【会見文字起こし&動画】兵庫県 次期自治体議員選挙 公認候補予定者発表 後藤うみ(神崎郡市川町)、高井たかし幹事長 / 2023年7月13日 兵庫県内

高井たかし幹事長:
はい。それでは時間となりましたので、ただ今より、れいわ新選組の記者会見行わせていただきます。私は幹事長を務めております、高井たかしと申します。今日はですね、兵庫県の神崎郡市川町議会議員選挙、8月の1日が告示で6日が投開票の予定のこの町議会選挙にですね、れいわ新選組公認で立候補を予定している後藤うみ候補と一緒にですね、記者会見をさせていただきます。まずは私のほうから党全体の話をして、その後、後藤さんから決意を述べていただき、そのあと記者の皆さんからご質問を受けたいと思います。今日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。それではまず私のほうから、れいわ新選組の現状でございますが。れいわ新選組は4年ちょっと前にですね、山本太郎代表がですね、たった1人で立ち上げた政党でございます。その後4年経ちましてですね、現在は国会議員が衆議院で3名、そして参議院で5名と、合計8名の政党となりました。ただですね、まだまだこの人数では我々の目指す政策が実現できておりませんので、近いうちにある衆議院選挙、あるいは再来年の参議院選挙でですね、また国政では党勢を伸ばしていきたいと考えております。

一方で地方政治についてはですね、れいわ新選組はこれまでなかなか立ち上げて2年3年目ではですね、そこまで手が回っていなかったというのが正直なとこでございますが。今年の4月の統一地方選挙を皮切りにですね、これからは地方政治にもしっかり取り組んでいこうということで、現在50名の地方議員が誕生致しました。町議、町議会議員は現在5名でございます。後藤さんが当選すれば6人目の町議会議員、残り45人は市議会議員と区議会議員でございます。れいわ新選組がなぜこの地方政治に力を入れていくかというのは大きく2つございます。まずひとつ目は、れいわ新選組の政策を見ていただくとですね、ほとんどの政策がおひとりおひとりの市民の皆さまに寄り添った政策でございます。誰ひとり取り残さない、そういう政策を理念を掲げている政党でございますが、その政策、理念を実現しようと思うとですね、実は国政よりも地方自治体、地方議員の方のほうがですね、より市民の皆さんにおひとりおひとりに寄り添った仕事ができると。そういう意味では、れいわ新選組の政策を実現するに当たっては地方議員こそ主役であるというのがまずひとつでございます。

そしてもうひとつは、れいわ新選組の政策を実現するためにはやはり国会での議席を増やさなきゃいけない。この衆議院選挙でもですね、倍増以上の議席獲得を目指して、我々、擁立を検討しております。ここ兵庫県でもですね、2ないし3名くらいはですね、ぜひ擁立したいと思ってますが、国政での選挙を戦うにあたってもですね、やはり地方議員の存在というのは大変重要であります。特にれいわ新選組は、一人ひとりの市民の皆さん、ボランティアの皆さんに支えていただいてる政党です。そのボランティアの皆さんと党本部がこれまでは必ずしも十分な連携ができてこなかった面があります。しかし今回、地方議員が増えることによって、その地方議員の皆さんが党とそれからボランティアの皆さんとの架け橋になっていただける、そういう存在にぜひなっていただきたいと。そういう意味ではこの兵庫県の西の地区はですね、まだ地方議員がおりません。西宮の市議会で統一地方選挙で佐野ひろみという市議が誕生しましたけれども。ぜひですね、この後藤うみさんにもですね、このれいわのこの兵庫県の西の地区。そして実は中国、四国ね、ここもね、ボランティアの皆さんが活発に活動していただいてますけど、こないだ中四国の皆さんがね、みんなで後藤さんを応援しようということでZoomのミーティングを企画してくれて全国に呼びかけているとそういう状況も生まれておりますので。何としてもこの後藤うみさん当選を果たしたいということで、党としても全力を挙げて応援をしていきたいと思っております。それでは、後藤さんのほうから決意を述べていただきます。よろしくお願いします。

後藤うみ:
着座にて失礼致します。皆さん、こんにちは。本日はお集まりいただきありがとうございます。れいわ新選組より市川町町議会選挙に立候補をさせていただきます、後藤うみと申します。私はですね、幼少より他律的な詰め込み型の公教育というものに対して疑問を抱き、大人の手を借りて民主的な議論によって運営される民間の教育施設、これをですね、9歳のときに創立しました。そこで高校進学までのおよそ7年間、民主主義についての学びを深め、人と人が合意に至るために必要なことということをですね、学びました。高校卒業後は京都の大学並びに大学院に進学し、仏教についての専門的な知見を深めました。人間の存在そのものを問う学問の考究を通して、私たち人間の底にある、根底にあるものが何なのかということを深く学びました。私が学んだ仏教の基本は一言で言えば、「えらばず、きらわず、みすてず」ということです。この世というのは弱肉強食の世界です。権謀術数(けんぼうじゅっすう)を駆使したものが勝ち残る、それがこの世の現実かなという風に思っております。強いものだけが選び取られ、権威に従わないものは嫌われ、弱いものは見捨てられていってしまう。それが私たちの社会の実相であると思っております。しかし仏教はですね、そのような世の中においてなお、「えらばず、きらわず、みすてず」の道を行けと説きます。それは、私たち人間が本当は誰もが選び嫌わず見捨てられない世界、これを願っているからだという風に言います。私からはですね、悪人に見える人にも、本当はそこに至る悲しみというものがあると感じています。見捨てる側にも見捨てられる側にも言葉にならない心の底にある悲しみというものがあると思っています。だからこそ私は、「えらばず、きらわず、みすてず」の社会を目指して市川町議会選挙に立候補することとさせていただきました。

見ていただいてわかる通り、私は若輩者です。足りないところしか、もうないような人間です。しかしそれでも、他の方と比べず焦らず諦めず、自分のできること、やらなければならないことというものをひとつずつやっていけたらと思っています。またその活動を通して、他者を見捨てていってしまう世の中、これに対して私たちの願いはそんなものではないんじゃないかということを訴えていけたらと思っています。人間は弱い生き物だと思っています。条件さえ揃えば、どのようなことでも、どのような恐ろしいことでもなしてしまうのが人間だと思っています。だからこそ、私たちは互いに呼び返し合い、選び嫌い見捨てていく社会というものを変えていかなければならないのだと思っています。以上で、私からの話は終わりとなります。ご清聴ありがとうございます。

高井たかし幹事長:
はい。ありがとうございました。私も今、知ったんですけど9歳でフリースクールを立ち上げたというですね、強者であり、またね、この衣装もお坊さんという。選挙中もなんかこれで戦うとさっき聞きましたけども。本当に異色の候補でございますが、れいわ新選組にふさわしい。ぜひいろんな方がですね、れいわ新選組には集っていただける、本当にありがたいことだと思っております。はい。それではここから記者の皆さんからご質問を受けたいと思いますので。マイクを回しますので、質問のある方は挙手をしていただけると助かります。はい。じゃあお願いします。

記者:
読売新聞と申します。今日お世話になります。まず後藤さんのご経歴なんですけども、最終学歴は大学の大学院の修士課程を修了と。大学修士ですね、結局。博士課程は中退されてると? 

後藤うみ:
そうですね。満期退学ということになってます。

記者:
ということですね。

後藤うみ:
はい。

記者:
はい。わかりました。今回、れいわ新選組さんの公認ということですけども、この間、私どもにいただきました調査票では無所属で出られるということなんですが、それはそういうことでよろしいですか? 

後藤うみ:
そのときはまだの党の方と連絡が調整段階だったんですね。公認いただけるかどうかというのがまだわかってない状態だったのでそういう風に書かせていただいております。

記者:
じゃあ、もうれいわ新選組の公認ということで。党派は、もうれいわ新選組と。

後藤うみ:
そういうことになります。

記者:
いうことですね。はい。わかりました。それとあと過去のご経歴なんですけども、今、いただいてる資料拝見してますとね、例えば有限会社ステップワン、これは舞台照明の会社ですか? 

後藤うみ:
そうですね。これは舞台照明の会社になってます。これは、ただ日雇いのね、形で携わらせていただいとったもので。僕自身、その高校を卒業してから2年ほど演劇関係のことをやっていました。その中でご縁があって、その舞台照明のね、仕事を一緒にさせていただいていました。そういうことで書かせていただいてもらってます。

記者:
その後、西宮サドベリースクールですか? これが1年間ですかね? 2015年から16年。

後藤うみ:
そうですね。そうなっております。はい。

記者:
で、その後、これ、一般社団法人のデモクラティックスクールまっくろくろすけ。これは言い方としましては一般的にはどういう? 民間の教育会社ですか? 

後藤うみ:
そうですね。基本的に子どもたちが自主的に運営するサドベリースクールというのがアメリカにあるんですけれども、そこの理念を用いつつ、日本で独特独自の形で民主主義教育というものをなすという形でできたのが、西宮サドベリースクールだったり、あるいはデモクラティックスクールまっくろくろすけというものになっております。

記者:
それは主催という言い方ですか? 経営という言い方? どういう言い方をさせていただいたら一番。 

後藤うみ:
僕自身が関わっていた。僕は有期契約社員みたいな。

記者:
そこの社員ですか? 

後藤うみ:
そうですね。

記者:
後藤さんが、そこの代表を務められたのではなくて。

後藤うみ:
ではないです。ないです。はい。はい。

記者:
そういう民間教育会社に勤務をされていた、と。そういうことですか。わかりました。それとあとすいません。立候補のときのお名前なんですけども、本名は普通のSeaの海ですよね。

後藤うみ:
はい。そうです。

記者:
届け出はひらがなで「うみ」と。これ新聞で書かせていただく場合はどうなんですか? 前の、やはたオカンさんの時はね、選管に届け出ということで、こちらも確かそのまま書かせていただいたかと思うんですが。通常は大体、戸籍名のご本名で書かせていただくんですが、これどうですか? 新聞的には。 

後藤うみ:
そうですね。僕自身はこのお名前でね、出させていただくんでこちらでやっていただけたらなと思います。特にそのね、僕、男で「うみ」という風に呼ぶより、「かい」という風にね、呼ばれることが基本的に多いんですね。だからわかりづらいかなという形でひらがなにさせていただきました。

記者:
そうですか。はい。わかりました。はい。私からは以上です。ありがとうございます。

後藤うみ:
ありがとうございました。

高井たかし幹事長:
はい。その他に。じゃあお願いします。

記者:
後藤さんに確認なんですけども、ご出身は市川町? 

後藤うみ:
はい。市川町です。神崎郡市川町。出身も在住もそこです。

記者:
そうですね、今はお寺で勤められている? 

後藤うみ:
そうですね。

記者:
市川町。そうですってことですね。はい。

高井たかし幹事長:
はい。その他いかがでしょうか。あ、じゃあ、お願いします。

記者:
朝日新聞と申します。えっと、すみません、さっきちょっと無所属から公認になられたことをおっしゃってたと思うんですけども。公認の日付とか、どういう決定期間を経たかっていうのを、ちょっと少し細かく教えてもらってもいいですかね。申請があって、こういう期間で検討し、誰々が決めたという、もしも経緯があれば教えてください。

高井たかし幹事長:
はい。日付はわかるかな? 公認の日付わかります? 6月28日ですね。6月28日の公認決定というのは党の役員会という組織で、代表、共同代表、幹事長、あと数名いるんですけど、その役員会というところで決定しております。党本部ですね。はい。で、れいわ新選組の場合、県連とか支部がありませんので、県連とか支部で決定するという形ではなく、全部、党本部が面接もさせていただいて、そして面接が終わって合格になったら今度は役員会に諮るという形で、その役員会が6月28日だったということです。はい。申請というか、応募したのを覚えてます? ああ。結構、だからね、最速なケースですね。15日で。やっぱ選挙が8月1日から始まるということもあってですね、6月13日に申請いただいて、もうすぐに面談をして、そして合格だということになって、役員会に諮ったというのが、役員会決定が6月28日ということでございます。

記者:
もう1点ちょっと、後藤さんにちょっと細かいことで恐縮なんですけども。いわゆるあの筆頭になる肩書きというのは、書面上は確か僧侶という形で伺った記憶があるんですけども、これはいつからというのはわかりますかね。

後藤うみ:
えっとですね、一応そのですね、僕自身の宗派ではですね、その教師資格というものがありまして、それを取得したのは2013年に取得になります。で、そこから、それはまだ大学時代だったんですけれども、こちら自坊のほうに帰ってきてお手伝いさせていただくという形でさせていただいてます。ですから、その資格自体は2013年に取得してるので、そこから僧侶ということになります。

記者:
僧侶の方の場合というのは、ちょっとごめんなさい、これまであんまりちょっと経験したことないんですけど。例えば教師だと教員資格を取ったら、でもそれイコール教員にはならないじゃないですか。やっぱり実務経験というか、お寺さんなり宗教施設なりでっていうことがあるんで、そういう意味ではいつからという風に考えたらいいですか? 

後藤うみ:
正直ですね、詳しい、候補衆徒という形で自坊の所属僧侶という形になるのは、もう本当にそれを取ったときからなんですね。2013年に取得するときに、まず所属寺院というものがありまして、そこを決定してから初めてその取得ということになるので、2013年からということになると思います。僕も詳しい部分は、少しちょっと住職に聞いてみないとわからないんですけれども。そこからですね、おうちに自坊に帰ってきてお寺のお手伝いさせていただいているという形です。帰ったのはいつだったっけな? 覚えてるかな。もう8年くらい。大学院ね、途中に博士課程へ行ってるときに京都からね、こちら自坊のほうに帰ってきて、そこでお仕事させていただきながら、また子育てさせていただきながら、お寺のお仕事というものを少しずつ手伝うようになってきてます。ですから、そうですね、2015年修士課程修了して帰ってきているので、2015年からということになるかと思います。

高井たかし幹事長:
はい。どうぞ。はい。

記者:
先ほどご住職に聞かないとという風におっしゃいましたけど、今、あれですか。例えば副住職とか、何かお寺での肩書きというのはあるんでしょうか? 

後藤うみ:
そうですね、正式なところでは候補衆徒ということになってるんですけれども。内々では一応、後住という形で、後に住職になる者という形、副住職みたいな形ですかね。

記者:
副住職でもない? 

後藤うみ:
そう、副住職でもないんですね。ちょっと複雑なところで、僕自身も確認しないとわからないんですけれども。一応、後住、後ろに住するですね。そうですね。後住という風に言われています。

記者:
じゃ、将来的には住職になられる? 

後藤うみ:
そうですね。うちの住職がもう無理だとなれば、お寺を継いで住職になっていくことにはなるのかなと思っていますが、まだそれもね、どうなるかっていうのはまだよくわかっていないので、どうとも言えないという形ですね。

高井たかし幹事長:
はい。その他はいかがでしょうか。よろしいですか。はい。じゃあ最後に一言ずつ、また決意を申し上げたいと思いますが。本当にですね、後藤うみさん、なかなか異色の候補でございまして、我々も最速で、私も今、15日で決定したんだということを改めて思いましたけれども。実は冒頭も言いましたけど、中四国のボランティア、れいわのボランティアチームのミーティングというのがあってですね。そこに中四国、隣がすぐね、岡山県近いですから、の皆さんがぜひね、後藤さんの話を聞きたいと言って、そして全国に呼びかけて、れいわのボランティアの皆さんがミーティングを持って、いろいろ話をしたそうなんですけど。非常に好感を持って、みんな、ああ、こんな候補だったらぜひ応援したいということで、全国からですね、応援しようという声が上がるような候補でございますので。ぜひこのYouTubeご覧の皆さんはですね、当面、この中四国やあるいはこの近畿も含めて地方選挙ございません。7月8月、立候補をする者はございませんので、ぜひですね、この後藤うみさんをいろんな形で応援していただけますので。何としても党本部としてもですね、全力で応援したいと思いますので、ぜひよろしくお願い致します。はい。じゃあ最後、後藤さんからお願いします。

後藤うみ:
本当にですね、僕自身、若輩者なんですけれども。僕をですね、本当にれいわ新選組のボランティアの方々はですね、支えてくれています。正直ですね、1人で選挙に出るということも考えていたんですけれども、今のような形で支えていただかなければ、たぶん途中で頓挫していたのではないかなとすら思っています。本当にね、いろいろな機会をいただいて。そしてまた時間もね、ない中で寄り添っていただいて、本当にれいわ新選組の皆さんにはですね、感謝をしております。ボランティアの方々と出会うことによって、僕は「えらばず、きらわず、みすてず」ということをですね、スローガンにしておるわけですけれども、それを生きる覚悟というものがどんどん固まってきました。全然、僕自身ですね、本当に愚かな人間なんですけれども、その中でやはりもう一歩踏み出していく勇気をいただいたのは、皆さんのお陰かなという風に感じております。住職というね、お寺に所属しているもので、今後住職という形でなっていく可能性もあるんですけれども、その中でもやっぱりお寺というものはですね、外に出て行かなければならない時代になっているということが、もう10年以上前から言われています。うちの宗派ではですね。その宗門の中だけではなくて世間一般に対してですね、この教えというかその生き方というものをですね、示していくというのが課題になっています。それを一連の流れとも伴ってですね、れいわ新選組さんのいくつも掲げられている政策というものは、これは本当に仏教の教えに従うものだと感じているので、共に連帯して歩んでいけたらなという風に考えています。自分1人ではですね、やっぱり何事もなせないというのが人間だということをですね、この35年間、生きてきてひしひしと痛感しました。その中でこういう形で皆さんと出会えたことというのはですね、本当にありがたいことだと思っています。いろいろお話があちこち行ってしまいましたけれども、とにかく感謝をしたいという気持ちでいっぱいです。今日は本当に皆さん、集まりいただきありがとうございました。

高井たかし幹事長:
はい。ありがとうございました。それでは以上で、れいわ新選組の記者会見、終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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