安倍晋三元総理大臣が、本日11時半頃、奈良県での演説中に銃弾の犠牲になり、午後5時3分、亡くなられました。参議院議員として、国会で与野党という立場の違いはありながらも、何度も論戦を戦わせたひとりの政治家として、心からお悔やみを申し上げます。
犠牲になられた安倍さんとそのご家族に心から哀悼の意をお伝えしたく存じます。
私たちは、いかなる理由があろうとも、この銃撃事件のような、言論に対する暴力行為を容認することはできず、断固としてこれを非難します。政治活動における自由な言論や討論が保証されることは、民主政治を守っていく上で、最も重要なことだと考えています。この自由な言論は党派の違いを超えて絶対に守っていかなければなりません。
私たちは、この事件を受けて、普段以上に皆さんにどうしても訴えたいことがあります。民主主義において皆さんが自分たちの意見を一票に込めることができるのが「選挙」という機会である、ということです。各党それぞれが思い描く社会を演説という言論に訴え、そのビジョンについて、国民の皆さんの審判をいただく、極めて貴重な機会です。
この貴重な機会における一票を投じる権利をぜひ使ってください。
昨年10月に行われた衆議院議員総選挙では、投票率は55.93%、2019年7月に行われた参議院議員通常選挙では48.80%でした。有権者の半分の方が自ら意見を表明する機会に参加していない。
今回の選挙では、皆さんがこの国の未来を託したい候補者に是非一票を投じてください。
この国の民主主義を育て、
守っていくのはこの国のオーナーである皆さんです。
暴力のない社会、
誰もが生きているだけで価値がある社会を一緒に作っていきましょう。