高井たかし幹事長:
はい。それでは、本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今日はれいわ新選組の統一地方選挙に向けての取り組みについて、私、幹事長の高井たかしと、そして秋田市議会議員選挙にれいわ公認で立候補予定の土田せいとお邪魔させていただきました。まず最初に私のほうかられいわ新選組の取り組み状況、全般についてご説明をして、その後、土田せいのほうから決意を述べさせていただきたいと思います。れいわ新選組はまもなく結党から4年になろうとしております。4年前に山本太郎がたった1人で立ち上げた政党でございますが、現在は国会議員8名を擁するまでになりました。一方で地方議員はですね、これまでなかなか地方選挙に力を注ぐ余力がなくですね、現在8名の地方議員がおりますけれども、7名は現職が移籍をして党に入っていただいたという方でありまして。1人、今年の2月の山口県の下関選の市議選で当選した竹村かつしが公認で選挙を戦ってそして当選して、今、党にいる1人でございます。この地方議員をですね、これから増やしていきたいということで、今回のこの統一地方選挙を機にですね、100名規模で擁立しようということで取り組んで参りました。現在、94名。公認が72名、それから推薦が22名。合計94名を既に決定して発表しているところでございます。まだ選考中の者も若干おりますので、100名規模での擁立になろうかと思っております。
そうした中で今回、この秋田県秋田市、あるいはこの東北地方、大変重要な選挙区だと考えております。と言いますのも、衆議院選挙においてはですね、この東北ブロックではまだ1議席もれいわ新選組は議席がありません。何としても次の衆議院選挙でですね、この東北ブロックでも1議席獲得する。そのためには地方選での候補者を擁立し、当選させていかなければならない。そう考えて、現在ですね、東北全体では7名の公認・推薦候補を既に決定しております。岩手県で公認が2名。それから秋田県で1名、土田でございますが、1名。それから宮城県で1名。それから福島県で2名の合計6名が公認候補。それから福島県で1名が推薦候補となっており、合計7名が公認・推薦決定をしております。ただ、岩手、宮城、福島については、実はこの統一地方選から外れております。東日本大震災があったと。その時が統一地方選だった関係で、6月、7月、8月に選挙がずれておりますので、今回の統一地方選挙という意味ではこの東北地方ではこの秋田市議会議員選挙に立候補する、土田せいが、ただ1人の公認候補ということになります。
れいわ新選組が今回、統一地方選に力を入れる理由は大きく2つございます。ひとつは、まず、れいわ新選組の政策がまさに地方というかですね、そのれいわの政策というのは弱い立場に置かれた方々に寄り添った、そういった方々、困っている方を救う政策がほとんどでございます。そういう意味では、より住民と身近なところにいる地方議員にこそですね、れいわの政策を実現していただく必要があると。その原動力となるのは地方議員であると。まさに、れいわ新選組は地方議員から成り立つ、地方議員が活躍してこその政党であると考えております。なので、地方議員もどんどん増やしていきたいということでございます。もうひとつは、れいわ新選組がこれから国政でも党勢を拡大していくためには、非常に地方議員の存在が重要だということであります。先ほども申し上げましたが、この東北ブロックではですね、1人もまだ国会議員おりませんので、次の衆議院選挙では何としてもですね、1名以上の国会議員を誕生させたい。そのためには小選挙区で、あるいは比例ブロックで複数の候補者を擁立する計画でございますが、その擁立にあたってもですね、そして選挙を戦う上においても、地方議員の存在は大変重要になります。
特にれいわ新選組の最大の特徴はボランティアの皆さんの力がすごいと。ものすごいパワーで、そしてやる気でれいわ新選組を支えていただいています。れいわ新選組はボランティアで成り立っている政党であります。ただ、ボランティアさんはボランティアですから、勝手連などという形で普段呼んでますけれども、まさに勝手に活動されるわけです。そういった中で、やはり党とそのボランティアさんとのパイプ役、仲介役、ここが今、なかなかなかった。それをこの地方議員の皆さんに担っていただきたいと。具体的に言えば支部を、それぞれの地域に作って、その支部長になっていただいて、そしてボランティアさんとのパイプ役、仲介役を担っていただきたいと。そういう意味でもこの地方議員を増やすということは、その数がそのまま支部を増やすことに繋がっていくということになりますので、大変重要だと考えております。この東北、そしてこの秋田県、秋田市で何としてもですね、土田せいに当選を果たしてもらいですね、これからのれいわ新選組の党勢拡大に繋げていきたいと、そのように考えております。それでは、秋田市議会議員選挙にれいわ新選組公認で立候補予定の土田せいから決意を述べていただきます。じゃ土田さん、お願いします。
土田せい:
はい。ありがとうございます。れいわ新選組公認で秋田市議会議員選挙に挑戦する、土田せいと申します。秋田市生まれ、秋田市育ち、秋田工業高校出身です。政治経験は民主党秋田県連副代表、また、副政調会長を務めました。市議会議員は一度、経験しております。当時の市議会は平成の市町村合併、また指定管理者制度の導入など数々の未経験の仕事に追われ、自分のしたい政策などはとてもできる状態ではございませんでした。今、また市議会として立ちたいと思ったのは、れいわ新選組と出会ったからです。やっと自分の思いと合致する政党と巡り会うということができ、とても嬉しく思っております。もし私が市議になりましたら、まず第一にやりたいことは子育て支援です。子育てしやすい街として兵庫県明石市が今、話題となっておりますが、明石市は秋田市と比べて人口、予算ともにずっと小さな街でした。子育て支援から始めた数々の政策で、今は秋田市以上に急成長し、人口も増え税収も増え、活気溢れる文化的で魅力的な街へと見事に変貌しております。明石市のきめ細かな子育て支援などの数々の政策は子どもだけでなく障害者、またお年寄り、その他の弱い立場にある人々を誰ひとり取り残さない、すべての市民を大切にする政策であります。増税だけでなく、予算を丁寧に根気強く割り振りし直すことで給食費を無料に、保育料を無料に、そして18歳までの医療費を無料にする。明石市にできたんですから、この秋田市にできないはずがないという風に思っております。まず子育て支援から始めたいと思っております。
次に私が重視しているのが働く場の確保です。現在の秋田市は残念ながら企業誘致に十分な予算、時間を割いているとはとても思えません。県外へ出ていく若者たちも、秋田に仕事さえあれば本当は地元に残りたいという人が大勢おります。中小企業の支援、新しく起業する人たちへの支援を今以上に手厚くし、また秋田という土地に合った企業の誘致。秋田の自然と環境を大切に守りつつ、クリーンな企業の誘致にもっと積極的に取り組んでいきたいという風に思っております。そして最後に、秋田の本当の強みである農業などの第一次産業への取り組みです。農業は人間が生きる上で基本となる食料を作り出す、最も大切にされるべき産業であります。そして携わる人たちも報われるべきなんです。けれども長年にわたって国の政策に振り回され、経営は厳しく、充分な支援がされているとはとても言えません。この状態では後継者が不足するのも当たり前です。なぜ食料自給率を上げ、安全な食料を生産していくべき農業に政治が味方になってくれないのか。その苦しさを受け止め、秋田を食の安全、安心の大国に育てていきたいという風に思っております。秋田のすべての皆さんが、秋田の未来へ誇りと希望があると感じられるよう努めて参りたいという風に思っております。どうぞよろしくお願い致します。
高井たかし幹事長:
はい。ありがとうございました。それでは、ここからは記者の皆さんからのご質問をお受けしたいと思います。ご質問のある方は挙手にてお願い致します。はい。マイクを今持って参ります。
記者:
秋田魁新報と申します。よろしくお願いします。高井幹事長にお聞きしたかったんですけれども。まず、議員さん擁立して、地方の議員になってもらって、で、支部長になって欲しいという風にありましたけれども。秋田県内で何個くらい支部を作ったりだとか、そういう目標があるのかどうか。あるとすれば何個くらいかということと。統一地方選全体と秋田県内について、それぞれになんですけれども、争点と、どういうことが問われているかというのを伺えればと思います。
高井たかし幹事長:
はい。ありがとうございます。まず、支部の目標なんですが、我々が考えているのは地方議員ごとに支部を作りたいと思ってまして。そういう意味では秋田県は土田さんお一人なので、土田さんが当選したときには秋田市。ただ、秋田市で1人しかいないと秋田県全体どうするんだってことになりますので、その時はぜひ土田さんにはまだ言ってないんですけど、秋田県全体を管轄する支部を。県連になりますかね、他の党でいうと。県連的なものも作っていきたい。県によっては複数市議さんとかが誕生すればですね、その方々の集まって何人かで県連を作るということになるんですけど。秋田の場合はお一人ですから、まず秋田支部作っていただいて。そして県連も一緒に兼ねていただくような、そんなイメージで。地方議員の数が増えれば、どんどんそこに支部を作っていくというような計画でおります。
それから統一地方選の争点はですね、本当に幅広くあると思ってまして。ただ、やはり今の自民党、自公政権、そしてほとんどの自治体でも自公の議員が与党を形成してるとこが多いと思うので。やはり今の岸田政権に付随して様々な政策も、これ地方に関わる政策もたくさんありますけれども、そういったものとの1つ、対決というのはあるだろうなと思います。特に我々れいわ新選組は弱い立場に置かれた方々に対する、消費税廃止であったりですね、あるいは一律現金給付、これ年4回季節毎に10万円というのも訴えておりますし。あるいは児童手当も3万円に増やす、そして所得制限を撤廃するということも訴えてます。こういったことは、いずれもね、国政で決めることではありますけれども、やはりそれが実際に波及してくるのは地方自治体にもなりますので。そういった延長で様々な生活保護であったり、あるいは社会福祉の様々な地方が担当する、そういったものを手厚くしていけるかどうか。例えば子どもの医療費の無料化なんかはこれは地方自治体が決めることですけれども。こういったものも我々はどんどん無料の対象拡大していくべきだという考えでおりますので。そういった弱い立場に置かれた、あと土田さんが言ったように子どもですね。子ども。我々は奨学金チャラにするというような政策も党としては訴えてますけれども。こういった子どもに対して重点的な支援をする、そういう政策を訴えて戦っていきたいと思います。加えてやはり旧統一教会のね、話もやはり、今、地方議員、特に自民党の地方議員にはかなり侵食している。国政では国会議員の点検はすべて行ったと自民党の幹事長は言ってますけど。それをとって不十分だと思いますけど。これ、私、NHKの日曜討論で茂木幹事長に指摘して答えが返ってこなかったんですけど。地方議員こそね、点検しなくていいんですか?と言いましたけど。結局、うやむやのまま、やらずに終わってますけど。そういったことはですね、今回の統一地方選挙でやはり明らかにしていくべき問題ではないかな、という風に思います。土田さん、どうですか? 秋田の課題、争点など、もし訴えたいことがありましたらお願いします。
土田せい:
そうですね。秋田にはまだいろいろな問題があります。今、一番まず注目されているのが外旭川地区の再開発ですか。というようなこと。あるいは、いろんなところで言われてるのが、やはり風車ですよね。風車があまりにも建ち過ぎて自然環境にどうなのかとか。それから低周波がどうなのかとかというような問題もいろいろ取り沙汰されてはいますけれども。私が議員になったときにはもう一度、それをきちっと精査しながら、どういう風にしていったらいいかということは決めていきたいなという風には思っております。外旭川のこの問題もですね、特区という風な街づくりをするということで、最初は市長も反対なのかなと思ってたら、いつの間にかワクワクするような、という風な具合で賛成に回ってみたり。その辺もちょっとはっきりしないところがあるんではないのかなと。それを協力してやってくれる企業のほうもまだちゃんとはっきりしたところが出てないというようなところなので。はっきりしないことにはどうにも進まないんではあるんですけれども。いずれにせよ、既存の商業施設がですね、できることによって、どういう風になっていくのか、という心配ですよね。そういう配慮だとかをどういう風にするのか。過疎化が進んでいる地域もすぐ近くにいっぱいあるんですが、金足地区とかですね、そういうところもあるんですけれども。じゃあ、そういうところが、もうこれ以上衰退したらどうなるのかというようなことまで、きちっと考えてやってくれているのかどうか。それを市民がちゃんと理解してくれているのかどうか、というところもですね、とても心配なところではないのかなという風に思ってます。その辺をきちっと精査しながら、やはり今後見据えていかなければいけないんじゃないのかなという風に感じております。以上です。
高井たかし幹事長:
はい。あとですね、補足しますと、統一地方選のマニフェストをですね、今、作っておりまして。今週末か来週頭くらいには記者会見で発表し、またホームページなどにも公表予定でございますので、またご注目いただけたらと思います。はい。その他いかがでしょうか。あ、じゃあ、お願いします。
記者:
共同通信と申します。すいません。土田さんに職歴に関してちょっと細かいところをお伺いしたいんですけれども。現在のご職業っていうのは、こちらの(株)SEIの代表取締役でいらっしゃいますか? 現在は無職。市議は何年から何年にやられていましたか?
土田せい:
平成15年からですね、4年間です。はい。
記者:
はい。わかりました。ありがとうございます。
高井たかし幹事長:
はい。その他はいかがでしょうか。あ、じゃあ、お願いします。
記者:
先ほどの秋田魁新報と申します。追加で。統一地方選、土田さんが県内では立候補されるということですけれども、本県での戦い方をどういう風にしていきたいか。高井幹事長とお二人に伺えればと思います。それと。
高井たかし幹事長:
秋田県内での戦い方ですね?
記者:
戦い方です。
高井たかし幹事長:
じゃあ、順番にお答えします。はい。
記者:
あともうひとつが、今、土田さんお一人ということですけれども、この他擁立される、今後4月までに擁立される可能性が県内であるのかということを伺えればと思います。
高井たかし幹事長:
はい。じゃあ、まず私から。はい。まず戦い方ですけれども、先日、山本代表も秋田に入りまして土田さんの応援に参りました。ちょっとね、あまり大々的にPRせずに入ったので、あまり知られてないようでしたのでちょっと残念なんですけれども。既に山本代表が秋田に入ってですね、秋田、重要な選挙区だということで応援に入っております。なかなか選挙中はね、100人候補者擁立してますので、すべての選挙区に行くのは難しいので、ちょっとこの秋田に山本代表が入れるかどうかはちょっとわからないんですけれども。幹部が入ってですね、もしくは代表が入れれば代表が入ってですね、まずれいわの応援してくださってる皆さん。秋田市内の票数を見るとですね、大体、その市議選の最下位で当選した2000票くらいの2. 7倍くらい、衆議院でも参議院でも比例で票を取ってるんですね、れいわの。ですから4〜5000、5000票以上の5500票くらいのですね、秋田市内でれいわの比例票がありますので。やっぱりそのれいわの、まず比例票を入れてくださった方にですね、秋田では土田さんがれいわの旗を掲げて立候補してるんだということを知らせるということはひとつだと思ってます。一方で土田さんはれいわに入る前からですね、議員の経験もありますし、あと本当にこう地道な、ドブ板というんでしょうかね、地道な訪問活動でこれまでもやってこられたということなので、そこはぜひ土田さんの独自の人脈もありますから、そこで期待をしたいと思いますが。それともう1点、今後はですね、もう秋田県内で別の時期に選挙がある、来年以降ですね、にある方は今、選考中で公認の方向なんですけれども。この統一選ではもう土田さんが最後、1人になります。じゃあ、土田さんから選挙の戦術をお願いします。
土田せい:
はい。えっとですね、戦術といってもまず、れいわ新選組から立候補するという風に、まずみんなに知っていただけなければいけないということが一番じゃないのかなという風に思ってます。まだ知らない方がずいぶん、ほとんどだと思いますので。これから選挙までの間に、とにかくれいわ新選組から私、土田せいが出ているんだということを、まず知っていただくように努力していかなければいけないなという風に思ってます。それと同時にやはりれいわ新選組の政策、インボイスは廃止だったり、消費税は廃止だったり、あるいは奨学金チャラだったり、いろんな政策があるんですけども、そのことをまず知らない人たちがずいぶん多いっていうことをつくづく感じております。やはりそこら辺のところをみんなに知っていただくことと、れいわ新選組の政策がこうなんだということを知ってもらうこと、そして私を知ってもらうことというようなことが大事ではないのかなと。それが一番の戦略じゃないのかなという風に思ってはおります。はい。
高井たかし幹事長:
はい。それでは、その他ございますでしょうか。よろしいですか。はい。じゃあ最後に一言ずつ。私から申し上げたいと思います。今日は本当にお集まりいただきありがとうございました。重ね重ねになりますけれども、この東北地方でですね、ぜひやっぱり国会議員を1人以上誕生させたいということは強い思いで。れいわがこれから大きくなっていくためにも非常にこの東北地方。一定のね、やはり野党票、政権批判票があるのが東北地方だと思ってますので。特にこの秋田、秋田市。先ほども言いましたようにれいわ新選組に入れてくださった数も前回が5500票あるんですね。それだけの票がれいわに入っている地域でありますから、何としてもですね、この土田せいさんがまさにれいわの旗を振ってくれてるのが土田せいであるということをれいわの支持者の方にまずお伝えをする。そして一方で土田さんの地道な活動、これをしっかり続けていただいて何としてもこの秋田市議選、勝利をしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。それでは土田さん、最後お願いします。
土田せい:
はい。今、幹事長がおっしゃった通りで。とにかくれいわ新選組が秋田にもあるんだということをぜひ皆さんに知ってもらいたいという風に思っております。それと同時に私がさっき3つほど挙げた公約ですけれども、それを実現させるためにも、ぜひ皆さんに票を入れていただければという風に思っております。何卒、土田せいですので、よろしくお願い致します。
高井たかし幹事長:
はい。それでは、以上で記者会見を終わらせていただきます。どうも今日はありがとうございました。
※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。