【会見文字起こし&動画】第2回れいわ新選組代表選挙 告示日 候補者記者会見 やはた愛、阪口直人、あおやぎ みつあき、篠原一騎、山本太郎 / 高井たかし代表選管委員長(2025年12月1日 国会内)

高井たかし:
それではお時間となりましたのでただ今より、れいわ新選組の第2回代表選挙に関する記者会見を、候補者発表の記者会見を行いたいと思います。まずですね、私のほうから代表選挙のルール等について、ちょっとご説明をさせていただきます。

お手元のスライドをご覧ください。まず候補者発表は今日、この場ですね、4時から記者会見で発表ということになります。そして投票期間ですが本日から12月の8日月曜日の正午まで、12時までが投票になります。それぞれ投票の方法をオーナーズ、フレンズの方はマイページというところから投票いただく。それから地方議員等の皆さんについてははがきでの投票にしていただく。それから国会議員につきましては、この12月8日の日にですね、投開票のお時間を設けておりますのでそこで投票していただくということになります。

それで有権者はですね、この3つのカテゴリーになります。まずオーナーズ会員、フレンズ会員ということになります。で、これは12月の7日時点で登録が完了してる方と。7日時点というのは7日の夜の23時59分59秒まで大丈夫です。ですから8日の当日の午前0時より前に登録いただければ、その方が有権者、投票ができますので。ぜひこの機会にですね、オーナーズ、オーナーズは有料なんですけどフレンズは無料の会員でございます。無料の会員でもですね、代表選に投票できるというのは、おそらく国政政党、れいわ新選組だけではないかと思っておりますが、非常に画期的な開かれた政党ということで、オーナーズ、フレンズの皆さんにも投票いただけます。この登録の締め切りが12月の7日の夜12時まででございますので、ぜひこれを機会に奮ってご登録をいただけたらと思います。

それからカテゴリの2つ目が地方議員、首長予定候補者、政策委員、参議院政策委員となっております。で、こちらはですね、今年の11月24日時点で役員会の承認を受けた者ということで。このカテゴリと2と3はですね、構成員と我々呼んでますけれども。これは役員会の承認を得てなれる党の総会の構成メンバーが、いや、構成員と言ってます。これが2と3がそうなんですけど、その内の2のカテゴリーの方と、それから3、国会議員についても、これも同じように今年の11月24日で役員会の承認を受けた者ということになっております。

で、それぞれの数ですがオーナーズは6950人、それからフレンズが2万9873人、それから地方議員等につきましては79人、それから国会議員は15人となってます。ただしこのオーナーズ、フレンズはですね、まだ登録受け付けてますので。現時点で12月1日時点の会員数がこの数でありますが、ぜひどんどん増やしていただいてですね、12月の7日まで受け付けておりますので、ぜひこの機会に会員になっていただけたらと思います。

そして開票につきましては12月の8日の月曜日、夜7時頃から(※8時に変更)、これ投開票番組でお送りをいたします。この時間に国会議員も投票して最後、代表が決まるということになりますので。これ特に記者の皆さんとかにはオープンにいたしませんので。ただ、配信はいたしますので、その配信を使っていただいてニュースにしていただくのは構いません。で、その翌日にですね、新代表のもとで記者会見を予定をしておりますので、記者の皆さんについてはその場でご質問などあればお願いしたいと思います。それから投開票番組のあとですね、12月の8日の20時くらい、過ぎくらいには新代表決まると思うんですが、そのあとですね、新代表によるオーナーズ会員の限定配信番組、これ3年前もやったんですけど、そういったことでオーナーズの皆さんね、有料で党を支えていただいてる皆さんなんで、そのオーナーズの皆さんには限定配信番組というのもありますので。これもオーナーズの皆さんには個別にご案内しますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

で、この代表選の概要ということですが、票の総数がですね、国会議員の数の2倍という風に代表選挙規則で決められております。今、れいわの国会議員15人ですから、15人の倍の30票を候補者で争うということになります。で、投票の結果、過半数の候補者がいた場合にその方が代表になるというルールでございます。ということは過半数に達しない場合は決選投票があるということでございまして、決選投票については国会議員、15人の国会議員の投票で決まるというのが代表選挙規則で決められております。そして出馬の条件ですが、ここも非常にユニークなというか我が党らしいんですが、国会議員1名以上の推薦があれば可能と。しかも自薦でもOKと。国会議員の方は自分で自分を推薦するというのもありでございますので、相当開かれた、いろんな方が立候補できる。今日もこのあと、ご紹介する方は非常に多岐に富んでおりますけれども、そういう誰でもが立候補できるという、そういう開かれた政党の要件になっております。

続いて投票権の配分がそれぞれ先ほどカテゴリーを3つ説明しましたが、それぞれについて書いてございます。ちょっとこれだとね、細かい説明で代表選規則をそのまま書いてるんですが、わかりづらいので次のページで説明します。先ほど申し上げました通り、票の総数は30票、国会議員の数の倍の30票です。で、国会議員はこのピンクの赤いところのように各1票、半分になります。で、残る15票をこのように配分します。まず灰色の部分7票ですが、これは地方議員、首長予定候補者、政策委員、参議院政策委員。この方々79名おりますが、この方々がそれぞれ投票していただいた票数を按分してですね、その票数の按分で7票を割り振ります。小数点第3位まで出して、切り上げて小数点第2位の数字まで。だから7票のうちA候補には例えば2. 54票とかですね、次の候補は1. 69票とか、そういう感じで票を割り振るということになります。それからオーナーズも一緒でございます。オーナーズも全体で7票なんですが、オーナーズで投票していただいた総数を按分いたしまして小数点第2位まで出して、7票を案分すると。そしてフレンズはですね、フレンズの皆さんは全体で1票になりますので。これは総取りで、一番多くの票を投じていただいた方にフレンズの1票が行くと。そういう全体で30票を争う選挙ということになります。はい。以上が代表選挙の内容の説明でございました。

はい。それではですね、これからいよいよ本日午前10時から12時まで立候補の受付をいたしました。5名の方が今回、立候補をし、要件を満たしておられますのでこれからご入場をいただきます。それでは候補者、入場をお願いします。まず1人目は、やはた愛候補でございます。どうぞ。はい。そして2人目は阪口直人候補でございます。もうどうぞ入って来てください、どんどん。そして3人目はあおやぎ みつあき候補でございます。そして4人目が篠原一騎(いっき)候補でございます。そして最後は山本太郎候補でございます。以上の5名が立候補者でございます。ちょっと記者さんの要望で先に撮らせてくれということなんで、いいですか。ちょっと先に写真を5名で撮って。いや、じゃあ最後にもやりますが、ちょっと先に出られる方がいらっしゃるということで。はい。ちょっと。最後に改めて。

【記念撮影】

高井たかし:
はい。ご協力ありがとうございました。それでは、今、入場していただいた順にそれぞれ候補者から決意を述べていただきます。それではまず、やはた愛候補からお願いいたします。

やはた愛:
はい。れいわ新選組の衆議院議員、やはた愛でございます。私はですね、山本太郎代表に出会っていなければ、この場に立っていなかったと思います。国会議員になっていなかったと思います。時を遡ることですね、私自身は元々タレント業とか、あとグラビアアイドルなんかもやったりご当地アイドルもやりました。その中で2011年、東日本大震災がやってきて、福島原発が爆発して。これまでですね、学校で習ってきた、原子力は安全だって言われてきた、クリーンなエネルギーなんだって言われてきたのに爆発して、しかも時の政権が「直ちに影響はございません」って言った。その言葉にすごく衝撃を受けて、こんな状態になってるのか、今の日本は、と。そこで初めて社会について興味を持ちました。その頃、官邸前ですね。首相官邸前を取り囲む1万人規模の脱原発デモっていうものがありまして、そこにちょっとご縁がありまして、市民メディアのリポーターとして参加するようになり、そこをきっかけにですね、いろんな人の話を聞く。「なぜあなたはこのデモに参加したんですか?」とか。私自身がすごくデモに参加する人たちに偏見がありましたので、なんかすごい活動家の集まりなんだなとか、ちょっと怖いなとか思ってたんですけど。それが自分でいろんな人にマイクを向けるっていうことによって変わってきたっていう。もっと勉強したいっていうことで、報道のリポーターとか、あとは経済を学んだりとか。今でこそYouTubeが主流ですけども、当時はまだまだYouTubeっていう存在がなかったときにYouTubeの番組のアシスタントやったりとかしてきました。その行く先々で山本太郎代表、もちろん芸能界でいた人っていうのは知っていたし、その後、脱原発っていうことに関わったことによって干されたっていうのを見ていました。取材もしたこともあります。「あぁ山本太郎さん、すごいな、本気やな、頑張ってるな」と思って、ずっと遠目には見てました。お互い、顔は目が合うたら挨拶するっていう程度だったんですけども。

やっぱり遂にすごいと思ったのが2019年、れいわ新選組を立ち上げたときに、この人は本当に本気だと。この人に私は一緒に付いていきたいって思ったんです。そのきっかけが、当時ですね、2019年。参議院議員の選挙に挑むということで、結果としてですね、自民党議員が自分たちのためにつくった特定枠っていう制度を逆手に取って、難病患者、ALSの難病の舩後靖彦さんを押し込んだ。そして、難病患者の舩後さんを押し込んだ後に、重度障害者の木村英子さんを押し込んだっていうところで私はすごく感銘を受けて。生きてていいんだと。障害があろうがなかろうが生きてていい。自分たち健康だけども、いつ何があるかわからない。何があっても心配するなっていう国をみんなとつくりたいんだっていう山本太郎代表の理念に私はすごく惹かれて、いつかれいわに入りたいと思いました。で、地元でボランティア活動をしていく中で、その中で2020年に代表に声を掛けていただいて、れいわ新選組に入った。その後、国政選挙に3回出て3回目の正直で、今、衆議院議員になったというところです。なので、山本太郎代表のことを一番尊敬しているし、私は一番弟子だと勝手に思っているし、教え子だと思っています。怒られたこともあるし、ダメ出しされたこともあるし、でも褒められたこともあるし。そんな、それが全部詰まったのが今の私なんですが。

れいわ新選組、絶対もう、れいわしかないと国会に行って改めて思いました。もう本当に、与党も野党も茶番だって。この茶番だっていう言葉にすごく批判もあるんですけど、本当に真剣にこの国を変えようとしてるのはれいわしかないなと思っています。これをもっともっと伝えていくには、私が代表選挙に出る。経済政策は2019年に立ち上がったときからずっと言い続けてきてブレなかった。その次にもう一度、経済政策、この国に必要なのは愛とお金。お金の部分はだいぶ伝わったんだから次は愛だと。もう本当にね、戦争っていうことを軽々しく語ったりとか、あと分断生んだりとか、本当に愛がないんです。私自身が厚生労働委員会に今、所属をしておりまして、医療費の削減ということを、もう常日頃、皆さんが、与党の人たちが推し進めるわけですよ。中には野党の人たちも一緒に医療費の削減に賛成してしまう。歳いっていようが、その障害があろうがそれがすべてコストと捉えてしまう。そういった世の中変えたいという思いで私は今回、木村英子参議院議員の推薦をいただくことにしました。国会議員は自分の自薦、自分1人で出ることもできるんですけど、ここはもう絶対、木村英子さんと一緒に声を上げていきたい、そういう強い思いでお願いをしました。木村英子さんも元気だったら、体力があったら自分も出たかったっておっしゃったんですね。木村英子さんの思いも一緒に背負(しょ)ってですね、この代表選を戦って、この国に足りないのは愛とお金、今、打ち出すべきは愛の部分。皆さんと一緒にもう一度、れいわ新選組の立ち上がった理念、生きててよかった、生きてるだけでいいんだって。もう、そう言った思いを私が出ることによって、やはた愛と一緒にですね、愛を感じていただきたいと、そういう思いで真剣に代表選に出馬を表明いたしました。よろしくお願いいたします。

高井たかし: 
はい。続きまして、阪口直人候補お願いします。

阪口直人: 
はい。皆さん、こんにちは。れいわ新選組衆議院議員の阪口直人と申します。代表選挙に立候補するにあたっての私の決意と、そしていくつかの改革案をお話をしたいと思います。まず、山本太郎代表、たった1人で6年前にれいわ新選組を立ち上げて、そしてすべてを背負ってここまで走ってきた。その全身全霊の挑戦に心から敬意と、そして感謝を申し上げたいと思います。一方で大谷翔平でも二刀流です。山本代表はエースで4番で、そして監督までしている。これはさすがに負担が大きいのではないかと思います。ではどうするのか。私はチームれいわ、オールれいわとして、この党のマネジメントをしていく、その先頭に立ちたいと感じています。さて、私たちのこのれいわ新選組、代表はいつも30議席を取ってキャスティングボートを握れる存在になると言っていますが、正直、現状では厳しいと思います。30議席を取るには、小選挙区で勝たなければいけません。では、どうすればいいのか。3つ申し上げたいと思います。1つはボランティアや地方議員の力を最大限発揮できる、そんな体制に変えていくことです。今、私はれいわ新選組のボランティア本部の事務局長であり、また副幹事長としてボランティア担当、地方議員担当ですが、彼らと話を聞くと、やはり大変な危機感を持っています。このままではいけない。ではどうすればいいのか。何と言っても、ボランティアの方々や地方議員の方々が共に前に進んでいるんだ、そういう手応えと希望を持てるような制度をつくっていく。つまり、組織改革で開かれた党、三権分立の党にしていくということであります。また、代表選のシステムも変えていきたい。国会議員に比重が高い、これを変えていきたいと思います。そして2つ目は、やはり味方を増やさなきゃいけない。地域を回っていたり、あるいは国会で話をしていると「いやぁ、れいわさん頑張ってるね」とは言っていただけるんですが、その先がなかなか続きません。そして政策の違いで他党に対して人格攻撃をしているように受け止められる。こういう誤解であったり。あるいは消費税廃止しか言わない、反対しかしない党というそういう誤解を受けているんですね。これは非常に悔しいところですが、やはり主張だけではなくて政策を前に進める、政策を実現する、そういう政党としての信頼を得ていかなければ、これは小選挙区では勝てません。この役割を果たしたい。そして3つ目は、ボランティアや地方議員、そしてさまざまな当事者の思いを形にする、そういう政策の協議体をつくっていきたいと思います。

やはり毎日同じメニューばっかりでは飽きますよね。代表、カレーそばが大好物ということですが、でもみんながみんな同じメニューを食べたいわけではありません。したがって、政策の幅を拡げて、そして無党派の方々やれいわをちょっと遠くから見てる人たちの票も得られるようにしていかなければならないと思っています。私は元々、平和構築という分野で現場で長年活動をして参りました。国連の一員としてカンボジアで活動していたときに、同僚だった中田厚仁さんという方が銃撃を受けて殺害されるということもありました。私自身も何度か銃撃襲撃を受けましたが、しかし世の中に誰かがやらなければいけないことがあるとすれば、その誰かに自分がなるんだと、そんな思いで現場での活動を続けてきました。今、代表選挙に立候補するにあたっての思い、まさにこの、誰かがやらなければならないことがあるとすれば、その誰かに私がなるという思いであります。れいわ新選組を躍進をさせる、そして日本が真の意味で人々の命や尊厳を守れる、そのための政治がしっかり機能する、その先に世界の平和やさまざまな地球規模の問題解決がある、このような政治を実現するために全身全霊で魂を込めて頑張って参ります。どうぞ皆さん、ご支援、そしてご指導よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

高井たかし:
それでは続きまして、あおやぎ みつあき候補、お願いします。

あおやぎ みつあき:
はい。皆さん、こんにちは。れいわ新選組のボランティアをやってます、あおやぎ みつあきと申します。よろしくお願いします。私は群馬県高崎市が地元なんですけども、れいわとしてのボランティアとしては東海ブロックで活動してまして、主には統一地方選の少し前かられいわのボランティアに関わってます。そのときは岐阜市議選に参加させていただいて、その後も衆議院選挙や参議院選挙等のボランティアに参加させていただき、ポス活、ポスティング等の活動も積極的にはやってきたつもりです。今回ですね、推薦人になっていただいた上村(英明)議員とも、そうですね、東海ブロックで一緒に活動してですね、今回、上村議員の推薦をいただくことができて僕は誇りに思いますし、その名に恥じないように選挙戦を戦いたいと思ってます。では、何で私がこんな代表選にですね、立候補したかというとですね、私と共に活動してきたボランティアがやっぱり疲弊して、時にはやっぱり衝突してですね、離れていってしまうっていう、そういう悲しい現実があります。やはり僕にボランティアのいろんなことを教えていただいた方も、今、もうれいわを離れてる方もいますんで。やっぱりそういう方にももう一度戻ってきてほしいし、今、活動している方々がやっぱりもっと積極的にボランティアに参加して、もっと党勢拡大に関わっていけるような、そんなれいわ新選組を僕はつくりたいと思ってます。

れいわ新選組っていうのはやっぱり山本代表がつくり上げた政党で、誰ひとり取り残さない、生きているだけで価値がある社会をつくるとか、何度でも失敗を…、なんですかね、すいません。失敗…。すいません。抜けちゃいました。すいません。何度でも失敗を許容するような世界を構築するっていうところで、もう皆さんが賛同して、そしてその中に政策が入ってですね、皆さんはその政策を実現するために、れいわに希望を託して、ボランティア活動や支持をされてるんだと思うんですけども、やっぱりそのボランティアの方が活動してきてくれてるからこそ、やっぱれいわ新選組は支えられている中で。ただ、今はやっぱそのボランティアがまだまだ足りてない、もっと増えてほしいっていう思いが私の中でもありますし、実際、たぶん多くの地方の方ではそういうお話を聞きます。なので、やはりボランティアが声を上げて、今回、この代表選でボランティアの声を、皆さんの声を拾い上げた上でこの代表選にぶつけていきたいと思ってます。ボランティアの活動ということで考えると、何が今、足りてないのかっていうとですね、わかりやすく言うと店長のいないコンビニですね。通常営業はこなせるんですけども、イレギュラーや方針決定っていうのがなかなかできないっていうのが今のれいわのボランティアの状況だと思います。なので、それを改善するっていう形になると、やはり組織化っていう形になるんですけども。皆さん組織化っていいますと、トップダウンをイメージするんですけど、やっぱれいわは多くの方の意見を聞いてる政党だと思いますんで、どちらかというとボトムアップ型の組織っていうのをしっかりとつくった上で、皆さんの声を拾い上げていく。そういうような組織にしていきたいと思っています。あと2点あるんですけども。もう1つはですね、山本代表がこれまでつくり上げてきた、個の力でつくり上げてきた政党だと僕も思ってますし、この先もそうであってほしい部分もあるんですけども。やはり山本代表1人に責任を押しつけるっていう政党であっていけないと思いますんで。それはやっぱり個の脱却をまずしたいっていうことがあります。あと最後にですね、3つ目はガバナンスの強化っていうところですね。やっぱりれいわ新選組の政策っていうのはすごいいいものが多いんですけども、時に言葉の使い方や発信方法でそちらのほうの、何ですかね、良くないイメージっていうのだけで先行されて。せっかく良い政策を前に推し進めたいのに、余計なものが邪魔してしまうっていうことになってしまいますんで。そこら辺をやっぱり適切な言葉を使って発信をして、れいわ新選組の良さを知っていってもらいたいと思ってます。以上です。よろしくお願いします。

高井たかし: 
はい。続きまして、篠原一騎候補お願いします。

篠原一騎:
はい。皆さん、こんにちは。今年の9月で18歳になりました。高校3年生の篠原一騎でございます。まず率直に、当然の疑問があると思いますけれども。こんな若者が本当に立候補して大丈夫なのか。これは国政政党の代表選ですから。私が与党から野党まで政策提言など等間隔で行なってきた中で、外側からのアプローチを行なってきた中で感じたことは、国政政党のうち、最も国民に開かれた政党といえるのが、このれいわ新選組だと考えています。私がここに立候補できていることが、その証拠でございます。その理由は草の根から始まったボランティア中心の政党であること。ただ、党勢拡大真っ只中の今、改めてボランティアの方々との関係を見直すべく、キャッチコピーとして“「チームれいわ」原点回帰、そして飛躍へ!”、これを掲げております。初心に戻った党運営、目指していきたいという風に思います。今のれいわ新選組は、党勢拡大、この最中にあり、国会議員、地方議員の数もどんどん増えております。政党として実行力を身につけていかなければいけない、そんなところでございます。次の段階に進もうとしているということでございます。だからこそ改めて国会議員、そして地方議員、党職員の方々、ボランティアの方々、皆さんで一体となって、「チームれいわ」を再構築する必要があるという風に思います。党内のコミュニケーションを強化して、各都道府県にボランティア支部、この設置を進めていく。当初の草の根、これをもう一度取り戻していきたい、新しい飛躍に繋げたい、そう思っています。また、今回の選挙の中で唯一、私が、私のみが被選挙権を有しておりません。だからこそ、れいわが採用している共同代表制、これを最大限生かしまして全国のボランティアさんのもとへ足を運ぶ。そして意見交換を行う。私は党務に集中をする。そして所属をされている議員の皆さまには、れいわ新選組の国会議員、議員としての公務に集中をしていただけるようにしていければなという風に思っております。そして議会内での発言力、どんどん大きくしていただきたい。また、自ら積極的に現地に赴いて、被災地の一刻も早い現地状況の把握、こういったことも私が行えればいいなという風に思います。リアルな声をいち早く本部へ届ける。これがれいわだからこそ可能な新しい政治の形だという風に思います。

そしてもう1つ。私は今の日本の現実を当事者として見てきました。10代から30代の亡くなる原因の1位が自死であるというこの異常な国で、障害を持った家族との生活、そして突然、ひとり親家庭になって経験をした生活困窮、そして不登校など、現代のあらゆる課題、ここの当事者となった私に、直面をしてきた私に何ができるのか。そしてこの言葉を聞いてくださった、この配信を見てくださっているあなたが何を思うのか。それを皆さんと一緒に考える代表選、同じ時代を生きる私たちが何を求め何を変えるべきなのか、これを一緒に考えられるような代表選にしていきたいという風に思います。これからの時代は政治家は育てる時代です。私、篠原一騎のこともれいわ新選組と一緒に育てていただきたいと思います。そして最後に山本代表、私が中学生のとき、自ら政治にアクションをして成功体験を与えてくれたのが山本代表でした。栃木県宇都宮市に呼んだ中学生です、私。思い出しましたか? ありがとうございます。はい。そんなサクセスストーリーもございますということです。まずは1週間、よろしくお願いいたします。

高井たかし:
はい。続きまして、山本太郎候補、お願いします。

山本太郎:
はい。ありがとうございます。れいわ新選組の、まだ代表なんかな? どうなんやろ? すいません。不確定、不安定で。おそらく代表です、まだ。れいわ新選組代表の山本太郎です。で、今回ですね、2回目の代表選ということで、私自身、非常に感慨深いなという風に振り返ることがたくさんありますけれども。今回ですね、れいわ新選組の代表選ということで、これは1人の議員、国会議員から推薦があれば誰でも立候補できますっていう建て付けなんですよ。逆に言えば、1人の国会議員の推薦があればハムスターでも立候補できます。新生児でも立候補できます。それくらいハードル低く設定してます。で、一方で、今回ですね、ギリギリになって自分を立候補させてくれということを、議員に推薦を取りに来ようとした人たち2、3人いるって聞いてるんですね。でもさすがにそれは無理ですよってことです。やはりその関係性、推薦してもらえるということには、その人のことをよく知った議員でなければなかなか難しいという部分があると思います。そういった意味で今回ですね、お二人のれいわのディープなボランティアをされてきた方。そしてさまざまな全国、私が交流してる時にも出会った、今、ご本人からのお話で、「あのときの高校生ですよ」って言われて、「あ、あなたでしたか」ってことになったんですけれども。それぞれですね、おそらくそれぞれの地域の国会議員だったり、さまざま交流ある国会議員から推薦を取って、このような形で立候補されることになったと。ある意味でこの5人、私含めた5人の立候補者でこれから議論を深めていくっていうのが非常に楽しみでもあります。どうぞよろしくお願いいたします。

で、まぁ、振り返ってみるとどういうことかっつったら、れいわ新選組ですね、2019年1人で旗揚げしました。1人で旗揚げするぞと言ったときには、これ国会の中で笑われてました。大丈夫かって。やめといたほうがいいんじゃないのかって。今のままの枠組みでずっと議員やってったほうが先に目があるんじゃないか、さまざまなこと言われました。けれども1人でやるしかないってことはもうずいぶん前から決めてたんですね。理由は簡単で、自己責任という社会が拡大し過ぎていること。そして何よりもその言葉は今、生産性という言葉に置き換えられて、これは行くとこまで行けば、おそらく人の命の期限みたいなものも決められてしまうような社会が私たちの目の前に現れてしまうんじゃないかという不安です。自分の足で立て、自助、周りに助けてもらえ、共助。一方で国や行政がしっかりと提供するはずの公助というものは削られっぱなしです。結局、介護であったりとか、家族内のさまざまな問題というものは当事者に丸投げされて、その中で起こっていることが今、介護殺人であったり、さまざまな悲しい形で現れてきているという状況だと思ってます。私たちれいわ新選組は、とにかく生きているだけで価値がある社会をつくるということで旗揚げをされました。もちろん、旗揚げしてから6年で、そのような社会は変化をもたらしたか?ということを聞かれれば、逆です。逆に地獄が深まっている。逆にそれが加速してしまっているっていう状況。その中で指をくわえて見ているということではなくて、れいわは確実に、2019年に旗揚げしてそれ以降ですね、15人の国会議員と63名の地方自治体議員が生み出されたと。この6年の間、確実に前進してきたというれいわ。ここからさらにもう1期、私の人生をかけて取り組ませていただきたいというのが、今回、私が訴えるべきだという風に思っております。で、何よりも国会の中はこれまで以上にないひどい状況です。もう既に大政翼賛という形で大きく動き出している。当然、下手をすればというよりも、もう既に戦争ビジネス、軍事ビジネス、それ目的のさまざまな施策が打たれようとしている。補正予算の中身を見れば、そこにも大きく割かれていることを見れば、皆さんもお気づきになると思います。このままこの国を、国民を干上がらせたままで、そして一方で、さまざまな集中と選択と言いながら、自分たちの組織票と企業献金。これを守るために、拡大するために、国民の財産がそちら側に流されてしまう。一方、国民はこの物価高の中でも、おこめ券であったりとか、さまざまなそういう小粒なものしか与えられない。これでは問題解決になりません。これまで私たちが訴えてきた経済政策、これに対して1ミリもブレがない。それは逆に言えば悲しむべきことでもあります。それは何かというと、やはりそれが実現できていないということ。実現できていないということに関して、れいわの数が少ないということもあるが、その考え方とは、やはり1つになれないという方々が圧倒的に多いということ。今、この場で国債発行をするということに躊躇するということは、未来の世代を壊すことになる。現役世代を殺し、未来の国民を傷つけることになる。そのことに一刻も早く、国民の多く、何よりも国会の中の人々に気づいてもらうためにも、これは太陽作戦だという意味で、ある意味、柔らかくお友達になりましょうというスタンスではもう取り返しがつかない。れいわ新選組の中でも、議員間の中で仲良くしていきましょうという空気がある。それはやっていただいて結構なんだけれども、党の方針としてそれを受け入れるわけにはいきません。理由は簡単。そのような甘っちょろい世界ではないってこと。れいわが面と向かって国会の中でしっかりと闘っていくということをやらないならば、れいわの存在価値はない。それをグループとしてしっかり方針として前に進められるのは自分しかいないだろうと。もちろん未来あるさまざまな候補者の方々、これは非常にこれかられいわのこれから発展、そして成長に対しては不可欠な方々、その面子が揃っていると思っています。けれども、今、この大嵐の中で舵を取れるのは私だろうと。私の人生をかけて、もう1期やらせてください。その思いで臨みたいと思います。ありがとうございます。

高井たかし:
はい。ありがとうございました。5名の候補者からの決意表明でございました。申し遅れましたが、私、選挙管理委員長を務めております高井でございます。この間、司会などを務めさせていただきますので、よろしくお願いします。それでは、ここからは記者の皆さまからのご質問を受けたいと思います。挙手の上、当てられたら、所属、お名前、そしてどの候補者に聞きたいかということをご指定いただいて質問していただけたらと思います。それでは、ご質問のある方、挙手をお願いします。じゃあ、どうぞ。一番前の。

記者:
東京新聞です。山本代表以外の方にまず、この質問でそれぞれ短くていいんですが、答えていただきたいんです。やっぱり、山本さんの党だというイメージが強くて、それはやっぱ変えていかなきゃいけないという阪口さんのご指摘もありました。山本代表のやっぱりここがいいっていうお話は、皆さんのお話大体わかったんですが、やっぱりここがダメなんだと、自分が代表になったらここがここで違いを出していきたいっていうところをお1つずつ。山本さんは最後に、山本さんに1つなんですけど、やはり議員同士が馴れ合いっていうことに対して、非常にやはり今までも危機意識を持ってるんだと思うんですけれど。やっぱり今、これから国会論戦含めて、各党とやり合っていく中で、野党との連携とかね、そういうことに対してどのくらい重きを置きたいのか。いや、むしろそことは、本当に孤高の党としてやっていきたいということなのか、そこを教えてください。

高井たかし:
じゃあ、席順で答えてください。

やはた愛:
はい。やはた愛でございます。私はですね、山本太郎代表がないものとして私が持ってるものっていうと、話しかけやすいっていうのがあると思うんですよ。仲良くするわけではなくってやっぱり意見言いやすいとか、すごくこう身近な、永田町で一番身近な党首になりたいという思いがあります。で、その話しかけやすいっていうのは一般の有権者の方だったりもそうなんですが、やはり一緒に闘っている、普段から闘っている仲間、地方議員ですね、地方議員の方たちが一番最初に矢面に立たされると。それは私もよくわかっています。国会で何かがあったときに、あんたとこの政党どうなってんねんとか、どういうこと?とかって言われるのは地方議員だということをわかってますので、そういった地方議員の方からも積極的に話しかけやすい、いろんな意見交換がしていくっていう。で、代表もそりゃあ声掛けたら話はできるっていうのは当然、わかってるんですけども、やはりちょっとこう、ちょっとこう、なんて言うのかな、手が届きにくいというか、話しかけにくいって思いがあるかもしれない。それはもう確立してきた山本太郎というものがあるからなんですけども。だからそこでやはた愛が代表になることによって、いや実は言えんかったんやけどこういうこと困ってるんですっていうような、そういった空気感をつくっていきたいと思っております。以上です。

阪口直人:
はい。ありがとうございます。阪口直人です。私、山本代表っていうのは本当に愛の大きい人だと思っていて、ただ、なかなかそれが理解されていないというところが欠点だと思います。私は政策を前に進める、政策を実現するための粘り強い説得だったり、あるいは信頼醸成というのはこれは馴れ合いとは全く違うものだと思うんですね。ですから、私としては山本代表があまりにも推進力というか突進力があるが故に、なかなか周りが付いていけないところがあるとすれば、それをしっかり支える役割、これは私が果たせることだと考えています。

あおやぎ みつあき:
はい。あおやぎです。私が推し進めたいのは、やはりボランティア政党ですんで主権者参加型の真のボランティア政党っていうのをつくっていきたいという風に考えてます。イメージで言うと、外で山本代表が活動していただいて、中のほうを、組織ですね、を私がつくり上げていくっていう。ボランティアの意見を吸い上げて、ボランティアが活動しやすいような組織をちゃんとつくっていって、その両輪でれいわ新選組を大きくしていきたいという風に考えてます。

篠原一騎:
はい。篠原一騎です。そもそも、そうですね、山本代表お1人、知名度がそもそもれいわの中でも特に高い方ですので、負担がそもそも大き過ぎるというところだと思います。ここはあとで観てくださってる方々からも指されちゃうところかなと思うんですけれども、18の自分、被選挙権がありませんので、だからこそ共同代表制で、さまざまな負担を分けていく、代表の負担を私が請け負っていく、それができるという風に思います。で、先ほどやはたさん、話しかけやすいということでおっしゃってましたけれども、私、永田町どころか議会の外ですのでボランティアの方々も、それ以外の方々も一緒に対話をしながら前に進めていけるのかなという風に思います。

山本太郎:
ありがとうございます。野党連携についてですよね。もちろん連携できるところは連携していきます。これまでもそうでした。私たちが乗れることに関しては乗っていく。例えばですけどガソリンの暫定税率の話ありましたね。「25. 1円安くなります」みたいな話ですが、そのときにも私たちは、ガソリンはこれ「ガソリン税ゼロ」って言ってますのである意味で暫定税率、これ廃止だけじゃ全然足りないわけですね。でも一方でガソリン税をゼロにしようと思えば、私たち、あまりにも数が少な過ぎるわけです。そうであるならば、そこで、「いや、それでもゼロなんだ」と押し通すわけじゃなくて、やっぱりそれによって少しでも国民の負担が減る、国民の救済に繋がるならば、当然、これは乗れる話です。例えば今のように、私たちが乗るべきところは乗ってきてるってことです。野党共闘というよりも、野党の連携を拒否しているわけではないということです。一方でですね、例えばですけど私たちの政策を前に進めるためには他党との協力が絶対不可欠だということは、もちろん最終局面においてはそうなんですけれども、その前提条件にも満たないような今の状況を考えなきゃいけないってことなんです。仲良くしてたって何してたってしょうがないんですよ。だって消費税の減税ってことを選挙の公約にまで掲げてるのに、国会の中に入った途端にそれ言わなくなるんですよね。例えばですけど190日間、先の衆議院選挙は10月に選挙が終わりまして、そのあとですよ。そのあとに国会が開かれてる期間190日間です。この190日間の間に、国民民主党は国会の中で政府に対して、消費税減税を求めた、質疑などでってことをカウントすると2回しかないんですよ。私たち、45回です。数で競うものではないけれども、私たちよりも数を持っていて、それに加えて時間が豊富に質疑で使えるということならば、本当はもっと迫れるはずですよね。他にも維新ということを考えてみれば、高市政権と1つになる前には、食料品の消費税減税っていうのはこれは絶対に必要だということだったんですね、連立する上でも。けれども1週間経たないうちにそれを手のひら返ししちゃうってことです。さまざまな政党を見ていると、選挙の人参としてぶら下げるだけの減税だったり政策っていうのがたくさんあるってこと。ある意味でそういった、ある意味で選挙民たちが、ある意味で有権者たちがそういった嘘に騙されてしまったという部分ですね。これに対して、やっぱりれいわ新選組の政策を前に進めていくためには、やっぱりそういう者たち、駆逐していくしかないんですよ、はっきり言っちゃえば。また騙されるだけだから。また嘘つくから、選挙のときに。こういった関係性の中で、お互いの信頼醸成をしていくなんて無理ですよ。国民に対して嘘つく者は、政党に対しても議員に対しても嘘つくし、簡単に手のひら返しますよ。そう考えたときに、彼らが私たちの政策、もしくは彼らの政策に対して私たちを合体させていくことで前に進めていく、連携ですね、ここを模索していくということを考えるならば、今の時点でも私たちは十分に必要なところでは手を繋いでいる部分はある。これ以上に前に進めていくということを考えたときには、私たち自身の議席を増やしていくしかありません。私たちの議席が増えれば、当然、これは交渉せざる得ない相手という風な認識になっていくわけですからってことですね。そこに対してさまざまアプローチ、考えられるでしょう。議席を増やしていくためにはどうしたらいいのかと。またそれはまた別の機会にお話ししようかなという風に思います。ありがとうございます。

高井たかし:
はい。それでは次の質問行きたいと思います。ご質問ある方。はい。じゃあ奥の方から行きましょうか。

記者:
共同通信です。皆さんにお伺いしたいんですけれども、これからの選挙戦、どのような形で誰に訴えていきたいか、お願いします。

やはた愛:
はい。やはたです。そうですね、当然、投票権っていうのはれいわフレンズ、れいわオーナーズですので日頃からですね、れいわ新選組を支えてくださってる人に届けていくっていうのはもちろんです。ですので今回もですね、2陣営、3陣営はボランティアさんに特化したような政策を言ってるってこれはもう当然、そうだと思うんですが。私自身はですね、れいわをまだ知らない、れいわ新選組をまだよくわからないんだっていう人たちにもアプローチをしていきたいという思いがあります。そうじゃないと党勢拡大っていうのはしていかないので。ですので今回、毎日、街頭演説ね、どこかでやるかもしれないというような状況で告知はしないようなものがあるとは思うんですけども、その中でいかに足を止めていただくか。ここに私は特化してれいわ、をより知っていただく。この代表選を通して「れいわ新選組っておもろいやん」って思っていただけるような選挙戦にしたいと思っております。以上です。

阪口直人:
ありがとうございます。私のこの代表選挙に臨むにあたっての思いというのはすべて、やはり小選挙区で勝てるようにするにはどうすればいいかという考えに基づいています。そういう意味では本当に開かれた代表選、そして活発な議論を通して、れいわを応援してる方々、応援してくださってる方々だけではなくて、れいわというものに対してちょっと疑問を持ってらっしゃる方の心にも響く、そんな議論をしたいと思っています。やはり、れいわ新選組というのは決して基本的な政策理念がブレることはないけれども、でも器の大きさ、自分たちの支援者以外の声もしっかりと聞くんだと、そういう政党であることを訴えていきたいと思っています。

あおやぎ みつあき
はい。あおやぎです。私が訴えたい相手は、やっぱり今、一緒に活動していただいてるボランティアの方、全国でいらっしゃると思うんですけどその方々にまず私の訴えは届けたい。そして私に教えていただいたね、ボランティアの方というか、今まで活動を一緒にやってた方、れいわに期待してた方々がですね、去ってしまった。いろんな思いで去ってしまってると思うんですけど、そういう人たちをまたれいわに戻したいっていう思いで、そういう方にも声が届くように、この選挙戦、戦っていきたいと思います。よろしくお願いします。

篠原一騎:
はい。篠原一騎です。当然、このれいわ新選組っていうのはボランティア中心の政党ですから、ボランティアさん中心に訴えていきたいという風に思います。そして私の問題意識ですね。本当にこの国の方向、このままでいいんですか? あなたが本当にもっと豊かになれる方向があるんじゃないですか? そこを問題意識として社会に問題提起、これも同時にしていきたいと思います。当然、代表も目指しながらです。ありがとうございます。

山本太郎:
ありがとうございます。そうですね、あの、ある意味で特にテレビ、それを含むマスコミということを考えると、私たちはそんなに取り上げてもらえる機会がほとんどないと思うんです。そういった意味で風を吹かせていただいたことは一度もないってこと。そう考えると、やはりこういった、(視聴率)1%で100万人、200万人が観るって言われるようなメディアは使えないってことですね。選挙のときには公平性という言葉をもとに少しは出させていただくことはあるけれども、ほとんどの場合それがないんですよ。だからある意味で私たちがブーストをかけられるということは、この先もおそらくないんだろうと。そう考えるならば、やはりこれは地道にやっていくしかない。地道にやっていくっていうことは何かっつったら、やはり全国の多くの人々に、やはり直接訴えをしていくということだと思います。テレビだったりネットだったり観た、少しの切り取りという部分で、私たちがある意味で誤解されているという部分を解消していくためには、やはりこれは1人でも多くの方々と出会っていく。そしてやりとりをしていくということが一番重要なんだろうと。そうですね、ある意味でその新しい人たちへの拡大をしていくということに関しては、やはりある意味で有権者たちがこれまでの既存の政党のあり方がどうだったのか、それと比べてれいわはどうなのかということをしっかりと見極めていただける。私たちのサイドだけではどうにもならないという部分もこれは共存しているような話だと思います。なのである意味で私たちの活動、外に向けての活動、地道に足を使った活動、これは続けていく。そして少しでも、「これまで興味がなかった、政治に対して」という人たちに考えてもらうというチャンスをつくっていくということなのかなという風に思います。

高井たかし:
はい。それでは次の質問いきたいと思います。じゃ、先に手が挙がったほうで。すいません。

記者:
NHKです。議員定数の削減についてお伺いします。今日、自民党と維新の会が1年以内に結論が出なければ小選挙区と比例代表合わせておよそ1割を削減するという方針を確認しました。両党、削減案について、削減する数についてですね、小選挙区が25、比例代表で20を基本に法案化の作業を進めるとしているんですけども、今後、党勢拡大をしていく上でも関わってくることになると思います。こちらについてのお考えを皆さんお聞かせください。

やはた愛:
はい。やはたです。議員定数削減に賛成するわけがなくてですね。これはですね、れいわ新選組が衆議院によりますと100%影響を受けるんだと報道も出たくらい。それは隠すこともなくそうですよ。私自身も比例復活をさせていただいてる身でございますから。でもそれも1つの声なわけです。で、国民の代弁者、代議士だと思って私は衆議院議員として活動していますので、その声を1つでも消そうっていうのは本当に少数会派の声を消すイコールでしかないと思っています。日本は他の諸外国に比べて議員っていうのは数は少ないとされていますので、そこをさらに消していく、もう大きい声の人たちしか残らない、そのような議会の運営には当然、反対をしていきますし。でも、私もどこ行っても言われるわけですよ。次、議員定数削減なったら、やはたさん大丈夫ですか?みたいな。そんなん言われ続けんのも悔しいし。悔しい思いもあるから当然ですね、次の選挙、衆議院選挙、いつあるかわからないですけども、当然、小選挙区で勝っていくんだという思いもあります。ただ、話をまとめますと議員定数削減、これは人数をね、例えば50って言ったのを25、25で分けるって言われたとて賛同はできません。以上です。

阪口直人:
はい。ありがとうございます。れいわ新選組の役割、使命というのはやはり声なき声、小さな声、それをしっかりと拾い上げてそして困ってらっしゃる方々、弱い立場の方々を下から支えるというところに我々れいわの真髄があると思うんですね。で、やはり選挙というのは大きな組織があるところが有利です。したがって定数削減というのは小さな声をしっかり受け止める政党を縮小していく。これはやはり私は大きな問題だと思います。ですから定数削減には反対ですが、一方で国会議員のいろんな特権というものは、これはやはりなくしていかなければいけないし、自分自身としては、そしてれいわとしてもそんな中でも小選挙区でも勝てるような力を身に付けていかなければいけない。このように考えています。

あおやぎ みつあき:
はい。国会議員の方がいらっしゃる前でこういう発言するのちょっと恐縮なんですけども。私も議員定数削減っていうのはもちろん反対です。やっぱり阪口さんおっしゃったように小さな声が届かないっていう風になってしまうっていうのはもう大きな問題。やはり大きいものだけが残るっていう社会にしていくべきではないと思いますんで、私は議員定数(削減)は反対っていう意見です。

篠原一騎:
はい。篠原一騎です。例えば私の地元、栃木県宇都宮市、2004年までは参議院、これ選挙区ですけれども定数が2だったんですね。これ、1位が大体与党、2位が野党、こういう順番でした。今、定数1です。1位は当然、今の与党、自民党さんです。そもそもこのれいわ新選組というのは、山本太郎が一番最初につくった、そしてこの社会を変えていこうというプロジェクトなわけです。そのプロジェクトには今、選出されている議員のほとんどが比例復活なわけですから当然、邪魔になります。ただ、そことは関係ありません。生活が苦しいのに議員、楽しやがって。そういう感情、そこが根本にあるのかなという風に思います。そういう分断には乗ることは絶対にやっちゃいけない。そしてこれ議員定数はむしろ増やすべきだと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。1986年が議員の数のピークだったんですよね。そこから51議席減らされてるんですよ、今。じゃ、当時から今にかけて世の中が良くなったんですか? 国会議員の質が上がったんですか?と聞かれて皆さん、何てお答えになります? 悪くしかなってませんよ。これが答えなんです。議員定数の削減とは権力の固定化です。しかもこの失われた30年をつくり上げてきた最低な者たちが権力を、より強化してしまうという結果にしかなりません。れいわ新選組の影響というものはもちろんありますけど究極はそんなことはどうでもいい。この国の民主主義ということを考えたときに、やはり議員定数の削減というものは逆行していると言わざるを得ない。世界の先進国のさまざまな議会を見てみても、やっぱり例えば100万人当たりの国会議員の数というとこで比べてみても、やはりこれは日本の国会議員の数のほうが少ないわけだから。ちなみに国会議員、数を減らしますと、51議席減らしますということで国民1人当たりいくらのコストが下がるかってことですけど、32円となります。1人当たり32円のコストダウン。国会議員を減らすのではなくて、国会議員、仕事する人間を国会議員にするという努力を国民の側もやっていくべきだという風に考えてます。

高井たかし:
はい。それでは次のご質問お願いします。じゃあどうぞ。

記者:
France10の及川でございます。お伺いしたいのですが、党に国際局のようなものをつくるご予定はあるのかということで。例えばオレンジの政党(参政党)、名前忘れましたけど。AfD、「ドイツの(ための)選択肢」の議員と交流したり、Rassemblement National(国民連合)、フランスの極右の議員と交流したりしています。共産党も志位さんが去年、ヨーロッパ横断をして、ジェレミー・コービンさんを始め、多くの議員と付き合いをしましたが。れいわはそういったウイングを拡げて世界的にも仲間をつくっていくということをするおつもりはあるのか、それぞれお伺いできればと思います。

やはた愛:
はい。やはたです。すいません。国際局をつくるかどうかということなんですが。正直言いましてですね、私の感覚でいくと、今、優先順位はそこじゃないっていう思いがあります。当然ですね、外交であったりとかは必要ですよ。ただですね、我々国会議員っていうのは、議員連盟っていうものがそれぞれあります。で、それぞれが関心あるところで、議員連盟に所属をして、議員連盟から議員立法までを目指すとか。あと例えば友好の都市と交流をしたりとか、それぞれのいろんな諸外国とですね、外交をしていくために超党派の、これは伊勢崎賢治議員も幹事でやっておりますけども。そういったところでの活動というものは、それぞれ自由になっています。ただ、党としてですね、今すぐに「いや、こういう国際局をつくるんだ」っていうことは、今の時点では言えないです。それよりもですね、今、この国に生きるすべての人々、その人たちの生活を底上げしていくんだっていうところを一致団結してやっていきたいという思いです。以上です。

阪口直人:
ありがとうございます。実はですね、私、れいわ平和外交本部(国際局)を創設すべきだということを自分自身の改革案として掲げて、れいわの議員の方々や、また、SNSなどでも皆さまにお伝えをしています。私はですね、今、例えば中国と日本の首脳外交が全く機能しないような状況を打開するのがですね、まさに議員外交であり、政党間外交であると思うんでね。したがって政府同士がどうしてもコミュニケーションできないときに、議員の、あるいは政党の力でそれを打開していく。これは必要であると思いますし、やはりそのためのプラットフォームとしての、いわゆる国際局、これは必須だと思います。れいわ新選組も平和構築だったり、安全保障の専門家がたくさんいます。議員以外にもいますので。そんな総力を結集する場としての国際局、ぜひつくりたいと思っています。

あおやぎ みつあき:
はい。あおやぎです。私のほうとしても国際局っていうのは個人的にはあったほうが良いという風に考えるんですけども。私は一般人ですんで、それを1人で決めてくっていうよりはボランティアの声も含めて、所属議員も含めて、どういう方向が正しいのかっていうのを考えて決めていきたいと考えてます。以上です。

篠原一騎:
はい。ありがとうございます。篠原一騎です。こういった国際局っていうのは公明党さんとかが持っていらっしゃるのかなという風に思います。平和の維持のためにこれは関係を持つ国をどんどん増やしていく。そして日本を中立の立場に持っていく、そういう風にして外交を有利に進めていければという風に思います。れいわっていうのはまだ少数政党ですから、国会の中で実績をつくりにくいっていうのは事実としてあると思います。そういった国際局であったり、そういったところから実績をつくるのもこれは1つの選択肢かなという風に思います。例えばくしぶち議員であったりとかが海外に出張されてらっしゃったりするのかなと思うんですけれども、そういうところの拡大、そして共同代表制ということですから私が代表になって、他の方々には公務に集中していただきたいということで、今、お話ししましたけれども、私が引き受けた党務の隙間にぜひ行っていただければなという風に思います。

山本太郎:
ありがとうございます。国際局的なものがあったほうがいいのか?という話ですけどあったほうがいいんでしょう。ね。理由は何かと言うと、やはり日本だけの存在では何かしら世界を変えていけないという部分がありますね。日本国内の問題も世界の問題も繋がってる部分があると。一歩踏み込んで言うならば1%と99%の戦い。ひと握りの資本側が人々を搾取し続けて、社会はここまで壊れているってことです。その資本側は金と組織票で政治を買収している。これは日本だけの問題ではないので世界で連帯していくっていうような、ある意味でのそういう考え方っていうのはありだと思います。一方でそのような局を立ち上げて独自にそこで回るようなことを考えていけるかということを考えると、完全にこれキャパオーバーです。なので今すぐに国際局をどうするかという話にはならないというのが私の見解です。必要かどうかと言われれば、そのような体力、そのようなリソースを割けるということは目指していくべきだとは思っています。ただし、今すぐのそれは可能か?と言われるとなかなか難しい。形だけつくるのは簡単。けれどもそのあと実働がないという形になってしまう可能性が高いってことです。それまではやはり個人の議員のさまざまな動きによってそこに党が絡んでいったりとか、そういう形になるんだろうという風に思います。

高井たかし:
はい。それではどうぞ、次のご質問。

記者:
フリーランスの白坂です。先ほど篠原一騎さんから、各都道府県にボラの支部のようなものをつくりたいという話があったんですけど。私は私、元々、東北出身で実際、現場でボランティアさんの活動を見てきております。で、自分自身もそういったことを考えたこともあります。で、ただ、各都道府県にボラの支部をつくるということは組織化するということでしょうし、そうすると拠点もつくり、そうすると生々しい話なんですけどお金もかかると。で、実際そういった、まさにこれも政治とカネの問題であろうかと思うんですけども、そういったお金をどのように工面して組織化していくのか、全員に考え方をお聞かせ願いたいと思います。もし、そういったことは反対だと言うんであればそれはそれで構わないんですけども見解をお聞かせください。

やはた愛:
はい。やはたです。ボランティア支局についてはですね、実はですね、もう現在、党内でも議論が進んでおりまして。なかなか実装出来ていないというところが問題ではあるんですけども。全国をブロックに分けて拠点を強化していくんだっていうことをこの今回の参議院選挙の後にですね、方針として打ち出しております。で、ボランティア本部の本部長(※訂正:事務局長)として、阪口さんも動いてくださっているのでまさにこれからだというところなので。支部を私も当然、つくっていくべきだと思います。で、私なんかは大阪です。大阪の事情ばっかりで申し訳ないですが、やはりやはた事務所が東大阪にあり、大石事務所が大阪市内の淀川エリアにありっていうところで、皆さんそこで分担するんですけども。国会議員がいないとか、地方議員がいないっていうエリアが一番困ってるんですよね。私としてはそういった旗が立っていないところ、もう本当にボランティアさんの持ち出しでチラシを刷ってるとか、持ち出しでなんか活動してくださってるってところを最優先にケアをしていきたい。それはお金の使い方もそうですね。広報の使い方の中に入ってくるとは思うんですけどもそこでしっかりと議論をしていきたいと思っております。以上です。

阪口直人:
はい。ありがとうございます。今のやはたさんが私のことをボランティア本部本部長とおっしゃいましたが正しくは事務局長なんですね。

やはた愛:
失礼いたしました。

阪口直人:
はい。本部長はくしぶち万里さんです。私はですね、やはりこの地方組織というものは将来的にはつくっていくべきだと思っています。やはりボランティアの方々の拠点であったり、いろんな、今、れいわの外にいらっしゃる方々を巻き込んでいくためのリアルな拠点というのはこれはあったほうがいいと思います。ただ、党の今の状況を見るとですね、各県の県連的なものをつくるよりもまずは出来るところから、ブロック連といいますか、全国11ブロック、それを7つの支局に今、まとめているんですが。可能なところからリアルな支部をつくっていくという、そういったところからスタートしていくということが現実的なのかなと思っています。近い将来には、やはりもっとしっかりした県連的な組織は必要だと思います。

あおやぎ みつあき:
はい。あおやぎです。県連っていうのはつくることはなかなか今、現状、難しいのかなと思いますけど、理想としてはそうあるべきという風には考えてるんですけども。まずは今、ボランティア支局っていうのが7支局なんですけども、それをですね、衆議院選挙と一緒の11ブロックに、まずはその中でまずモデルブロックをですね、1つつくった上でそこで組織化っていうのをしっかり構築した上で、それを次のブロックに順番に、何て言うんですかね、続けてって11ブロックをすべて組織化できるような流れで私はつくっていきたいっていう風に考えてます。

篠原一騎:
はい。ありがとうございます。篠原一騎です。当然、すぐに全部はできないっていうのは、お金のところを見るとそれはもうそうだろうなということだと思います。私の地元栃木県でもボランティアさん、仲良くしてくださる方何人もいらっしゃるんですけど、やっぱり持ち出しでやられてるんだという方が何人もいらっしゃいます。やっぱりそれはちょっと心ある方、ちょっと余裕がある方じゃないとできないから、気持ちはやりたい気持ちはあるんだけども、自分ちょっとできないんだっていうようなお話、それお聞きするとやっぱり心苦しいなというところがあります。で、そもそも私、外部の人間ですかられいわの中のお金の動きがわかりません。ですので、ここは代表になってからしっかりと議論するところなのかなと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。一定、ここで出てる議論っていうのは、この先どうしていくかってことはもう既に話し合われています。ただし、それを事前に「こうやっていきます」ってことはなかなか発表しづらい。どうしてかっていうとこれ実装するまでの時間がかかるってことを考えると、「やるって言ったのにどうしてやらないんだ」というような話にもなり得るってことですね。だから過度な期待は持たさない。当然のことだと思います。過度な期待を抱いてしまうと、どうしてやらないんだっていうことだったりとかさまざまな揉め事に繋がる恐れがある。そういった意味で、将来的な目標としては当然、11ブロックそれぞれにさまざまな支局みたいなものができていく。で、先々には当然、県連的なものも党勢拡大が進んでいけばそういうものも実現していくだろうということです。現在その7を11にしていくとかさまざまそこに対してどういう風にしていくのかっていうことの議論はもう夏の間にずいぶん行われていて、あとはそれをどう形に落とし込んでいくのか。例えば支局つくりますっつったって、じゃあそこの支局、誰が回すんですか?ってことになりますね。で、誰が回すかっつったって政治なんてむちゃくちゃ特殊な仕事ですから、そんなことを昨日までやってませんでしたっていう人たちをいきなり引っ張ってきて、うまいこといくわけないですね。そうなったとしたらこの人がいいと思ったけどダメだったね、じゃあ交代でっていうわけにはいきません、なかなか。さまざまな問題を考えた時に、やはり人づくりという部分も並行してやっていかなければならないというような、ある意味で現実的な問題とどう向き合っていくかということの処理は今年の夏場から、だいたい夏場にしか私たちは大きく議論を深めるっていう機会が、国会の日程も忙しいですから、なかなか取れないようなこともあるんですけれども、大方はおそらくそこで議論され、落としどころというところまで見つかっているというような状況が現在です。

高井たかし:
はい。それでは他。じゃ、そちらの方。

記者:
すいません。日刊スポーツです。山本代表に伺いたいんですが。何名かの候補者の方から、大谷さんでも二刀流なので、エースで4番で監督まで山本代表がやってるのは負担が大き過ぎるという、そういう風な声が出ました。ずっとれいわといえば山本さんという風な形で1枚看板ということでずっと続いてると思うんですけども、そういう風な立場に関して今、ご自身はどういう風にお考えでいらっしゃるでしょうか。

山本太郎:
あの、ごめんなさい。代表選に水を差す意味で言うんじゃないです。私を楽にするんだったら、代表にならなくても楽にできるはず。はい。さまざまな業務があるから。で、今、どうなってますか?ってことなんですけれども、共同代表制ということでこの3年やってきました。これは成功だったと思ってます。つまりは何かと言うと、それまで私が1人で抱えていたものを確実に分担できたってこと。これまでだったら本来は私はそのボランティアに関することだったりいろんなことに噛んでいかなきゃダメだった。他にも政策っていう部分に関しても、ちゃんと手抜きがないようにそれを監視しなきゃいけなかった。人っていうのはやはりある意味で私くらい振り切れてる人っていうのはやっぱり少ないわけですね。そう考えるとどこかで緩んでしまったりとかどこかで手を抜いてしまったりとかどこかで日和ってしまうっていうようなことがあるから。そんなことがあったとしたら、それが広がってしまえば、もう体をなさないわけですね。そう考えた時に私は1人でそれまで気を張ってきたっていう部分があったんですけれども。この共同代表制ということにおいてその分担が確実に行えたということです。ある意味、3年前の私よりも今のほうが楽をさせていただいている。逆に楽になった時間を別の活動で使ってしまってるから、体力的には結構大変な部分もありますけれども。この3年を通じてかなりそういうような分け方はできていったと。なので、ここにいらっしゃる皆さまは本当にれいわ新選組に対しての愛情も、そして世の中を変える熱量っていうものも非常に高い方々ですから。だからもちろん、今の執行部、私が代表においての執行部っていうところで不十分なところもたくさんあるでしょうからさまざまな課題というものをいただきながらこの先もそれを変えていくという努力はしていきたいというところです。

高井たかし:
はい。じゃあ、どうぞ。

記者:
毎日新聞です。先ほど出た定数削減の関連で、選挙制度への考え方を伺いたいと思います。現時点で党の中でどういう議論がされてきたかということを聞きたいのでちょっと現代表の山本代表に伺いたいと思います。そもそも今の小選挙区の比例代表並立制がいいのかとか、どういう選挙制度がいいかっていう議論も、衆議院の協議会なんかではこの間、議論が続いてきていて。超党派の議連でも、そもそもその定数っていうのは選挙制度とセットで考えるべきだという意見も多くあります。以前、幹事長の会見ではれいわとしての考え方っていうのはまだ固まりきっていないっていうお話もあったんですけども。完全比例がいいとか中選挙区に戻したほうがいいとか、現状の制度がいいとか都道府県ごとの比例代表がいいんじゃないかとかいろんな考え方があると思うんですが、現状どういう整理がされているのか考え方をお聞かせいただければと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。固まりきっていない、以前ですね、幹事長の会見で、私たちの選挙制度、この先どうしていくのかということに関して、れいわとしても「これで決定します」っていうことは今は言えないということだと思います。で、今もその状態です。議論は続いています。中には中選挙区ということに対して推してる人もいるし。で、中には比例、その中でも都道府県でやっていくとか、ブロックでやっていくとか。私はもっと違くて、もう全国1つの選挙区でいいじゃないかってことです。比例でね。そうすれば1票の格差なんてないですよねってことです。それぞれのグループだったりとか政党であったりっていうところが、その名前で立候補をして、その中でさまざまな、ある意味で国益に資するというか、そういうような仕事ができる人たちを集めて全員で戦う。それによって議員の数が確定していく。おそらくこれが一番平等性が高い議席結果になるんじゃないかなっていう風に私は思っています。逆にその党の中でじゃあどこのブロックをどこの地域を担当するのかとか、さまざまなことで決めていくこともできるだろうということで、一番自由度が高いんじゃないかなって私自身は思ってるんですけれど。これはあくまでも私の考えであって、党内でこれ統一したものではございません。党内にはまだ議論が続いてる状態であるということでした。

高井たかし:
はい。その他のご質問。はい。じゃあ、どうぞ。

記者:
産経新聞です。山本代表に伺いたいなと思うんですけども。先ほど日刊スポーツさんの質問もありましたけれども、候補者の方々から山本代表と比べて自分たちができるところは愛を届けることであったりとかあとボランティアの声を反映させる、もしくは組織のガバナンスを強化するといったような声があります。で、先ほどのお答えでは、この間ですね、共同代表制を導入されたということによって当初に比べたら仕事の分担ぶりってところが進んで山本代表の負担っていうものも軽減されたということですけれども。この3年間のたぶん、皆さん3年間を踏まえた上で足りないところというところが声上がったかなと思うんですけど。煽るつもりはないんですけれども、こういった皆さんの声を受け止めて、具体的にどういう風に代表として今後取り組んでいくお考えでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。これからこれらの声を受けてどう変えていきますか?ってことですけれども、当然、今、言われたような、一番最後に話した部分のボランティアの話なんかは、これはどういう風に実装していくんですか、どんな内容をどう実装していきますかってことに関しての発表は今の時点ではできないんですね。なのでそれをやりとりすることが難しいです。これはしっかりと明日から進められますという段階になった時に発表すべきものである、ということが一点。で、例えばですけども、より愛を拡げていくと、これ素晴らしい考えだと思います。で、やはり、それに関してなかなかやっぱり、例えばですけれども、れいわ新選組が結構荒っぽいと。で、その荒っぽい姿を見てまるで自分が怒られてるんじゃないかと思うような有権者たちもおそらくいらっしゃると思うんですね。そういう方々に対しての伝わり方というものは多少工夫したりとか、そういうことがテーマに話し合われるというようなことも自分の中であってもいいのかなという風に思います。一方でやはりこれだけ30年経済が底を抜けて、コロナがあってもたいして国民のことを救わず、加えて物価高までやってきたという状態で、事実上の棄民状態なんですね。この棄民状態で放置している権力者たちに対して、当然、これは全力で噛みつきにいくっていうのは、これは私たちの役目だから。言い方の問題とかっていうことで揚げ足を取られることもあるだろうし、そういう価値観を持った人もいるだろうけれども。そうではないと。忖度しないと。永田町らしさなんていらないんですよ。それがこの国をダメにしてきたから。だから全力でいきます(笑)。ま、そこに関して反省をするかっつったら、反省という言葉ではなく、そういうお声があったことを受け止め、自分の中で少し考えてみたいという、そういう話ですね。はい。そんな感じです。

高井たかし:
はい。その他、いかがでしょうか? じゃあその奥の方。

記者:
すいません、いつもありがとうございます。THE PRESS JAPANのさくらい まゆみです。いくつかあって1点目は今の公選法について、いいとこ、悪いとこ、直したほうがいいと思うことは何でしょうか? 2つ目が議員の歳費についてなんですけども、先週の記者会見の中でも私が質問して高井幹事長にはお答えいただいたんですが、今の議員の状態だと、政策秘書というものに対して全然お金が回っていないんだと。ですから、もっと政策秘書にお金を回すべきではないか、それでそれを公費で回すべきではないかというご質問をさせていただきましたけども。今日は代表を含めていらっしゃるので、皆さんにお答えしていただければいいと思います。3本目がNPOの問題なんですが、山本代表、よくNPOの活動に対して敬意を表してらっしゃるんですが、これからやっぱりNPOの問題というのは国会議員の政策についても、それから災害救助の問題に対しても、福祉の問題についても、本当に一番身近に接していて、なおかつ提言できる立場にある方々だと思うんですけども。これからどうやってNPOを活用していくのか、それからNPOを活動しやすくするためにはどうしたらいいかということをちょっとお答えしていっていただければと思っています。

高井たかし:
全員ですよね? はい。簡潔にお願いします。

やはた愛:
はい。わかりました。公選法ですね。私が一番問題だなと思うのはお金かかり過ぎっていうところですよね。やっぱお金持ちじゃないと出れない。で、れいわ新選組はですね、供託金なんかはもう基本的には党が出すっていうことになってるんですけども。そうじゃない政党も多いと聞いておりますので、やはりお金持ちしか選挙に出れないっていうようなこと、この供託金の高さっていうのは国政においても、地方選においても、ちょっと何がしたいのかなと疑問に思うところがあります。これはもう下げていくべきだと思っております。で、歳費についてなんですけども、私、国会議員になって1年です。そのあと旧文通費みたいなものもありますけど、正直言って私の感覚でいくと、真剣にこの1年やってきたんですよ。全然お金足りないんですよ。旧文通費100万円あるやんって言うけど、すぐに一瞬でなくなります。なぜかというと私は厚生労働委員会と農林水産委員会、2つ常任委員会というものを兼任してますので。真剣にその法案ひとつひとつを深掘りするとか、真剣に質問を考えていくってなると、当然、国から与えられている政策秘書とあと他の公設秘書では足りないわけです。なのでどうするかっていうと私設で雇っていかないといけないんです。その分お金がかかって、真剣にやればやるほど自分の口座からお金が消えていくっていう状態を1年間味わってるので。私はむしろしっかりと仕事をする議員にはもっと歳費あげてもいいんじゃないかなと思います。そんななんか国会議員のね、お金で何かスナックとか行ってる大臣いましたけども、そんなん羨ましいなと思います。そんな余裕あるんやなって。私は帳簿を見て思いました、以上です。あ、あとNPOですね。NPOに関しては、これもさまざまもうピンキリだと思います。言葉悪くて申し訳ないです。しっかりと本気でやっているNPOさんは当然、お金がないと思ってる。ただし、名前だけで、そのNPOに下りてくる補助金をそれいわゆる公金チューチューみたいなことで叩く人いますけども。そういうしっかりと本当に活動してるのかっていうことをコミュニケーションとって何をやってるか、活動報告してもらうっていう、そこにやっぱり人材が足りていないと思っています。これもですね、国がしっかりと公務員として雇ってNPOと連携していくっていうような、ここもやっぱりお金が足りないなと思ってます、以上です。

阪口直人:
はい。ありがとうございます。公選法に関してはですね、やはりクリーンな選挙、お金がかからない選挙を実施をしていく、そういう政治文化、選挙文化をつくっていくことが私、れいわ新選組の使命だと思うんですね。ですから今の政治がお金がかかるということを市民の方々、ボランティアの方々の参加型の新しい政治文化によって乗り越えていきたいという思いを持っています。一方でですね、でもやっぱりお金ってかかるんですよね。ですから私はこの政策を立案する、政策についてリサーチする能力をもっと高めることがやはり日本の政治のレベルを上げる上で必要だと思うので、そこの部分については今の状況をさらに改善、進化させていく必要があると思っています。で、NPOというのはある意味、我々にとってはですね、政策を考えていくパートナーでもあります。ですからNPOの方々との連携というものはさらに強化をしていきたいと考えています。

あおやぎ みつあき:
はい。あおやぎです。公選法ですかね。やっぱりお金がかかるっていうのが一番大変だなっていうところなんですけども。あとは僕からするとポスターをですね、僕らが貼りに行くんですけど、やっぱ弱小政党っていうのは本当に何日もかけて、みんなが一人ひとり活動して、ようやく貼れるレベルなんですね。だからやっぱりそういうのは僕はやめるべきだと思うので、データをね、一括で受けて印刷したものを設置するって形になれば、平等性は保てるのかなっていう風に考えてるんで、そういった辺は僕は変えていきたいっていう風に個人的には思ってます。で、議員歳費についてはちょっと僕は国会議員でも何でもないのでわからないんですけども、ただやっぱり真剣にやってる議員さんは必ずお金が足りないっていう形になるんで、そこはやっぱりしっかり補填できるような形のやっぱり差別化というか、活動してる人に対してはちゃんと補填できるような仕組みがやっていけたら一番いいんじゃないかなという風に思ってます。で、NPOですね。で、僕も能登の被災地にですね、5日だけですけどボランティア、災害ボランティアに参加してですね、で、山本代表が現地に赴いて、いろんな意見を拾い上げて国会にぶつけてくれてるって姿はすごい僕はもう胸を打つ思いなんですけども。だからこそやっぱNPOっていうのはもっとそうですね、活動をちゃんとしてるところに対しては、やっぱりいろんな声があると思うんでそういうところとはしっかりと連携してやっていって強くしていきたいっていう風に考えております。

篠原一騎:
はい。ありがとうございます。篠原一騎です。公選法の直すところ。やっぱりまず供託金だと思います。300万円、そして比例で立候補するのであれば600万円。ちょっと高過ぎますよねっていうところだと思います。で、2つ目。被選挙権年齢です。私、今、18歳で特にこの中だと提言したことある方はやはたさんと高井幹事長です。ここはぜひ下げていただきたいという風にお願いをしていました。そして私が代表になったら、ここはさらに強く推していきたいというところだと思います。で、議員歳費です。これ議員の、国からいただけるお金というのは、年収ではなく年商という風によく言われると思います。で、これ、お給料下げろとよく言われると思うんですけども、これ仕事やってない人、落とすのは選挙に行けるあなたですということだと思います。はい。特に、特にじゃない。ごめんなさい。さっき秘書のお話がありました。アメリカとかだと1人に何十人も秘書さんついてたりしますよね? そういうところから、これ雇用の拡大にもなります。その上で議員の政策立案能力、議員の質も上がっていきますので、ぜひやっていくべきだとそういう風にやっていくべきだと思います。で、NPOの活動についてです。ここはごめんなさい。ちょっと私、ちょっと詳しくないんですけれども、私の周りにもNPOたくさんやられてる方、いらっしゃいます。確かにその分野に特化した知識を持たれている方々ですから、一定の条件を設けて、そこに達していれば国からお金をお渡しする。これで活動をぜひ続けていただきたいという風にお金をお渡しするということはぜひやっていくべきだと思います。で、そもそも民間に任せてしまっている現状が悪いっていうことだと思います。国がしっかりとさまざまなところにまず支援を入れていくべきということだと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。まぁ公選法、どこが悪いのかって言い出したらもうきりがないほどだと思います。目立ったものに関しては皆さんがいろいろご発言いただいたということだと思いますけれども。他にもさまざま例えば国会の中では、議員の数によってそれぞれの発言時間が短くなるということがあるならば、これは当然、数がでかいところはずっと国会の中でさまざまなことを言い続けられるってことですね。存在感を最大限示すことができるけれども、小さいところは逆にあっという間に終わらされてしまう。その短い時間でどうやって議論すればいいの?みたいなこともやられるわけですよね。だからこういったこともやっぱ変えていく必要があるんだろうと。選挙のときのルールを変えるのはもちろんだけれども選挙が終わって議会の中に入った後っていうものも、かなりこれは不公平な状況が敷かれていてその格差は縮まらないようにできているということだと思います。で、他にもですけど例えばですけど議員歳費の話がありました。で、真面目に仕事やってりゃあ申し訳ないんですけれども議員歳費なんてあっという間になくなってしまいます。で、逆に言ったら参議院の先輩から聞いたのは6年、参議院議員やってマンション買いましたみたいな人もいます。仕事せずにお金貯めてみたいな人たちもいるわけですね。だからその人によって仕事の仕方によってその議員歳費というものがどう使われるかっていうのは大きく変わってくると思います。だからこういったことをなくすためにはどうしたらいいかっつったら、少なくとも選挙にかかる費用であったり、政治に金がかかるという費用を減らすようなことが必要なんだろうと。そう考えたときにはやっぱり例えば人件費。先ほどもいくつか話が出ました。例えばアメリカの上院議員で考えるんだったら、1人の議員につき5.5億〜8. 6億円のお金が出されます。それによって1議員当たり35名の秘書を雇用するみたいなことが可能になるわけですね。1つの議員事務所においてシンクタンク的役割を果たすことになると。当然、国家の未来を決めるというような真剣な場でありますから、それくらいの物事の掘り出す力であったりとか、そういうような政策立案能力を持つような状態をつくっていくっていうのは、これは国益に資することです。なので議員歳費を減らすという議論があるならば、それに対してそこを補填すべき国益に資する議論、さまざまなデータ、そういったものを精査できるような人員を強化できるような、そういうような費用が別に出されるんだったら、私は議員歳費、下がっても問題ないです。で、もう1つ、NPOについての話がありました。結局、これですね、NPOにさまざまなNPOがあることは確かですけれども災害のときには間違いなく災害NPO頼みなんです。国は力、そんな出さない。自治体も力出せない。どうしてか? ノウハウがないから。毎年、災害があるのにそれを積み上げてくるっていう作業をしてこなかったんです。公的なものが災害に詳しくないっていう状態なんです。一方でその災害をさまざまな形で支えてきた災害NPO、技術系ボランティアっていうのは、彼らこそがこれまでの災害をずっと貫いてお手伝いをしてきて、こんなときには何をすればいいかってことの知見が山ほど積み上げられてるんですよ。本当は逆ですよ。国家がそれを持たなきゃいけないのに。けれどもNPO頼みになっちゃってる。そういうことを考えた場合にはやはり国の役割としてそういった災害庁だったり、ま、規模が小さ過ぎますけど、災害省みたいな形にして、そこにはやはりそういったこれまでさまざまな災害、被災地を救ってきたという方々を正式に雇用していきながら、そういう人たちを頭にですね、組織づくりをしていくってことが非常に重要なんだろうという風に思ってます。

高井たかし:
はい。ありがとうございます。そろそろ予定の時間なんですけどまだ質問のある方? お1人でよろしいですか? じゃあ最後の質問とさせていただきます。

記者:
皆さん、手短ですいません。東京(新聞)ですが。やはりネットの中で非常に影響力を駆使してテレビとかマスコミがなかなか関心ない中でやっぱり成長してんのはれいわだと思うんですが。今、参政党も同時に似たようなネットに重点を置いて伸びています。で、よくれいわと参政どっちにしようか悩んだみたいな報道もありました。で、私の知り合いでもそういう人がいました。で、これはやはり今後、参政もれいわ同様伸びていくというのを現場で取材してると感じるんですが、自分たちの党はやはり参政と何が違うのかというところを、あおやぎさんの場合はボランティアの実態を見ながら、参政に移った大谷さんのような方もいますけれどそれぞれお話ししていただきたいなと。篠原さんに関しては今、先ほどのお話では自死遺族ということですか? ということではないのかな? それは違うんですね。わかりました。皆さんに対してやはり参政党と何がどう違うかというあたりですね。今、高市政権とは40%くらい政策が重なってるとこの間、神谷さんは話してましたけど、街宣で。何が違うかというのを改めて言ってください。

やはた愛:
はい。ありがとうございます。ここでですね、あえてれいわと参政党の違いはこうなんだって言うのも何か言いたくないくらいというか、悔しい限りですが。2019年のとき、れいわ新選組って何て言われたかって言ったら、れいわ旋風って言われたんですね。でも旋風っていうのは一時的なものですよね。だから、そのときはもう本当に山本太郎代表が立ち上げてれいわ旋風が吹いたんだって言って、選挙終わった後にメディアの方たちが取り上げてくれたんです。どうせまた沈むんだろうというような観測だったと思うんですが。その後ですね、れいわ新選組、どんどんどんどん議席を増やしまして、今まで1議席も落としていない、国政のレベルでは。地方議員もどんどん増えていっている。果たして同じようなことが、参政党さんはこの後ですね、続いていくのかなって。その旋風というか参政党ブームが続くのかなっていうところは懐疑的ではあります。だって、普通に考えて、やはり選挙のたびにコロコロ、コロコロ言うことが変わっていますし、我々れいわ新選組は2019年から言っていることが変わらない。むしろ悲しい話、れいわ新選組が言ってきたこと、危惧してきたことが後から社会が追っかけてくるっていうような状態になってます。ある意味、ちょっと予言をしてきたというようなところがありますので、そういった感覚っていうのは、果たして先方にはあるのかなっていうようなところです。ですので、私たちれいわ新選組はどこと比べるわけでもなく、もう胸を張って、政策にはもうかなり自信もあるし、ちゃんと裏付けもしてるし、お金の話をよくするんですけど、しっかりと政審会長、大石政審会長のもとでですね、計算もしっかりしておりますので、そこは自信を持って胸を張って引き続き、誰が敵とかそうではなくてですね、この世の中に住む人、1人をですね、もう一人ひとりを少しでもマシな世の中に一緒に変えていけるように頑張っていきたいと思ってます。以上です。

阪口直人:
はい。ありがとうございます。やはりれいわというのは、もうブレずに政策を一貫して訴えてきた。積極財政、消費税廃止ということを本当にブレずに訴えてきたという点が、その時々のなんか受けそうな人気のある政策に乗ってきたと私は思うんですが、参政党とは大きく違うと思います。一方で、参政党さん、街を見てると結構、のぼり(旗)を持って寒い中、ボランティアの人が立っていたりというような姿が目立つんですね。ですから、そういった地道な活動をする。これはもうれいわも一緒ですが、そこはですね、やはり参政党さんに負けないように、れいわ新選組もやっていかなきゃいけないし、そのためにはやはりボランティアの人たちが自分たちは党と一緒に前に進んでるんだという手応えと希望を持てるような、そういう改革というか、そのように、より多くのボランティアの方々に感じていただけるようにしていかなければいけないと思っています。

あおやぎ みつあき:
はい。そうですね、参政党との違いっていうことなんですけども、やっぱりボランティアでよく話が出てるのは、排外主義ってことですよね。やっぱり、全部が外国人がいけないっていうね、線引きの中で外国人をターゲットにして切り捨てるっていうのは僕は間違ってると思いますし。昨日も千葉のボランティアの方と話をしてたら、千葉の茂原市は全然、外国人多いんですけど、全然事件もね、問題もないっていうところもあるんで。そういうのを参政党がね、言ってることはおかしいんじゃないかっていう風に学生さんですけども、意見を聞いてきました。私としても外国人派遣というのは一部やってた時期があるので、真面目に働いてる方もいるんで、やっぱりそれだけで、外国人ってだけで線引きするのは僕は間違ってるんじゃないかなっていう風に考えております。

篠原一騎:
はい。ありがとうございます。篠原一騎です。参政党さんと違うところ。当事者性だと思います。先ほどなんかね、望月(記者)さん言われましたけど、私は障害を持った家族の存在、そこから政治っていうところに関心を一番最初は持ちました。私が突然、ひとり親家庭になって急に生活困窮に陥りました。で、そこから精神にダメージを食らって不登校にもなりました。そういうところから、自分がその制度を受けたわけですから、その制度の穴、そういうところも実際に経験をしました。で、そこを実際に変えていこう、そう思って政治家になりたい、そういう風に思ったのが中学2年生の秋頃になります。そうですね、そのときは正直、政治を憎んでました。何で助けてくれないんだろう。確かに助けてくれた。でも完全には助けられてない。なんで助けてくれないんだろう。でもそれは変えられるっていうのを肌で感じました。このれいわ新選組がどんどん大きくなっていったところが大きいかなという風に思います。私にとって今、政治は希望になってます。で、違うところ。そうですね、私が代表選に出られてるところも一番違うんじゃないかなと思います。はい。

山本太郎:
ありがとうございます。何が違うか?か。価値観が違い過ぎるかな。例えばですけど、彼らの考え方としては男は男らしく、女は女らしくみたいな世界観だと思うんですね。でも私たちそんな呪いの言葉やめたいんですってことです。「男らしくしろ」、地獄の言葉ですよ。「男のくせに甲斐性なし」みたいな話ですよね、これって。「嫁のくせに、おまえ」とか。「おまえ、嫁としての自覚がなさ過ぎる、母親としてどうなんだ?」みたいな。地獄でしかないですよ、もう。勘弁しろよって話なんですね。私たちはもう、どちらかというとフリースタイルの集まりなので、本当の自由を手に入れたいと思う者たちの集まりなんですよ。だからそういった、ある意味で大日本帝国を復活させようなんて思ってません。はい。そういった意味で大きく違うだろうっていう意味は1つ言えると思います。

で、やっぱり、私たちが目指すところは生きてるだけで価値がある社会というところなので、彼らの考え方とは180度異なるというところが多々あります。例えばですけど重なってる部分あるんですよ。消費税の廃止って言ってるところ。けれども消費税の財源どうするんですか?って言われたときに、私たちは国債発行でとっととやるんだ、それで景気を良くして税収を増やしゃあいい、そういう考え方です。一方で彼らは代表自身が40兆円の医療費を半分にすればペイできるという発言をされています。消費税廃止にするための財源どうするんだって言われたら、そういう言葉を言ってそれをSNSで拡散させてると、コンテンツとしてってことですね。まぁもうこの時点でもう180度違うもの、対極にあるものという形だと思います。あと、自分たちの政策変更という部分に関しては、私たちは必ずそれを説明をする義務を負っているという自覚がありますが、コロコロと政策を変えるということはいたしません。全く別物です。比べる理由がわからないんだけれども、一般的な方々からすれば、その中にはおそらく新しい勢力としてどちらにしようかというような判断基準も出てくると思うんですね。中身というところはそこまで踏み込まないが、新しい勢力としてやってくれるのはどっちだろうか?という期待感で投票してくださってる方いらっしゃると思います。これはこれまでにもありました。例えば旗揚げのときにはれいわと維新で迷ったとか。全く違いますね。新自由主義、小さな政府という、竹中平蔵さん、ザ・竹中平蔵みたいなグループですから。そこと対極にあるものが私たちですから、比べること自体、迷うこと自体があり得ないんですけれども、実際はそこまでフォーカスするというところまではなかなか忙しいなか難しいんだろうと、有権者。他にもN党と比べられたこともあります。当初はどっちかっつったら、マスコミの皆さんは熱心に私たちカップリングしようとしてましたよね。座らせる席だったりとか、取り上げる枠で必ず横同士になってましたよね。ある意味でそういう恣意的な動きみたいなものもあると思います。参政党というものの出現によって似たような政策を訴えるという部分、重なる部分があるということで、どちらかというとこちら側の存在というものを消したいという思惑があるんじゃないか、みたいなね、うがった物の見方をしちゃう場合もあるんですけれども。冷静になっていただいた上で、政策をご覧いただければ似て非なるものだということは明らかだという風に思います。

高井たかし:
はい。ありがとうございました。それでは以上で記者さんとの質疑応答は終わらせていただきたいと思います。ちょっと冒頭、私から説明すべきだったんですが、なぜこの時期、代表選をやってるかということなんですが。3年に一度、代表の任期が3年ということで、今年の12月末までが山本代表の任期なので今年中にやると。本来ならね、国会閉会中にやれれば一番いいんですが、17日、本当に閉会するかどうかわかんない、予想がつかないような緊迫した国会情勢ですので、あえてこの国会開会中という大変忙しい時期なんですがやらせていただくことになりました。明日以降ですね、3年前の代表選と同じように立会演説会、この5人の候補者と一緒にですね、回って、そして記者の皆さん、あるいは一般の有権者の皆さんからご質問に答えるという、そういう開かれた代表選をやって参りますが。ちょっと国会の日程がなかなか決まらないもんですから、現時点でどこでやるっていうことをまだ発表できませんので、これは固まり次第、記者の皆さんにはプレスをいたします。それから一般の国民の皆さんには党のホームページあるいはSNS、それからオーナーズ、フレンズの皆さんにはメールでご連絡をいたしますので、決まり次第ご連絡いたしますので、ぜひそちらもご期待いただけたらと思います。はい。それでは以上で候補者発表会記者会見、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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