【動画&文字起こし全文】れいわ新選組 共同代表指名発表 記者会見 山本太郎、大石あきこ、くしぶち万里(12月19日 都内)

山本太郎:
お時間となりましたので始めさせていただきます。れいわ新選組の不定例会見。(声がこんなことになってた。)失礼致しました。れいわ新選組の不定例会見始めさせていただきたいと思います。ま、不定例とはいいましても、昨日ですね、代表選の開票がございました。れいわ新選組代表選の開票がございました。そこで新代表に選出されました山本太郎でございます。2期目となります。よろしくお願い致します。で、今日、私からの皆さんへのお知らせとしては、まず共同代表制ということになったれいわ新選組ですけれども、新代表山本となりましたので、共同代表を誰にするかということをまず皆さんにお伝えし、そしてそのあと、その方々のご紹介。で、そのあとに皆さんからご質問、代表選に関わることでも、その共同代表に関わることでも、それ以外でも結構ですので、皆さんからご質問をいただくということをやっていきたいと思います。

さ、それでは共同代表なんですけれども、私は2名の共同代表を置こうという風に考えております。山本太郎に共同代表が2名という形でございます。で、共同代表を誰にするかということなんですけれども、くしぶち万里、大石あきこを共同代表にしようという風に考えております。というよりも、考えておりますというよりも、それで決定でございます。はい。じゃ、まず2人に登場していただき、それぞれご挨拶を頂戴しようかなと思いますが、よろしいでしょうか? くしぶちさん? 大石さん? はい。少しスタンバイの時間がいただきますので、荷物を置いたりとかですね。れいわ新選組新代表の山本太郎、そして共同代表にくしぶち万里、そして大石あきこという布陣でやって参ります。それでは順に挨拶のほうよろしくお願いします。

くしぶち万里:
皆さん、今日もお集まりをいただきまして、ありがとうございます。改めて、山本太郎代表が続投という結果を皆さんにいただき、そして今日、共同代表としてご指名いただきました衆議院議員のくしぶち万里です。この間、山本太郎代表から5月にバトンを受け継ぎ、山本太郎代表の魂をしっかりと受け止めて、本当に全国中のボランティアの皆さんと党勢拡大、そして国会活動、本当にその一助となれるよう全力を尽くしてきました。今回の代表選を経て、大石あきこ衆議院議員と一緒にタッグを組んで、「れいわの鬼退治」として国会活動を改めてやる決意と同時に、この3年間、山本太郎代表が積み上げてきた全国の仲間の力、そして草の根で、まさにボランティアの皆さんが横に拡げ、地域に拡げてくださった力を、これからさらにどんどん暴走する政治に対峙をしていけるような勢力に拡大したい。そのためにボランティアのプラットフォームを党内に作りたいということを申し上げてきました。これを実現するために、新しい3年間、皆さんと一緒にれいわ新選組をバージョンアップさせていく決意です。よろしくお願い致します。

大石あきこ:
お集まりいただきましてありがとうございます。くしぶち万里議員と同様に、共同代表に選出していただきました大石あきこです。私はくしぶち万里さんと同じように、1年前から衆議院選挙で国会議員になったんですけれども、その1年間を通じて、そして今、れいわ新選組が置かれている社会的な意義、これは非常に大きいものがあるなと。れいわ新選組しかやれないんじゃないかというものがたくさんあるなということを痛感に近い思いで感じております。というのも、生活者のとんでもない危機というものが30年間にわたって続いている中で、物価高が襲いかかっても、それに対する給付金や消費税減税すらないと。一方で戦争の危機が非常に強まっていて、庶民が困らない政治、戦争に行かせない政治というものが、それを作り出せるのがれいわ新選組だけではないかという思いを、この1年間で強くしてきました。

一方でその1年間、国会運営ですとか、党の運営というものに自分なりに必死にあたってきまして、この党が次、向こう3年間大きく羽ばたくために横たわってる課題というものも痛感してきました。そういったものを次乗り越えていきたいということで、今回くしぶちさんと私でタッグを組んで共同代表選、党の代表選に立候補したわけですけれども。落選してしまいましたけれども、私たちのやるべきもの、乗り越えないといけないものっていうものは、確たるものが見えてて、私にとっては1本道だなと思ってますので。共同代表に選ばれなくても選ばれても、私の使命は変わらないなと思っていたところですが、今回選んでいただいたということで、ますます気を引き締めて自分の使命を果たしていきたいと思います。よろしくお願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。それでは早速もう皆さんからのご質問にお答えしていくような形にしましょうかね。私からつらつらと喋るよりも。いかがでしょうか? ご発言ある方、手を挙げていただきたいと思います。

記者
朝日新聞です。よろしくお願いします。山本さんにお聞きしますが、くしぶちさんと大石さん、それぞれ選ばれた理由っていうのをお聞かせください。

山本太郎:
ありがとうございます。代表選での対抗馬ということですよね。で、その2人をなぜ共同代表に選ぶのかという部分もあると思います。一番シンプルな話として、やはりその実務能力の高さであったりとか、あと行政監視能力の高さっていう部分ですね。やはり国会を舞台に戦っていくというところがメインになっていきますから。そう考えたときに、れいわがこれから一定の組織化を果たすには絶対的に必要なお二人であると。統一地方選というものが私たち100人を目標に候補者を立てていくということを公言して参りましたけれども、実際にそれに近づいてる状態なんですね。普通に考えれば、私たちくらいの小規模制度であるならば「100人立てます」っていうのはなかなかちょっと、そういったノウハウも持たないまま、それを行うっていうのは、ちょっと現実的ではないんですけれども。それを現実に近づけられたっていうのは、そういったフローをしっかりと作ってきてくれた、一定の組織化というものを実際にこの2人が組み立ててくれたというところがあります。で、その能力を持って、もちろんその国会の中であったりとか外で、さらに拡大していくためには、お二人が代表選で公約に掲げていた「ボランティア本部」ですね。れいわにとって一番、自民党にとっての統一教会みたいなもんですか? 公明党にとっての創価学会であったりとかですね。ある意味での支持母体といいますか、私たちにとっては一般市民の方々です。その一般市民の方々と党を繋ぐ、れいわ新選組自体を繋いでいく、深い議論をしていくというような取り組みというのが、これまでの3年間しっかりとできてこなかったという、私自身の反省があります。ここからの3年はしっかりと人々と繋がり、れいわオーナーズであったり、フレンズの方々としっかりとその意見を交換し、その皆さんの考えを汲み取っていくというような作業が非常に重要になっていくだろうと。それを誰ができるかということですね。フロントマンとしていろんなところに顔を出していきながら、その一定の時間だけ一緒に過ごすということは、おそらく私にもできるでしょう。でも、そういったことも必要だけれども、実質、本当に進めなきゃいけないのは、ある意味でのそういった皆さんからのご意見、これを党でしっかりと汲み取るというようなやりとりですね。キャッチボールというものを実際に行っていくためには、さらなる一定の組織化、これが必要になってくるだろうと。これをしっかりと前に進められるメンバーが誰なのか?ってことを考えるならば、やはりこの2人しかいないんですね。非常に実務能力が高いというところもあわせて、私はそれで必要になってくるだろうと。

そしてもうひとつは、お二人が公約に掲げていた、山本太郎を野に放つってことですね。実際には野に放たれてる状態ではあるんですけれども、様々な業務ということで手足が縛られてる状態が実際にはございます。そう考えると、かなり、ま、言葉を選ばずに言うと、かなり仕事に対してしつこくやるタイプなんです、2人は。すんごい厳しいんです。自分自身にも厳しいし私にも厳しいんですね。ある意味でそういった人と一緒にやっていきながら、山本太郎がアクセル踏み過ぎるところにブレーキという役割であったりとか、その責任という部分を分担できるということを考えるならば、やはりお二人の存在、共同代表として、私はふさわしいんではないかという風に考えました。

記者:
フリーランスライターの畠山理仁です。党の人事なんですけれども、共同代表以外で何か変更はあるのかということと、代表選にも出ておられた古谷経衡さんの今後の関わり、党との関わりについて教えてください。あともう一点、今回の代表選挙のオーナーズとフレンズの投票率とその投票率に対する評価っていうのを教えてください。以上です。

山本太郎:
はい。ありがとうございます。党内人事ってことですけれども、そう大きくは動かないというところだと思います。それまでに不都合があったかってことですけれども。例えばですけれども、国対というポジションを考えると、たがや亮ですね。自称潜水艦という風に名乗っておりますけれども、その名の通りですね、非常に巧みに様々な政党と水面下で交渉してくれる存在であります。非常に心強い存在なんですね。で、ここを新たに部署を入れ替えるということでは混乱しか生まれないだろうと思いますので、引き続き、その重責を担っていただきたいという思いです。で、その他の部署に関してもこれまで特に不都合があったわけではなく、順調に回っていたと私自身は感じているので、大きな人事というものはないと思います。一方で、今お名前が出ました古谷経衡さん、代表選でも非常に健闘された候補でございますけれども、この方には私自身は党内のポジションというものを受け取っていただき、そして活動していただきたいという思いはあります。で、もちろん、頭の中には共同代表ということも一部ちらついたことはありました。でも古谷さんのご自身のご都合を考えるとなかなかかなわない可能性も高いなということで、それは控えました。それは何かというと、やはり当初から選挙に出るなどは一切考えていないということですね。公職選挙法の外にあるこの代表選だからこそ、言論の拡大ということを試みるために、さらなる拡大を目指し、今回、おそらく運動として参加をするということが彼の中で大きかったと思います。一方で、ある意味でこのれいわ新選組の何かしらの役職に就くということは、かなり彼の言論の活動、例えばですけれども、スポンサーがあるようなテレビの出演だったりラジオの出演というところに対しては制限がかかる恐れがあるという部分ですね、おそらくご本人もそういう部分を気にしてらっしゃると思うんですね。これまでの話し合いの中で。そう考えると急に何かのポジションよろしくということで、向こうが「承った」ということの素早いキャッチボールにはならないっていう前提です。

で、昨日ちょっとお話をさせていただきました。で、私としてはれいわ新選組のしかるべきポジションというものを準備して、古谷さんにそこにしっかりと腰を据えて、で、れいわ新選組の拡大のためにもお力を貸していただきたいし、彼自身が政治家になるということを私自身は望んでいます。つまり何かというと、古谷さんをどう活用させていただくのか、古谷さんを社会を変えるために古谷経衡という人間を、一緒に私たちと歩みを進めてもらうためにはどのような段取りが必要かってことに関しては、まだお互いに議論が必要であるわけですね。で、彼自身にも決断をしてもらわなきゃいけない。そう考えると、早急に、早急に何かしら答えを出せるものではないということです。昨日の話し合いの中では「少し時間をいただきたい」ということでしたので、私自身は古谷さんには、古谷さんが了解してもらえれば、しかるべきポジションを、古谷さんに座っていただいて、活動していただくということが私の中である構想です。はい。

で、ありがとうございます。もうひとついただいたのは投票率ですね。オーナーズが83.4%、投票率83.4%、フレンズは65.1%。で、地方議員、公認候補予定者などは76.1%。いずれも投票率としては日本の国内で行われる選挙の中では高いほうかなとは思います。本当はもう100%に近い形を望みたいところでしたけれども、そうなった場合に、私は今、新代表として座れてたかどうかはわかりませんね。(笑)

まぁ、私が1位で、で、(大石・くしぶち)2位だったわけですね。で、3位が古谷さんと。国会議員票も含めればそういうような順位になるんですけど、私自身、厳しかったかもしれない。けれども実際は100%に近い形の投票率というものを望んでましたけれども。でもプレ投票として行った、単独代表で行くのか、共同代表で行くのかということに関しては50数%だったんですね。一般的な国政選挙とそう変わらなかったってことです。そこから本選、この代表選挙という形になった場合にはぐっと上がったっていうのは、これは喜ばしいことだろうという風に思っています。はい。他ございますか。

記者:
NHKです。よろしくお願いします。お三方にそれぞれお伺いしたいと思うんですけども。まず山本代表については、これまでお1人でやられてきた部分を共同代表制とすることで、今まで担ってきた部分をお二人に任せるっていう部分が出てくると思うんですけども。役割が分担されることによってこれまで以上に代表として力を入れてやっていきたいことは何かお願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。やはり広報っていう部分に関してもかなりできていなかったと思うんですね。で、広報っていうのは空中戦であったりとか様々なものがあると思うんですけど、やはり多くの方々と、まだ見ぬ多くの方々との対話というものを目指して、私たちの基礎であった、出発点であった、やはり街頭であったりとか、実際に道行く人たちから質問を受けて、それをやり取りするということにおいて政治への関心を高めていくという非常に地道なと言いますか、原始的な方法ですね。それをより拡大させていければいいなという風に思ってます。で、これから冬に、もう完全に冬を迎えましたので街頭ではなかなか難しいということがありますので、これは屋内で、これはコロナの状況を見ながらですけれども、屋内で、できる限り周知の期間を長くとって、本当に冷やかしでも足を運ぶという人たちが増えるような状況を作っていけたらなと。まずは一番わかりやすいところで言うと、そういうところだと思います。お二人よろしいでしょうか。

くしぶち万里:
はい。代表選のときも申し上げてきましたけれども、ひとつは山本代表を正しく野に放つということで、来年の春には早速、統一地方選挙ありますので、代表からも既にありましたが、全国で100人規模の地方選の仲間が挑戦をするということになります。ですので、ここをどんどん代表には隅々まで行っていただけるよう。ただそれも100%はなかなか難しい。そこはきっちり役割分担しながら、必ずみんなをカバーできるような体制を組んでいきたいっていうのがひとつです。あと2つ目は、やはりボランティアの皆さんが本当に草の根の力をこの3年間、地域地域で積み上げてくれました。ここにはいろんなボランティアがいます。ボランティアというのは基本的にその自発性だとか、やっぱり独創性だとか、それぞれ勝手連、あるいはボランティアチーム、自分たちで自分たちの場づくりをしてきた。いろんなそこには蓄積されてるノウハウや、あるいはスタイル、そしてツールがあると思うんです。これをさらにみんなが相互に交流しながら総合力にしていけるような場づくりをしたい。そしてそこには私たち、ちょうど市民活動20年、私も17年、NGOやってきました。ボランティアっていう言葉が最初にやはり社会で注目されたのは1995年の阪神淡路大震災、あの時にボランティア革命という名前が多くの人に浸透し、その後、NPO法ができた。まだ歴史浅いんですね。で、さらに言えば、ボランティアのことを行政の手足のように思っている人、そして他の他党でも、単にお手伝いさんだとか手足のようにチラシを撒いてくれる人みたいな扱いをされてるところが政治の分野ではほとんどです。私これ違うと思うんです。やっぱりみんなが自分の地域のことは自分で変えていく。主役として地域のリーダーを生み、そして自分たちの政治を行っていくんだっていうような、こうした政党の文化も変えていけるような、政治の文化も新しくしていけるような、そうしたプラットフォームを作りたい。これが新たなミッションかなと思っています。

大石あきこ:
大石あきこです。元々くしぶちさんと私が共同代表という形で党の代表選に出たときのフレーズっていうか、キーワードっていうのが、「山本太郎をひとりにさせない」っていう、ちょっと忘れてたんですけども、山本太郎ひとりにさせないってところから始まってるんですね。で、でも最初の記者会見のときに「山本太郎を野に放ったほうがいい」って私が言ったのがNHKのテレビに出たものですから、そっちを、よりクローズアップするような形になっていたんですが、山本太郎をひとりにさせないっていうためにやってるわけなんです、基本的には。で、これはどういうことかというと、山本太郎が1人で暴走するよりも複数人で暴走したほうがいいだろうということで、そういう意味もあるんです。やはり国会の中で野良犬ということで、本当に際立った存在で、知名度も高く、もうものすごく出る杭になっていたと。そのような1人だけ出る杭ではダメなんだということで、私も未熟ながら、私たちも出る杭にならなきゃいけないと。国会の中でも外でも山本太郎をひとりにさせないっていう、そういう意味もあります。また党務というものもずいぶん一緒にやらせてもらいましたので、ここなら奪えるなとかいう感じも徐々に掴めていて、ただまだこれからなんです、なかなか奪わせてくれないので。なんなら運転業務もやってしまうような方なので。なので奪っていくっていうのもこれから何を奪えるのかっていうのはお話し合いになると思います。その結果として少しでも山本太郎という人の疲労が取れたりだとか、自由にこういう演出で次やってみたいっていう企画が増えるのであれば、これは野に放たれ、特に私たちにとっては重要なのが統一地方選ですから、そのときに間に合うようにできるだけ党務を奪い、自由な企画というものができるようにやっていきたいと考えております。

山本太郎:
ありがとうございます。ま、この配置と言いますか、共同代表2人にお願いしたっていう部分での少しお話なんですけれども。例えばですけど山本太郎1人の代表だったら、山本太郎のなんか変わった感じっていうものが結構表に出てしまいますね。でも山本太郎よりもどうなんだっていう、ある意味でのこの議論になるね、大石さんがいたら「山本太郎、意外と話せるやつなんだったな」みたいなね、空気がまた生まれるっていう。

大石あきこ:
並べたらマシに見えるみたいな。そういうやつですか。

山本太郎:
出る杭が3本ってことは。

大石あきこ:
うまく言えば。

山本太郎:
まぁ、まさに言い得て妙と言いますか。まさにそういう効果もあると思います。で、くしぶちさん、非常に安定感ありますし、非常に堅実であるということを考えるならば、やはりバランスとしては非常にいいんだろうという風に思います。はい。他ございますか。いかがでしょう。

記者:
デイリースポーツと申します。よろしくお願いします。山本代表にお伺いしたいんですけど、確認なんですが、昨日の代表選が終わったあとに共同代表の人事は明日発表しますみたいなことをおっしゃられたと思うんですけれども、くしぶちさんと大石さんを共同代表にするっていうことは、自分が代表に選ばれたということを仮定してたというときに、もう決めていたことなのか、それとも結果が出て昨日のうちっていうか、今日に至るまでに決めたのか、どちらかっていうのを確認させていただければと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。失礼ながら何パターンか考えてました。ここでは申し上げませんが。いくつかのパターンを考えました。組み合わせとして。で、この代表選を一緒に戦っていくうちに、やはり自分の中で、そのいくつかのパターンの中のAパターンが有力になっていったと。Aパターンが(笑)Aパターンがですね。いくつかの組み合わせの中で一番現実的、自分の中でいけるなって言いますか、やっぱり必要だなという風に思ったところに落ち着いたということだと思います。はい。

記者:
朝日新聞です。よろしくお願いします。3人の代表のそれぞれのちょっと権限についてお伺いしたいんですけども。これ例えば山本さんとくしぶちさん、大石さんが意見の相違とかになり、山本さんが途中で解任できるとか、そういう風な権限の強弱っていうのはそれぞれ配分というのがあったりするもんなんでしょうか。

山本太郎:
解任? 不穏ですね。

大石あきこ:
なんかさせられそうですよね。

山本太郎:
ちょっと待って。

大石あきこ:
私。

山本太郎:
なんかそんな動議出しそうやな。(笑)

大石あきこ:
解任や。

くしぶち万里:
確かに。

大石あきこ:
重要ですね。

山本太郎:
まさに下剋上みたいなね、重要ですねっておかしい。ちょっと待って。えっと、そういうような何かしらの規則が今、ビルトインされてるかっていえば、おそらくされてない状態だと思います。で、おそらく、でも、そういうような異議に近い形を申し立てるような形っていうのは、例えば役員会で何かしら段取りを踏めば可能になっていく可能性ありますよね。規約の改正であったりとか。おそらくそういうような可能性っていうのはあるかもしれません、先々。それは議論だと思います。今すぐただちにそういうようなことが、この2人によってこの会見後、山本を解任し、みたいな。そういう面白イベントに、せんといてくれる? (笑)

大石あきこ:
えっと、そういう解任権を付与するかどうかの議論は、ここも入れるんですよね?(笑)

山本太郎:
もちろんです。で、えっと、ま、基本的には合議で進めていくということになっていくと思います。これまでは、えっと、党内で議論が分かれたことに関しては私が引き取る、であったりとか。逆に言ったら、私自身が思いが強いものであるならば、かなり強い説得というものを行っていきながら前に進めるってことも実際にありました。で、まぁその中でもかなり意見をくださったお二人なんですね。で、えっと、その意見が同じものであったり、それが反対するものであったりっていう様々な事柄あったんですけれども。これからは同じ、なんだろうな、意見の強さといいますか、それぞれの権限の強さを以て、最終的には3人で合議していくことになると。ある意味でこう山本太郎がオーバーランするという部分は、この2人によって阻止される可能性が高まるってことですね。でもかなり、なんだろうな、柔軟な2人なんですよ。で、結構、くしぶちさんは先ほど言った通り、安定感があって堅実な形でこの議論を進めていくってこともしますし。意外と大石さん、こう、とっぽく見えるといいますか、とんがった感じで、何かこう好き嫌い、かなり分かれると思うんですけど。実際の党運営であったりとか、そういう議論のときっていうのは、しっかりとなんだろうな、それぞれの立場、尊重していきながら。もちろん自分の言いたいこと言いますよ。言いまくりますよ。言いまくるけれども、結局、その議論とは何か?という部分に関して、しっかり落としどころっていうところには受け入れてくれたりとかっていうような、なんだろうな、人なので。特には心配してません。なんだろうな、逆に言ったら、そんな面倒くさい人だったら、実際に共同代表にしてませんからね。だから表向きの、なんだろう、パブリックイメージとはちょっと違うかもしれません。実際に持ってる資質っていうのは。だからある意味で、この3人という形で進んでいくっていうのは、より民主的な、党内であったり党外の意見を取り入れたり、前に進めるってことが可能になっていくだろうという風に思います。他いかがでしょうか? すいません。

記者:
すいません、共同通信です。代表に、すいません、ちょっと、また代表続投になったので改めて聞きたいんですが。国会で3年で8議席というところまできてですね、さらなる党勢拡大に向けて、統一地方選であったり次の総選挙が重要かと、議席増に、思うんですが。改めてどういった戦略で今後の選挙に組織拡大に臨んでいくかを教えてください。あと、すいません。共同代表は、もう今日付けで就任ということでいいのか? ちょっと事務的なんですが、お願い致します。

山本太郎:
ありがとうございます。新代表就任は1月1日になりますか。なので、そっからの、なんだろう、共同代表ということになっていくと思います。で、えっと、これから先の戦略ということですけれども。まぁ戦略と言ったって、そんな取れる手は多くありません。はっきり言えば。魔法の杖があるわけではないので。そう考えるとやっぱり堅実に前を進めていくということが必要なんであろうと。で、一番は、これまでの1期目、1期目で果たせなかった様々なことがございますけれども、その中で確実に果たさなければならないという3つというところを私は目標に上げていこうと思っています。で、ひとつ目は何かということですけれども、党勢拡大というところに絶対的にこれは必要であり一緒に力を合わせていかなきゃいけない、これは支持者の方々ですね。オーナーズ、フレンズ。もちろん、そこに登録をしていない方々も含めての話ですけれども。やはり、こことのパイプ、こことのやりとりというものを確実に太くしていく必要がある。だからこそ、この2人がそこに力を尽くしていただく必要があると。それを実現できるのは、やはり実務能力は高く、そしてこれまでのノウハウであったりとか、そういうフロー作りっていうものをやってきたことがある、経験値が高いものを、やはり共同代表の責任で推し進めていただく必要があるということだと思います。まずそこが第一。

で、第二は、やはりこの大政翼賛化しつつある国会内っていうところにおいて、私たちれいわ新選組は炭鉱のカナリアという役割があると思っています。ぬるっと手は繋がないよってことです。ならぬものはならぬと、最後の1人になったとしても、それぞれが果たすべき役割を果たすと。ここを徹底していくってこと。

で、3つ目はやはり30年経済の不況が続き、そこにコロナがやってきて物価高になったとしても、積極財政ということをですね、一向に前に進めようとしない与党、そして野党です。はい。与党だけが悪いわけじゃない。野党の中にも緊縮脳というものが、蔓延っていて、財務省的考え方で事実上これは骨抜きにされたような経済政策しか出せていません。それを考えるならばやはりそこに背骨を入れていくという役割が私たちれいわ新選組に必要なんであろうと。そこに背骨を入れるためには、これは何かしら交渉をするとかっていうことは、もう最終的な話です。最後の最後の話です、そこは。まずは私たちが自力をつける必要がある。自力をつけていくためには多くの人々と多くの有権者の皆さんであったり、この国に生きる人々の支持を得なきゃいけない。これは選挙がなかったとしてもそれはできる活動なので、ある意味で山本太郎を野に放つという、お二人が言われていることが、そこに繋がっていく可能性もあるんだろうと。もちろんそこには代表選に出ていただいた古谷さん。古谷さんという入口を通してまだ見ぬ多くの方々と繋がっていく必要もあるし。なので、今後の人事の中では古谷さんも私たちれいわ新選組のポジションというものを得て活動していただけるようなことに繋がっていけたらなという風に思います。

今言ったような3点。オーナーズ、フレンズ、それに限らず、私たちを支持してくださってる方々とのしっかりとした太いパイプを作っていくための組織作り。そして炭鉱のカナリアとして国会の中で与野党がぬるっと手を繋ぐということはこれまでも多々ございました。そういうことを許さないという国会内での活動、その姿勢。で、3つ目は本当にこの国に必要なジャパン・アズ・ナンバーワンを取り戻す。人々の人間としての尊厳を守れる暮らし、事業の継続を可能とするような徹底的積極財政。こういった経済政策をしっかりと野党の中にもビルトインしていけるだけの私たちの勢力の拡大。こういうものをこの3年でしっかりと形にしていきたいと、そう思ってます。いかがでしょうか。代表選に限らずでも結構でございます。

記者:
すいません度々。デイリースポーツと申します。ちょっと確認なんですけども、これまで大石さんとくしぶちさんは共同代表(仮)っていうことで、そういう名称だったと思うんですけど、今後の呼び方っていうのは、山本太郎代表、で、くしぶち万里、大石あきこ共同代表っていうような呼び方で大丈夫ですか。

山本太郎:
はい。山本太郎代表。そして、大石、くしぶち共同代表(仮)が外れるとかっていうような言い方をしません。すいません。シンプルに山本太郎代表、で、くしぶち万里共同代表、大石あきこ共同代表という形になります。

記者:
わかりました。ありがとうございます。

山本太郎:
よろしいでしょうか。他にあれば。よろしいですか。ありがとうございます。それではですね、本日、本日じゃない、1月1日かられいわ新選組の共同代表となります、2人の共同代表から最後に一言ずついただきたいと思います。よろしくお願いします。

くしぶち万里
皆さん、今日もありがとうございました。来年から新たに重責拝命致しました。党勢拡大のため、そしてボランティアの皆さんと力を合わせて新たな3年頑張っていきたいと思います。で、ひとつ、皆さんに呼びかけなんですけれども、ボランティアのプラットフォームを党内に設置したいという今、イメージがあります。どんなものにしていくのかっていうこともですね、現場にいるボランティアの皆さんと意見交換しながら進めていきたいっていうことなんですね。で、私2つの要素がとても大事だと思ってるんです。ボランティア活動というのはひとつは場があること、そして2つ目はやっぱり人材です。多くのボランティアを希望している人たちも含めて、地域にはまだまだ潜在的にれいわのボランティア活動へ参画したいっていう方がいらっしゃると思うんです。そうしたときにボランティアのリーダー、こうしたボランティアをマネージメントできる人たちっていうのが、例えばその災害NPOでも教育でも、そして地域のまち作りなどのNPOなどで経験されてきた方っていうのがおそらくたくさんいらっしゃるのではないかなという気がしています。こうした人材も募集していきたいと思いますので、ぜひ問い合わせていただければなと思います。

大石あきこ:
ありがとうございました。大石あきこです。この党代表選のツアーの過程で私にとってはすごい試練だったんですね。私という、ちょっとサイドメニュー的な人間、先ほど山本代表にもパブリックイメージと違ってちゃんとしてる部分もあるみたいな説明までさせなければいけないような者が党の代表というものに挑戦するということで、私自身が成長していくっていう、そういう試練がひとつありました。で、もうひとつの試練は古谷さんの登場ですね。古谷さんがれいわは左派ポピュリストという間違った、低められているんだみたいなことを言って、煽っていくと。私は左派ポピュリスト上等ということで政策にも深く関わってきましたし、こういった、なんていうか、一見見える対立についてどう、どのように説明していけばいいのだろう、みたいな自分の中での試練もありました。古谷さん自体がものすごく話術も巧みですし、能力も高い方で、そういった方とやり合っていくっていうのが非常に試練でもあり、すごく面白くもあったんです。だから自分が来年からさらにそういった面でも大きく成長していかないといけないなと思っています。古谷さん自体はれいわというものを保守的に解釈してくださる方です。そういう意味で新しい方だと思っています。なので、よりこの世の中が右傾化するというか、また戦争の時代において、れいわのような庶民のための政策、戦争に行かせない政策というものを訴えたときに、アカだとか、左翼だ、社会主義者だというレッテルでその運動を、動きを封じようとするということが起きていく中で、彼がれいわを保守的に解釈し、保守こそれいわを支持し、共に戦わなければいけないんだということを発信してくれる強力な仲間、同盟関係を結ぶべき相手だなという風に思いました。ですのでこれを見ている古谷さん、ぜひ来年から一緒にやりましょう。よろしくお願いします。ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございます。ま、保守を名乗る人は多いんですけど自分で左翼を名乗る人ってあんまり見ませんよね。

大石あきこ:
悲しいことですよね。

山本太郎:
いや、だから大石さん、大石さん見てて自分は左翼じゃないんだなって僕自身思うんですよ。古谷さんを見てても自分は保守でもないんだな、どっちでもないわ、フリースタイルだっていうことですね。非常に幅の広い人たちがれいわの中で活動し、共通の目的に向かってこの国に生きる人々を、そして世界で苦しんでる人たちを救っていくんだというような政治を実現しようとするのが、れいわ新選組であるということだと思います。来年の1月からこの体制でやって参ります。これまで山本太郎1人でやってきた。代表をやってきて至らない点たくさんございましたけれども、それはこの1月からの体制で3年間という期間をもってしっかりと取り組んでいき、そして是正していきたい。そしてさらなるれいわ新選組が飛躍に向けて拡大をしていく3年間にしていきたい、そう考えています。今日はありがとうございました。

もう出てるはずですよ。ホームページも更新されておりまして、これは共同代表(仮)のときに撮った写真もありますので、はい。よかったら利用される方はされてください。では写真撮って参ります。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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