
高井たかし:
はい。それではご案内した時間になりましたので、ただ今より、れいわ新選組の不定例記者会見を行います。じゃあ、代表からお願いします。
山本太郎:
どうもです。というわけで、いつも通り、皆さんからご質問受けたいと思います。ご希望される方は挙手の上でお願いします。
高井たかし:
はい。じゃあ、どうぞ。はい。
記者:
はい。ありがとうございます。THE PRESS JAPANのさくらいまゆみです。代表にまずお願いしたいのは、今国会が終了して、高市政権への評価。それからもう1つ、原発の再稼働についてお願いいたします。くしぶち議員に対しては高市政権になって女性への対応が、女性政策ですよね、対応はどのように変化したのかということです。大石議員には大阪の情勢について。維新のですね、いろいろな不祥事とか、今、これからどんどん噴出してくると思うんですけども、どのように対応されるのかということですね。お願いいたします。
山本太郎:
ありがとうございます。ま、あの、高市政権への評価ってことですけど。まぁ、評価として、今の段階で高市政権が打った政策に対する結果っていうのはほとんど出てませんよね。どんな政策を打ちましたか?ってことが全部年内に、年内分は出揃ったと。その中で一番大きな山は何だったかっていうと補正予算だっただろうってことです。で、補正予算の中身を見てみると、残念ながら人々に届くというか、大きな旗をいくつかあげて、その中でも一番重要視してるはずの物価高対策って呼ばれるものが人々にほとんど大きく手に渡らないような状態になってるってことですね。まぁ、実際には地方に重点交付金みたいな形で渡すっつってた2兆円くらいの話ですか。それでどれくらい手に入るんですか? 1人当たりっていうか1世帯当たりか。1万円程度じゃないかって話です。物価高対策として1万円もらえるとしても、これ全然足りませんよってことなんです。1万円で何ができますか?ってことですよ。3000円のおこめ券っつったって5キロの米も買えないってことですね。で、電気代だって話になったとしても、標準的世帯って話になってるから。これは標準的世帯っていうのは2人以上世帯を指してるので、単身世帯っつったらもっと金額が下がっちゃうってことです。それ以外にもさまざまあるって言うけれども、全部見積もっても1万円ちょっとくらいにしかなんないんじゃないの? 働けないという状態の人だったりとか、子どもがいないという世帯であるならば、その程度だってことですね。だから何かというと、人々のことなんて本当に目の中に入ってない、そういう政権なんだなってことがあらわになっているってことです。一方で大企業などに対しては、大々的にこれはもう減税していったりとか設備投資だったりとか、いろんなことに対してお金を使えるっていうような、いろんな施策を打ってるってことですね。だからもう誰に対して手厚く、そして人々に対しては、やってる風を装うというような本当に詐欺丸出しのやり方で高評価を得てしまっているっていう地獄のような政権だなっていう風に思います。とっとと倒れろっていう風に思うんですけどね。はい。まぁ、もう始まりに至ってもですね、おそらくこれは外交的なやりとりといいますか、外交に関する総理発言として、これはもう踏み抜いちゃったわけですね。それを失言とは認めず、それさえも撤回しなかったってことで関係性はこじれ続けてるってことです。これを考えるならば、非常に危うい存在だということが私たちの認識であると。逆に言えば、アメリカ側からも「余計なことをするな」的なことのアプローチを受けてるって聞きますけれども、私はこれはわかりません。逆に高市さんがそういった、この東アジアに対して不安定要因となるような役割を自ら買って出て、頼まれもしないことをやってんじゃないかなっていう風に穿ったような物の見方してますけれども。とにかく、これ以上、きな臭い状態を拡大させていくっていうのは、実際にこれは戦争にも繋がりかねないという風にやっぱり認識する必要があるだろうと。そういった者たちと徹底的にやっぱり対峙する必要はあるんですけれども。残念ながら、あれなんですよね。国会の中見てみたら、どちらかというと高市政権ケツ舐めっていうような野党が非常に多くを占めると。ごめんなさい。あ、いけない、いけない。ケツ舐めって。意味わかります? わからないですよね、皆さんね。すごく上品な方々が多いので。すいません。まぁ、ケツ舐めはケツ舐めです。はい(笑)。何でしたっけ、話。ま、そんなところです。はい。

で、原発はどうですか?って話ですね。で、まぁ、どうですかも何もないですよってことなんですよ。つまり何かと言うと、これだけ大きな地震が必ずやってくると言われてる中で、まぁ、もう本当に年間でも何回も地震ありますからね。で、まぁ、能登半島地震っていうのもあったし。あれは国は予測できていなかった、ノーマークだったっていうところで、あそこまでの大被害があったってことです。どこで何があってもおかしくないような地震大国の日本の中で原発を続けるっていうのはリスクでしかない。2011年に起こった原発事故さえも収束していないし、収束の仕方もわからないというところが、もう今になっても続いてるわけですよ。だから原子力非常事態宣言もずっと続いてるわけでしょ? 高線量被ばくをあれは要は地元の人たちに強い続けてるわけですね。そこで暮らすならばそれしかないわけですから。そのような汚染を引きずりつつ、それだけじゃなくてこの地震大国において原発を続けるってことはこれはもう現実的な選択肢とは考えられないってことですね。その上で原発を再稼働しようとしていると言いますか、もう原発再稼働することを決めちゃってるってことですよね。まぁ、これはある意味で嘘つきの知事みたいな存在が一番のがんだと思います。あ、がんって言い方よくないな、失礼しました、撤回します。ある意味でそういった選挙民たちを騙す地元の人たちに、いかにも原発に関しては皆さんの声をちゃんと聞いていきますよ、場合によっては県民投票もということを匂わしていながらも、そういう手のひら返しと言いますかってことをやっちゃったってことです。いわば何かと言ったら、政治の側のというよりも、ある意味、資本側の代理人が県知事に座ってしまった結果がそうなるんだろうと。いかに日々行われるさまざまな選挙が重要であるかってことを思い知らされるような状態だと思います。まぁ、そんな中でも高市政権はこれまでの自民党政権の考え方と同じように原発は維持させ続けるというような形ですね。まぁ、その道という意味で一体なんだろうと。軍拡もそうですし、原発もそうですし、そして資本側に対して最大の貢献を果たしていく。一方で国民は干上がっていくということの、今、そのさなかにいるというようなところなんですかね。とにかくこの補正予算に関しては組織票と企業献金、そういったものに対する大貢献がオンパレードとなってあらわれたもの。一方で人々に対しては、もう干上がる寸前の人々に対しては、そして中小企業に対してはほとんど救済には繋がらない、そういうようなものになったと思います。一刻も早く倒す以外ないな、それが私の意見です。で、高市政権の女性政策に関しての何かご質問がありましたけれど、ごめんなさい、私、そこ評価するということができないです。内容に関してちょっと勉強不足で申し訳ありません。まぁ、すべてがやってる振りなんで、資本側への貢献以外はすべてやってる振りなので、一体それも前に進んでるかどうかも疑わしいなという目でちょっとチェックしていかなきゃいけないなと思いました。ありがとうございます。
くしぶち万里:
共同代表のくしぶち万里です。ご質問ありがとうございます。高市政権の女性政策の話の前に、原発再稼働の話があったので私からも一言補足させてください。電気代が高い、再エネ賦課金が上乗せになってるからやめろみたいな再エネバッシングっていうのがあるんですけども、そもそも原発再稼働したら電気代安くなるんですか? 私は大変疑問です。そもそもですね、今の電気代にも原発事故の被災者への賠償金は上乗せされてますね。再エネの賦課金だけではありません。そして立地自治体への電源三法交付金とか、国からの補助金で原発は稼働しているわけですから、新増設も含めて再稼働というのはれいわ新選組は反対です。そもそも新増設なんて私はもってのほかだと思ってまして、リスクにおいても、スピードにおいても、コストにおいても全く非現実的ですね。ですから安全保障の話が今、かまびすしい、要は周辺の地域の安全保障環境が厳しくなってるなってるって盛んに防衛費増やしてるわけですけれども。原発を再稼働させて50基以上も日本列島狭いところに維持していること自体がそもそもリスクじゃないですか。ですから原発はすぐにでも止めて、再稼働や新増設っていうことは絶対にやってはいけないと思っています。電気代は安くなりません。そして女性政策ですけれども、そもそも働いても、働いて働いて働いて5回ですか、流行語大賞になったの私、どうかしてると思います、この日本。もう民間の方々含めて、あれが流行語大賞になるようなこの世の中自体がおかしいというのと(あとパネルお願いしてもいいですか)、そもそも女性政策ストレートだけではなくてですね、そもそも基本的に子育てとか介護とか、それが家事も含めて女性が担っている状況をどう底上げしていけるような政策が高市政権にあるのかといったら全くないわけですよ。

大石さんの質疑のパネルのときに、このれいわの組み替え動議とか、増税・緊縮リストっていうのを皆さんにお示ししましたけれども。介護保険についても自己負担2倍にしていくとか、ケアプランという家族介護の無料相談システムがあるんですけれども、これも有料化していくとかですね。また要介護1、2、これを保険適用から外すとかこういう議論をしてるわけですね、高市政権で。これ結局、誰の負担になるかって言ったら残念ながら女性です。男性の場合もあります。介護離職も増えてますし、大変、ビジネスケアラー、ヤングケアラー、増えてますけれども。やっぱり主に担っているのは女性ですよ。ですからこういったところをしっかり底上げして介護の負担を減らしていく。そして介護の人材自体も全産業平均よりも10万円近く低い、月(に)ですね。その状況を公定価格で引き上げることできるわけですから、基本報酬をまずはしっかりと引き上げていくというような方向に高市政権には1万円ではなく10万円上げてほしいと思います。
大石あきこ:
ありがとうございます。共同代表の大石あきこです。大阪で起きている維新をはじめとする不祥事などについてどう思うか、大阪の情勢、どう思うかというご質問いただいたのかと思います。私、大阪出身ですので聞いていただいたのかなと。私、元々、大阪府庁の公務員をしてまして。で、6年前にもう大阪はこれではダメだと。維新を大阪の政治シーンから追放しなければいけないっていうことで、公務員を辞めて政治活動をして、国会議員になって4年間経ちました。それが私です。今の大阪、どう思うかということですけど。今に始まったことではないっていうことですね。で、やっぱり皆さんに知ってほしいのは、大阪というのはこの10年以上、2008年以降、橋下徹さんが登場して、そして維新の与党政治下にありますが、そこは私は大本営発表の実験場であったと思います。規制緩和とか働き方をぶっ壊す、そしてメディアも買収して規制していくというか、一部萎縮させて屈服させていくということを維新政治でやっていった。そういった中でどんなおかしなこと、どんなに府民のためにならないことをやっても、これは府民のためだと。大阪の成長だ、大阪、今なお成長してないのに、大阪の成長のためだっていうのがメディアでまかり通ってしまうっていう、私はそれが1つの大阪が実験場であったと思います。それが全国化されているのだと思いますので。だからこれは対岸の火事ではない。大阪で出てきたことっていうのは全国の皆さんの問題でもありますので、全く対岸の火事ではないと思います。その上で今、自民と維新が悪魔合体しまして。その中でのいろんな攻防とか、おまえ黙っとけとかもあるのかもしれないし、どういう形で維新の不祥事というのがぱっと明るみになったというのは、私はわかりませんけれども。今、おっしゃってること、おそらく社会保険料の脱法行為ですよね? そういったことが明るみになったというのは非常に良かったと思います。元々の身を切る改革と言いながら、逆のことをやってきた維新。この体質っていうのが何らか、ちょっとそのなぜ、それが今、出れたのかというのはわかりませんけれども、ちゃんとそれが世に出た。大阪府議会で自民の議員さんが一般質問で明るみに出したようですよね。これは議員とかは国民健康保険に普通入っているわけですけれども、これは払う側の自己負担が他の保険と比べて、例えば協会けんぽだったりとかそういったものと比べて自己負担が高くなりますので、それで払うんが嫌だという議員。議員だけではなく、フリーランスの人たちにも一部広がっている脱法行為とも聞いてはいますけれども、そんなこと、議員にとって理由にはなりません。むしろ社会保険料下げると、国民のために下げるんだって言ってた維新が、蓋を開けてみたら維新の議員だけ高い国民健康保険料の負担が嫌だっていうことで、より安い保険に法人、脱法法人の顧問をやる、業務の実態がないっていう形で自分の社保下げを、議員のみの社保下げをやっていたと。それを斡旋までしていた疑いっていうことが今、明らかになっているのだと思いますので。本当にとんでもないと言いますか、これが維新の本性ではないかと私は思いますので。そういった形で皆さんも明らかにし、それが今、政権なんですよ、連立政権なんですよっていうことは徹底的に暴いていただきたいなと私は思ってます。以上です。

高井たかし:
はい。では他、次の方。はい。どうぞ。
記者:
すいません。NHKです。山本代表に伺います。まず定数削減についてなんですけども、れいわ新選組、そもそも反対かと思います。が、自民維新は提出した法案、今日、継続審議となりましたけども、通常国会での成立を目指すことで合意となりました。まずこれに対してどう今後、議論、対抗していくお考えか教えてください。また選挙制度についても、今日の協議会の中でれいわ新選組として比例ということで、党の意見表明されたと思うんですけども。一律だとか11ブロックとか今後、どういう形が良いと党の考えをまとめられるお考えか、併せて教えてください。
山本太郎:
ありがとうございます。選挙制度に関してはややこし過ぎません? 今の選挙制度ってってことです。理解できてる国民ってどれくらいいるんですかね。毎回選挙のときに比例がどうだとか、そこに書き方をこうしなきゃいけないってことをいちいち説明しても全然飲み込めてないですよ。まちで会う人たちね。いくら話をしても理解できないっていうか、すっと入ってこない。で、自分の選挙区がどうなってるかってこれ、選挙制度変わるたびにというよりも、その自分の選挙区の住所を含まれる含まれないってことも変更され続けるわけだから、これ逆に言ったら混乱させて、選挙に行かせないって方法なんじゃないのかなっていう風に思っちゃったりするわけです。何が言いたいかってことですけど、もっとシンプルにしろってことです。誰でもわかるようにしろ。それが私の考えです。もちろん党内でこれでいこうという話でもう最終決定ができてるわけではないですけれども、私的な意見としてはもう全国が選挙区でいいじゃないかってことです。1つの選挙区、比例でってことです。わかりやすいですよね。死に票1票も生まれませんよ。1票の格差もうなくなりますよっていうことです。まぁ、それぞれの党において自分たちのやりたい選挙、一番理想とするものというものの意見が出し合われることは良いこととは思いますけれども。結局はあの、あれ、高井幹事長あれでしたっけ。自民党と立憲が今のままで、今の選挙のルールのままにしておきたいんでしたっけ?
高井たかし:
今日、ちょうど協議会があったんですけど。
山本太郎:
あ、じゃあ、ぜひぜひ。
高井たかし:
はい。自民党は小選挙区、今のままか中選挙区制を主張してました。それから立憲も未だに党の案は示してないんですが、でも話してるニュアンスからすれば今の小選挙区制を維持したいという感じが強かったです。
山本太郎:
ま、皆さん、自分たちの権力維持っていうものを一番に考えたときに、逆算したら何が一番得かっていうところで話し合いをしてるっていう会だと思うんですよ。私たちとしてはもちろん自分たちが数が増えるとかっていう部分は目指したいところではあるけれども、そういう損得抜きに一番シンプルで、一番国民がすぐに理解できて、誰も漏らすことなく選挙に参加できるというものを目指すべきだという風に思ってます。その中で意見はいくつかありますけれども、私自身としては1つの選挙区でいいじゃないか、そういうことです。はい。全国で比例でいいじゃないかっていう考え方。でもこれは党の考え方としてそういうことですってことを今、お話ししてるわけじゃないです。えっと、これもう何度もこれまでの記者会見でも聞かれてることなのに、このあとの定数削減のことをもう一回聞くんですか? どうすんの、これ? テレビで使うの? なんか補正予算の各党の、昨日、参議院で通ったときの受け止めっていうものでコメントの準備を、もしくはぶら下がりをって言われたんですけど、枠がなくなったので必要ないですってまた連絡あったんですが、あれどういう意味ですか? ちょっと聞かせてください。どういうこと? 国民に情報を提供するのをやめたってことですか。ちょっと聞かせてください、NHKさん。
記者:
すいません。申し訳ないです。今日のことで。今日、代表の会見あるということですいません。改めて今、冒頭で補正予算のことでお考えも教えていただいたところで。あ。
山本太郎:
何言ってるかわかんない。
記者:
まず代表、冒頭で教えていただいたんですけど。すいません。定数削減について今日、新たに継続審議で通常国会で成立目指すっていう自民維新の合意というのがありましたので、改めてで恐縮なんですけどお考え教えていただければ大変ありがたいです。
山本太郎
これは何かコメントとして取り上げる予定ありますか?
記者:
できればそうしたいなとは考えています。
山本太郎:
何で取り上げてくれる?
記者:
はい?
山本太郎:
何で取り上げてくれる?
記者:
まだ…。
山本太郎:
聞いとかんとさ。NHK、いつもなんか使わんでもいいゴミみたいなコメントばっかり使うからさ。
記者:
確定的にはすいません。お伝えできないんですけれども。
山本太郎:
今日、テレビで流れるってわけじゃないんですか?
記者:
ごめんなさい。他の放送枠との関係で、確定的にはお伝えできないんですけど。代表の考えてることを。
山本太郎:
今日流れるんですか? 可能性があるってこと?
記者:
可能性はあるんですけど。
山本太郎:
いや、もうそれによって力の入れ様、変わるじゃないですか、こっちも。それはもう別に何となく聞かれてるだけやったら何となく答えようかなみたいな話になっちゃうし。これが今日、テレビに流れますよと思ったら、これなんとか20秒以内とか15秒以内に収めなあかんな。何秒くらいでしたっけ? 使いどころ、いつも。困ったな。どうしたらいいかな。あ、わかりました。じゃあ、定数削減についてどう思うかですか? 当然、反対ですね。これっていうのは権力の固定化にしかなりません。バックが経団連、バックが何かしら宗教、そういうところが強くなるんですよ。で、権力固定化されるのはどういった者が固定化されるかっつったら、これは日本を30年壊してきた者たち。自民党だったりとか民主党っていう者たちが、より強くなるだけの話なんですね。絶対的にこれ止めなきゃダメです、削減は。さぁ、他いかがでしょうか。

高井たかし:
じゃ、どうぞ。
記者:
削減のところは高井さんからもよく聞いてるんですけれども、改めてこう、今国会、維新は自維連立の中で見送ったけど来期は絶対やるんだと。選挙区制度の議論と一緒にやるべきだという声があるから、まさに4月くらいから次の6月末くらいまでを目途に、日数が足りないという言い訳は通用しないから選挙制度改革ともそれが必要だというのであれば一体としてやっていけばいいと。自分たちが言ったことはやるんだと。ただ、皆さん、記者さんに、先ほど会見、(維新)藤田さん、終わったんですけど。改革のセンターピンっていうのを、かつて社会保障とかに掲げてたのになぜそれをずらすのかとか。それから藤田さん自身は政治団体、企業献金。企業団体の献金禁止廃止が一丁目一番地と言ってたのに、なぜまたそれをずらしたのかってことに対して、正直いろいろ言い訳はしましたけど、はっきりと答えられてませんでした。やっぱり改めてこの自維政権、次の国会ではスパイ防止法とか国旗損壊罪、国家情報局設置とか、非常にタカ派、極右的な軍拡路線も含めた話を思いっ切り進めるんだということを強調してましたが。高井さん以外のお3人が、普段、あんまりなかなか聞けないので、それぞれ、今回の状況を見て思った危機感を、ちょっとさっきと被るところあると思うんですけどお願いします。
大石あきこ:
もう有名な方だから名乗られなくてもね。声でわかるというね。一応、でもちょっと。
山本太郎:
京都人みたいなことを、もう。京都やったっけ? 出身。
記者:
東京新聞の望月です。すいませんです。
大石あきこ:
ありがとうございます。
山本太郎:
京都人かと思うた、ほんま。ありがとうございます。定数削減のことについてもお聞きいただきましたけども、NHKさん、これは東京新聞さんからの質問なので、それに対する回答は盗まないでください。さっき、NHK用に答えましたので。お願いしますね、本当に。はい。というわけで、結局、センターピンだっつったってずれたものにセンターピンを置いてるんですよね、いつも。結局、社会保障っていうものの改革をやっていくっつったって、それ高齢者殺す話ですから、彼らが言ってるのはいつも。で、そのセンターピンさえもずらして。で、彼らは選挙のときにも消費税の減税。これは私たちとは違う内容だけれども減税ってものを言ってたってことです。で、高市政権と1つになる前には、このいろんなことを結んでいく前ですね、合意する前までは当然、この消費税に関してもこれ合意の中に入れるという趣旨のことを言い続けてきたわけですよ、言ってたわけですよ。でもフタ開けてみたら全然関係ないことを、その合意の中でしてるわけですね。その中の1つが定数削減です。どうして定数削減が必要ですか?ってことです。考えてみたら定数削減する必要ないんですよ。だって、あの先進国で見てみても100万人当たりの国会議員の数は日本は少ないグループなんですから。ね、この通りですよ。OECD38カ国中36位です。100万人当たり5. 6人しかいないっていう。

これを考えたときに、やっぱり民意の反映っていうものが、より難しくなるのが、これ定数削減であるっていうのは、もうこれは私が言うまでもないっていうことだとは思うんですけれども。まぁ、過去にも定数削減はやっていますと。1986年が一番、国会議員の数が多かった。そこから51議席を削ってるわけですよ、今に至るまでの間に。この51議席削られたことによって世の中は良くなりましたかっつったら、良くなってないんですよ。悪くしかなってないんです。で、ここに関してのコストをとにかく削れっていうような話もあります。じゃあ、削ったらいくらになるんですか?ってことなんですけれども、例えばですけど、これは51議席で考えたら39. 4億円削減されますと。で、年間、国民1人当たりで33円キャッシュバックみたいな話になるんすよ。33円のキャッシュバックごときで、人々の声が届かないような社会にさらになっていくっていうのはこれ悲劇でしかありませんね。一方で維新の案というところに関しては、これ45人削減っつってますからさらに29円のキャッシュバックでございます。しかもこれ、キャッシュバックされるのかどうかもわかんないしね。国家の経済っていうか、国家の経済規模、国家規模で考えたときに34. 8億円というのはそんなに莫大な金額ではありません。逆に言えば、人々の声をしっかりと聞き、それを政策として前に進めていくとか国会の中で議論をしていくっていう代理人。そこにかかる経費が34. 8億円であるならば、その価値は十分にあると私は思ってるんです。逆に言ったら仕事をしない国会議員というものを、その数のせいにされてしまっているっていうような、こういう話のすり替えみたいなものが一番ヤバいってことですね。仕事をしない国会議員、どうして生まれるんでしょうか?っていう本質に目を向けていただきたいということです。仕事をしない国会議員が生まれる理由は、仕事をしない国会議員を国民が選んでるからですってことです。役に立たない国会議員を国会に送り込むということをやめれば、その問題は改善されるってことですね。






で、話戻ります。で、自民党と維新というところが組んで、今国会だけではなくて次の国会にも、この定数削減というものを実現するために持ち越したってことですね。で、通常国会150日間ですから、この長い時間を使ってそれを変えていく、確実に削減させるというような方向性であると。その理由は何かって考えてみたら、当然、自分たちに権力集中させることができるってことですよ。実際にこの定数削減という問題に関しては、大阪でずっと行われてきたってことです。大阪の市議会だったりさまざまなところで。1人区。元々維新がもう維新帝国を築き上げというような途上にある時に、維新が強いという背景を受けた上で、その1人区を増やしていきながら維新しか勝てないという状況を担保し続けてきたってことですね。それを今回、この国会で、国会のレベルでやってくる。先ほど大石さんのほうから、社会実験をやっている。大本営の社会実験をやっているのが維新だという話がありました。これは例えば都構想とかもそうですね。これある意味で、これは憲法改正の国民投票みたいなものの下準備であったりとか、これ予行演習ということにも言えるわけですよ。ある意味でさまざまな社会実験というものを行なってきたのが大阪の地であり、それを実行してきたのが維新であると。次なる実験は何かというと、大阪で成功した、そのような定数削減というものを、これは国のレベルで持ち込んで、その先、彼らが一番強く言っているものは何かっつったら、これは軍拡ですね。先ほどお話がありました、軍拡であったり、スパイ防止法であったりとか、他にも憲法改正であったりとか。そういったものを、より強力に進めていくということをやる上で、これは最後の仕上げとしてこれすごく重要なパートを占めるんですよね。そう考えるとやりたいことから逆算して、絶対的に必要なアイテムは何かっつったら、これになるということなんだろうと思います。はい。話もう一回戻ると、定数削減ということによって何が実現しますか? 権力の固定化ですと。権力が固定化される者はどういう者たちですかっつったら、当然、応援体制、支援体制だったり、その組織が盤石であったりとかっていうものが、より強くなっていくっていう傾向ありますよね、当然ね。そう考えるとするならば、当然、そういう者たちが生き残り、そうではない新興政党であったりとかっていうものをどんどん潰していくと。それによって何を得ますか?ってことですけれども、一番の目的である軍事ビジネス、戦争ビジネスっていうところに本格的に参入するためには、この定数削減というものは必要とされるアイテムなんだろうと。そこに対してどう抗いますか?ってことですけれども、まぁ結局、定数削減ってことに対しても、日和る野党というのは出てくると思うんですね。まぁ、もう既にそういう野党は出てきてますけれども。だから事実上、そういう、もう、言っててもしょうがないです。とにかく私たちは私たちの主張をしていくしかないかな、徹底的に。そういう感じだと思います。すいません。
大石あきこ:
滅多に3人の意見を聞くことがないということで、ここにも振っていただいたんですか? じゃあ、ちょっと行かせていただきますね。大石あきこです。センターピンだっていう手法について、やっぱり全く違うセンターピンをセンターピンだって言う、ずらすっていう維新手法なわけですよね。火事場でね、自分が火付けておきながら、自分が犯人やなってバレそうなったらあっちが犯人やって言う。そういうことをずっとやられているんでしょう。だから、彼らがセンターピンだって言ったものは、センターピンではないっていうことをちゃんと見極めていただく。まぁ、ある意味シンプルですよ。センターピンだって言ったらセンターピンから外れてるってことですから。裏金問題もどうずらしてきたのかっていうのは、皆さんと一緒にこれ整理しておきたいと思うんですけども。裏金問題って政治資金パーティーなわけじゃないですか、元々。政治資金パーティーでノルマを上回ったというような額の部分を自民党の派閥が個人の議員に違法な行為としてキックバックしてたっていうのが裏金ですよね。だから本質はまず政治資金パーティーというところで、資本家や大きな団体のお金がすごく集まって、そこによって歪んだ政策、政策が買収されるっていうことを、国民の多くは問題にしたはずですよ。だから裏金問題の解決というのはここの解明なしにはまず行かないんですけれども。それが維新はですね、企業献金を私たちはやっていないって、そのときから宣伝してったんですけど。つまり政治資金パーティーはすごくやってたんですよ。それこそ一夜にして1億円稼ぐというような政治資金パーティーを大阪でもやっておられますし。万博で例えば大和ハウスとかね、関連企業からの献金っていうのも、政治資金パーティーのチケットを買うっていうのも、吉村さんの政治団体でやってもらったりしてたんですよ、まさに、大きな額で。そういう政治資金パーティーは自分たちはやっているけれども、そこは言わずに企業献金、または違うところに目を向けていくと。私たちは企業献金は一切していない。でもその一方で政治資金パーティーで一晩1億稼ぐ、はやっていたわけですから、そういった目をそらしていくっていうことがまずここで行われているんではないかと私は思います。維新に関してですね。で、だからこの議員定数削減っていうのも同じようなことで、むしろ今、そういった維新だったり自民だったりの批判が強まって、もう1年以上、自民党は過半数割れですし、維新の支持率もずっと下がっていたわけですから、そういったところの苦肉の策といいますか、あれがセンターピンだって言ってみんな喜べって言って、やっぱりマスコミもそれに一定飛びついてしまうということの中で議員定数削減という、いや何を言ってんねんって、話戻そうぜで済むところが、結構、これが主要な今日も質問の話題になっちゃっているのかなと私は思います。ちなみに先ほどの国民健康保険のね、話にもまた戻しますけども。本来これはね、国民健康保険も含め、社会保険料ってものすごく今、国民が納めていまして、1年間80兆円も国民負担があるんですよ。だから特に国民健康保険を払っている人たちっていうのはすごく社会保険料取られてるんですよね。年間80兆円に対して、国費30兆円くらい投入しなきゃいけないよっていうのがれいわの政策なんですけども、やっぱり80兆の負担に対して、それのまずは30兆でも減らしていくっていうのが本来の負担感を減らす。それによって脱法行為みたいなものを防いでいく、本来のあり方ですね。社会保障のあり方っていうところに近づけていくというのが本来のセンターピンだと思いますけれども、何を間違ったかというか、何を血迷ったか自分たちのみが社保下げをしようと、国民健康保険料納めずに。あるいは国費負担、国費投入しようという議論を怠って、そこの自分たちだけ社保下げ出来るみたいなところに入っていってしまってるっていうのが連立組んでる政権だということを皆さん、ぜひ取り上げていただきたいなと思います。
くしぶち万里:
くしぶちからも一言申し上げたいと思います。今、センターピンという話がありましたけれども、社会保険料もそうですが、そもそも先の参議院選挙の民意は何だったか?っていうことですよ。結局、すべての人への給付金もなければ、消費税の減税もない。私、予算委員会なんですけど、自民党以外すべての政党が消費税減税を言ってたわけですから、だから消費税をテーマに集中審議をしてくれというのを枝野委員長に申し上げたんですが、結局、今日、閉会になってしまって流れてしまったわけですね。で、それに対して声を上げる政党、全然ないんですよ。れいわだけですよ。だからこうした国民の民意に基づかない国会審議になってるということへの危機感がまず一点ですね。で、あともう一点は、12月9日の予算委員会で私、本当にびっくりするんですけど、で、そのあと参議院でも何度も小泉防衛大臣が発言してましたが、こういうこと言ってるわけですね。日本は経済落ち込んでる状況の中で、危機管理投資の17分野、これは民生利用、軍用、両方いけるから、これこそが成長産業なんだっていうことを言ってるわけですよ。防衛と経済の好循環っていうことまで言ってるわけですね。だから安全保障の分野を強化しなきゃいけない。周りの国々が防衛費を増やしているから日本も追いつけ追い越せでやんなきゃいけないっていうのが小泉大臣の論理だと思うんですが、皆さん、日本はどういう国なんですか?ということの原点に立ち返らなきゃいけない。こういった議論が全く予算委員会でもされてないし、それに対する野次もないということが大変、私は危機的だと思います。与野党両方です。来年に防衛装備品の5分類、またこれ変えるなんていう話もあったり、この後ちょっと時間ある限り、非核三原則の話もしたいと思うんですけれども、存立危機事態の話に今回、すごい注目が集まりましたよね。これ立憲さんが、何だ、政府答弁と違うっていうことを文書取り寄せて、高市さんを攻めると。一方、高市さんを支持した人は曖昧表現から、全然、政府答弁変わってませんと守りに入ってると。でも根本的に私、どっちも違うと思っていて。日本はそもそも武力を使って紛争解決をすることを永久に放棄した国なんじゃないんですか?と。ここから照らして高市発言がどうだったのかということをもっともっと詰めて議論すべき国会だったんじゃないかと私は思います。これ憲法の話ですね。でもそういったところではなくて政府答弁が何か基準になって、それから一歩踏み込んだとか、その通りだったとか、そういった議論ではなくて、そもそもこの国のあり方そのものをしっかり議論すべき大事な局面に本国会はあったはずで、次の通常国会もそこが本来の焦点になるべきだと私は思うんです。

非核三原則の話も同じで、その非核三原則、国是ですと言ってきました。で、しかし私も予算委員会のときに、高市さんが議員のときですね、総理になる前に自分の著書で非核三原則を堅持するということはその文言が邪魔になるから安保3文書を見直すっていうようなことを本に書いてたので質問したところ、見直しについては指示をしたっていうことを予算委員会では言いながら、しかし一方で党首会談のときには明示的に見直しは指示してないと二枚舌使っていたりですね、現段階では非核三原則を守ると私には答弁しているけれども、党首会談のときには現段階という言葉は使ってないとか。一体どっちなんだ?っていう話なんですよ。

で、これ質問主意書で聞いて答弁書返ってきましたけれども、結局、ごまかしの答弁になっていて。現段階でということについては否定をしない、つまり現段階では政府の政策上の方針として非核三原則は維持をすると言っているけれども将来的には変えるということに含みを持たしている、これが閣議決定された答弁書ということになってます。そして国是と政策上の違いは何なのか?と聞いても、これに対しては答えがスルーだったので、これ再質問書を出していてその答えが今月の23日に返ってきますけれども。つまり先ほどの憲法と一緒で国是であると、ずっと歴代日本の国が維持していたことを変えようとしている。それも閣議決定とか、総理の判断でやろうとしているということに対する間違いを徹底的にここは批判をし、そして危機感を全国民が持たなきゃいけない、そのように思います。
高井たかし:
いいですか、次行って? はい。じゃあ、ああ、何かありますか? いやいや、私はもう答えてますので、こちらの3人という意味だと。じゃあ、あとどうぞ。はい。
記者:
France10の及川と申します。今、維新の政治資金パーティーの話、以前、私、解説したことがあったら日本維新の会から削除するようにっていうのがYouTube上で来ましたんで。大石さんのご発言によってひょっとしたら維新からクレームが来るかもしれないなぁと思いました。それで1点お伺いしたいんですが。3年前、4年前の総選挙のとき、私もその場にいたんですが、吉村洋文当時副代表ですがこういうことをおっしゃってた、チラシにもなってます。「自分たちの身分を守るのに一生懸命。そんな自民党に一泡吹かせたい」。これについて大石さんや山本代表、ご意見あれば。一泡吹いたのかわかんないですけど伺えればと思います。
大石あきこ:
いいですか? ありがとうございます、大石あきこです。France10さんが維新の裏金のことをおっしゃって、クレームかなんらか意見が来たということでしょうか? で、大石にも来るかもねと。それどころか、実際に橋下徹さんに訴えられましたので。はい。記者を袋だたきにしてDVしてるんだという私の言葉に対して訴えられましたが、裁判では完全勝利いたしましたので何か意見があるならいつでもと考えてます。といいますのも、名誉毀損に当たるかどうかというところでおっしゃってると思うんですけれども、大事なポイントとしては公益性がある言論であること、それから真実相当性ですね。事実性があったり、それが事実だと信じても当然だというような状況があるっていうことを私自体が常に念頭に置いてというか、その2点を念頭に置いて発言していますので。いつでも来るなら来てください、ということもありますし。そういった論評される方もその2点を押さえなければならないっていうことは大事なことかなと。何を言ってもいいというわけでもないし。だからもし意見が来るならばその内容を見て、で、もし私が間違っていたら削除なり謝罪する必要があるでしょうし。今のところの私の言論の中にそれは感じていないというところです。身分を守りたい自民党に一泡と。まぁ今、自分が泡吹いてるんじゃないでしょうかっていうくらいでしょうかね。代表、何かありますか?
山本太郎:
まぁ、あの、羨ましいですね。適当に言ってて商売になるんだから。何の努力もいらんよなと思いますよ、そんなの。で、逆に言うたら自分たちの身分を守るためにっていうのはまさに今の自分たちのことなんじゃないですか。だって、絶対に定数削減なんだってことを散々言いまわって結局、で、どうなりましたかっつったら、やっぱり閣内に居続けることを、閣内というよりも、連立政権に居続けることを選んだわけでしょ。ね。結局、自分たちの身分を守るためですよ。はい。だから結局、そういうことなんだなというか。やっぱり一泡を吹かせたいどころか、逆に自分たちが沈み込んでるところを連立政権というところで自分たちの立場を上げて、で、露出を増やし、支持を拡げていくっていうところ、やっぱり利用してるわけですからね。だから抱きつき作戦というか、その中でさらに自分たちの他にやりたいこと、定数削減だったりさまざまなこともやっていこうっていう、本当にさもしい総理とさもしい奴らが集まったっていうような連立政権だなという風に思いますね。
高井たかし:
はい。よろしいですか。じゃあ、そちらの方。
記者:
共同通信です。ちょっと人事に関わるところで質問なんですけれども。代表の任期が今年の12月31日までと認識しております。で、それに伴って他の執行部の皆さんも任期が切れるということかと思うんですけども。これは確認なんですけれども、新執行部樹立までの間、皆さんの役職としてどうなるのかというのをちょっと確認させてください。またもう1つ、代表になんですけれども来季の執行部人事の構想についても今、お話できることがあれば教えてください。
山本太郎:
えっと結論、一番最後のところの結論から言うと今は話す時ではない、そう思ってます。はい。今、ここで次どうなりますかってことは発表しませんってことです。で、その他の質問に関しておそらく党内の規約みたいなものですか、それを元にお話しされてますよね? で、書き方があまりかなりわかりやすい書き方ではない。なので私自身もちょっとある意味でちょっと何か誤解している部分とかもあるってことですね。これ1月1日から任期っていうことではないってことですよね?
高井たかし:
代表の任期は1月1日からでして。
山本太郎:
なんだ。
高井たかし:
それで新役員は別にいつ決めなきゃいけないっていう規定もないんですけど、代表が決めたときから。それまでは今の体制がそのままという。これ、他の党もおそらくそういう形だと思いますのでという考えでおります。
記者:
幹事長に今の繰り返すような質問ですけれども、じゃ、新執行部発足までは幹事長であり、共同代表でありということで間違いないですかね?
高井たかし:
そうですね。他の党も大体そうですよね。新総裁が決まったら、次の役員を指名するまでは幹事長とか政調会長とかやってましたよね、ということと一緒だと思います。

記者:
ありがとうございます。それともう1つなんですけど、代表にお伺いします。今日で臨時国会閉会ということになりましたけれども、臨時国会、あるいは今年の通常国会から数えた今年1年でも構いませんけれども、成果として強調したいこと実現したこと、お伺いします。
山本太郎:
1年というのは何の、ごめんなさい、ちょっとそこ聞き取りづらかった。
記者:
すみません。今日で、今年の国会というのは終わるわけで通常国会からの1年でもいいし、この臨時国会という意味でもいいし、という意味でその1年という言葉を使いました。
山本太郎:
ありがとうございます。今年をどう評価するかってことでいいですか。ありがとうございます。まぁ、私たち2019年に旗揚げして6年、そっから15人の国会議員になったってことです。もちろんバックには宗教とか企業とか組合とかっていうものは一切ないわけですね。個人が横に拡げてくれたという非常に珍しいタイプだとは思います。で、15議席にはなったんだけれどもその15議席をもって何かしら政策を実現していくっていうのはかなりハードルが高いことだと思っています。一方で国会の中の仕事、国会議員の仕事。特に野党側ですね。一番の決定権を持つ者はもちろん与党側になります。政権側になります。一方で野党側で数が少ないというところがやれることは何かということを考えたとしたら、当然、全体的な議論っていうところを、やはり私たちが提示していくもので、ある意味でリードしていく。そう考えるとするならば、2019年から私たちはブレずに消費税廃止ってことを、消費税廃止や減税という議論が死に絶えていた国会にそれを持ち込んだってことです。結果どうなりましたか?ってことですけど、この6年の間に最終的には自民党以外すべてが減税、消費税に対して減税ってことを議論として拡げていくことになりました。で、選挙が終わった後に何が起こりましたかvってことですけれども、選挙のときには消費税減税という旗を掲げる者たちはいるけれども、実際に国会の中に入れば、それさえももう議論しなくなる、発言さえしなくなるっていうような、そういった者たちがいるんだという存在のあぶり出しです。そういうことをやはり有権者に伝えていく必要があるんですね。おそらくそういったことまでのカバーはおそらく、メディアの方々は難しいと思うんですよ。記事になってない、そういうことを考えると。言ってたことどうなってたんだ?っていうようなことは、おそらく検証されてる方々ほとんどいらっしゃらないですよね。逆に言えば。だからそれをやはり国民に知らせるっていう役割。だから権力監視、ある意味での行政監視のみならず、権力を持つと言われる国会議員、たとえそれが野党であったとしても、その中で議論が進んでいなかったり、それを反故にしようとしている者たちに対して、これはお尻を叩くという役割ですね。話戻りますけれども、この1年間を振り返ってみてどうですか? 政策実現はどうでしたでしょうか?っていう話を聞かれると、私たちの選挙で掲げた大きな柱という意味での大きな経済政策、例えばれいわの力によって消費税減税が進みましたか?という答えに関しては、減税自体は進んでいません。現金給付、れいわが言っている10万円給付されましたか? 10万円給付はされていません。じゃあ何もできていませんねということになるのかっつったら、私はそれは違うと思ってます。今言ったように、消費税の議論というものをもう一度俎上に上げ、そしてそれをリードしていく。そしてその中で、選挙では口だけで言ってきた者たちをあぶり出し、それを国民の皆さんに知らしめる。それのみならず、ガソリンの減税というものも実はもっと早くできたってことですね。8月の国会で採決まで来てれば、もっと早くにガソリン減税、これの恩恵を被れた国民たちが増えたわけですよ。早い時期に。けれどもそれを反故にしたのは誰ですかっつったら、野党ですからね。8月の国会では法案提出までしかしなかったってこと。結局、その減税できるっていう弾を維持し続けて、高市政権にパスしたってことですよ。何やってんのって、そういう話ですね。自民党が実際に自民党がいなくても決められる、野党だけでという数を持ちながら、そのシュートを決めないっていうことを続けてきたのが現在の野党であると。やはりそういう状況っていうのは国民は知らされなければ知ることができないということです。なので、ある意味での行政監視、権力監視。私たちのこの1年間という部分においては、そういうものが国会の中では非常に大きな活動になってっただろうということでございます。それに加えてやはり国民運動化していくという、やはり目標ですね。それは何かというと、政治を諦めてしまった人たち、そして、まだ政治に触れることができていない人たち、その人たちに対して現状を伝え、そして力を合わせていこうということで、政治というものに対しての注目を上げていく。おそらくそういったことに力を尽くした1年となったんだろうということだと思います。お喋りしたいんですか?

大石あきこ:
はい。はい。私も1年の振り返り、言っていいですか(笑)。そうだな、1年。1年前の衆議院選挙で野党過半数になったわけですよね。与党自民が過半数割れしたわけですよ。さぁ、みんなで減税だって、さぁ、自民出て行けって揺らせられるのかなと思ったら、全然違うことが始まっちゃった1年だったんですよ。1年前から明確に進行したのは、一番悪いのはもちろん与党なんですよ。だけどやっぱり、第一野党の立憲民主党の態度、これが本当に変わってきたというか、より悪くなってきたというか。この1年進行したのは1年前からのトレンドで言えば、国債発行なし縛りの財源捻出ゲームなんですよ。2025年の通常国会でやっぱり最大のゲームが行われ、これは国債発行なし縛りの財源捻出ゲームだったんです。それを見せられてきたわけです。で。
山本太郎:
国債発行はやっちゃいけないっていうもとに進められるゲームだってことです。
大石あきこ:
皆さんも、この国民がすごい生活が困ってるんだと。給付金とか減税当たり前だっていう中で、じゃあ減税するには財源どうするんだ、その際、国債発行はしてはいけません、わかりました、野党立憲としても国債発行は悪だとします、と。みんなで財源探しましょう、みたいなことを2025年の通常国会でも行なったんですよね。で、この秋口くらいから特にそれと同じトレンドですけれども、顕著なのはマーケット意向というフレーズがものすごい流行ってると思います。マーケット意向というのは現状、こういう社会の中では無視できないでしょう。だけれどもマーケット意向という言葉1つで、減税に必ず財源、国債以外の、何せ、国債発行なし縛りですから。国債以外の財源ということでタコ足食いが進行するし、非常に国会の議論も、そして世論も硬直化してしまいます。だからすごく私は今、国会が硬直的だなと思ってて。で、記者の皆さんも悩んでいるかもしれませんよね。硬直的な記事ばっかりになっていくと思うんですよ。もう同調圧力みたいな。私はそれが息が詰まるな、苦しいなって。どうやってひっくり返せるかなっていうことをずっとずっと考えてます。というのも、やっぱり山本太郎がつくったこのれいわ新選組だけが空気の入れ替えっていうんかな、ひっくり返しができる。新しい、みんなに、「あ、面白い」と。「それ正しいやん」っていう、「国会の外でみんなが言ってることやん」っていう風を入れられるのが残念ながられいわ新選組のみかなって思ってるんで。私はそういうひっくり返し。この国会の硬直した、または世論、メディアでつくられる世論の硬直化っていうのをひっくり返していきたいなって思うんですよ。
今日、名乗りもしなかった記者の方でね、私がちょっと揶揄しましたけれども。でもあの方、面白いじゃないですか。たぶん、記者ん中でもなんかあの人馬鹿にしといたらいいっていう空気あるんでしょ? れいわ新選組だって国会ん中で同じだし。私は大阪府庁で、あ、ごめんなさいね、馬鹿になんかされてないわってね、一緒にすんなって話かもしれません。だけど大阪府庁でも私はどっちかというとそうだったと思うし。でも、やっぱり、でも先ほどの望月さんの記事って非常に私は優れていると思うし。なんか空気としては「あ、あいつはこういう人だから」みたいな空気が何となく私は感じますけど。でも、やっぱりこの方が徹底批判の記事書いてるっていうのは記者、メディアシーンの中ではすごい大きなことで、ぜひ存在し続けて頑張ってほしいと思いますよね。立場はたぶん違うと思うんですけれども。そんなこんなで、やっぱり空気を読まずにこの硬直化した同調圧力っていう空気の中で、それに真に受けずにひっくり返していくっていうことが、私はれいわ新選組だからできるし、自分はやっていきたい。なぜならば、これから戦争に突き進んでいくっていう世の中で同調圧力だったり。笑いだったりとか文化っていうのが本当に奪われていくんですよ。今まで面白かったってことが全然面白くない。不謹慎だって言われていく世の中で、私はそれ半分この社会は足突っ込んじゃってんじゃないかなって思います。だからこそユーモアだし、そういった、何でしょう、ひっくり返し? 発想の違うっていうことをやっていく必要があるかな。地道なことも必要。でも、じゃあ「雑巾がけを50年やる」では、やっぱりひっくり返らないんじゃないかな。新しいれいわができたその魅力っていうのは、「雑巾がけ50年やります」、それも地道なこともやるけれども、やっぱり、っていうか、なんか皆さん、これ違うんじゃね?っていうことを明らかにしていくっていうことが、私たちれいわ新選組の強みなのかなと思います。それは例えばアメリカにこれから80兆円相当のドル、5500億ドルを召し上げられていくわけですけれども。80兆円、それ国民に投資したらどうですか? だけど100億円をお年寄りから介護保険の自己負担を倍にするって言って搾り取ろうとしてるのが今回の補正予算ですよね。高市政権のやろうとしていることです。このグロテスクなコントラスト、それを記者の皆さんもね、同調圧力ってつらいと思うんですけども、ぜひ一緒に暴いていただきたいな。そういう2026年にしたいなと私は思います。ありがとうございます。

高井たかし:
はい。じゃあちょっと最初の方を優先して後ろの方。
記者:
産経新聞です。高市政権とっとと倒れろ、その手法について伺いたいなと思ったんですけど、皆さん、今、おっしゃられたような感じのことかなと思って。じゃ、短く、今年の漢字を何かそれぞれお四方に伺えればなと思うんですけれども。漢字、やめときます?
大石あきこ:
そんなこともあろうかと、みたいな人いますか?
山本太郎:
「テンション上がらんな」、言うたんですよ、今、ぶつっと(笑)。すいませんね、なんかね。
記者:
それもある種の答えだから。
山本太郎:
いやいや、えっと、ある種の答えというよりも、何かしらフリップでバッて見せられたらね、違う展開もできるんですけれど。フリップがないからな。どうします? 乗ります? これ。乗らなかった場合に別の質問あります?(笑)考えてなかった?
記者:
とっとと倒れろ高市政権で、その具体的な手法として国民運動であったりとか、あとは国会審議と、あと次の衆院選というのが大きな山場になるかなと思うんですけれども、具体的にどういう形で何を鍵としてですね、取り組んでいかれるかっていうことをちょっと伺いたいなと思います。
山本太郎:
あの、そのときそのときによって私たちが言うことが変わったりとかするグループではないので、何かしらセンターピンとか言いながらセンターピンずらすとかゴールポストずらすってことは一切やらないんですよ。それは理由は何かっつったら、この国の窮状というかこの国の今の状況が何1つ変わっていないからなんですよ。より悪くなってってるっていうこと。で、国のベースは何ですかっつったらもちろん国民ですよ。国民なくして国なんてないわけだから。じゃ、その国民がどういう状況ですかっつったら30年、底が抜けてるんですよってことですね。経済不況30年続けるマヌケな国家、日本しかないんだってことです。その中で、経済政策に対して本腰入れないってことですね。所得の真ん中が140万円以上下がってる国って日本しかないでしょってことです。国民をこれだけ貧困化さしてるのに、一方で大手企業は過去最高益だったりとか、資本家はこの2年で新たな資本を105兆円以上手に入れてるとか。右肩上がりの人たちはいるけれども、国民の貧困化が拡大し続けてるって、この国家に未来ありますかっつったらないわけですね。そう考えたときに、やはり積極財政とかっていうことを散々マスコミの皆さんが煽った、なんだ、高市政権がどうなってますか?ってことですよ。打った政策、何ですか?ってことです。もちろん供給という側の壁を上げていくことは否定はしません。だって、需要って考えたときに投資と消費があるわけだから。でもやってることはその投資側にかかるものばっかりじゃないですか。一方で消費ということで全国津々浦々にお金を回すことが一番重要なことなんですよね。どうしてかっつったらGDPの54. 3%でしょ? だって。GDPの54. 3%が個人消費なわけだから。この国の景気はこの国の経済は人々の消費によってつくられてるっていう、この一番重要な部分を一番手薄にして、で、自分たちの取捨選択というか、「選択と集中」という名のもとにオキニにお金を入れてるわけでしょ? お気に入りに。そんな偏ったことやってたらさらに国壊れますよってことです。
話戻ると何かって言うと、積極財政と言いながら、実はたいして積極財政でもないのに積極財政の皮を被り続けてるって者たちの化けの皮を剥ぎにいかなきゃダメなんですよ、はっきり言っちゃえば。だけど向こうも化けの皮は剥がれることはわかってるわけです。一定18兆円くらいの金を補正で流せば、一定の景気っていうものは上がるかもしれない。ひと握りのところには金は回るから、それが回り回って何かしら派生するものはあるとは思うんですよ。でもそれ限定的でしょ?ってことです。だからその結果が出れば国民も怒ることはできるかもしれないけれど。さすがに向こう側も簡単に権力を手放す気はないだろうから、その経済的な結果が出る前に選挙やりますよね。今回の18兆円だったりさまざまな政策の結果が出る。それが出てから選挙なんてやりませんよ。それで評価してくれみたいな正々堂々とした戦いがされてるんだったら、この国は30年も衰退してないってことです。話戻ると何かっつったら積極財政の皮、積極財政と言いながら緊縮財政で、逆に言ったら積極増税をやっていくような、そういった偽物の化けの皮を剥ぎにいくってことをやっぱり全力でやっていかなきゃいけないんだ、そういうことです。私たちの武器となるのは何か? これはやはり徹底した積極財政というものを旗にしていきながら人々の生活を徹底的に底上げしていく。そしてこの国の屋台骨である中小企業、この事業活動を徹底的に守っていく。それをやはり一番大きな旗を振っていくということが重要なことなんだろう。だからこれまでと1ミリも変わりません。また同じようなこと言ってる。当たり前ですよって。実現できたわけじゃないんだから。動かせないんだってことです。絶対的に必要なことは言い続けなければならない。私たちの支持が、やはり一足飛びに広がっていくということが今、確認できない理由は何かっつったらまだまだ私たちの政策、やりたいこと、国家観、さまざまなものが、多くの人たちがその情報を知らない。何をしようとしてるのか知らない。存在すらも知らないって人たちが多いってことです。だから同じことでも言い続けなきゃダメなんですね。そんなところですかね。

高井たかし:
はい。じゃあどうぞ。
記者:
毎日新聞タナベです。
山本太郎:
いいんですか? 一言。皆さん、大丈夫ですか? 一文字じゃなくてもいいですよ。一文字でもいいし。
高井たかし:
ちょっと待ってください。じゃあ一言ずつどうぞ。
くしぶち万里
とっとと倒れろっていうことでいうと、私は「壊」っていう字ですね。で、高市政権倒すっていう意味もあるし、高市政権自体が国民生活も経済も壊してるっていう両方の意味を込めて「壊」っていう一字が、私はこの1年間の実感です。で、やっぱりさっき、防衛産業が成長産業だって小泉大臣言ったっていう話がありますけれども、一方でこれ、今、代表が言ったみたいに30年も不況の中で、じゃあどうやって経済立て直すの?って言ったときに、もっと日本豊かになれるんじゃないのかって思いません? 医療も介護も農業も教育も、で、製造業をもっと国内に戻して、しっかり積極財政で国内にお金を回していくっていうことを何で最優先でしないのか。もうここだと思うんですね。で、そうやって賃金上げて景気を回復させて、年金もそうすれば上がるし、税収も上がるわけじゃないですか。だからそれを目くらましのように戦争ビジネスだってスピン回して、でもさっき言ったように日本の国の形を変えてまで周辺国はこうだからって、じゃあ周辺国のような国になりたいんですか?っていう話になりませんか? 全く国民議論もせずに閣議決定で全部決めて、防衛予算はトランプさんに言われたからって前倒しで決めてっていう。でも、日本、そういう国じゃないですよね。仮にも民主主義国家と名乗り、そして憲法もあって、国是というのは国民と政府とのコンセンサスですよ。海外との外交上の信頼の基礎ですよ。こういったものを全部壊して、周りの国に合わせるというような国が私たちの国ですか? 私は違うと思います。「壊」っていう、一字ですね。
大石あきこ:
せっかくですので。なんかやっぱり年末にやりますよね、一文字でみたいな。ちょっと国民生活の慌ただしさとか危機からすると、そういうある意味のお遊びみたいなところにちょっと違和感があったりして、ここら辺がテンション低いんかなって思うんですけど。先ほどのくしぶち共同代表の言う、高市打倒の「倒」っていうのはいいのかなって、あえて言えばそう思いました。私自身は2つくらい好きな言葉があって、「安定した雇用と社会保障」っていう言葉と、「悪い奴は許さない」っていう、よくその2つは言うんですけど、どう考えても字余りで、一語には収まらないんですね。ちょっとその2つを1つにした何か言葉があったりしたら皆さんにご提供いただいたり。でもやっぱり、打倒の「倒」かなっていう風に思いました。はい。
山本太郎:
幹事長どうですか? 今年の一文字。
高井たかし:
え。そうですか。いや、答えないと思ったんですけど。じゃああえて答えると「税」ですかね。我々ね、消費税廃止、あと一歩のところまで、参議院選では全野党が公約に掲げましたし。ガソリン税はね、すったもんだあって本当に野党が情けなかったことも浮き彫りになったし。でも最終的には年末にね、ガソリン税暫定税率は廃止になりますし。減税をとにかく実現したいという思いでいっぱいです。はい。
山本太郎:
私欠けたら記事にできないですよね? それね。たぶん、3人だけ答えたやつって、もうここで聞いただけになっちゃうでしょ?
記者:
山本さんのリアクションみたいなところを記事にしようかなって。記事にするかってここでアピールするわけじゃないですけど。
大石あきこ:
私たちは無視ですか?
記者:
いやいや違う違う。だから。
大石あきこ:
そのルールで頑張ったのに。
山本太郎:
じゃ、漢字言っときますよ、一応。
記者:
いいいい。
大石あきこ:
ここ3人言うてるんですけども。
山本太郎:
「売」、「売」、「売」で。売国の「売」、売国棄民。売国棄民政権、売国棄民政党。「売」ですね。何かっつったら、先ほどから言ってる通り、80兆円トランプに差し上げるって話になってて、で、国内にはどうしますかっつったら3000円のおこめ券と電気代のケチった話と、あとちょっとそういうものが小粒なものがあります。1万円ちょっとくらいですかね、みたいな話ですね。子どものいない世帯でそんなもんだと。どうなってんですか?って話ですよ。2兆円、国民に対しての物価高対策は2兆円程度で、アメリカには80兆円差し上げると。一方で軍拡ですっつって、60兆円分、軍拡、これポンと金出すと。一方でその内の10数兆円はアメリカ産の武器買わしていただきますみたいな話ですよね。ま、これ完全に売国ですよってことです。国民の苦境を無視しておきながら、一方で金はそれだけつくれる。80兆でも60兆円でも金はつくれるんですよ、当たり前だけど。だけども、国民生活のほうになった場合には、財源はどうすんだって話で潰されちゃうっていう話ですね。売国棄民の極みであるという意味で「売」。「売」っていうことですかね。はい。すみません。
高井たかし:
はい。じゃあどうぞ。
記者:
毎日(新聞)です。高井幹事長、お伺いしたいんですけども。選挙制度の協議会ありましたけども、協議会でどんどん議論すればいいというお話でしたけど、なかなか比例中心という話になると、協議会の中では少ないほうなのかなと、そういう意見の方は。その中で比例中心という話をどういう風に理解してもらうというか進めていくか。どんどん進めていくと逆に比例中心じゃないほうの制度に話が進んでいってしまう可能性もあるんですけれども、その辺どうお考えですか。
高井たかし:
そんなこともないんじゃないですか。今日の発言でも明確に言ったのは公明党も都道府県の比例代表制。それから共産党も11ブロックの比例代表制。で、れいわも比例だと言いましたし。参政党さんもそうだったんですかね。確かに数の上でね、小さいですけど。ただ、あと有識者、谷口先生とか中北先生も都道府県の比例代表制っていうのをかなり。都道府県の比例代表制度っていうのは、人によっては中選挙区制に近いと言ってる人もいますけど。そういう意味では比例の中にもこう幅はあるので。代表は全国一律の比例と言ってますけど。私はあと結構、自民党とかですね、国民民主党の人と話しても都道府県の比例代表制っていうのはありだねっていう。なかなかやっぱり小選挙区、中選挙区はなかなか難しいんじゃないかと現実にはという意見も出て。私は小選挙区にこだわる立憲民主党と、あと自民党の中でも半分がまだ小選挙区だと。ただ、その一方でね、比例復活はダメだとかいろいろ問題点をいろいろ言ってるんですよ、現行制度の。じゃあそれどうやって改善するんだっていう案がほとんど示されてないですから。私はもう抜本的にねやっぱり今の選挙制度がわかりにくい。それによってやっぱり国民の政治不信が起こり投票率の低下が招いてると。本当にわかりにくい制度だと思いますから。これやっぱり区割りっていうのも1つの大きな要素で。私の選挙区、埼玉13区なんて去年の選挙で半分変わってますから。こんなことを繰り返してたらますます政治不信になりますから。私はこの機会に抜本的に改善するんであれば、比例代表制っていうのは十分にあり得る。で、世界を見てもですね、比例代表制をとっている国が多いですから。私は十分実現可能だし、各党にも明確に表明する、大きな政党はまだ少ないけど、党内にいろいろ聞いてみるとですね、比例代表制いいんじゃないかっていう意見は結構ありますから。私は実現可能だと思ってます。

記者:
すいません、もう1つ違う点なんですけども。大石さん。あ、その前にすいません。いいですか? 我々、れいわをちょっと馬鹿にするとかそんなことはないですっていうことはちょっと理解してもらいたいなというところと。で、質問なんですけども、すいません。明日ですね、共産党と政策の会談があると思いますけれども、こちらのすることになった狙いとですね、どんなことをお話ししたいか教えていただけますか。また、あと今後ですね、党首会談というものがあるのかどうか。かつて、山本代表と共産党の党首会談っていうのがあったと思うんですけれども。明日の会談がまたそういうのに繋がっていく可能性があるのかお願いします。
大石あきこ:
はい。ありがとうございます。大石あきこです。れいわが、毎日新聞さんに馬鹿にされてると思ってないです。それぞれの、何でしょうか、その界隈ですね。私で言えば、れいわで言えば国会の中なので、国会の中でという意味でした。はい。明日、そうですね、プレスリリースさせていただいてますが、おっしゃるように共産党の政策責任者である山添拓さんとれいわの責任者である大石あきこで意見交換をすることになってます。狙いは共産党に聞いていただけたらなと思うんですけども。プレスリリースにも書きましたけれども共産党さんのご提案だったので。断るでもないのでお受けしたので、お受けした以上楽しみたいなと言いますか、と思ってます。私が答えるのはそのくらいでしょうか。党首会談?
記者:
国会の中ではですね、共産党も含めておそらく茶番という言葉もいろいろ、れいわの中では出てくると思いますけれども、そういったことも含めてまたお話とかもされるんですか。
大石あきこ:
そうですね、やはりれいわ新選組は独自で、先ほども立憲民主党がマーケット意向だとか言ってね、円安は円安だって言ってる一方でアメリカには80兆円相当のドルを日本が出していく、その過程でこれ円安要因にしかなりませんので、何でそれ必死に食い止めないんだみたいな、野党への徹底批判っていうのを私たちはやらなければいけないと思ってますよね。一方で野党共闘なんだからみたいな感じで、今のような批判も野党批判、なんか野党で組まなきゃいけないんだからそういう批判は慎んだほうがいいみたいな流れでどうしてもあったり、メディアでもそう書かれたりもすると思うんですよ。だから私としてはれいわは独自路線で、そういったことに一切引っ張られずに言うべきことを言うっていうことが一番大事だと思ってるんですよ。そういう意味では安易に対談をやったりとか、そういう仲良くやっているとアピールになるようなことっていうのはむしろ私は慎んでいますし、この党全体もそうであってほしいなという風に思ってます。
山本太郎:
ま、リクエストあったってことでしょ? 共産党側から。
大石あきこ:
そうですね。
山本太郎:
ね。そういうことです。それ結局、何かっつったらそのあと党首討論まで行くのかっていう、それを別に他の党ともやってないのに、どうしてわざわざ共産党といきなりやるんですか?って話になりますよね。だって他の党とやってませんよ、私たち。そうでしょ? 共産党は知りません。他の党だから。私たちとして、各党でいろんな党首討論をやっていく、党首同士でやっていこうってことは一切やってないわけだから、特別、どこかの党と受けるっていうことはしない。だってやっぱりその先に何かしら戦略だったりとかっていうものがあるんだったら話はまた別かもしれませんよ。でもそういうことなしに、何かしら党首が一緒に会談するってことはまた別の意味を持っちゃうっていうことですね。そこら辺はもうちょっと私、考え方がもっと緩かったんですよ。2019年のときには。やっぱり100年の歴史を持つ政党だから、やり方っていうのはものすごく巧みですからね。そういった意味で、そういう政治に関してはまだ6年くらいしか経験してない私っていうのは、もう手のひらで転がされるような存在だと思いますよ。善意だけでやってるわけじゃないだろうから、ある意味でグリップしたいくらいのことは考えてるでしょ。100年やってんですよ。そう考えたとしたら、やっぱりあのような感じに今、来られても困りますよね。あのときの思惑でというか、あのときの延長線で来られても困るわけですよ。当時は当時、今は今。で、そんなことで何かしら党首同士が一緒に会いますっていうのは、その先の展開が何かしらあんのかとかですね。そういうものは特にあるわけでもないし、そもそも私たちはそれぞれ違うグループでやってるわけですね。同じ考え方だったらもうとっくに同じになってるでしょ。他の党とも一緒に。でもそうじゃないわけだから。この国会という場所が事実上茶番であるってことを私は6年間の参議院で確認して、これじゃもうダメだと思って自分で旗揚げしてるわけですから、当然、他党とはやっぱり温度差だったり距離っていうのはものすごくありますよ、実際は。そっからのスタートだからってことですね。そこにおいて共産党さんは何かしら他党といろいろお話になってるってことですね。だから共産党としての狙いはあるかもしれないけど、うちはその狙いと一緒ではないですよね。お誘いいただいたので、おそらく政策担当者同士、この国会を振り返ってみてどうですかみたいな話をするんだろうなと私は捉えてますけれども。その程度です。なのでそんな仰々しい話じゃないと思います。はい。
高井たかし:
はい。よろしいですか、今の? 先に挙がってたんで。じゃあ。
記者:
高井さん以外の3人に行きたいんですけど。やっぱり通称使用の法制化っていうことを、これは高市さんも非常に強烈に支持する日本会議とか、神道政治連盟が、もう何が何でも高市にしなければ選択的夫婦別姓にさせられ、国体が変わってしまう。総裁を祝う会で、支援者が熱烈にそういうことを発信してたんですが。岩盤支持層に向けてこれをやると。藤田さん含め維新も非常にこれも乗り気であると。玉木さんも1つの選択肢だというようなことを言っています。やっぱり参政現象もそうなんですけれど、ジェンダー・バックラッシュというか、女性のジェンダー平等とか女性活躍ということと、ある種、逆な国家の中の1つのパーツとして女性をはめ込む、もしくは家父長制の中に女性が入るべきだというような流れの中の、今、その価値とか今回は法制化ということで進めようとしている流れがあるんですけれど、そのことに対する、軍拡路線ということとも歩調を合わせてると思うんですが、そのことに対する3人のご意見をそれぞれお聞きしたいんですが。
山本太郎:
私は一言やな。ファンサに権力使うなってことです。ファンサービスに権力使うな、それだけですかね。
くしぶち万里:
何を今さら通称使用の話をしてるのかっていうのがもう率直な感想ですね。もう30年、選択的夫婦別姓で議論をし、法案も提出し、先の通常国会で、もうあと一歩っていうところまできているのが民意であり、経済界の声でもあり、永田町のほとんどの声ですよ。なのに総理が高市さんになった途端に通称使用の法制化を進めたほうが便利だなんて、そんなフェイクなことを、全く便利じゃないです。むしろややこしくなる。国際社会とも全然、整合性取れない。もう夫婦同姓は世界で唯一、日本だけですからね、これ強制してるのは。だからこういったおかしなパラドックスのような高市政権こそ倒して、通称使用の話はなくしていかなきゃいけないと強く思います。おっしゃったように、家父長制の話とすごくリンクしてると思いますし、冒頭、女性政策のね、質問もありましたけれども。やっぱり家事とか介護とか子育てとか女性は女性の役割っていうところに戻していくほうが、戦争経済の中でも、いざ戦争になったときも効率的であり合理的であるというような逆算から来てるんじゃないかと思わざるをえません。
大石あきこ:
大石あきこです。そうですね、なんかイデオロギーでそういう女性を女性らしく家にとどめたいと、名前を結婚したら変えさせたいみたいなのって、もう時代の限界がきてるとも言えるんですね。そういう側からも見ないといけないと思うんですよ。だからなんかそういうイデオロギーで古いことしか言えないままなんだなっていうのは高市政権の非常に限界だと思いますよ。これはもう左右とか関係なくね。やっぱり経済的利害で考えて、女性、日本の中での女性っていうのは、まだ女性は差別されていますけれども、それでもこの数十年の中で、かなり経済的に台頭してきたというか、肩を並べるところとかも出てきているわけですよね。海外で活躍するとかも現実化している中で、実際に不便になってるわけですよね、いろんな女性にとって。だからなんかあんまりイデオロギー超えて、そういうことを言い続けても、もうそれって流れが止まりませんし、そういった経済的に活躍してる女性からしたら、もう不便でしかないっていうのが既に生まれてるわけですよね。だからなんか、結局、それって自民党が一番嫌だったのって事実婚なんじゃないの?と。結婚っていう体(てい)をちゃんと社会でとって秩序を保たせたいっていうイデオロギー優先だったんじゃないの?って思うんですけども。このままいったらやっぱり女性で活躍してる人なんか、自分の経済合理性とか合理性考えたら事実婚を選ぶわけじゃないですか。だから、なんか自分たちがそれ一番嫌なシナリオだったんじゃないの?っていうのは私は客観的に見て思いますね。だから、ある意味でそれって全部自分たちに、自民党が今まで重んじてたことにトゲが返ってくるというか。だからでもそんな選択しかできないのが自民であり、維新なんだなっていう目で生暖かく見ております。生暖かいですけど主体的に言えばさっさと通せよっていうことですけれども。
高井たかし:
はい。じゃあどうぞ。
記者:
すいません。2問目お願いいたします。これはちょっとどういう風に聞いたらいいかとちょっとわからないんですが。アルゴリズムというのがあって、今、国際的にアルゴリズムを規制しようという流れがあるわけですよね。れいわ新選組というのはやっぱりSNSを中心とした政党であるということなんですけども。アルゴリズムを規制するということは、国あるいは国家というものが規制するわけですから、今は規制される立場にあると思うんですけど、どのようにお考えですか。あるいは例えばですよ、規制する側になったときにどのようにお考えになるのかということを両方お聞きしたいと思っています。
大石あきこ:
えっとですね、まず基本的にアルゴリズムっていうのは、メカニズムとしてそういったSNSでどうやって普及させていくか、おすすめに上がっていくかとか、そういった拡散のメカニズムを決めているような法則とかそういうものですよね。人為的につくられたものですよね。で、アルゴリズムを規制するっていう言葉は、ちょっとざっくりし過ぎているのかなと思います。もう当然、何らかのアルゴリズム、何らかの規制だったりコントロール、制御のもとに組まれているアルゴリズムですので。それが何て言うか、おっしゃるように権力者の都合の良い情報の統制だったりっていう方向で何らかのアルゴリズムの統制だったり、自分たちの都合の良いほうにっていうことをどう思うか?という問いであれば問題があるだろうということですよね。なので今、SNSというのが本当に良くも悪くも非常にこの人間社会の閉塞感を生んでいると思います。SNS自体が。AIも含めてね。だから、そういった私たちの社会の科学技術をどうやって私たちの、生きてる人々、生身の人々がどうやってそれを幸せに使っていくんだっていうところから逆算して、SNSのそういったルールのあり方だったりっていうのは私は規制も必要だと思ってます。だけどもその規制が権力者側に単に都合の良いだけで、でも一般の人々がものすごく傷つけられていったりとか、そういった名誉毀損が野放しになっているっていう現状はよろしくないので、ちょっとそういった、何を規制すべきで、どういった規制が望ましくないのかの整理をして、私たちもそういう発信をしていければなと思ってます。

高井たかし:
はい。そろそろよろしいですか? 最後、お1人で大丈夫ですか? じゃ最後の質問でお願いします。
記者:
すいません、しつこくて。東京新聞ですが。ちょっとさっきの女性の関係と連動するんですが。やっぱりそれでも何かやっぱり取材をしてると、女性初の総理になったからちょっと応援したいんだという女性や参政党を支えるような女性ボランティアもすごく多いと。候補者にも女性がすごく増えていて。増えてるのはいいけれど、非常に保守的なことを考えている女性がやっぱり増えている。この状況をどう分析し、ここをどう、そういう意味では革新系の皆さんが打開していくべき、メディアの責任というのも1つかなりあると思うんですけれど。れいわのやはり登録者を見ると参政の次に40万ということで、やっぱり私がYouTubeなんかをやってても世の中の関心はですね、やっぱりれいわには結構向いてるんですけど。やっぱりマスコミの取り上げ方とか弱いっていうのは、たぶんそこに今、比例してるような状況があると思うんです、この高市さんへの支持。で、女性の保守化みたいなところをお二人中心にどう打開して変えていくべきという風にお考えか。
大石あきこ:
そうですね、もう本当にこれは前人未到のことだと思ってます。やっぱりマスメディア、そしてSNS、そういったことを、SNSも、やっぱり最近そういった大きな資本や組織を持ってる方もだいぶ攻略してうまくやれるように、お金を投下すればできるようになってる可能性があるなと思っていますので。そういったことってやっぱり前人未到だったり、そういった空中戦とかシステムの部分っていうところも課題であれば。でもやっぱり最後は生身の人間ですよね。それってやっぱり世に出て、1軒1軒、何て言うか、一人ひとりに話しかけて、あなたどう思ってますか? なぜそう思うんですか?っていうことをできるだけ政治家が今、今日あなたがどう思ったのか、なぜなのかっていう、その回路ですね、をちゃんと今を知るしかないんです。そこからしか自分が、じゃあこの人にはどう伝えたい? どうやってわかってもらうのか、自分はどう考えるのかが出てこないので。今、こんな半端な答えかもしれませんけれども、やっぱり私が向き合うべきはそこだなと思ってます。
くしぶち万里:
くしぶちです。女性の保守化っていうことなのかしら?と、私は逆に思うんですね。高市さんの支持が高いっていうこと、女性の総理が誕生したっていうことイコール女性が保守化してるからではまだないような気がする、まだっていうのはわからないっていう意味で。まだこれから様子見ていかなきゃいけないっていう意味で、まだって使いますけども。で、私はむしろ女性が総理になったことで、やっぱりトップに女性がなることへの、やっとそうなったなという期待感であったりとか、自分が苦しい思いをしてきたところに女性が出てきてくれたなという、高市さんに限らないんですね。別に高市さんだからではなくて。だから政治の場にずっと黒スーツばっかりの人が会議の場面でも、なんか新聞の写真でも、出てきたところに女性がど真ん中にいて、財務大臣も女性だと。ようやくそういう時代に来たなということへの支持があるとすれば、そういった支持であって、それがイコール保守化っていうところまではまだ政治の慣習として行き着いてないというのが残念ながら今の状況ではないかと。で、その「サナ活」とかいってバッグとかペンとか売れてるんですか? 全然わからないですけど。で、表参道に行くと高市さんの大きい何か似顔絵が掲げられてる小売り店とかあるんですよね。で、げげーっとか私は思いますけど。でも全く政治に触れてない、あるいは経済でも本当に自分の仕事に一生懸命やってきて、男性社会の中でやって来た人たちがようやく女性が顔になったっていうことへの、何か、なんだろうな、少し、もしかしたら世の中少しは変わるのかしら、自分の職場も、みたいな。何かそういったものであって、保守化っていうところまでではない。で、だから逆に同じ政治の世界で我々のような主張であるとか、それで国会の質疑を見たり、新聞見たりする人がもし増えてるとすれば、じゃそこにしっかり我々が登場していくっていうことがむしろ求められてる、必要な場面なんじゃないかという、勝負はこれからだって私は思います。

山本太郎:
支持率が高いということをみんなが保守化していっているというところではないんだろうと私も思います。何かしら、その目新しいというか、これまでと違う。おっさんがずっと仕切ってたところに女の人が出てきた、みたいな。女性初の総理っていうところも、やっぱりこれなんか、ブームになるというか、やっぱりそれだけそういった露出が多いってことですよね。それだけの宣伝がなされた結果、やっぱり支持がなされてるってとこにも繋がっていってるわけだから。これはやっぱり高市さんが何をやったかとか、何をしようとしているかってことに関しては、具体的に何をするかってことも、そこまで語られてこなかったと思うんですよ。なんか、日本人の底力を信じてるとか、ある意味でのちょっとスローガンチックなというか。ある意味で、ちょっと何と言うか、具体性はないんだけれども、何となく刺さるかもしれないみたいな言葉ですね。何となく受け取りやすいメッセージ。で、政策というもので、どういうことをしていくんだってことも、かなり具体的ではなかったと思うんですよ。はっきり言っちゃえば。で、具体化していったのは、それがちゃんと形に落とし込んで見えてきたのは、今回の補正(予算)だとは思うんですけれども。そういった意味で、雰囲気だけで売っていくということにはすごく成功したんだなって。ある意味、これはもう広告代理店的手法がぴったりとはまったっていう。それまでの商品というのは、菅さんだったりとか、ちょっと岸田さんだったり、ちょっとどっちかというと売りにくいですね(笑)。自民党の汚いおっさん政治家とかの存在感としても味のないスパゲティとかね。
大石あきこ:
訴えられますよ。

山本太郎:
街の人がよくそういうことを言ってんの、私、耳にしたことあるんですけれども。
大石あきこ:
人のせいにしてるでしょ,街の人とか。
山本太郎:
違います、違います。居酒屋でそういう話。違います、私は一言もそんなこと言ってない。
くしぶち万里:
冷たいピザとかね、昔ありましたよね。
山本太郎:
そういうのもありますよね。だから、そういったイメージを良いものにしていくってなかなか難しいじゃないですか。いくら広告代理店、電通が入ってるっつったって。けれども今回、やっぱり女性、日本憲政史上初の女性が総理になったとか、ちょっとある意味でこう、同じ女性として共感できる。それは嬉しい。誰が誰であったとしても考え方とかの前に、まずその女性がその地位にまでいったかっていうことに対してもやっぱり共感するし。それを私、否定するわけじゃないです。でもそういった意味でものすごく売りが強い、これまでの総理に比べたら、かなり売りが強いというような、商品として非常に売りやすかったと思いますね。その裏に非常にこれまでの自民党のおっさん政治家たちよりも、よりおっさん的な内容を含んだ、大日本帝国復活に向けてくらいのテイストも。ご本人にはそこまで。
大石あきこ:
訴えられますよ。
山本太郎:
街の中で言ってましたね、これね。居酒屋で言うてました。
大石あきこ:
言ってないでしょ、そんなの。
山本太郎:
(笑)。何の話かわからなくなるから、やめてくれません? そのツッコミ。まぁ、ね、何回も訴えられてる人やから、訴えられるラインに来たらこう止めようとしてくれてるんだと思いますけど。何の話やったっけ? まあ、とにかくですね、そういうような、ある意味での高市さん自身が超タカ派だと、私は思わないんですよね。逆にそういう客に応援されてるから、そういうことを結構、ファンサとして強めに言っていったらだんだんそれの本物になっていくみたいな形だと思うんですよ。元々そんなに超タカ派だっていう考え方だったかっつったら、そこまでじゃなかったんだろうと。逆に言ったら支援者が政治家をつくってたんだろうという風に思うんです。なので、そういった部分だったりとか、彼女が今、何をしようとしてるのかってことに関しては、やはり多くの方々は知らないわけですね。逆に言ったら、見てみろ、日本の近隣諸国見てみろよ、と。どこも軍拡してて、日本だけそれをやってないのは危ないじゃないかっていうような、いかにもそれで納得しちゃうような言葉と共に説得されていけば、ね、それを受け入れるっていう、なんかこう準備ってできていっちゃうと思うんですよね。だから何かっつったら、一番はやっぱり広告宣伝っていうところの、それを載せていく商品としては、非常に今回は女性でありっていうようなさまざまなことが、相乗効果生んでったんだろうなという風に思います。過去の政権で成功しなかったことが、今回はかなり大きくそこに寄与したんだろうという風に思いますね。で、何を言おうとしてたんだっけな、まぁええわ。

大石あきこ:
まぁね、大阪万博のキャラのミャクミャクだってね、機運醸成費っていって数十億円突っ込んだら、もう大阪のうちのリビングにも一時期ミャクミャクが置かれていたくらい、やっぱり機運が醸成されますので。そういった機運醸成費とかも、実験的にいろんなこともやったのかなとか思います。はい。
山本太郎:
ね、アルゴリズムって話もあるわけだから。彼女がとか、とにかく一番推していきたいようなものを、どんどん集中さしていって、投下させていくっていうようなことは、たぶんテレビ以上にコントロールできますよね、ネットは。上手にやりはってんじゃないですか。そういった意味で高市支持が高まっているってことに関して、それがこの国が保守化していっている、女性が保守化していってるっていうことを直ちに言えるかっていえばなかなか難しい。これは広告戦略っていうとこがはまった上でそういう支持率が高まっていってるってとこなんだろうと。ただし、やっぱりそういった一定、好意的に見ている人たち、好意的に見てるというところから、より共感を呼ぶような話にしていくっていうところから、本当の、ある意味で、よりタカ派を生み出していくっていうところにまで派生させていくってことが重要なんだろうなと思います。彼らの戦略としては。それまでそんなこと言ったことが、そんなことも考えたことも言ったことがない人たちもやっぱりダメよと。やっぱり日本は強くなきゃダメだから、軍備もでかくしてかなきゃダメなんだみたいな主張をこれまでしたことがないとか、考えたこともない人たちにまで拡げて、その人たちの口からそれが語られるようになっていくっていうところが、たぶん目的地というか、そこまで着地させるというようなことをやっぱり視野に入れた上で、やっぱり広告戦略を組んでんじゃないかなという風に思います。
高井幹事長:
はい。よろしいでしょうか。はい。じゃあこちらからもよろしいですか? はい、じゃ、以上で不定例記者会見を終わります。どうもありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

