【新型コロナウイルス オミクロン株の感染急拡大に伴う「住居喪失者や経済的困窮者への宿泊療養などの支援」に関する緊急要望】を申し入れいたしました(2022年1月28日)

山本太郎代表は【新型コロナウイルス オミクロン株の感染急拡大に伴う「住居喪失者や経済的困窮者への宿泊療養などの支援」に関する緊急要望】を、厚生労働省に申し入れいたしました。

たまたま通りかかった後藤茂之厚生労働大臣にも、
申し入れさせていただきました。


厚生労働大臣・後藤茂之 殿

新型コロナウイルス オミクロン株の感染急拡大に伴う
「住居喪失者や経済的困窮者への宿泊療養などの支援」に関する緊急要望書

2022年1月28日
れいわ新選組 代表
山本太郎

新型コロナ災害緊急アクション事務局
(一般社団法人反貧困ネットワーク 事務局長)
瀬戸大作

コロナ禍で仕事を失い、住まいも失い、ネットカフェ生活やホームレス生活となる方々が増えている中、その方々が新型コロナウイルスに感染する事態が発生している。
このような場合に、住まいを失った方々を支援している団体が、生活保護の窓口につなぐなどの適切な支援ができない状態が生まれている。

以下のような事態が起きている。

・コロナ感染拡大の中、住宅を失った人がコロナに感染する例が発生している。所持金が数百円しかない。相談者がいる場所に駆けつけた時にオミクロン株の症状と同様の症状である事が判り、とりあえず、当面の支援団体が宿泊費と食費を渡し、ビジネスホテルに宿泊頂き、回復を待っている状態。

・コロナ禍で、多くのホームレスの方を支援している団体が、生活保護の申請の同行など当事者の支援を行えない状態が発生。

・住まいがあっても経済的困窮状態にあり、コロナに感染していても自治体から満足な支援が受けられずに家のなかで食べる物が無くなり餓死の恐怖に怯える相談が相次いでいる。

・発熱相談センターなど相談機関に連絡しても繋がらない。保健所に連絡しても食料支援が届かないなどの声も届いている。支援団体が、直接の接触を避けながら、相談者の自宅前まで赴き、自宅療養期間中の食料や生活用品を届け、回復後に相談者と一緒に生活保護申請同行や必要な福祉制度に繋ぐ体制を敷いている。

私たちは厚生労働大臣に対して、緊急に以下の点を要請する。

【緊急要請事項】

1.「住居を喪失」していて、オミクロン株の症状と同様の症状の方からの相談があった場合にPCR検査の結果を待つ事なく、ビジネスホテルや一時利用住宅の借り上げをおこなうよう都道府県の福祉部局、自治体の福祉部局や福祉事務所に通知する事、居所提供だけでなく食事提供などの体制を整備する事。

 例えば、東京都においては、新型コロナウイルスの急速な感染拡大をうけて、去年の東京オリンピック・パラリンピックで使われた施設を臨時の療養施設とする方針を固めました。千代田区にある「東京スポーツスクエア」では、およそ350床を用意して、原則、無症状の陽性者で、家庭内で感染を広げるおそれがある人などを受け入れる方針と聞いています。優先活用を東京都と連携して開放してください。

2.住まいがあっても経済的困窮状態にある新型コロナウイルス感染症自宅療養者の方及び自宅からの外出を自粛する濃厚接触者の方で、同居家族等の支援を受けることが困難な方向けに、生活必需品等の支援を自治体が迅速におこなうよう通知する事。

 具体的には、自宅療養者フォローアップセンターにて、相談者の状態把握を速やかにおこない、支援内容と配送時期等の確認をおこない、速やかな食料支援をおこない回復後の生活保護や必要な福祉制度の案内をおこなう事。

以上


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