【会見文字起こし&動画】不定例記者会見 山本太郎代表、くしぶち万里共同代表、大石あきこ共同代表、高井たかし幹事長 / 2025年6月20日 国会内

高井たかし:
はい。それではですね、ちょっと緊急なお知らせになってしまいましたけれども、会期末が近づいてるっていうんでしょうかね。まだ今日で終わるかわかんないようですけども。これから不定例の記者会見、会期末いつもだいたいやってますけども行いたいと思います。で、この後、参議院本会議が5時半からセットされてますので山本代表は5時20分には出ます。もし他に質問あれば共同代表はまだもうちょっと残れると思いますが。ということで進めたいと思います。じゃ、代表お願いします。

山本太郎:
はい。というわけで不定例記者会見ということでやって参りたいと思いますけれども。ご質問のある方から挙手をしていただいて。おそらく、報道の関係上、NHK優先ということをお許しください。それではNHKさん、どうぞ。

記者:
NHKです。よろしくお願いします。国会は明後日、会期末を迎え、各党は来月の実施が見込まれる参議院選挙に向けて、事実上の選挙戦に入ります。山本代表にお伺いしますが、まず今国会はどのように総括していますか? また参院選に向けてどのような姿勢で戦っていきますか? よろしくお願いします。

山本太郎:
最初から最後まで安定した茶番国会だったなという感想です。それは何かというと、30年の不況にコロナで物価高。国民の6割が生活苦しいという状況の中で減税すらしないという国会になったんですね。けれども予算、予算のときが一番、野党側がおそらく大きな力を持って与党側にさまざまなことを形にさせることができる期間のはずなんですけど。予算までは何かしら簡単に進んでいって、予算終わった後、参議院選を目の前にして、やっと消費税減税、これ各党、言い出したってことです。やる気ないですよね。で、今回、そのガソリンの暫定税率みたいな話が出てます。これもう閉会間際ですよ。やる気がないんですよ。与党も野党もやる気がない。で、今、まだ揉めてる途中なんですけれども。だったら延長すれば? 国会を。そしてガソリンの暫定税率、そして消費税の減税というところまで、この国会で前に進めればいいじゃないですか。でも延長したくないんですって。土日に予定もあるし。最低ですね。国民のことなんて何も考えてませんね。そう考えると、やっぱりこういう人たちはぶっ倒さなきゃダメなんですよね、選挙で。私たちが数を増やして国会の中でしっかりと主導権を握っていくことが重要だとそう思ってます。

高井たかし:
はい。それでは他の方いかがでしょうか。

山本太郎:
終わっちゃいますよ(笑)。大丈夫ですか? いかがでしょう。

高井たかし:
じゃ、後ろの女性、あ、こっちの方が先で、ま、ま、どっちでもいいけど。はい。

記者:
朝日新聞です。先ほど「ぶっ倒さないといけない」という風におっしゃってましたが、もうちょっと具体的に参院選でどういう風に戦っていきたいみたいな、今、考えていることがあれば伺います。

山本太郎:
魔法の杖みたいなものはないわけですから。やっぱり私たちが、あの、この30年の不況、コロナ、そして物価高という三重苦で苦しむ国民を救うために、そしてこの国を立て直すために必要だと言っている政策ですね。これをやはり国民の皆さんに認識していただくことが非常に重要だと思います。で、数が少ないからやれないだろうということをずっと言われてきました。私たち、2人でスタートして現在は14名の国会議員がいるんですけれど。2019年、旗揚げのときには消費税減税の「げ」の字もなかったです。けれども今、どうなってますか? 自民党だけですよ。消費税減税の「げ」の字も出さないのは。この6年の間で、やはり大きく国会を揺さぶるということにおいて、消費税、何かしらか減税しなければならないということに各党の政策を変えてきました。やはりそういったことを、より国民の皆さんに大きく力を貸していただきながら前に進めるということを、やはり共通の認識として国会の中、外と力を合わせて消費税廃止に向けて力を合わせていきたいということなんですかね。

記者:
ありがとうございます。

高井たかし:
はい。続いていかがでしょうか。では、はい。お願いします。

記者:
時事通信です。暫定税率法案の賛否なんですけれども。最後、代表一任という形であったということで、高井幹事長から討論もありましたけれども。山本代表から改めてこの法案、最終的には賛成となったわけですけれども、そこの経緯も含めて教えてください。

山本太郎:
あの、本気で通すんだったら間近で出してくんなよってことです。選挙が近くなってきたから消費税減税も言い出して。で、この暫定税率、ガソリンに関してもギリギリで出してきたと。じゃ、逆にこれが通らない場合どうするんですか? 不信任出すんですか? 政権交代に向けて進むんですかっつったら不信任出さないと。ま、永遠の野党で居続けたいという者たちがいるってことですよね。やっぱりそこに対して揺さぶりをかけていくためには、やっぱりあっさり終わらしちゃダメなんですよ。国会の中でしっかりとけじめをとっていかなきゃならない。俺たちの土曜日と日曜日の、どうするんだ、もうスケジュール決まってんのに、みたいなところに対して、ぶっこみに行かなきゃダメなんですよね。その先頭に立っていただいたのが高井幹事長だということです。もちろん、ガソリンの暫定税率っていう部分に関してこれ動かしていくためには、長い目で見ればこれは当然、前に進めなきゃいけない案件であるってことは間違いありません。一方で、今すぐにでも欲しいものなのに、国会が閉会ギリギリでしか対応しなかった。むちゃくちゃですよね、こんなの。もっと早くに出してれば国民的議論というか、その盛り上がりもおそらく後ろ押ししてというか背中を押して、これは実現した可能性というのは十分高かったと思います。そういった意味で与野党茶番と言えるものであるという風に思いますね。まだまだ今も揉めてて、このあと両院協議会的なもの、そこに対して立憲が出てくんのかどうかみたいな話がありますけれども。当然、出るだろうと。そしてその先は不信任出して、一気にもうこれは衆参のダブル選挙に持ち込んで、国民側に対して信を問うということをやるのが野党第一党の仕事なんですけれども。どうやら永遠の万年野党第一党でいるほうが美味しいという判断なんじゃないですかね。やっぱそういうとこに冷や水浴びさしていくっていうのは非常に重要なことだろうという風に思います。その先頭で頑張ってらした高井幹事長、すいません、ざっくりとしか私、喋ってませんけれども、さまざまな狙いとかですね、そういうものもあれば、 加えてお願いします。

高井たかし:
あ、もうね、記者の皆さんにはお話しさして、本会議でも十分もう言ってますので。はい。代表と最後相談して。やはり一歩でもね、前に進む。やっぱり今、ガソリン、本当に苦しくて困ってる方に一筋の光は示したいなとそんな思いで最後、賛成になったと思ってます。

山本太郎:
一番、好感度高い回答でしたね(笑)。悪態をつく代表に比べ、幹事長はしっかりと地に足のついたね、有権者の皆さんに希望を与えるということをやっぱり目指すっていうところだったと思います。すいません。さぁ、他の方いかがでしょうか。 

記者:
共同通信です。暫定税率について伺います。先ほど代表、土日使わないとおっしゃったんですが、今日は自民立憲の参院国対委員長が21日に財政金融委員会で質疑する…。あ、いえ、今日の本会議で質疑することで合意して21日に委員会で質疑する見通しという風な状況になってます。先ほど、両院協議会のことも少しおっしゃられましたが、やはり野党としてはもう最後まで徹底して賛成にこだわっていくっていう風に思うべきかどうかよろしくお願いします。

山本太郎:
当然、今の社会状況を考えたときにこの原油高っていう部分で、首が締まってる人たちが大勢いらっしゃるし、何よりも、ある意味で経済の欠陥とも言えるような物流というところにも大きな影響を与えてますよね。それだけじゃなくて、地方都市に行けば1人に1台くらいの車が必要な状況であるということを考えるならば、これが家計に与える影響っていうのはものすごく大きいわけです。だからこそギリギリ、閉会ギリギリで出すのではなく、もっと前もって実現可能なときに出してもらいたかったっていう思いはあるんですけれども。そうは言ったとしても、やる気がない者たちにそんなこと言っても何の話にもなりませんので。先ほど高井幹事長がおっしゃった通りですね、一歩でも前に進めて、で、国民に希望を持ってもらうというようなことっていうのは、もう最終的にはもうそこで落とし所とするしかないだろうということでございます。で、こっからなんですけれども、当然、野党側としてはもうここまでもつれ込んだ限りはですね、政治的空白をつくるのはいかがなものか的なことでですね、なんか昨日か一昨日か知りませんけれども、どっかの代表がお話されてました。つまり何かっつったら不信任というものを出さないということですけれども。もうこれは徹底抗戦して、やはり国民にですね、審判を仰ぐということにやっぱり駒を進めなきゃ、更なる経済停滞みたいなものですね、これは、自らつくり出すことになるだろうという風に思ってます。

高井たかし:
はい。その他いかがでしょうか。はい。では、どうぞ。

記者:
すみません、フジテレビです。野党の連携についてお伺いします。今回の暫定税率廃止法案をめぐり、少数与党下では野党が協力することで、現行憲法下、初となる常任委員長の解任でしたり、野党提出の法案の可決の可能性が示されたと思ってます。れいわ新選組は当初からの一貫した消費税廃止を訴えているかと思いますけれども、今後、それらを含めて政党間の協議のあり方っていうのはどのように考えていらっしゃるか教えてください。

山本太郎:
これ、協議はずっとやってきたんですよね。協議っぽいことはずっとやってきてるんですよ。例えば政調会長、うちで言ったら政審会長ですね。それぞれの政策の担当者が集まってっていう会をずっとやってましたけど。事実上、ゴールは決まってんですよ。要は着地点決まってるんです。ものすごい少ない予算で前に進められることをいくつかやろっかくらいの感じで。で、今国会、それ勝ち取れました? 勝ち取れてませんよ。どこまでいっても茶番なんですね。という現場にいた大石さん、お願いします。

大石あきこ:
共同代表の大石あきこです。政策審議会長もやっていますので、そういった政調の野党で何か一緒に考えましょうみたいな会議に入るのは、れいわ新選組を代表しては私、大石あきこなんですが。やっぱりうちが一言で言ってどんな国会でしたか?というのに表れるように、与党も野党も茶番!なんですよね。だから今回のものも、私たちから言わせれば「もうお前らふざけるな」なんですよ。9割9部は。だけれども、今回のガソリン税の暫定税率の廃止とて、もうあからさまにやる気ないじゃないですか。だからもう九割九分、茶濁すんやなってわかってるんですけれども。だけど私は彼らを国民が追い込んでしまう場合もあると思うんですね。何かブラフ(はったり)っていうか、やってます感で茶濁して終わりたかったけれども、その世論でものすごく盛り上がって、もう外堀埋められてやらざるを得なくなったっていうワンチャンスもあるかもしれませんよね。だから私たちは基本的にはこの人たちやる気ないですよって、いくらこの人たちに票を流し込もうとしても幻想を持ってもそれは無理ですよっていうことを、それ明らかな以上やっていかなければいけないので、れいわ新選組としては独自で闘うというのは、選挙でもそのスタンスは堅持しますし、それは国会の中でもそうです。だからこの人たちの徹底的な茶番を暴かなければならないときは、うちはキャスティングボートを握っててそれを反対を行使することもあると思いますよ。だけれどもそれは総合判断ですよね。外堀埋めて追い込むワンチャンスがあるならば、むしろむちゃくちゃやる気がないんなら、うちが法案の提出会派に敢えてなって、外堀を埋めていくっていうことも1つの戦術であろうし。だけれども原則としてはこの人たちと何か今、マスコミの方が質問してくださったような文脈でね、何か野党共闘、みんなで手繋いだらいいことが起こるんではないかという幻想は持ちませんし、むしろその幻想を破るような戦術を取っていくっていうのが私たちの戦術のベースにしていく必要があります。なので、ベースはそういう戦術なんです。しかし戦術は柔軟ですので追い込めるなら、国民のために一歩、何かワンチャンスあるんならば、私たちはその賛否については柔軟という、政調の話し合いのときは私はいつもそういう姿勢で臨んでいます。

高井たかし:
消費税について言えば、もう消費税5%っていうのは法案も出してるんですよね、しかも立憲民主党が筆頭提出者になって。なので、やっぱり野党第一党というのは野党をまとめる責任があるわけで、自分たちの主張だけを押し通すんじゃなくて、野党を広く包み込んでですね、彼らも一歩譲歩して。具体的には消費税減税5%を一律法案、これにまとめるように。まぁ維新はちょっと違うけど、そういうのを説得して出せば、まさにおっしゃったように少数与党だから通るわけですよ。我々、ガソリン暫定税率廃止法案よりも消費税5%減税法案をね、ぜひやってほしかったと思ってます。

くしぶち万里:
私からも一言いいでしょうか。共同代表のくしぶち万里です。先ほど代表が、予算のときからっておっしゃってましたけども、まさにそうで私は衆議院の予算委員だったんですけれども。とにかく昨年の衆議院選挙で国民の選択は与野党逆転して野党が多数になったんですよね。そのときの大きな希望がやはり立憲民主党以外は消費税減税を何らか訴えてたっていうこの物価高対策が1つ。あと2つ目は裏金問題ですよ。結局、裏金問題も野党がまとまって証人喚問を次々出していればいいものを、結局、参考人招致2人しかできなかったし、そして企業・団体献金の禁止も決められなかった。これ、やっぱり野党の第一党の責任は大変重いと思います。ですから消費税は少なくとも減税で、先ほど幹事長が言ったように最低でも5%、そしてインボイス廃止、ここは一致できたはずだということが1点。あと裏金問題について言えば、国会では全然できなかった。だから、今、都議会議員選挙、もう今日明日、目の前ですけれども。都議会からぜひこの裏金問題、都議会、自民党が公認候補に裏金議員をしていたりとか、非公認の裏金議員のところにも都連会長が自民党は応援に行ったりとか、こんな茶番を許しちゃいけない。ぜひここは都議会から変えてく、そして東京から日本を変えてくっていう流れにしていただきたいと思います。

山本太郎:
野党で歩み寄れることをっていうお話、皆さんよくされると思うんですけれども、野党共闘的なことだったりとか政策面で歩み寄れるところっていう話はよく聞くことなんですけれども。こっちはもう既に例えば今回の暫定税率だってそうだし、ガソリンに関してもそうだし、消費税、これに関しても私たちは廃止だけれども、もしもそういうような話し合いになったときには乗らないわけじゃないというスタンスなわけですね。当然、廃止しかないんだけれども。ガソリンに関しても、ガソリンの税率は0%にするべきだという意見だけれども、今回も乗ったわけですよね。そういう話が出てきたときには。だからそれぞれの政党にとって、ある意味で野党の中でまとまれるものっていうのは、もうはっきりしてるんですよ。けれどもそれさえもイニシアチブしっかりと発揮しない。主導権というものをしっかりと持っている者たちが何かしらまとめていくっていう力がない。だからもう早く滅びたほうがいいですね。そういうような野党第一党は。というようなことを言うとですね、またざわつくといいますか。

くしぶち万里:
なんか昨日あたり、委員長解任で野党の委員長になったじゃないですか。なんかXのポストに立憲の議員さんが野党がまとまれば、こんなに力になるとかつぶやいてんですよ。もっと早くからやれよと思いません?  もう昨年の11月から臨時国会、始まっていたわけで。もう半年以上が経っている。もう本当にこれは野党第一党の責任の重さっていうことを感じてほしいと思います。

大石あきこ:
遡りますとね、遡りますとね、皆さんにも思い起こしていただきたいんですよ、ええ。この国会の1年前から裏金問題起きましたよね。だから自民党がそのときに大ダメージというか、もうさっさと党解散しなければいけないくらいの党だということが国民の皆さんに明らかになったというのが去年ですよね。そのときに私たちはちょうど1年前にも声明を出していたので、本当に変わらないなって。やっぱり野党第一党、立憲の弱腰ですよね。そこが非常に問題になっていて。結局、裏金問題が起きたのに、結局、与党の自公の都合のいい日程感で去年も通常国会進めまして。去年でいうと60本の閣法を通していて、条約は11本で、本当に通常通りの日程感で通してるんですよ。で、その後に衆議院で与党が過半数割れして。じゃ、より具体的に有利に進められる、この通常国会であったのに、この通常国会でも結局、59本閣法が上げられて、56本通ってますんで、去年とほぼ一緒なんですよね。条約も13本とも変わらない。でも、一方で報道では修正案いっぱい通しましたみたいな、野党は変わりましたね、修正案が7割増えましたみたいな報道されていると思うんですけど。でもほとんどの場合、その修正案っていうのは附則の書き込みであったりとか、既に半年くらい前に政府がやるって言ってるよねっていうようなことを書き込んだ修正案っていうのが多かったんですよね。例えば給特法っていう公立の学校の先生のお給料に関する法案を、今こそしっかりサービス残業がなくなるように修正しなければならなかったのに、政府が月30時間以内の残業にしましょうみたいな、それ不払いのね。っていうことを言ってたそのままを書き込んでしまったりですとか。少人数学級に関しても、もうそれ政府が言っている数ですよね。それを法に、法律に書き込むというようなことを、「やりました、成果です」ということをやったわけですね。それは年金法においても全く同じであり、問題を残したものを上塗りする、ちょっとした修正案っていうところでお茶を濁して、野党は今回、闘ったんだという弱腰姿勢を立憲民主党が今回だけでなく、去年の裏金情勢でもそれを続けておりますし、もっと言えば前からですよね。内閣不信任案は言ったら風物詩みたいにはなっていたわけで。この通常国会よりも前の3年間連続で内閣不信任案は出しているわけですが、れいわはいずれも棄権しているんですよ。というのも、やる気のない内閣不信任案でしょっていうことで、そんな風物詩的にやってます感はダメだってことで棄権してるんですよ。しかし、今回、内閣不信任案を出したら、それはガチだったわけですよね。3年やる気のない内閣不信任案出して、いや、さぁ今回こそ内閣不信任案出したら、それれいわが賛成するときですよ。それで野党過半数で本当に解散に追い込むっていうことができるっていう情勢でやらない宣言っていうのが私たちが今まで内閣不信任案を棄権していた理由っていうのが証明されたのではないかと思います。でも証明されたと喜んでいるわけにもいかないので、私たちは最後まで内閣不信任を盾にですね、とことんまで闘うようにっていうことで私たちがどう立ち回りをできるかっていうのは私たちなりのベストを尽くしたつもりですが、このような総じて残念な国会になってしまったというところです。

山本太郎:
他いかがでしょうか? 

記者:
よろしくお願いします。日本経済新聞です。れいわ新選組さんは今回の参議院選挙で7議席の獲得を目指してらっしゃいますが、その参議院選挙に向けて現在の手応えお伺いしてもよろしいでしょうか? 

山本太郎:
蓋開けてみるまでわかりませんね。で、れいわの獲得議席を当てられるような報道関係者いないと思います。大体、ものすごく幅広い議席でいつも表してますよね、皆さん(笑)。そらそうですよ。そもそも、何かしら母体があってとか、何かしらしっかりとした組織票があってっていう集団ではないので、やはりそのときそのときということになってしまうということは致し方ないと。だかられいわが今回どれくらい飛躍するのかという部分に関して多くの報道関係者はそれを当てることが難しいわけですね。なので7議席ということ、今回の参議院選挙で7議席というものを獲得目標としますというところには、やっぱり自分たちの身の丈からすれば7まで届くってかなり頑張らなきゃダメなんですよね。でも目標高く掲げない限りは、それに迫ることは難しいですから。だからやっぱりそれを、そういう高い目標を掲げるってことは非常に重要だということです。一方で手応えという部分に関してはどうですか?っていうことを聞かれると、一般的には支持率的なもの、皆さんのやられている世論調査みたいなものを見ると、やっぱり選挙前は私たち下がるんですよね。なので、この世論調査っていうものに関しては私たち一喜一憂しないってことはもうずっと続いてます。それはもう1%台に落ち込んだりとか、いろんなことがこれまでありましたから。なので、もう目の前のことをやり続けていく。これまでやり続けてきたことをさらに重ねていくっていう、この一歩一歩進んでいくっていう以外は方法がないってことです。で、他方、その街の中の反応はどうだっつったら、やはりこれまで以上の反応をいただいているというところがやっぱり実態じゃないかなと思います。その理由は何かというと、私たちが素晴らしいとかではなく、これはやはり今の社会的状況がかなり厳しい、生活がかなりしんどい、事業継続がなかなか思うようにいかない。これを考えるならば、やはり徹底した経済政策を打つ以外はこの船は沈んでしまうんじゃないかっていう国民の多くの不安だと思うんですね。なのでやれることは何かということを考えた場合には、これはこれまで訴えてきたこと何1つぶれてませんので、これをやっぱり愚直に訴え続けていく。そして皆さんと、私たちが先頭に立つんだけれども、私たちに任せてくださいなんて言いません。一緒に変えていこうということをこの先さらに拡げていくというだけだと思います。

高井たかし:
はい。その他、いかがでしょうか。よろしいですか。はい。じゃあ、こちらも。

山本太郎:
いいですか? もう、ね、一応閉会風で数日伸びると。延長はしないが数日ギリギリまではやった風を貫くというような国会にある状態ですけれども、言い残したことないですか? 高井さんはもうお腹いっぱいってことですよね(笑)。他お二人はいかがでしょうか? 何かしら訴えたいことあれば。

くしぶち万里:
じゃあ残りの時間、ちょうど都議会議員選挙の真っ最中ですので。先ほど代表が申し上げたように、れいわ新選組は組織や団体がありませんので基礎票読めません。最後までまだ決めてない人が半分以上いらっしゃいますから、ぜひ世田谷、そして練馬、また杉並区、3カ所に3人候補を擁立してます。どれもギリギリのところで戦っておりますけれども。本当に1人はですね、失われた30年、れいわ新選組がずっと訴えている30年の不況のときに生まれて育って、本当に苦しい生活の中から自らの体験をもって今回、2人として同じような状況の人を生み出したくないということで挑戦をした杉並区の海保とくまさん。そして2人目は世田谷区で車いすユーザーであり、同時に社会起業家、やっぱり自分が社会の障害者政策を変えるのと同時に、物価高で中小企業の経営者として大変苦しんだんですね。そして消費税廃止、少なくとも減税ということを自ら東京都で訴え、物価高対策の先頭に立ちたいと言っているじんむら浩平さん。そして3人目は練馬区のたぐち ゆりさんです。看護師として20年、がんサバイバーでもありますが、小池都政になって介護の事業所がバタバタと倒産していった。そして介護離職も倍増してます。こうしたところを積極財政で、ぜひ介護や保育、そして看護師の給与を全産業平均より10万近く、やっぱり減っている。この処遇改善を先頭にですね、ぜひたぐち ゆりさんを練馬区から、ぜひとも押し上げていただいて、初のれいわの都議会議員を誕生させる選挙にしていきたいと思いますので、最後のひと押し、ふた押し、ぜひ皆さん、力を貸してください。よろしくお願いいたします。

山本太郎:
記者の皆さんの中で、練馬区にお住まいの方いらっしゃいます? 世田谷区? おった。

くしぶち万里:
あ、1人いた。(笑)

山本太郎:
1票ずつ積み重ねですから。

くしぶち万里:
はい。お願いします。

山本太郎:
これ終わった後、お声掛けのほう、お願いしますね。

くしぶち万里:
はい。世田谷区。ありがとうございます。

山本太郎:
選挙中ですから運動してもいいんでしょう? 

くしぶち万里:
はい。1票、じんむら浩平にお願いいたします。

山本太郎:
杉並区の方いらっしゃいますか? おらんのかい。しょうがないですね、こればっかりは。わかりました。ありがとうございます。というわけで今国会、まだ続きそうですけれども。あ、マイクに手を持たれた方がいらっしゃる。まだ。

大石あきこ:
振り返りという意味では、この国会はやはり残念なものではありましたが、しかし衆議院のほうで、れいわが3人から9人に増えたというのは、国会の空気もひとつ変えたのではないかと思います。その審判というかジャッジをするのは、あくまで有権者の方ですけれども。やはり3人から9人に増えることで本会議登壇もできるようになりましたし、いろんな闘う戦術も増えて、一部、キャスティングボートも担うというシチュエーションにまで行っていますので。やはり諦めずに議席を闘う政党の議席を増やしていくということは、決して無駄なことではないということを、れいわ新選組も示せたかなと。9人、新しい衆議院の体制で頑張れたかなと思います。今後とも、ぜひ注目してください。

高井たかし:
あ。

山本太郎:
どうぞ。

高井たかし:
いいですか? 私も一言。今回ですね、ガソリン税暫定税率廃止法案がれいわの最後の本当にれいわの1票、財務金融委員会は私の1票、それから本会議もれいわが全員賛成するかどうかで、まさに決まったんですよね。で、その理由についてはですね、ぜひ私は本会議で今日、答弁してるんで。今日、時間ないんでそれを見ていただきたいと思います。で、実は今回、国会で最初に政策活動費の廃止法案というのも、れいわはキャスティングボートでした。それから今回、最後のこの暫定税率もそうでした。だけど、本当はもっとこういう場面がたくさんあるはずなんですよ。もう野党がまとまればね。それがことごとく、こういう場面がなかったっていうのが、要はもう維新と国民と、あと立憲がそれぞれ、もう手柄争いで自民党公明党にすり寄ってですね、なんか政策ごとに「一抜けた」って言っていなくなっちゃうんで、野党がまとまらずに、もう我々の「与党も野党も茶番!」だと言ってる我々の出番すらない、そんな国会がずっと続いたということなので。次からの国会はですね、ぜひやっぱり、こういう場面をもっとつくっていかなきゃいけないなという風に思ってます。

くしぶち万里:
あと、最後にひとつだけ。予算委員会の中でですね、ぜひともやりたかったのに、一切、それは与党も野党もやらなかった。それは戦後80年ということについての議論や方向性、これから日本をどうしていくんだっていうことが、ほとんどないと言ってもいいくらいありませんでした。そして被爆80年でもあるんですね。今日、院内集会で被爆者の団体の方が集まられて、また要請いただきましたけれども。唯一、れいわ新選組が国会決議で、少なくとも核兵器禁止条約のオブザーバー参加、少なくともしろということを上げろ、こうしたメッセージを出していたけれどもそれも叶いませんでした。なんとか予算委員会の中央公聴会に、被爆者の方を初めて呼んで証言をいただいたということがありましたけれども。戦後80年で初めてですよ。こうした被爆者の方や、戦後、犠牲者の方々の声をしっかり聞いて、今こそ世界が戦争に向かうかもしれないみたいな危機的なときに、やはり日本としてどうするんだっていう議論がなかったっていうことは、大変、今国会の残念な点だったと思います。

山本太郎:
数増やすしかないですよ。ガチで喧嘩しにいくやつらの数を増やすしかない。ってことは、今の国会の中での選択肢はれいわしかないということを多くの国民の方々に拡げていく、そんな参議院選挙になるだろうなという風に思います。ありがとうございます。お疲れ様でした。まだ続きますけど。

高井たかし:
はい。じゃ、以上で、不定例会見を終わります。どうもありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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