【会見文字起こし&動画】不定例記者会見 山本太郎代表、くしぶち万里共同代表、大石あきこ共同代表、高井たかし幹事長 / 2025年3月31日 国会内

高井たかし:
はい。それでは定刻、お約束した時間になりましたので、ただ今よりれいわ新選組の不定例記者会見を行います。では、代表、お願いします。

山本太郎:
はい。不定例ということでございますので、皆さんからご質問いただいて、それに答えていくということをやっていきたいと思います。どなたかあれば手を挙げていただいて。

高井たかし:
じゃあ、どうぞ。はい。

記者:
NHKです。よろしくお願いします。予算の関連で山本代表に伺います。新年度予算は参議院で再び修正された上、衆議院に戻され、先ほど本会議で同意を得て成立しました。衆参両院で修正された予算が成立するのは初めてです。山本代表の受け止めを伺います。

山本太郎:
まぁ行ったり来たりしたってことですけれども、まぁ結局はこの物価高でも減税せず庶民を殺し、そして潰れまくる中小企業ってことも救わないっていうゴミ予算が行ったり来たりした。それ以上でも以下でもないってことです(笑)。大丈夫ですか? あ。また何か聞きますか? NHKさん。NHKさんにあんまり多く答えたくないんっすよね。今くらいの話でちょっとまとめていただきたいなと思うんですけど、どうぞ。

記者:
あと改めて今回の予算ですね、先ほど受け止め、おっしゃってましたが、どういった予算だっていう風に受け止めてらっしゃるか。

山本太郎:
ありがとうございます。まぁもう言いたいこといっぱいある人たちにちょっとマイク回しましょうかね。どうぞ。順に、予算について。

くしぶち万里:
共同代表のくしぶち万里です。つい数分前に本会議で代表質問させていただきましたが。高額療養費の引き上げ一時凍結、これはれいわ新選組は撤回を求めていますが、しかしあれだけ苦しい思いをされている患者団体の方々の声を受けて見直しということになったことそのものには今回、れいわ新選組も賛成させていただきました。しかしその部分には賛成ですが、やはり予算全体についてはやはり2つの点あると思います。ひとつは国民を救う、こうした内容が全くないままにこの予算が来年度、また4月から通ってしまったということです。で、また、今、採決すべきではないということを3月4日の委員会でも本会議でもれいわ新選組代表して私、申し上げましたが、その通りの結果になったわけですね。結局、再修正っていうことですから。ですから内容も不十分だし審議時間も不十分。この2点において全く認められるものではないということです。特に物価高対策、何もありません。個人に対する給付もなければ減税もない。ここ、一番国民が今、求めてるものに対して何も応えてないっていうことが最大(の問題)だと思います。

山本太郎:
あったらどうぞ。あの、予算のこと。いいんですよ。あの、言いたいこと言ってください。

高井たかし:
中身はもう今のでいいんですけど、この3月31日の6時にぴったり終わるというのが何かものすごい行儀がいいというか、予定調和というかですね。何とも野党としてはあまりにも情けないなと思います。

山本太郎:
まぁギリギリまでいろんな粘って、なんだろう、年度をまたぐぞということを人質にさまざまな国民生活を底上げするようなことを勝ち取っていかなきゃダメなんですけれども。あっさりと、まぁ今、言われた予定調和ですね。もう茶番全開の予算であったということだと思います。あ、でも今の部分使おうとしてません? (NHK)大丈夫ですか。前半戦にしてくださいね。ありがとうございます。

大石あきこ:
ゴミのほう。

山本太郎:
ゴミのほうですよ。「ゴミのような予算」じゃなくて「ゴミ予算」ですから。「ような」じゃないです。「ゴミ予算」です。

大石あきこ:
では、私も。共同代表の大石あきこです。今回、大きな政治テーマとして高額療養費制度の改悪、自己負担引き上げというものが食い止められたみたいな話で言いますと、これは良かったんだと思います。なぜそうなったのかと言うと、やはり患者団体の方、患者が顔と名前を出して「私たちを殺すのか」そういうメッセージを出したっていうことの重み。これに政権も勝てなかった。そういう意味では良かったんだと思います。一方で、私たち国会議員が特に注意すべきことはこれは繰り返してはならないんですね。で、繰り返す要素が非常に残ったままであるっていうことに私は警鐘を鳴らしたいと思います。本日の本会議でも石破総理は答弁の中で私たちの国は非常にお金がないんだということを財務省の言葉通りに強調されていて、歳出でも公債金が今年の令和7年度予算でいうと歳入が28.6兆円なんだと。で、積み上がった国の債務残高というのは非常に1000兆円超えているんだ、非常に良くないんだってことを強調してもう本当に財務省の言葉通りなんですけれども。しかしながらその公債金28兆6000億のうちですね、今回、財務金融でもだいぶ高井幹事長が言いましたけれども、その中で日本だけがやってる債務償還ルールという、どっちみち借り換える分というのが17. 6兆円あって、差し引きすると11兆円程度ですので、そういう水増しというんですかね、歳入において非常に国の借金をしてるんですっていうことを水増しして、それこそマスコミの皆さんも、もう同じ言葉で報道されているので。やはり国民がですね、この国お金ないんだと、どっかから削らなきゃいけないんだっていうことがものすごく分断になって。で、社会保険料も現役世代の負担が高い。それはそうなんです。減らさなきゃいけないんです。でもそれは国のお金、国の力でなければならないのに、それを堂々と主張しているのはもうれいわ新選組だけというのは非常に苦しいと言いますか、これをひっくり返さなきゃいけないなっていうことを私たちはれいわ新選組は見つめてですね、さまざまな予算委員会なりいろんな委員会で訴えてきたと思います。私たちも衆議院が3人から9人に増えまして、高井幹事長も議員となってですね、力強くそういったこと、財務省の嘘だったり、石破総理もそれと同じこと言ってるってことを追及してきましたので、これからもその追及の手を緩めてはいけないなと考えました。本日、通ったっていうのはこれは国会議員全員でやったことでもありますので、この生ぬるい国会運営というのに私たちももっと奮闘する必要がありますし、それにはやはりもっと力を議席を増やさなければならないなと痛感したところです。ありがとうございます。

山本太郎:
さぁ、他いかがでしょうか。

記者:
共同通信です。企業・団体献金について伺います。与野党は本日、3月末までとしていた結論を得られずに議論が先送りされる結果になりました。この結果について山本代表として一言お願いします。

山本太郎:
こっちもゴミみたいな話ですね。そのゴミについて非常に詳しい、ゴミ処理を行なったというですね、高井幹事長のほうにちょっとマイクを回したいと思います。

高井たかし:
はい。本当にゴミのような議論がですね、そもそも3月31日に決めなきゃ(いけ)ないってわかってるのに、3月10日から審議が始まったっていうのは本当にもう遅いですよね。20日間しかない。しかも平日も毎日やるわけでもない。月水金は一応やりましたけど。それで最後に国民民主と公明の折衷案のようなものが出てきたのにですね、これも今日の理事会で明らかになりましたけど、結局、国民民主党は法案すらつくってない。つくってますから待ってくださいみたいなこと言ってたんですけど、法制局にはきちんと指示が出てなくてまだ、今日までに間に合うのかと思って待ってたらそれも出てこないような状況で。もう完全に最初からもう自民、公明、国民で、この日にどの案も通さないという採決を考えてたとしか私には思えないですね。もう出来レースで最初から手組んで。で、これ一番喜ぶのは自民党ですから。あともちろん国民民主もね、連合から巨額の献金もらってるので、そこはそのままもらいたいってことでしょうし。あとやっぱり私は自民党に手を貸したんだろうなと。恩を売ってこれで自公国連立政権の布石を打ったんではないかという風に見ています。

山本太郎:
さぁ、他いかがでしょうか。

記者:
時事通信と申します。予算案の件に戻るのですが、今回、参議院で修正されたものが衆議院に回付されるという異例の事態となりましたが、政府与党のガバナンスという部分での評価というのはいかがでしょうか。

山本太郎:
ガバナンスもクソもないでしょってことですよ。何もこの件だけを、なんだろうな、ピックアップしてガバナンスが云々っていう話にならないってことですよ。だって裏金のことだって何から何までガバナンスどないなっとんねんって話でしょ? だからこの件を特別取り上げて何かしら言うつもりはない。ま、ゴミみたいな奴らに政権任したらこうなるんだってことの例ですよね。ごめんなさいね、「ゴミ」多用しますけれども、他になんかあの、なんだろうな、代わりになる言葉があったら募集します。よろしくお願いします。他、他、どうでしょうか。すいませんね。コメント結構短くて薄めのものばっかり今日、出てますけれども。申し訳ないです。

記者:
朝日新聞です。政策的なことで、たぶん高井さんになるんじゃないかと想像しますけど。れいわさんは都道府県連がないという趣旨の政治改革特別委員会で話あったと思うんですけども。インターネットで政治資金収支報告書を出すことに限定して支部献金OKよという話は評価はどうですか? その政策の。

高井たかし:
はい。透明化はね、当然すべきでありますので。インターネットでという部分については特段異論はないとは思っています。ただ、今の国民民主党・公明党の案は都道府県連が公開しろってことですけど、れいわ新選組は都道府県連はございませんので、もし通ったらどうするかなっていうのはありますけど。はい。

山本太郎:
ま、さっきのガバナンスの話してくれましたけれども、まぁ結局、なんだろう、参議院に来たもんもう一回衆議院に送り返してっていうようなことでっていうようなことの話ですよね。でもそれってそれができるんだから、まぁいいですよね。仕組みとしてあるんだからいくらガバナンスがそういう、なんだろう、ガバガバであったとしても、むしろ間違いがあったとしたら参からもう一回送り返してってこともできるんだっていうことだと思うので、仕組みに救われてるなってことでしょうね。そういうゴミが政権運営したりしたとしても、元々つくった人たちがやっぱり尊い制度をつくってくれていたからそういうものに救われている現在であろうという風に思います。すいませんね。1個1個諮問挟んでから答えるような形になってますけれども。

くしぶち万里:
追加ですけど。せっかくそういう制度があるんですから、本来もうこの高額療養費のことだけで本会議で委員会飛ばして採決したわけですよ。だからやっぱり参議院で採決されたあと、もう一度、衆議院の委員会の中で高額医療費の件も含め、また、物価高対策を予算通過後に打ち出すって、審議中にとんでもない発言を総理はしたわけですから、そのことも含めてもう一回、物価高対策やり直せっていうのが本当のこの仕組み上に則った姿だったと思います。ですから、今回、今日の代表質問も「高額療養費のことに限れ」みたいなニュアンスが国対のほうから来たわけですよ。で、本来、物価高対策や他の件もさっきの企業・団体献金の件もすごい揉めてるじゃないですか、委員会。本来そこをもう一回、委員会でもやり直すべき仕組み上の話がすっ飛ばされてこの件に限ってっていうこともすごい形式的だったなって思いますね。

山本太郎:
まぁもう経済政策、ある意味でのこの予算の中に含まれている、今のこの国の社会状況、経済状況をどうするかってところに対して、これ、何も特効薬にならないような中身ばっかりなんですよね。だからそれをサッサと通してしまうというか、一旦衆議院に返しますとかっていうことは一旦あったけれども、高額療養費に関しては。それ以外に関してはない。で、ある意味で出来レース的にこう通していく。だって、別に月曜日にしなくてもよかったわけですよ。週末に通せたはずですよ。どうしてですかっつったら、週末挟んで闘ってるふりするためですよ。トントン拍子に行かないように揉めてるような形をつくっていきながらゆっくりしてったわけでしょ。でも本質はそこじゃなくて国民が苦しんでんだぞっていうところで闘わなきゃダメなわけですよ。これは減税、絶対必要だろうとか、だからあんたあんな発言したんだろっていうようなところにやっぱり徹底抗戦するっていう野党の流れがなきゃ、こんなもの変わるはずないですね。だからこの茶番を壊すために私たちは旗揚げをし、そして今、数を増やそうとしてるところであるっていうところだと思うんですけど。さぁ、他ありますか。なければ終わります。大丈夫ですか? じゃ、終わります。お疲れ様でした。ありがとうございます。

高井たかし:
はい。じゃ、はい。じゃ、これで。

山本太郎:
言い足りないことあったら。

高井たかし:
いやいや、ないです、ないです。

山本太郎:
大丈夫ですか? 

高井たかし:
はい。じゃ、以上で、不定例会見終わります。ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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