高井たかし:
はい。それでは定刻となりましたので、ただ今よりれいわ新選組の記者会見をさせていただきます。今日は沖縄県庁の記者クラブをお借りいたしまして、どうも皆さん、ありがとうございます。今日はですね、来年の2月2日に告示になります、浦添市議会議員選挙にれいわ新選組の公認候補を擁立いたしますのでその発表でございます。まず私、幹事長の高井たかしでございますが、冒頭、私のほうから今回の擁立に至った背景などご説明し、その後、下門あいか候補者からですね、ご挨拶をさせていただきます。
まずですね、今回、衆議院選挙でこの沖縄。まず日本全国でですね、れいわ新選組は3議席から9議席ということで3倍増ということでございました。特にこの沖縄はですね、全国47都道府県の中で最も多い得票率12. 1%というですね、すごい得票を出していただきました。そして山川ひとしがですね、沖縄4区で、小選挙区では勝てませんでしたけれども比例復活ということで当選をして、れいわとしてはこの沖縄県で初めての議席を得ることになりました。九州比例ブロックでの当選ということでございました。この山川ひとしの候補者擁立についてはオール沖縄の候補者選考委員会でですね、4区の候補者の擁立でかなりいろいろございましてですね。ただ、選考委員会に出席したおかげで公開討論会なども3回、3カ所で実施したりですね、メディアの皆さんにも取り上げていただいたということも、この今回、この沖縄が12.1%というですね、全国で最も高い得票率に繋がった背景にはあると。山川ひとし、今、国対委員長になりましたけれども、衆議院議員の功績というのはかなり大きかったという風に思っております。そういった中で今日はですね、沖縄4区ではない、沖縄2区にはなるんですけども、衆議院の選挙区ではですね。この浦添の市議会議員に挑戦をいたします、下門あいかを擁立をすることになりましたので、下門あいかのほうからご挨拶をさせていただきます。じゃあ、お願いします。
下門あいか:
はじめまして。下門あいかです。このたび、れいわ新選組より公認をいただきまして、2025年2月9日に行われる浦添市議会議員選挙へ立候補を予定しています。私が立候補を決意した大きなきっかけは2つあります。まず1つ目のきっかけですが、第1子を出産後に産後うつのような状態を経験したことです。現在、2児の子育てをしていますが、第1子を出産したときはコロナ禍で同居家族以外と会うことがとても厳しく制限されており、誰とも会うことができませんでした。赤ちゃんは昼夜を問わず数時間おきに泣いて起きます。そのたびに抱っこをしてあやしながら授乳やおむつ替えを行います。どんなに自分の体が疲れていてもまとまった睡眠を取ることすらできません。なぜなら赤ちゃんは1人で生きていくことができないからです。これまでに味わったことのないような強い責任感を感じた私は24時間、常に神経を尖らせていました。休みたくても休めない。誰かに頼りたくても頼れない。そのような状況で行なう育児は想像以上に過酷で精神的に参りました。あのとき理性をなくしていたらと思うと想像するだけでも恐ろしいです。これは私に限った話ではありません。今の日本は核家族化が進み、みんな自分の生活で精いっぱい。どれだけ働いても賃金は上がらず、時間にもお金にも余裕が持てない。将来が見通せず不安が募る。自己責任論が強過ぎて弱音を吐けず、頑張っても頑張っても報われない世の中。その苛立ちの矛先が社会的弱者へ向いていると感じます。毎日のようにテレビから流れてくる虐待や無理心中、介護に疲れ果てた末の事件など、その結果を責めるだけでは何の解決にもなりません。限界を迎えるもっと手前で救うことができなかった政治の責任です。れいわ新選組が政策として掲げるように積極財政を行ない、地域、行政全体でサポートしていく必要があると思います。子どもを守るというのであれば、その子どもたちと長い時間を密に過ごす親のケアから行なう。それが一番大切なことだと感じます。私が市議になったら、まず第一に産後のママたち、そして今、子育てをしているママやパパ、保育者がもっと行政に頼れる仕組みづくりを行なっていきたいです。
次に、2つ目のきっかけですが、約8年間、浦添市議会の傍聴を続けてきたことです。その中でも特に失望したのは、地域子育て支援拠点事業、子育て支援センターの廃止の見直しを求める決議(「子育て支援事業の拡充を求める決議案」)の採決が行なわれたときでした。浦添市は2023年3月末までに市内7カ所あった支援センターのうち6カ所を廃止しました。利用者アンケートでは9割以上の親が廃止に反対し、中には「死なせるか、死ぬかの二択を考えたこともある」という、悲痛な叫びもありました。しかし採決では定数27名中、13名の市議が反対し、3名が退席。その結果、子育て支援センターは廃止されてしまいました。一体、誰を向いて政治をしているんだろう。私が声を上げないと私たちの生活が壊される、そう痛感しました。産後、とても苦しかったあの状態を経験した私だからこそ、そして、まさに今、子育てをしている当事者の私だからこそ、子育て世代の本当の気持ちが代弁できます。子どもの命に責任を負っている1人の母親として、そして社会に責任を負っている1人の大人として、子どもたちが生きる未来は絶望ではなく、希望を感じて生きられる未来を残してあげたいです。そのためにもおかしいことにはおかしいと、しっかり声を上げていかなければなりません。私が市議になったら誰にも忖度せず、気持ちに寄り添う政治をしていきます。ぜひ応援よろしくお願いいたします。
高井たかし:
はい。ありがとうございました。それでは、記者の皆さんからご質問がありましたらお願いいたします。ちょっと配信しているんで良かったらマイクを。すみませんがお願いします。
記者:
一点だけ。沖縄タイムスです。主な政策をお願いします。
高井たかし:
はい。主な政策をという、下門さんへの質問でした。お願いいたします。
下門あいか:
はい。主な政策についてですが、私は先ほどもお伝えしたように、子どもと長い時間、密に過ごす親のケアというのがとても大切だと思っています。なので、例えば先ほどお伝えした子育て支援センターを再度、地域に復活させることであったりとか、あとは0歳児のおむつ定期便などで、育児をして子育てをして、社会と繋がりがあまりない親たちにどれだけ行政側がアプローチをして、その親たちの悩みを聞けるのかというところで、積極的に繋がりを持っていけるような対策、支援というのを行なっていく必要があると思います。あとは経済的負担の軽減というところで、保育料の無償化であったり、病児保育利用料の無償化であったり、18歳までの子ども医療費の無償化など、こういったところも掲げております。それから今、浦添市で軍港の移設の問題が取り上げられていますが、そちらもしっかり反対をして、今の自然の海を、貴重な海を守っていきたいという風に感じております。以上です。
高井たかし:
はい。それではその他いかがでしょうか。よろしいですか。大丈夫ですか。はい。ありがとうございました。今回、衆議院選挙が終わってですね、最初の公認発表ということになります。選挙としては1月に地方選ひとつあるんですけれども、2つ目のれいわ新選組にとっても非常に重要な選挙になりますし、素晴らしい候補者をですね、擁立いたしましたので、もう必ず勝利をして、そしてこの沖縄県全体でのですね、れいわ新選組がこれからも党勢を拡大していけるようにしっかり取り組んで参りたいと思います。はい。それでは、以上で記者会見を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。