山本太郎:
じゃ、始めさしてもらいますね、れいわ新選組代表山本太郎です。ごめんなさい、ちょっと体調悪いんですよ、今日。で、この会見終わったら、終わりにしたいと思います。なので、この後の中継などはキャンセルしてください。申し訳ありません。私の体調不良のためです。安心してください。安心してくださいというのは何かっていうと一応、検査をしてコロナではないってことがわかってますのでご安心をということです。で、詳しくは明日またちょっと病院行ってみようかなという風にということです。今日、この後ですね、推移を皆さんとご一緒、見ていけないっていう部分。ちょっと開票の様子で、このあと議席が増えるの増えないのっていうのを皆さんと確認できないということに関しては、明日また改めて会見を開かせていただこうと。そのまま入院してくださいと言われたら無理ですけど、そうじゃない場合には記者会見を開くという形で対応させてください。すいません。えっと、どうしましょうか。まずは皆さんからご質問いただいたほうがいいですかね。ご質問ある方は手を挙げていただいて、で、マイクを回します。
記者:
朝日新聞といいます。よろしくお願いいたします。まず率直に、今回の衆院選の結果はまだ出てないですけれども、各社の報道によると大幅に議席を増やす公算であるということは今、見込まれておりますので、その受け止めをまずいただけますでしょうか?
山本太郎:
まぁ大幅に増やすっていうのはどれくらい増えたことを大幅というのかっていうのはなかなか難しい部分です。で、確定もしてないので、なかなかコメントしづらいというのが正直なところです。他いかがでしょうか? 終了で大丈夫ですか?
記者:
共同通信です。よろしくお願いいたします。選挙戦を振り返っていただいてどのような点を重視して有権者に訴えたかという点と、あとは有権者に訴える中でどのような点が有権者に響いたという手応えを感じたか、その2点をお願いします。
山本太郎:
ありがとうございます。政治とカネという問題がこの選挙の争点であるという風なすり替えはさせてほしくなかったんですね。一番は何かっつったら、やっぱり30年の不況なんですよ。そこに対してコロナ、物価高がやってきたとしても、人々の生活の底上げをしないという政治なんですね。貧困はさらに拡大しているっていう状況の中で。もちろん、政治とカネの問題っていうのは大問題で、そういう者たちはやっぱり政界から去ってもらわなければならない。で、それに対してしっかりと穴をふさがなきゃいけないというか、そういうことが繰り返されないようなルールをつくらなきゃいけないっていうのは当然のことなんですけれど。一方で裏金問題、裏金ネコババに関してしっかりと改正していくような、規制していくような、法律をつくるということで、自民、維新、そして公明がつくったものは、むちゃくちゃでしたよね、中身。10年隠せるって。公開しなくていい、10年。しかも黒塗りOKみたいな。まぁこのデタラメに対して当然、怒りを持っていただいて、当然、この政治とカネの汚い問題。国民が大変な状況のときに裏金、せっせとつくってたってことも大問題であるから、当然、それは選挙の中で候補者を選んだりとか政党を選ぶという意味でのジャッジするひとつにはなるんだけど、それがすべてではないってことですよ。で、一番重要なことは何かっつったら、30年、この国で格差を開き続けてきたっていう腐った政治です。そこに与野党もないってことですね。そういったことをやはりしっかりと話していくってことが重要だったんだろうという風に思います。
そういった意味ですぐにやるべきことは何かっつったら、大企業に対して減税の穴埋めになっている消費税。消費税10%払っても、消費税10%払っても、それは人々に返ってくる10%ではないと。一部しか社会保障に使われず、多くが大企業減税の穴埋めに使われてて、一方でこの30年の間に労働環境が壊され、そして購買力を失い、不安定になった人々がさらに社会にお金を回せなくなったと。この30年の日本の没落。30年の転落っていうものをつくった政治に対して、やはりしっかりとジャッジをしていただきたいと。本質的な部分ですね。没落するというか、自分の議員バッジのために組織票や企業献金になびいた結果、この国が30年、没落という状況に至ってしまったと。政治とカネというのはその中の一部でしかない。そういった魂を売った、政策を売ってきた政治家たちによって何が生まれたかっつったら、この国の底が抜けた社会だっていうことですね。だからこそやっぱり消費税はやめて、この物価高で苦しまれているときには現金給付をすぐする。まずは失われた30年の需要を取り戻していくってことを何よりも先にやらなければ、この先さらに不況が来る。国民の6割が苦しいって言ってる。中小零細潰れまくってる、8割不況型倒産。ここにおいて政治とカネっていう問題に大クローズアップするっていうのは当然、重要な問題ではあるけどそれがメインではない。困った人で溢れてる国なんですよ、今。そこをやっぱりマスコミの皆さんにももっとフォーカスしてほしかったなっていう風には思います。私たちはそのように戦いました。
記者:
ありがとうございます。TBSテレビと申します。このあとですね、自公いわゆる与党が過半数割れということになったとしたら、このあとどういう風に御党としては行動されるか教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。まぁどうもこうもないよなと思うんです。自公で数減らしたってその方向性ほとんど変わらないような人たちが数を増やしてるわけですね。ある意味での第二自民党、第三自民党、ある意味での衛星政党みたいな人たちが、これは自民に行く票、行き場なくしたものをそちら側に流れていくような状況が生まれちゃってると。維新であり、おそらく国民民主でありっていうような存在ですね。それを考えたならば方向性としては、憲法改正ということも前に進むでしょうし、それだけじゃなく当然、これは軍拡っていう部分にもこれはさらに加速していく部分なんだろうっていう風に思います。やはり米中の緊張という中において日本もやはりアジアの国々と足並みを揃えながら、アメリカ側に立つのか中国側に立つのかってことを選ばすな、そう言ってますね。俺たちに選ばせるなってことをASEANの国々は言ってる。どっちの側に立つのかってことは言うなと。とにかく争うのをやめろと言ってる。それは何かというと、やっぱり経済的に大きな損失が生まれることは間違いがないからなんですね。緊張が高まるだけでも。皆さん、ご存じの通り、スーパーコンピュータ富岳がはじき出したのはたった2ヶ月だけでも緊張が高まるだけで、1.4兆円の部材が入ってこなければ53兆円ものこれは生産品が生産額が失われるというような試算があります。それを考えたとしたら当然、生産額としては53兆円失われたとしてもそれにとどまらないってことですね。それに関わっている労働者どうなる? 会社どうなる? これ倒れるかもしれないし、それだけじゃなくてつくられたものを運ばれてその先で販売されるって、これ桁違いな大きな損失が生まれる。スーパーコンピュータ富岳で試算されたものはこれ戦争にならずともですね、緊張が高まっただけでですから。しかもたった2ヶ月だから。それを考えたときに、やはりアメリカの尻馬に乗って、日本側がやっぱりこれはどこまでもついていきますっていう態度は絶対によくないわけですね。だから今の日本の軍拡ということに関しては、かなり自制しなきゃいけない部分が多いんですけれども、どちらかというと、やっぱりそれを応援するような人たち、おそらくですけども重工業系など、そういった組合もあわせて、そういうところから票を得ている者たちもいるだろうから、当然、それ応援に回りますよね。43兆円もの軍拡をするってことの道のりの上にいるわけだから。それを考えたとしたら例えば自公で数を減らしたとしても、それを補完するような者たちで数を増やしていけば、これはあんまり、なんだろうな、自公が減ってよかったねっていう話にはならないというか、逆に言ったらそういう者たちがアクセルになり得るというようなことを懸念してます。
記者:
とすると新しい政権の枠組みということで野党で、というようなことがあるとしたら、それには参加されるかどうか。
山本太郎:
ちょっと何か奥歯に何か挟まった感じの聞き方なのでもっとストレートに聞いてもらえません?
記者:
その自公が野党、今の与党が野党になるとしたら、今の野党が与党になって政権を担う可能性がある。それには連立政権を組んだりしていく可能性がある。そういった可能性の政権の枠組みに参加されるおつもりはありますか?
山本太郎:
憲法改正してアメリカと一緒にこの米中の緊張を煽っていくようなことというような枠組みも含まれるってことですか? それ。その連立には。
記者:
自公以外の政権の枠組みということです。
山本太郎:
あ。以外の場合ですね? 立民が、立民が結局、政権与党的な役割を果たしていくっていうときには連立に入るのかってことですか? 今の彼らの政策のままじゃ無理ですよ。自民党と変わらないんだもん。世界広しといえども、どこに景気が悪いときに消費税上げる馬鹿な国家が存在しますかってことですよ。日本だけなんです。で、国民との公約、4年間は増税しないっていう嘘をついて、まぁ最初はその気だったんでしょう。ま、結局、菅(直人)さんと野田(佳彦)さんでそれを破ったわけですね。で、結果、消費税8%、10%に上げてこの国どうなったかっつったら余計経済弱ったんですよ。不況は人殺しますから。その反省もなく、そのことに関して頭も下げず。で、ここから先、さらに消費税を維持しながら下げたくないっていう思いが強いわけですよね。で、立憲民主党の経済政策を見てみたら、金利を上げるっていうことをずっと言ってんですね。絶対にそんなことをこの局面でやっちゃダメなんですよ。金利が0. 1%上がるというだけでも借り入れができなくなるっていう会社はかなりありますから。センス的に自民党と変わってないです。それだけじゃない。TPP。これに関しても交渉参加、入り口つくったの彼らですよ。立憲って名前変えてるだけで民主党でしょ? それだけじゃない。武器輸出。それだけじゃない。武器の共同開発。さまざまな政権交代前、自民党に政権取って代わられるっていう前に汚れ仕事散々やって、そのあと自民党が仕事をやりやすくしただけの話ですよ。それを考えたときに、この局面で経済的にも、国民に対して大胆な減税も行わない。そして間違ったタイミングで金利上げるとか言ってる。経済政策は全くダメ。それに加えて緊張をさらに高めていくような政策を持っている者たちとは、一体どうやって力合わしていったらいいのかな。そして野党時代のっていうか今も野党だけども、なんて言えばいいか、国会の中での闘わなさですよね。野党が体張って闘ってればこの国は30年、没落することはなかったと思います。自民党がA級戦犯で一番悪いのは当然だけどってことですね。すいませんね。体調悪かったら結構これ毒舌になるんですね、これね。すいません、すいません。ちょっと笑いとかちょっと挟みながらやらんとダメですね。ニコニコ、ニコニコとかね、知ってます? これ、皆さん。ね。はい。ありがとうございます。
記者:
すいません。東スポです。すみません。体調悪い中恐縮なんですけど、代表、このあと病院、検査される予定なんですかね。
山本太郎:
あ、いやいや、検査はもう今日の日中に行って。で、病院は明日ですね。
記者:
すいません。このあとの、代表いなくなったあとの対応はもう誰もここでは対応されないということですか。
山本太郎:
あ、お開きです。はい。あの、いつもたぶん、こういう、なんでしょう、なんていうんですか? こういうの。開票所っていうか、開票所じゃない、それはよそだ。えっと各党のこうやって記者会見場みたいなものって私たちが一番最初に閉じると思うんですよ。どうしてかっていうと朝まで待たなきゃダメでしょ? 結局。比例が全部確定するまでに、みんなもう死にそうになりながら一緒に待つとかってそんな地獄な話ないでしょうって。だからもう一旦寝ましょうってことで、2021年も結構早めに閉めたと思うんですね。なので今日も早仕舞いです。すいません。結構心の中で嬉しくなってる人います? 助かった、みたいな、今日は早く家に帰れるぞみたいなね。すいません。大丈夫ですか? あ、挙がった。
記者:
お疲れ様でございます。フリーの小山と申します。今回の衆院選への人の出し方というかですね、ちょっと見ていて気になったんですけれども。辻村(ちひろ)さんですとか、今までの選挙3回とも違う地域で出されていて、しかも立憲の枝野(幸男)さんにぶつけていらっしゃったりですとか。くしぶち(万里)さんは野党共闘の候補で割と有利な形で設定されたのかなとも思うんですけれども。その他、秘書で職を持っていらっしゃる岡田さん、吉度さんなどの名前も候補者に加わっていまして、戦いとしては美しさを追求する部分とか、それから比例票を考えた部分とかっていうのもあるとは思うんですけど、若干無謀な設定かなというような印象を受けたんですが、なぜ受かりやすい場所で出さしてあげないのかなという風にちょっと思ったところもあります。山本代表のコメントはいかがでしょうか。
山本太郎:
逆に受かりやすい場所があるんだったら教えてください。
記者:
すいません。3回とも違う場所で出されるっていうことは有権者と結びつきにくいと思うんですよね。それよりも山本さんとしては勝負のショーアップされたというような、もしくはれいわ支持者のモチベーションを上げるというような、そういうところに焦点当てられてるのかなと思ったんですが、ちょっとむごいかなとも思ったんですけれども、この2つの点について何かご説明をお願いできますか。
山本太郎:
2つっていうのがよくわかんないな。ごめんなさいね。辻村さんは最初全国で出ましたよね。参議院の全国の比例で。その次に、次が、ごめんなさい。2021年か。2021年にチャレンジをしてくれたと。その時にも比例ですよ。選挙区が初めてです。で、むごいかどうかっていうのは、それはたぶん見る方によって違うかもしれませんけど。私たちの考え方としては何かというと、先ほどから言ってる通り、自民党が一番悪いのは当然だってことです。一方で野党第一党というところに、やっぱこれ、政権交代する気がなかったりとか、それだけじゃなくて、当然、これは自民党とほとんど変わんないじゃないかとか。逆に言ったら、そのまま、なんだろうな、重要人物としてその党の中にい続ける限りは、その党自体がやっぱり変われないだろうなっていう。やっぱり野党第一党というのはものすごく重要な存在ですから、それを考えたときに自民党と変わらないような、やっぱり政策っていう部分を掲げている、で、何よりもそれを主導してきたということに対してはやっぱりそこは、なんだろうな、牽制しに行かなきゃダメだ、というのは当然のことだと思うんです。日本の30年をダメにしたのは自民党だけじゃないです。自民党もダメにしたのは確かだけど。さっき言いました、消費税を上げてしまったこと、景気が悪いときにそんな上げ方する馬鹿な国家はないってこと。それだけじゃない。日本の主権が奪われると言われるようなTPP、もう十分に自由化された貿易に対して、さらなるメガ協定的なものをこれを拡げようとした。その道筋をつくった。そして原発の再稼働。海外に売るっていうことに関しても、原発事故から舌の根も乾かないうちにそういうことを進めるというようなこともあった。他にも先ほど言ったような海外に対する武器輸出。さまざまなものをですね。で、立憲になって変わったのかっつったら違いますよ。この2年で起こったこと何かっつったら、国内の軍事産業に対するこれ、拡大していくっていうことと、そして海外への輸出っていう部分であったりとかっていうのは全部これ、彼ら賛成してるわけでしょ。前向きなわけでしょ。だとしたら、変わんないじゃないかよ、自民党とってことです。何が言いたいかってことだけれども、野党だからっていうことでの幻想なんてないってことなんですよ。しかも2021年の衆議院選挙のときには何が起こったかってことですけど、消費税5%ということで、私たちは4割候補者を下げました。野党共闘するってことで。消費税5%になるんだったらってことで。それをその後、間違いだったということを言い出した上に消費税減税なんかやってしまったらハイパーインフレになってしまうってこともおっしゃった。あの、政治家として一番重要なこと何かっつったら経済理解できてるかどうかなんですよ。そう考えたときに当然、野田さんであったりとか、例えば枝野さんであったりとか、で、与野党の対峙っていうことを考えたときにそこでしっかりと闘っていくっていうことを決めずにサッサとにぎりをつくっちゃうような人たちっていうところにはやっぱり立てていかなきゃダメなんですよ。もちろん強い人たちですよ。強い人たちだからといってそこを諦めるわけにはいかない。そういう話になって、どうだろうか?っていうことを、やっぱ候補者と話し合ったときに、本人は受けてくれると。やりがいがあることじゃないかと。強制的に立てられる人なんていませんね、そんな人。何よりも今しなきゃいけないことは何かっつったら、強い野党をつくっていかなきゃダメなんですよ。強い野党をつくるために政治とカネでオウンゴールで、何となく議席が増えたみたいな。それって実力じゃないっすよね、はっきり言えば。国民からしっかりと託されているっていう状態ではないっていうことですよ。こっちダメやからこっちか、くらいのもんですよ。そうではなくて、あ、彼らならこの失われた30年をしっかりと立て直してくれる、それが野党だ。国会の中でしっかりと、とんでもない法案通ってるっていうような状況でもこれをしっかりと止めようとしてる、体張ってる。何が何でも国民を守ろうとしてるっていうようなものがなければ誰に託していいかわかりませんよ。たまたまのオウンゴールで今回、数が、一方は減り一方が増えるってことになってるけど、こんなラッキーは何回も起こらない。やっぱり遠回りのように見えて、これはやっぱり強い野党をつくっていくという信念のもとにやっぱり政権交代をこの先、目指していくってことをやらなきゃいけないという話ですね。一方で比例の候補にうちの職員が立ってたっていうことですけれども、ま、もちろんそういうこともあります。だって政権交代時とか、さまざまな場面においても人が足らない場合にはそういう風にやってましたからね、各党。ご存じかどうかわからないけれども。そういうことをやってました。はい。なので、なんだろうな、いや、この人に立ってほしいっていう人に立ってもらえれば一番いいんだけど、それが出せないときには、やっぱり万が一にも議員になるってことがあったとしても、これは十分にすぐに即戦力として使えるだけのスキルを持ってるという人を選んだに過ぎない。それだけです。以上です。
記者:
TBSラジオと申します。先週も『荻上チキ・ Session』でありがとうございました。で、ちょっと体調悪い中申し訳ないんですが一言でいいんですが、このあと荻上チキ、夜、お話しできることを楽しみにしていたかと思うので一言何かありますでしょうか? この場で聞くことは申し訳ないんですけれども。
山本太郎
とんでもないです。あの、リスナーとしてもファンなので。
記者:
あ、ありがとうございます。
山本太郎:
プラス、やっぱり私が政治家として、そして、なんだろう、インタビュアーとしてチキさんに質問されるときは、たぶん一番緊張します。ええ。それくらい鋭い刃物のような方なので。だから常にインタビューする相手に対して緊張感を持たせることができるというような方の番組に出れるっていうのは有り難いことだし。あの、ごめんなさい、こんな形で今日は難しいですけれども、また改めてぜひお声掛けいただけたら嬉しいです。
記者:
その約束をしていただけたということで。
山本太郎:
それが欲しかったんですか?
記者:
荻上チキに伝えます。
山本太郎:
ありがとうございます。
記者:
はい。ありがとうございました。すいません。皆さんもすいませんでした。
記者:
時事通信です。よろしくお願いします。今回の衆院選でですね、代表、かねてより目標、獲得議席の目標について倍増以上というようなことをおっしゃっていたかと思います。今、一部の報道で開票速報の段階ですけども6議席という数が出ているんですが、こちらについても冒頭と同じくですね、受け止めは今の時点ではコメントできないという理解でいいんでしょうか?
山本太郎:
確定じゃないっすもんね。ぬか喜びしてっていうのも嫌だし。で、まぁ、倍増以上っていう。倍増にはなったんだけど、倍では足りないです。衆議院って一番ヤクザな場所ですから。で、小さな芽は早いうちに摘んでおけと。結構ひどい、なんだろうな、運用がさまざまなされるんですよ、少数政党に対しては。発言時間もほとんど与えられないし。発言してるときも野次で潰すし。まぁ、それくらい緊張感のあるというか、それくらいある意味で、はしたない場所ですから。そういったところには大人数でやっぱり議席を確保して、その中でしっかりとした発言時間を担保するっていうのはやっぱり必要なことではありますね。3が6になるってことでできることは増えますけれども、6のままじゃ皆さんの扱いは変わりませんよね。おそらくね。どうですか? 何かしらいろいろゴールポストを動かすじゃないですか。例えばだけども議運。議運の理事に席が出せているかどうかで何か紙面の扱いが変わったりとかしません? いつも国民とか共産のあと、ないですもんね。それを考えたとしたらやっぱり議席は必要なんだってことだと思います。
(笑)すいませんね。体調悪いとね、何かね、こう、辛口になっちゃってね。申し訳ない。本当に。あの、なんだ、例えばですけれど6という数字では予算委員会では席は持たせてもらえるだろうという風に思います。当然ね。5か6でたぶん予算委員会の席は確定するとは思うんですけど、ほぼ。でもやっぱりその予算委員会の中でも一番最低の質問時間になってしまうってことですね。で、その一番下の質問時間とその上の質問時間っていうのは、倍違うんすよ、ほとんど。これ大きくないですか? だから衆議院6では足りないな、そう思うところです。さらにこの議席が積み上がるといいのにな、そんなところです。大丈夫ですか? はい。大丈夫ですか? 皆さん。大丈夫だったら、あの、お開きです。お疲れさまでした。ありがとうございました。申し訳ございませんでした。本当に。ありがとうございます。
れいわ新選組代表山本太郎です。れいわ新選組を応援してくださってる皆さん、本当にお疲れ様でした。もう大変でしたね。毎回、選挙大変です。で、今回、私も初っ端(ぱな)でですね、初っ端というか初っ端にも立ってないですね。選挙初日の前に発疹が出てしまってというか、そのまま救急に行ったら入院してくださいって言われることから始まった選挙戦でした。で、結果、ちょっとずっと体力が低下しているというような状況だったらしいんですよ。そこにおいて、いろんなアレルギーみたいなものと、何か、なんだろうな、こう体の中にある、さまざまな自分のアレルギーがそういうものに反応したんじゃないかっていう風に言われました。で、第一声っていうのはすごく重要な部分でもあるんですよね。各社がこう撮影してくれてっていうようなところで。それさえも飛ばさなきゃいけないような状況になっちゃって。そのあとはちょっとなんとか体力回復しながらギリギリのところでやってたんですけれども。今日も何かしら体調があまりよろしくないと。そりゃそうですよね。こんな12日間ですか。ここまで朝から晩まで何かもう、走ったり、こうベラベラしゃべらせたりとかっていうのは非人道的な祭り、世界にあんまりないですよね。なので、この選挙戦という、ある意味でのこの狂った祭りにさまざまなご支援をいただいた皆さんに本当に心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。私たちれいわ新選組、皆さんのお力でですね、最初は2議席で続いて5、続いて8と順調に増やして参りました。増えるごとにですね、政党助成金というものを頂けるようにはなったんですけれども、やはり私たちサイズ感がでかくなるとともに、これは職員の数であったりとかさまざま増えていって、これランニングコストだけでも結構高くなっちゃって。4分割で払われるというような状況で、次にギリギリになってやっと入ってきたっていうのを繰り返すんですよね。つまりは何かっつったら小さな政党は勢力が拡大しづらいような資金配分であるということですね。そんなところで私たちがしっかりと選挙を闘えているっていうのは、皆さんからの多大なご寄附、ご支援ということがもとになっております。今回も本当に大きなご支援をありがとうございました。ちなみになんですけれども、いただいたご寄附ですが。10月、これ、10月7日から10月26日までの寄附金の合計で1億858万2402円頂戴しました。5300件の方々。5300件いただいて、1億を超えたということですね。で、昔のように、すべてを皆さんからのご寄附をいただくというような闘い方ではないので、どうしても寄附の募集といいますか、寄附をお願いしますというお願い自体がものすごく、なんだろうな、早め早めにやらないっていうようなことでやってきてます。当然、30年の不況で、そこにコロナで物価高ですから、なかなかお金出せるっていうような人が多くないのは当然のことでございます。一方で、この短い期間の間に1億円を超えるお金、それでご支援をいただいたことに関しまして本当にありがとうございます。さまざまですね、おかげさまで、新聞広告であったりとか、ネット広告であったりとか、元々私たちの資金では厳しかったようなところを皆さんのおかげで拡げることができました。ありがとうございます。はい。
で、もちろんこれは資金だけではなくてですね、皆さんからの大きなお力、直接的なボランティア、来ていただいた方々のお力があって、これは選挙戦を闘い抜くことができました。ありがとうございます。はい。参加いただいた皆さんですね、これ累計数で、これ新宿のボランティアセンターでございますけれども、新宿のボランティアセンターでは参加者1200名ということでございます。ありがとうございます。そして、電話かけのボランティアということもですね、お手伝いいただいた方300名いらっしゃいました。本当に全国各地で大変多数のボランティアの皆さま方にお力をお借りいたしました。ありがとうございます。で、他にもですね、私たちが日々、外で街頭宣伝をするということをやってきたんですけれども、すぐにですね、文字起こしチームが、これは日本国内だけじゃありません。海外にお住まいになっている支援者の方々ですね、邦人の方々がそれを手分けして皆さんで一斉に文字起こしをやってくださるということで、毎日コンスタントにその情報を上げることができました。本当にありがとうございます。全文公開できました。
他にもですね、小選挙区。全体的に比例の底上げっていうのはあったんですけれども。小選挙区、ここにおいても本当にさらに大変な作業たくさんあったと思います。証紙貼り、選挙ポスターの掲示、街宣でのチラシ配り、声を出しながらですね。さまざまなことで事務所の運営まで手助けをさまざまいただいたと聞いてます。そしてこの12日間を走る、走り切るためにその前からその途中、途中も含めて皆さんが応援をしてくれたから候補者が最後まで走り切れたという風に思ってます。本当にありがとうございます。
で、ですね、全国11の比例ブロックで私たちは党職員っていう者を11ブロックにすべて置けてるわけではございませんので、ここもやはり全国の支援者の方々が力を合わせてですね、お力を貸してくださったということでございます。で、そこでではですね、広い選挙区の中で街宣車の運行計画から運営まで行なって。で、比例標旗の周りでの比例ビラ配り、比例票の最大獲得に皆さんが動いてくださったということでございます。で、候補者がいない地域では比例ポスターの掲示に多くのボランティアさんが心血を注いでくれました。そしてですね、私自身が代表街宣と称して全国回っているときにもさまざまいろんなところからですね、皆さんが応援に駆けつけてくれてボランティアとしてもたくさん動いてくれました。ありがとうございます。
あの、こういったことが何に繋がるかってことですけど、おそらくよその政党では初めて来た人に対してさまざまなお手伝いってしてもらわないんですね。なかなかこう、なんだろうな、具体的な活動っていうものには参加させてもらえないとこが多いと思うんですよ。どうしてかっつったら選挙の裏のノウハウって、これ隠されたものがほとんどだからですよ。そのノウハウを持った者たちしか勝たないんですね。選挙のやり方詳しい人なんて皆さんの周りというかね、一般社会にほとんどいないじゃないですか。一般市民はほとんど知らないまま生活を送り、知らないまま死んでいくんですよ。選挙のノウハウを知らない者は選挙では勝てないと当然のことですね。一人ひとりの市民がそのノウハウを手に入れることによって、例えば宗教であったりとか、例えば大企業であったりとか、いろんな労働組合であったりとか、一部の者の間だけで閉ざされていたようなさまざまなノウハウを一般市民が手に入れたときには、「私は選挙のときに動けます」「やり方知ってます」、これ1人でも多くの人たちが増えるってことは社会をひっくり返すための基礎になるんですね。これなしには社会ひっくり返しようありませんから。そういった意味で旗揚げしてから5年、皆さん、ずっとこのような実践を参加してくださってありがとうございます。旗揚げのときに一緒にやろうと。「私たちに任せておいてください」、そんな軽々しいこと言ってません。「一緒にやろう」と私が何度もお伝えしてきたことを実際に選挙のたびにさまざま動いてくださった皆さんには心から感謝いたします。そのノウハウは誰に盗まれることもなくあなたのものになっていくので、どうかこの先もそのノウハウをさらに深めていくということで社会を変えていく、具体的に変えていけるためのツールとしてあなたに使っていただけたらという風に思います。ありがとうございます。さらにはですね、本部の発信とは別に多くのボランティアさんたちが日夜、動画の切り抜き。字幕を入れてですね、編集をしてくださった。たくさんのショート動画っていうものを上げてくださいました。ありがとうございます。宗教団体、労働組合、企業のような後ろ盾がない私たちは当然、全国の多くのボランティアさんのお力によって支えられているということを本当に実感した選挙でした、今回も。毎回ですけどね。でも一番最初に旗揚げをして、そのときに手伝ってくれた方々がさらに次の選挙で深くさらに関わって、人によってはその中から立候補するということにも繋がっていっているのがれいわ新選組でございます。どうかこの先も一緒に社会を変えていくために力を合わせていけたらという風に思います。ありがとうございます。
というのが、今回ですね、皆さんの、この選挙に関わってくださった方々。実際にはほとんど関われてないけれども、具体的なボランティアとしては関われてないけどって人もいると思うんです。でも周りの人に少なくとも「れいわ」「れいわ」でよろしくと、比例は「れいわ」って書いてねって、おそらく横に拡げてくださった方々がまた増えたんでしょうね。じゃなきゃ倍増にはならないです。あなたが拡げてくださったからこそ、現場に来ることができない、お金は出すことはできない、けれども自分のいる場所から横に拡げてくださったあなたがいるからこそ、れいわ新選組はさらに議席を増やすことができそうです。これはまだ確定しませんけれども。はい。一旦ですね、今日はここでお開きにさせていただきます。すいません。体調の問題です。で、明日ですね、また改めまして、確定をした数字をもとにさまざま皆さんに、記者の皆さんにもやりとりを改めてさせていただこうとそういう風に思います。
いやぁ、きつかったぁ。ねぇ。年々きつくなりますね。選挙ヤバいわ、ほんまに。昔すごかった。2012年の選挙のときにね、僕、お酒飲んでないじゃないですか。この4年、お酒飲んでないんですよ。でね、お酒飲んでた時代、特に一番最初に選挙出たとき、2012年のときには、あ、あのときにも倒れたんですよ、僕。あの時にも初日に、演説の仕方がわからなくて。街宣車の上乗って、人通りが多いところだったからしゃべり続けてたんです。しゃべり続けたんです。だってお客さんっていうか目の前の聴衆は変わっていくから。だからいくらでもしゃべっても新しい人が聞いてってくれるわけですね。だからやめどきがわかんなくなって。4時間連続でしゃべったら、次の日倒れたんですよ(笑)。恥ずかしいんですけど。だって誰も、誰も教えてくれないんだもん、そんなこと。そろそろとか言ってくれる人いない。どっちかっつったらちょっと、まぁやれるだけやらせてみようぜみたいな空気になっちゃって。そんなことになったんです。でもそのときは一回倒れたけど、その日の夜の演説からはスタートできたわけですね。だからまぁまだ若かったんでしょう。体力もあったんでしょう。で、まぁ、ある意味でのメンタルお化けですから。そういった意味で回復も早かったんでしょうね。まぁそんなことがあってその2012年のときには、たぶん選挙中盤とかでは1日終わった後になんか演説の練習しに行こうぜ、みたいな感じでそのままカラオケボックス行って歌まで歌ってたこともあるくらい体力あったんですよね。でも今、そんなこと無理です。当たり前だけど(笑)。だから何が言えるかってことですけど、やっぱり年々この選挙っていうものに対しての自分自身の体力っていう部分は、あの、なんだろうな、より強靭になっていくっていうことはなかなかないんだなっていう風に思いました。それを考えると、ある意味で高齢の先輩方が70、 80(歳)になっても選挙に出て訴え続けてるっていうのは、本当バケモンだなと思いますね。はい。私も早く化け物になりたいと思います。まだまだ繊細なガラス細工の人間だな、そういう風に思った選挙でした。はい。可愛く言っても無理ですね。ありがとうございます。っていうようなことで、また明日改めて皆さんにはお礼を言わせていただきたいと思います。今日のところは、ここでお開きにさせていただきたいと思います。何よりも本当にれいわ新選組に叱咤激励をしていただいて、ちょっと道がそれたときには「おい、違うぞ」「どうしてなんだ」、そういう声を掛けてくれながら前に進んで、「そうだ」と、「そのまま行け」という風にさまざまなご意見をいただいて、れいわは5年で皆さんに育てていただきました。後ろ盾、何もない。けれども、あなたが育てた政党が3、5、8と増やしてきました。まぁ確定してない数字なので、明日はどうなるかわかりませんけれども。明日さらに議席を増やして、あなたの手によって育てられている政党がまた大きくなったということを確認できれば幸いです。本当にこの選挙、お疲れ様でした。そして心から、ありがとうございます。お開きです。おやすみなさい。
※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。