったいどういうことをするか、誰もわかりません。
やすとみ歩さ〜ん。

やすとみ歩:
こんばんは。比例区候補のやすとみ歩です。ありがとうございます。

今日はですね、選挙公約をひとつ果たしてきました。それは「皇居の周りを馬で走るぞ」って、記者会見で申しましたが、ようやくですね、やって参りました。でも1周はできなかったんですけど、千鳥ヶ淵から二重橋のほうに行って、東京駅まで。雨の中を、誰もいなかったんですけど。行って参りました。ちょっと肩の荷がおりた気がしています。

でも、いつもですね、たくさんの方がマラソンしているので、しかも景色が綺麗なので、さぞかし良いところかなと思って行ったんですが、行ってみるとですね、4車線の幹線道路なんですね。ものすごいたくさんのトラックとか、大きな車が猛スピードで走ってて、排気ガスで、ちょっと気持ちが悪くなるような空間でした。

で、皇居のほうは、基本的に堀なんですけど、堀以外の綺麗な芝生のところも、立ち入り禁止って書いてあったので。馬はですね、すごく緊張しちゃって、大急ぎで駆け抜けて「人間もつらいなあ」とか言いながら、逃げてきました。

やはり、その権力という空間にあるものは、美しく見えても、でも、実際には人間を排除している。そう思いました。天皇陛下のお住まいのまわりを、そんな排気ガスを毎日毎日ばらまいていいのか? っていう気もしました。

それで東京駅までたどりついたんですが、東京駅はご承知のように、森まゆみさんという作家の方を中心にした運動で、屋根がですね、元の姿に戻って、とても美しい建物で、その前にですね、白い馬がいると、本当に美しかったです。

もっと、東京駅の前には、馬がいてほしいなと、時折、外国の大使を迎えにですね、馬車が来たりするそうなんですね。でも、もしもあそこに小さな牧場でもあって、馬が何頭もエサでも食ってたら、通勤の行き帰りに、線路に飛び込む人は減るかもしれない。そう思いました。

やってると警備員の方とか、駅の助役もですね、動物が好きと言っておられた林さんという方がやって来てですね、結局、その、「馬はどけてくれ」と、「動物入っちゃいけないんだ」と。でも「人間は動物じゃないんですか?」と。

人間は動物じゃないみたいなんです。それから、その警備員の方は「こんなとこ、入っちゃいけないって、普通に考えればわかるだろう」と、馬を面倒見てくれてた若者に言ったそうなんですが。でも、レンガ造りの東京駅の前に白い馬がいて、「とっても綺麗だな」って思うのと、「こんなところに馬がいちゃいけないだろう」と思うのと、どっちが普通なんでしょう? 私たちの「普通」は「異常」です。

人間は動物に入ってません。でも、どんなに偉そうにしたって、どんなに頑張ったって、私たちは、どうしようもない「愚かなサル」です。

この記号化された都市に詰め込まれて、人間は平気かもしれませんが、サルは苦しんでいます。私たちが1匹のサルとして、幸せを追求すべきだと思います。

そして、人間の社会は、その目的はお金かもしれません。成功かもしれません。でも、サルにとって、お金は意味がないんです。サルにとって、成功は意味がありません。私たちは1匹のサルとして、幸福を感じ取るべきであり、そして同時に、その上で、人間として何をするか、考えましょう。

もしサルであるなら、私たちの目的は、子どもを守ることでしかないと思います。それはすべての生き物の鉄則です。アリの社会でもハチの社会でも、その目的は、子どもを守ることです。

でも、私たち人間の社会は、その目的を忘れています。私たちの国の目的は、富国強兵(ふこくきょうへい)です。露骨に富国強兵といわず、経済発展とか、経済成長とか、言ってますが、しかし本当の言葉は、今もなお、富国強兵です。国を富ませ、兵を強くする。

安倍政権はこの古い政治的原理を、露骨に復活させつつあります。でも、お考えください。現代社会で、戦闘機を買って国を守れると、本当に思われますか? インターネットでサイバー攻撃をできるときに、戦闘機を出動させて、意味があるんでしょうか? 原子力発電所に、50数ヶ所もある原子力発電所のひとつでも、爆破されたら、日本はもう終わってしまいます。そういう攻撃を、戦闘機で阻止できるんでしょうか?

私たちができる唯一の国防は、信頼関係の輪を張り巡らすことでしか、ありえません。
ひとりひとりの日本人が、ひとりひとりの海外の人々、アジアの人々と友達になる。ひとつひとつの会社が、海外の会社と信頼関係に基づいた取引をする。ひとつひとつの地方政府が、ひとつひとつの地方政府と信頼関係を結ぶ。そして国同士が信頼関係を結び、その信頼関係の束のみが、私たちの国を守ってくれるはずです。

意味のある国防政策を考えましょう。そして、私たちの子どもたちを守りましょう。外国のすべての国の子どもたちに手を差し伸べる国になったとき、誰がこの国を攻めるというのでしょうか?

少しだけ10秒間だけで結構です。今も、たくさんの子どもたちが世界中で死んでいっています。たくさんのペットや、たくさんの馬が、今日も殺されています。その命に、少しだけ黙祷させてください。ありがとうございました。

木内みどり:
ありがとうございました。やすとみ歩さんでした。選挙でこんなシーンがあったでしょうか? 本当に、れいわ新選組の今回の選挙、型破りです。新しいです。未来に向いています。力強いです。皆んなで新しい1ページを開けていきましょう。

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