【会見文字起こし&動画】次期衆院選 公認候補予定者発表 つじ恵(愛知15区・比例東海ブロック)、高井たかし幹事長 / 2023年8月29日 愛知県庁

高井たかし幹事長:
はい。今日は皆さんお集まりいただきましてありがとうございます。今日はですね、衆議院選挙のれいわ新選組の公認候補のご紹介、発表をさせていただきたいと思います。こちらの愛知県をはじめですね、東海ブロックはれいわ新選組にとって大変重要な選挙区、ブロックでございます。前回、2年前の衆議院選挙の時にはですね、愛知10区と15区で、2人の候補者を擁立致しました。実は比例東海ブロックでは1議席をれいわが獲得できる得票を持っていたにもかかわらず、選挙区での得票が10%が足りなかったということで、みすみす1議席を失ってしまったという選挙区、ブロックでございまして、今回は何としてもですね、この東海ブロックで最低1議席、そして選挙区でも議席を取れる、そういう候補者を擁立していきたいと考えておりますが、その第1弾として、今日は愛知15区から立候補していただける候補者を紹介したいと思います。それでは、この方でございます。

れいわの支持者の皆さんには、もうお馴染みの、つじ恵(めぐむ)さんでございます。2年前の衆議院選挙、そして昨年の参議院選挙にも立候補していただき、そして2003年に初当選をされ、2期務められた。そして民主党政権のときには与党も経験をした、大変貴重な人材でございます。与党のときにもですね、政府にかみつくという、まさにれいわ新選組を体現する方だと思っておりますけれども、この愛知15区から、つじ恵さんが立候補することになりましたので。それでは、つじさんのほうから決意のほど、よろしくお願い致します。

つじ恵:
よろしくお願いします。ご紹介いただきました、つじ恵でございます。「国破れて山河あり、城春にして草木深し」これは唐の詩人である杜甫(とほ)の作った漢詩であります。私は、2003年の衆議院選挙で、初めて衆議院選挙に挑戦をして、幸いにも当選をすることができた。その2003年の街頭演説のときに何度もこの言葉を語りました。唐という政権が衰退をして、でも山河は残る、草木はしっかりと生え続ける。そしてまた新たな政権を人々の支持のもとにつくろうじゃないかということを、2003年の立候補のときに私は街頭演説しました。でも今、この言葉が妥当するんだろうか、いう風に思います。山河が残っているのか? 草木がちゃんと育つような状況に今の日本があるのか? 核汚染水が放出されている。それだけではありません。日本全土が壊れてしまってる。歴史、伝統、文化を守る、極めて重要なことだ。だけど、その前提となる国土が今、むちゃくちゃな状態になっているのではないでしょうか。これをちゃんと守り、そこに住まってそこに生きる人々をしっかりと未来に希望を持てるようにどうしていくのか。それが私は政治の課題だと。今、まさに山河自体が潰れようとしてる。この30年のデフレ不況の中でGDPはもう本当に落ちてますし、1人当たりの国民所得、アジアにおいてもトップではないんですよ。人々がどんどん自分の足元しか見つめなくなっている。隣の人と一緒に頑張ろう、と。もう一度、未来に向けて日本をもっと生き生きとした、そんな国と社会にしていこう、と。そういう勢い、そういう思考性が本当になくされてしまっている。政治の役割が極めて大きいと思います。政治の責任だと私は思います。

私は2003年の衆議院選挙、そして2009年の衆議院選挙で、当時の民主党公認で当選を致しました。2003年のときは小泉さんを徹底して予算委員会で追及をした。政治と金の問題。2回にわたってテレビ入りの場で追及を致しました。2009年は与党の議員として民主党の法務部門会議の座長や、衆議院の法務委員会の筆頭理事を務めて、それこそ、法律をしっかりと、日本をもう一回立て直す、人々が幸せになるような法律をつくっていこうと、それが自分のミッションだ。そういう思いで頑張りました。でも民主党はこれを裏切った。そして政党政治に対する不信が蔓延をしている。2012年の12月の選挙で私は民主党を離党して、それまでの既存の政党政治ではこの国を立て直すことはできないんだという思いで、2012年、2014年の、そしてまた2021年の衆議院選挙にチャレンジをしております。昨年2022年も参議院選挙の全国比例でチャレンジをした。なぜ私はそこまでこだわるのか。2009年の選挙は本当に日本を変えるチャンスだった。70%近い人々、7000万人に及ぶ人々が投票所に足を運びました。政権を変えたいっていう声が3900万票。民主党政権が成立したんです。国民の生活が第一なんだ。そして伊東光晴さんがまさに言っていたように、戦後の日本の経済政策を転換するんだ。国民一人ひとりの懐をしっかり豊かにすることが消費を増やすことであり、日本を立て直す、経済を立て直す道なんだ、そう言っていた。でも、民主党政権、それを採用しなかったですよね。マスコミを含めて財源がないとか、総袋叩きの中で民主党政権自身、変質をした。私は菅政権、野田政権が全くマニフェストを裏切った。それなのに今、立憲民主党で中枢にいるなんていうのは本当におかしいな。国民の期待、みんなワクワクしていました。2009年。政権交代によって、国民が主役の政治に変えることができるんだっていう思いがあったんですね。それが潰された。誰が潰したのか? 既得権益ですよ。政官業、そして学者、マスコミ、アメリカ、既得権益に繋がる、こういう権力層が民主党政権に脅威を覚え、潰しにかかった。それは小沢(一郎)さんに対するでっち上げの冤罪事件だったと、私はそう思っています。でも、それに呼応してしっかりと闘う民主党ではなかった。私は民主党の変質に対して本当に徹底して「執行部がおかしいよ」という風に声を上げましたけども、残念ながら民主党は変質をした。そして、今日のマイナンバーもそうだ、集団的自衛権もそうだ、原発の輸出もそうだ。安倍政権がやった、様々な政策、野田政権、菅政権のときに準備されていたんですよ。そういう意味で、今の政党政治に対する国民の人々の不信っていうのは、むべなるかなですよ。原因がある。理由がある。今、やるべきことは、そうした既得権益に対して闘う、もう一回、本物の政権交代を実現する、そういう政党政治の復権だ、という風に私は思います。いや、既得権益をやっつける、身を切る改革だということで既得権益に闘おうとしている政治勢力があるじゃないか。嘘ですよ、これは。身を切る改革、自分の身を切ってどうするんだ、と。既得権益をそこに切り込んでそれを解体する。そして、既存の政治と社会のシステムをしっかり99%の人々が主役となれるようなものに変えていく。そのことが今、問われている。嘘っぱちの改革、政策ではなくて本物の日本を変えるための政治が今、問われている。私はそう思います。

私は2012年に民主党を離党した後、無所属で在野でさまざまな活動をしてきた。時局講演会をやり、2015年の大阪都構想のときには、大阪都構想反対で街宣車で回って、これを潰すための活動をした。でも1人だけでは、または自分がいかに呼びかけても、なかなか新しい勢力をつくることができなかった。そのときに現れたのが2019年の4月、山本太郎代表のれいわ新選組です。2012年の民主党政権の崩壊、安倍政権の成立以降、安倍政権一強多弱だといわれたけども支持は全然、拡がってないんです。2012年以前、自民党は1800万票を前後する得票を取っていた。安倍政権の時も1800万前後。公明党と合わせて2500万。わずか4分の1で自民党は有権者の16.6%で、この国の政治を独り占めにして牛耳ってきた。そして、みんなは無力感、政党政治に対する不信感、野党に対する本当の絶望感。そういう中で投票所に足を運ぶ人がどっと減りましたよね。2019年の参議院選挙では48.80%ですよ。5000万人だ。2009年に7000万人が投票所に足を運んだのに、2019年の参議院選挙では5000万人しか運ばない。2000万人が絶望して離れた。そして、その5000万人がどこに入れたの? 括弧付きの改革者。身を切る改革。何も改革してない。むしろパソナや電通や既得権益とつるんで、むしろ私腹を肥やす。そんな勢力に幻想を持ち、投票していく行動がやっぱり大きくなっていった、と。極めてピンチな状態だと私は思います。

だからこそ、れいわ新選組がちゃんと何をするのかということをしっかりと人々に語りかける必要があるだろうと。これまでの政党政治から排除されてきた人々。既存のいろんな既得権益から排除され、社会から、ある意味、どう言うんでしょうか、居場所がない、役割がない、そんな人たちが多数、多数生み出されている。1億総中流、分厚い中間層がいた時代はもう全く過去のものなんですよね。そういう人々に声を掛けたのが、そうだと、れいわ新選組だと。自助努力。自己責任。お前の努力が足りないからだって。そうじゃない。あなたたちが悪いんではない。政治が悪いんだと。そのことをはっきりと公に政治勢力として訴えたのはれいわ新選組だ。だから、これまでの投票所に足を運ばなかった人々がれいわを支持してくださった。それだけではない。今の既存の政党政治に、やっぱりそうはいっても、よりマシなところに入れとかないとまずいんじゃないかという人々も、よりマシがもう無くなっていくんですね。よりマシでは、もうこの国の、国破れて山河あり、山河が壊れてるのを守ることはできない。だから既得権益に真正面から切り込む、れいわ新選組への期待感が私は高まってきてるって思います。そういう思いにしっかりと応えていきたい。

次の衆議院選挙、第50回の衆議院選挙、いつになるかわからない。このままでは岸田さん、支持率が30%を切って解散権を行使できなくなる。そうなると来年の9月の総裁選で2021年の菅さんと同じように解散権を行使できないまま、総裁の顔を替えて、その後の秋にもう一回、新しいニューフェイスでこの国に自民党は支持を呼びかける、そんな可能性もあるし。もしかしたらそれは潔しとしない、権力への執着なりが岸田さんは私は非常にある人だと思っていますから、この秋の総選挙のタイミングを計っていく可能性もある。この1年半の期間の中で、私は政局がどう動こうとも、れいわ新選組を軸として、本当にこの国から排除されている人々の寄り添う、人は生きてるだけで価値があるんだ。その人たちにちゃんと寄り添う政治をつくる。そのために頑張り抜いていきたい。新しい政治勢力をつくり、今度こそ本物の政権交代ですよ。2009年の政権交代は私も期待をした。でも本当の既得権益の岩盤のような権力のところに手をかけた途端、大きな反撃でことごとく潰され、かつ、そちらの側に吸引されていった。そちらに引き寄せられていった。野党の政治家がだらしがないと私はその時思いました。そんな政治家が野党を名乗ることはおかしいという風に思いました。まずはしっかりとした野党をつくり、そして政権交代を実現する中で、この国を変えていきたい。もう時間は残されていない。様々な国際情勢もある。それについては、私なりのいろんな考えがありますけども、まずは日本をどう立て直すのか。山河すら壊れていく、そこに生きている人々の未来が全然見えないような、そんな状況の中で、ちゃんとした経済政策。本当に人々が生きていくことができる。それは最低賃金が1500円とかいうようなことも含めてですよ。若者が本当に学ぶことができる。そういうことをちゃんと公のパブリックの力でちゃんと実現する政権をつくっていきたいと思ってます。

で、今回、愛知15区、豊橋市と田原市が選挙区です。私が弁護士になったのは1981年ですけども。なりたての当初、豊橋でいろんな著作権を巡る問題でありましたけども、そこを何回も通って仕事をする機会があって。で、これはヤマサのちくわが非常に美味しかったっていうこともあるんですけども、非常になんかゆかりを感じている。そして学生時代、朝日ジャーナルで渡辺崋山が取り上げ、杉浦明平さんが渡辺崋山を取り上げていた田原藩ですよね。やはりそういう反骨の渡辺崋山の生き方についても共感を覚えることがあった。そういう地域が愛知15区の土壌にあるんだと私は思っています。今、『どうする家康』っていうことが言われている。家康によって日本の近代国家が出発した。私はそう思います。今、どうする日本、どうする日本人。それをれいわ新選組はどうするんだ、そのことが問われていると思います。私はそのれいわ新選組の中でしっかりとその軸となり得るように頑張っていって、豊橋、田原から、三河から新しい日本の未来をつくる。三河からそして、日本を変える。そのために頑張っていきたいという風に思います。とりあえず、私の立候補にあたっての思いを語らせていただきました。ありがとうございます。

高井たかし幹事長:
はい。ありがとうございます。それでは、記者の皆さんからご質問お願いします。

記者:
まず幹事社のほうから質問をさせてください。つじさん、ご出身はどちらになるんでしょうか? 

つじ恵:
京都府出身ですね。

記者:
京都市? 

つじ恵:
京都市伏見区生まれです。

記者:
ありがとうございます。で、今回、愛知の15区からの出馬ということは、おっしゃっていたように豊橋にはもう何回も通って仕事をした経験がある、土壌を知っているからということで良いですか? 

つじ恵:
はい。それもあるし、土地柄が気に入っているということもあるし、そこの人々と色々文化的にも経済的にも政治的にもいろいろ接触を持つ機会が多く、それなりに濃密な関係を築けつつあるということで、ぜひともそのような方々からに対しても訴えたいことがあるし、信頼いただけるように頑張ろうと思った、そういうことであります。

記者:
お仕事で弁護士になりたてのときに豊橋に何回か通ってらっしゃった以降も、この地域と繋がりがあるということでいいんですか?

つじ恵:
そうですね。断続的にありますね。

記者:
ありがとうございます。あと、これ、高井幹事長が最初おっしゃってたことなんですけれど。東海ブロックは大変重要なブロックだということで、今日、つじさんの発表になったわけですが、今後はどういう風に考えてらっしゃいますでしょうか。

高井たかし幹事長:
はい。東海ブロックで何名か、ここ愛知県でも何名か擁立したいと今、準備はしております。まだ具体的な選挙区とか名前を発表するには至ってませんけれども準備は進めております。

記者:
ありがとうございます。幹事社からは以上です。各社さん、どうでしょうか。

高井たかし幹事長:
じゃ、すいません。じゃ、マイクを今、回します。

記者:
読売新聞といいます。愛知15区で出された理由についてもう少しなんですけれど。前回も、すがや(竜)さんという方が15区で出られていたかと思いますが、れいわ新選組にとって、その15区っていうのは元々地盤のあるようなところなのか、前回からの繋がりで今回も15区ということなのか、どういう形で15区を選ばれたのかっていうところ、高井さんにお願いします。

高井たかし幹事長:
はい。基本的には我々が党が選んだというよりは、つじさんが自ら15区を選んでくれたということなんですけれども。その理由は、つじさんからお話しいただくとして。党としてはただ、前回、すがや竜さん、今、豊橋市議に当選されましたけれども、彼が開拓した選挙区でもありますし。あと、今、野党候補がいないですよね。関(健一郎)さんが党を離党されて、野党なのか、我々あまり野党とは思ってませんけれども、(維新)のほうへ行かれるような動きも聞いておりまして、そういう意味では野党候補がいないところで。今、れいわで公認してるのは現職の3人以外にはですね、京都1区安持(なるみ)さん、それから大阪1区のやはた(愛)さん、それから沖縄4区の山川(ひとし)さんという、この3人ともですね、野党候補がいないところなんです。なので我々とすればですね、よく大きな政党から野党共闘してほしいというような話も、直接はないですけどいろんな形で受けるわけですけども。しかし前回、それで我々は一方的に4割候補者を降ろしてですね、野党共闘に協力しました。それはなぜかというと消費税5%減税というのをですね、野党の共通政策にすることに対して、当時は立憲民主党がそれに抵抗してたわけですけど、しかし、それを最終的には飲むという形で合意できたので、我々候補者を取り下げました。しかし、その後、立憲民主党の当時の代表は、「あれは間違っていた」みたいなことを言われたりですね、ちょっと到底、我々としては野党共闘というのをやる土壌ではないわけですけれども。しかし、こうして我々が先行して真っ先に野党の候補がいないところにですね、立候補を表明しているとこについてはですね、ぜひ野党共闘する気があるんであればですね、他の野党さんは我々の候補を統一候補にしていただきたいなという思いがあります。つまり野党候補がいないところを中心に擁立していきたいということを考えてます。つじさん、もし補足あればいいですか? 

つじ恵:
はい。豊橋っていうのは戦前、軍都であり、愛知県下で第二の都市だったのが今、第5位まで人口が減少してるっていうか。で、私はTPPの違憲訴訟の弁護団の1人でもあるんですけども、田原なり豊橋なりっていうのはキャベツを含めて、やっぱり農業っていうことが産業の大きな軸になっているということもあり、私としては自分がこれまでやろうとしていた課題、平和であり、日本の農業を守り、そしてまたやっぱり産業をもっともっとちゃんと育成をして、みんながもっと希望を持てるような日本につくり変えていきたいという、そういう課題がですね、豊橋にちゃんとある。その課題を訴える、そして聞いてくださるだろう方々がいらっしゃるっていう意味で、豊橋で立候補させていただきたいという風に考えたわけであります。

記者:
NHKと申します。今、豊橋で取り組みたい課題ということお話ありましたが、15区の有権。者の方に対して15区の課題、取り組みたい課題、訴えたいことがあれば、もうちょっと詳しく伺いたいのと、あと今、豊橋市内ということで、もう拠点だったり事務所だったりっていうのは豊橋に移されて活動されてるのか、その辺の予定見込み等もありましたら教えてください。

つじ恵:
はい。先日、8月の20日の日に豊橋で白井聡さんと雨宮処凛さん、ロスジェネ世代を代表する男性と女性なんだろうという風に思いますけども、私が結びの糸みたいになって、で、対談の本を出版することになったっていう、そのお披露目も兼ねて、100人くらい集まっていただいて。先日8月20日豊橋で会合を持ちました。で、まだ具体的にじゃあどういう政策課題を選挙政策としてもっと練り上げるのかっていうことについてはね、これから検討、地元の方々とも相談をしながら検討していきたいという風には思っています。そうですね、弁護士として、実は1980年代の半ばに霊感商法というのが突然出てきて、代表の山口広弁護士が私の大学の1年後輩だったこともあって、彼が狙われる可能性があるわけですから。オウムの坂本弁護士みたいにね、狙われる可能性があるということで、私も弁護団に加わって霊感商法の被害者からいろいろ電話相談とか事情を聞いたり。あと7000万〜8000万で多宝塔(たとうほう)を買わされたりですね、それについての金銭の返還請求とか、かなり1年近くやったってことがありますね。ですから統一教会問題は過去の問題じゃない。これからの問題でまさに自民党はそうだし、改革を名乗る維新もそうだと私は思います。霊感商法、統一教会、侵食してると思いますし、ある種のカルト集団に政治がもう完全に溶解されてしまう、溶けて流れてしまうっていうね、という構造はやっぱりしっかりとはっきりさせなきゃいけない。8月中に解散請求がなされるというように、先日、鈴木エイトさんがおっしゃっていたけども、たぶん岸田政権の意向からすれば形だけはそうするんじゃないかなっていう風に私は思ってますけども。だから課題としては、そのTPPの違憲訴訟の弁護団でやってたこととか、やっぱり農業を、今、自給率がもう30%台半ばなわけですよね。そういうような、やっぱ構造を変えていかなきゃいけない、そして政治と宗教の極めておかしな関係も変えていかなければいけない。課題は多々ある。それはもう少し詰めていきたいと思うし。白井さんや雨宮さんが語ってるロスジェネ世代以降の人々、まだロスジェネ時代の人々はバブルの崩壊の最後の頃を知ってるわけですよね。それ以降の人々。Z世代、ミレニアル世代、日本がどんな状態だったのか知らないわけですよね。だからそういう、日本を何とか変えることを。若い人たち、やっぱり僕はもっと怒るべきだと思うし、怒りが現実を変える力になる。そういうものを本当に呼びかけたいし、燃え上がらせたい。豊橋を燃え上がらせ、それを日本全国に燃え上がらせることによって、その燃え上がりの中で初めて選挙に勝つことができるんじゃないかなっていう風に思ってますので、その辺をもう実際やるとなかなか大変でね、そううまくいかないのは今まで経験してますけども、それは頑張っていきたい。

で、豊橋での政治体制についてはまだ、ほぼほぼ、つじ事務所はここにしようというのは決めています。ですから、9月1日付けで契約するのか、10月1日付けで契約するのか、(事務所)開きます。皆さんにもご案内しますから、ぜひご覧いただきにお越しいただければ有難いですね。やっぱりそこをたまり場にして、いろいろ人々の繋がりをつくっていきたいな。れいわのボランティアが非常に献身的で、愛知だけではなくて、今、静岡の伊東市で市会議員選挙、闘ってるわけですけども、東海ブロックでたくさんのボランティアの方々いらっしゃるし、そういう人たちにもいろいろ語りかけて、協力関係を結びたいし、かつ地元の人々にもっともっと深く密着していきたいな、と。ですからまだまだ政治事務所としての体制は端緒についたばかりですけども、私は十分見通しを立てることができるんじゃないかなという風に考えています。

高井たかし幹事長:
はい。その他いかがでしょうか。よろしいですか。はい。最後に一言ずつ。はい。じゃどうも、今日は本当にお集まりいただきましてありがとうございました。冒頭申し上げました通り、つじ候補はですね、本当にれいわ魂を体現する、先ほどのご挨拶でもその思いを強く感じました。そしてこの愛知中心にですね、この東海ブロックというのは大変重要な、れいわにとっては絶対に比例で1議席を取らなきゃいけない、そして選挙区でも勝っていかなきゃいけない地域だと思っておりますので。ぜひまずはつじ候補の活躍にご期待いただきまして、そしてまたさらにこれからも候補者の発表をして参りますので、ぜひご期待いただけたらと思います。今日はどうもありがとうございます。では、つじさん、お願いします。

つじ恵:
政治っていうのはやっぱり人々が幸せになれるようにいろいろ利害を調整をしたり、いろいろ未来に対する理念なり、ちゃんと打ち出したり、そしてそれを組織化していく運動化していくっていうのは政治の役割だという風に思います。そういう意味で人々って様々ですよね。性別も違うし、国籍も違うし、年齢も違うし、仕事も違うし、住んでる地域も違うし、いろいろですよ。だから例えば年金の問題で、高齢者の人と若者との間で、じゃあどう負担するのか?とかということで利害が対立するというようなことが言われて指摘されていると。確かにそういう事実がありますよね。それだけじゃない。いろんな利害が対立してるわけですよ。その様々な利害の対立をどういう視点でちゃんと調整をしていくのか。要するに新自由主義っていうのは、私は自民党より維新が、、より危険な勢力だという風に思っていますけども、金がすべてなんですね。金を生み出す力。それがこの国の主役なんだと。で、そこが潤沢になればトリクルダウンでみんなのところまで回ってくる。みんなのことを全く考えてないわけではないんだけども、誰の利害を主役に、政治のシステムを考えるのかって。全く間違ってるわけですね。そういう意味でれいわ新選組は、「今だけ、金だけ、自分だけ」というような、そういう新自由主義をきっぱりと否定をして、社会的共同経済ということが、今、世界でやっぱひとつの大きな考え方になってますよね。だから生産性原理で、利益を生み出す、価値を生み出す人たちが、より立派なんだとか、より優先されるべきだと。それは違う。人々がそれぞれの役割でやれることを一緒に、そして社会的な共同経済、生産性原理ではない共同経済をちゃんと99%の人々のための経済政策、経済のあり方を目指していきたい。

それは、れいわ新選組がずっと言ってる積極財政の問題に連なるし。実は冒頭でちょっと紹介しましたけども、2009年の民主党政権のときも子ども手当もそうだし、高校の授業料の無償化もそうだし、そういうことを言おうとしていた。だけど潰されてしまった。今、消費税を廃止する、この10月からのインボイス制度なんかについても大きな怒りの声が盛り上がりつつありますよね。マイナンバー制度なんてめちゃくちゃですよ。こういうことをひとつひとつを誰の利害を中心に考えるのか。マイナンバーだって結局、それをいろいろ事業化するためにそっちに補助金とかいっぱいわんさか流れるわけですよ。国民のための制度ではないっていうのは明らかじゃないですか。国民のための制度をどうするか、そこを軸に考える政治、それをとにかくれいわ新選組を軸としてつくり出していきたい。まだまだ、もっともっと成長しなければいけないし、もっともっと懐を深く、広がりを持って、もっともっと人々の痛みや悲しみや苦しみをしっかりと吸収する。そして単に吸収するんじゃなくて、それぞれの政策として提言をして、それを解決する方向、希望を持てるような政策を具体的に出せるような、そういう政治をやっていきたい。

そして私は団塊の世代ですから。今、高齢者の方々はこの国から排除されてますよね。もう早く消えてなくなれって。いらないって言われてる。ですから旅行して、あっちこっちでお金をちゃんと使いなさいと。そして下の世代に、要するに税制を、そういう意味で住宅控除とか、贈与の控除額を拡げると、下の世代にお金をどんどん回しなさいっていうような政策で。じゃあ、その人たちは何をすればいいのか。高齢者の人たちの、日本の繁栄を築いてきた、いろんなノウハウなり、知恵なりがあるはずですよ。それを、今、これからの社会の構築の中でどう生かしていくのかっていうようなことについても、ちゃんと政策的に位置付けて提言すべきだと私は思っています。シルバー人材センターで、要するに公園の木を切る、それだけじゃないんですよ。もっと、それぞれの世代ごとに対して、社会参加をしてもらって、一緒に社会をつくっていくということ。希望を持って協力し合う、人と人とが連帯して「あぁ、一緒に頑張ってるんだな」っていうことを感じ合えるような、そういう政治、それを具体化する政治。それを、ぜひ私は国会に復帰して実現していきたい。2003年の野党のときは、小泉さんなり、自民党の政治と金の問題を徹底追及した。2009年からの民主党政権の与党の時代については、マニフェストをちゃんと、もっと具体化して財源の問題もちゃんと手当てをして、この国を変えるんだと。国民の生活が第一なんだ、国民が主役なんだということを変えようとした。だけども、大きな反撃の中で瓦解をした。その残念、無念さを私は晴らしたいと思うし。そこで、様々な、何が間違ってた、なんでできなかったのかと。ここの市長の河村さんだって、法務委員会で一緒に質問しましたよ。取り調べの可視化の、野党の共同提案で、共同提案者として河村さんと一緒に僕は答弁に立ちました。与謝野馨さんが私に質問してきた。そういうような、いろんな経験、様々な。何で、だけどできなかったのかってことを感じることがいっぱいあるし、そういうことをちゃんと教訓化をして、次に活かせるように、もっともっと具体的に、もっとみずみずしい政治を実現するために、私は頑張っていきたいという風に思います。今日はありがとうございました。

高井たかし幹事長:
ありがとうございました。それでは、これにて記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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