【会見文字起こし&動画】次期衆院選 公認候補予定者発表 山川ひとし(沖縄4区・比例九州ブロック)、山本太郎代表 / 2023年6月26日 沖縄県庁

山本太郎:
すいません。予定よりも5分押してしまいました。申し訳ございません。れいわ新選組代表山本太郎と申します。今日は県庁のこの記者クラブの場所をお借り致しまして、記者会見をさしていただくということでございます。で、内容なんですけれども衆議院選挙です。衆議院選挙の候補者、私たちれいわ新選組がここ沖縄から小選挙区で立候補者を擁立する予定であるということでございます。今日はですね、皆さんにその候補予定者をご紹介さしていただこうということで、この場所をお借り致しました。ではまずご本人にお入りいただきましょうか。ありがとうございます。れいわ新選組からですね、小選挙区、ここ沖縄で擁立をする予定の山川さんです。よろしくお願いします山川さん。山川ひとしさんでございます。どうぞこちらへ。山川さんは沖縄の4区、4区で立候補を予定しております。山川さんのほうからよろしければ。ありがとうございます。マイクはそちらにあります。

山川ひとし:
皆さま、大変貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。今、れいわ新選組山本太郎代表よりご紹介いただきました。昨年の11月まで豊見城市長を務めました山川ひとしでございます。どうぞよろしくお願い致します。まずご紹介ということでしたので、私、これまでですね、玉城デニー知事と共に経済から福祉まで、そして建白書実現のためにですね、政治活動を共に頑張ってきた1人でございます。その中で今回、この衆議院、沖縄第4区から出馬要請をれいわ新選組のほうから受けましたが。まず、今、一番の有事として私が思うところは人口減少。その人口減少の中で子どものど真ん中の政策、そういったところをしっかりとですね、作っていきたい。その柱となる経済政策についてはれいわ新選組さんが今、一番積極的に財政を出動し、日本を立て直したいという思いを、強い気持ちを持ってるとこだと考えております。その中で、沖縄県民ですね、今回、直接かかります振興予算、もしくは基地の被害問題、また経済や観光はもちろんですが、日本の未来を担う多くの子どもたちへの教育環境など、このアフターコロナの時代へと移り変わる中で、生活へ直結をする政治判断、そしてこの今の現状の政治結果を見ても政府は沖縄の特殊事情を十分に理解をして寄り添ってないという考えを持っております。その中で政治は常にどのようにあるべきか、しっかりと県民の声を代弁をし、その中で安心して豊かになる社会を作っていかなければならないと感じております。

そこで昨日、先日ですね、2022年の日本の税収が過去最高益だという報道がなされました。このように社会は税収が上がってるにもかかわらず、国民の生活負担は増すばかり。物価高、燃料費高騰、生活のこの家計は逼迫されている、そういった状況が本当に今、比例してるのかっていうことと、皆さん方も感じてるとこだと思います。そういうところをもっともっと安心できる豊かな社会をつくる、日本全国、そして沖縄からそのような思いを発信できればなと感じております。私はそのような思いで、今こそこのれいわ新選組さんが訴えている政策、経済政策や子ども、そして高齢者のための施策、いろんな様々な思いのある政策がありますが、そういったところをしっかりとですね、予算化をし、そして、より沖縄の問題も安全保障問題とかありますが、そういったところも真にですね、国民に寄り添った政治、その温かいぬくもりある優しい政治をれいわ新選組とともに頑張っていきたいと感じ、今回のこの出馬要請に向けての受託を受けた次第でございます。はい。どうぞよろしくお願い致します。

山本太郎:
ありがとうございます。山川ひとし本人の訴えを皆さんに聞いていただきましたけれども。続いて皆さんからご質問を受けたほうがよろしいですかね。いかがでしょうか。ご質問ある方は挙手していただき、そしてご質問いただくと。なければ、もう終わりに向かっちゃいますけど。ありがとうございます。じゃ、回してください。マイクを。手が挙がってるところに。

記者:
沖縄タイムスですけれども。山川さんの今の説明の際に最後に「出馬要請」というお言葉だったんですけど。今回は山本代表のほうから沖縄選挙区で戦ってくれということでお願いがあったという理解でよろしいですか? 

山川ひとし:
はい。お答え致します。今回はですね、れいわ新選組さんのほうから第4区についての出馬要請を私が受けたという形になります。はい。

記者:
続けていいですか? そしたらですね、今のご説明の中で玉城デニー知事と共に闘ってきたというご発言もありましたけれども、4区はですね、オール沖縄側がまだ候補者を立てられてない状況で、ただ、もちろん擁立を目指している状況の中でですね、おそらく立ててきた場合はデニー知事が支援する候補者と戦う構図になるんですけど、そのあたりについてはどのように整理されてますか? 

山川ひとし:
はい。この沖縄4区については、先日、いろんな報道も私も確認させていただいてます。前任の金城トオルさんが今、立憲のほうと協議中だという風にも伺っておりますけど。それは立憲の側がいろいろと調整をされるものだと思うので、私からはコメントは差し控えておきたいと思いますけど。皆さん方がよく言う「オール沖縄」という表現は、私の今、認識では、辺野古新基地を止める県民運動のひとつとして捉えています。で、当然、私も市長時代のときにはオール沖縄という表現を使われましたが、そういった様々、それ以外の方々からも当然、支援を受けて戦わしていただいておりますので。オール沖縄対どこどこの対決だっていう新聞報道とかよくありますけど、そういったのは辺野古ワンイシューで固まった方々に対して、いろんな様々な基地問題、南西諸島問題とかいろいろありますけどね。そういったところが表現として適切かどうかっていうのは、少し疑問があるので伝えておきます。で、その中で私は当然、これまでも玉城デニー県政を支えながら、41市町村と言われている市町村の首長会の中でも県政を支える立場で発言をさせていただきました。そして、今回も辺野古新基地建設問題については当然、反対の立場でれいわ新選組さんと一緒になって、この反対に対する普天間基地の即時撤去、閉鎖を求めていきます、当然。そういったことではオール沖縄と言われているタイムスさんが言われるようなその表現が私にも当然、ひとつあるもんだと感じてます。協議をする中ではまだ何も決まってません。決まってはいませんが、私も当然、選挙に出る政治家、人間としてですね、分け隔てなくみんなで枠を政党間同士、また諸団体同士でいろんな協議をしていただいて、ひとつの固まりになっていただければ幸いだなという風に感じてるとこです。はい。以上です。

山本太郎:
さぁ、他いかがでしょうか? よろしいですか。はい。

記者:
朝日新聞と申します。先ほどの冒頭の発言の中で、沖縄の安全保障の問題についても課題を訴えていくという話だったと思うんですけれども。今は南西諸島で自衛隊強化されて南西シフトの動きとか、あとは長射程ミサイルの配備の動きとか、たくさんいろいろ課題あると思うんですけれど、その辺りについて今、どのようにお考えか認識をお聞きできればと思います。

山川ひとし:
はい。当然、今回ですね、政党の公認をいただいて私も出馬を準備をさせていただきますので、れいわ新選組さんがこの沖縄の基地問題、そして今後調整していかないといけない南西諸島の問題については、当然、協議、公約、政策としてですね、私なりの提案をしていかないといけないと思ってるんですが。事前にやりとりをさせていただく中では、この南西諸島問題については当然、弾薬を配備だったり、そして、今、知事が言うように地域の声を民意を無視するような配備、強化は認めないという立場を私は持っていますので、そこはある意味、先ほどタイムスさんが言ったようにオール沖縄の考えに近い考えとして、れいわの考え方、そして私の考え方も共通しているという認識があります。以上です。

山本太郎:
他ありますか? 

記者:
KABと申します。よろしくお願いします。選挙のこの協力体制に関してお伺いできればと思うんですが。山川さん今回4区から出馬をするというところで、いわゆるオール沖縄側も4区から出馬を調整しているところであるんですけども。例えばオール沖縄側と選挙協力の出馬の、擁立に向かって候補者の調整をする可能性があるのか、あるいは(沖縄)1(区)から3に関しても、追加でれいわさんとして独自でというか単独で出す可能性があるのか、というところをお聞かせいただければと思います。

山本太郎:
ありがとうございます。4区に関して、まぁ、えっと、もし山川さんを応援していただけるんだったらそれを断る理由はありません。で、一方で、やはりこの沖縄の4区に関して、結局、国政政党ですみ分けしちゃってるわけですね。共産党と社民党と。で、えっと立憲と。で、立憲は2つの地域から出そうとしてるわけで。ある意味、ここに私たちみたいなものは入れないような状況になっちゃってるわけですね。一方で維新みたいなものはどんどん入っていくわけですよね。で、ある意味で、これでは今の社会的状況というか、このきな臭く、ある意味で米軍の尻馬に乗って日本側も緊張を煽り続けてるという状況に対して、国会運営の立憲のなってなさっていうのは話になりませんから。例えばですけど、防衛財源確保法みたいな43兆円みたいな金をね、防衛につぎ込むぞみたいなことにも、申し訳ないんですけど、事実上、力入れて反対してないんですよ。この国の180度変わるような安全保障体制っていうものに関して、これは絶対に体張ってでも止めなきゃいけないっていう場面でもそれさえしないんですよ。その人たちに対して沖縄の2つの地域を私は任せるわけにいかないと思ってます。そういった意味でしっかりと体張ってでも先頭に立つという気概の人が立候補する必要があるんだろうと考えた時に、私たちは山川さんという存在にお願いをしたということなんですね。なので、えっと、4区という部分において私たちは何があっても出るということです。はい。その上でそれ、どうでしょうね、その4区っていう部分においての並びをどうするかということの考えが他にあるということに関しては、それはそちらの陣営にお任せするとして、立憲側にお任せするとして、もう既に3区は持っているわけですから、4区っていう部分に関しては私たちは山川さん。これまでも市長としてしっかりとその仕事をやられてきた方にやはり私はお任せをしたいという思いですね。で、もうひとつご質問いただいたのは、4区以外の沖縄で立てるという可能性があるかってことですか? 場合によってはあり得るかもしれません。はい。

記者:
追加でお伺いできればと思います。もしこの1から3で立てない場合っていうのは、今、既存のいわゆるオール沖縄っていう枠組みと共闘するっていうお考えなのか、あるいはそこには与(くみ)しないと、れいわさん単独として、このオール沖縄という枠組みに協力するのかどうかということ。1から3についてですね。

山本太郎:
協力するか。先ほど山川さんのほうからお話があったように、オール沖縄っていうのはやはりこの辺野古の基地をつくらせないということの一点、大きく皆さんで大同団結したものだと。一方で、そこから漏れるものも多々あるわけですよね。南西諸島防衛の部分であったりとか、ミサイル配備だったりとか、あと浦添の軍港であったりとかっていう部分に関してはやはり踏み込めない部分があるってことですよね。それを考えるんだったらやはり、私たちはそういうものはタブー無しで、ならぬものはならぬということをしっかりと皆さまに訴えをし、力を集めるという活動は行っていきたいということです。なので、どこかのカテゴリーに入るとか入らないとかそういう問題ではないです。はい。

記者:
わかりました。ありがとうございます。

山本太郎:
他、いかがでしょうか? はい。2巡目で。はい。

記者:
すいません。山川さんにお伺いしたいんですけども。オール沖縄側が4区、立民のほうで金城トオルさんを立てるかどうかっていうのを今、議論されてると思うんですけど。山川さんをですね、推す声というのもあって、山川さんのほうにも実際にあったかと思うんですけど。実際、今回、れいわ新選組からの出馬要請を受託したということで、この両党についてはですね、政策については山川さんの中で吟味された上で、この、れいわの出馬受託を受けたのかっていうところをちょっとお聞かせしてほしいです。

山川ひとし:
はい。お答えしますが、立憲民主党さんのほうから正式にこういった出馬要請の打診を受けたことはありません。特に、風の噂程度っていうんですかね、そういった形で期待をする声があったのは耳にしておりますけど。ま、それ以外でも以上でもありませんので。特に政策について、新聞報道等くらいの程度で立民さんの今後の動きっていうのは知ってはいますが。やはり私たちが国民が今、大事な部分っていうのはやはりこの30年間もこの疲弊し続けた経済を立て直す。積極財政をしっかりした上で国民の生活を安定させる、それに尽きると思うんですね。やはり経済がなければ子どもたちの未来やいろんな高齢者の生活だったり、安心できるような社会っていうのは成し得ないと思いますので。そういった意味では、れいわさんのホームページを開いていただければ、もう一目瞭然。そこがもう一番、今の国民に必要なものを語ってるもんだと私は感じていたので。立民さんのいろんな政策、いいものあるかもしれませんが、そこはちょっと正式なものをいただいてないので、ご覧になってないっていう形ですね。はい。以上です。

記者:
やはり出馬要請を受けていく中で政策の中身もご自身で吟味されて決められた、と。すみません。ちょっと今聞こうとしていたのが飛んだんです。すいません。えっと…。

山本太郎:
また思い出したらで。はい。すいません。他いらっしゃいますか? ありがとうございます。

記者:
すいません。1点だけお願いします。琉球新報なんですけれども。先ほど山本代表から出馬要請があったという話だったんですけど、時期を教えていただけますか? 

山本太郎:
そうですね。お話をこちらからお話を持ちかけたというか、いかがでしょうかと言ったのは、少し前になると思います。でもやはりご自身のことだったり、様々なことがありますので、それをやはりお答えをいただくというまでには少し時間がかかったということだと思います。明確に今ここで何月何日みたいな話になるわけではないです。はい。

記者:
山川さんの中で、オール沖縄側の主要争点として、辺野古新基地阻止というのがあると思うんすけど、山川さんの中で最大争点というのは経済の話をたくさんされてきたと思うんですけど、この今回の次期衆院選ではやっぱ最大争点は経済の問題だとお考えということですか? 

山川ひとし:
はい。ありがとうございます。当然、今、生活に苦しんでる方々、直面してますので、そこをまず経済を立て直すという意味では経済が一丁目一番地だと思ってます。ただ、そこから様々な少子化対策の費用を予算化。積極財政。でも当然、辺野古新基地問題に関するもの、南西諸島のこの防衛費増税の問題だったりとかですね、不必要なものがたくさんありますので、そこをしっかりと訴えていきながら、削減をし、必要なところに財源を充てていくというのが当たり前の訴えになるかと思っています。はい。以上です。

山本太郎:
他いかがでしょうか? 手が挙がっているようです。

記者:
産経新聞といいますけども、1点お伺いしたいと思います。現状においてはですね、1区から4区までですね、やっぱり自民党対オール沖縄という形の構図になっております。で、今回ですね、4区においても現職ですので、勝つということになるならば当然、一本化の必要性っていうのは出てくると思うんですけれども。今後、オール沖縄さんとですね、話し合って一本化に向けた調整っていうのはしていく予定はありますでしょうか? その点をお伺いします。

山本太郎:
それ同じことを維新に聞かれました? それ。同じような質問、維新側にもします? 

記者:
維新側にはしてません。まだ。

山本太郎:
でもこれから出てきますよね。で、そのときに維新側にも同じこと聞かれますかね? 

記者:
もちろん聞きますけど。

山本太郎:
はい。一本化して、オール沖縄と一本化する気があるかってこと聞くんですか? 

記者:
現状で勝つための公算をどのように考えてますか?っていうことです。

山本太郎:
なるほど。でも一歩。ん?

記者:
オール沖縄と対戦するかどうなのかっていうのはともかくにおいて、現状において今、1対1っていう構図になってますから、勝つための戦略としてどのようなことを考えてますかという質問になると思います。

山本太郎:
えっと、一本化するかどうかっていうのはまだ何も具体的な話も出てきてないわけですから。で、4区ってとこにおいてはまだ誰も手を挙げてない状態ですから。そうでしょ? ならば私たちにも手を挙げるということはできるはずなんです。で、立候補というものには誰にでも権利があるはずで。それを国政政党の主要政党だけで占めるっていうのはこれやっぱり違和感ありますね。で、例えばですけど、立憲民主党ということの前回の国会の動きを見ていれば、やっぱりこれ、維新と一緒に組んだりとかしながらというような運営があったわけですよ。で、選挙になったらまた離れるとかっていうような話ですね。一貫性がないという部分もありますし。で、それによって先ほどの防衛財源確保法っていう部分に関しても、これは反対をしていながらも、やはり体張って止めてないんですよ。で、それだけじゃなくて、やっぱり国内のこの軍事企業ってものを底上げしていったり輸出するってことに対しては賛成してるわけですね。ある意味で、これ私たちが考える日本の国のあり方というものとは180度違うわけですよ。だから、そこを辺野古一本だけで合意をして沖縄には私たちが候補者を出さないっていうことができるかっつったら、なかなか難しい。やっぱり野党第一党っていう部分に関しては、やっぱり立憲民主党にも維新にも私、資格がないと思ってるんです。それを考えるとするならば、私たちみたいな小さな政党であってもこれから大きくなっていく必要がある。そして何よりもれいわ新選組としてこの沖縄県内で大きなご支持をいただいてます。れいわ新選組の中で、ですけどね。全国で見たときに沖縄からの支持は非常に厚いものがあるので。やはりそれを考えた上でも、やはり日本を変えていく、で、今、かなりですね、きな臭い状態になってしまってるっていうものを、その最前線に立ってる沖縄っていうことを考えたならば、やはり物を言う、物を言える人、そういう人をやはり私たちは立てていく必要があるんだろうという考えです。なので一本化云々という話に関しましては、現状でその他の人たちが発表してないわけだから、ある意味で山川さんが先行しながらという形になると思います。その上で一本化というようなお話し合いがある場合には、これは「いや、応じないよ」っていうわけにはいかないでしょうね。もちろん話し合いの場っていうのは常に扉が開かれてるべきでしょうから。ま、それからの話になるかもしれません。で、一方で私たちが山川さんを降ろす、というか私たち自身が候補者を諦めるという選択肢があるかっつったら、これはないです。はい。じゃなかったら、こんな会見開きませんね。はい。

記者:
あ、すいません。琉球放送と申します。今日のこの記者会見の発表をもって周知された形ですけど。出馬要請をお受けされたっていう形が出てきましたけど、今後、山本代表を含めて県民へ発信していく機会が現時点で決まっている場などございますでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。えっと、もうすぐにでも明日からでも、沖縄中回りたいなっていう思いはあるんですけれども。ちょっと今、沖縄県内コロナの感染者数みたいのが増えてて。で、医療も逼迫していっているような状況にあるっていうことを考えると、やはりそういった中での活動っていうのはなかなか難しい部分があるだろうと。特に私のように、よそから入ってくるということに関しては少し抑制的にしなきゃいけない部分があると思うんですけど、やはりこの場は、記者会見はちょっとお許しをいただいてということで来たんですけれども。一方で山川さんは地元ですから、そういった意味での状況を見ながらの活動というものは行っていくというような形になっていくと思います。一方で、この状況が少し緩和するようなタイミングが見れたときにはすぐにでも入って、で、山川さんと、で、地元の人であったり私たちの支援者であったりっていうところがこう、ひとつになっていけるような、何かいろいろ意見を交換していけるような場を設けていきたいと思っています。

記者:
NHKと申します。山本代表にちょっとお聞きしたいなと思うんですけれども。今、いろいろお話聞かせていただいてちょっと思ったのは、これまで沖縄、もうここずっと自公vsオール沖縄みたいな形でずっと戦ってきたんですけれども。山本代表としては、先ほどのその立民に対してあるいは維新に対してのお考えをお聞きしてですね、やはり、もう今、沖縄で辺野古ワンイシューでこう戦うという、もう状況じゃなくなってきてるっていう問題意識のもとで、その4区にこのれいわとして立てるというご決断をされたのかなっていう風に思ったんですけど、そういうことでよろしいんですか? 

山本太郎:
それは違いますね。あの、もちろん辺野古というイシューは非常に重要です。で、これを強行につくらせるっていうことは絶対にならないことであるし、これはやっぱりもう中止をするべきですね。で、原状復帰に向けて動き出すべき時だと思っています。一方で、その辺野古の問題だけがこの沖縄を覆ってるわけじゃないですよね。もちろん山川さんから強くあった経済問題。で、経済問題のみならず、今、このきな臭い状況になってきている、まぁもちろん米中の対立であったりとか、様々な問題において緊張が高まっているという状況を、逆に言ったら日本政府がどんどんそれを拡大していってるっていう局面があります。こういったものにしっかりと対峙できるということを考えるならば、やっぱり私たちも手を挙げなきゃいけないだろうということですね。はい。そういう思いです。

記者:
すいません。もう一問だけ。先ほどから今回の先の通常国会での立民や維新のスタンスをご覧になってて、やっぱり野党第一党には両方ともふさわしくないっていう風なご発言もありましたけれども、やはり立民と維新に対して、やっぱりちょっと相容れない部分っていうのがあるのかなと、お話を聞いてて思ったんですけど。その中でこれから沖縄においてですね、そういう立民と維新と共闘していく可能性っていうのは、なんか山本代表のこの立民と維新に対してのスタンスっていうかお考えを聞いてると、ちょっと難しいのかなって思ったんですけど、そこやっぱ可能性はあるっていう理解でよろしいんですか? 

山本太郎:
あの、ごめんなさいね。維新はおそらく辺野古の基地が必要だっつってますよね。で、今のこの南西諸島防衛に関してミサイル配備も必要だし、で、そこに対して、おそらく敵基地先制攻撃能力を持つようなミサイルの配備も必要だと考えてるはずですよ、おそらく。で、憲法改正を行って緊急事態条項みたいなものを入れながらですね、で、憲法9条というものも変えていくっていう。これ、どうやって相容れろって言うんですかって話なんですよ。だからあれは、あれはっつったら申し訳ない。維新は。(笑)すいません、ごめんなさいね。こんなこと言うから怒られんねんな。すいません。えっと、もといですね、維新は何だっつったら、おそらく自民党よりタチが悪い新自由主義者たちなんですよ。で、そこにおいて国を守るという観点よりかは、やはり一部そういった重工業系であったりとか、一部この軍産複合体みたいなところの底上げみたいなことで、この国の持てるリソースを一部の産業に金をつぎ込むってことに対してもプラスになるじゃないかと。そういう考え方を持っていらっしゃる方々だと思うんですね。で、その考え方というよりも、彼らの元々のその新自由主義な考え方、身を切る改革って言いながら自分たちが肥え太るみたいな話ですね。ある意味で資本家というものの手先になり得るような働き方っていうのはこれもう自民党の十八番じゃないですか。だから自民党と非常に親和性が高いというか、これはもう、ある意味で1軍2軍の関係なんだってことですよね。まぁ、そこには国民民主党みたいなものも加わってくるんですけどね。ある意味で偽装野党として活動しているっていう。ひとつになれよっていう風に思っちゃうんですけど、ひとつになっちゃったらうまみがないんですよ、やっぱり。野党側として、やっぱり立ち振る舞うことによって一緒にやっていくっていううまみがあるんだろうと。

まぁ、話戻りますけど、その維新が身を切る改革って言ってるけれども、この考え方っていうのはそもそも民主党政権というか、この民主党と言われる人たちとの親和性も高いんですよね。いや、無駄をいかに削るかみたいなことだったんですけど。無駄は削っちゃダメなんですよ、はっきり言っちゃえば。究極はね。景気が悪いときはたとえ無駄だったとしてもお金は流し込む、それによって失業する人だったりとか、で、潰れそうになっているような事業者とかも救わなきゃダメなんですよね。30年、先進国で唯一、不景気が続く国が日本だから。もう疲弊しまくって、地盤沈下して、格差拡がりまくってっていう、もう究極の状態で、最後総仕上げで「お前、軍事で儲けたろか、場合によっては戦争なってもええやろ」くらいの感じで進んでいくっていうのは絶対止めなきゃダメなんですよ。そう思ったときに、この維新の、自民党と維新とほとんど変わらない、逆に維新のほうがより自民党よりも自民党っぽいってことですね。タカ派だってことですね。そこに加えて、その維新と一緒にでも組めると言われてるような野党第一党がフラフラとしながら、国会の中での闘い方も腰が入らず、気合いなんて全く見れないですよ。そんな状況の中で、この先の国会の中で180度、国のあり方が変わるような、そんな法律、結局、アシストしちゃってんですよ、反対の立場から。これを見たときに、もちろんこの沖縄においての様々な1対1っていう構図に持ち込むっていうものは確かにあったでしょうけれども、辺野古というイシューをもとに。でも今の状況を考えると辺野古はもちろん重要だし、そしてこの南西諸島の防衛っていう部分の過剰な走り方であったりとか、あと何よりも30年疲弊してる中で、最も沖縄が疲弊してる可能性高いですね。子どもたちの貧困のやはり割合を見たとしても、やっぱ沖縄トップですから。それを考えると。

で、離島、離島であるっていうだけでもこれは物価が上がっちゃうわけですよ、やっぱり、輸送費だけで。そこに対しての配慮何もないですね。逆に言うと「お前、基地で食ってんだろ、お前ら」って。「基地があるからありがたいと思え」みたいな態度でずっとこれ、多くの全国の人たちが勘違いしちゃってるわけですよ。こんな誤った政治のもとで、この沖縄がそのまま進んでいくっていうのはやっぱり許せないってことですね。何かっつったら、やっぱり踏み込まないとしてるところにまで踏み込んでいくっていうような、やっぱり気概のある野党が手を挙げなきゃダメだと思ってます。私は。はい。一部の政党間でのお決まり、お約束みたいな形でもう他は入れないっていうような状態にするべきではないと。そう考えるならば、やはり私たちれいわ新選組は手を挙げて、ということで、幸い4区っていうところに対しては、もう指定席みたいな扱いありますけれども、誰もまだ手が挙がってないわけですね。決まってないわけですね。そういった意味で、そこに勇気を持って立候補してくれるということを決めてくださった山川さんというのは、なかなか太い方だなっていう風に思います。(笑)だって地元ですからね。沖縄で暮らしながら生きながら、この状況の中で、こういった空気の中で入っていくっていうのは、かなり勇気のいることだと思うんですよね。でもやっぱりそれは気持ちとして、沖縄を守りたい、沖縄をより良くしたい、この国をなんとかしたいっていう思いが強いからだろうという風に思います。すいません。

記者:
すいません、宮古毎日新聞と申します、よろしくお願いします。さっきから何度か質問が出ていたかと思うのですが。オール沖縄側との連携なんですが、山川さんのほうから呼びかけていくというスタンスなのか、あるいは先ほど山本代表は絶対降りる選択肢はないとおっしゃってたので、もう降りないって言って向こうが、なんて言うか、一緒にやろうよと言うのを待つってスタンスなのか、それとももう相対してでもやるというスタンスなのかちょっとそこら辺を。

山川ひとし:
はい。ありがとうございます。お答えします。スタンスとしては、私はれいわ新選組から公認をいただいて、今回出馬を致しますので、当然、その出馬に向けて賛同する、そしてまたれいわ新選組の政策に理解を示すところがあれば当然受け入れます。その中で個人個人のお付き合いは当然ありますので、ご挨拶は、こういう風にれいわ新選組から公認で出馬をして準備を進めていきますということで、ご挨拶は行かしていただきたいなと思ってますが、それが政党なのか、諸団体なのか、もしくは個人なのかっていうのは私が少し吟味した上でこういったところは取り組んでいきたいなと考えてるところです。以上です。

山本太郎:
他、いかがでしょうか。

記者:
すいません。ちょっと4区の選挙区の有権者に向けて山川さんからちょっと説明していただきたいんですけど。維新のほうからもご親族の方が出馬する意向なんですけれども。なんて言うのかな、山川さんの一家をよく知られる方たちからするとですね、人柄とかも評価されて入れる人もいると思うんですけど、今、きょうだいお二人で出ていることについては有権者に向けてどのように説明されるんですか。

山川ひとし:
はい。私は山川ひとしです。5人きょうだいの三男、3番目なんですが、維新から出る兄は長男になりますね。5人とも、きょうだいとても仲の良くて、また兄も当然、兄2人、弟2人の中でどちらも嫁とも理解もしっかりしていただいている、いつも私の政治活動を支えていただいた、きょうだいだと私は認識してるんですけど。今回、維新というところに、兄が腰を据えて政治活動をしている。そのひとつの中で県民の皆さん方は当然、ご家族、きょうだい、親族がって形で戸惑う方もいるかと思いますけど。少し先ほど山本代表が言った維新の関係、自民の関係を私は少しコメント控えますが、ひとつ言えることは、やはり維新だろうが、れいわだろうが、他の政党だろうが、自民は良くないというところがたぶん一番、重いポイントじゃないかなと思ってるんですね。やはり今の自民党じゃこの沖縄がダメだというところで、今、政治家を目指す、志す方々が少ない現状の中でこういった身近な方が政治を志し、今度は沖縄を変えてやろうと、それは維新の中で政策を実現しようという兄と、私は当然、沖縄目線、国民目線で山本太郎代表たちが体を張って芯の強い野党を作ろうという意味で、しっかりとこの弱い立場の方々、世のため人のためにしっかりやろうというところを賛同して取り組んでますので、そういった訴えを持って、国民の皆さん方、沖縄県民の皆さん方がこれからどう判断するか、それはもう親族、血縁、地縁、血縁とかそういったレベルの話じゃなくて、一政治、政党、日本を良くする、沖縄良くする、そこに尽きると思うので、そこはきょうだい関係なくですね、お互いがしっかり切磋琢磨しながら今後の選挙戦を展開していきたいなと考えております。

山本太郎:
ま、あのきょうだい対決っつったら結構ね。なんかこう、なんでしょうね、みんな、え?っと思うかもしれないですけれども、やっぱりそうは言ったって別人格ですから、それぞれの信念を持って。で、同じその選挙区で戦うことにはなったが、それぞれの主張をやっぱり真っすぐ届けるという、きょうだいでしのぎを削るということになるんだろうという風に思います。他いかがでしょうか。どうぞ。

記者:
朝日新聞です。山本代表にお聞きします。改めてなんですけれども、先ほども山川さんに対してしっかりと市長として仕事をされてきたというお話あったと思うんですけど、改めて山川さんのどんなところを評価されて、どんなことに期待して出馬要請されたのかというのを、もう少し具体的に教えてください。

山本太郎:
ありがとうございます。あの、やはり私自身が全く関係のない世界から出てきたわけですね。ぽっと出の、私は立候補だったわけですよ。芸能からこの政治の世界に踏み込むという。やっぱりその中で様々な苦労があったってことです。180度違う世界からだったから。だからその時に思ったことは何かっつったら、ああ、これ国会来る前に地方自治っていうものに関して、自分自身が何かしら触れたりとか挑戦したりとか、わかりません、その中で活動するような時間があったとしたら、これもうちょっと、なんだろう、国会の中でも闘っていけたのになっていう風に最初の頃に思ったことがあるんですね。で、一方で山川さんって人は、やはりこれ首長やってましたから。逆に言ったら、その地方自治とは何たるものであるかということですね。行政マンとしての目線というものも持ち合わせてるわけだし、そして政治家として自分のトップに立っていた町をどうしていくかという意味での、ある意味でのアイディアマン的な部分であったりとか。で、実際にその子育て政策であったりとか、高齢者政策であったりとかっていうものも、やはりこれ、これ良くしていってるわけですよね。実際にその手腕というものもありますし。ある意味でこのような経験を持った人が私たちれいわ新選組の中にはいらっしゃらないということです。で、そういう方と一緒にやれるっていうことに対しても非常に心強い部分はありますし、何よりもこの沖縄という地で私たちの候補者を立てたいという思いはもう、昔からあったんですよ。政党を立ち上げる前からですよ。私、無所属だった時に別の全然関係ない補選とかで候補者出したりしたことあったんですよね。そのような時からももう沖縄で候補者を立てられたらなって、勝手に政党もないのに思ってたくらいですから。やはり今、このれいわ新選組という形でこの沖縄に、4区に候補者を立てられるということだけでも自分の中ではなんというか、思うところがあるというか。そこに山川さんという候補者が立ってくれるということは、なんと言いますか、絶対勝たなきゃいけないな、勝たせなきゃいけないなと、そう思ってます。はい。いかがでしょうか。よろしいでしょうか。いいですか。はい。ありがとうございました。じゃあ最後にもう一度、山川さんのほうから皆さんにお願いします。

山川ひとし:
はい。本日ですね、このような場を、機会を設けていただきました、山本太郎代表、そしてれいわ新選組の皆さま方、そしてまた記者の皆さま方に厚くお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。これからですね、次期衆議院選挙がいつ来るかっていうのは少し予測つかないですが、年内だろうというような憶測も飛び交う中で、しっかりと準備をしながら汗をかきたいなと思ってる次第です。その中で当然、私たち、私がれいわ新選組を選んだ理由は先ほど冒頭で申し上げた通りもありますが、追加すると、やはりどこを向いた政治をするのか、そこに尽きると思います。利害関係、既得権益、様々ないろんな温床がはびこる中で、私はしっかり国民を向いて、この今の山本太郎代表含め大石あきこさん、くしぶちさん共同代表お二人、3名の中でしっかりと体を張りながらも今の国会なんとかしたい、国民のためになんとかこの野党を変えていきたい、そして国民のためにもっともっといい生活、いい経済環境、そしていい福祉政策。また沖縄の取り巻く米軍基地関係、全国津々浦々いろんな情勢ありますが、そういったところを私も一緒になってですね、粉骨砕身これから頑張っていきたいと思っておりますので、多くの皆さま方の様々な考え方があるかと思いますが、多様性を認め合いながら誰ひとり取り残さない、そういった社会と政治、そして生活をみんなで取り組んでいければなと思ってますので、どうぞご支持、ご支援よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。本日は。

山本太郎:
ありがとうございました。山川ひとしからの今日の最後の挨拶でした。議会中のお忙しい中、本当に皆さんお時間つくっていただいてありがとうございました。というわけでまた近々、近々じゃないか。また状況を見ながら、私も山川さんの選挙区に入りながら回っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。今後とも。ありがとうございました。

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