緊急事態は徹底的な補償とセットで、「梅雨入りに解除」を目指す、について 山本太郎(れいわ新選組代表)

今月7日、更に2週間延長された緊急事態は、
3月21日に「解除」される。

解除の理由は?

「打つ手がないから」と聞こえてくる。

努力しろ、頑張れ、協力しろと繰り返され、
届かぬ兵站を待ち、自己責任でたどり着いた新型コロナ感染拡大からの一年。

「打つ手なし、故に緊急事態は解除」

まるで、無政府状態の国に私たちは生きている。

打つ手はあるのか。

ある。

打つ手はあるし、
打った手によって市中感染ゼロを実現している国もある。

「れいわ新選組が政権与党だったら」何をするか。

「2議席しかないだろ!」「バッジもないくせに!」などのからかいは無意味だ。
新型コロナを乗り越えるには何が必要かをみんなで考える上で、
案の一つにして欲しい。

私たち、れいわ新選組が、
この局面から政権を担当するなら、
緊急事態は解除しない。

いつ解除する?

梅雨入りごろ(6月目標)に解除を目指す。

もちろん、数ヶ月に及ぶ緊急事態でも、
その後も、人々が生活や事業を維持できるだけの、
徹底補償はセットだ。

主な財源は、年200兆円規模の通貨発行(国債発行)で行う。

どのような補償か→こちらをご覧ください。
https://reiwa-shinsengumi.com/covid-19-policy202008/
https://reiwa-shinsengumi.com/reiwanews/6333/

財源は?→こちらをご覧ください。
https://youtu.be/loD2wHTaib0

緊急事態は、徹底的な補償と両輪。
これが、私たちの基本である。

緊急事態を梅雨入りまで延ばす理由は?

この期間を利用し、
徹底した検査体制と万全の医療体制を構築するため。

「長くなりすぎても何ですので、ここらで終わりに」の解除では、
何度でもぶり返す。

数が増えれば医療は逼迫、それを受けて緊急事態。
数が減ればまた解除。
変異したより強力なウィルスが、解除とともに拡がり、
また緊急事態、の繰り返し。

緊急事態宣言下で時間を稼いでいる間に、
感染者数を減らすための根本的な施策が行われないことが繰り返しの原因だ。

疲弊するばかりの行動制限リピートを続ければ、
心まで壊れてしまう。

一回で決めよう。

れいわ提案、
緊急事態を梅雨入りまで延長し、徹底補償の上で、
無策の1年間を取り戻すための準備。

初期設定からやり直し。

この期間を利用し、
徹底した検査体制と万全の医療体制を構築しよう。

新型コロナは、これまでの感染症とは違い、
発症してからの対応では遅い。

季節性のインフルエンザであれば、
人に感染させるピークが訪れるのは、発症してから。

体調が少し変、
と症状が出現してからが人にうつすピーク。

一方で新型コロナは、人に感染させるピークが訪れるのは、
発症の約3日「前」から。

体調が少し変、ってなる約3日前から、
人にうつすピーク。

この状態で感染を拡げる恐れがある「無症状者」を、
徹底した検査で捕捉する。

検査を徹底しなければ、無症状者からの感染は止められない。
誰でも何度でも検査できる体制が必要。

検査によって捕捉した無症状者を保護(隔離)することが、
この感染症の拡大を防ぐ一丁目一番地。

検査で捕捉された無症状者などには、
医療的ケアを受けられる体制で、選手村や競技場、ホテルなど、
行政による14日間の保護期間を過ごしていただく。(自宅療養はなし)
それに対して、所得の補償と、協力金としてボーナスをセットに。

検査の徹底拡大と保護(隔離)、
これをやらなきゃ、感染の拡大は止まらない。

わかりきったことなのに、やってこなかった。

もちろん医療機関に対する減収補填や、潜在看護師の掘り起こし、
医療従事者の処遇改善、エッセンシャルワーカーへの危険手当も必要。

これに加えて、検疫を強化。
言い方を選ばないなら、プチ鎖国。

これらを徹底すれば、医療を逼迫させず、
感染者以外は近い将来、日常に近い状態に戻れる。

これまでは、
事実上、ほとんどノーガード戦法。

あまりにも場当たり的で、その皺寄せは全て現場に跳ね返り続けた一年。
一方で、ほうけた為政者は、
コロナに勝った証としてのオリンピックを開催するとのたまう。

同じ国に生きながら、
見えている景色や目指すべき地平がこれほど違うことに頭を抱えるが、
今ならやり直せる。

緊急事態は梅雨入りするまで解除せず、
これまでと180度違う徹底した対策で、
台湾やニュージーランドみたいに島国の特性を活かして、
市中感染ゼロを日本で実現させよう。


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