【声明】ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議について(れいわ新選組 2022年2月28日)

れいわ新選組は、3月1日に衆議院本会議において予定されているウクライナ侵略を非難する決議に反対する。

無辜の人々の命を奪い、とりわけ子どもや障害者など弱い立場にある人々を真っ先に犠牲するのが軍事力の行使・戦争である。

れいわ新選組は、
ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難し、
即時に攻撃を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求める立場である。

ではなぜ決議に反対するのか。

今、日本の国会として、
一刻も早く異常な事態を終わらせようという具体性を伴った決議でなければ、
また、言葉だけのやってる感を演出する決議になってしまう。

では、明日決議される内容に加えて、今、国会として強く政府に求めるならば、
何を決議するべきか。

・ウクライナ国民への人道支援のさらなる拡大と継続、及び戦火を逃れ避難する人々を難民として受け入れ
・プーチン大統領による核兵器の使用を示唆する発言と行動に、唯一の被爆国である日本の総理として強く撤回を求める
・今回の惨事を生み出したのはロシアの暴走、という一点張りではなく、
米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなどに目を向け、この戦争を終わらせるための真摯な外交的努力を行う
・国内においては、この戦争によって原油高などの物価上昇により
生活や事業が圧迫される状況に対して、
消費税減税、ガソリン税0%、一律給付金などで
日本国内に生きる人々を守る
以上のようなことを、政府に求めることが必要な場面ではないだろうか。

形式だけの決議は必要ない、意味がない。

戦争を止めるために、人々の命を守るために、
影響を受ける国内の生活者、事業者を守るために、
立法府として行政府に本気で何を求めるか、
が必要な局面ではないのだろうか。

れいわ新選組としては引き続き、日本政府に具体的な行動を求めていく。

2022年2月28日
れいわ新選組


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