【文字起こし&動画】高井たかし(比例全国区)次期参院選 れいわ新選組 公認候補予定者 発表会見 2022年4月14日 国会内

山本太郎:
少し時間回ってしまいました。申し訳ございません。それでは始めさしていただきます。れいわ新選組代表山本太郎による不定例会見。今日はですね、全国比例の候補者を皆さんにご紹介したいと思います。この方です。よろしくお願い致します。はい。お願いします。高井たかしでございます。「身内かい」っていうツッコミいらないですよ。すいません。ありがとうございます。候補予定者の高井たかしでございます。それでは高井さんのほうから皆さんにご挨拶のほうお願いします。

高井たかし:
はい。今日はお集まりいただきましてありがとうございます。この夏の参議院選挙にれいわ新選組公認で全国比例区で立候補を予定している、決意を致しました高井たかしでございます。正直申し上げますと、この出馬決断にはですね、大変悩みました。山本代表からはですね、「ぜひ出るべきだ」とずいぶん前からおっしゃっていただいていたんですけれども私は幹事長という職をいただいて、しかも落選をして国会議員でもないのにこのような重要な職を任せていただき、そしてこの非常に重要な参議院選挙を幹事長として取り仕切ると、そういう立場でですね、立候補すること、まだ山本代表、れいわ新選組に十分な恩返しもできてない中でですね、立候補することには躊躇もありました。ただ、山本代表から強く背中を押していただき、そして以下、これから述べる理由でですね、出馬を決意を致しましたので、ぜひお話をさせていただきたいと思います。

まずはですね、私、去年、れいわに入って半年ほどですけれども、ほんとに驚きました。こんな政党があるんだと。私はいろんな政党を、与党も野党も経験してきましたけれども本当にびっくりしたのが正直な思いです。皆さん、どのくらい気付かれているかわかりませんけれども、こんなにですね、ボランティアの皆さん一人ひとりの市民の皆さんが自らの意思で我が事のように、選挙を、そして政治活動を行っていく、こんな政党はありません。もう過去にも未来にも私はないと思います。そのくらい、このれいわ新選組というのはすごい党です。

そのボランティア1人ひとりの市民の皆さんと接する中で私はこの党に無限の可能性を感じています。しかしまだまだ、そのボランティアの皆さんが100%、120%の力を発揮していただける体制が党内には十分取れてない、小さな政党です。職員の数も少ない、そういった中で私は幹事長としてこれまで何度もボランティアの皆さんと直接、あるいはZoom会議ということで全国の皆さんと繋がって参りました。この力をどうやって引き出して、そして一緒に戦っていけるか。そう考えたときにですね、自分が裏方に回るだけではなくて、先頭に立って、そしてこれから全国を回ってボランティアの皆さんに直接お願いをしていく、もちろん、これは私の選挙のお願いではなくて、れいわ新選組の党の拡大、そのために私は先頭に立とうと、そういう決意をして今回、決意を致しました。

もうひとつは、やっぱり国会議員落選してしまって本当に悔しい思いを致しました。私は野党が長かったわけですが、野党の国会議員の一番の持ち味というかメリットは国会での質問だと思ってます。私は質問がもうちょっとでも誰か質問しないかっていうような声があればですね、真っ先に手を挙げて。去年は国民民主党の会派におりましたけれども、1年間で76回質問に立ちました。1日に3つの委員会を掛け持ちするトリプルヘッターも6回やりました。そのくらい質問に力を入れて参りました。小さな党、会派であってもですね、できることはたくさんありました。例えば、私が21回も厚生労働委員会や予算委員会で質問した総合支援資金という生活困窮者の方への貸し付け、これを6ヶ月まで打ち切られていた、これを9ヶ月まで延長を勝ち取ることもできました。あるいはその前にはですね、あの菅、当時の菅官房長官にですね、不妊治療の保険適用、あるいは携帯電話の料金値下げ、そういったことを散々訴えてきました。それも菅さんが総理になってですね、私の質問がどこまでっていうのありますけれども、しかし、あれだけしつこく迫っていった議員は他にはそうはいなかったんじゃないかなと思いますから、それを実現したという自負があります。

また小さなことではたくさんあります。小さなというとあれですけど、例えばこんなこともありました。コロナで債務を負ってしまった方に、今、自然災害で債務を負った方についてはですね、一定の手元資金を残しておくということが金融庁のガイドラインで認められてるんですね。ところがコロナではダメだというのが金融庁の見解。そしてこれをなんとか助けようという弁護士さんたちが現場でどんだけ交渉してもなかなかうまくいかなかった。このことが私に相談がありまして。じゃあ国会で取り上げ、そしてこれガイドラインで解決しないんだったら法改正するぞと。法改正の議論を大臣と質問するぞと言うとですね、やっぱり官僚は法改正まではして欲しくない。だったらガイドラインの運用解釈を変更しましょうという国会答弁を引き出した、そんなこともありました。あの現場の弁護士さんたちから大変感謝をされ、何よりその債務を負った、非常に苦しい立場に追い込まれた方々、しかもコロナ、災害と一緒じゃないですか。そういったことをですね、解釈の運用でできるんだったら、ガイドラインでできるんだったら、それをひとつひとつ変えていく、これは野党の一国会議員でも十分できます。こういう質問を私は繰り返しやって参りました。

しかし落選してしまってこれもできなくなった。総合支援資金についてはですね、実は来週、同僚のたがや(亮)議員が私の思いを受けてですね、質問してくださいます。実に8ヶ月ぶりにこの問題を取り上げていただけるということになってますけれども。しかしやっぱり私自身が国会に戻って、こういった仕事をやりたいとそういう思いを強く持っています。そしてもうひとつの理由はですね、私は幹事長という、しかも国会議員じゃないのに幹事長という役をいただいて本当にありがたく、そして一生懸命頑張ってきたつもりです。国会対策、あるいは選挙対策、これが幹事長の主な仕事、他党との交渉を私が担って参りました。10年国会議員やってましたので特に交渉相手になる立憲民主党、野党第一党の西村(智奈美)幹事長とも親しくしておりましたし、あるいは大西(健介)選対委員長とは当選同期ですし、一定の関係はあるもののですね、やっぱり国会議員でないと何かやっぱり交渉力に欠けるなぁと感じることがあります。あるいはNHK日曜討論にも出させていただきました。でもなぜかNHKさんには申し訳ないですけど、当てられる回数がなんか私だけ少ないなと。これはやっぱり国会議員じゃないことも影響してるんじゃないかと。今、これ前議員バッジといってこの黄土色のバッジを、これは国会通行が楽なんでいつもつけてますけど、やっぱりこれが国会議員のバッジであるとないとで、この幹事長としての仕事にも私は支障が出てしまっているんではないかなと。それはひいて言えば党に対しても迷惑をかけてしまう、党を代表して交渉するにおいてですね、やはり国会議員であることが私は必要ではないかなとそう感じるようになりました。

そして最後の理由でありますが、これが一番最大の理由なんですけれども。私は今、隣にいる山本太郎代表を総理大臣にしたいです。これは夢物語なんかじゃ決してありません。先ほど冒頭申し上げた、このれいわのボランティア、この方々がこれだけ本当に我が事のように、もう全員一人ひとりが何万人といるれいわのボランティアさん、その一人ひとりが私は山本太郎代表に見えます。そのくらい山本太郎代表くらいの思いを持って動いてくれている。だけどなんでそんなことになるんだと考えたら、それはやっぱり山本太郎代表に魅力があるから。そこにみんな惹きつけられて、みんなが山本太郎に成り代わって動いてるんだと思います。皆さん、あの街頭演説見たことありますよね? あんな演説やる政治家、過去にもこの先もいませんよ。あらゆる一国民、市民の質問にすべて答える。そしてそのための努力を忘れない。あのスライド、さっき事務方に聞いたら約1900種類、10万枚近い枚数があると。これだけのスライドを用意して、そして全部頭の中に入って、その質問が出たら、あれ。ま、あれと言って出せるスタッフもすごいと思いますけど。これをやれる政治家はいない。そして、これこそ私は政治家のあるべき姿、原点だと思います。

その一方で、私はこの年末年始、山本代表と一緒に炊き出し、生活保護が必要な方々への支援に行きました。その中で山本代表はもう完全に国会議員がなんか視察に来たとかじゃないんですね。もう身内なんです。もう担当する弁護士さんとかから一番信頼されてて。この案件は一番難しそうだから太郎ちゃんにお願いしようよと言って、山本代表が生活保護受けたい人と一緒に区役所まで行って。そうしてもう区役所も年末閉まってますから。守衛さんに今日1日生活するために500円でどうやって生活するんですか? あと500円貸してくださいよっていう交渉をしている。そんな姿に私は多くの国民の皆さんが共鳴をして、そしてこのれいわ新選組しかこの国を変えられない、生きてるだけで価値がある、そんな社会を一緒に作りたい、そう思ってくださってるんだと確信を致しました。そしてこれは実は国民の皆さんだけじゃないです。政治家だって、志ある政治家はみんなそう思ってます。あの代表の、山本代表の演説を見て、ま、見たことのない議員は知りませんけど。見たらですね、これはすごいって思いますよ。自分にはできないって思います。

私は山本代表とは2年半前にマレーシアに一緒に行った時からの縁です。消費税を廃止した国、マレーシアを当時、私は立憲民主党で若手の志ある議員と一緒に行きました。もうすぐにみんな山本太郎ファンになりました。そしてそこから水面下で勉強会やってきました。ま、当時は立憲民主党から「山本代表と付き合うな」なんて御触れが出たりして私たちは水面下でやってました。でもどんどん会えばみんな山本太郎ファンになります。こういう国会議員が実は隠れ太郎ファンがたくさんいます。そして「今の野党のままでいい」なんてみんな思ってない。野党も、野党がまずは生まれ変わらなかったら、そして与党も巻き込んで政界再編をしていかなかったら、この国は変わらない。与党にだって自民党にだって我々が主張する積極財政、これを表明する議員はたくさんいます。

私は必ず近いうちに政界再編が起こる。そして、その前にはまずは野党が変わる必要がある。その時のリーダーとなり得るのは山本太郎代表しかいないと。そのためには、しかし議席の数が必要です。一定の数。2桁、10人以上の議員がいなかったら、やっぱり注目されない。しかし2桁を超えれば景色が変わります。他の党がれいわ新選組を見る目が変わる、山本太郎を見る目が変わる。だからなんとしても、この参議院選挙で5議席増やして10議席2桁に乗せたい。そうすれば次の衆議院選挙では30議席40議席が見えてきます。この数になれば、ちょうど30年前、1993年、日本新党はわずか35議席で細川護熙(もりひろ)総理大臣を誕生させました。政界再編の動きがあったからです。しかしちょうど私は5年以内に政界再編の動きが必ずあると。そのときに30から40議席、我々が議席を持っていれば、山本太郎総理の誕生は十二分にあり得ると。全く夢物語じゃないと。そしてそのことこそがこの国を良くする、変えていく。とりわけ今、本当に生活に困り生きているのも辛い、そういう人たちを救うことができる。そしてその具体的な積極財政、この手法を我々は提起をし、その賛同する国会議員を集めていくことができる、と。私は必ずこれができると信じています。そのためにはこの参議院選挙、なんとしても勝ち抜かなければならない。私は自分の中では5議席、なんとしても取りたいと思っています。そして自分自身がその1人となる、その覚悟を致しました。ぜひ今日は記者会見ですけれども、あちらで全国のれいわ支持者、ボランティアの方も観てくださってると思います。ぜひ皆さん、一緒に変えましょう。皆さん一人ひとりが山本太郎に成り代わって、そしてこの国を変えましょう。必ずできます。皆さんのその力があれば必ずできます。ぜひ一緒に戦ってください。「力を貸してください」なんて言いません。一緒にやりましょう。一緒に戦いましょう。よろしくお願いします。ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございます。高井たかしからのメッセージでございました。それでは記者の皆さんにご質問いただくということに移っていきたいと思います。社名とお名前頂戴致しましたらご質問をお願いします。

記者:
時事通信のキダです。山本代表でも高井幹事長でもどちらでもいいのですが、先ほど高井幹事長、「5議席なんとしてでも取りたい」という風におっしゃいましたけど、これはれいわ新選組としての今回の参院選の獲得目標の議席数ということになるんでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。いやいや、そう断定するものではないですけれども。またどれくらいの議席を獲得していくというようなね、私たちの目標というのは別にまた発表したいと思いますが。幹事長として5は確保したいという熱意だと思います。いかがでしょう? 

高井たかし:
はい。すいません。代表にも相談せずに勝手に言いました。「私の思い」と断って言ったつもりですので。しかしその覚悟でこれから全国を回りたいという決意でございます。

山本太郎:
他いかがでしょうか。

記者:
共同通信のノモトです。お疲れ様です。関連してなんですけれども、議席の獲得の目標なんですけれども、また(別の機会に発表)ということだったんですが、例えば前回以上ですとか、何か意気込みを聞かせていただければと思います。あと比例の候補は今まで何人か発表されてきましたけれども、何人くらい発表される予定でしょうか。あと1人区、複数人区はすべてできるだけ出すという方針に変わりがないかというのもお願い致します。

山本太郎:
ありがとうございます。えっと今、走りながらやってるところなので、最終的にどれくらいの数に落ち着くかってことは今、発表できるところではございません。で、その複数人区においても出していくという方針には変わりないんですけれども。これはやっぱり、あと時間との闘いになっていく部分もあると思います。はい。で、結果ですね。どれくらいの議席なのか?ってことに関して数という部分ではなくて、例えば前回以上だったりとかっていうようなところはないか?って話だと思うんですけど、前回以上ってことになると2以上ですか? そこはもう絶対だろうという風に思ってます。

記者:
東京スポーツのコバヤシです。前回の比例代表を発表された際にそれまでの中には特定枠の候補はいらっしゃらないというお話でしたけど特定枠を使う対象の候補はいらっしゃらないというお話だったと思うんですけど。

山本太郎:
いや。特定枠ありっつってましたよ。

記者:
あ、前回までに発表された候補の中には。

山本太郎:
あ、候補者の中で。はい。そうですね。

記者:
今回、高井さんはどうなるんでしょうか。

山本太郎:
違います。

記者:
含まれない? 

山本太郎:
自由競争です。はい。

記者:
わかりました。

山本太郎:
ありがとうございます。私たちみたいなこの新規参入の幹事長なんて一番しんどい仕事ですね。私にとって非常に助かりました。それまではもうほとんど自分1人でいろんなことをやってたので。そこに幹事長として議員バッジを付けずにいろんなところを駆けずり回って。もちろん他党ともそうですし、内部でもそうですし、ボランティアともそうだし、いろんなところを繋ぐという活動。もう、むちゃくちゃ忙しかったんじゃないですか? どうですか? やってみて。一回聞いたことあるんですよ。「実はしんどいでしょ?」って。2人でエレベーターホールでエレベーターを待ってるときに「本当はしんどいでしょ?」って。「これ、どうですか? 他党と比べて。うちって」って聞いたことあるんですけど、そのときに言った言葉が「いや、この規模の、この仕事をしたことがないから比較がしようがない」と。わー、すごい答えだなと思って。100点と思いましたね。確かに比べようがないっていうか、ね。こういうことをやってきた人もそういないでしょうし、こういう組織もないでしょうし。そういった中で何かみんなで手探りでやってるっていう中でも非常に頑張ってくださった。ほとんど休みなく稼動し続けてくださったんじゃないですかね、本当に。ありがとうございます。

で、今回、高井幹事長に選挙に出てほしいとお願いしたのは私のほうなんですね。本来ならば幹事長であるならば選挙をしっかりと仕切っていきながら、「その先」というような話になるのかもしれないんですけど。やはり元々、高井さんとの出会いから遡っていったとしても国政に絶対必要な方なんです。で、なんだろうな、この方の国会での質疑であったりとか、他にもこれまで立法に関わってきたその内容とかを見せていただくと、その政策の立案能力の高さ、こういった才能を持った方がやはり国会の中で仕事をしていただくってのは非常に重要であると。だから幹事長と候補者と、という意味での二足のわらじというのは非常に大変なことだと思うんですけれども。やはり選挙という場面が来たときにはチャレンジャーとして議席獲得っていうところを目指してもらいたいっていう、私からのお願いでした。で、少し悩まれてはいましたけれども、でもやはり議員としてもやらなきゃいけないこともたくさんあるし、そこを前向きに捉えていただいて立候補していただけるような形になったことに私から高井幹事長に本当にお礼を言いたいと思います。ありがとうございます、本当に。はい。そんな感じですかね。他、大丈夫ですか? 皆さん。NGワードとかないですよ。大丈夫ですか? 大丈夫ですか? はい。ありがとうございます。

まぁ、このような形でしばらく候補者をどんどん発表していくっていう回が続くと思います。はい。私の中では非常にこの幹事長の発表っていう部分に関して、とにかく急がなきゃいけないっていう思いがあったんですけど、幹事長のほうから、「もうそこは気を使わないでくれ」ということを常々言われてまして。で、もうこれが、もう今日発表しないとまずいだろうと。目の前まで来てますんで。選挙が。ということで、ちょっと私の中では遅過ぎたかなっていう申し訳ない気持ちがあるんですけれども、今日発表させていただきました。というわけで、高井たかしの参議院の比例区の公認候補予定者としての発表でございました。ありがとうございます。

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