高井たかし:
はい。それでは定刻となりましたので、ただ今より、れいわ新選組の不定例記者会見を始めます。では、代表からお願いします。
山本太郎:
はい。お足元の悪い中、皆さまお集まりいただき、ありがとうございます。不定例会見ということでやらせていただきます。いつも通りです。皆さんからご質問があれば順に受けていくという形がメインになります。それでは、ご発言ある方から手を挙げていただければマイクが回ります。いかがでしょう。なければ終了になります。では、終了ということでよろしいでしょうか。いいですか。ありますか。はい。
記者:
2点お伺いしたいと思います。1点目は他党の、いつも山本代表がおっしゃってる、他企業の話ですが。立憲民主党で今、代表選に出馬しておられる、野田佳彦さんも枝野幸男さんも消費税5%に対して、枝野さんは消費税5%にしたらハイパーインフレになるという理由から反対をしている。野田さんも社会保障の財源として必要だということで消費税10%のままで続けるべきだという旨の発言をしています。これについてどう思うのかということと。あとれいわの、2点目が、話になりますけども、元れいわであった方が大石あきこさんの選挙区と、つじ恵さんの選挙区で立たれていますが、それについて代表はどうお考えかご見解を伺えればと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。2点、ご質問いただきました。まずは他党の話ですけれども、立憲民主党の代表選ってことですね。で、揃ってる顔ぶれは何かというと、どちらかと言うと過去の遺物みたいな人たちが手を挙げてしまっているっていうことですね。はい。残念ながらってことです。で、過去の遺物ということは何なのかってことですけれども、結局、自民党のコピーみたいなもんなんですよ。自民党のややハト派が集まったというような状況が手を挙げているところなんだろうと。で、今、自民党が当然、一番ヤバいのは自民党なんですよ。もう反社会的勢力というのが自民党であり泥棒であり強盗であるっていうのは自民党なんですけれども。事実上、その下地をつくったという、過去のですね、民主党時代のそういった黒歴史的なものがありながらも、その者たちがまた手を挙げてしまってるっていうのが非常に絶望的だなという風に思います。中でも消費税のお話をいただきましたけれども、消費税を5%減税をするということにおいて、ハイパーインフレになってしまうというような経済感覚というか考え方を持った者は、もう政治家辞めたほうがいいです。ええ。そういった者が力を持つというものは悲劇でしかないってことです。はい。下手したらまだ自民党のほうがマシかもしれない。ええ。そういった意味で、30年、緊縮で日本が先進国の中で唯一、弱り続けているというこの現実を受け止めた段階で、消費税減税をすることによってハイパーインフレになってしまうというような感覚で政治を行われる者は、もう政治家に向いていないというか、経済、もう一回、一からやり直したほうがいいんじゃないですか?ってことですね。で、その消費税をもって社会保障の財源にしていくということが謳われ続けてきましたけれども、実際にそのようなことがあったのかってことですね。過去を見てみれば、いみじくも安倍総理が所信表明において国会において、消費税増税分の7割、これは借金返しに使ったっていう話がありますから。直接的に社会保障を支えるためにそれが消費税が必要なんだということにはならないってことですね。逆に言えば社会保障の財源として消費税が必要だということを真っ向からそうではなかったということをバラしたのが安倍さんであったということだと思います。一方で、じゃあ社会保障を支えるために財源としてどの税財源が必要なんだって考えたときに、どうして消費税ばっかり言うの?ってことなんですよ。だって過去最高益なんでしょう? 大企業はって。それだけじゃなくて、例えば金融資産だったりいろんなものを増やしていってると。富裕層超富裕層がさらに肥大化しているという中でどうして庶民の首を絞め、中小企業を潰しまくるというような、ある意味でそういった消費税をさらに拡大していくというようなことを予告するような者たちに、一体何を期待しろというのかってことですね。そう考えた意味でもそういった意味でも、他の会社ですけれども、立憲民主党の代表選に何を期待するかと言われる話に関して、自民党の総裁選と並んで期待できない、もう終わった祭りというか。ええ。死人をよみがえらせる為の祭りでしかないなという風に思います。
先ほどですね、自民党も民主党と名乗る者たちも大して変わらないというような話をしました。それ、言葉だけでふんわり言っちゃうのも何か失礼にあたるかもしれないので。一応、民主党政権時代にどういったものを前に進めてきたかというようなことを簡単に」言うと、例えば社会保障と税の一体改革という名のもとに消費税を上げたと。で、景気が悪い時に消費税を増税する馬鹿な国、自殺国家はひとつもないんですよ。逆に減税するんですよ、どの国も。日本だけですね。それを主導したという意味でかなり罪深い。自民党が日本を壊したことは間違いないけれども、民主党も日本を壊したことは間違いがない事実であるということが明らかだと思います。他にもTPP。TPP、日本の主権が奪われると言われるまでした、日本の産業を守るというようなことから大きく逸脱し、もう既に十分自由であるという国際的な取引をさらに大企業、そういうグローバル企業にとってさらに日本を草刈り場にするため。で、日本国内にある企業に関して近場において帝国主義を完成させるような、草刈り場にしていくというような、本当にある意味でかなり悲惨な状況になっていくためのそういったメガ協定ですね。このTPPに対して道筋をつけたのは間違いなく民主党ですから。そのあとに成立させたのはこれは自民党なんですけれども。他にもですね、「脱原発」というような言葉も出てきた時代はありましたけども、結局、なんだったかっていうと民主党政権時代に行ったのは財界主導の原発。これは再稼働であり、そして輸出なんですよね。それだけじゃなくて、例えばですけれども地方分権とは言葉ばかりで、これは新自由主義的な地方分権。中でも一番たちが悪いのがPFIですね。この旗振り役として竹中平蔵座長みたいな方もいらっしゃるわけですけれども。でもそういった者たちが力を合わせて日本のある意味での国益、財産というものを切り売りしてきた。その道筋を最初につけたのは民主党であると。もちろん、そこに補完勢力として自民党と公明党が力を合わせて日本を壊してきたってことは言うまでもありません。これが民主党政権時代に行った、彼らの許されざる様々な動きであろうと。もちろん武器輸出、共同開発、こういったことにも道を開いたという部分はあります。それが民主党です。その民主党において、看板を付け替えても民主党ですから。その民主党の死人を今、よみがえらせる祭りというものがこれから絶賛開催されると。その中において誰かに期待できるかということを言うならば、まだ経済だけで言うならば、私は江田憲司さん。江田憲司さんの経済感覚がまともであると。江田さんがしっかりと立憲民主党のリーダーとなって大減税。で、とにかく積極財政。30年の不況を終わらせると。そして日本をもう一度、この先進国の中でも輝ける地位に導くんだというようなことをやっぱり旗振っていただくということを、今の手を挙げているメンバーの中では期待してしまうところではありますけれども。でも別会社の話なので。一有権者として期待をするということです。その他は絶望的だと思います。はい。
で、その立憲民主党といわれる方々が私たちれいわ新選組の既に候補者を擁立しているところに追加で候補者を擁立すると。例えばですけど共同代表である大石あきこ、大阪5区というところですけれども。ここに立憲民主党の候補者が立っていなかったんですけど、ここにわざわざ立てるということをしたってことですね。で、そこの立憲民主党の大阪5区の候補者として誰が上げられたかっていうことなんですけれども、2021年の選挙のときにれいわ新選組から別の選挙区、大阪7区だったかな、から立候補した人間が、大阪5区で立候補すると。元々この方、大阪5区が地盤の方だったんですけれども、私たちに相談があったときにはもう5区は既に大石あきこで決まっていたので、大阪5区は無理だよと。それ以外で希望があるんだったら聞けるけどっていうことで7区に落ちついた。活動量は薄い方でしたから結局は落選ということになったんですけれども。その落選されたあとに立憲民主党から拾われて、大石にぶつけてきたと、ぶつけてきたっていうのは言い方が悪いかもしれませんね。はい。それは立候補するのは自由なので、そういうことです。
で、もうひと方、つじ恵さんですね。私たちれいわ新選組の愛知の15区になりますかね。そこにおいても候補者を立てられることになったと。その候補者が、私たちれいわ新選組の統一地方選だったかな、あれは。統一地方選で川口から市議として立候補された女性の方がいらっしゃったんですけれども。その方が川口市議を辞められて、で、立憲民主党からわざわざ愛知県の15区に立候補されるっていうことですね。これを受けてどう思われますか?ということでよろしいですか。はい。仁義なき戦いということを、もう完全に向こう側が認められたってことでしょうから、こちらも遠慮なく行かしてもらうということです。自民党がダメなのは当然なんですけれども、野党第一党がダメだっていうのも絶望的ですから。まず、どうしようもない野党第一党をどうにかするしかない。そのためにはその中で指導的立場をやはり握っている者であったり、影響力がある者、マイナスの意味でですね、そういった者はやっぱり遠慮なくここは私たちも立てていきながら、政治家を、政治家に向いてない方から政治家に足を洗うというきっかけを差し上げる。言い方を変えれば引導を渡すというようなことも、やはりやっていくべきだろうということで非常に燃えております(笑)補足あれば。
高井たかし:
はい。そうですね。立憲の代表選は本当によその組織なんですけども、私も昔、立憲いたもんですから。いたときからね、消費税減税派の議員多いんですよ。かなりいますよ。水面下、たぶんね、署名とって、6割以上の議員が当時、枝野代表に減税すべきって持ってってますから。そういう人たちがね、今、江田憲司さんとか馬淵(澄夫)さんとか担ごうとして私にも連絡くれるんですけど。いや、ぜひ代表になっていただきたいですね。はい。
山本太郎:
ありがとうございます。他にございますか。
記者:
はい。すいません。久しぶりにご連絡いただきました、クミチャンネルです。よろしくお願いします。えっとですね、今、れいわ新選組のホームページを開けますと、「絶望してる?」っていう呼びかけ、「世界に絶望してる? だったら変えよう。」という呼びかけがですね、緊急政策っていう文字をバックにしながら目に飛び込んでくるんですけれども。れいわ新選組さんは驚異的なスピードで国会議員も増やしましたし、統一地方選で市議さんもかなり揃えることができて、新党がどんなに議員数増やすのが大変なのか知ってますので、すごいなという風に素直に思うんですけれども。市議さんが特に全国に増えたことによってですね、代表が2巡3巡、全国を巡られていく中で何かこう、れいわ新選組にこう、そうですね、今、今日(こんにち)的な若者とか、そういった国民を一番巻き込んでいらっしゃる政党だと思うんですけど。そういう人たちの拠り所になれているというような感覚ですとか、何かしら皆さんがこう発言しやすくなってきてるっていうような実感っていうのは実際持たれていらっしゃるのかどうかお伺いしてみたいと思います。
山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組が旗揚げしたのが2019年、現在2024年。5年という月日が流れるということですね。その間には党勢拡大、少しずつですけれどもしてきたと。国会議員8人。で、地方自治体議員が50人くらいいますか。54名いると。その54名が全国、偏りはあるんですけれども、議員がいる地域いない地域、集中している地域などバラバラですけれども。そういった人たちが増えたことによって、社会に浸透していっている、もしくは政治に興味を持っていただいているという実感はあるかというようなお尋ねでいいですかね。感覚的には。今の社会を見てて、れいわとか、れいわでないとか一切関係なくして、今の社会を見ててあまりにも政治おかしいよなって思えることって数多くあると思うんですよ。で、その中でやはり政治がおかしいから、やっぱり世の中おかしくなっていくんだよなっていう当たり前のことに気づかれたりとか思い出されたりとかするってことは私たちきっかけでなくても、そのきっかけとなるようなものは多くあるんだろうという風に思います。一方でそのような気持ちになった人たちに対して何かしら語りかけであったりとか、一緒にやっていこうよというようなきっかけをもたらすことが地方自治体議員によって、それぞれの地域に活動があるならば、これは非常に素晴らしいことだと思います。ただ、問題としてそういったものを何かしら定量化できるというわけでは、なかなかないと思うんですね。私どもが唯一、わかりやすく定量化できるとするならば、例えばですけれども、代表が街宣をするとか、代表が全国をまわるときに、例えばですけれども、今までこういったものに参加したことがなかったけど初めて来たことがある人ってことを必ず尋ねるんですね。そのときに各地方、各地域行ったときに、少なくとも20人以上手が挙がるってことです。これまでそういうことあんまりなかったですね。これまではれいわの支持をしてるとか、ちょっと興味があるとかそういう人たち中心に集まってきたんですけれども。その参加者の、そうですね、5分の1であったり、10分の1であったりって言われる方々の中に、初めてどんなもんか来てみた、何かしらちょっと政治に対して興味が湧いてきたみたいな方々が多く含まれてきているってことです。なので、例えば代表が全国を回っていろんなところで話をしていくということは一番そういったところとの出会いっていうのが数値化されやすい部分あるんですけれど、逆に地方自治体議員としてそれぞれの地域でそういうものがどれくらい広がっているのかということに関して、数値化がなかなか難しい中、それを何かしら手応えを感じてますとまで言える人っていうのはなかなかいないんじゃないかと思います。これはやっぱりもう毎日の積み重ね以外、方法がないと思うんですね。はい。究極は変わるか変わらないかはわからない。これは自分1人の力で変えられるわけじゃないからですね。けれども、これは変えずにはおれないと、変えるしかないんだという思いをもとに、れいわの旗のもとに集まってきてくれて活動してきてくれてる人たちなので、それをここは私たちはそこを信じてそれぞれが日々できることを拡大していくということにやっぱり専念していくということだと思います。すいません。さぁ、どうでしょうか。いや、でも全国まわったりとかしてるのでぜひ全国というか、いろんな。
高井たかし:
司会の役割をしようと思ったんですけど。
山本太郎:
ああ、全然問題ないです。
高井たかし:
そうですね、地方議員増えてきて、そのことによってですね、統一地方選で一気に増えたわけですけど、そのあとの地方選ではですね、それぞれが応援に入って確実に1人ずつ増やしていけてるという点ではですね、どっかの政党みたいに大量にダーンと出してですね、当選させるっていうようなことを我々せず、ひとつひとつ確実に増やしていくということをやって参ります。はい。
山本太郎:
ありがとうございます。それでは他にありますか。いかがでしょうか。いかがでしょうか。大丈夫ですか? じゃあ2巡目行きますか。
記者:
はい。すいません、クミチャンネルです。再び質問させていただきます。もう中小企業もバタバタ倒れておりますし、個人の方もバタバタ倒れております。何にせよ、あらゆる分野で時間がないといった局面に入ってきていると思うんですけれども。せっかく良い議員さんがたくさんいらっしゃる政党であれですね、そういう方々が機能できない国会でありますとか、頑張って1回の国会に50本ぐらい法案を提出されている政党もですね、何にせよ、議題が取り上げられないですとか、何にせよ、国民の票をせっかく集めてですね、擁立した新しい政党であれ、新しい議員さんであれ、力が消されてしまうというか、そういった現状をですね、私も国会を見るようになって大変憂うようになっているんですけれども。こういったことはちょっとやっぱり庶民パワーのれいわさんに何かしてもらうしかないなということで、マスコミのですね、期待も徐々に集まりつつあるんではないかと思うんですけれども。はい。例えば党首会議をですね、コンスタントにするというのを要求するですとか、あるいは地方では党派を超えて議員さんと仲良くして何か変えていくとかですね、例えばこういうのは私の意見を申し上げて申し訳なかったんですけども、れいわ新選組としてこの国会の機能しない部分を機能させていくために何か私たちが期待できること、やっていただけることっていうのがあるのかどうかお願いいたします。
山本太郎:
ありがとうございます。あの、議員にとって一番重要なことは何かという部分、まずお話ししたいと思うんですけれども。国会議員の、国会議員にとって必要な資質って意味ではなくて、国会議員になったあとに国会議員たちにとって必要なことって何なのかっつったら次の選挙で勝つことなんですよ。そうなったときに誰のための政治をするかってことを考えたら、当然、執行部には逆らえないってことですね。次の選挙の、当然、公認をもらわなきゃいけない。それだけじゃなくて、やはり自分を政治家にしてくれたといわれるような、例えほうば支援者、企業であったり団体であったりっていう。やっぱりそこに対してやっぱり違う意見は言えないってことですね。だから良い議員がいるけれどもっていう話だけれども、結局、彼らが議員で居続けるためには、そういったところを切れないわけですよ。だから統一教会と切れないわけでしょう? 自民党。で、経団連とも切れないわけでしょ? 連合とも切れないわけでしょ? 野党第一党。支援者とは一線を引くんだという話ですよね。だって支援者のすべて言う通りになってたら話まとまるわけないんだから。私たちという存在に対して期待をかけてくれるという人たちに対して、もちろん私たちは全力でやることを約束する。でもあなたが思う100%のことができるわけではないということを了解のもとに、当然、社会を少しでも変えていくために力を合わせてやっていくっていうのが、たぶん、政党当事者とそしてその支援者との関係性だと思うんですよ。言いなりになってしまったら自民党や野党第一党と変わらないってことですね。私たちはそういうところとは違うってことです。
じゃあ何をやりたいのかってことですけれども、議員の生殺与奪っていうか、議員であり続けるために、誰のほう、何を一番気をつけなきゃいけないのかと。それは市民のほうを常に見てなきゃいけないんだと。人々の生活のために私たちは全力を尽くすんだというようなことをベースに議員活動をし続けていけるような、それは応援者たちのバックアップの体制をつくっていかなきゃいけない。つまり何かっつったら、選挙のときに絶対にお手伝いいただかなきゃいけない統一教会や経団連だったりとか団体だったりとか連合だったりっていうところと関係性を結んでいる限りは社会なんて変えられないってことですよ。30年、どうしてここまで新自由主義的なものが拡大してきたかってことを考えてみればもう簡単な話ですよ。どうして大企業が毎年、この10年間、毎年過去最高益を上げているのに、どうしてここまで国民が貧困化してるのかって。どうしてここまで格差が開いてるのかっつったら格差が開くような政治を行い続けてるからですよね。それ許してんのは誰かっつったら、この国に生きる国民なんですよ。国民が目を覚まさなきゃ、こんなこと変えられない。でも少しでもそこに対して疑問を持ったりとか、変えなきゃいけないな、変わればいいな、そういうようなきっかけを持って政治に関わったりとか選挙に何かしら手を貸したりとか、一緒に動いていくっていうことをやりだした人たちが、れいわ新選組を8人の国会議員と54名の地方議員という形をつくってきたってことです。だから今のままでは、これはもう大して影響力ないです、はっきり言っちゃえば。数が少な過ぎる。ここがやはり2桁になっていく、国会議員の数が2桁になっていくというような状況になってくれば、おそらく他党の議員っていうのも、やはり元々自分自身が国会議員を志したときの方向性を維持したまま政治に関われるっていうほうを私は選んでくれるんじゃないかな、そう思うんですね。そういう人たちも少なくないと思うんです。つまり何かというと、れいわ新選組としてできること、さらにないか、これは私たちが日々考えていかなければいけないテーマなんだけれども、そこにぶら下がるということだけでは世の中は変えられない。あなた自身が社会を変える、社会は変わったほうがいいという意思を持つかどうかというとこからスタートをして、その気持ちというか、その思いというものを、現在の既存の政党の中で一緒にやっていけるということで、れいわを選んでもらうということ以外は私は変えようがないと思ってます、世の中は。だから何かしら党首会談がどうしたとかそんな形だけのことやったってしょうがない。今の現状を見たらわかるじゃないですか。今の現状を見たらわかるわけでしょって。30年、景気がここまでひどい崩壊の仕方をして人々の生活がボロボロになって中小企業潰れてっていうような、ある意味でもう生かさず殺さずっていうかもう殺しに来てるような経済政策や様々な政策、一部の者しか儲からないような、果てはもう最終の締めくくりとして戦争でもやりゃあすべてがリセットされるだろくらいのことしか考えてないですよ。戦争終わったとしても復興でもまた金儲けになりますからねって。戦争金儲けですから。で、多くの人々に関してこれ以上不満を抱かせないために箝口令(かんこうれい)を敷いて、国の言う通りにしなきゃいけないというような雰囲気をつくっていくのが戦争なわけでしょ。それに加担したわけですよ、大手メディアたちは。
でも今、その局面にあることを大手メディアは言わないですね。どうしてかっつったら、商業主義に則ってるからですよ。自分たちの金儲けにはスポンサーからの広告が必要だからですよ。そういった事実関係も踏まえた上で、今、この世の中を変えるのは政治家じゃないんですよ。この国に生きる人々なんですよ。それを体現した形になったというものがれいわ新選組であるということですね。ここが何かしら日和るというようなことをこの先やっていくならば、もう存在意義はない、解散だってことです。いろんなこと言われます。世の中を変えていくんだったら、野党第一党とも仲良くしてって。そんな訳の分からない下駄の雪みたいな思想を持ったようなね、自民と公明みたいな、そして野党第一党とどっかの党みたいな。そういう関係性を何十年も続けてきた結果、この国壊れたんですよって。最後に残された希望でありたいと、れいわは。そのためにはやはり一人ひとりに、思い出していただく、気づいていただくということをやっぱりやっていく。世の中を変えていくことはもちろんだけれども、その大前提として世の中は変えられるんだということを、現状があまりにもひどいということとセットで、多くの方々に知っていただいて、そして拡げていくしかない。もう何度も同じ話飽きたよって言われること、たくさんあるんです。飽きたんだったらあなたは別のステージに進めばいいだけ。まだ、そういう話も聞いたことがないし、そう考えたこともない人たちが圧倒的多数なわけだから。同じことを、この先もずっと続けていく必要があるだろうという風に思ってます。すいません。ちょっと答えがあちこちいったように思いますけれども根底は一緒です。他いかがでしょうか?
記者:
沖縄タイムスと申します。沖縄の衆院4区についてお伺いします。野党統一候補を出すことで協議が続いてると思うんですけれども、28日にれいわ新選組さん、要望書っていうんですかね、文書を出されて。その文書を出された、このタイミングで出された意図というか理由と、その選考委員会はその要望を受け入れないということを決めました。それについて今後どう対応していくかというのを教えていただけますか?
山本太郎:
ありがとうございます。質問が出なかったら最後にお話しさせていただこうかなと思ったんですけども、沖縄タイムスさん、ありがとうございます。ご質問いただいて。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんけれども、れいわ新選組はですね、沖縄4区において、山川ひとし、山川ひとしを公認しているというような状況ではあります。一方でですね、オール沖縄主催で沖縄4区の候補者を一本化するというようなですね、候補者選考会というものが4月から行われています。9回に及びますかね。そういうものが行われていて。で、れいわにもぜひ参加してほしいというお話だったので私たちもそこを共にしていたというところなんですけれども。この選考会にはですね、残念ながら大きな問題点が2点あるんですよ。2点あります。これらが解消されない限りは、ここからのれいわ新選組の参加、次回からの参加が厳しい状況であると。で、その2点の問題に関して、私たちが文書を出し、それに対して答えが返ってきた。あまりにも塩対応だったっていうか、逆に言ったら締め出すような状況をつくられてしまったということが事実関係だと思ってます。その内容についてご存じない方、いらっしゃっちゃいけないので、少しお話をさせてください。問題点2つについてお話をしたいと思います。まず1点目です。立憲民主党、立憲民主党の候補予定者に関してこれが問題点があるということが一点です。金城徹さんって方なんですけれども。これ2021年4月18日に提出された、令和3年収支報告書っていうものがございます。これ何を何を指してるかってことなんですけれども、前回の衆議院選挙でこの金城徹さんって方が立憲民主党の候補者として立候補されたということですね。で、令和3年、2021年の令和3年の収支報告書において、会計責任者という欄に、(これは名を、お名前出していいんですかね? わかりました。ありがとうございます)大城竜男さんという方が名前が載ってるんですけれども。これ、ご本人の了解を得ずに記名と押印を行っていたっていう。これ何かっつったら、有印私文書偽造の疑いがあるってことなんですよ。普通、あり得ないでしょ、こんなの。で、勝手にこの押印までされたという大城竜男さんは以前ですね、立憲民主党の沖縄県、沖縄県連、沖縄県連の幹事長をやられていたんですけれども。この金城さんって方が衆議院に出馬するということに反対をされたんです。で、立憲民主党を離党されてます。で、会計責任者の変更っていうのは、これ、選管に対して届け出るだけで可能なんですけれども、この候補者である金城徹さんって方はその手続き怠って、しかも本人の了解なしに、収支報告書に記名押印をしてしまっているってことなんです。これって、むちゃくちゃヤバい話じゃないですか。野党が立憲民主党が国会の中で自民党に対して、どうなんだって言い続けてきたことですよね。あるまじき行為だって言い続けてきた行為なんですよ。昨年からの自民党の裏金問題の本質っていうのは、収支報告書の虚偽記載なんですよ。逮捕者も出ているんですよ。そういったこともあるのにもかかわらず、立憲民主党本部は2023年10月27日に金城氏を公認した際、この件知ってたんですよね。知ってたんだけれども公認をしているっていうような、とんでもない話なんですよ。この事実を知っていたにもかかわらず公認をして自民に対して裏金問題の批判をしているって、もうむちゃくちゃですね、やってること。
はい。で、例えばですけれども、立憲民主党がずっと批判し続けてきた中には、2022年の10月に発覚した寺田総務大臣の話ありましたよね。寺田総務大臣は何をやってたかっつったら、亡くなった方、お亡くなりになった方を会計責任者として収支報告書を提出していたってことです。有印私文書偽造疑惑ですね。これ立憲民主党、国会では徹底追及してるんですけど。亡くなってはいないけれども生きてる方だけれども、その人の許可なく勝手に名前を変えて押印までしてしまってるって、これ同じことやってませんかってことなんですよ。整合性全く取れませんね、国会で言ってたことと。立憲の候補者、この金城さんっていう方には説明をされてるんですね、この金城さんは。何を説明してるかっつったらこの選考会の座長、照屋座長を始め複数の選考委員に対して大城氏、要は許可なく名前を書かれはんこまで捺された人には面会をして謝罪して和解してるっていう風に説明してるんです。回答してるんです。で、一方で私たちの高井幹事長、そして私たちの沖縄4区の候補者山川、5月9日と8月24日にこの勝手に名前を書かれてはんこまで捺(つ)かれたっていう大城さんとですね、面会をして話を聞いてます。で、「金城さん、面会してるっていう話をしてるけどどうなんですか?」って話を聞くと「面会はしていない」と。「第三者による仲介はあったが許していない。マスコミなどに問われればいつでも真実を話す」と言ってます。ぜひインタビューしてくださいよ。お願いしますね。
で、他にもなんですけども、金城氏の収支報告書、この虚偽記載について、8月4日と13日の公開討論会で、この金城氏、金城さんに直接質問をしようとした私たちの山川ひとし候補に対して、選考会の照屋座長は「この場にふさわしくないので選考会で協議しよう」と発言をやめたんです。おかしいですね。誰が候補者にふさわしいかというための討論会で何かしら疑いがあるということをお話ししたら、この場にふさわしくないという、その静止したこともどうかと思うんですけれども。別でそれは話し合いをしようじゃないかということで発言をやめさしたわけです。にもかかわらず、その後、選考会に出席した高井幹事長から金城氏および当時の会計責任者からのヒアリングを実施すべきだっていう風に求めたんですけれども、「ヒアリングは実施しない」という回答だったんです。隠蔽ですね。選考方法についてね、他にも選考方法について、れいわ新選組が選考会に参加する条件として、要は私たちは別に一本化してもしなくても、当然、候補者出す権利はあるわけですけれども、オール沖縄主催で一本化しようという選考会に「れいわもぜひ」ということでれいわも入ったわけです。じゃあ、そこに参加する条件として、候補者は話し合いによって全会一致で決めるべきで、選考委員のみによる多数決は行わないということを求めたんですね。で、第一回選考委員会、これ4月17日に行われましたけれども、照屋座長から「選考委員のみによる多数決は行わない」という発言がありました。つまり何かというと、れいわが選考会に入るために私たちが訴えたことに関して、これは前向きにそのような段取りでいくということを、座長自身がこれは認めたということだと思うんですけれども。一方でその周辺、座長以外はですね、「これ多数決で決めるべきだ」という発言はずっと続いたわけです。それに対して、座長は否定もしなかったってことですけれども。
このような経緯が様々あった中でですね、れいわ新選組として8月28日、先ほど記者の方が言われた、2つの案件に関して、私たち今、説明した2つの案件に関して、金城徹氏と当時の会計責任者のヒアリング及び選考委員だけの多数決では決めない、この2点を確約できなければ、選考会には参加できないという旨を座長に文書で伝えました。それが先ほど沖縄タイムスの記者さんがおっしゃったことですね。で、その翌日に、いずれも拒否する回答が私たちに渡されたということです。れいわ新選組としては求める条件が満たされるまではこれ選考会を欠席するという方針以外はないなというところです。もちろん、これ条件が満たされれば出席をします、というところですね。なので勝手に離脱したとかっていう話にされかねない。あいつら勝手に席を蹴ったんだっていうことにされかねない話なんですけど、違います。当たり前に求めてきたこと、当たり前にそれはヒアリングされるべきことが蹴られるということ自体が、この選考会の公平性だったりというものを担保できていない。恣意的な運用、つまりは立憲、金城さんに対して必ず彼を候補者にするという出来レースのもとに進められている選考会であるという話以外、これ成立しなくなるんですね。なので私たちはこの2点が満たされるまでは、これ欠席する以外はないということです。はい。というところなんですけれども。
疑惑の渦中にあるというこの候補者に対してですね、ヒアリングであったりとか、その関係者にもヒアリングを行わず、これ強硬にこれが統一の候補者ですみたいな決められ方をするというのは、これ非常にまずいやり方。これ今までの日本の政治の悪い部分全部煮詰めたようなやり方じゃないですか? それをやるんですか? 沖縄でってことですね。変わんないじゃない、永田町とっていう話だと思うんですけれども。そこに対して私たちは正面から向き合い、そしてやりとりを続けてきたということです。高井幹事長、その現場にも何度も足を運ばれ、いろんな経緯というものをもうご自身のこととしてご存じだと思うので、皆さんに何か補足であったりとか説明があればよろしくお願いします。
高井たかし:
はい。今、代表が申し上げた通りなんですけども。私、選考委員なんですね。で、元々の経緯を言うと去年の6月にれいわは山川さんを公認してます。で、これは沖縄っていうのはですね、かなり野党共闘が上手くいっているケースで、1区が共産党、2区が社民党、3区が立憲。で、4区は誰も出てなかった。なら当然、れいわが、じゃ出しましょうと。うまく共闘できるなと思ったんですね。ところがその4ヶ月後に立憲は金城氏を出してきた。もうここはもう元々立憲の指定席だったみたいな感じなんです。で、一本化しようと言って今年の4月に選考会というのが立ち上がったんですけど。正直もうメンバーを見るとですね、政党は立憲、共産、社民、社大党、それかられいわの5党。で、ここに、「(新しい風・)にぬふぁぶし」っていうんですね、元々金城さんが共同代表だった中道保守の政治団体。それから「沖縄うない」ってもう1人、比嘉京子さんっていう方も手を挙げたのでそこの女性グループの代表。それから沖縄4区っていうのは離島が多いので、宮古島、石垣島。で、結構かなりの有権者を占めるので離島を代表してその県議さんが1人っていう8人なんですよ。で、この構成を見るとですね、どう考えても多数決やっちゃったらもう金城さんに決まるっていうのもう見えてましたから。だからやっぱ選考会入る段階で絶対、この8人での多数決はやめてくださいねと、いろいろ議論を尽くして話し合いをしましょうと。で、その話し合いの過程においてはまず公開討論会やりましょうと。これはね、れいわが入ったおかげで今までオール沖縄、1回も公開討論会やったことないんですけど実現しました。それから議事録もすべて公開しましょう。これも強く要求してこれも初めて実現しました。ところが肝心なところが黒塗りなんですね。ここは問題です。で、公開討論会やってですね、見た方はですね、もう大多数がもう山川さんの圧勝なんですよ。で、だからその会場でアンケートも取りましょうっていうのも提案しました。それからオール沖縄の市町村議員が40〜50人いるんですね。だからそこの関わる、その市町村議員に投票してもらいましょうとか、アンケートを取りましょうっていうことも提案したんですけどこれも却下されている。で、実は宮古島で開催したときに宮古島を運営してくれたボランティアの方々が自主的にアンケートを取ってくれたら、結果はやっぱり山川さんの圧勝なんですね。で、それをそのボランティアの方が座長のところに持ってって「これ参考にしてください」っつってもそれも参考にしないと。受け取るけど選考会には上げないっていうんで。もうだからそういう、もう県民、有権者の声を聞こうという姿勢がもう全くないままに形だけやって時間だけ9回選考会やって、最後はもう多数決で決めようというのがもう見えてしまってるので、それであればそこはもう参加できませんと。欠席致しますということで2つの条件を出して全くのゼロ回答ですからやむを得ない。次、9月1日に開くそうですけど当然、これは出席するわけにはいきません。そこで欠席裁判で決めるならそれは正直本当に残念ですし、正当なものではないなという風に思います。
山本太郎:
有権者を置いてけぼりといいますか、民主的にみんなで決めていこうという体(てい)を装った、もう、元から決まってたストーリーに乗っかるというような状態なのかなという風に思います。さすがにれいわをその場に入れるってことを決断したんだったら、こういったことは表に出されるっていうのは当然のことですから。それをわかった上で、ね、いろいろ考えたんでしょうけれど。一番望むことは何かっつったらやはりその2つの点。私たちから求めている2つの点。その疑惑、事件の疑惑というものですね。人の名前を勝手に使い、そのはんこまで捺したという。それの関係者に関してヒアリングをし、そしてやはり話し合いで全会一致っていうものを目指していくということ。で、それだけではなく、やはり選考委員の1票だけではなくてそれ以外にもやっぱりアンケートだったり様々なもので民意を汲み取るというようなことはやっぱり必要なことであろうと。やっぱりそういうことをクリアした上で、みんなで心ひとつに戦っていくってことが重要なんだろうと。やってることが自民党と変わんなかったら、やっぱりこれなかなか難しいと思いますね。れいわが関係しなくてもそのうち瓦解していく話だろうという風に思います。あ、どうぞ。
記者:
すいません。正当な要求っていうのも理解できるんですけれども。この2点のんでくれればもう1回協議に復帰するというお考えなのかということと、もしもう9月1日で候補者決まった場合ですね、れいわ新選組さんとしてはどう今後の選挙どう考えてらっしゃるのかっていうのをお聞かせいただけますか。
山本太郎:
この2つは絶対にのんでもらわなきゃダメなんですよ。というのは何かというと、やはり、まずこの選考会にれいわが参加するという一番最初の段階でのお話し合いというか、こちらからの要望として、多数決というようなやり方ではなくて、全会一致ということをやっていこうということを求めてきたわけですから。で、もうひとつはやはり自民党の総務大臣がですね、亡くなった方を会計責任者の名前の欄に書き、そしてはんこまで捺してたっていうようなことを、これは大々的に国会で不正として、これは追及をしてきたというものがあるのに、自分たちの候補者に関しては、その事実関係がありながら、そしてその被害に遭われた方は納得していないと、許してはいないという状況であるにもかかわらず、そんな声は別にいいだろうと、そのまま行けというような感覚になってしまってるっていうのは、これ明らかにおかしな話ですから。この2つがクリアされるということであるならば、当然、私たちはもう一度、これは選考会の中で出席をさせていただくということですね。離脱ではないんですよ。離脱させたいという意図はビンビン感じるというか。ビンビン感じるとは言いませんね、こういう場面のときに。ものすごくそういうような、向こう側の意図というものは、ひしひしと感じる部分はあるんですけれども。一方で、これはそのままスルーできることじゃないってことですね。しっかりとここはけじめをつける必要がある。で、それが濡れ衣であるならば、しっかりとそれを晴らしていただかなければ、当然、これ選挙にも大きく影響する話だと思いますよ。なので、この2つという部分をクリアしていただくっていうのは、これ、最低条件というか絶対条件ですね。ここがクリアされれば、当然、私たちも、もう一度出席をさせていただくというのは間違いがないことだと思います。
記者:
もしクリアされないまま決まった場合。
山本太郎:
もしクリアされないまま決まった場合はどうなるのか。もうほんとにあり得ない話ですけどね、そんなこと。はっきり言っちゃえば。もうそのときには、もうそれぞれの戦いになっていくことなんだろうという風に思います。そのような疑惑にまみれたままの候補者を沖縄4区の顔として国会議員にするのかという部分。で、それを立憲民主党以外の政党も認めるの?っていうことですね。自民党と公明党の関係と変わらないですね、これって。下駄の雪ですよ、はっきり言っちゃえば。そう考えたならば、やはりそのような状態になった場合には私たちは私たちの道を歩むしかないということだと思います。できればそういうような、決裂というような状態はできる限り避けなければならないし、避けたいという思いから私たちは数ヶ月にわたって選考会というところにも出席をし、議事録を公開するということを求め、そしてそれを実現してっていうようなステップを様々踏んできたわけですね。で、その、何ですか、討論会というものに関しても場所を移しながらやっていこうということも、これ、ね、実現したわけですから。様々なことに関して、やっぱり協力をして、さらに沖縄の候補者というか沖縄の選挙においての民主的手続きをさらに拡大していくというようなことをやってきたという自負があります。その先頭に立っていたのが候補者の山川であり、そして高井幹事長だという風に思うんですけれども。このようなままで、それが瓦解してしまうっていうのは、ちょっと考えたくないというか、考えづらい話です。でも現実とも向き合わなきゃいけないので、そういうような乱暴なことがなされたときには私たちは私たちの道を進むしかないだろうと。私たちの一番の目的がそれではないです。私たちの目的はやはり、心ひとつにやっていけるっていうところ。沖縄から、野党共闘が一番うまくやってきたという沖縄から、そこに対して、野党の一翼を担っているという意味でのれいわというところにもやはり枠をいただき、今の沖縄の窮状、この先、さらに大きな戦争に巻き込まれてしまうというようなことに関しても、やはりこれは防がなければならないってことですね。そういった意味での(沖縄)4区っていうのは日本の最先頭、日本の様々な問題を背負う最先頭に立つという候補者、その重責に耐えられる人物でなければならないという思いです。それを考えるならば、やはり山川さんしかいないという思いには変わりはないですから。残念ながら、私たちが求めてる最低限の2つさえもクリアできないような枠組みであるならば、これは最終的にれいわ新選組としては4区を諦めるということにはならないっていうことだと思います。ごめんなさい。幹事長もよかったら。
高井たかし:
はい。もうすべて代表が言ってくださった通りですけども。はい。そうですね、やっぱりもうちょっとね、こう議論を尽くすと思ったんですね。だから市町村議員の声も聞くとか、公開討論会やったの8月のお盆の頃ですから。それからもうね、2週間もない中にいきなりもう多数決で決めるっていうのは本当にちょっと残念としか言いようがないですね。はい。
山本太郎:
他、ございますでしょうか。じゃあ、2巡目どうぞ。
記者:
France10の及川です。端的に伺いますけども、総選挙近いと言われてますが、候補者どれくらい擁立するのか。獲得目標、何議席くらいなのか。あと応募ですね、公募をしてきてる人の人数とか、どんな感じなのかということと。2点目は、もし差し支えなければお答えいただきたいと思うんですが。立憲民主党の収支報告書を見ると、前回の総選挙が決まった段階で各支部長に500万円、全候補者に支部に餅代というか氷代が出されてますが、れいわとしても、今、年間6億2900万円くらい政党助成金が入ってきてるので、そういう利権みたいに大きな政党とは異なるので、そんなでかい金は出せないと思うんですが、餅代というか氷代というのはお出しになるのか伺えればと思います。以上2点です。
山本太郎:
ありがとうございます。餅代、氷代っていうのは、この夏と正月付近ですか。そこにお金が出されるっていう大きな政党でのお金の分配のされ方だと思うんですけど。私たちはそういうようなお金の配り方をしてません。で、公認が出て選挙っていうところになったときに、これはまとまったお金、先ほど500万円って話をされましたけど。(私たち、これ金額表に出したことありましたっけ。ない?)ごめんなさい。その金額よりは少ないです。でも、まとまったお金を出します。というのは、やはり選挙に向けて様々な準備があるから、お金が必要になってきますね。なので、私たちとしては、私たちとしては一刻も早く候補者を次々に、擁立をして発表していくってことをやりたいんですけれども、それをやっちゃうと、もう経済的に回らなくなっちゃうんですよ。一定の金額というものをやっぱりランニングコスト的にも必要になってくるだろうから。一定出さなきゃいけなくなりますからね。そうなったとしたら、もしも選挙が、この頃あると思ってたのにもっと先になったっていうことになったとしたら、これ、もう倒れちゃうんですよね。なので、6億円の政党交付金があるということで金額だけ見るとものすごく莫大なお金のように思うんですけど、ごめんなさい、全然足りません。で、これが4分割くらいで年間にわたって渡されるってことなので、ちょうどギリギリで資金が底を尽きそうになったときに補填されてっていうことの繰り返しなんですよ。だから非常に、厳しい状況では運営しているのは変わらないってことですね。で、どれくらいの応募が来てますかってことに関して今すぐ数字出せません。ごめんなさい。えっと、数字準備してなかったんで。で、擁立に関してどれくらいの規模だってことなんですけれど、ちょっと、その情報はもうちょっとあとにしたいなと思ってます。これくらいの人数でいく。で、どれくらいの獲得議席でってこと。まずどれくらいの数を擁立しますか?ってことに関して、今、言えることは衆議院選においては過去最大ですと(笑)。2回目やろ、選挙がね。衆議院選挙2回目で、過去最大の候補者を擁立しますってことは、前回よりも多ければそうなってしまうんですけれども。それ以外は今のところ言いようがないかなと。もちろん、いつ選挙があってもいいようにってことで、一定の人数という部分はもう話し合いはされています。で、もうどこから出すっていうようなことに関してももう設定はしていっているところです。もちろん引き続き、候補者への募集っていうのは行ってます。はい。より良い候補者で、意味のある選挙区であったりとか。先ほども言いました。自民党が悪いのはわかってるけども野党第一党も腐ってんなって話なので、そういった意味での、対抗馬を立てるっていうことはやらなきゃいけない。っていうよりも、実際にこちら側がやられてますから、既に。ええ。なのでそういった意味でも、候補者は今、前提としているところよりも増やさなきゃいけないっていうところはあると思います。で、結果としてどれくらいの数を目指すのかってことですけれども。ここもですね、ちょっと今、ここで数字は言えないなと思います。言えるとするならば、前回よりも躍進(笑)。そういうところかなという風に思います。今の永田町変えるためには、れいわ新選組が数を増やす以外ないんですよ。だって既存の政党が何十年もやってきて、日本ここまで没落したわけでしょ? だとしたら期待できないんです。だから新しい勢力、空気を読まないやつら、それを拡大するってことで旗揚げしたのがれいわだから。でもそこから8人の国会議員になったってことは、これはちょっと異例中の異例だと思うんです。バックに宗教も企業もなくってことですね。で、マスコミからも多く無視される中で。一方でここから増やしていくってことが非常に重要なので、少なくとも、少なくとも、ああ、余計なこと言わんほうがいいな。もうちょっとはっきりしてからのほうがいいですね。今、お楽しみ多いじゃないですか。野党第一党の代表選だったりとか、総裁選だったりとかね。そういうお楽しみが多い中で私たちの少し、ね、少ないお楽しみの中から今、お裾分けしても、これ、あまり盛り上がりませんね。なのでタイミングを見て、そういうキーワードについては触れていきたいなというところです。すいません、ありがとうございます。さぁ、他ございますでしょうか。なければ。じゃえっと、あ、最後に、いいですか。最後で。もしもあれば、あれですけど。
記者:
何度も申し訳ありません。ちょっと、こういう機会にご質問させていただきたいと思います。れいわさんのような立ち位置ですと、やっぱりお立場はまだ弱いですので、ね、野党第一党に与党へのバーターを求められて、れいわへのいじめを選択されたりですとか、それから地方のほうでも、結構いろいろ崩しみたいのが入ってきてるかとは思うんですけれども。そんな中で地方議員さんなられた方々もですね、やっぱ各議会で異色だと思いますので、心細くしてらっしゃると思うんですよね。この市議会議員さんを集めての会議とかですね、コミュニケーション不足に陥らないための、こう、いろんなお話し合いっていうのは、どんな頻度でされてらっしゃるのかなって。またそういうことに積極的でいらっしゃるのかなと。結局、山本さんだと割と放任主義だと思いますんで、幹事長の思いも含めてちょっとお伺いしたいと思います。これがひとつと、もうひとつですね。今日の夜ですね、文京区民会館(文京区民センター)のほうで、小沢さんを支えてこられた市民グループの数々の方々がですね、市民連合の方々少し呼んでですね、ちょっと融合的なというか、主催がその政権交代のための、ああ、ごめんなさい、政権交代を目指す、実現する会という、小沢さん側のグループなんですけど。今回題名をですね、政権交代のための話し合い、立憲民主党にもの申すみたいな感じで、市民連合の人も呼んで話し合いをするということなんですね。こういうのはあると昔、山本さんがピンでいらした頃、結構、壇上に現れていろいろ何かご発言されたりとかしたと思うんですけれども、何か、もしその場にいたら言いたいこととかですね、お伝えしたいことがありましたらお願いします。以上です。
高井たかし:
はい。じゃあ最初の質問、私から。地方議員とはですね、基本的に4半期に一遍とか3ヶ月に1回はリアルで全国の議員に集まってもらって、もちろん来れないのでZoom参加の方もいますけど、かなりの方が、こないだも北海道から来てくれましたし、3ヶ月に一遍は、リアルの懇談会、研修会をやってます。その他に月に1回か2回くらいのペースで勉強会を、これはZoomですけどね、講師に来ていただいて、様々なその地方議会でその都度、地方議会といったら年4回ありますけど。それぞれのテーマになりそうなことについて、今月だったら決算が次の議会でかかるので、決算のための勉強会なんかをやって、それが終わったあとに意見交換の場も設けてます。あと先日、党の総会をやったんですけど、そのときはですね、代表、共同代表にも、党の総会のあとに残ってもらって、地方議員とZoomで懇談会、これ結構3時間くらい、夜の12時くらいまでやりましたけど。かなり腹を割って話ができてると。私もいろんな党いましたけど、こんなに地方議員と党本部がコミュニケーションする、ちょっとやり過ぎじゃないかと思うくらい、やってると思ってます。
山本太郎:
手取り足取りっていうわけにはいかないんですね、やっぱり。でもその中で私たちがやれることはやろうということはやってますけれども。やはり限られたリソースの中で分配をしていくってことを考えたときに、今、やってることは精いっぱいであるということですかね。いろんな勉強会であったりとか、いろんなサポートに関してですね。一刻も早く世の中を変える1人としてそれぞれの地域で自力で動いて、様々なものを獲得していったりとかっていうようなことを目指していくということですから。一からみんなを育てていきますみたいな余裕はないんですよ、はっきり言っちゃえば。走りながらやらなきゃいけないから。そう考えたときにここに来れば一からちゃんと育ててくれるんじゃないかっていうようなことにはなりません、やっぱり。そりゃそうですね。給料までもらってる人間が党に育ててもらうとかそんな話にはならない。あなた自身が何をどう変えていくのかってことを考えていきながら、党という枠組みも使って地域を一緒に掘り起こしていくんだというようなことがまず大前提として必要になってくると。党が至らないのは当たり前です。はい。元々、組織でなかったものが5年経ってなんとか少し組織っぽくはなったのはありますけれども。元々、組織っていうようなものに運営に関わってたりとかっていうような者はいないわけだから。そういった意味で、そういった人たちが集まった上で世の中を変えていくということですから、それぞれの自力という部分も大きく求められるところなんだろうという風に思います。党のできるサポートは本当はもっと多いほうがいいけれども。今、高井幹事長のほうから話があったけれども、他党よりかはフォローできてるんじゃないか、そういうような催しが多いんじゃないかっていう話でしたけれども。でもそういうような状況の中でもみんなしっかり踏ん張って、初めてのことだったりいろんなことに戸惑いながらも世の中を変えるために活動してくれているのが、れいわの地方議員だという風に言えると思います。
で、もうひとついただきました。今日、市民活動というか、市民の方々が文京区民センターに集まって政権交代に向かってお話をしていくんだってことですね。小沢さんもいらっしゃるんですか? それはわからない。はい。小沢さんの支持者を軸にってことなんですね。そういうような政権交代みたいなことに関して催し物があるときには、以前のれいわ設立前の私であるならば、結構いろんなところに顔を出したりとかっていうことはやってきました。でもさすがに今は、さすがにれいわ新選組っていうところの代表をやりながらいろんなことをやってるから、なかなかこうフットワーク軽くそちら側に寄せてもらうっていうことはなかなかできない立場ではあります。日々やらなきゃいけないことであったりとか、代表街宣であったりそれ以外のことだったり、いろいろありますので。政権交代が必要なことは間違いがないです。絶対、政権交代しなきゃいけない。自民党はやり過ぎ。もう泥棒。強盗。その皮を被った政治家たちの集まりだと思ってます。で、その中にもそういった泥棒や強盗には加担してないって人たちもいます。いるんだけれどもそれを内部から突き上げたりしてるかってことですよ。消費税を上げるとか、いろんな様々なとんでもないこと山ほどしてきている中でそれを内部から止めようとしたかってことです。それ、しませんね。どうしてかって。例えばだけども郵政民営化のときには、それはならんっつって立ち上がった人たちいますよ。でも粛清されましたね。やっぱりそういう記憶があるからこそ党には歯向かえないと。間違ったことをやったとしてもっていうような空気が広がっちゃってると思うんですよ。だから何かというと、結局はその裏金という問題に関してそこに主体的に関わったりとか、一切そういうものがないという人であったとしても、自民党のこれまでやってきたことにずっと加担し続けてるわけだから。何かしらの歯止めになるというような動きをしてこなかったわけだから。これ共犯なんですね。ある意味でそういった者たちは、政治の世界からは身を引いてもらわなきゃダメなんです。で、一方で政権交代は絶対しなきゃいけないってことなので、政権交代は必要なんだけど、今の立憲民主党が政権になったって自民党と変わらないと思いますね。経済もっと悪くなるんじゃないかな。経済観が全くできてないから。金利上げろって。為替を動かすためにって。ボケたこと言うんですね。中小企業どうなるんだよって。いろんな生活者はどうなるんだよって。今は減税だろって。金利を上げるときじゃないんだってことに関しても正反対のことを言っちゃうってことですね。だから非常に親和性が高い。もう自民党と一緒になればいいのに。維新と自民党と立憲と一緒になればいいんですよ、国民(民主党)と。一番すっきりする。そんなに違いないもん。派閥の考え方の違いくらいの差しかないですよ、はっきり言っちゃえば。でもそういうわけにいかないんですね。分散、今のままいくだろうから。
話戻ると何かっていうと、政権交代をしなければならないけれども、今のままの立憲民主党で政権交代しちゃうと、民主党の悪夢が再来するってことです。はっきり言えば。次の民主党の悪夢がやってきたときに、有権者が裏切られたって思いになったときに、もう一度それをひっくり返すっていうほどのエネルギーが残ってるかっつったら私はそれは無理だと思ってます。だから政権交代は必要だけれど、政権交代の質を変えていく必要がある。つまり何かっつったら、強い野党をつくってからの政権交代じゃないと、なかなか難しいだろうなと思ってます。政権交代とりあえずしてもいいですよ。でも、その中でも、どちらにしても野党は強くならなきゃいけないんです。どう強くならなきゃいけないかっつったら、毎度言ってることだけど2つ。ひとつは経済。経済政策を徹底的にやるっていうこと。そしてもうひとつは何かっていうと、この体たらくな与党に対して、国会の中で徹底抗戦するってことですよ。あれだけ大きな災害、能登半島であったのに、補正予算すらつけなかったんですよ。補正予算すらつけずに、サッサと衆議院予算通しちゃったんですよ。どれだけ苦労してますか? だから何かっつったら共犯なんですよ、結局は。この国で苦しんでる人たちがさらに苦しむ状態を放置するということ。世間受けが良いような裏金、裏金も大問題なんですけれども、それを第一に据えて国会の論戦を深めていくというような。どっちもやりゃいいじゃねぇかよって。向こうが出してくるものに対して、なんで全部法案通そうとするんだよって。付き合うなよってことなんですよ。もうそんな余裕ないんですよ。もうここまで国が壊れてるんだから、徹底的に抗うということをやらないと。おかしな政治なんだ、これを変えるんだっていう気迫が全く感じられない。そんな野党に託せる未来なんてやってこないですよ。じゃあ何をしなきゃいけないかってことですけど、れいわ新選組自体が数を増やして、野党第一党や様々なところが、れいわがこれだけ数持ってんだから、ここはれいわに寄らなきゃダメだよなっていうような考えになっていくっていう方向を目指さないと、実際に動かせない、そう思ってます。だからこそ、今の体たらくな野党第一党に対しても徹底的に闘う。自民党と同じように闘う必要がある。そう思ってます。次の選挙で数を増やし、そしてキャスティングボートを握るということをれいわがやらない限りは、世の中を変えていけないだろうという自負のもとに、この先もしっかりやっていきたいというところです。なので政権交代が必要だという考えを否定する気はありません。政権交代は必要です。ただし、今すぐの政権交代したときに悲惨になる可能性が高い。どうしてかっつったら、立憲民主、イケてないから。経済政策も国会対策も骨抜き。新自由主義は自民党とそう大して変わらないってことです。そう考えたときに、この骨のない野党側の背骨をしっかりと入れていく。国会での闘い方と徹底した経済政策で、日本の経済を再生するということをやはりれいわが牽引していく必要があるんだろうと。まずは数を増やすところだ。そう思ってます。すいません。長くなっちゃって。幹事長、最後にありますか。
高井たかし:
じゃあ、私もですね。私、政権交代起こってしまうかもしれないと思ってますね。それは、イギリスの労働党の政権交代って、労働党200から倍増の400議席。で、保守党が400から200って、ものすごい。だけどあれよく見ると労働党の支持率ってそんな高くないんですよ、事前の世論調査では。やっぱ小選挙区制って、もう与党がダメだと、もう野党がへぼくても、取っちゃうってことあるんですね。そうすると政権交代あり得る。だけど、今、代表が言ったように立憲民主党の単独政権って、単独は絶対あり得ないから、もし政権交代起きたら、絶対、連立政権なんですよ。立憲民主党は単独で過半数取れるだけ候補者出してませんから。連立組むとなったときに、私は、れいわがそれなりの数になってればですね、まさに代表が言ったキャスティングボートを握る。そしてれいわの政策や国会での対応をちゃんとのんでくれれば、れいわは連立政権に参加するってこともあると思うんですね。そういう形の政権交代で、れいわが実現しようとしている政策を実現するってことは十分、次の衆議院選挙であり得ると私は信じてやってます。以上です。
山本太郎:
よろしいでしょうか、他には。ありがとうございます。それでは終わらせていただきます。ありがとうございました。
※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。