【文字起こし&動画】高井たかし(比例近畿ブロック・滋賀3区)次期衆院選 れいわ新選組 公認予定者 発表記者会見 2021年10月5日 滋賀・滋賀県庁

司会:
本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。これよりれいわ新選組、次期衆院選公認予定者発表会見を行います。まずはじめに山本太郎代表からのご挨拶と公認予定者からのご挨拶、その後に質疑応答をさせていただき、最後にツーショットの撮影と公認予定者の報道資料用撮影をさせていただきます。それでは山本代表よろしくお願いします。

山本太郎:
本日は大変お忙しい中、このように集まっていただきましてありがとうございます。そしてお邪魔を致します。座らせていただきます。れいわ新選組代表山本太郎です。次期衆院選挙、そこにれいわ新選組の予定候補者、候補予定者を擁立するというために、今日この場を設けさせていただきました。よろしくお願い致します。なぜ滋賀なのかということも、おそらく皆さんの中にあるかもしれません。当然、なぜ滋賀なのかという質問自体が私はちょっと、究極を言えば愚問だなと思ってしまいます。「もっと自信を持ってください、滋賀県」と言いたいってことですね。「関西の水がめ」であり、やはりこの商いというところも古くからこの関西、そして日本全体を潤わしてきた地域。ここ滋賀県において最近ではやはり若い世代、そういう人たちもですね、やはりアクセスの良さであったりとか、環境の良さというところから多くの若い世代が移り住んでくる、その人口が増えてきているというようなこの地域はまさに、これからの日本を作っていくという意味においても非常に重要な地域になり得る、なってきている、そういう滋賀県だと私たちの中では認識をしております。その滋賀県において私たちれいわ新選組の候補者を立てていくということは、これは当然の流れであろうと、そのように認識をしております。では早速、私たちの候補予定者、皆さんにご紹介したいと思います。この方でございます。よろしくお願い致します。どうぞ。れいわ新選組の滋賀3区、滋賀3区で公認予定者として立候補をしていただくということの高井たかし、高井たかしと申します。現職の衆議院議員でございます。それでは早速、高井さんのほうから皆さんにご挨拶よろしくお願い致します。

高井たかし:
はい。ただ今ご紹介をいただきました、この度、次期衆議院選挙にこの滋賀3区から立候補を決意を致しました、衆議院議員の高井たかしと申します。なぜ今回、このれいわ新選組から私が立候補を決意したかということをまずお話したいと思います。一言で申し上げれば、山本太郎代表を総理大臣にしたいからです。山本代表はですね、結構ちょっと誤解されやすい面もあって、まあ、国民の皆さんや、あるいは国会議員の中でもですね、ちょっと変わってる人じゃないかみたいに思われる、誤解されてる面が多々ありますが。私は実は山本代表とは2年前の8月にマレーシアに一緒に出張に行きました。マレーシアという国は消費税を廃止した国でした。その消費税廃止が果たしてうまくいってるのかどうかということを、山本代表と、それから立憲民主党の議員と数名で行って参りました。それまで私は山本太郎代表とは、まぁ参議院議員でしたから、何度か仕事上の付き合いはあり、例えば私が議員立法を作って、あの教育情報化法(「学校教育の情報化の推進に関する法律案」)っていうのを提出者になったんですけども、その時、参議院に説明に行ったときに内閣文科委員会かな。で、あの山本太郎代表が質問をされて私が答えるという、代表、覚えてないと思いますけど、そういうこともありました。まぁあの、ただ、深く知り合ったのはその2年前のマレーシアでした。本当に消費税廃止できるのかと、そして、どうやったらこの国の今、本当に厳しい状況に置かれている、特に生活に苦しんでいる皆さんを救うことができるのか。

20年以上デフレが続いて全く成長してないなんて国は、世界中、本当に日本だけです。皆さんも海外に、ま、旅行だけじゃわからないかもしれません、住んでみたらわかります。もう物価が全く違う、賃金も全く違う。20年前からなんにも変わってないなんて国は日本だけです。その日本、なんでこんなに経済が成長しないのか? 生活が豊かにならないのか? そして格差が拡がっているのか? そのことを徹底して追究しておられ、まさに消費税が二度増税されたということが、私たち共通の最大の原因であると思ってますけれども、そういったことを夜通し語り合うことができました。すごい人だなと思いました。ちょっとイメージとは全然違いました。でも本当に裏表のない方で、私はこの山本太郎さんについていきたいなとその時から思うようになり、当時は立憲民主党の衆議院議員でしたけれども、その後もお付き合いをさせていただいて消費税減税の勉強会を、立憲民主党の中でも、当時は枝野代表(は)否定的でしたからなかなか開くの大変だったんですけれども、私が先頭になってそういうグループを作って消費税減税の勉強会などもやって参りました。

ところが去年の4月に、私が緊急事態宣言中に大変軽率極まりない行動で本当に皆さまにご迷惑をおかけしてしまい、立憲民主党を除籍処分ということになりました。まさに失意のどん底にあるときに、真っ先に声を掛けてくださったのも山本太郎代表でした。あのとき山本さんからやり直しができない人生なんかないと、どんな失敗をしても必ずやり直すことはできるんだと、そういう日本を一緒に作りましょうと言っていただいて、どれだけ嬉しかったかわかりません。ちょうど山本太郎さんは都知事選挙に立候補されるところでしたので、私も喜んで裏方として政策作りのお手伝いをさせていただきました。その後、れいわ新選組(に)入らせていただきたいと思いつつも、一方でやはりこの私の不祥事をどうやって償っていくかということを考えたときに、やはり国会議員としてやれることをしっかりやりたいという思いが募っておりました。ただし無所属では質問にも立てません。正直申し上げてれいわ新選組に入っても、2人が3人になってもほとんど質問のチャンスはありません。そういった中で、ネットの声をひとつひとつ拾って、TwitterやFacebookで困ってる方の声を1個1個解決していく、そんな仕事を自分でやろうと思ってやり始めました。おかげさまで多くの方からたくさんのご相談をいただいて、ひとつひとつ解決していくうちに、だんだんたくさんのお願いをしていただくようになりました。ちょうどそんなとき、去年の11月、国民民主党から会派を一緒に入らないか、というお誘いを受けて非常に悩みました。山本代表とも相談をして、山本さんは高井さんが一番いい道を、高井さんが一番活躍できる道を進んで欲しいとおっしゃっていただき、私は国民民主党に、会派に入りました。ただし会派に入るときも山本さんとの関係もしっかり伝えた上で、それでもいいかと、そして党には所属はしませんということを申し上げた上で、国民民主党の会派に入らせていただき、おかげさまで、国民民主党はある程度人数がいるもんですから、私は厚生労働委員会と法務委員会に所属をして、さらには予算委員会や内閣委員会でも何度も質問のチャンスをいただいて、実は前国会では合計76回、計26時間質問をさせていただきました。これは全衆議院議員465名の中で一番の質問時間になります。それだけのチャンスをいただき、そしていよいよこの衆議院選挙を迎えるというこの段階になって、私はやはり最初に思った山本太郎総理大臣を誕生させたいと、そのために一緒に働きたいと、その思いから今回、れいわ新選組からの出馬を決意を致しました。

もちろん目指す政策は同じであります。なんといっても積極財政。今のこの緊縮財政をやってる国なんか日本だけなんですよ、コロナ禍で。こんなにプライマリーバランスの黒字化とか、そんなことを平気でいまだに国会で真顔で議論している。そんな状況じゃないんです。アメリカはじめ世界、ヨーロッパ各国、どの国も今、国債を発行して積極財政に舵を切っています。そして今、日本が苦しいのはコロナ禍だからじゃありません。コロナ禍の前からです。コロナになる前から、もう日本は世界最低の先進国、OECD、G7最低のレベルだったんです。それをやはりこの積極財政で打ち破りたいと。私が会派を組んでいた国民民主党も玉木代表をはじめ積極財政、今、かなり訴えています。消費税減税も、ま、実は消費税ゼロまで訴えています。その、しかしながら、やはり私はこの本家本元である山本太郎代表と一緒にそれをやり遂げたい。枝野代表、立憲民主党も今でこそようやく消費税5%に賛同しましたけれども、しかし時限的ということでもありますし、正直、相当渋々なんではないでしょうか。私は本気の消費税減税、そして積極財政をしっかり行って、国民の皆さんの暮らしを守っていく、特に生活に困っている方々を守っていく、その仕事をやらせていただきたいと思っております。

なぜ滋賀3区なのかということもお話したいと思います。私は元々は岡山1区という選挙区で立候補しておりました。しかし実は生まれ故郷ではありません。私はふるさとがない人間でございます。父が転勤族で、北海道で生まれましたけども3歳で引越してその後も全国転々として、小学校だけで4回転校するような男でした。そんな私が総務省で働いているときに岡山県庁に出向で行った、そのときにちょうど政治を志し、岡山から立候補をして、今日まで活動して参りました。しかし私の4月の不祥事により立憲民主党を除名になり、その際、立憲民主党が候補者を立てるということになりました。もしこの岡山1区で私が立候補すれば、それは野党、そしてとりわけ昔いた、お世話になった立憲民主党と相まみえるということになる。それは避けなければならないということで、私は岡山1区からの出馬は断念をし、しかし国会でまだやり残したことがある、山本太郎代表を支えて、一緒にこれからも仕事をしたいということで、選挙区を選ぶということになりましたけれども、私はこの滋賀は若い頃から仕事やあるいは旅行、プライベートで来ていて、本当にいい街だなと思ってました。住みやすい、こういう街に住めたら幸せだろうな、とおぼろげながらそう思っておりました。なので今回、新たなふるさとを見つけるという、そういうチャンスに恵まれましたので、私はこの滋賀県を選び、そして特にこの3区、もちろん草津市、守山市、栗東市、野洲市、いずれも素晴らしい街であるということと、そして立憲民主党が候補者を擁立をしていないというそのこと、そのことをもって、この滋賀3区から立候補をする決意を致しました。

最後に私の、おそらく質問が出ると思いますのでお話しますけれども、4月に私が大変軽率な行動を取ってしまい、本当に多くの皆さんにご迷惑をおかけしたことを、改めてお詫びを申し上げたいと思います。私はこの後どうしたらいいだろうかと本当に悩みに悩みました。先ほど申し上げました通り、山本代表からも声を掛けていただいて、そして一番困っている、苦しんでる、なかなか光が当たらない、そういう方々の声を少しでも、国会議員であれば省庁に繋げたりできる。ま、そういう思いでそういうことをやろうと思って、ひとつひとつ、この間やって参りました。それともうひとつ、山本代表から私はアドバイスをいただきました。今回のような行動をとったその背景にあるものをしっかりもう一度、自分で学び直してみたらどうかということで、私はDV加害者、被害者を守るNPOの勉強会に参加をさせていただいて、毎週土曜日に週1回、この1年間通い続けて参りました。まぁ私は、DV、暴力を振るったわけではないんですけれども、しかし男性の中にどこか潜んでいる、そういうDV的なものというのはですね、私は1年間通う中で、これはもう男性みんな共通してあるものじゃないかと思うようになっています。このことを1年間勉強できたことは本当に山本代表のアドバイスのおかげでありますし、またこれをですね、これからも自分のライフワークとして国会議員にもう一度当選させていただいて、しっかりその政策にも力を入れていきたいと、そのように思っております。私からは以上でございます。ありがとうございます。

山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組、ここ滋賀3区からですね、公認候補予定者として高井たかし本人からの声を聞いていただきました。ではここから記者の皆さんからご質問いただくという形、それによって私たちがお答えをさせていただくということをやっていきたいと思います。(仕切ってもらってもいいですか? お願いします。)

司会者:
それではご質問のある方は挙手をお願い致します。では社名とお名前をお知らせいただきご質問ください。

記者:
あの、読売新聞のヤノと申します。よろしくお願いします。えっと、山本代表にまず伺います。えっとあの、滋賀県の中でも滋賀3区にされた理由を、ちょっと改めて聞かせていただきたいんですけれど。

山本太郎:
ありがとうございます。えっと、滋賀3区。ま、もちろん、あの、その貧困の取り組みで有名であったりとかする野洲市ですねっていうのもありますし、それだけじゃなくて、この草津というところには、最近はかなり若い家族という人たちが増えてきているということもあると思います。やはり関西の中でどこに私たちの拠点を設けていくかということの選択にも繋がると思います、今回の衆議院選挙は。えっと、大阪、兵庫というところでは候補者を立ててきて、きましたが、それ以外の近畿ブロックというところでは手付かずでした。それを考えたときに、もしも最後のひとつを私たちがどこかに立てるとするならば滋賀県だ、という思いは元々あったんですね。で、そう考えたときに、じゃ滋賀県内でどこであろうかって考えた場合に、やはりあの、3区というところに落ち着いたというところでございます。はい。少し感覚的な部分もありますけれども、滋賀3区というところに落ち着きました。はい。

記者:
ま、その、党として目指していくというところとして、その滋賀県に立てるってのは、そのおっしゃった通り、その関西での党の勢力の拡大っていう意味で、ま、滋賀3区であればそういったその、高井さんへの票もそうですが、党への比例の票という意味で取れるのかなっていうご判断をなさったっていうことなんでしょうか。

山本太郎:
あの、比例票という意味で立てる、ま、もちろん衆議院選挙自体が小選挙区と比例ということで、今回、あの、高井さんにはですね、ダブルでエントリーしていただくということです。重複立候補ということなので、その比例という部分を拡げるということを否定することはないですけれども。でも私たちは比例票を欲しいためだけに立てるわけじゃないです。あの、だからこそ、あの重複という形。ま、小選挙区だけで立てればいいわけですよね、比例票が欲しければ。私たちは選挙区で勝ち抜く。ま、すごく短かな期間ですけれども。これまではおそらく自民と共産党っていうような戦い方で、これはもう圧倒的に勝負がつき続けてきた土地だと私は思ってます。一方でその共産党の候補者の方はおそらく、おそらくというよりもこれ、重複立候補されてませんね。という意味であるならば、ここで、この選挙区において勝利するということはなかなかハードルが高いということをご理解された上で、そのような比例と、比例の対策として立てられている可能性が高いってことです。それを考えるならば、私たちはそこを取りに行く、より貪欲に。もちろん選挙区いただきます、という気持ちで、どうかご支持くださいという気持ちで立てる決意をしたということです。

記者:
最後もう1点。候補にするにはまぁ数、他にもいらっしゃったと思うんですが、その中で高井さんを滋賀3区にした理由を改めて。

山本太郎:
ありがとうございます。非常に重要なご質問をいただきありがとうございます。高井さん、非常に優秀なんですよ。非常に優秀。政策立案能力もそうですし。で、なんだろうな、本当に今、苦しんでる人たちに寄り添うという想いですね。で、そこに対して、例えば現行の法制の中で最大限できることは何か?というところから、そこから一歩進めるためにはどうしたらいいのか。最大の目標と、そして短期での獲得目標、で、最終的な獲得目標ってことをしっかりと分けながら、なんだろうな、戦略を立てていける。そういう方だと思ってます。ある意味、私は、先ほどご本人のほうから2020年に自身の不祥事によってというようなお言葉がありましたけど、それによって政治の世界から去ってしまうっていうのは、私はこれはもったいない、ある意味で国家、国にとっての損失、私はそう思ってます。失敗は誰にでもあるものです。その失敗を自分自身でしっかりと見つめ直しながら、もう一度、再起を目指すということは私は担保されるべきだという立場にあります。なのでそれを1年間しっかりと通してきた高井さん、必ず私は国会に戻っていただきたい方だという風に思ってました。で、お互いに連絡を取り合いながら、どういう形で、どうなりましたか?って私も気になりますから、「どこから出ることになったんですか?」「選挙区決まったんですか?」ってことは聞いてたんですけど、高井さん、なかなかそこら辺はどこの党でっていうことをご自身の中で決定するとこまでは至らなかった。で、私が常に言ってたのは、どこからでもいい、どの党からでもいいし、どの選挙区からでもいいから、とにかく国会に帰ってきてくれと。高井さんのこの熱意、先ほどお話がありましたけれども、25年デフレから脱却できていない、格差が開いて地盤沈下、人々の生活が地盤沈下している中においてのコロナウイルスなんですよね。コロナが大変なんじゃなくて、コロナの前から大変だった。この現状を認識しているという政治家ってのはそう多くないんですよ。コロナで皆さんお困りですよね、そこをなんとかしますからねっていうような話になってんですけど、寝ぼけたこと言われたら困るんですね。そのずっと前から、もう地盤沈下して沈没してたんだよ、この国はって。そこにコロナまで来たんだからとどめを刺しに来られたって人たち、多数いるんですよ。ここに対して、やはりどのような戦略でどのような政策、必要なのかってことを的確に考えていきながら政策に反映していけるという能力を持つ人間は、私は必要。特に高井さんには必ず国会に戻っていただかなければならないという思いが常にあって。で、最終的にお話し合いといいますか、コミュニケーションしたときに、だったらうちからでいいじゃないですかっていうお話をさせていただいたってことですね。はい。まぁご本人の中にもいろんな遠慮があったと思うんですよ。各方面に対しても、私に対してもですね。それは常に自分の中に、一度やらかしてしまったって思いが強いからだと思うんですけど、でもそこでスタックしてちゃ何も始まらないし、やはり彼が持っている能力というものを最大限、私は国政で発揮していただくことこそが、何よりも人々のお役に立てることだろうということを思い、ぜひお願いしたいという思いでした。

記者:
ありがとうございました。

記者:
朝日新聞のヒシヤマです。山本代表にお尋ねします。中央の枠組みでは共産党とれいわさんは選挙で協力関係にあると思うんですが、今回、滋賀3区には共産党が佐藤(こうへい)さんを立てております。中央のその選挙協力という枠組みで共産党さんとギクシャクするようなことは生じないでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。野党共闘の基本的理解としましては、選挙区において一本化すれば勝利できるという候補者であるならば、そこは調整する必要があるという認識です。一本化しても選挙区で勝てないというような恐れがある場合には、ここは競合しても仕方がないというのが野党共闘の基本だと私は認識していますし、そのように聞き及んでいます。そう考えるならば、滋賀3区というところにおいて考えた場合には、私たちにも当然、そこに選択肢として、れいわ高井ということで名乗りを上げるということは担保されることだろう、という風な考えです。そこにおいてギクシャクされるということだったら前提が変わってしまうねってことだと思います。

記者:
滋賀3区に高井さんを立てるにあたって、事前に共産党さんとの調整みたいなことはされてないんでしょうか。

山本太郎:
滋賀3区、滋賀3区というところに対して私自身、ま、まずは滋賀県ですね、まずは滋賀県内で候補者を立てたいという思いはずっとありました。で、当然、滋賀県内から手を挙げてくださった方々もいらっしゃいました。私たちが事前にリザーブで20人いるとかっていうお話をさせていただいてた、要は野党共闘しなかった場合に立てますよっていう風に、リザーブとしてお待ちいただいてた方々の中にも滋賀県の方がいらっしゃいました。でも、この局面で野党共闘をするという方向性にいった中で、立てられてももう限りありますよね。一気にそのリザーブ解放するわけにいかないってことです。だって対立してないわけですから。そう考えたときにやはり最後のひと枠っていう自分の中で考えた枠、残されたもう最後の枠として私は滋賀県に立てたいという思いがありましたので、そこから考えたときにやはり高井さんという人材、まぁ元々滋賀には立てたいという思いがあり、そして、えっと、この時間が経過するごとに、高井さんが私たちと一緒にやってくださるということが決まっていったってことなんですけど。先に滋賀県、私の中でありきってことですね。で、3区に決まっていったっていうのは、その中でじゃあ選挙区内のことを見てみたときに、私たちにマッチするって考えた場合にこれは3区ではないか、というような決断になっていったってことです。

記者:
そうしますと、あのまあ、いわゆる事前に共産党さんに仁義を切るというようなことはされてないという。

山本太郎:
あ、お話はしましたよ。3区に立てますって。

記者:
共産党さんの反応、レスポンスはどんな感じだったんでしょうか。

山本太郎:
うちが立ってるじゃないですかっていう話はされましたけど、維新も立ててますよねって話をしました。はい。で、重複立候補されてませんねっていう話もしました。はい。なので、野党共闘の根本的な考え方、一本化をすれば勝利できるという状況にない地域、しかもそこにおいて重複立候補、要はなんとかしてそこから議席を獲得していくというような立て方でない場合には、私たちもエントリーすることが許されるという元々の解釈、考え方というところに私たちは則ったというところです。

記者:
その意向を共産党さんに伝えられたわけですね。

山本太郎:
あ、そうです。

記者:
そしたら最終的にはもうわかりましたっちゅうようなことやったんでしょうか。

山本太郎:
まあ普通にわかりたくないでしょ、誰も。対立する、だって自分たち、ひょっとしたらそこでね、票が分かれるかもしれないし。まぁ結局は気にされてるのが比例票ですよね。その地域においての比例票がこちら側に流れる恐れがあるんじゃないか、これは誰が立ってもそうだと思うんですよ。なので、ここでこういう選挙区の調整でそういう状態があったときに、OK!みたいな話ってなかなかないですよ。そこはもうしょうがない。だってそれぞれの団体が、それぞれのグループが、慈善事業でやってるわけじゃないから。やはり自分たちの党勢の拡大ということがあるからこそ選挙なんですよね。そう考えたときに、その中でも野党共闘をしていこうって考えた場合に、一本化できるかできないかはその土地で勝てるか勝てないかっていうことなんですよ。その土地で一本化して勝てないという状況に今あるならば、当然、エントリーは可能であるという前提ですね。それに立ったならば別に、あの、ルール違反はしてない。そういう話です。

記者:
その、事前に共産党さんにお話をされた、その相手の共産党さんの方はどういうレベルの方だったんでしょうか。

山本太郎:
ああ、細かい話言いません。細かい話はしない。はい。もちろんあれですよ、国政レベルです。だって国政マターですから。

記者:
ありがとうございました。

山本太郎:
はい。

司会:
はい。じゃあそちらの。

記者:
毎日新聞のニワタといいます。えっと今のの関連で、勝てるか勝てないかっていうのが野党共闘一本化の、あの、ひとつの鍵とおっしゃいましたけれども、それでは高井さんで一本化するという選択肢はありますでしょうか。

山本太郎:
どうなんですかね。それは各党に聞いていただきたいところなんですけれども。おそらくそれはもうこの時点ではなかなかない話になってくるんじゃないですか。一本化したいところですけど。ま、あの、一応、私からはお願いはしました。一応、お願いはしました。はい。一応というよりも、高井さんで一本化できないかというお話は事前にはしましたが、でもやはりそれぞれに戦略があって立てているわけですね。やはりその戦略をこの状況の中で、ちょっと、変えるのは難しいという判断になったんだと思います。で、元々はやはり先ほど冒頭でお話した通り、野党共闘っていうところの基本は何かっつったら、一本化したらそこで勝利できるという可能性が高いっていうところであるならば、それは引いたりということもあるけれども、そうじゃない場合には被っても致し方ない、というところだと思います。はい。だからそこに則って、私たちは今回はエントリーをさしていただいてるということです。

司会者:
では他に質問ある方。はい。では。

山本太郎:
電源入ってます? 

記者:
あ、入ってますかね、すいません。イチカワと申します。よろしくお願いします。

山本太郎:
あ、何本もある。(笑)

記者:
すいません、失礼しました。あの、せっかくなんで、ごめんなさい、あの、お顔も撮りたいので、あの、もし可能でしたら、マスクを外していただいた…お2人とも、できれば。あ、すいません。ごめんなさいね、無理言いまして。すいません。そしたら、あの、高井さんにお尋ねができたらと思うんですけども、今、現在はあの、国民会派にご所属ということで、この会派は、あの、まだちょっと、もうちょっと任期は確かにありますが、何かこう、お辞めになったりとかいう感じでございますでしょうか。

高井たかし:
はい。あの、入党することは、もう玉木代表以下、もう全議員に伝えておりますので、まあ、あの、会派をどうするかっていうのは、まだちょっと現時点で、あの、まだ、あの、十分な話できておりません。が、まぁ基本的には党に入るということは会派も出るということではないかなと思います。

記者:
今、現在はれいわさんにもう入党をされた、という? 

高井たかし:
えっと、まだしておりません。

記者:
これはいつ頃くらいという感じになるでしょうか。

高井たかし:
そうですね。もう、いや、今日にも、今日明日にもと思ってますけれども。

記者:
あ、なるほど、わかりました。まぁじゃ、それをもって会派も抜ける方向という。

高井たかし:
そうですね、はい。そうなると思います。

記者:
はい。わかりました。それとまぁ、3区にお決まりになったということで、改めてその、どういった政策を、この滋賀で訴えていきたいという感じでしょうか。

高井たかし:
はい。まぁあの、私はやはりですね、一番やりたいのは、もう繰り返しになりますけれども、もうこの国が25年デフレが続いて全く成長してないっていうですね、まぁこの状況が、で、一方で成長してないだけじゃなくて格差がどんどん拡がっています。ですから本当に苦しい、困ってる人がどんどん増えていて、もう、それがもう今回のコロナで、もういよいよ決定的になったと思ってます。これ、本当にまだ皆さんの報道もされてないというか、少ないんじゃないかと思いますし、ましてや政府与党、全く認識が甘いですけれども、私はそのTwitterにたくさんいただくので。あの、実は今国会、前国会でですね、あの、総合支援資金というですね、緊急小口資金(貸付制度)っていうのは聞いたことあるんじゃないかと。緊急小口資金というのは、あの、20万円貸し付けをする、収入が減ってる人にですね、まあ生活保護の一歩手前のセーフティネットなんですけど。で、緊急小口資金は20万円1回きりで、そこから9カ月間、実は総合支援資金というのを20万円×9カ月、これで生き延びてる人がものすごく多いです。今までは1万人程度だったのが200万人、200倍の応募があって、社会福祉協議会もパンクしてるんですけども、これがですね、もう今、打ち切りになってるんですね。私はこれを延長すべきだと、9カ月を、さらに緊急事態宣言これだけ延びてんだから延長すべきだってことを、実は厚生労働委員会で21回質問しました。あの、もう、私が総合支援資金のことを言うと与党から笑い声が、大臣もヘラヘラ笑ってるんですけど、笑い事じゃないんです。本当にですね、これ、これからものすごくきますよ。あの、コロナで仕事復帰してない人が、携帯代とか公共料金とか税金とか全部支払い猶予してるんですよ。これ、緊急事態宣言終わったら携帯会社、一括で納めろって言ってますから。こんなの払えるわけがないし、もうこれから一気に生活保護に増えますし、で、生活保護やっぱりいきたくないって人が、まだまだ生活保護の制度が悪過ぎてたくさんいて、そういう方は残念ながら本当に自死を選ぶ可能性、かなりあると思います。これ、本当に深刻なんです。

こういうですね、まぁそもそも言えば、でもやっぱ経済ですよ。経済をこんな状況にしてしまった。そしてやっぱ消費税ですよ。消費税2回も上げてこれで経済こんなことになったんですから、消費税は私はゼロにすべきだと思いますし。そしてその一歩手前の今の総合支援資金とかね、こういうセーフティネット、これをとにかくしっかりやると。あの、岸田総裁はですね、人の声を聞くとか言ってネットでずいぶん意見言って、この総合支援資金もね、あの、延長やりますってネットで言いましたからね。これ、もしやらなかったら公約違反ですよ。私はそれを追及したい。追及したいけど国会議員じゃなきゃできないんですよ。だからなんとしてももう一度国会に戻って、予算委員会や厚生労働委員会でそれをやりたいと。すいません、ちょっと滋賀に直接関係なかったかもしれませんけど、まぁでも滋賀にだって相当困ってる方がたくさんいますから、それをとにかくやりたいと思ってます。

記者:
それとあの、山本代表にもお尋ねができたらと思いまして。先ほど滋賀の中でも3区にということで、まあどちらかというと山本代表のほうから高井さんのほうに3区でどうだということだったかと思うんですけども。いろんな、その多く、もちろんあの岡山とか、あのね、元々お出になったとこなんかもたぶん想定はあったかと思うんですけども、この3区の状況からしてそのいわゆる勝算というんでしょうか、この辺りはどういう風に見てらっしゃいますでしょうか? 

山本太郎:
ありがとうございます。えっとごめんなさいね、ちょっと私の真意が伝わってなかったら申し訳ないんですけど、滋賀県というところに関して私自身が候補者立てたいという強い思いがあったということです。滋賀県ということでの思いを伝えさせていただいたということですね。で、お話している中で3区というところに答えが導き出されたということだと思います、はい。で、ごめんなさい。もうひとつ何でしたっけ? あ、勝算、なるほど。ありがとうございます。3区の皆さんが、この今回の選挙をかなり、この危機的状況を脱するための鍵であるという風に感じられる場合には結果は残せるんじゃないか、そう思っています。何よりもこのコロナ禍だけではなくてその背後にある、25年デフレから脱却できない。これ、先進国で唯一ですよ。97年以降マイナス成長ゼロ成長、これずっと続いてますから。人々の貧困化をこの国に招き寄せたわけですね。で、この状況、こんだけマヌケな経済政策と労働環境の破壊と税の取り方の歪みを進めたような、ある意味で棄民政策ともいえるような国を推し進めるような国は存在しないんですよ。完全に株主至上主義といいますか、もう資本に完全に食われちゃってる国なんですね。資本がコントロールしてる国なんですよ。で、この状況がこのまま続けば、先ほどの現場のお話もありました、厚生労働委員会で追及されてたような話。現場からの悲鳴もネットから集めてっていうことで、もう崩壊寸前っていうとこがもう目の前まで来てるってことですね。ある意味でこういった危機的状況を、3区の皆さんと私はシェアしていくことができれば、なんとかこの国の危機を救ってくださいと。この国の危機を救うというのは、この国に生きる人々の全てを底上げしていくことだと。私たちはただただ経済成長を目指してるわけじゃなくて、全体の底上げをされることによった結果、経済成長がやって来るっていう考え方なんですよね。やはりそういった状況、この国の今、どういう、今、日本という国がどういう状況に置かれていて、この先どのような不安があるのか。まぁもう光が全く見えない状態で不安しかないですから。ここに対して何があっても心配するなと、あなたには国がついてんだよっていうような国作り一緒にやっていきましょうということをやはり多くの方々と、これは共有できるならば、私たちは勝利があるだろうと。まぁそんな大きく変わるかもどうかもわからないし、もう現状維持でいいや、という方々が多い場合には、おそらくこの地獄は止めることはできないんだろうと、そう思ってます。

記者:
ありがとうございます。

記者:
滋賀報知新聞のイシカワといいますけど。あの、先に山本太郎代表に伺いたいんですけど。野党共闘の基本ってのは、やっぱ勝てるということで一本化ということで、ま、3区で出されるということなんですが。あの、他の滋賀県だけ見ますと、あの、1、2、4(区)とかですね、ある意味で接戦もしてますし。そういう意味で、その4党共闘というか、ま、政策面でも合意されてるわけですけど、この他の選挙区ですね、それに推薦を出す。ま、その辺に対してのサポートいうか、その辺はお考えですか。それとももうこれはあくまで3区で、共闘というのは一応終わって、それはもう他の選挙区はもうあんまり関わらないというスタンスなのか。その辺も伺いたいです。

山本太郎:
えっと、ありがとうございます。求められれば応える、そういう状態にあると思います。はい。あの、押し売りはしないってことですね。逆に言って、私たちの推薦があったばかりに票を減らすって方もいらっしゃるかもしんないし。その逆もあるかもしんないですけど。それはもう、それぞれの選挙区、そこに立たれる候補者や、それに関係してる人たちが判断することだという風に考えてます。

記者:
今のところはそれはないんですね。もう、こう、あの他の、3党なりから、いや4党か、あの、そういう要請はないということですね、まだ。

山本太郎:
そうですね。もうみんなそれどころじゃないんじゃないですか。早まっちゃいましたしね、選挙が。もうとにかくバタバタですよ。だから、ちょっと余裕があるときじゃないと、そういうような話ってたぶんできないと思うんですね。もう今は、もう目の前のことしか、もう目の前の選挙に向けて、もうそれ以外はもうほとんど見えなくて、みんな焦りまくってるっていう状況だと思います。はい。

記者:
滋賀報知新聞のハマダと申します。今日はありがとうございます。まず、あのすいません。細かいことをいくつか伺います。高井さんに伺います。今、あの、資料いただいてるんですけども、ご年齢なんですが、お歳、今、えっとおいくつでいらっしゃいますか。

高井たかし:
はい。52歳です。はい。

記者:
52歳ですね、ありがとうございます。で、えっと今後、国のほうで、えっと、選挙の日程の目安みたいのが出てきてはいるんですけれども、事務所開きとか、事務所の場所とか何か今、考えて決まってらっしゃることとかあれば教えてください。

高井たかし:
はい。あの、守山市にえっと、事務所を構えることに、あの、決めました。はい。

記者:
もう場所は決定してらっしゃる感じで?

高井たかし:
そうですね、ま、今日、今日正式に契約したので、はい。勝部、勝部5丁目かな。ちょっとごめんなさい、詳しい番地はちょっと覚えてないんですけど。

記者:
勝部5丁目に。で、事務所開きとして正式にその開かれる、というのはなんか日程とかは。

高井たかし:
そうですね、ちょっともう選挙が1週間早まったという、ちょっと衝撃の。昨日も国会にいても、みんな信じられないっていう、パニックになってましたけども。ちょっとそれ、厳しいかもしれないですね。

記者:
そもそもまぁ流れで入っていく。

高井たかし:
はい、最初の出陣式が一緒になるような感じじゃないかと思います。

記者:
ということは、決起集会のようなものも特にという感じでしょうか。

高井たかし:
はい。今のところ予定してないです。

記者:
わかりました。で、えっとですね、あの、先ほどからいろいろとその質問が出ていたんですけれども、改めましてその… まぁ3区に決められて、で、滋賀県にはまあ今まで、そのお仕事だったりプライベートだったりで、来られてきたというお話もあったんですけれども。ま、そのなんちゅうか、地縁的な繋がりというのは、他のあの、今、まあ今、立候補を表明されてある方とか、そこから比べると薄いのかなという印象もありまして。で、3区に入られて、どのようなところをターゲット、ターゲットというとあれなんですけども、どのような層にどんなことを訴えていきたいとか、そういうのがあれば教えてください。

高井たかし:
はい。あのまぁずっと選挙区回ってみてですね、思ったのは、れいわ新選組のポスター、意外と多いなという印象を受けたので非常に心強く。ま、この後、れいわ新選組の支援者の皆さんともお会いできますので。まああの、その方々を中心にもちろん戦っていきます。まぁあの地縁というか親しいという意味で、親しいというとちょっとあれかもしれませんけど、すぐそこの三日月知事は民主党政権時代にご一緒の、尊敬すべき先輩でありますし。まあ、あと田島一成さんとかとくなが(久志)さんも、民主党時代からのご一緒の縁があるので。まぁそういう意味では、あと川端(達夫)元副議長も。川端さんは国民民主党の顧問をやっておられまして、私、国民民主党会派でいるときに度々、国会で控え室に来られて激励されたりもしておりましたので。あるいは嘉田(由紀子)参議院議員もずっと親しく。私、岡山のとき西日本豪雨災害がありまして、そのときに嘉田さんはいち早くですね、小田川っていうあふれた川の堤防とか見に来てくださって、あとダムの放流の問題とか、非常に有益なアドバイスをいただいて。それを元に私、国会で質問をして、今、菅政権になってあのダムの放流をですね、民間ダム、電力会社のダムについても事前放流をするっていう風な法改正ができたりとか。そういうご縁もあるので、そういった、あの、方々とも、まぁなかなかね、野党共闘が滋賀は難しいっていうのは承知してますけれども、可能な範囲で連携できたらと思っています。

記者:
すいません。ちょっとそこに踏み込ませていただきまして。川端さんであったり、嘉田議員であったり、ひいてはその連合の関係の皆さんであったりっていう、応援は選挙本番では高井さんに一緒になりそうな見通しとかあるんでしょうか? 

高井たかし:
どうでしょうね。ちょっとまだ今日この発表まではずっと内密にというか、多少お話した方はいますけれども、これからそういう方とも、まぁもちろん1票でも多くいただかないと当選できませんので、いろんな方にこれから相談、応援をお願いしていきたいと思ってます。

記者:
はい。ありがとうございます。あの最後に山本代表に伺います。今回、高井さんが3区で立候補されるというのは、滋賀県の3区の支部長さんとか、そういう県連の組織として何か滋賀県内で変更があったりすることがあれば教えてください。

山本太郎:
ありがとうございます。私たちれいわ新選組は予定候補者となった時点で、これ、支部長という扱いになりますので、えっと、そういうことになるんだろうということです。はい。

記者:
れいわ新選組さんの滋賀県総支部みたいな集まりというのは、なにか今後、組織として作っていかれるご予定というか。

山本太郎:
えっと、まだ今日始まったばっかりで、まずは私たちは市民に支えられたボランティア政党ですから、まずは市民の皆さんと高井さんを繋いでいく。話はそこからだということだと思います。特にそこに対して、今回、立候補をしない政治関係者とかがその中に入ってくるっていうよりかは、本当に一般市民の方々がこの選挙を支えてくださるというような、これまで通りの私たちのやり方でやっていくってことですね。一般的なちょっと他の政党のような、この、なんて言いますか、組織体制ではない。そういうことです。

記者:
ありがとうございます。

記者:
朝日新聞のヒシヤマです。高井さんに2問お尋ね致します。まず1問目なんですけども、政府の新型コロナ政策についてお尋ねします。感染が拡大してですね、医療が逼迫しました。で、この政府の今までの対策を評価しますか? しませんか? その理由もお聞かせいただけますでしょうか。

高井たかし:
いやあ、残念ながら評価はできないですね。まあ私自身、まぁあるいは国民民主党の会派としてもずいぶんいろんな提案を、まぁ我々批判じゃなくて提案をということで、私も厚生労働委員会でずいぶん、総合支援資金の話だけじゃなくてですね、例えば医療逼迫でいえばですね、なぜもっと予算をね、振り向けないんだと。もう皆さんもそう思いませんか? 緊急事態宣言出して何兆円っていうお金を飲食店閉めることにかけておきながら、病院にベッドを1床ですね、1950万円を出すっていうことをようやく去年の年末に、12月29日に決めたんですけど、未だに使われてないんですよ、これ。消化されてないんです、予算が。なんでかって調べたらですね、使い勝手が悪過ぎるんですよ。つまりコロナ専用のベッドにしか使えないから、でもコロナ患者を受け入れるためには他のベッドを空けなきゃいけないし、そして看護師さんとかもね、集めなきゃいけないし。で、例えばパーテーション、壁を全部、あ、パーテーションならOKだけど壁を全部作り替える費用はダメですとか、そういう馬鹿な厚生労働省の規制というか、補助金の使い勝手の悪さで結局、民間病院が増えてないじゃないですか。なぜそこにもっとお金を出して、私、看護師さんだって3倍でも5倍でもお給料を払ってあげればもっと集まると思いますよ。なぜそれをやらないのかということを散々提案してもですね、もうなんか硬直化して、私の印象は厚生労働省がもう麻痺してます。もう大き過ぎてですね、ありとあらゆる仕事が厚生労働省に集まってて。例えば検疫、水際対策、これもひどかったわけですけど、外国から入ってきた人、2週間待機してもらうのにですね、毎日そのメールの連絡をするんですけど、私の国会質問で明らかになったのは、なんと4割の人は返してないんですよ。何のための隔離なんですか、何のための2週間待機。真面目にやってる人だけが馬鹿を見て、自由に出歩いてる人がどんどんデルタ株とかを拡めてしまったわけです。だけど、そういう検疫も厚生労働省が本当に端っこのほうでやってるから、もう目が届いてないんですよ。全く私は今回のコロナ対策はちゃんともっとやっていればもっとできたという思いでいっぱいです。

記者:
まあ、そういう意味では人災という側面が強いと。わかりました。2問目です。財務省の公文書改ざんとか、それから桜を見る会の問題に絡んでですね、国会、政府が国会でまあ、事実と異なる答弁をしていたことが衆議院の調査、衆議院調査局の調査で判明しております。で、国民の政治への信頼が損なわれたと思いますか? 思いませんか? その理由も併せて教えてください。

高井たかし:
いや、もう、むちゃくちゃ損なわれてると思います。もうこれだけの政治不信、まああるいは投票率も上がらず政治に対する関心がどんどん低くなってるのは、これはもう我々野党にも含めてですね、やっぱりこういったことを解決できない野党もだらしないっていう。私は野党も真剣に受け止めなきゃいけなくて、なんかパフォーマンスのような追及だけやってれば良いっていう問題じゃなくてですね、これは本当に与党の議員だってですね、もうみんな忸怩(じくじ)たる思いでいると思います。公文書改ざんなんてあり得ないじゃないですか。皆さんの会社だってそうだし、例えば県庁の職員に聞いたら、みんな、もう鼻で笑いますよね。公文書改ざんして、なんのお咎めもなしなんて全くあり得ない。もう最も民主主義の根幹を揺るがす重要な問題でありますけれども。ただ私は申し上げたいのはやっぱり野党にも責任があって、ただ、通り一遍の追及をしているんじゃダメだと。そこはもう、与党と野党、一緒にこの責任は負っていかなきゃいけないと思ってます。

記者:
ありがとうございました。

記者:
すいません、中日新聞のモリタといいます。高井さんに先に伺いたいんですが、先ほどからまあ、川端さんだとか国民民主のお話、何度か出てきたり、まぁ今もあの国民会派のほうに所属されてたということで、なんで国民(民主党)ではなくてれいわから出るのかというあたりをちょっともう一度伺えますか? 

高井たかし:
はい。それは冒頭申し上げた山本太郎総理を誕生させたいという想いが、まぁ玉木総理を誕生させるよりも強かったと。まあ玉木さんと私、大学も同期で当選も同期で、まあ今でも仲良く、ずっと国民民主党会派のときは二人三脚でやらせていただきましたけれども。まぁやはり、山本太郎さんに2年前に出会ったときの衝撃は大きかったですし、本当に私は総理大臣になって欲しいし、もう十分器であると。山本さんのあの街頭演説をね、ぜひ皆さん、まぁ皆さんは聞いたことあると思いますけど、本当に全国会議員に聞かせたいです。あんなのできる人いませんよ。もう即、総理やって、もう菅総理の記者会見なんて比べるまでもありませんけど。あれだけの質問にすぐ答えれる知識量と、それからお話の力、これに勝る政治家は私は見たことがありませんし、まあ、過去にもこれからも、そう出る政治家ではないと思います。

記者:
政策面というよりかは、まあ、山本さんの人柄とか、政策面でれいわに特に、まぁ消費税のことあるとは思うんですけど、どちらかというと人柄とかの部分で決め手というか、そういうイメージでいいんでしょうか? 

高井 たかし:
いやまあ、あの政策もなんといっても消費税、それから積極財政っていうのを私も一番訴えて。まあ、これも実は厚生労働委員会で13回、毎回、財務副大臣とか、今度、首相秘書官になった宇波(弘貴)さんっていう主計局次長と、ずっと13回も積極財政について議論した国会質疑ってのは、過去私も全部調べましたけど誰もやってませんし。とにかく山本代表がインフレ率2%まで国債発行しても大丈夫なんだと、ハイパーインフレ起きないんだっていうのは、山本さんも私も全く同じ意見なんですけど、まぁそのことも財務省に質問をしたら財務省は答えられなかったんですね。反論してくれと、参議院調査室が山本さんが依頼して出したデータを全部財務省に渡して、で、反論があるなら反論してくれって言ったら、答弁を差し控えると。これもう事実上認めたってことですよ。つまりインフレ率2%になるまで国債を発行しても大丈夫なんです。別にGDPの2倍だから3倍だからダメなんだってことじゃないんですよ。もうそれも世界で常識になりつつある考えを、これもう財務省がもう徹底的に洗脳して、これは借金だと、国債は国の借金だと。国債なんて国民の資産ですからね。全然、国民の借金じゃないですよ。それをなんか、国民の借金だっていう風に間違ったイメージを与えてる。それを変えたいというのが、まさに山本さんが先頭になってやってることで、私もそれに全く賛同しますので、れいわ新選組を選んだということです。

記者:
あと、すみません。山本さんに1点なんですけど、何度かあの、滋賀県で候補を出したいという思いが以前からあったと言われてましたけど、その他に何か、なぜ滋賀県にこだわりを以前から感じてたのかというあたりを、ちょっともう一度伺いたいなと思うのですが。

山本太郎:
あの、もう何度か先ほどお答えした通りなんですけれども、この近畿の中において私たちが拠点とすべき場所、要は土地として力を持ってる場所ってことを考えると、まぁ数多あると思いますが、その中でもやはり大阪、兵庫のみならず、私は滋賀県というとこはスルーできない場所であるという考えです。それが一番大きなところ。で、それのみならず、やはり先ほど言った通り、これからの世代、これからの日本を担っていくような世代が新しく家族を形成していくというようなことが、やはり、なんだろうな、活発になってきているってことを考えるならば、やはりそういう方々と交流をしていきながらこれからの日本をどう作っていくかってことを一緒にやっていくには、非常に素晴らしい場所であるということですね。

記者:
時事通信のコジマと申します。山本代表にお伺いします。今回の滋賀3区から候補者擁立されましたけれども、他の、確認ですが1、2、4区については候補者を擁立される予定はないということでしょうか? 

山本 太郎:
まあ、そこを立てたら揉めるでしょうね。そんなこと致しません。私たちにもぜひ滋賀県でチャレンジさせてくださいということで、今回は3区ということで私たちはやらせていただきますけれど、滋賀県内でその他の地域で候補者を立てるということは、あの、やりません。はい。

記者:
先ほどおっしゃったように、そうすると逆に1、2、4区については勝てる、野党共闘で勝てる見込みが、野党共闘で勝てる見込みがあるという、そういうご判断をされてるということでもあるということですか。

山本太郎:
3区においては一番可能性あるんじゃないすかね。

記者:
ん? 

山本太郎:
可能性があるかってことでしょう、3区が。じゃなくて? 

記者:
いやいやいや、1、2、4区については立てられないということは、1、2、4区については野党共闘で勝てる見込みが十分にあるというご判断があるということですか。

山本 太郎:
どうなんですかね。よその会社のことはよくわかりませんが、私たちが3区においてチャレンジすることは、決してこれは勝利に遠い話ではないだろうと。やり方、伝わり方、そういうものがしっかりと浸透していけば。まぁ短い時間でしかないですけれども、この間にしっかりとその訴えが浸透すれば私たちは可能性がある、ということを考えれば、やはり3区という決断になった。他の1、2、4(区)に関してそれぞれを論評する気はないです。

記者:
特に1、2、4区で野党の候補を応援するとかいう予定というのは、お考えになってないっていうことですか? 

山本太郎:
要請があればですけど、勝手に応援行けるもんじゃないですから。な、何しに来やがったって話になりますよ、それ。ちょっとマイクを、みたいな話になりますよね。ちょっと1分だけ1分だけみたいな。招かれざる客みたいな話になったら困りますんで。そこはもう、えっと、どういう応援をするかということは相手ありきの話なので、先方から要求であったりリクエストされたときにはスケジュールを見た上で可能であればっていうことですね。

記者:
わかりました。

山本太郎:
はい。

記者:
あと、ちょっとここの席に馴染むかどうかわかりませんが、ご自身のことについては何かお考えになってるところ、立候補については何かお考えになっているところ、ありますでしょうか? 

山本太郎:
あ、立候補ですか? 今のところ東で1カ所、西で1カ所まで絞られてきたというところですね。はい。それだけです、言えることは。

記者:
そうですか。わかりました。

司会:
他に質問ある方、挙手をお願い致します。よろしいでしょうか? それでは最後に山本代表、一言お願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。お忙しい中、このように集まっていただきありがとうございます。今日、本人のほうからも数々話があったと思います。えっと、私の中ではもう本当に有為な存在、国会に絶対的に必要な方だと思っております。その政策立案能力の高さ、本当に舌を巻く。で、プロから見てでも皆さん舌巻かれています。いろんな方々、一緒に政策を語るような場面があったとしても、やはり、なんだろう、その物の考え方、全体的、そしてあの、なんだろう、広い目で見てもすごく寄りの目で見ても、ま、あの、非常に精緻(せいち)な組み立てをされる方だ、という印象です。それのみならず、あの、本当に多くの方々の耳に、言葉に耳を傾ける。これ、だってネットを通して生で声を拾っていきながら、で、ま、おそらくDMとかでもやり取りされてるでしょ。そういう形で本当に今、一番のこの叫び声みたいなことですね、悲鳴を集めながら今、必要なことは何かっていうような。まさに今の時代に、もうライブするように国会質疑をしていくっていうことを、この間の国会で200回ですか、やり続けていくっていうことの、なんだろうな、このフットワーク。で、プラス、先ほどお話した通り、立案能力の高さ。こういったポテンシャル持った方っていうのはそう多くないんですね。そう考えたらやはりこの方を国会に、国会から失うわけにはいかない。それは私、国の損失だと思ってます。先ほどご本人のほうから不祥事とありましたが、国会の中では不祥事と呼ばれることがあったとしても、そこを開き直ってまた同じような不祥事を重ねて重ねて重ねて、もうそれが当たり前、スタンダードっていう形にまでもってって開き直るようなことがずっと続いてますよ。でもこの人は違う。過ちがあったとしてもそれを自分の中で見つめ直して、しっかりと反省し、で、自分の本当にやるべきこと、今はとにかくこの国に生きる人々とこの国を救いたいんだっていう思いで仕事をされている。私は彼が次に立候補するという一番の思いは、義憤だと思うんですよ。自分のバッジを守りたいからじゃないんですよね。 私はそうひしひしと感じる。だからそういう貴重な人はやっぱり守らなければいけないんですね、みんなの手で。ぜひ滋賀県民の皆さんには、特に3区の皆さんにはご注目をしていただきたい。そして背中を押していただきたい。そういう思いで今日は来させていただきました。本人からもぜひ。

高井たかし:
はい。あの今日は本当にあの、ありがとうございました。あの、もう長期的には山本太郎総理を誕生させること。そして目の前では、次の国会にもう一度戻って、目の前の本当に困ってる方々が今日もたくさんTwitter、Facebookで、あるいはダイレクトメールでいただいてます。「もう待てないです」と、「選挙まで待てないです」と。「総合支援資金、もう今、延長にならなかったら本当に死にます」という悲痛な叫びがたくさん届いてます。もう本当に待ってられません。なんとしても国会に戻って、そして直接、岸田総理あるいは厚労大臣、財務大臣、直接やっぱり質疑をして、そういう声を届けれるのが国会議員の仕事なんです。特に野党議員の仕事なんです。それを、でも放棄してやってない国会議員がたくさんいる。私はそれも本当に憤りを感じます。ま、他の人のこと言ってもしょうがない。自分がとにかくやる。そのためには選挙に勝たなければダメなんです。滋賀県民、滋賀3区の皆さんのお力でなんとかもう一度、国会で働かせていただきたいと思ってます。今日はどうもありがとうございました。

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