
さかぐち直人:
皆さん、こんにちは。れいわ新選組の副幹事長のさかぐち直人と申します。ただ今かられいわ新選組の記者会見を始めたいと思います。最初にですね、会場の手配の不備でマスコミの方々、大変ご不便をおかけいたしましたことを心からお詫びを申し上げます。大変申し訳ございませんでした。また配信を楽しみにしてくださっていた方々も1時開始ということが1時半になってしまったこと、大変お待たせしてしまいました。
ただ今から記者会見を行いますが。今日はですね、この7月に行われる参議院選挙、広島選挙区から立候補予定のはんどう大樹さんの公認ということで皆さまへのお知らせをさせていただきたいと思います。はんどうさんはですね、広島生まれ広島育ちということで広島県の修道高等学校を卒業した後、中央大学法学部で学ばれて、その後、弁護士になりました。地元広島市に拠点を置いて活躍されていましたが、その後ですね、憲法のあり方についてわかりやすく紹介をする『檻の中のライオン』また『檻を壊すライオン』といった、さまざまな著書を通して憲法問題についていろんな方々と一緒に考える機会をつくると同時に、全国1200カ所以上で講演活動をするということで。実は私もですね、岐阜県に来られたときに仲間と一緒に講演会を企画して二度お話を聞いたことがあるんですが。いや、こんな方にれいわ新選組から立候補してもらいたいなと思っていたところ、本人が決断してくださったということで、今日は大変嬉しく皆さまに、はんどうさんの公認をお知らせする機会となりました。では最初にですね、はんどうさん本人から自己紹介と、そして決意表明ということでお話をいただきたいと思います。では、はんどうさん、よろしくお願いいたします。
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はんどう大樹:
皆さま、こんにちは。本日はお忙しい中お集まりをいただきまして本当にありがとうございます。はんどう大樹と申します。自己紹介をさせていただきますが、ここからは座ってお話をさせていただけたらと思います。失礼いたします。はんどうと申しまして、木へんに泉という字を書きまして一文字ではんどうと読みます。大変珍しい名字です。どなたも普通読んでくださらない難しい漢字を書くわけです。いつも皆さまにご面倒をおかけしております。「はんどう」とパソコンで打っても変換できません。「はんぞう」と打って見ていただきますと変換できますのでやってみてください。「はんぞう、はんどう」という漢字を出していただいて検索をいただきますと、意味なども出て参ります。よろしくお願いします。広島の名字でございます。はい。自己紹介をさせていただきます。生まれは広島県海田町です。海田町生まれ、海田町育ちです。学校は今、ご紹介をいただきました通り、広島市内の学校を卒業しております。小中高、広島大学附属東雲小学校、修道中学、修道高校と卒業いたしまして、大学は東京の中央大学法学部法律学科に学びました。法律を学びまして、なんとかその後、司法試験に合格をいたしまして、29歳のときに広島弁護士会に登録をいたしまして、そしてその後、弁護士の仕事をしておりました。最初は数年間、勤務弁護士、数年間、広島市内の法律事務所に勤務をしました後、自分の事務所を開業いたしました。ひろしま市民法律事務所という事務所です。文字通り、市民の皆さまのさまざまなお困りごと、トラブルを法律を使って解決するという仕事を頑張ってやっていたところです。
はい。という弁護士業務をやっていましたところにやってきましたのが安倍政権だったわけです。第二次安倍政権。安倍政権は憲法を壊していく政権だったと思います。さまざまいろいろ、いろんな問題がございました。憲法のいろんなところを壊していくなとそういう兆しがあるなということを感じまして。2013年のことでございます。これは法律家として憲法を学んできた法律家として憲法とは何か?ということを皆さんに広くお伝えするということをやっていかなければと、そうでなければ政治がおかしい、何かこのままでいくと、とんでもないことが起きるんじゃないかという大変強い危機感を持ちました。そこで憲法のことをお知らせするには、じゃあ、どうしたらいいだろうかなと考え始めたわけです。さまざまいろいろ本を読んだりしながら考えました。1年も2年も考えました。アイディアが浮かびまして、ライオンと檻という例え話を使いますとわかりやすくお知らせすることができるのではないかと思い立ちまして。ライオンと檻、どういうことかと言いますと百獣の王、ライオンは国家権力を表しています。国家権力、好き勝手に使ってはいけません。国家権力を縛るルール、これが憲法ですよ。ライオンを入れる檻が憲法だと。こういう例え話を使えばわかりやすく知らせることができるんじゃないかと思いつきまして、まずはSNSで発信を始めました。ちょうど10年前、2015年のことでありました。そうしていたところ講演の依頼がちらほらと舞い込むようになりました。広島市内からスタートしました。憲法のことをお話ししてほしいというご依頼を受けましてライオンと檻という例え話を使って憲法の全体像とか、最近の時事問題をお話するという活動を広島市内から、あるいは広島県内から少しずつ始めたのが2015年のことでございました。そうしているうちに、この話を本にしようかということになりまして、2016年、翌年、こちらの本でございます。『檻の中のライオン、憲法がわかる46のおはなし』これがちょうど2016年6月、今からちょうど9年前になります。出しまして。そうしたところ、広島県外の方もこういった本を読んでくださいまして広島県外からも講演の依頼が舞い込むようになりました。で、一件講演をやるとそこにおられた参加者の方が次は私が主催をしますという風に手を挙げてくださって、講演をやればやるほどまた次の依頼が来ると全国各地から来るという風になりまして、今では累計、今、ご紹介をいただきましたが、1200回を超えて全都道府県47すべての都道府県にお招きをいただいて、憲法とはそもそも何でしょうか?というお話をずっと全国を駆けずり回り飛び回りやって参りました。年間、ここ数年は1年間で200回以上、そういったペースで1年の半分くらいはホテル暮らしというような生活をしながら頑張ってきたということでございます。本当に各地の全国各地の皆さまに支えていただきました。応援していただきました。本当に主催者の方、1200件の主催者の方、それから各地の参加者の方、そして本を読んでくださった方、皆さまに応援をしていただきながら頑張ってきたということでございます。
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憲法と言いますと改憲するかしないか、護憲か改憲かというような話かなという風に思われる方もおられるかもしれませんが、そういうところよりも、だいぶ手前のところをお話ししています。そもそも憲法とは何でしょうか? 立場はいろいろ違ってもみんな主権者。私たちはこの国を政治をどうやってつくっていったらいいんでしょうか?と。政治は誰がどうやってつくるのか、誰かが勝手につくるわけではありません。私たち一人ひとりが政治をつくっていくのだと。どうやってつくるのか? 表現の自由を使って議論をし、投票権を使って選挙に行く、そう言って私たちのための政治を私たちがつくっていこうではありませんかと。私たちが政治に無関心でいると、私たちのための政治じゃなくて、政治家さんのための政治とか一部の人のための政治とか、そんな風になってしまいますよ。で、実際そうなっていませんか? そういったことをずっと何年も駆けずり回ってお話をしてきたということでございます。という活動を全力で頑張っていましたところに、いただきましたお話が今回のお話です。れいわ新選組から今年の参議院選挙、広島選挙区から出てもらえませんか?という話をいただきまして、よし、頑張ってみようという風にお受けをして、今ここに私はいるということでございます。
れいわ新選組からいただきまして。なぜれいわ新選組のお話をやってみようと思ったかということでございますが、れいわ新選組、そもそもどういうどんな政党かということでございます。いろいろ政党がございますけれども、いろんな政党、それぞれ組織とかの背景があったりするわけですね。れいわ新選組はその一方で一人ひとり市民が応援して市民が育ててきた政党ではないかと思います。組織の背景がない、市民の政党ではないかと。まるで広島カープのようではありませんか。そんな風なところもあると思います。私が常々申し上げてきました、一人ひとりが政治をつくっていくんですよと。それが国民主権、民主主義ですよと、常々申し上げたところにもれいわ新選組のスタイル、あり方、合致していると思います。そういったところにも、常々魅力を感じていたということです。さまざまな政策、個々の政策、いろいろございますけれども。私、いろいろ他にも本を出しておりまして。例えば『檻を壊すライオン安倍・菅・岸田政権で学ぶ憲法』ということで。これは安倍政権が始まってから岸田政権が終わったところで区切った、この十数年の時事問題を全部集めたという本でございますが。憲法上導かれる最近の時事問題からね、憲法上の結論、れいわ新選組の結論にもいろいろ合致しているなという風に感じております。憲法の話だけではございません。経済政策、これも重要でございます。これが重要でございますが。れいわ新選組の掲げる経済政策、大変、論旨明快、一貫してわかりやすいなと、筋が通っているなという風に前々から感じておりました、というところもございまして、この話をお受けしたと。よし頑張ってみようと思った次第でございます。はい。その他、細かなことについてはこのあと質問をお受けする形でお話をしていけたらという風に思います。一旦、自己紹介ということで、ここまでにさせていただきます。ありがとうございます。
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さかぐち直人:
はい。ありがとうございました。それでは、記者の方々の質問を受けたいと思います。最初にですね、会社名とお名前を名乗っていただいた上で、なるべく簡潔に質問をいただきたいと思います。では、いかがでしょうか。はい。ではお願いいたします。マイクを持って、スタッフが。はい。ではよろしくお願いいたします。
記者:
山陽新聞社と申します。このたび出馬されるということで、まず選挙で何を訴えていかれたいかということをお願いいたします。
はんどう大樹:
はい。ありがとうございます。まず一番大事な問題、今、目下、一番大事な問題はお買い物の値段が高い、これをどうにかするのも政治の役割であります。高い物価に高い消費税がついて、ますます高いと。まずできること、消費税をなくす。それによってお買い物もしやすくなり、消費者にとってもお買い物がしやすくなり、企業にとっても物が売りやすくなり、経済もそれによって活性化していくのではないかという風に考えております。そもそも消費税というのはどういう税制かと言いますと、収入の格差、それにかかわらず経済的に厳しい人にも等しくかかっていく、そんな逆進性のある税制だと思います。そういった消費税の税率が順次引き上げられてきたという経緯があるわけですよね。貧しい人に、より厳しく厳しくなっていくという。なぜそうなってしまうんだろうかと。これは憲法25条、生存権の保障というのがございますが、どんな方でも等しくごはんを食べて、最低限、人間らしく生活をしていけるように政治が頑張らなければいけないと、そういうこともございますし。経済政策的にも経済を上向かせていくには消費税をなしにする、それによって経済が上向くはずだという風に思っております。で、消費税が上がってきた一方で法人税は下がってきたということがあるわけですね。これ逆じゃないかという風に思っています。大企業に優しい政治、経済的に厳しい人にはより厳しく、そういう政治になっているんじゃないかという風に感じています。法人税といいますと、中小企業も払わなければいけないわけですが、中小企業はもちろん守らなければいけない。ほとんどの会社が中小企業でございます。そこで、累進税化していくということを、れいわ新選組は掲げているわけですね。スケールの大きな収益を生み出す、スケールの大きな会社に対して、高い税率を課するという、こういう仕組みをつくっていけば、大企業からしっかり税金を徴収し、一方で中小企業は守っていけるのではないかと。で、消費税は一方で廃止すると。こういう税制をつくっていくべきだという、このれいわ新選組の政策に大変賛同しております。はい。そういったところを訴えていくのが今回の選挙かなという風に思ってるところです。
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さかぐち直人:
はい。では、他にはいかがでしょうか。もう遠慮なく。あ、では、はい。どうぞ。
記者:
度々、すいません。山陽新聞です。先ほど政策的なところでもう一点。全国的にもそうなんですけれども広島、人口減少というのが課題になっておりまして。若年層の流出っていうのが大きなテーマだと思うんですが。そういった部分、ご自身としてはこの問題について人口減少、どのように立ち向かっていきたいと考えておられますでしょうか。お願いいたします。
はんどう大樹:
そうですね。広島の大きな問題ですよね。4年連続、広島県、人口転出数が全国ワーストという現状がございまして。これ、なぜそうなっているのか? たぶんどなたも答えを持っていないのではないかと思います。いろんなことを言われますけれども。例えば大企業がないから若い人が就職で外に出ていくんじゃないかとか、遊ぶところがないから若い人に魅力がないんじゃないかとか、いろいろ言われますけれども。本当にそういうことが原因かな?というね。人口規模がもっと少ない県はもっと他にもあるわけなので。私にもわからないんですけど。ひとつご提案なんですけど、広島県にはもうひとつ、全国ワーストがあります。これを強く私は申し上げたいんですが。去年の衆議院選挙、広島県の投票率は全国最下位だったんですよ。ちょっと衝撃的ではありませんでしょうか? 広島県は、最下位はちょっと最近では初めてのような気もしますけど、ずっと投票率はいつも低いんですね、国政選挙。投票率いつも高い県、いつも低い県とあっていろいろ調べていたりするんですけど。広島県はいつも下から数えて何番目、ついに最下位ということで。しかも去年の衆議院選挙はどういうタイミングだったかというと、広島市民が選んだ岸田文雄さんが政権を握って3年間、政治をやって、で、岸田政権が終わった直後の衆院選だったわけですよ。岸田さんはいろいろやらかしました。憲法を壊すようなこともいろいろやっています。こういった本にも岸田さんのことも書いています。平和主義とかも壊しているわけですよね。防衛費を激増させるとか、よその国に向かってミサイルを飛ばすような体制をつくるぞとか、そういう広島市民とかの思いにも逆行するような感じのことをやっているはずなのに、残念ながら広島県の投票率が最下位であったということで。これはなんとかしなければならない、広島の課題ではないかなという風に思っています。全国的に投票率は低いわけですけどね。投票率を上げていく、それによって私たちのための政治になるはずだという、いうことを常々ずっとずっと申し上げているわけですね。で、その2つのワーストがあるわけですね。もしかしてこの2つは関連し合っているのかもしれないっていう気もして。投票に行って、私たちが政治をつくっていくんだという意識をみんなが持っていれば、多少不満があってもこれから私が直していけばいいじゃないか、私がつくってこういう政治や社会になってるんだっていったことで。投票率が高いと、どうも生活満足度とか幸福感とか、そういったことが上がっていくという、こういうデータもどうもあるようなんですよね。投票に行くと幸せな気持ちになれるらしい、はい。そういったことをインターネットとかで検索をしますと出てきたりするわけです。もしかしてこの2つ、関連し合っていないかな?ということで。ともかく皆さん、投票に行きませんか? それによってこの社会、この広島の状況もこの国の状況も私たちがつくっていけるんだ、ね、おかしいところがあれば私が直していけるんだという、こういう感覚を皆さんで共有しませんか? 立場いろいろ違ってもそこはみんな共有したいなという、そういう気もしていまして、ぜひそういったこのところをこの選挙でも広島の皆さんに向けて発信をしていけたらなという風に思っていたりします。
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さかぐち直人:
はい。ありがとうございます。本当に参加型民主主義といいますか、市民がね、本当に主体的に政治に関わって未来を一緒につくっていくとそういう政治を目指している。これまでのはんどうさんの講演そのものがそういうメッセージを伝えることだったので、おそらく皆さんね、理解が深まったんではないかと思います。はい。では他にはご質問はいかがでしょうか。はい。積極的な質問参加ということで。では、よろしくお願いいたします。
記者:
はい。すみません(笑)たびたび失礼します、山陽新聞です。先ほど「選挙に行ってください」というのを促していかれるということで。はんどうさんは今回、公示が迫る中での出馬表明ということになったと思うんですけれども、ちょっと他党に少し遅れをとってる部分もあるのではないかなと思うんですが、そちらを取り戻していくためにどのような運動を展開されていくか。それこそ、先ほどみたいに選挙に行ってもらうようにどのように呼びかけていかれたいかというのをお願いします。
はんどう大樹:
はい。はい。これはもう、あらゆる可能な手段をフルに使って、日にちは限られているわけですが、全力でとにかく街頭に立ち、SNSで発信し、その他いろいろできることを本当に目一杯やっていくつもりでございます。というところでいいでしょうか? 特に力を入れる?(笑) 特に力? うーん、どうでしょうねぇ。その具体的なやり方はちょっとまだこれからというような状況ですが。SNS上ではですね、私がどうも出るらしいという噂がどうも広まっていてですね、Xなどを見ますとどうもはんどうさんが出るらしいという話題がかなり広まっているようで。大変嬉しいなと思いながらSNSを拝見しているところでございます。私、全国をずーっと回ってきましたので、全国の皆さんが応援をしてくださる声がたくさん届いておりまして。SNSは、私ばかりでなく皆さまにもお手伝いをいただいて頑張っていけたらいいんじゃないのかなと。もちろん、広島県内、足で回っていくということも頑張っていけたらなという風には思っておりますけども。はい。そんな風に思います。
さかぐち直人:
ありがとうございます。本当に先ほど私がはんどうさんにぜひ出ていただきたいなと思ってたということを冒頭申し上げましたが。私の周りからもですね、「はんどうさん、リクルートしないんですか?」みたいなことをね、実は何度か聞いたことがあるんですね。それもいろんな地域で。ですから、れいわ新選組は本当に一人ひとりのボランティアによって支えられて政治活動を行なっている、そういう政党でもありますのでね、ぜひそういう方々とともに選挙をつくり上げていくと。そういう参加型の選挙をぜひね、盛り上げていっていただきたいと思いますね。はい。では、他にはいかがでしょうか。はい。では、お願いいたします。
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記者:
広島ホームテレビと申します。よろしくお願いします。このプロフィールを拝見いたしますと、ミサイル配備や防衛費激増・増税にストップをかけることも必要だという風には書かれているんですけれども、その辺のお考えを詳しく。そして、広島ですので今年被爆80年でもあります。そういう意味では核兵器廃絶に向けてどういう思いでいらっしゃるのかをお聞かせください。
はんどう大樹:
はい。ありがとうございます。はい。広島市民が選んだ岸田文雄さんの政権がいろいろ平和主義を壊してきたのではないかということを先ほども申し上げたところでございます。敵基地攻撃能力、ま、反撃能力とかいう風にも言っておりますが。よその国にまで届くミサイルを配備していこうという方向に舵を切ったのが岸田政権です。よその国までミサイルが届く必要がありますか?と。そんなことをしたら自衛隊がもはや専守防衛ではなくなってしまうではありませんか。憲法違反の自衛隊になるんじゃありませんか、と。そういう風にずっと戦後言われてきたわけですね。憲法違反だからやめておこうと言って、やらないで来たことをもうやってしまおうというほうに大きく方針転換をしたということです。これ憲法上、大変重大な問題がある判断だったということですね。で、ミサイルを配備していく、その他、お金がかかるわけですね。防衛費がここ数年間、ぐいぐいと急増中の状況です。2023年度から防衛費がもう、ぐいーっと上がってきておりまして、こういう方針に舵を切ったのも岸田さん、岸田政権であります。2022年の年末、安保3文書を閣議決定というところで判断をして、2023年度からそういったことで5年間で43兆円の防衛費とか言っているわけですよね。そこにお金を使うんですか?という。で、ミサイルとかを配備する防衛費をどんどん増やしていく、そのために所得税とかを増税しようということもこれ岸田さんが言っていたことでございます。増税しようと言っていたけど、未だ増税されていないという、棚上げになっているわけですよね。これはこれから増税するんでしょうか?という。こういったこともこの選挙で考えていかないといけない重大なテーマではないかなという風に思います。
はい。防衛費の問題ですね。はい。そうですね。そこの財源をどうするのかとかね、いろんな問題もありますね。増税していないのに防衛費がもう増えてしまっているという。何をどうやって工面してるんですかとね、そういった問題もう細かなことは本に全部書いておりますけれども。いろいろごまかしをやってるんじゃありませんかと。憲法上、おかしな方法をとっているんじゃありませんかという問題もあるように思います。ミサイルを配備する、所得税を増税する、それは要するに私たちが生活を切り詰めてまで防衛費、ミサイルとかにお金を使うということですね。私たちの生活とミサイルとかとどっちが大事ですか?と。こういったことも皆さんに考えていただきたいテーマであるという風に思っています。優先順位、逆でしょうと。そもそも憲法違反ですよということですね。といったことをいつも講演でお話をしているところでございます。それから広島の、被爆地広島の問題ですよね。さっき投票率とかそういう話もしましたけれども。核兵器をなくしていくという方向と、これも広島の願いでございます。私は広島市内の小中高校で平和教育とかもいろいろ受けて育ちました。核兵器禁止条約、なかなか参加しないというような現状でございます。こういったことも改めて被爆地被爆者の思い、これを汲んで。なかなか大変なことではございますけれども、核兵器をなくしていくということも発信していかなければならないと思ってるところです。
さかぐち直人:
はい。他にはいかがでしょうか。広島は今のところ女性による積極的な政治参加が目立つようですが、男性女性にかかわらず、ご質問あれば遠慮なく手を挙げていただきたいと思います。はい。ではお願いします。
記者:
すいません。読売新聞と申します。「広島から出ないか?」っていうことでお話もらったっていうことですけど。これは山本代表のほうからお話を直接もらったとかそういうことなのか、それとも中国ブロックのほうで勧誘されたっていうことなのか、ちょっとそこの経緯をお願いしてもよろしいですか。
はんどう大樹:
高井たかし幹事長からご連絡をいただきまして。「広島で出ませんか?」とお誘いをいただきました。はい。
記者:
いつのことになりますか?
はんどう大樹:
4月です。4月です。はい。
記者:
それまで党籍といいますか、所属のほうはこちらのほうにおありで…。
はんどう大樹:
ございません。
記者:
なしでしたか。
はんどう大樹:
私、基本的にこれまでの活動、党派性を持たないようにする活動をやって参りまして。いろんな党派の方が立場の方が私を呼んでくださるということなんですよ。自民党の人は呼んでくれませんけどもね(笑)。いろんな野党の方が呼んでくださるわけですね。それぞれの異なるお立場にもいろいろ配慮をしながら、すべての方に知っていただきたいという、みんな主権者ではありませんかという活動をしてきた立場上、これまでは特定の政党に偏らずにという立場で発信をしてきた。法律家として法を知っていただきたいというスタンスでやってきたということもございますので、どっかの党に入ったりはしないということでやってきたんです。はい。今回、そこを大きく転換する決断をしたということになります。はい。
記者:
どうしてそれを大きく転換するっていう結論を決断したのか?
はんどう大樹:
はい。はい。はい。ありがとうございます。いい質問です。はい。そう大きく転換をしてですね、したわけですけども。私、10年間ずっとこの活動を一途に一貫してぶれずにやって参りまして。で、いろいろ見えてきたこと、感じてきたこともあるわけですね。たくさんの方に全国いろいろ応援していただいて、こうやって全国をずっと回る活動をしてきたわけですけれども。それによってそれなりに多くの方にも広まってきたかなという手応えもあるんですけど。その一方で、1人で全国を回ってもなかなか埒(らち)が明かないなという無力感も感じていまして。年間でどれくらいの方に私はお話を伝えることができるかなというと、まぁ、そんなに。知れてるわけですよ。何万人かにはお話をしてきたと思うんですけど。10万人いくかな。例えば10万人いたとしてもですね、10年間で10万人に話をしましたというようなペースではなかなか追いつかない。とてもじゃないけど追いつかない。少子化とはいえ、毎年何十万人もの人が新たに生まれてくるということがあるわけですね。何十万人もの人が新たに生まれてくるのに、年間、いや、10年で10万人とかでは追いつかないなという、いうような気持ちもあって、これどうしたものかなと。これは1人の個人の活動ではなく、本来、私がやっていることは政治がやるべき仕事です。主権者はどうやって政治をつくっていくのか。これは学校で教えないといけないことです。ところがどうでしょうか、皆さん、学校で政治はこうやってつくるんですよとか教わりましたっけ? あんまりそういうことを学校で教えていないのではないかという問題意識を強く持っています。ずっとそれは10年前から思っています。政治を誰がどうやってつくっていくのか。社会科というのは暗記科目みたいな感じで。私、学校に呼ばれることも結構これまであったんですけど。暗記科目だと思っている中学生、高校生いろいろいまして。憲法の条文を暗記すればいいというね。覚えるんじゃなくて憲法は使っていくものですよ。誰が使うんですか? 主権者、私たちが使っていくんですよ。使って何をするんですか? 政治をつくっていくんですよという話をするわけですね。実社会との関わり方をマスターしてこそ社会科ですよっていうことなわけです。それを本来、学校で教えるべきところなのに、あまり学校で教える仕組みにはなっていないのではないかととても強く思っています。この国のおかしな政治の根本的な要因は主権者を育成する主権者教育の仕組みがずっと戦後、整えられてこなかったというところに根本的要因があると思います。政治のつくり方を教わらないから、選挙権だけもらったけどこれどうやって選挙権使ったらいいのかなと。若い人の投票率が低いという現状があるわけですが、教わっていないんだからそれはわからないですよというほうで。ちゃんと上の世代が下の世代に政治のつくり方を教えていく仕組みをつくらないといけないという、いうことで、そういったことを言っている政治家さんがいるでしょうか? あんまりいないんじゃないかと思うんですよね。そういったことに取り組めたらいいなという思いがあります。はい。これは政治の仕事なので、大きく舵を切ってこの方向に行ってみようという風な決断をしたという思いもございます。
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さかぐち直人:
はい。では、他には質問はいかがでしょうか。大丈夫でしょうかね。皆さんもね、既にはんどうさんのことはよくご存じなのかもしれませんが、よろしいですか。あ、はい。では、どうぞ。はい。
記者:
度々すいません、山陽新聞です。ちょっとざっくりした質問になるんですけれども。国会議員目指されるということで、日本全体の成長には何が、日本全体の成長には何が求められている、何が必要だとお考えでしょうか。
はんどう大樹:
これ、先ほど申し上げましたけれども、経済が停滞している、失われた30年と言われておりますが、なぜそうなっているかというと、消費税が順次引き上げられてきたというところが原因ではないかなと思います。消費税が上がってきて法人税が下がってきたということですね。消費税がどんどん上がっていくたびに当然、お買い物がしにくくなるわけだから、景気も冷え込むではありませんかということがありますので。まずは今すぐできることでございますので、消費税を廃止する。はい。それによって経済も上向くはずと思っています。
さかぐち直人:
はい。では他にはいかがでしょうか。(手)挙げていらっしゃる、あ、どうぞ。他にいらっしゃいますか。ちょっと全体見えないんですが。手を挙げていらっしゃる方。はい。ではもう一度、はい。
記者:
度々すいません、山陽新聞です。広島で出られるということで、2019年に大規模買収事件が起こった地でもあると思うんですが。その後も度々、政治とカネの問題というのは出ていると思うんですけれども、そちらに対するお考えですとか、そちらについて訴えたいことがもしあれば。
はんどう大樹:
広島は河井(案里)さんがああいうことになったという土地でもございますよね。お金のこと、政治とカネの問題、考えていかなければいけません。裏金問題もございました。政治資金規正法という法律があって、政治家さんのお金の収支は記録して公表しなければならないということになっているにもかかわらず記録しないで懐にお金を入れていたという問題が裏金問題ですね。といったことを発覚したのをきっかけに法改正がこれまでいろいろされて参りました。政治資金規正法の抜け穴があるから抜け穴をなくしていかなくちゃと、そういったこと、岸田政権下の出来事です。本に書いてます。ということをそれなりにやったのかもしれませんがまだ残っていますよね。重大問題が。企業・団体による政治献金。これが今、規制する法律がないから自由に行われているという現状がございます。大企業がものすごい金額を自民党に献金する。まぁ自民党だけじゃありませんが、主に自民党ですわね。それによって政治家さんたちの目は私たちのほうを向かないで、たくさんお金をくれる大企業のほうばかりを向いて政治をしているのではありませんか。お金の力で政治がねじ曲がっていませんか?と。これずっとこの1年間、与野党が激突してきた重大な政治テーマです。折り合いをつけましょう、つけましょうと言いながら、いまだ折り合いがつかず、棚上げになったまま参院選を迎えようとしているという現状がございます。これも毎回講演でお話をしておりますが、残念ながらあんまりそこに意識が向いていない方が多いなということも実感しております。まさにここを直していかないといけない。政治献金、企業による献金は禁止する。これが重要だと思います。で、今の問題とも、さっき申し上げた、消費税をなくしていく。法人税を累進化していくと。そういった問題ともこれ繋がっているんじゃないのかなという風にも思っておりまして。なぜ政治家さんは法人税をどんどん下げてきたのですか?と。大企業のほうばかり向いているからではありませんかという風な気がしています。経済的に厳しい方には、より厳しく、大企業には、より優しくという。逆でしょうという。なぜそうなるのかというと、その背景には企業がたくさんお金を自民党に献金しているからではないでしょうか。決してそういうことですとは言いませんけれども、大変その疑いが強いという風に思っています。先ほどの敵基地攻撃ミサイル配備とかそういう話もしましたけれども、武器をつくっている会社も献金してるわけですよね。いろいろそういう問題が根っこで繋がっているかもしれない。そういう問題もこの参院選の重大テーマのひとつだと思っています。はい。
さかぐち直人:
はい。ありがとうございます。では最後の質問ということで、どうしてもこれは聞いておきたいという方がいらっしゃったら手を挙げていただきたいと思います。特には大丈夫でしょうか。では最後にもう一度ですね、はんどうさんのほうから一言。この記者会見を締めくくるにあたっての思いをお話しをいただきたいと思います。
はんどう大樹:
皆さん、本当にありがとうございました。大変良い質問が多くてですね。私が申し上げたかったことを一通り、これここまでしゃべることができたということでございます。改めて申し上げますけれども私の思いはこの国の民主主義をちゃんとした中身が伴ったものにしていきたい。私たちがつくっていこう、それによって私たちのための政治にしていこう。一部の人のための政治になっていませんか。政治家のための政治になっていませんか。そんな政治はもうやめましょう。まずは皆さん、投票に行きましょう。こういう、私が今までずっと一貫して10年間やってきたことをこれからも広島県の皆さんに訴えていけたらという風に思っています。一人ひとりの行動によって政治を良くしていきましょう。はい。ということで、私の思いがこういうことでございますんで、よろしくお願いいたします。
さかぐち直人:
はい。それでは、以上でれいわ新選組の記者会見を終了したいと思います。遅れて始まったにもかかわらず円滑な進行にご協力いただきまして、ありがとうございました。では、これにて終了をさせていただきます。
はんどう大樹:
ありがとうざいました。
さかぐち直人:
ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。