
さかぐち直人:
皆さん、こんにちは。れいわ新選組副幹事長のさかぐち直人と申します。今日は大変お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。ただ今から記者会見を始めたいと思います。本日は参議院福岡選挙区に立候補予定ということでれいわ新選組が公認をいたしました、沖園リエさんの公認記者会見をさせていただきたいと思います。沖園さんはですね、現在50歳、山本太郎代表と同い年です。いわゆる、失われた30年の世代でして、約20年間、非正規雇用の大変厳しい環境の中で働いてきたそうです。自分に何ができるんだろうかという無力感を感じた中で、さまざまな市民活動に出会いました。特にですね、福岡パレスチナの会や西サハラ友の会などの活動を通して、市民として社会を変えるそんな活動をですね、始めることがきっかけで政治活動を行うようになりました。現在はですね、オーガニックライフを推進するという、そんな活動もしながら、よりよい社会をつくっていくということをこの福岡を拠点にして大変精力的に行なっていらっしゃいます。このあと、本人から自己紹介とそしてなぜ今回の参議院選挙に立候補するのかということを直接語っていただきたいと思います。では、今日はどうぞよろしくお願いをいたします。

沖園リエ:
ただ今、ご紹介にあがりました、立候補予定者、公認候補者の沖園リエと申します。どうぞよろしくお願いいたします。本日は皆さま、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。自己紹介、それから立候補を決意した理由などを述べさせていただきたいと思いますが、ここからは座ってお話をさせてください。失礼いたします。はい。私、沖園リエと申します。福岡市出身、福岡市在住です。1974年生まれです。私は今、ご紹介あがりましたけれども、1974年生まれ、ロストジェネレーション世代です。団塊ジュニア世代、一番人数が多いときに生まれて学生時代を過ごしました。大学受験にまず失敗しまして、そのあと、私、フリーターになりました。20歳で結婚、出産を経まして専門学校を経て就職をしましたが、子どもが7歳のときに7歳の壁、小1の壁というものにぶつかりまして、悩んだ末に正社員の仕事を退職して、非正規雇用の私立高校の事務職員として20年間働いていました。30歳のときに離婚しまして、もう私、これからの人生を何をして過ごそうと思っていろいろ悩んだ末、行きたくても行けなかった大学に行こうとまず決意しまして、働きながら福岡大学の二部、夜間があって、二部商学部というところに入学しました。その後、働きながら大学院まで終了いたしました。そのあと、プライベートでは再婚したりと新しい家庭を築いたりとかいろいろあったんですが、子ども食堂のボランティアを通して、地元の市議会議員の人との出会いがあったり、誘われて市民活動や政治活動、そういったものに参加するようになりました。勉強すればするほど政治のことがよくわかりました。そして姉が市議会議員になったこともあり、2013年に北海道で私の姉が市議会議員になりまして、その後、現在も続けております。そういったことがきっかけになりまして、政治に深い興味を抱くようになりました。主婦だと思っていた姉がそういった政治活動をしているっていうことに私はもう目から鱗でした。こんな風に主婦でも、そして女性でも議員になって町の暮らしを良くすることができるんだ。小さな力だけども、そういった小さな力が集まれば、力に、すいません、力という言い方はおかしいんですけども、町を良くすることができるって、そういったことがまさに実感した瞬間でした。

その後、私は市議会議員選挙に挑戦し、落選することになりました。2022年の話です。現在、れいわ新選組に出会い、そして参院選を目指すことになりましたが、私は昨年10月に福岡パレスチナの会のイスラエルボイコット運動、BDSという運動の一環で、当時、自民党議員で防衛副大臣だった鬼木誠さんを落選させるための落選運動として、2024年の10月に衆院選に立候補をいたしました。で、一旦、その鬼木誠さんは落選はいたしました。その後、比例で復活いたしました。とても小さな力ですが、私もその落選のための力になったのではないかと思っています。当時、私を応援してくれた方たちは皆さん、れいわの支持者でした。そして私が掲げていた政策もすべて実はれいわの政策とほぼ一緒でした。で、私を応援してくれる人にスピーチをするとき、「比例はれいわにお願いします」って私は言っていました。私が出馬した福岡2区からはれいわの候補者はいませんでした。もっとれいわのことを知りたい、そしてもっとれいわの力になりたいと思うようになりました。いろんな方かられいわの話を聞くにつれ、私はYouTubeの画面や、それから人々の話を聞いたり、立候補者の話を聞いたりして興味を抱き、今回、応募するに至りました。私は命を守る、生活を守る、そして暮らしを守る、食を守る、環境を守る、人権を守る、それが一番大事だと思っています。そしてれいわ新選組もそのように掲げています。理念を掲げています。当たり前のことです。しかしその当たり前のことが今、軽んじられています。私たちの暮らしが第一になっていません。そして物価高騰を止めることは今、大変難しいことになっています。政策を変えるべきです。それにはれいわ新選組がもっともっと力を持って、そして政策実現、そういったことをやっていかないといけないと思います。私は小さな力ですけども、れいわと一緒に頑張っていきたいと思って立候補いたします。皆さま、尽力いたします。当選に向かって精いっぱい尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さかぐち直人:
はい。ありがとうございました。それでは質問のある方は挙手をしていただいた上で、お名前、所属先をですね、名乗っていただいて質問をしていただきたいと思います。いかがでしょうか。はい。お願いします。
記者:
西日本新聞と申します。ちょっと基本的なことの確認なんですが、沖園さんは新人ということでよろしいですよね。
さかぐち直人:
はい。これまではですね、いわゆる議席を持ったことはありません。れいわ新選組としては新人候補ということで今回挑戦していただきます。
記者:
あと、主な肩書きで現在は例えば何かお仕事されていたりとか会社役員だったり、何かあればちょっと教えていただきたいです。
沖園リエ:
はい。現在、natural natural株式会社というオーガニック食品のフードプランナーをしています。で、営業もしてますし、店舗の経営もしてますので、店舗が忙しいときはスタッフとして店舗にヘルプに入ったりとかもしています。
記者:
食品会社の社員さんという認識で大丈夫ですかね。
沖園リエ:
はい。そうです。
記者:
わかりました。あと、ちょっとさかぐちさんのほうにお尋ねしたいんですが。今回、福岡選挙区にですね、公認候補を立てることについて、もちろん選挙区での勝利が第1目標だとは思うんですけど、それに加えてですね、やはり比例票の上積みというか、そういった狙いもあったりとかされるんですか。
さかぐち直人:
はい。ありがとうございます。まずは選挙区での勝利を何が何でも目指していく、これが大前提です。同時にですね、これは選挙区で候補者が出るということは比例票にも繋がっていきますので、そういう相乗効果も期待しつつ、まずは沖園さんの当選に党としても全力を注いでいく、サポートしていく、このような方針でございます。
記者:
今、各社の世論調査とかを見ると、れいわ新選組さん、とても良い数字が出てると思うんですけど、やはりこの福岡でもですね、候補者とともに党の知名度を上げようとか、なんかこう比例票を増やそうとか、そういう何て言うんだろう、狙いというか期待されることがあればちょっと教えていただきたいんですけど。
さかぐち直人:
はい。確かに支持率上がってきてるように思います。これはですね、いろんな要因があると思うんですが、ひとつは我々の政策、理念がブレていないということがあると思うんですね。で、一番象徴的なのは消費税で、山本太郎代表が2019年にれいわ新選組を1人で立ち上げたときから消費税の廃止、最低でも減税ということを訴えてきました。当初は本当にそんなことできるわけないだろうということで本当に冷たい視線、反応だった。これ国会においてもそうですし、町においてもそうだったと聞いていますが。しかしどうでしょうか、皆さん。今、もうほとんどの野党が消費税減税を参議院選挙の公約に掲げるようになってきた。で、自民党の中でもこの消費税減税という、一定のですね、かなり大きなグループがあるわけですね。ですから我々の主張を徹底的に、より多くの方々に伝えていく、その一環であると同時に、私はこの福岡選挙区、十分に勝てる可能性があると考えていますので、まずは当選のために全力でサポートしていく、そういう思いで今日はこの福岡にやって参りました。はい。お願いします。

記者:
毎日新聞社と申します。沖園さんにお伺いします。昨年の衆院選は無所属で出られたかと思うんですけども。特にれいわでどのような政策に共感されているのかということと、この参院選で特に重視して訴えたいことについて教えてください。
沖園リエ:
ご質問ありがとうございます。基本的なことなんですけども、れいわって平和を守るとか、それから奨学金の返還をチャラにするとか、あと、大学院まで授業料を無償化にするとか、当時、私が衆院選立候補したときに掲げてた政策、もう本当にそのままだったんですね。原発廃止、そして朝鮮学校の給付金を日本の学校と同じように支給するとか、そういった人権に配慮した、そして環境、それから人々の暮らしに配慮した、そんな政策にすべて共感いたしました。
で、ちょっと具体的に述べさせてください。れいわの…、えっとですね、すいません。まず、れいわ新選組、「私たちの当面の基本政策」に述べてある、1つ目、先ほど、さかぐち副幹事長がお伝えしたように「消費税廃止」、「全国一律最低賃金1500円以上」、「奨学金の徳政令」、「公務員を増やします」、「一次産業戸別所得補償」、「「トンデモ法」の一括見直し・廃止」、「辺野古新基地建設中止」、「原発即時禁止・被曝させない」。これを「当面の基本政策」として8つ挙げています。で、この政策については今後変更することもあるかもしれませんという風に聞いておりますが、私はこの8つの政策すべてに共感し、私もそのように従いたいと考えています。当時、私は消費税について誤った考えを持っていまして、食料品の消費税をゼロにしようと訴えてたんですけども、そうではなくすべての消費税を廃止にして、その財源を私たちの暮らし、社会保障、教育費、そういったものに使いたい。そのような、れいわの政策に共感しております。以上です。
記者:
そのようなことを訴えていきたいと?
沖園リエ:
はい。はい。訴えていきたいです。
さかぐち直人:
はい。では他にはいかがでしょうか。はい。どうぞまず、では男性の方ですね。
記者:
共同通信社と申します、本日はありがとうございます。経歴でちょっと念のため確認したいんですが、最終学歴はこの福岡大学の商学研究科の修了というのが最終学歴ということでよかったでしょうか。
沖園リエ:
はい。そうなります。
記者:
あとすみません。本籍地は何県何市くらいまで教えてもらえると助かります。
沖園リエ:
福岡県福岡市です。
記者:
分かりました、ありがとうございます。あと沖園さん、3月の福岡知事選で吉田幸一郎候補の支援で事務所のスタッフされたと思うんですけども。支援をされる、いろいろ各地を回られる中で今回の参院選の出馬に至る動機みたいな、動機付けになるようなことは何かあったりされましたでしょうか。お願いします。
沖園リエ:
県知事選のお手伝いをする中で参院選に出る動機になったもの?
記者:
何か。選挙区が同じ全県ということだと思うんですけど、それで何か感じられるような、いろいろ回られて支援される中でですね、何か感じられる部分があったらお願いします。
沖園リエ:
はい。私は、昨年の衆院選に出たときは福岡2区から出馬いたしましたので、回った地区は福岡市の中央区、城南区、南区が選挙区でした。今回、あ、すいません。失礼いたしました。3月に終了しました、福岡県知事選挙で、吉田幸一郎立候補者のアナウンサーとして選挙カーに同乗してお手伝いをしたときに福岡県の全県を一緒に回っておりました。その際、福岡県は何と広いんだろうと実感しました。あとポスターの数も大変多く、約9300枚、それを1日、あるいは2日以内で貼ってしまう。その支持をいただいた共産党のスタッフからのお手伝いをいただきまして、ポスター貼りを終わらせることができたんですが。非常に福岡県は広いんだなということを実感いたしました。で、この度、私が立候補を決めた際に福岡県と聞いて、もう真っ先にポスター貼るの大変だなって思いました。でもれいわのボランティアの方が九州全域から集まってきてくれるっていうお話を伺いまして、改めて、れいわの応援する支持者の層の厚さとか機動力とか皆さんの熱意がこんなにもある党なんだということで、もう本当に素晴らしいと思って感動しております。以上です。

さかぐち直人:
はい。では、次は。はい。では、女性の方ですね。お願いします。
記者:
朝日新聞といいます。今日はありがとうございます。一点お伺いしたいんですけど、冒頭のご挨拶の中でもロスジェネ世代であってっていうお話、沖園さんからいただいてましたけれども。今回の選挙でどういった層をターゲットにするのかとか、実際の選挙活動をどのように活動されるご予定かとか、そういったことを教えていただけますか。
沖園リエ:
私と同年代の人たちっていうのは周囲の友人に限ってお話をしますと非正規雇用の人が多いです。それに結婚してない人も多いです。自由な生き方ができていると、選択できているといえば聞こえはとってもいいんですが、中にはしたくても躊躇してしまうという人が非常に多いです。で、それはやはり非正規雇用の収入の不安定さが理由のひとつとして挙げられると思います。私の同世代、そしてその下の世代。話を聞くとデートは全部割り勘。奢ってもらったことなんかないし、昔、バブルの時代にアッシーくんとかメッシーくんとかいたんだってねって。わ、いいなって、そんな夢みたいな話だなって。トレンディドラマの世界なんて私たち知らないよねってっていうそんなことも話します。貯金もしなきゃいけないし、車も買うのはちょっとやめとこうかなとか、躊躇しちゃって。シェアリングカーでいいかなとか言って、すごい効率的で都会的な生活を送っているようにも見えるんですけど、みんな、将来に不安を抱えています。未来がどうなるかわからない。給料が上がるかどうかわからない。で、子どもできたとしても大学に行かせられるかなとか、子どもの希望をね、叶えてあげれるかなとか、すごいみんな不安を抱えながら生活しています。私よりも下の世代は全員そうなんじゃないかなって思うんですけども。一方で高齢者の人たち、そして個人事業の人たち、年金をもらえる額が少ない人たちもすごいギリギリの生活を送っているっていうのはもう実感してます。ご近所の方のお話を聞いたり、それから一緒に市民活動している、お友達になったシルバーの人たちのお話を聞くと、みんなギリギリで生活してます。仕事辞めたくても辞めれないって言ってます。仕事を辞めたらもうお金が足りないって。だからずっーと働き続けなきゃいけない社会なんだよって言ってます。そんなのおかしいですよね。もう私はちゃんと生活できるだけの年金を、厚生年金と同じくらい、国民年金も払うべきだと思っています。そして生活保護、今、額が減らされてます。物価高でどんどんどんどん食料品も上がっていく中、生活費だけ据え置きなんておかしい。もう下がるなんて絶対おかしいって思ってます。みんなギリギリの生活をしてて、その生活を少しでも良くしたいと考えてるんですけど。すいません、ちょっと待ってくださいね。話してるうちにちょっと質問を忘れてしまいました。ごめんなさい。
今、生活が苦しい、これをどうにかしてほしいって、そう思える方すべてに訴えかけていきたいと思います。年代は関係ないと思います。今の生活が幸せで、もう何にも考える必要ないよって。だってこんなにみんなが幸せに生きてるんだからって思ってる人はれいわ新選組に興味はないと思います。私たちの訴えを聞いてくれて、共感してくれる人は必ずいます。その人たちに投票してほしいです。
記者:
街頭とか、あ、ごめんなさい。街頭演説とか今だとSNSとかですね、いろんな活動手段あるとですけど、あと2ヶ月くらいですかね。どのような活動をされていく予定ですか?
沖園リエ:
街頭演説も行います。ポスター貼りの活動も行います。選挙名簿をつくったり、はがきを出したり、皆さんに呼びかけをしたり、SNS選挙を頑張ったりします。ただ、ちょっと知識がないので、そこはいろんな周りの人と相談をしながらSNS選挙をどうやって拡げていけるのか挑戦したいと思います。
さかぐち直人:
はい。他にはいかがでしょうか。では、まず最初にマスクをされてる男性の方。次、後方の女性の方。で、もう一度、ですね。はい。では、その順で。はい。
記者:
すいません。ありがとうございます。NHKと申します。今日はありがとうございます。ちょっと今の質問と少し重なるんですけれども。選挙の進め方というところにおいてですね。これまでも市議会議員選挙と前回の衆院選のときにもやられてると思うんですが。そこからまた新しくこういったことを始めたいなというか、こういった選挙活動をしてみたいなという、こう新しく取り組んでみたいと思っているものがあったりするのかと。そういったところがあれば教えていただけたらと思います。
沖園リエ:
実は前の選挙でも前々の選挙でもちょっと一部できなかったことっていうのが選挙人名簿の作成と、その方たちに公選はがきを出すという作業だったんですが、あまりにも手伝う人数が少な過ぎてそこに手が回らなかったんですね。選挙人名簿っていうのは市役所とかに申請をして中央区の名簿、城南区の名簿とかいうものを出していただいて、それこそパソコンだったり手書きだったりとかして書き写しをして見知らぬ会ったこともない、初めて住所を知った人に公選はがきを出すんですが、もらったほうは個人情報どうなってるの?ってひどいびっくりされたりとか、私はあなたを支援していませんってこう怒られたりとか、何かちょっと出す意味はあるのかな?って思うような作業だったんですね。で、その当時、諦めて、もう人数がいないから今回はこの公選はがきは選挙活動として扱わないでおこうっていう決断をして、もうしませんでした。で、今回の選挙でははがき、それこそ選挙はがきを使ってはがき大作戦みたいな、あなたのお友達でれいわを支持してくれる人、応援してくれる人がいたらぜひ紹介してくださいっていう、支援してくれますって約束してくれた方のお名前を書いてその方のお友達だったり、会社の職場の人だったり、そういった人たちに協力してもらって選挙はがきを広めていこうという作戦を考えています。これは実際に山本太郎さんがされていたことで選挙の応援をしてくれる方、あとスピーチの会場に来てくれた方、握手しながら選挙はがきを渡して、もう1人でもいいです、3人でもいいです、5人でも、もうあなたの友達に広めてくださいって言って支援者を広めていった活動をされていました。それをぜひ真似してみたいと考えています。

記者:
これまでとはかけられるマンパワーというか、そういう組織的な動きができるようになるのではないかと期待しているというところですかね。わかりました。ありがとうございます。
さかぐち直人:
はい。では、後方の女性の方、お願いします。
記者:
すいません。読売新聞と申します。お世話になります。今年の参院選は特に減税というのがどうも焦点になりそうなんですけれども、他党でも消費税の減税を訴える党がどうも出てきそうなんですが、そこの差別化という意味ではやっぱり先ほどおっしゃられた、すべての商品の消費税をゼロにするというのがやはりこう他党との差別化というかという風に思ってらっしゃいますでしょうか。
沖園リエ:
はい。10%の消費税をすべて消費税廃止。で、もしくはですね、ちょっと他党との折り合いで減税っていうこともなるかもしれませんが、れいわ新選組、そして私、沖園リエとしては消費税はもう廃止。そして今まで消費税として集めてたお金はもう全部、社会保障、教育費、そして生活支援、そういったものに回していただくということを思っています。それを他党との差別化として訴えていきます。
記者:
ありがとうございます。で、ちょっとそこの集めていたお金のところなんですけど、それは財源が要はなくなるということだと思うんですけども。なので社会保障費に充てていた消費税分がなくなるっていうことだと思うんですが、それは例えば他の防衛費から持ってくるとかそういった意味で言ってらっしゃるっていうことなんでしょうか。
沖園リエ:
すいません。さかぐちさん、ちょっとサポートお願いします。
さかぐち直人:
はい。基本はですね、我々は積極財政による国債の発行によって人々にしっかりと、人々に社会にお金がしっかり回るように手当てをしていくということを基本に考えています。同時に法人税であったり所得税ですね、この累進化を強化していくということも考えていますが基本的にはこの積極財政、国債発行というのが我々の考え方の基本です。私も予算委員会などで国債発行による消費税の廃止ということを訴えましたが、本当に財源はどうなるんだとか、あるいはそれは将来のツケになるんじゃないかというような、そういう答弁もありました。でも実はその答弁をしている側の自民党が考え方が変わってきたということですね。で、我々はこの将来のツケというのはですね、何よりも不況を放置して、人的資源を眠らせて、そして一人ひとりの可能性を奪う、今の政策を続けることが将来へのツケだと思っています。まさにそういうツケを長年払わされてきた、沖園さんのような方がですね、まさに中心になって、正しい政治をつくっていく、この税制を変えていく、推進力になっていく、このことに大いに期待をしているところです。
記者:
ありがとうございます。今、沖園さんとしてもそういった困っている人たちの味方というか、支えたいみたいな、やっぱりそういうところが今回訴えたいところの大きいところであるという風に理解してよろしいでしょうか。
沖園リエ:
はい。生活の底上げ。そしてシングルマザーや障害を持っている人や、そして生活保護を今、受給している人、無職の人、病気になってしまった人、そういった、ちょっとでもつまずいたら生活に困るような、そんな社会は絶対におかしいと思っています。障害を抱えていても、病気になっても、離婚をしても、子どもを育てていても、きちんと明日の心配をしなくていい、生活の心配をしなくていい、それが健全な社会だと思っています。日本はまだまだそういったサポートが足りていないと考えています。

記者:
すいません、ありがとうございます。
さかぐち直人:
はい。他にはいかがでしょうか。はい。ではお願いします。
記者:
すいません。ちょっと沖園さんのプロフィールなんですけど、ご出身地はどちらになられますかね。
沖園リエ:
福岡市中央区です。
記者:
経歴のところで、司法書士の事務所勤務や、今回、市議会議員の事務局に勤務って書いてあるんですけど、これは市議さんの秘書だったってことになるんですかね。
沖園リエ:
秘書ではなくって、事務所の運営サポートみたいなお仕事です。
記者:
ちなみに、どなたの事務所の、事務所とかって。
沖園リエ:
福岡市議会議員の森あやこさんです。
記者:
を経て、現在は先ほどおっしゃられていた食品会社に勤務されている?
沖園リエ:
はい。そうです。
記者:
食品会社の説明なんですけど、オーガニック食品などを取り扱っている会社っていう認識で大丈夫でしょうか。
沖園リエ:
はい。オーガニック食品を取り扱っている貿易部門があって、宅配部門。グリーンコープさんとかエフコープさんみたいな宅配部門があって、スーパーの経営部門があります。スーパーは福岡県内に6店舗あります。私が配属されているのは宅配部門の営業部署の中でフードプランナーという肩書きで仕事をしています。
記者:
わかりました。で、選挙歴なんですけど、2023年の福岡市議会市議選と、2024年の衆院選挙、この2回ということでいいですかね。
沖園リエ:
はい。
記者:
で、いずれも落選されたっていうことで大丈夫ですね。
沖園リエ:
はい。
記者:
あと、れいわ新選組との繋がりなんですけど、先ほどおっしゃられたように、前回の衆院選でれいわさんの支持者さんとの繋がりが生まれて、で、政治信条が近いっていうこともあって、今回、れいわに入党されて、で、公認候補として出馬するっていう流れで大丈夫ですかね。
沖園リエ:
はい。
記者:
わかりました。あと、すいません、ちょっとさかぐちさんにお尋ねしたいんですけど。福岡のですね、参院選の得票数の目標、福岡選挙区としての目標と、比例としての目標、あればちょっと教えていただきたいんですけど。
さかぐち直人:
得票の目標というのは特にはありません。これどういう構図になるかということによって目標は違ってきますので、とにかく1票差であっても沖園さんを当選させると、もうそこに集中して参りたいと思います。
記者:
前回の選挙区、比例ともにその票は超えたいとか、そういう思いはあったりされますか?
さかぐち直人:
その票を超えただけでは当選できませんので、そこを大きく超えられるような、そういう選挙をしていきたいと思っています。はい。他にはいかがでしょうか? はい。では、お願いします。
記者:
KBCと申します。お疲れ様です。今、関税が非常に毎日ずっと取り上げられておりますが、沖園さんを含めて、れいわさんのですね、外国への向き合い方、特にアメリカ、中国についてどのようにお考えになってるかお聞かせ願えますでしょうか?
沖園リエ:
私が簡単な感想を先に言わせてください。その後、専門的なコメントをさかぐちさんに話していただきます。私はもう日本とアメリカのいびつな関係を終わりにしたいと思っています。アメリカのトランプ大統領の言いなりになるような不公平な関税に対して、諸外国も今、そうなんですけど、大変苦しめられています。より正常な外交関係を築きたいと考えています。ただ、日本とアメリカの関係は以前からずっと対等な関係ではありませんでした。基地問題がひとつ挙げられます。戦後、日本はずっとアメリカに従属した関係を持ち続けています。私は日本は世界の中でもっと諸外国と対等に付き合うべきだと考えています。アメリカとの関係を向かい直したいと考えています。で、そのために関税としてどのような手段をとればよろしいでしょうか?
さかぐち直人:
はい。ありがとうございます。ポイントを2つ挙げたいと思います。まずひとつはですね、アメリカとの関税の交渉については、これまではですね、とにかく自動車などの日本にとって強みがある工業製品の関税を上げさせないために、農作物をもうとにかくひたすら差し出してきたという歴史があると思うんですね。牛肉だったり、豚肉がもう本当に下げられ、また、本丸として、今回、本当に米や乳製品を狙っていると思います。で、今、日本の食生活、特にですね、この食料安全保障という視点から見たときに大変危機的な状況にある米騒動という、そういったことも起こっておりますが。とにかく関税交渉において貴重な農作物、これを差し出すということは絶対にしないということがまずひとつです。で、トランプ大統領はですね、いわゆる対等性、平等性というようなことを掲げて、不公平じゃないかというそういう臨み方をしてきていますが、いわゆるレシプロカル、つまりこの対等性というものをですね、逆手にとって、非常に不公平である日米地位協定を始めとした日米のいびつな関係、これを正していく、ひとつの契機にもしたいと思ってるんですね。ですから本当に同じ敗戦国であるドイツやイタリアなどもアメリカとの不平等な地位協定に関しては政治家が本当に体を張って自分たちの権利を勝ち取ってきた。関税の交渉もですね、そういった日米の対等性というものを目指していく上でのひとつの契機にしたいというのが我々の基本的な考え方です。

記者:
もうひとつよろしいですか? 消費税の廃止、もしくは減税については財源のほうは先ほど国債の発行でっていうことだったんですけれども、例えば廃止するとしたら想定する国債の発行額っていうのは、いかほどを想定してらっしゃるんでしょうか?
さかぐち直人:
消費税の税収というのがだいたい23兆円、24兆円くらいですかね。で、我々としてはですね、先ほど申し上げた、消費税っていうのはこれまで特に法人税の減税とセットになってきているということを是正することも必要だと思っていますので、法人税をどのようなプロセスで減税して、負担をもう少しお願いしていくのかということとセットで考えなければいけないと思います。ですからそういったですね、制度設計というのは、これはれいわ新選組だけでできるわけではないので。他党とのさまざまな連携の上で行なっていくことだと思うんですが。同時に忘れてはいけないことはですね、消費税を廃止、減税すると税収は増えるんですよね。我々の試算ではですね、5年後10年後、例えば参議院の試算では10年後に1人当たり収入がですね、およそ35万円くらいかな、増えるというような、そういう試算も受け取っておりますので。
記者:
年間ですか?
さかぐち直人:
あ、そうですね。ええ。ですから減税をすることで財政に悪影響が出るわけではない。むしろ増えるんだということ。その辺りもですね、あわせて制度設計をしていくということが重要だと思います。はい。他にはいかがでしょうか。もし特になければですね、最後に沖園さんにもう一度思いを語っていただいて記者会見を終了したいと思います。では、お願いします。
沖園リエ:
皆さん、長時間お付き合いいただきまして本当にありがとうございます。今、質問を記者の方に投げかけられたときにすぐにお答えできない質問、関税の問題ですとか、消費税の財源のお話とか、私、まだまだ勉強することがいっぱいあります。本当にあとわずかな選挙期間ですけども、精いっぱいやらせていただきます。私の思い、そして変えられる、社会は変えられる。そしてみんなの命や人権や暮らしが一番政治にとって大切なことで、これは第一の、もう本当に第一の条件だということを訴えていきたいと思っています。まだまだ足りないところはたくさんありますが、どうぞ皆さま、応援よろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございました。

さかぐち直人:
ありがとうございました。それではこれにて、れいわ新選組の記者会見を終了したいと思います。皆さま、今日はありがとうございました。
沖園リエ:
ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。