【動画&文字起こし全文】れいわ新選組街頭演説会 19.7.18 福島・福島駅東口

山本太郎:
大きな音で申し訳ございません。ありがとうございます。あなたにも喋ってほしいよ、日の丸持った人、この後、福島の人たちにも、マイクを回そうと思ってます。その時にあなたも喋ればいい。そこで大きい声出してても、コミュニケーション出来ないから大丈夫。マイク後で渡すから、思ってること喋ればいいんですよ。大丈夫ですよ。そういう形で進めていきたいと思うんですけれども、よろしいですか? ありがとうございます。

山本太郎と申します。6年前、2013年に東京から送っていただきました、国会に。6年が経って今回、選挙。東京選挙区ではなく、今回は比例代表。全国にどこにお住まいであっても、山本太郎と書いていただける、2枚目の投票用紙に、山本太郎と書いていただける、そのような形で今回、私、選挙に挑んでおります。どうかお力をお貸しください。

今日、私がここでマイクを握る予定でセッティングをする、という時にですね、ええ、既にここで、活動されている方々がいらっしゃいました。ええ、浪江原発訴訟原告団の皆さん、そしてその弁護団の方々ですね、本当にすみません、場所を、このように貸していただいて。助かります。ありがとうございます。

で、結局、復興、復興という言葉は踊れど、実際にそのようになっているかということなんですけれども、皆さんいかがですかね。ね、復興庁だって、もう最初から期限決めて逆算で、オリンピックに合わせて、もうなかったことにしようというような話だったじゃないですか。すべてが逆算。実態に合わせて、施策を打っていくんではない。最初に決めて、そこに逆算していくように合わしていく。でも何も解決してませんよ。人々の生業は奪われた。生活壊された。これに対して、東電も国も、私は未来永劫を保証し続けるべきだと思います。皆さんいかがですか。

ADR(裁判外紛争解決)逃げまくってんじゃないよってことですよ。何様のつもりだってことです。自分自身が加害者であるということを、まったく認識していないのが、東電であり、国であろうと。

私、芸能界にいたんですね。16。あ、ありがとうございます。16歳の時から。最初はグラビアアイドルとして。あ、すみません。ここばかりは少しちょっと誇張しすぎましたかね。失礼いたしました。

最初は16歳からテレビに出て、そこから20年以上、芸能界で生きてきました。芸能界で生きていたんです。芸能界で生きていて絶対にやっちゃいけないことは何か? スポンサーに対して、唾を吐くようなことしちゃいけない。そりゃそうですよね。テレビつけたらコマーシャル流れて。

要は、企業側が広告枠を買い取って、テレビを食べさせてるわけです。スポンサーに対しては絶対、足は向けられない。唾を吐けない。当然のことです。私それまで社会問題に対して、興味を持たないように、自分の中でなんとなく、やってきたってことです。だって、企業側の顔になる、要はコマーシャルに出さしてもらうっていうのが一番、儲かるんですよ。不安定な芸能界の中で。1年契約しただけで。私のような、中堅の入り口に入った俳優とかでも、1年契約のコマーシャルで、2千万円のお金が貰えるんですよ。

社会的な問題に何か口出しをしたら、必ず企業にぶち当たりますよね。例えば、例えばですけれども、インドネシア。インドネシアで、パームオイル。パームヤシの、プランテーションを作る。それによってジャングルを切り開く。そんなことやったら、野生動物に対して、影響あるじゃないかとか、自然を壊したらまずいだろうっていうことに関して、私、芸能界の時にそういう情報を見て、これはダメだろうと思って声を上げようとしたけれども、でもパームオイルって何に使われる? パームヤシって何に使われる?っつったら、洗剤とかに使われるんですよ。ってことは、P&Gとか、色んな企業が関連してくるわけですね。自分のこと考えたらやっぱり声なんて上げられない。自分だけじゃない。自分の事務所のスタッフもいる。家族もいる。食べさせなきゃいけないと思ったら、そんな社会的な問題に発言をしたばかりに仕事を失うなんて、こんな馬鹿な話ない。
知らなかったことにしようってことで生活をしてた。でもどうしても、黙れないことが出てきたわけですよ。

何かっていったら、震災。そして、原発の事故だったんですね。その原発の事故、起こったのどこかっていったら福島だったんですよ。

で私、サーフィン、波乗りやってたんです。福島の海は、世界レベルなんですよ。この福島、関東から福島にかけて、ずーっとこのコーストライン、海岸線は、世界に誇る波があるんですよ。日本にいながら海外みたいな波があるんです。私、年に4回くらいは、富岡の友達を訪ねて、サーフィンしに来てたんですね。人もいい。食べ物も美味しい。波もいい。住みたいなって思えるような場所ですよ。

原発の事故が起こったのが、福島県だった。それによって、色んなものが海に垂れ流されるってところで自分の中に火がついたんですよね。何をしてるんだと。皆で怒ろうやっていう風に私は最初、思った。思ったけどやり方が分からない。そりゃそうですよ。これまで芸能人として生きてきて、社会的な問題にどうコミットして、皆んなを一緒に動いていってそれひっくり返すためのノウハウなんて、私にはゼロ。

じゃあ私が何が出来るかっていったときに、国の発表、「直ちに影響はない」って言葉。ここで目が覚めた。何か? 今すぐではないけど、先々分かんないってことを宣言してるわけですよ。長期の低線量被ばくであったりとか。色んな問題については、おそらく認めた発言なんですよ、それは。その言葉に怒りがこみ上げた。だったら、事故前の状況に戻るところまで国が責任持てよって当たり前の話でしょ、だって。

事故起こしたのは福島県の皆さんじゃないですよ。その責任を取るべきは、加害者である側でしょって。事業者であり国じゃないですか。皆で怒って、この状況変えられるんじゃないかって、6年、あれは、8年前の自分ですね。あまりにも幼すぎた。あまりにも粗削り。

私が、「逃げてくれ」って皆んなに言った。逃げてくれっつったって、どこに逃げるんだよって話です。今まで生活してきたところでどうやって逃げろっていうの? 新しい環境用意してくれるの? 新しい仕事でも準備してくれるのか? 簡単に逃げろというけど、家族が移動する交通費しかないんだってことを、原発事故後、何度か通った福島の、ある家族の方から言われたんです。

その時に自分がぶん殴られたような思いになった。自分で移動できる人なんて、ごく僅かですよ。はじめてそこで、1人生きるだけで精一杯、家族生きるだけで精一杯っていう現実、原発問題以外に、地盤沈下した人々の生活もあるんだってことに、初めて気付いたっていう。とんでもない、世間知らずだったんですよね。

恐らく私の発言、これまでの発言によって、多くの福島の方々には、遠くでそんな大きい声出してもこの現実を変えられないということに関して、責任も持たずに発言してきたことに関してそれは深く深くお詫びを申し上げたいです。

そして、謝らなければならないのはそれだけじゃない。これまで電力を使い続けてきた。どこから電気が来てるかなんて知らなかった。地方を踏みつけてでも、大都会に電気を送るというシステムが原発だった。地方を活性化させるために、持続可能な形で、予算を出したりとか提案をしたりとかいうことではなく、金で黙らしてきた。札束で黙らしてきた。不健全な形で、続けていかなきゃならないような状況を作り出してきた。そんなことも知らずに、何のありがたみも感じずに、電気を使い続けてきた。

東京のために、大変な思いをされた福島の方々に、東京都民の1人として、お詫びしたいです。本当に申し訳ありません。それだけじゃない。謝らなきゃいけないことはある。今、私、これまで私6年間、参議院議員として、国会の中に居続けました。けれどもそこで、原発のこと、被災地のこと、大きく1歩前に踏み出せるようなことは、何ひとつ動かせてこなかった。1番大きな壁が、原発であり、被ばくの問題であり、そして被災地の問題であるってことに、気付いたんですね。

もう無かった事にされようとしている。もう終わった事にされてる。おかしくないですかって。どうして今でも裁判しなきゃいけないんですか? 裁判するまでもなく、国がちゃんと補償、賠償するべきじゃないですか。レベル4、レベル4の事故があったJCO、茨城県の東海村、臨界事故起こりました。レベル4の事故の時に、その後にとられたことは何か? 年間1ミリを超える人たちに対して、一生涯、健康診断、がん検診を含む健康診断を約束した。一方で、レベル7、福島県だけじゃない、年間1ミリ超えるようなところは、関東にも、東北にもあるでしょう。でも、そのようなことがされてるか? どうしてされてないんですか? 東海村では、住まれていた方だけじゃなくて、その時、たまたま立ち寄って、そのような事故に、その事故の瞬間に遭遇したそういう方に対しても一生涯ですよ。

0歳の子どもが、80歳、90歳になるまで、検診をして良いよ。不安になるでしょ? 不安にならないように、今の自分の状況がどうなのかってことをちゃんと補償しますって形になった。どうして福島県、それやらないの? どうして栃木県、それできないの? 他のところもどうしてできないの? 群馬県は? 国がそういうことをやらないから。もう終わった事にしたい。蓋をしたい。でも、そういう問題じゃないでしょって。誰もが安心して暮らしていけるためには、最低限の補償すべきですよね。それに加えて、当然、裁判をわざわざ起こさなくても、浪江の皆さんに対しても、未来永劫、補償、賠償します。富岡の皆さんにも、って当然、そういう話にならなきゃおかしいじゃないですか。

もう6年、国会議員やりたい理由、原発事故だけじゃない。不条理は一杯ある。でも、私が目覚めた不条理は、東電原発事故だった。この不条理以外にも、世の中に溢れる不条理に対して、誠意ある態度を、国がやっていける、そんな政治を作りたいんですよ。ざっくりし過ぎてて申し訳ないです。ありがとうございます。

地方を踏みつけて、この国の未来はあるのか? 私は、ないと思いますよ。地方があって、大都市があるんですよ。それが嘘だと思うんだったら、地方から都市に向けて送る物資、止めてみてくださいよ。何日持ちますかって話です。3日? 4日? 地方の存在がなければ、都市なんて成立しませんよ。その中で、迷惑施設と呼ばれるような、米軍基地であったりとか、もちろん原子力発電所もそうかもしれない。皆さんに受け入れてくださって、皆さんに受け入れていただいている。でも、それによって何かの事故が起こった時に、大丈夫で、大丈夫です、じゃないんです。大丈夫ですか?って、何か国としてやれること、こちらで精一杯やりますけれど声を聞かせてくれという態度が、私はないように思うんですけど。人々の声を聞くことがないのであれば、それを政治と呼んで良いのかってことです。

コミュニケーションしながら、足りない部分を皆さんに補完していただく。私は、そういう政治を目指したい。今、やらなきゃいけないこと、たくさんあります。当然、原発事故による補償、賠償、未来永劫していきます。健康診断だって、がん検診付きだったり、いろんなものに幅を拡げて、私は、受けたい人には受けられるという体制も必要だと思う。それだけじゃない。この国の経済的な格差、これが1番皆さんを疲弊させている。

どこにいっても、景気が良い人なんていませんよ。見たことがない。20年以上続くデフレで、皆んなが首絞められている。デフレって物価が下がることですよね? 2年以上。20年以上それが続いている。物が安くなった。物が安くなったら、物を買いやすくなる。良かった、良かった。そういう話ではない。物が安くなる、つまりは、それを作っている人たちも賃金は安くなっていく。このようなデフレスパイラルの中に、20年以上いて、全員が奪われ続けてる。全員が削られ続けてる。賃金は決して上がっていかないのに、強制的な物価の引き上げ、消費税。消費税で強制的に物価引き上げられても、賃金上がってないんだから、逆に実質賃金、落ちっぱなしじゃないですか。生活苦しくなるの、当たり前ですよね? 人々の生活、苦しくなってる状態に対して、そこに手を打てるのは、政治じゃないですか。国がおこなう施策じゃないですか。でも国がおこなっている施策は、逆に、皆さんの首を絞め続けることでしかない。消費税、10%になったら、今よりもっと首絞まんの当然じゃないですか。

1年間で消費税、どれくらい払っているか。多くの方々が、そんな意識したことはないかもしれない。コンビニに入って、おにぎりを買った。そういう事の積み重ねで、1年間、どれくらいの金額になるかなんてあまり考えない。2014年の総務省のデータ、全国消費実態調査、これを基に試算をすると、消費税が10%になってしまえば1年間に負担する消費税の額、1ヶ月分の所得に相当する。高すぎません? 

消費税、払っている理由、なんですか? 社会保障。疑わずに社会保障と言ってしまう。これ正解です。どうしてか? 国がそう言っているから、マスコミもそう言っているから。でも、とんでもない。一部にしか使ってませんよ。2014年の春に、消費税増税して、3%の増税で、得られた税収、だいたい毎年8兆円程度。この8兆円のうち、増税する前に約束されていた、全額、社会保障の充実と安定に使うっていう話、2017年度で見てみたら、3%増税して、得られてた増収、税収8兆円。ずっと同じくらいです。この8兆円のうち、2017年に、2017年に、社会保障の充実、ここに使われたのは、たった16%ですよ。酷くないですか? そればかりか、この7年間で、4兆円も社会保障、削ってんですよ。皆さんのために政治がおこなわれていないことは、もう、特にご存じだと思います。

東電原発事故があったという、この土地の皆さんは、よりそれを感じていると思います。緩やかに殺しに来ている、そう言っても言い過ぎでは、私は、ないと思ってます。消費税、誰のために払っているか? 社会保障は、一部にしか使われていない。この消費税、金持ちをより金持ちにするために所得税減税して、大企業をより儲けさせるために大減税して、足りなくなった収入を補填するために消費税がある。おかしくないですか? 金持ち、もっと金持ちになってもらうために、私が消費税払いたいって方いらっしゃいますか? 大企業、もっと儲けさせるために、どうぞ彼らにはどんどん減税をしてやってほしい、代わりに私が消費税でお支えします、いらっしゃいますか? 誰もいない。当たり前です。間違った税金の取り方、間違った税金の使い方してる。この国に生きる人々の事は、何も考えてないですよ。考えていることは、いかに自分たちに票をくれる、金をくれる、そういった人たちにどう恩返しをしようかってことの連続が、今の政治でしかない。こんなことで政治されてったら、当然、この国壊れますよ。というよりも、もう壊れてますよ。どんどん加速していくんですよ、これが。

1人1人が自信を持てない社会になってる。当たり前です。あなたがナンボのもんなんですか? 世の中の役に立ってるんですか? 会社の役に立ってんの? あなたが生活が苦しい? あーあなたが頑張らなかったからでしょ。そんなマウンティング。そんな世の中で生きてて、自分自身に自信なんて持てませんよ。この国で生活が苦しいとあえいでる人たち、今までで一番多いんじゃないですか? 国民生活基礎調査、厚労省調べ。

生活が苦しいという人たち、全世帯の57.7%。シングルマザーで8割超える。完全地盤沈下してますよ。

この人たちが、自分たちの努力がなかったからそのような苦しい生活に陥ったと皆さん思いますか? 私は思わない。これだけ多くの方々が生活が厳しい状況に追いやられるっていうのは、これ構造上の問題ですよ。政治に問題があるんですよ。私がやりたいこと。何か? この国にある数々の不条理、1つ1つ取り除いていきたい。最初に目を覚まさせてくれたのは東電です。そっから国会の中に行きました。大きなことはひとりでは動かせていない。小さなことしか動かせない。でも1人の議員でもやれることはあるんですよ。でも今のままの国会の中に私1人いても、これ大きな変革が起きない。ややこしい人間が1人ではなく、10人20人30人と増えていくことによって、私は変化が生まれていくと思うんです。だからこそ旗揚げしたんです。

小沢一郎さんとずっとこれまでやってきましたが、今年の春から旗揚げをした。山本太郎率いるれいわ新選組。私を含めて10人の人間が立候補している。まずはこの選挙で、このややこしい10人、空気を読まない、這いずり回ってでもやり遂げる。何を? この国に生きる人々にプラスになることのみを。与野党の間にも色んな話し合いがあって、じゃあここはいったん与党側の言う通りにやってみよう、とかっていうこともしないですよ。もうそんな永田町の論理やってたら、ブレーキかからないじゃないですか。

全く空気を読まない、皆さんのために尽くす、そういう勢力を永田町の中に作りたい。この1年以内に衆議院選挙があり、3年以内に参議院選挙がある。しっかりと仕事をしていけば、その都度その都度の選挙で私は数を増やせると思ってます。

旗揚げをした理由は何か? 不条理を取り除いていきたい、1つずつ。それをやるには権力を取る必要がある。政権を狙って旗揚げをしました。お力をお貸しください。

じゃあその政権を取った時に何をするんですかって。先ほどにも話がありました。消費税を廃止にしたいんです。消費税廃止にして困る方いらっしゃいますかこの中に? 消費税で首が絞まり続けてんのは、これ、家計直撃する、収入が少ない、入ってきたもの右から左、ほとんど消費に流れるって方々、一番負担率高いんですよね。こんな不公平な取り方あります? 今日を生きるために買うおにぎり、今日を生きるために買うパン、これに税金かかんですよ。生きたいのであれば、あなたが生き続けたいのであるならば、この税金を払えっていう罰金です。あまりにも冷たいなって話ですよ。一方で金持ちが道楽で買うダイヤモンド、これにも同じ税率がかかる。紙オムツからダイヤモンドまで同じ税率? 大前提おかしすぎるじゃないですかってことです。

私は消費税をやめたい。増税が必要だ、だから皆さんで負担してください、そんな話にはならない。順番があるんですよ。増税が必要なら、大原則がある。何か? ないところから取るな、ですよ。あるところから取れ、でしょ? 税金の取り方の基本のき。その真逆を今、やられてる。消費税、払えないっていう中小企業、零細企業の方々、多くいらっしゃいますよ。税の滞納、税金が払えませんというそのうち、消費税の滞納6割占めるんですよ。多くの中小零細、払えずに苦しんでる。分割で払う、ちょっと待ってくださいっていう。それでもだめな場合は差し押さえですよ。赤字でも取られるんですよ。国っていう存在が私、一番のヤクザだと思ってます。国っていう存在が、一番の暴力団だと思います。今、皆さん、この国に生きている方々、受けているのはDVですよ。これを何とかしなきゃいけない。

消費税やめたらどうなるか? 中小企業、零細企業、息を吹き返しますよ。中小企業、零細企業で雇われてる方々、どれくらいいるんですか? 大企業、中小零細、従業員数で見ればこれ、4800万人くらい。この4800万人のうちの約7割、中小零細で働いてんですよ。中小零細の首を締めるということは、この国の労働者の多くの首を締めることっていう話にならないですか? 中小企業の首を締めるってことは、この国の未来、潰してるのと一緒だってことですよ。この国を支えてんのは地方であり、そして中小零細じゃないですかって。そこに対して今、しっかりと足元固められるように。もう、10%に上げたら首くくらなきゃいけないっていうような状況の人たちを、救うのが政治なんじゃないのかってことですよ。

消費税廃止にした場合に、一番皆さんが憂うのは何か? 消費税で失われた財源をどうやって賄うんですかってことだと思うんです。答えはシンプルです。消費税が導入される前に戻るだけ。消費税なかった時代は、消費税なしでやれてたんですよね。昔に戻るだけ。例えばこんな風にしたいと思います。所得税の最高税率、これを引き上げる。どうして引き上げるか? 金持ちであればあるほど、税負担が低くなってってんですよ。

所得税の負担率、そのピークは1億円。どうして1億円がピーク? 5億円儲ける人も、10億円儲ける人も100億儲ける人もいるんですよ? どうして1億円がピークになる? これ、金融資産、株などで利益を得て、金融資産から所得、それを得られる人たちに対して、所得税として取るのではなくて、分離してるってことなんです。どうして分離すんの? パーセンテージ低く抑えるためです。どうりで100億儲けてる人たちは、その分離した課税によって負担率どんどん下がっていくことになる。こんな不公平な取り方ないでしょ? 

分離しない、総合で取る、総合課税。所得税は総合課税にした上で、最高税率を引き上げて、持ってる人たちが逃げられないようにするっていう仕組みを作りたいんですけど、そういうことやっていいですか? 最高税率引き上げるっつったら、年収200万円くらいない自分も引き上げられるんじゃないかって? 私そういうこと言ってんじゃないです。ないとこから取るなっつってるんです。あるところからちゃんといただけって話ですから、そういうことはいたしません。最高税率の引き上げ、これが所得税。そしてもう1つ、法人税。法人税、今、中小零細大企業、税率決まってます。フラット。これで苦しんでんのは誰か? 中小企業、零細企業ですよ。このフラットの税制から大企業は、さらに80以上、税が安くなるシステムを持ってる。ずるくないですか? 皆さんの中に、納税しますっていう時に、「じゃあ、あなたにも80のメニューがあってさらに安くなりますよ」ってこと、話聞いたことあります? そういう方いらっしゃいます? 該当者いないですよね? どうして大企業だけ、それ許されんのって。この特別扱いやめます。やめた上で法人税は、所得税と同じ累進性を強化したいんです。累進制度を導入したい。

要は何か? 儲かっていれば税負担は高くなり、儲かっていない時には負担は減る。これが一番フェアな取り方じゃないですか。今、言った所得税、そして法人税、二つの税制改革をおこなえば、29兆円、29兆円の財源ができるんです。29兆円財源できんだったら、消費税やめて20兆円なんだから、9兆円のお釣りが来ますね。これやっていいですか? 消費税廃止、税制改革と共にやっていいですか? 

(拍手) 

ありがとうございます。当然、消費税やめることになれば、この国の経済、復活しますよ。初年度、物価は5%以上落ちる。5%物価落ちたら、大きく動きますよ、経済。だって、2014年に消費税が3%上がっただけで、3%上がっただけで消費が落ち込んだんですよ、8兆円も。ってことは3%上げただけで、8兆円の個人消費が落ち込んだならば、逆に、消費税を止めて5%物価が下がるっつったら、その逆のパターンになるって事です。本当に景気回復していくよってことですよ。それに加えて中小企業零細企業、消費税の負担がなくなるだけじゃなく、その好景気に乗っかっていったら、これ本当に元気になるんじゃないですかと。

どうしてそれ、やれないの? どうしてそれやれないの? 私が税制改革やるっつった所得税と法人税、これを自分たちのお得意様のために、金持ちはより金持ちになるように減税し、大企業がより儲かるように減税し続けた。そこに消費税を穴埋めとして入れてたから、そんな真逆のことできるはずないんですよね。誰に忖度してんだよってことです。自分たちだけのお得意様だけ、いい思いさせるな。一部の人間だけに忖度させるような世の中が続けば、国が壊れますよ。いや国は壊れない、形だけ残る。けれどもその国に生きる人々は、ぶっ壊れちゃいますよ。今、そこにブレーキかけなきゃいけない。

20年以上続くデフレ、そんな国、世界にひとつもない。どの国も成長し、緩やかなインフレ。日本だけ、20年以上、デフレ。緩やかなインフレが当たり前なのに、日本だけ20年以上デフレ。このままいったら本当に壊されます。

日本人の賃金をこれ以上下げるためにはどうしたらいいかってことを考えてます。経済界も政治も。それで通ったのが去年、入管法の改正。外国人の労働者を、大量にこの国に入れる。長期間働かす。そこで何が起こるか? ただでさえ今、外国人で働いてるくれてる方々の労働環境、ボロボロですよ。法令違反だらけ、パスポート取り上げる、携帯取り上げる、小さな部屋をたこ部屋にして、そこに押し込む。朝早くから、深夜まで労働させられる。残業代は70円程度。技術の移転、技能実習生、とんでもない。安く使える、ただそれだけですよ。今でさえそんな状況なのに、これから外国から大量の人間が入ってきたらどうなるか? そのひどい働き方、よりスタンダードになっていく。それは外国人の中だけではなく、日本人の労働環境にも影響を及ぼします。それだけじゃない、安い、安い賃金。そちらの方に合わされていかないですか。今やってるあなたの仕事が、あなたである必要ありますか? より安ければ外国の人でもいいって話にならないですか? そんな形でこの日本全国で、労働者の置き換えみたいな話が進んでいったり。元々この国に生きる人々と外国人労働者の間で、分断が起こったり。今、政治が作り出そうとしてるのは、そんな混乱ですよ。

保守を名乗りながら、保守を名乗りながら、自分の国の労働環境をぶっ壊すような政治に対して、どうして声を上げない? 自分が声を上げてしまえば、安倍総理がやってることに違うと言えば、自分は公認を受けられず、政治家としてのキャリアが終わってしまう。悪いとは思ってるけど、駄目だとは言えない、そんな覚悟のない人間に、政治なんてやってほしくないんですよ。どうですか? 地べた這いずり回ってでも、やっちゃいけないってことを表現しなくて、どうすんだったことですよ。圧倒的に、圧倒的に多数派の自民党。一方で、本当に、多弱と言われる、あまりにも数が少なすぎる野党。野党の存在なくても与党側の数だけで、すべての委員会を開き、すべての採決までいける。

全部決められるんですよ。だから打つ手はないんじゃない。最後の最後まで体張って止めろってことなんですよ。数が少なかったとしても、この国に生きる多くの方々に、今、政治がこういうことになっているって事を、体張って、国会、不正常化して、マスコミが流さざるを得ないっていう状況を自分たちで作る。少数派であっても、やれることを最大限やらなきゃいけないことがあると、私は思ってます。往生際悪い。そう言われても構わない。だって、そんな法律が通って運用されてしまえば、この国には混乱しか生まれない。人々を傷つけるためだけのそんな法律を、全身で止めて、往生際悪い、選挙で勝ってから変えればいいだろみたいなことに付き合う必要はない。そのために私たち国会いるんでしょって。皆さんに票託されてんですよ。私一人の話じゃない。

あの時、私は国会一人で牛歩やることになった。やりたくないよ、そんなこと。みっともない。自分一人でやって、何か変わる? 変わらない。採決が、数分遅れるだけ。でもやらなきゃダメじゃないですか、最後まで。本当はそのもっと手前で体張って、ピケ張って、なんとしても、採決までもっていかさないっていう野党全体のたたかい方ができれば良かった。でもそういうたたかい方をやっても、それを、人々が理解しないっていう風に、多分踏んだと思うんですよ、私。見え方の問題。非常に重要だけど、私はその局面においては、体張る以外ないじゃないかって話なんです。でもそれも叶わなかった。私一人でやっても、5秒でもう、5秒でもう、退かされますよ、一人だったら。でもこれが10人だったら、20人だったら。圧倒的多数派に対して、こんなとんでもないことをやってるって事を、全国津々浦々の皆さんに知っていただく。徹底的に、国会の中で抗うことによって、テレビは映さざる得なくなり、全国津々浦々の方々が、とんでもない法律通ろうとしてるんだなってことを認識した場合に、次の選挙で、審判下せるじゃないですか。

あまりにもありえない。消費税のこともそう。大企業のため、金持ちのため、入管法の改正、外国人労働者この国に、大量に呼び込み、そして、労働環境は悪い方へ、賃金は低い方へ、変わっていく。そんな可能性が大きいものどうして通す。この国を守るのが保守といわれるものじゃないの。でもあなたたち、あなたたち、皆さんじゃないですよ、彼ら。これに賛成した者たち、そして体を張らずに、それを受け入れてしまった人たち。保守、保守じゃなくて保身なんですよ。自分を守りたいだけじゃないかって。自分の1議席をただただ守りたい、自分の仕事を守りたいと思うような行動でしか仕事ができないんだったら、頼むから政治の道を諦めてくれと思うんですよ、私。そういう人がいていいところじゃないんだってことなんですよ。覚悟のない人間が行くところじゃないと私は思ってます。

あっ、不正選挙の話しされてますか? あーなるほど。不正選挙のことが、いろんなところ行っても、いろいろ話聞くんですけど。決定的な、証拠といいますか、国会審議に耐えられるようなファクトがないんですよ。そうなんです。おっしゃる通り。不正がないわけないですよ。不正しかなかったんだから、今までの政治。公文書改ざんしたりとか、隠蔽したりとか、8年分のデータなくなったりとか、イラクの日報の問題とか、不正しかないじゃないかって話ですよ。そういう連中が、選挙の時に不正しないか? ありえないでしょ、それ。選挙以外は全部不正しますけど、選挙だけは真っ白です、なんてありえないってことですよ。当然、何かしらの不正はやっているだろうけれども、その、はっきりとしたファクト、決定的なものが掴めない限りはなかなかそれ追及難しいんですよ。であるならば、それが掴めるようになるまでは、私は、そんな不正も飛び越えられるくらいの大量の、大きな票を、支持を、得られるような野党にならなきゃいけない、じゃなきゃ政権交代はできない。その一歩として、ガチンコでたたかう野党、まず作らせて欲しいんです。山本太郎率いるれいわ新選組です。

やりたいこといっぱいある。消費税なくす。財源はある、大丈夫。ね、お釣りまで来た。90兆円余る、そういう世界なんです。他にもやらなきゃいけないと思ってることある。消費税をやめる。税制改革する。それ以外にもあるのは、私は、最低賃金上げるってこと。だって、これまで経済界と政治によって、人々の賃金、低く抑えられ続けたんじゃないですかって話なんですよ。長時間働いて、それに見合うような賃金、皆んなもらってないでしょ?って。それどころか働き方が壊されて、半年後、1年後、自分が仕事を続けられてるかどうかわからないような非正規、今や働く人の4割。あなたの夢は何ですか? 答えられるはずもない。だって、半年後、今の仕事を続けられてるかどうかも分からないんだから。企業側が働く人々に責任を負わなくていい究極の形を推し進めてきて、今やもう4割。あなたを削りながら、企業側を食わす。この国を切り売りしながら、企業側を肥えさす。そんなことしかおこなわれてなかったじゃないですか? 

今、この国に足りないもの。20年のデフレ。20年のデフレとは何か? 20年需要が失われたってこと。需要とは何か? 消費。皆さんがお金を使うこと。消費税が上がったり、賃金高くなかったり、買おうと思っても我慢したり、そういうことをずっと続けてきた20年ですよ。皆んなの消費がもっと盛り上がれば、当然、内部留保を溜め込んだ企業だってお金を出すわけです。投資をする。要は、投資をしてもリターンが見込めるって事だから。今、内部留保を吐き出さない理由は何か? この国に投資してもリターンは見込めないんですよ。企業はわかってんです。もうこの国に未来がないってわかってる。だから、内部留保も吐き出さない。投資したって物売れなきゃ意味がないんですよ。私が先ほど、税制改革をして、「ないところから取るな、あるところから取れ」という形にしろ、という話をしましたが、こういう時に入る指摘が、そういうことを発言するたびに聞こえてくる声は、こういうことなんです。

「そんな税金を上げるようなことになれば、企業、海外に逃げちゃうだろ?」って話なんです。でもこれ大きな間違いです。二つ間違いしてる。私が言ってるのは、儲かってる時には税率が高まるが、儲かっていない時には税率が低くなるっていう累進制を導入するって言ってること。これがおそらく受け止めてる方々が勘違いされてること。そして、もうひとつ。「そのような税制にすれば、海外に企業が逃げる」っていう事を言う。イメージだけです。その話の。何故か。2014年、経済産業省がちゃんと調べてる。「なぜ海外進出することを決めたんですか」っていうことを企業側にアンケートを取ってる。そのアンケートの理由。「税金が安いから海外行くんですよ、日本は税金が高くてね」みたいなことはほとんど答えてない。税制の優遇、税制の優遇を理由に、海外に出る企業、全体の8%程度。それ以外が理由にしてるものは何か? 海外の旺盛な需要。旺盛な需要が欲しくて、海外に行ってんだってことなんです。要は何か? 日本国内20年デフレ続いて、投資をしてもリターンがないような状況の中、日本でやってても先が開けない。だから、これから需要が見込まれる海外に進出してるんですってこと。つまりは何か? 20年で、20年以上失われてきたもの、ここをしっかりさせないと。日本の中で商売ができるんだっていうことを、国が経済政策でしっかり示していかなきゃいけないってことですよ。

話戻ります。私がやりたい事。最低賃金上げたい。政府の補償で。全国一律、最低賃金1500円。政府が補償する形で、やらせてもらったらダメですか? 全国一律、最低賃金1500円。これを政府が補償するという形になれば、中小企業、零細企業は傷つきません。それだけじゃない。これは、その前に消費税が廃止をされて、中小零細の抱えている負担がなくなる。そればかりでなく、税制改革、これによって、まっとうな税率で払う。身の丈にあった納税ができるようになる。それだけじゃない。消費税をやめたことによって、景気は上向いているという中で、最低賃金1500円。中小零細で払えるところまで払っていただき、払えなかったところは国が補填をする。私、中小零細でも、今、言った条件の中では、1100円とか、1200円まで払えるようなところは出てくると思ってます。全部持たなきゃいけないっていう話ではない。足らない部分を補填するって形で最低賃金を上げていく必要があると思ってます。最低賃金1500円ったって、月に直したら24万円ですよ。地方で24万円稼ぐのは大変だけれども、でも24万円は私、必要だと思ってますよ、ひと月。人々の尊厳を守るために暮らすお金として、24万円必要だと思いませんか? 月々24万円、最低賃金として補償された場合には、当然、シャッター通りと言われていたところにも、また商売を始めようって人も出てくるでしょ。これまで衰退してたところにブレーキをかける? 

地方創生と言うなら、私はこれくらい大胆にやらなきゃ地方なんて創生できないと思ってます、どうでしょう。これは、この国の消費を喚起する、皆さんが20年間のデフレで奪われ続けてきたものを、今、底上げするという意味もあります。最低賃金、全国一律1500円、政府が補償するということの意味は。それ以外にも、私は非常に重要だと思ってるのは、地方創生にそれが資するということと、何よりもそれによって、過疎って呼ばれるような場所に、人が入り込んでくる可能性ありますよ。だって、都会で住む必要ないじゃないですか。都会で生きようと思ったら、給料の半分は家賃に消えるんですよ。ただでさえ生活苦しい。わざわざ、最低賃金1500円全国どこで働いてもその状況なんだったら、都会に出る必要はありますか? たまに遊びに行くだけでいいじゃないですか? ってことは、これこそが本当に人口が減少していってるような都市に、地方都市に人々を呼び込む、本当の意味での地方創生に繋がっていくと私は思ってます。

そしてもうひとつ。最低賃金1500円全国一律、政府が補償する形で進めていくことの重要性。それは、日本は災害大国ですよね。台風、大雨、他にもいっぱいある。大地震。南海トラフがやってくる。東海地震も首都圏直下もって、ずっと言われてる。もうすぐくる、くる、そう言われてる。でもそれに向けての準備できてるのか?ってことです。例えば、土木学会が発表した、南海トラフの被害想定。20年間に及ぶ経済の損失は1400兆円。それくらいのでかいものがくるって話なんですよ。今、言ったような地震が一連でやってきた場合に、今のままだったら日本終わっちゃうんじゃないですか? だから、やらなきゃいけないことは何か? 人口の集中ではなくて、人口は分散させなきゃいけないってことなんですよ。

今、首都圏が動かなくなったら、この国、誰がコントロールするんですか? そのバックアップできる都市を、全国いろんなところに作る必要があるって話なんです。人口を集中させるのではなく、分散させて、それぞれに国をコントロール、有事にはコントロールできるっていうようなバックアップを築く。そのためには私、全国一律1500円、最低賃金にすることは、有効だと思うんですけど、いかがでしょうか? こういうの、危機管理って言うんでしょ? こういうの安全保障上考えなきゃいけないんでしょ?ってことです。私は地方創生、地方の人たちが元気になるという意味合いだけではなく、そういった観点からも、最低賃金は引き上げて全国一律にしていく。足りない部分は政府が補償ということをやっていくのが一番いいと思ってる。これをやりたいんですけど、やるためには何が必要か? 政権取らなきゃなんないんです。消費税を廃止にする、税制改革する、1500円の賃金を政府が補償する、なんて言ってる党、ひとつもありません。ってことは、私たちが政権取る以外ないんですよ。力貸して欲しいんです。

今、お話した、南海トラフ、首都圏直下、他にも東海地震なんて考えたとしたら、私、原発なんて続けられないと思いますよ。どう思います? 土木学会、先ほどの試算、20年間に及ぶ損失、経済的損失、1400兆円。1400兆円が失われるくらいの大破壊なんでしょ。大規模な災害くるんでしょ。そこに耐えられる原発があるんだったら教えてくださいよってことなんです。原子力発電、昔は、この国を支えるものだった。この国を支えるために、多くの地方の方々、本当にそのリスクをわかった上で引き受けてくださってきた。足向けて寝られませんよ、はっきり言ってね。けれどももう、エネルギーは転換しなきゃいけない時期にきている。当然です。40年くらいで廃炉にしますって東電原発言ってますよね。40年で廃炉って、事故をしていない原発でも廃炉にするのにそれくらいかかりますよ。というより、廃炉の仕方わかないんですよ。おそらく100年単位で取り組んでいかなきゃいけない話なんですよ。そこにかかる収束費用、おそらく天文学的数字になっていく。でもこれはやらなきゃいけない。当然のことです。けれども、他の地域でも、大きな災害で、過酷事故的なことになってった場合、この国はもつんですかね。

東電原発によって学習していくっていうのが、私は一番まっとうなやり方だと思ってます。エネルギーは何で、火力しかないんですよ、今。メインは火力です。将来的には自然エネルギーということも考えていく。もちろんそのインフラは整えていく必要はある。けれども主力は火力です。天然ガスです。これの調達、アジア圏でもできますもんね。環境への負荷が少ない。もちろん、より環境への負荷が少ない、少なくなるように、投資もしてかなきゃなんない。技術革新起こるような投資を大胆にしてかなきゃなんない。CO2の問題はあるけれども、私たちはそれ以前にもっと大きな問題抱えてるってことなんですよ。これだけの災害列島の中で。その大地震や、いろいろなものに、耐えられない、過酷事故を起こす可能性のあるものを、私たちはこれからずっと抱え続けるなんて、私は難しいと思ってます。一刻もはやく燃料を抜く。安全な場所で保管をする。これから大地震が連発するっていうような状況にあるのであれば、当然の話です。国民の生命と財産を守るって言うんだったらやらなきゃいけないこと、まず、それじゃないですか。いかがでしょうか?_

今、言ったことを実現するためにも、やはり、政権は取らなければならない。でも、それは、来年にできる話じゃない。この参議員選挙でまずは、山本太郎が率いるれいわ新選組、10人います。この10人をなんとか、皆さんのお力で国会の中に連れて行っていただきたい。空気を読まない10人。ややこしい10人。そういう人たちが国会の中に入った時には、これ、政治がよりおもしろくなりますよ。入り口はこれでいいと思うんです。興味のない人たちが政治に興味を持つ入り口。まずそこを開ける。そして徹底的に国会の中でやっていく。そこが評価されるならば、私は1年以内の衆議院でも議席が増やせて、3年後の参議員選挙でも議席は増やせる。そう思ってます。

安倍さんの言う通りにしなきゃ、自分は公認がもらえない。自分に嘘をつきながら、最初、政治家を志したときに自分の心の中に誓ったことは反故にしながら、今の政治に納得はしてないけれども、やるしかないって思ってるような議員たちも流れてきますよ。だって、一番最初に志した気持ちのままで政治をやっていける。皆さんのために汗をかける。とにかく、れいわ新選組と一緒にやってれば、市民の皆さんが本気で票を集めてくれて、そして、議席を獲得できるってことがわかれば、わざわざ、経団連の組織票とかに頼る必要ないわけですよね。私はそういうプラットフォームをこの参議員選挙でつくって、このあとの選挙で議席を増やしていくことはもちろんのこと、与野党から心ある人が終結していくようなプラットフォームになると、いう風に思ってるんです。力を貸していただきたいんです。皆んなでつくっていきたいんです。粗削り、山本太郎ですね、あまりにも粗削り。

けれども、やろうとしてることははっきりしてる。この国に生きる方々に対して、プラスになることをやりたい。山本太郎が間違っているならば、ぜひ、ご指導をいただきたい。そして、それをどうやれば変えていけるのかってことを、皆んなの知恵と力を集めて前に進んでいきたいんですよ。国政政党として初めて、市民の力によってつくられた政党、これをつくるのが今回の山本太郎率いる、れいわ新選組でございます。どうかお力を貸してください。どうかどうかお力を貸してください。2枚目の投票用紙。比例代表では、山本太郎と、どうかあなたのお力を貸してください。

最初は1人だったんですよ。最初は1人だった。でもそこに対して、れいわ新選組に加わってくれた初めての人。この人がいなかったらもうその先、進めなかったかもしれない。本当にありがたい方です。ご紹介します。はすいけ透さんです。

はすいけ透:

皆さん、こんにちは。山本太郎曰く、加害者側におりました、はすいけ透と申します。本当に原発史上、あり得ないような事故が起きてしまい、皆さんに本当にご迷惑をおかけして、そして今でも、非常に悩まされている皆さまに対して、心から深くお詫びを申し上げたいと思います。この同じセリフを今年の3月、二本松市で、私の同期である、福島復興本社の石崎(芳行)が言いました。その後、彼はそれでも原発は必要悪だと言いました。それは違います。原発は絶対悪です。悪です。

なぜ私は今、それを訴えているか。造反しているか。石崎にも呼びかけました。ツイッターで。一緒にやろうぜ。同期なんだろ。それは叶いませんでした。東京電力のホームページに書いてある「2度と事故は起こさない。福島の復興なくして改革、東電の改革、存続はない。賠償については社員1人1人は真摯に行ないます。」皆んな嘘じゃないかと。私はそう思ったから、山本太郎とともに、オンラインで声を発している、あるいはいろんなところでお話させていただいている。そうではなくて、国政の場で、この訴え、原発即時禁止。被ばくはさせない。本当の意味での福島の復興、これをやりたいがために、このたび、声を上げております。そのことについて、今日は、福島の皆さんにお許しいただきたい。許していただけますでしょうか。

ありがとうございます。この選挙、公示日に安倍首相は福島に来られ、復興は、アピールする。福島から復興を。こんな薄っぺらい復興ってありますか? 私は復旧までいってないと思います。選挙の時だけ、選挙の時だけ復興ですか。常磐線開通、福島県内の国道6号線を通した、さらに高速道路も通した、それは本当の復興ですか?

避難されている方の、次々と支援を打ち切る。そして、今、出されている原子炉緊急事態宣言を悪用して、避難区域を解除して、帰れと、そして次々と避難されている方々の数を減らしていく。こんなやり方が果たして復興なんでしょうか。Jヴィレッジで聖火リレーの出発点にする。それだけアピールして復興ですか? これは、本当に福島県の皆さんをないがしろにしている、馬鹿にしている話だと私は思います。

私は、元加害者として、せめてもの…、すみません、本当に許してもらえるかどうかはわかりませんけれども、皆様へ、皆様の声を代弁することによって皆様に対して、本当に本当の意味での復興、それを目指していきたいという風に考えております。

東京電力は言っていた「二度と事故を起こさない」。じゃあ、もうやめてください。「福島の復興なくして東電の存続再生なし」。再生なんかしなくて結構です。存続しなくても結構です。だったら原発止めろです。「社員一人一人が真摯に皆さんに向き合う」。冗談じゃない。電話口に出ていらっしゃるのは、東電から委託された人です。

そして、今おこなわれている刑事裁判。まるでこの責任者は誰だということに関しては、予想できなかった。津波。犯人は予想できなかった津波ですか? 部下が、私も知っている部下が言ったんです。「津波対策で防波堤を高くしましょうという提案を御前会議でしたら、皆んな偉い人が了承した」と。それを彼は法廷で証言したんです。でもそれに対して今訴えられてる3人の人たちは「聞いてない」と。「知らない」と。そういうことで自分たちの部下まで見捨てて、切り捨てて、自分の無罪を勝ち取るだけの保身、そればっかりやってます。福島だけではなく、いろいろなところで原子力の裁判はおこなわれております。福島では最大の生業訴訟というのがおこなわれております。4000人、約4000人の方々が原告になって地域を返せ、生業を返せ。これはもう第一審が終わってまして、国と東電の責任を裁判所が認めました。ただ原状回復はまだ却下されたままです。ぜひ第2審で頑張っていただきたいという風に思います。

いろいろ申し上げましたけれども、最後に皆さんひとつだけお願いがあります。原発というのは、地域を分断、あるいは差別、それしか生み出さないという風に思います。私の地元、新潟県柏崎市。何が起こっているか? まだ「原発は郷土の宝だ」「原発は人類を救う」。そして東京電力が流しているCM。「プロ意識、地域の皆さんとともに災害を起こさない発電所作りを目指します」って。災害を起こしたのはあんたらだろうって。だったら福島でそのCMやれって。新潟にはまだ、福島から避難されている方が2500人もいらっしゃるんですよ。

こんな東電、ふざけるなですよ。福島で皆さんに迷惑をかけて、たくさんお金がかかった。原発事故で。そして国からお金を借りて皆さんに損害賠償をしている。借りたお金をまた原発で稼いで返すって、こんなのブラックジョークでしょう。ありえないですよ。それをあの皆さん、いろんな賠償の不公平さ、あるいは不平等さ、そして避難されている方、こちらに留まっていらっしゃる方、それぞれのお立場、理解いたします。ただ、皆さんあの、浜通りも、中通りも、会津地方も、皆さん一緒になって私たちと共に戦っていただければと思います。

山本太郎、先ほど謙遜しておりましたが、原子力損害賠償法の改定にも尽力しております。山本太郎にとっては、原発即時禁止、被ばくさせない。これが原点、基本のきでございます。ぜひ今回の参院選、皆さんも2枚目の白い投票用紙に「山本太郎」とお書きいただけます。山本好かんという人が、もしおられましたら、「はすいけ透」とお書きいただければと思います。ぜひ山本太郎、山本太郎、山本太郎が率いますれいわ新選組、よろしくお願い申し上げます。

山本太郎:
ありがとうございます。冒頭言っていた、何かご意見があったりとか、という方々いらっしゃったらその声を聞かせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか? あちらの方はお一名いらっしゃるの分かってます。他、あ、いらっしゃいました。じゃあ、そちらの方。今、手を挙げられた帽子の方。ワイヤレス(マイク)出ますかね。

質問者:
お話ありがとうございます。エネルギー問題については、私ちょっと聞いたことがあることは、水素エネルギー、まあ燃料電池とかだと思うんですけども、実はそれ技術って結構あるらしいんですが、石油利権の圧力で潰されてると聞いてます。

あと私はアパートのオーナーなんですけども、家主ってのは借金してアパートを建ててるんですけども、今、福島ですと、すいません、全然、今までの話と関係ない話ですけども、ちょっと山本さんの政策の中に関係するのがあったのでちょっとお話したいんですが。今、福島では一括借り上げで、新規の方に、全部管理はハウスメーカーのほうでしますのでアパートを建てませんかって言って、この時期なのに100件以上の部屋が新築で空いてるんですよ。で、もうこのままいきますと、オーナーの方が多分、借金の返済ができないというような状態に陥っていると思うんですけども、その一括借り上げをするという理由で建築費を不当に割高に足して建ててやってまして。その新築の家賃が高いっていうのは、建築費が高すぎるせいです。で、私ですと、退去の立会いも全部行きまして、ちゃんと最低限必要なクリーニング代は引いて、敷金はお返しするという風にしてますけれども、最近のその敷金がなかなか取れないっていう風な話も、ハウスメーカーのやってる不動産管理の方で敷金を全部没収してしまうみたいなことをするから、なんか変な犯罪、裁判事まで起こって、ちょっと家主としては借主優遇が強くなりすぎてて、なかなかこれから経営の方が厳しいという段階なんですけれども。

低所得者向けに礼金敷金はなくしてっていうような話があったんですけども、まあ、家主側としては敷金補助の、というか家賃補助とか、そういう形でいてほしいとは思います。まあ、あとそのハウスメーカーが、もう今、福島は、そこはちょっと分かりませんけども、その、需要量に見合わないアパート建設、借り上げするから建てさせろっていうような、そういうのはまあ、やめていって欲しいっていう風にと思ってて、その意見を言いたくて。ありがとうございます。

山本太郎:
ありがとうございます。今、ご質問いただいた内容に対してベストな答えがお返しできるかどうか分かりません。というのは私の中の知見があまりにも少なすぎるということです。ただ、私としては、住まいは権利だということを保証したいってことです。家を持つにもハードルが高すぎる。例えば敷金、礼金、保証金。いろんなものが必要になってくる初期投資だけでも、これ出せる人がそう多くないと思うんです。そういう人たちどうするかっていったら実家に居続けなきゃならない。で実家に居続けるにしても、家族との折り合いが悪かったら地獄ですよ、これ。監獄です。

少子化が問題だって言うんだったら、自分たちが望めば、ひとりで暮らせるとか、そういうことが担保できるようにならなきゃいけないと思ってるんですね。そこに対して敷金、礼金とか、いらない安い家賃で住める公的住宅、それを私は増やしていくべきだと。少子化を克服するというのであるならば、まずその住まいを権利として成立させることが必要であろうと。これは若年層だけじゃなくて、これは高齢者の人にも言えることなんですよね。例えばですけど、終いのすみかと思って、数十年前に手に入れたアパートの一室、耐震性の関係で取りつぶすことになって、家は自分で探してくれって話になった。けれども、80歳超えて、毎日毎日、不動産屋まわりを1年間続けたけれども、どこも入れるとこない。理由は何? 孤独死するじゃないですかっていう話。歳いってまでも彷徨わなきゃいけない。あまりも悲惨ですよね。

昨日の宮城県。宮城県で、私が演説していた時にちょうど近くの場所で炊き出しがあったようなんですよ。ホームレスの方々、どうして路上に暮らすんですか?って考えた時に私も多くの方々と交流がありましたので、お話を聞くと、たとえば生活保護につながる。で、無料低額宿泊所みたいところへ入れられる、ほんとは、畳2畳とか1畳分くらいのところでこんなベニヤみたいなもので仕切られてるような、とてもじゃないけど、人が住むようなところじゃないってことですね。そん中で人間関係があっていじめられてとかっていうような話だったり、暴力があったりとかっていうことで、だったらもう福祉に繋がらなくていいってことで、路上に出たりとか。色んな所に、もうすべての原因、私そこにもあるんじゃないかな? 要は何かいったら住まいが望めば手に入るっていう状況が必要、もちろん今言われてる方、オーナーさんに対して、家作りませんか? マンション貸せるようにアパート貸せるようにしませんか? みたいな形で話をしてくるけれども、結局ニーズと合わなかったりとかすると空き室のままだと。私はそういうところ買い上げていくってことを国がやってもいいのかなという風に思うんですね。

で、これ、この社会保障的な、まさに社会保障ですね。まさにこの住まいという部分も社会保障の一部にしていく。もちろん望まない人は好きなとこ住んでもらっていいんですよ。でも必要な人には使ってもらえるっていう状況を私は拡げなきゃいけないと思ってる。そういった部分を社会保障に乗っかった部分をこれ税ではなかなか難しいんですよ。どうしてかっていうと、その時の税収だったり景気によって税収が減ったから、じゃあ、千軒分なしにします、なんて話できないですよね。いや、景気の波によって税収によってこれまで与えてた保障を切るなんてことできないですから。ここに関しては、私デフレの時、デフレの時にできる財政政策、金融政策をやっていこうと、簡単なこと言えば何かあったら税以外で財源が用意できる、新規国債の発行。

そういうこと言ったら、ひとり頭、何100万円っていう借金背負って大変な状態じゃないか、1000兆円の借金抱えてるんだろ、この国はひとり頭900万円くらいの借金なんだって話なんですけど、それ大きな間違いなんですよ。財務省の洗脳ですよ。政府の借金は民間の貯蓄を増やしていってるんですね。政府の赤字が拡大するたびに民間の貯蓄は増えていくんです。誰かの借金は誰かの資産なんですよ。当たり前でしょ。騙されちゃいけないんですよ。借金の量の問題じゃないんですよ。額の問題じゃないんですよ。日本円で借金をしていれば、日本円を発行できる能力があるんですから、支払いが不能になることなんてありえないんですよ。当たり前ですよね。日本円で借金をする、日本円を発行する能力を持ってる、どうやって債務不履行になるんですか? どうやって。だって最終的な貸し手が居い続けんですよ。

騙されちゃいけないんですよ、財務省に。そんなこと言ったらそれギリシャ、ギリシャみたいになるだろうっていう、すっとこどっこいがいるんですけど、騙されないでください。ギリシャはユーロ加盟国で使ってた通貨ユーロですよ。ユーロ建ての借金をしてた。独自通貨で借金してたわけじゃないんですよ。じゃあ、ユーロの発行する能力を持ってんのは誰だ?ったらヨーロッパ中央銀行。ユーロで借金し続ける。けれども、ユーロを発行する能力はギリシャにはないんですよ。だから、当然、支払いを滞るでしょ。破綻にも至るわけですよ。でも日本はそうじゃない、はい、今、説明の途中だったんすけど。どうぞ。

質問者:
福島から米沢に避難してます。雇用促進住宅ってとこ行ったんですけど、出てけ、と。避難者が被告にされました。出てけ、家賃払え、利子をつけて払えと言ってます。福島の人は戊辰戦争以来、散々酷い目に合わされてんだから、でかい声をあげなくちゃだめだと思うんですよ。福島人は怒らなくちゃだめだ。そう思います。山本太郎さん、すべては一(いち)から始まるんですよね。物事はすべて一から始まります。本当に期待してます。頑張ってください。

山本太郎:
両手ふさがっちゃったっていうか。失礼します。ありがとうございます。思いもよらない応援演説をしていただきました。ありがとうございます。感謝いたします。

質問者:
山口県に負けるな。

山本太郎:
山口県に負けるなってお話がありましたけども、ま、あの山口県の皆さんも心優しい方、たくさんいらっしゃいますから。山口県出身で、すっとこどっこいがいて、この国を無茶苦茶にしてるっていうだけの話なんで。そういうことなんです。はい、地方を踏みつけて、地方で搾り取って、疲弊させて、この国に未来なんてない、当たり前の話です。

聴衆:
安倍は虚言癖症です。

山本太郎:
安倍は虚言癖症です。ありがとうございます。まあ、本人はそういうつもりないんでしょうけどね、息を吐くようにおっしゃってるっていうだけで、呼吸をするのと一緒ってことだと思うんですよ。でもね、これ非常に危ないなと思うのは、何かと申しますと、そういう政治の舞台の裏、要はオフの時に一瞬、お会いする、たとえばですけども議会の中でこういうやり取りしてる時ではなく、例えば予算が通過しました。予算が通過した場合には反対した、私たちみたいに反対をした会派のところにも、内閣でご挨拶にくるんですよ。

そういう時に安倍さんが入ってきて、第一声、何言うかと思ったら「山本さん、いつも鋭いご指摘ありがとうございます」みたいなこと言ってくるんですよ。社会性ありますよ、これ。すごいですよ。そういう感覚というか、私にも俳優でお友達がいましてね、何とかさんと何とかさんとご飯行くんですよ、みたいなことをおっしゃってきて、その時一瞬は「だから?」って思ったんですけど、でも冷静に考えたら、「だから?」じゃねえな、これはって。コミュニケーション。要はその人をたらす能力っていうのが非常に高いって方が自民党にたくさんいらっしゃいます。

だから、そうやって、だから、なんだろうな? この国をどう動かすかこの国の将来予想図どのようなものにするのか? 国家戦略はどうなるかということを深く考えてるっていう事じゃなくて、やっぱりそういう、人たらし的な要素がどんどん来て上へ上へと、まあ、もちろんお家柄のこともあるでしょうけれども、そのようなことにつながってくんだなってことを感じました。ありがとうございます。ありがとうございます。

で、まあ話戻りますと、私は財源は二つあって、ひとつは税、もうひとつは、国債発行。これはデフレの時。デフレの時の国債発行で底上げをするってことは必要だと思ってます。そのような時に私は、住まいは権利という意味で、中古の住宅であったりそのようにニーズが合わずに余ってしまってる。そのようなアパートだったりとか、一軒家とか、というものをどんどん国が買い上げるって事をやっていくべきだと。

聴衆:
特別会計にしこたまお金がある。

山本太郎:
特別会計、しこたまお金がある、分かりました。そこにメス入れるのは、政権取ってからですね。申し訳ないんですけど、そこにメス入れたら殺されちゃうらしいんでね。政権取るまではまだ死ねないということです。

政権とったらそこら辺はもうコントロールできますからね。でも向こう側にも多少の飴玉を残しておかないと、私、逆に言ったら窮鼠猫を噛むですか? みたいな状態になっちゃったら元も子もないと思うんです。だから、あなたたちの気持ちも分かるから、あなたとあなたたちにもいいようにできるようにするよ。これはディールなんですよ、ディール。それだけじゃない。皆んなもいい思いをするんだったらそれ以外のこの国に生きる人たちにもいい思いさせようよって話なんですよ。皆んなに忖度しろってことなんです。これ非常に申し訳ないです。

住宅の話をいただいてちょっと皆さんに怒られるかもしれませんけど、国会議員にも宿舎があります。これ非常にありがたいんです。助かってます、私。原発爆発して後、仕事が発言するたびに仕事が細っていき、これ生活どうなのかなと思ってる時に、全国の皆さんから、うちんとこで喋りにおいで。もちろん福島県の方もいらっしゃいました。いろんな全国のところに足を運んで自分はこう思う、そして現状はこうなってるって事を3.11の後に、2年間くらい全国まわってたんですよね。薄くなった仕事の合間。

で、その間、うちに喋りに来たらおかず代くらいあげるよって、ありがたい申し出じゃないですか。その全国まわっていくところで原発以外の問題を色々教えてくださるんですよ、皆さん。要は原発とは何かつったら、これは貧困という部分とも繋がっていたりとか、人を踏みつけた不幸の上に成り立つというような商売があったりとか。

いろんな分野、貧困、生きづらさ、いろんな問題をそれに関わってる弁護士さんだったり、運動されてる市民の方々だったり。2年間いろんな人にいろんな話を聞いてきて、あ、これはもう直接伝えに行かなあかんな。ま、極端ですけどね、私の考え方、そんなんね。普通いろんな話聞いたとしても、じゃあ直接伝えにいこうとは思わないんですけれども。

私ここまで人生が変わっちゃったんだったらそうしようと思ったんです。でもその時に一番自分の中で住む家が決まってない。2年間ずーっと私、ほとんど根無し草のように動き回ってたんで、今日は自分がぱって目覚めた時にどこにいるかわからないんですよ。そんな生活がずっと続いてて、国会議員になって初めて、ほっと一息つけたのが与えられた宿舎だったんですよ。

家ってすごいなーって。人が住まいを求めるってのはここだなって。これ、住まいを権利にしなきゃいけないなって思わせてくれたのが、最初の、議員になって最初、議員宿舎に入れてもらった時だったんですよ。でね、ありがたい、非常にありがたい。収入のどれくらいで国会議員の収入のどれくらいで議員宿舎に入れるかっつったら、1割なんですよ。ずるいでしょ。給料のうちの1割で、そこの議員宿舎に住まわしてもらえるんですよ。でもさっき話に出ましたけども例えば東京とか他の都市、大きな都市。給料の半分以上、半分以上払わないと住まいが持てないんですよ。「国会議員が、公務員がそんな安いとこ住んでけしからん」じゃなくて、皆んなが求めれば、公務員や国会議員と同じような待遇の1割程度でも公的な住宅持てるっていうような社会にしましょうよって話なんです。どうですか? 住まいは権利だってことですよ。それを確かなものにしたいと思ってます。

なのでごめんなさい、その、オーナーさんがですね、あの余ってしまっているお家とか、私が政権とった時にあったら、それ買い上げさせていただきますので、ね。運用できなきゃ意味がないですもんね。ありがとうございます、すみません。ありがとうございます。何かご発言をされたい方いらっしゃいましたね、どうぞどうぞ。コミュニケーションさせてください。考え方が違かったとしても、どこか一致点はあるはずです。コミュニケーションさせてください。

質問者:
こんにちは、ようこそ福島へ。えー山本太郎さん、今、怖いですか? ここにいるの。そうですよね。福島は、東京や大阪や名古屋と一緒ですよ。189万の県民、真面目に働いてるんですよ。真面目に物を作って、真面目に米を作って、でも米売れないんですよ。それはなぜか? 風評被害があるからです。189万の県民がですよ、真面目に働いても、結局2,000人の避難して、毎日毎日裁判起こしてる人間のお陰。それのお陰でですね、真面目に仕事してる人間だって売れないんですよ。

でも、ね、そうやって、それは事実ですよ。じゃあ、ね、あの、東電の福一の事故がありました。あってね、悲惨な目に遭われた方いるの事実です。でもそれだけを取り上げるのが政治家ですか? 違うでしょ。189万、真面目にね、普通に、ね、ガスボンベなんか背負わなくたって、ガスマスク背負わなくたって毎日生活できるんですよ、福島は。浜通り中通り会津地方にあるって先ほど蓮池さんも言いました。ね。その大部分の県民は、ね、放射能のホの字なんか、毎日気にして生きてないですよ。そりゃそうでしょ、それは何%ですか。大、大、大多数の県民はって言ってるんです。あなたはそうだって言ってないんです。でね、ね、だから、だから。そうだ、そうです、そうです、ありがとうございます。そうなんです。だから。

そうやって風評被害を煽ることが政治家の役目ですか? 違うでしょ。こういうこともあるけど、こういうこと、良いところもあるんですよと、ね。そうすると結局、ね、あの山本太郎さんのを見てると、結局、その東電の事故をネタに、福島県から票を取りましょうとすることしか見えないんですよ。申し訳ない、申し訳ないです、それは私の意見です。

山本太郎:
あの、すいません、あの、意見なので皆さん、あの聞いて差し上げましょう、ぜひ。あの、どの人の意見も聞く、聞きましょう。どうぞどうぞお話されてください。

質問者:
だから、そのね、あの風評被害を煽ること、何でしたっけ。ま、いろいろ、ね、山本さんのツイッター見りゃぁね、やっぱり怖い怖い、危ない危ない。そうやって危険を煽って。だから福島は危ないところなんだって。結局、全国民は思ってしまうんですよ。でもね、真面目に、何度でも言いますよ。189万県民、真面目に仕事してるんですよ。それで、放射能のホの字なんて、ちっとも意識しないで生きてるんです。だからそういう県民もいるにも関わらず、かたやね、こうやってやっぱり福島って危険なんですよ、第一、事故あっちゃいけないんですよ、あ、もう起こってしまいましたけどね。だからそういうことで、そういうことが政治家の本当の役目なのかっていう、ね、そういうこと。

もう1つ、もう1つ良いですか。あのー、この政策の中にある1,500円云々って話がありました。要は企業がどうしても頑張っても、この人には600円しか、時給600円しか払えないっていった時に、800円を国が補償してやるということですか。1500円にする。それとも、まるっきりもう1500円与えますよということなんでしょうか?

山本太郎:
おそらく、お話を聞いていただけてなかったのかなっていうお話、あの、感じなんですけど、すいませんね。えっと、私の政府が補償する形で全国一律1500円の最低賃金っていう話ですね。それに対して、前提がありますという説明を先ほどさせていただきました。中小企業零細企業にとっての重荷である消費税を廃止にする。この時点で随分、中小零細にとっては大きな前進ですよね。生き返ると思うんです、私。それだけじゃなくて税制改革をもって、法人税は、法人税を累進制導入すると。となれば、当然、これまでの負担よりはずいぶん軽くなるはずなんですよ。違いますか。いや、違うんですよ、話を聞いてないのはそちらなんです。1500円の最低賃金にするためには前提があるんだよ、今すぐに1,500円にするつったら今の最低賃金プラスそれを全部国が出すのか、そんなことやったら大変なことになるだろってご意見をされてる。だからですよ。ちょっと待ってください、ちょっと待ってください。だからそういう話はしてないんですよ。ちょっと待ってください。ごめんなさいね。話が進まないんで。消費税をやめることによってどれくらいの経済効果があるかってこと、イメージできますか。マイク通してくれますか。

質問者:
だからあの、年間25万くらいのね、戻るというか、負担が減るってことですよね。

山本太郎:
中小企業、零細企業に対して。ちょっと待ってください。中小企業、零細企業に対しての負担が大きく、消費税を廃止することによって実現できるということは理解されますよね。マイク使ってもらえますか、すいません、マイク。

質問者:
いや、理解できないです。だって。

山本太郎:
理解できない。じゃ、これは話通じないんです、この部分に関しては。いや、本当に。消費税を廃止することによって、中小の最大の負担を取り除いてあげる。ちょっと待ってください。1,500円になる前に話があるんですよ。それ、ひとつだけの政策で語れないんです。この3つ、消費税廃止、税制改革、この2つに合わせて1,500円の最低賃金ってものがセットにならなきゃ、話を進められない。けれども消費税が廃止することによって中小企業零細企業への、これ、ものすごくプラスの影響ってものを理解できますかっつったら、それは理解できないってお話なんですよね。いや違いますよ、あなたじゃない、こちらです。

質問者:
最大ってのはどれくらいなんですか。最大の利益ってのはどれくらいなんですか、中小の。

山本太郎:
ちょっと待ってください。先ほどからずっと話してることを端折って、この場でマイク握られても困るんですね。できればお話をちゃんと聞いていただきたい。なんて言ってました? ちょっと待ってください。じゃあ、消費税の、んー、税金の滞納のうち消費税が占めるのは何割って言いましたか? え、マイク通してください。

質問者:
分かりません。

山本太郎:
私、さっき何度も言いました。

質問者:
わかりません、私、滞納してませんから。

山本太郎:
6割なんですよ。6割なんです。中小企業零細企業の6、ちょっと待ってください。中小零細の6割が消費税払えてないんですよ。

質問者:
払えてないのに、これゼロにするって意味ありますか? だって。

山本太郎:
払えてないからゼロにしなきゃならないんですよ。

質問者:
強制してないですよね。

山本太郎:
誰が。

質問者:
消費税を。

山本太郎:
ごめんなさい、もう1回言ってください。

質問者:
強制してないですよね? 払えてないんだから。

山本太郎:
誰が? 

質問者:
消費税。 

山本太郎:
ごめんなさい、もう一回言ってください。

質問者:
強制してないですよね、払えてないのなら。払え払えって言ってないですよね。 

山本太郎:
言ってますよ。

質問者:
言ってないですよ。

山本太郎:どうしてですか? だって、滞納したら差し押さえされるんですよ。赤字でも払わなきゃダメなんですよ。なんのお話をされているのかさっぱりわからないんですけど、ちょっと待ってください。じゃ、ごめんなさい、この話は完全にもう一度、あの、足元を固めてから、カウンターに来ていただきたい。そのことじゃなくて、最初の話に戻ります。今の今の話は圧倒的に、もうお話にならないので最初に戻らせていただきます。風評被害を政治家が煽ってどうするのか。確かに、それが風評ならば、私は煽るべきではないと思っています。ただ、原発事故によって起こったこの福島の状況は風評ではなく実害なんですよ。 

聴衆:そうだ~実害だ~。

山本太郎:
申し訳ない。私、ちょっと待ってください。

質問者:
それをするなとは言ってないんです。えぇ。

山本太郎:
違うんです、聞いていただきたい。ね。もう国会の中ではほとんど原発のことも被爆のことも語られなくなって来てるんですよ。ちょっと待ってください、私はね、泣き寝入りさせたくないんです。泣き寝入りしたくない、っていうか、それは、例えばすべてのことが一緒。一緒っていうのはなにか?

あっ、すみません、おひとりで盛り上がらないでいただけますか。いいですか、ちょっと抑えていただきたいんです、申し訳ない、本当に申し訳ない。ほんとはね、皆んなで自由に、こうマイク回せたらいいんですけど、時間的にもちょっと厳しくなってきたので、まとめさせていただきます。

これ、だって皆さんが起こした事故じゃないんですよ。で、事故はないって言われてきたんですよ。安全だって言われてたんですよ。五重の壁で守っているって言われたんですよ。そこから出たとたんに問題ないっておかしいだろって。でね、確かに、例えば福島県の農民連の皆さんたち、ずっと調べてますよ、土壌も。土壌も調べてる。そのサンプルの殆どが放射線管理区域を上回るような土壌も検出されている。ただ、食べ物には移行しないように、いろんな施策をされていますよ、一生懸命。ねぇ、ゼオライト撒いたりとかいろんなことをされている。食べ物には移行していないけれど、でも土には残っていて、それを土を弄っている農家の方々が被爆されているんです。でも、この農家の方々を守る、被爆から守るような、そんなもの何もないですよ。だって、農家は個人でやっているから。営農を個人でやっているから。これが企業でやっているものなんだったらそこに対して放射線から守らなきゃいけないとか、健康診断をしなきゃいけないとかってルールはあるけれど、個人で営農されていて食べ物へは移行しないようにゼオライト等を撒けるが、だけど作業をしている人たちは被爆しているって、この実態に対してどうして国は補償賠償しないの? おかしいじゃないですか。それを訴えているんですよ。

私の国会での質疑をぜひ聞いていただきたい。冒頭、私が皆さんに謝罪をしたのは、私、芸能人やってた。で、原発事故から目が覚めた。その時に、このままじゃ東電と国が逃げ切ることになるだろうって自分の中で焦りまくったんですよ。間違いなく泣き寝入りさせられるコースだって。でも、その時の私には皆んなを束ねたりとか、どうやって合意形成していくかとかいうような知識なんて全くない。自分の中で空回りした中で、精いっぱいの中で「逃げてください」っていう話をしちゃった。でも、その中には逃げられる人もいれば逃げられない人もいる。2011年の空間線量、特別高かったですよね。その中だったら、私は、私が政府だったら、一時であろうと分散して全国に、いろんなところに、一旦、収まるまでは皆さん避難をしていただいて、で、一旦、放射線量下がった段階で皆さんにもう一度情報を提示しますから、戻られる方、戻られない方、色々ですよ、それぞれで、それぞれ個人で具体的に決められるような情報をこちらが提示しますって。私が2011年に政府だったら、それをやって欲しかった、そういうことなんです。それを自分の力で、少しでもいいから動かせないかなと思って空回りしちゃった。

それによって傷つけた人がいる。そりゃそうです。言葉をもっと選べばよかった。もっと違うアプローチがあったんじゃないかって、今だから思える。未熟でしたよ。今も未熟です。粗削りです。でも私が今、発言している国会の内容は、申し訳ないですけども風評被害ではない。実害のほうに対して逃がさない、それをどうするのかってことをやっているのです。

質問者:
それをするなとは言ってないですよ。えぇ。だけど現状をね、報告するのも政治家の定めじゃないですか。当初言ったように福島に来るのを怖かったですか。行き来するの怖いですかって聞きました。でも怖くないと、えぇ言ってますよね。

山本太郎:
2011年に、正直来たときは、自分の中もドキドキありました。だって線量も全然違うかったし。でも、今怖いなんて思いはないです。ただ、帰還の要件、避難解除の要件、どうして空間線量だけなんですかって。土壌も測らなきゃダメだよ、ちゃんと。セットでね。

質問者:
測ってますよ。

山本太郎:
航空機モニタリングでしょ。航空機モニタリングでいくつか高いところを見つけたら、やっとそこを測るってことですよ。それじゃない。農家の皆さんの持ってる畑、一反一反すべて測っていくってことが事故を起こした加害者のやるべき事なんです。

質問者:
だって飯舘村ではそれをやってるじゃないですか。

山本太郎:
なにをですか?

質問者:
飯舘村ではそれをやってますよ。

山本太郎:
飯舘村に人が帰るっていうことに対して議論はあるでしょう。議論はあるでしょう。議論が。だから段取り、初動があまりにも間違ってたってことです。それが民主党政権であっても、自民党政権でも恐らくやってたことは私は一緒だと思う。初動が明らかに違う。事故が起こる、少なくとも時間がかかってもいいからしっかりとした、一旦は避難をしていただくということを広範囲にわたって私はやるべきだったと。私は最初は初動が間違ってたから今これだけの混乱が生まれ、今、福島県内にお住まいの方の中にもご心配されている方、心配はないという方、もう既に分断が生まれてるんですよ。もうずっと事故後から。

質問者:
分断って、分断って例えばね、じゃ189万いて100万は心配、80万はね、多分そんな事ないと言うんだったら、それは分断でしょう。だけど189万のうち本当に福島は安全だと、放射のホの字もね気にしないで住んでる人何人いるんですか。大部分だと思いますよ。それ分断じゃないでしょう。

山本太郎:
そもそものコンセンサスとして、例えば土壌の汚染が放射能管理区域を上回るようなところは本当は人住めないんですよ。でも実際に土壌測れば放射能管理区域の何倍ってところも確かに、確かに存在するじゃないですか。だからなんですよ。だから初動を間違えるとここまで影響するっていう話なんです。すべての基準は何か? 事故前なんですよ。事故前に採用されてた基準が安全基準とされなければ、人間の命は守れないんですよ。ここがすべてなんです、申し訳ないんですけど。避難解除するという時にも、これはもちろん本人の意思もある。戻りたいんですっていう人の意思もある。けれども最低限として空間線量で20ミリを下回ればという話じゃないんですよ。土壌もセットで情報として提供されなければならない。そうじゃなきゃ人の安全なんて守れないじゃないですか。

呼吸しますよ、皆んな。子どもは土食べますよ。色んなことを考えた時にやはり事故前の基準ですべてを見ていかなければならない。そうだった時に、今ね、その180万をこえる方々の中で心配している人は少ない。そうおっしゃいました。でもそれは国が安全だ、大丈夫だ、で、皆んなもう前を向くんだという状況になってるところで、それを今、言ったとしてもしょうがないだろうっていう心理もあると思うんですよ。国の初動が最初からちゃんと皆さんひとりひとりに、個別具体的にしっかりと向き合うような体制、あんな事故なかなか起きない。なかなかかどうか分からないけど未曾有の事故っていわれているものが起きて、大混乱。その中で大丈夫だ、安全だっていう根拠が、事故前の根拠じゃなかっただろってことですよ。安心安全の大合唱では、それは担保出来ないってことですよ。

じゃ、今までの安全基準はなぜ作られてきたのかって話になるじゃないですか。事故が起こって安全基準が引き上げられて、それで安全だっていうのは、ただ数字いじっただけじゃないですか。人々の本当の安全、健康を守るというのが国の仕事なのであるならば、間違いなく民主党時代の初動は間違っていた。これは自民党でも同じことだと思います。だから私が何をするのかっていう話ですけれども、当然、先ほど言いました。JCO、茨城東海村、レベル4の事故ですよ。1ミリをこえるって方々に対して、生涯の健康診断、ガン検診付き、これを補償しています。これはその当時、東海村にいらっしゃった方じゃなくて、たまたま立ち寄った、そういう方に対してもその権利を与えてる。レベル4の事故です。同じにしません? 

いいですよ、心配がないって方はいい。だけど、心配だっていう時にしっかりそういう検診が受けられるっていう制度は必要でしょってことなんですよ。未来永劫そういうものに対して支払いをし続けなければいけないのが加害者側側の責任なんですよ。それを求めてます。それを求めてる。私も歩く風評被害と呼ばれることはありますけれども、私がやりたいとこはそこなんですよ。失われたものに対して取り戻す。なかなか難しい。その誠意を見せられるのがとにかく補償賠償でしかないじゃないですか。どうしてわざわざ、生業を返せ、地域を返せって裁判を起こさなきゃいけないんですか。こんな裁判起こさせるなよって話ですよ。空気を読め、忖度しろなんですよ、こっちに。

質問者:
それはいいじゃないですか。別に。東電の事故がたまたまありました。じゃあこれに乗じて、じゃあ裁判を起こせば、3千万(円)だ、2千万だ、補償が貰えるって人だって中にいるじゃないですか? 

山本太郎:
あの、申し訳ないんですけどね、ちょっと待ってください。いや、あの、ちょっと待ってくださいね。申し訳ない。これまでの暮らしが取り戻せるわけじゃないんですよ。2千万、3千万の端金(はしたがね)で今までの人生を棒に振れなんてどういう話なんだってことなんです。

聴衆:
そうだー。

山本太郎:
人間の尊厳の話ですよ。プライドの話ですよ。これまでの生活の話なんですよ。

聴衆:
それを言っちゃ、おしまいじゃないですか。

山本太郎:
違いますよ。2千万、3千万の金、貰えてるんだから、別に得できて良かったねっていう話は、これはあんまりにもないですよ。そうじゃない。そうじゃない。それはごめんなさいね。お金には換えられない話。けれどもそれを形にするには、補償、賠償以外やり方はないんですよ。それだけのことなんです。

質問者:
自分の仕事が欲しい人権派弁護士、それが皆一体になってね、じゃあ裁判起こせ、避難しようって、そういうところが安全な、避難する必要ないところからどんどんどんどん県外に避難して、裁判起こして……。

山本太郎:
裁判……。

聴衆:
2千万勝ち取った。いやー、いやー、良かった良かったって。

山本太郎:
2千万ぽっちですよ、悪いけど。2千万ぽっちですよ。

質問者:
それは、あなたの場合はなんでしょ。あなたの立場から言って、2千万って高々端金なんでしょ。

山本太郎:
端金ですよ。全員、それはね、奪われた者しか、分からないんじゃないですか? 

聴衆:
そうだー。

山本太郎:
奪われた者しか分からない感覚じゃないですか。私は、2千万の金で、今までの人生を無かったことにしろなんて無理ですよ。

聴衆:
そうだー。

山本太郎:
そんな端金で、自分の生業(なりわい)奪われて、自分の地域が奪われたことに対する補償じゃないんですよ、それは。

質問者:
それなんであれば、別にお金で請求する必要ないんじゃない? 

山本太郎:
じゃあ何で代替しましょうか、それを。

質問者:
別にあの、県内でね、県内のどこか土地をあてがって、そこで農家やってたんだったら農家やりなさいとか。それでも良いんじゃないですか? 仕事を与えるとか。

山本太郎:
それは実現されたんですか? 

質問者:
いやだから、それもひとつの案でしょうと。だから裁判を起こすのもひとつの案ですよ。

山本太郎:
あの、ごめんなさい。

質問者:
2千万ぽっちとか言うんだったら。

山本太郎:
2千万ぽっちですよ。2千万ぽっち。

質問者:
生業を返せって言う人に失礼ですよ。

山本太郎:
2千万ぽっちですよ。悪いけど。2千万で済む話じゃないってことなんですよ。本当にこれ。本当にそうなんですよこれ。あなたの人生が奪われたのと、ことと等しいんですよ。

質問者:
私が言っているのは、全員が全員そうですか? ということなんですよ。

山本太郎:
あの、ごめんなさいね。ちょっと考え方があまりにも、その部分に関してはちょっと相容れない部分がある。でも、その故郷を愛することによって、その発せられるエネルギー。どこかで融合できるポイントがあれば良いなと思うんですよ。考え方はね、違う部分があって、おそらく私も未熟であるし、そして理解していただけるだけの言葉を今、出せないところが歯がゆいところですけれども、その熱い熱を何かで融合させられるポイント、時間があれば可能なんじゃないかなと思います。

ただ、ただ、あの事故を、東電や国が補償賠償していくって当然のことじゃないですか。加害者なんですよ。国策として進め、安全だと言って進めてきたことに対して、不備がたくさんあったんですよね、津波の対策とか、数々のことで。東電の原子力グループにいた方から、はすいけさんもおっしゃってる。それはもう皆んな分かっているんですよ。安全神話の上にずっと乗っかり続けてきて、結局そうなった、事故は起こってしまった。それに対して安全神話まだ続けているのが今なんですよ。だからこそ、ここでしっかりと、あの、東電原発事故に対するけじめ、取らせるって事は絶対的に必要。ここで泣き寝入りしたりとか大丈夫だという風に吹かされちゃったところの先に、何があるって言ったら、次に起きる事故に対して、今よりも簡単に押さえつけられてしまうってことなんです。

自分の人生が奪われた。生業が奪われた。それを裁判で勝って2千万手に入れたから何なんだって話なんです。2千万円じゃ全然足りない。金額の問題じゃない。でもお金は要る。私は2千万円で済んだと思うなっていう話だと思うんですね、これ。本当にそういう話じゃないんですよ、これは。いやもちろんね、それが貰えてる人と貰えない人いろいろいるから、そこでも線引きされるかもしんない。貰えない人からしたら「良いな。うらやましいな。」だからそれを等しく賠償していくしかないんですよ。本当に。そう思いますよ。

180を超える、180万を超える方々の中で、その現実を、今、国が大丈夫、問題ないってことを受け入れなきゃ前に進めないって人たちが、圧倒的じゃないですか。ホの字のことも出さない。当然ですよ。出したとしても、何も変わらないじゃないかって話です。今までと同じように暮らしていくっていくことを、自分の中に受け入れなきゃ前に進めないだろうと、言う方々がいるのも私は当然だと思います。

それに加えて、いや、そうじゃないと。ならぬものはならぬと、最後まで言い切るんだと決めた人たちもいる。そこに対して分断は必要ない。私はそう思うんですね。私には至らない点が多くあると思います。

山本太郎:
えっとね。

質問者:
最後に最後にしていいですか? 

山本太郎:
あっ、どうぞ。

質問者:
で、昨日たまたまNHKの、れいわ新選組の選挙公報見まして、特別枠で2名。その方、当選するのに200万必要だと、山本太郎党首が当選する、それは3番目。

山本太郎:
3番目じゃないです。わかんないです。それは。

質問者:
当選するには300万票、必要だと。300万票取れる勝算はございますか?

山本太郎:
あっ、マスコミみたいな事聞いてきましたね。

質問者:
いや、いや、いや、それによって、21日にね、投票するかしないか決めます。

山本太郎:
ありがとうございます。えっとね。私、1議席、山本太郎の1議席を守るためだけだったら東京から出ています。東京選挙区から。だってそっちの方が確立高まりますから。おそらく受かってたと思いますよ、私。こんなこと言うの失礼だけど。

どうして全国から回ったかつったら、私ひとりで国会の中で、抵抗し続けたとしても、これガス抜きにしかならないんですよ。それをもう6年やるのか。意味がないとは言わない。けれども、そうじゃなくて、選挙という期間を機会を通じて、ひとりではなく議席を増やしていくってことを真剣にやらなきゃいけないと思ったんです。


で、特定枠、これを使ったのは、要は6年間、もちろん、私がどういう活動やってきたかご存じない方は、何をやってたかよくわかんないっていう状況だと思うんですけども、少なくとは、少なくとも、何をやってるのかってこと見てきてくださった方々は、ここから一気に数を増やすために、それぞれひとりひとりの限界に挑戦してくださいって話なんです。

今、世の中が壊れてってるスピードをブレーキかけるためには、議席を増やすしかない。空気を読まない人たちを入れるしかない。その思いで。私の1議席じゃなくて、数議席増やしていくっていうような、市民の力を、この選挙に結集させて欲しいっていう気持ちなんですね。6年前と同じ1議席だったら、6年前と同じですよ、それ。この6年間の間に、ひとりひとりのいろんな力はもっと高まってるはずなんですよ。もっと広がってるはずなんですよ。それを最大化できるのが選挙ですよね。だからこそ、私はあえてハードルを上げたんですよ。

山本太郎が必要だと思ったら、当然、300万票以上の票が必要になる。300万票以上が必要ってことは、あなたに1票入れてきましたよ。ということだけでは話終わってしまうんです。それではとてもじゃないけど、300万票以上なんて取れない。その1票から自分、さらに横に増やしていくっていう、創価学会方式じゃないと、絶対に300万票以上なんか取れないんですよ。選挙の時にしか市民の力を見せつけられないんですよ。

ややこしい集団を大量に送らしてくれっていうような、与党も野党も嫌がるような国会勢力の拡大を、これだけ多くの市民の方々が実際に後押しして、実現したんだっていうことを、私は永田町を震え上がらせたいんですよね。あまりにも人々を舐めすぎたら、そのうち全員食ってまうぞって、話なんですよ。人々の力で、議席を入れ替えるぞって話なんですよ。

まずはその、私は1議席勝つとか、そんな事はどうでもいい。自分の1議席とかの話じゃないんですよ。まずはこの二人、200万票以上で国会の中に地雷埋め込むんですよ。当然ですよね。なぜか。合理的配慮とか、障がい者に優しいとか、口では言うけど、全く180度じゃないか。180度違う世界が、国権の最高機関じゃないかって。そこに対して、絶対的に国会が変わらなきゃいけないという地雷を埋め込むんですよ。それがALS患者のふなごさんであり、そして重度障がい者の木村さん。このお二方、非常に有能ですよ。厚生労働省ともずっと交渉してきてる。事業所の副社長やってる。

体は動かない。瞳、たまの瞬き。そして口の中のセンサーでコンピュータを操作しながら、自分の意思を伝える。見た目には、言われたのは、こんな事マジで言われました。「生きてるのか死んでるのかわからない。」いいえ、超生きてんですよ、めちゃくちゃ生きてんですよ。頭脳明晰なんですよ。精神活動旺盛なんですよ。見た目には、そんな心ない言葉が言われるような、生きてるかどうかわからない。じゃあ、生きてるかどうかわからないという存在については、命に期限設けて良いのかっていう話になってきませんか。

生産性で語られてるんですよ、人間の価値が。あなたがどんな役に立ってんの? あなたにできるの? あなた生きてる意味あるんですかみたいな、いつもマウンティング受けながら? 自分の存在。何かになってなきゃいけない、産み出さなきゃ生きてる価値がない。見た目だけでそんなことが判断される時代そのうち来るんじゃないの? 医療費を入り口に、あなたは生きてて良いんですか? いつまで皆んなに迷惑かけんの? あなたの医療費皆んなの税金で支えられてんだよ? そんな話にこの先なっていきそうな気がするんですよ、私。

それ、一番危惧してんですよ。人の命を選別するような社会。命に期限が設けられるような社会になれば、それを認める側に回ってしまえば、自分の命の期限も誰かに決められるんですよ。ALSの船後さん。呼吸器付けてる、胃ろうしてる、瞬きと、目の動きと、口の中のセンサーだけで、世の中と繋がってる、表現をしてる、これ呼吸器付ける。要は全身の筋力が無くなっていく病気ですよ。難病ですよ。最終的に呼吸が出来なくなる。選ばなきゃいけなかった。このまま生きるのか、死ぬのか。生きるか死ぬかを決めるときに、最初は死のうと思った。どうしてか? 家族に迷惑かかるから。自分が生き続けることによって、自分の奥さんや自分の子どもたちの人生が全然違うものになってしまう。この人たちの人生を犠牲にして、自分が生き続けるっていうことはこれ選択できないだろう。私は死ぬことに決めたっていう風に言ってた。けれどもいよいよ、最終的な決断が迫られるときに、生きること決めたんですよ。生きたいっていうエネルギーが溢れたんですよ。

人の価値を生産性ではかられてるでしょう、今。その社会が極まればどうなるかっつったら、当然、命の選別に繋がっていきますよ。安楽死、テレビでも結構、安楽死をプラスに捉えるような放送が続いてるじゃないですか。議論が必要だと思う。でも、今の国会では議論なんてできない。雑、拙速、そんな事で期限を決められるようなことになってしまったとしたら、あなた2ヶ月前に死ぬって決めたのに、もう今さら変更ききませんよ、みたいな話にされちゃいかねませんよ。いくつまで生きんですか。あなたが生きたいって言ったって無理ですよ。迷惑かかってんですからって。そんな社会にしたいかって。

高齢化でこれから加速していく中で、そんな状況が広がっていく。寝たきりが増えていきますよ。そのたびに命の選別、いつ死ぬんだってことを突き付けられるような社会、地獄じゃないですか? 今だって地獄ですよ。生きてたくないっていう様な社会。2万人自殺すんです、年間。50万人自殺未遂。生きてるだけで地獄ですよ。この世が地獄。それが加速していくような世の中に住んでたいかって。あなたは存在してるだけで価値があるっていう社会作るのが政治なんじゃないの? 

聴衆:
そうだ〜(拍手)

山本太郎:
これから寝たきりが大勢増えてくる。その様な中で私は、ALS全身麻痺の船後さんは、寝たきり会のトップランナーだと思ってます。寝たきりになったとしても人間は、豊かに生きていける。それを、この国に知見として私は国会に入ってもらう必要があると思うし、寝たきりになる前にも、不自由な身体でいかに、豊かな人生を送るかということを実践されている、重度障がい者の方にも国会に入っていただく必要がある。国会は、これに対して国会がどう変わるのということを進めていかなきゃ、進めていかなきゃなくなるんですよね。

変わりますよ。この2人入ったら確実に。私はその後、はすいけさんも後。まずはこの2人受からせてください。力貸して欲しいんですよ。山本太郎を受からせるために300万票いるとかって話じゃない。そんな小っちゃい話してるわけじゃない。原子力畑にいて、東電の目線から物事を語れるって方、ぜひ送り込んで欲しいんですよ。はすいけ透さん。骨のある大人だ。安倍総理と直接対決させてみたいんですけどね。いかがですか、皆さん。ガチンコで喧嘩して欲しいですよ。国会もっと面白くなる。裏話いっぱい知ってますよ。直接聞いた話も含めて。とにかく面白くしたい。まずは10人、山本太郎含む。はすいけ透含む、れいわ新選組にどうかあなたのお力をお貸しください。ありがとうございました。

聴衆:がんばれ〜がんばれ〜がんばれ〜。

山本太郎:
ありがとうございます。すいません、ちょっと話が長くなっちゃったので、2ショット写真難しいので、勝手に撮ってください。写真。そして如何様に使っていただいても結構です。あの、SNSとかですね、自由に拡散をしていただきたいと思います、ありがとうございます。じゃあこっちの方から目線行きますかね。よろしいでしょうか、ありがとうございます。じゃあ、もうちょっとこっち側に、目線をこっち側にズラします。ありがとうございます。7月21日投開票日、参議院選挙始まってるのは皆さんご存じの通りです。ありがとうございます、期日前投票も始まっております。

聴衆:
頑張って〜応援してるよ〜。

山本太郎:
ありがとうございます。1枚目の投票用紙には、今、皆さん市民連合とか色んなところ、野党共闘で推してる福島の水野さちこさん。さちこさん。水野さちこさんが野党共闘の候補者ですね。1枚目の投票用紙には、水野さちこ。水野さちこ。2枚目の投票用紙には、はすいけ透、もしくは山本太郎、あなたのお力を貸していただきたい。2枚目の投票用紙は全国どこにいらっしゃっても名前で書けます。名前を書くのが難しいって方は、れいわ新選組のひらがな、「れいわ」3文字のみで結構です。ありがとうございます。頑張って、水野さん。ありがとうございます。ありがとうございます。

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