【会見文字起こし&動画】2024年10月 28日 不定例記者会見 山本太郎代表、高井たかし幹事長 / 国会内

高井たかし幹事長:
はい。それではお待たせいたしました。ただ今より、れいわ新選組の不定例会見を行います。それでは、代表からお願いします。

山本太郎:
昨晩は失礼をいたしました。体調不良ということで会見をですね、最後までできなかったってことに対してお詫び申し上げます。で、一夜明けまして確定という状況になったということを受けて、このような会見で皆さんにさまざま質問をしていただこうという風に思っております。それではご発言がある方から順番に。

高井たかし幹事長:
挙手でお願いします。マイクを回しますので。はい。では、どうぞ。マイクが行きます。

記者:
共同通信です。全議席が確定しまして、山本代表、選挙期間中も目標について倍増以上という表現をされていましたが、昨日も倍では足りないということをおっしゃっていた中で、今回の9という数字を率直にどのように受け止めているのかっていう点と、あとこれだけ議席を伸ばせたっていう、その要因についてどのように分析されているか、その2点についてお願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。れいわ新選組、全部で8議席、衆議院が3であったというところから目標議席がどれくらいかということを常々聞かれてきました。それに対して全く読めないということをもとに倍増以上ということは申し上げてきた通りです。そこから考えると、9議席というものはもう倍増以上になったと。ある意味でこれは躍進と言えることではないかという風には言えるとは思います。一方でこの衆議院という場においての9議席ということに関しては3議席であったときよりかはこれはかなり攻撃力を増すことになると。戦力としては拡大したことは間違いがありません。一方で9議席ではなくこれはやっぱり2桁に乗せていきたかったという自分の中の本心はあります。2桁に乗る乗らないということでかなり大きな線引きがされる部分がありまして。それは例えばですけれども党首討論、クエスチョンタイム的なものですか、あれはおそらく衆議院、参議院でどちらかが10議席満たしてないとたぶん参加できないような形ですね。それのみならず、おそらく議運ですか。議院運営委員会っていうところに関しての席であったりとか、そればかりでなく登壇ものですね。さまざまな法案とかの登壇をするということであったりとか、そういったことに関して9ではそこはリーチできないということですから。元々の数を考えればこれは躍進とは言えるものなんですけれども、さらに国会の中でプレッシャーを強めていくということに関してはもう少し伸びが欲しかったというのが率直なところです。けれども、当初から言っていた倍増以上というものに関してはクリアできた、そう思ってます。

で、一方で、それに対してこのような躍進を見せた要因は何かということですけれども。やはりこれまで政治っていうのはひと握りの人たちのものというような感覚が結構強かったと思うんです。それはやはり50%近くの方々が票を捨ててしまうという行動に表れてると思うんですね。一方で私たちはこの国に生きるすべての人々がこれはこの国のオーナーであると、最高権力者であると。日本という国、日本という会社に対して株主が物を言わないなんてあり得ない、みんなでどんどん物言っていこうというようなことを、これはもう旗揚げをしたときからずっと全国を回って言い続けてることです。そういったものに関しての広がりというものが出てきたんだろうというのが一点。そして何よりもれいわ新選組を希望として、この政治を変えていくためには、こういう空気を読まない奴らを拡大するしかない。そういった意味で、おまえら頑張ってこいと背中を押してくださるさまざまなボランティアの皆さん、ある意味でゼロからスタートした、で、組織などをつくったことがないような者たちの手によって本当に手探りでつくられてきたという、私は初めての政党じゃないかなと思います。そういった意味で、本当にゼロからみんなでつくり上げてきたということが今、この途上なんだろうと。まだまだ今、途中だと思うんですけれども。はい。要因は何かというと、社会を変えるのは政治家に託すだけではダメだと。自分も世の中を変える1人になるんだという気概を持って横に拡げてくださった支援者の皆さんと、そして、国会の中でさまざまな闘いを拡げてきた議員たちと、そしてもう大変な小さなグループで本当に作業量が多い中、世の中を変えるために頑張ってくれている職員の皆さんだったり、協力してくれている外部の方だったりっていうところのお力、それが今回9議席というものを生み出したんだろうなという風に思います。

高井たかし幹事長:
私もいいですか? 

山本太郎:
言っちゃってください。

高井たかし幹事長:
いやいやいやいや。

山本太郎:
あっバッジ、バッジまだなんですね。

高井たかし幹事長:
いやいやいや。

山本太郎:
これからなんですね。やった。

高井たかし幹事長:
いやいや、そうです。

山本太郎:
嬉しい。幹事長がバッジつけてくれて嬉しい。

高井たかし幹事長:
いえいえ、ありがとうございます。

山本太郎:
本当に嬉しい。どうぞ。

高井たかし幹事長:
これまでと変わらずやらしてもらいますが。山本代表言いにくいと思うんで、私から言うと、私はやっぱり山本代表が全国津々浦々ですね、おしゃべり会というのと街頭宣伝、それからデモですね。これをもうずっとやってきたっていう、もう国会がないときはもう本当ほとんど毎日平日もやるし、あと国会があるときでも週末は金土日とやって。相当小さな人口数万人くらいの町にもですね、行ってやってたのがもうそれずっともう5年間続けてるわけですけど。そういったものがもう本当に地道に種を蒔いてきたのがですね、だんだん芽を出してきてるんだという風に思ってます。それをやっぱり支えてくれてるボランティアさんが地道な本当、ポスターを貼りチラシを配りっていうのをずっとやってきた成果なんで、まだまだこれから伸びしろはあるという風に思ってます。はい。以上です。はい。それでは他ございますか? はい。じゃあどうぞ。

記者:
時事通信と申します。よろしくお願いします。衆院選お疲れ様でした。自公が合わせて過半数割れとなりまして野党各党、躍進されました。野党第一党の立憲民主党が特別国会に向けて首班指名で誰を書くのかということをも念頭に野党の各党の皆さんに協力を要請したい、そういった協議を申し入れたいという風に言っています。その首班指名でのれいわ新選組さんの態度といいますか、どなたを首班指名でお書きになるか、あるいはその野党第一党の立憲民主党から何かそういった、「野田佳彦」と書いてくれといった申し出があった場合に協議に乗るお考えがあるかというところを伺いたいです。

山本太郎:
ありがとうございます。あの、首班指名に対する私たちの投票行動っていうのはまだ決められていません。はい。で、一方でそのような、なんでしょうね、ネゴシエーションに動かれているということなんですね。あの、一緒にやっていけるというものがなければなかなか難しいですよね。で、一方で減税する気あんのかな(笑)。消費税は最低でも減税は絶対ですからね。時限的とか8%とか時限的5%とか、あの、寝ぼけたこと言ってる人たちますけど話にならないですから。30年の不況だってことわかってんのかって。そこにコロナで物価高なんだから、当然、これは消費税は最低でも5%減税っていう部分を、まずこれ絶対必要だってことですね。そして何よりも、もうひとつは安全保障問題として、この米中の緊張っていうところにアメリカ側に大きくウエイトを置きながら軍拡を進めていくということに対してはおそらく立憲さんはこれ、賛成されてるでしょうから。そういった意味で、そういった部分に関して方向転換するということがあるのかってことですね。今からそんなことあり得ませんっていうことは私、これ、なんだろうな、一言では片付けられない。選挙が終わったあとにひょっとしたら方向転換なさることもあるかもしれないからってことですね。あるかなぁ。まぁえっと、なんでしょうね、とにかく首班指名をそう書いてくれと言われるっていうことはまぁないでしょう。おそらくね。永田町の中の利かん坊の集まりなので。なので、こちらにはもうネゴせずに大きいとこだけ話をするというところで終わるんじゃないですか。わかんないけどね。私たちは一貫して、今、みんなの使えるお金を増やすために、これは減税が必要だし何よりも失われた30年を取り戻さなきゃいけないという考え方、大胆な経済政策が必要であると。そういった経済政策という部分をやっぱり野党の中の経済政策としてこれをビルトインしていきたいという思いが当然あります。プラス国会の中で、これはぬるぬると手を繋ぐような関係性っていうのは不健全であり、この30年の失われたものの原因だと思ってます。体を張ってでも悪い法案は阻止していくというようなところの一致というものができるかどうかって結構大きいですよね。はい。まぁたぶんそういうことはないでしょうね。はい。なのであの私たちがこの次の選挙でも数を増やしていきながらその位置に行くっていうのが一番の近道だと。遠回りのように見えて。まぁ今回、数を増やしました。でもまだこの数では、やはり影響力というのは小さいと思います。そういった意味で。大きな野党たちの政策を、これ変更していくためにもですね、さらに議席を増やしていきながらプレッシャーをかけられるようにしていくっていうのが国民の皆さんへの一番の貢献に繋がるんではないかという風に思ってます。はい。

記者:
すいません、確認で。首班指名のれいわさんの態度はまだ決まってないってこと、たぶん党内手続きもあると思うんですけど。たぶん最終的には「山本太郎」さんと皆さんがお書きになるという方向性みたいな理解で合ってますでしょうか。

山本太郎:
その話何もしてないです。まだ。なので、ここで何かしら「こうです」とは答えられないという状態ですね。で、その、先ほどの野党第一党が野党第一党党首の名前を書いてもらえるように、今、いろいろ根回しをしてるってお話をされてるわけですよね? そこに対しても、何も言われていないという状況ですから、なかなかそれも断定的に「それについてはこれだ」とはなかなか言いづらい。まぁでも政策の変更っていうのは事実上難しいでしょう。消費税を上げた方々ですから。不況の中でも消費税を上げるという、世界の中でもそんなことする人たちいないのに、その先頭に立った方々なので。それを減税するということは、なかなか踏み出せないかもしれないけれども、それくらいのことを踏み出してくれるならば、私たち心揺れますよね。以上です。

高井たかし幹事長:
はい。他いかがでしょうか? どうぞ。

記者:
度々失礼します。共同通信です。今回の選挙で共同代表の大石さん、くしぶちさん、あと国対委員長のたがやさん、ご当選されて、高井幹事長もご当選されましたけれども、今後、何か党の役員の人事について行なう予定等あるのかっていうことの確認をさせてください。

山本太郎:
それについてもこれからというところですね。はい。一番良い布陣で次の闘いに臨んでいくというところになっていくと思います。

高井たかし幹事長:
はい。その他いかがでしょうか。

山本太郎:
お腹いっぱいですか? 大丈夫ですか? 

高井たかし幹事長:
どうぞ。

記者:
すいません。フリーの小山です。ちょっと私もまだ状況も全部掴みきれてないですし、まとまっていなくて恐縮なんですけれども。高井幹事長、まずはおめでとうございます。そしてですね、れいわの議員さんが増えたことは庶民にとって大きな味方になると思うんですけれども、今回の選挙で積極財政と減税を語る政党が飛躍的に増えまして、その辺こう「うちが老舗なんですけど」みたいな思いとかですね、ちょっと差別化に苦労されたようなところがあったのかどうかということとですね、その点で重なる国民民主党の保守が流れたっていうことだと思いますけど大きな拡大と、それから参政党さんの存在が現場でどんな風に感じられていたのかなというのをちょっとお伺いしたいと思います。すいません。3点お伺いしました。

山本太郎:
差別化に苦労することはありません。私たちは必要な政策を曲げずに必要だと言い続けてるから。その中身については「こう言ったら人気が出るだろうな」みたいなことは一切考えてません。考えるんだったら消費税の廃止なんて言いませんね。「消費税廃止? そんなの無理でしょう?」っていうリアクションが多い中で、消費税廃止を言う人気を取りたいポピュリスト、みたいな煽り方を散々されてきましたけど、そんなこと考えてません。何かというと、この国が30年、衰退し没落し、その中で格差が拡大し、で、ひと握りだけが金持ちになっていって。で、さらに国として弱っていくと。そして一人ひとりの人間が尊厳を守れるような暮らしを送れていないというところを考えると何をするべきかということから私たちは処方箋を考えているということです。なのでそれに対して「他が言い出したから」って、だから何?って感じですね。逆に言ったら「それ貫けよ」くらいの感じです。こっちは。人数が多いほうが前には進みやすいわけだから。誰がゴール決めてもいいんだと。その代わり、今、そっちのほうが受けるからとか、そう言っときゃ票が集まるだろうからってことで言ってんじゃねえだろうな?っていうことは、ま、自分の腹の中にはあります。どうか貫いていただきたい。

そして、それに対してやはりさらに拡大していくっていう方向性を見せていただきたい。中途半端な小手先の何かしら減税だったりとか、そういうもので有権者を釣った上で、手のひらを返すようなことは絶対にするなよと。これ以上、国民を人々を騙すようなことをしてしまえば政治から本当に心が離れてしまってもうコントロール効かなくなってしまう。そういうところですかね。なので他が言ったから焦ってるとか、うちの専売特許だ、そんな話ないです。はい。あの、そんな考えじゃできないですから。前に進めないから。実現しないからってことですね。で、まぁ、国民民主党というところに関して、何かしら、そういうような積極財政風味なことを言われているっていうのは、あの、いいんじゃないですか。はい。逆に言ったら向こうさんが言っているようなことで、ここがもうちょっとこうなればいいのになというようなことがあるんだったら私たちもさらに深めてそれを、なんだろな、政策とすればいいわけだし。本来そういうものですよね。で、まぁ、参政党さんというのは元々、消費税減税なんて無理だということで、れいわ新選組の積極財政や消費税廃止に関しては笑っておられた立場だったんですけれども。それが積極財政になられたってことは、あ、物がわかってきたんだねっていう、あ、経済を知ったんだねっていう意識以外ないです。感想以外ない。逆に言ったら本当に必要なことなのでこれは気づいたところから前に推し進めるっていうことをやっぱりやっていっていただきたい、そう思います。

高井たかし幹事長: 
はい。その他いかがでしょうか。はい。お願いします。

記者:
デイリースポーツと申します。よろしくお願いします。山本代表にお伺いします。昨日やっぱりれいわ新選組が躍進したっていうニュースもインパクトあったんですけども、読者とかの反応を見ると、やっぱり山本代表が体調が優れなくて、テレビとかの決まってたインタビューをキャンセルしちゃったっていうほうが世間の耳目を引いたような感があるんですけども。昨日どういう状態だったかっていうのと、今日どんな感じなのかっていう、大丈夫なのかっていうのをちょっと改めて教えてください。

山本太郎:
ありがとうございます。あの、なんだろうな、体調悪い、体調悪い状態でそのままインタビュー続けるっていうのもやはりはっきりとした自分たちの政策っていうものをその与えられた短い時間で明確に答えられないというのは逆に言ったら私たちにとっては損失です。それプラスやはり有権者、私たちに託してくださった有権者に対しても、そしてまだ私たちの存在を知らない方々、で、その中身を存じ上げない方々に対してテレビであったり、さまざまなメディアを通して訴えができるっていう機会は非常に有り難くはあるんです。あの、私としても。なのでできる限りはそれは、なんだろうな、使わせていただきたいという思いですけれども。でもやっぱり昨日の状態、まぁちょっと体調良くなかったです、はっきり言えば。で、前日の何だ、あれ、最終街宣の現場で、最後マイク持ったときに2回ほどちょっとふらついたんですよね。自分の中で。あ、ちょっとヤバいヤバいみたいな。そういうことがあってっていうのもあって。さまざまなことを考えた上でこれはちょっとパスしたほうがいいなっていう判断になりました。で、もうひとつ、これは結果の話ですけれども、なんだろうな、選挙の直前と選挙のあとだけかなり厚く、マスコミの方々が、なんだろうな、報道しようという姿勢になってくれるのは有り難いんですけど、それ日常的にやってもらえませんか?っていう思いもあります。はい。特に終わったあとに、もう、なんだろう、結果が決まったというか、投票箱閉まりましたという後にですね、熱心に何かしらやりとりされたとしても、もう国民にとってはそれは情報として、なんだろうな、ちょっと手遅れ感ありますよね。もちろん全く無意味だとは言わないけどってことです。なので私たちのグループというか政党、政治家としてもその何かしら露出ができるタイミングっていうのは有り難いものではあるんだけれども、やっぱりこれは国民に対する情報提供という考え方からいくと、その選挙直前に慌てる、何かしら慌ただしくテレビなどが動き出すとか、で、その途中も熱心に追うけれども、結局、それは開票番組で流されるためのネタになってしまう。そして特に開票の番組の中では厳しく追及しているような口調でさまざま各党に質問しますけれども、その心意気、選挙のずっと前からやってもらっていいですか?っていう思いですね。そういった意味ではある意味でこういう、私は結局、体調不良でパスをしましたけれども、今後もそういうようなパスの仕方は、ある意味での問題提起としてはあり得るかなという風に、なかなか家に帰ってから眠れなかったんですけど。アドレナリン出まくってるから(笑)。そんなことでぐるぐると頭の中で考えたりとかしてました。すいません。で、ごめんなさい、もう1個何でしたっけ? 

記者:
体調はどうですか? 

山本太郎:
ああ、今の体調。病院行ってきたんですよ。病院行ってて。選挙初日、選挙初日の前日になるのかな、深夜ですね。に、結局、入院を言い渡されて、アナフィラキシーでってことだったんですけど。改めてその、入院の前に診ていただいたお医者さん、私の担当医になりますよね。その方にもう一度お会いしたんですけれども。「あの時っていうのは本当にまずかったんだよ」ってことを言われました。はい。もう、アナフィラキシーでも人は死ぬし、その一歩手前にいたっていう状態だったんだって言われて。だから体力をちゃんと戻すようにってことを言ったんだっつったんですけど。この祭りというか、この選挙ってむちゃくちゃじゃないですか、こんなの。12日間。こんな狂った祭り、世界にあるかくらいの。非人道的な祭り。だから、ある意味これ、体力低下してるとこにさらに、これで、「選挙で免疫力向上しました」みたいな人、一人も見たことないですもんね。逆に。すべて、なんだ、「真っ白な灰になってしまいました」みたいな人しか見たことないですから。ある意味でチャレンジングなことだったんだろうという風に思います。なので最終日までもったっていうのは有り難いことだったなという風に思います。なので、甘く見ないほうがいいってことを今日言われました。しっかりと体力を戻して。元々、私、もう世の中変えることをしたいと思ってからは、ずっと自分自身のリミッターを切った状態だったので、エンジンが焦げてるってことに気づいてなかったわけですね(笑)。そんな状態だったわけです。なのでちゃんとリミッターつけなきゃいけないなという風に思いました。じゃないと気づいたときにはかなり、普通の人が、なんだろうな、「もうこれ以上は」っていうところの何倍も先に行っちゃったときに「もうこれ以上は」っていう風になっちゃうっていうのは、非常に回復までも時間がかかってしまうので、ここら辺のこともひとつ課題だなという風に思いました。はい。で、逆に今の私のこのテンションであったりとかっていうのは、周りの人から言わせると「あ、いいですよ、それ普通の人みたいでいいです」っていうリアクションがあります(笑)。「ちょうどいいんじゃないですか?」っていう(笑)。「弱ってるくらいがちょうどいいです」って言われることもあるっていう。それくらいエネルギー発散してたんだなってことを反省してます。すいません。

高井たかし幹事長: 
はい。どうぞ。

記者:
NHKといいます。よろしくお願いします。代表、選挙お疲れ様でした。今回の総選挙全体の結果についての受け止めを伺いたいと思います。中でも、自民・公明両党が過半数の議席を下回ったことへの分析ですとか受け止め、お願いします。特にですね、いわゆる裏金議員の方々っていうのは一部浮上された方もいらっしゃるとは思うんですけれども、多くが厳しい結果になっているかと思います。その辺についても伺えたらと思います。よろしくお願いします。

山本太郎:
ゆるいとこだけつまむからな、NHK。ありがとうございます。過半数割れについての原因を「裏金」という風に誘導したい気持ちはよくわかります。それも原因の一因でしょう。でも一番はやっぱり世の中景気悪いんですよ。景気悪過ぎるんですよ。30年の不況にコロナで物価高だから。だから中小企業潰れまくってるし、国民の中で苦しいという人たちが増えている。このときには何をしなきゃいけないかっつったら徹底した減税ですよ。消費税廃止にすればいいんですよ。大企業減税の穴埋めに使われているわけだから。そして何よりも現金給付。悪い物価高が収まるまでの現金給付。人々の生活を支え、そして事業者の事業継続をこれ、しっかりと支えるってことはこれはまさに安全保障ですから、国の。今やるべきは経済なんだ。この苦しい生活をなんとかしろっていう怒りのものが結構大きかったんじゃないかな。政治とカネというファクターもあるだろうけれども、それ以上に大きかったのが、やはり経済だという風に思ってます。お願いしますよ。お願いしますよ。

高井たかし幹事長:
はい。その他いかがでしょうか? じゃどうぞ。

記者:
はい。すいません。2回目質問させていただきます。今回、9名当選のうち現職の方と高井さんですとか、活動の長いやはた(愛)さんですとかっていうのはなんかこうやっぱり受かったなというような印象になるんですけれども。今回、新しい方々で特に直近、先月17日でしたっけ、発表された佐原若子さんとか上村英明さんとかそして沖縄ですね、苦しいところなんとか戦われた山川ひとしさん、この方々の当選について比例で上がったとはいえですね、ご本人たちのやっぱり努力も大きかったと思うんですけど勝因というかですね、現地の様子も含めて、どんな要因で勝ったのかなという風にお考えでしょうか。

山本太郎:
それぞれの活動を一生懸命やっていただいたってことは間違いがないと思います。このれいわの今回の躍進というところに対して、彼らの動き、彼ら彼女らの動き。で、その周辺の方々の努力っていうのはこれは間違いなく直結しているものだと思います。一方でそれ以外にもやはり全国でれいわを拡げていきたいっていう人たちのやはり熱い思い.この票が拡がってってことで彼らを送ることができたという話だと思います。で、それぞれに専門的なこと、例えば人権の専門家であったりとか、核燃料サイクルっていうものに対して市民運動の先頭に立って頑張ってきたとか、さまざまなものがありますから、当然、それぞれに専門的に深く追及していくっていうことが今後なされるんであろうというところです。

高井たかし幹事長:
はい。その他いかがでしょうか。

山本太郎:
ごめんなさいね、今、私、佐原(さはら)って言いましたけど、正しくは佐原(さわら)です。よろしくお願いいたします。

高井たかし幹事長:
はい。じゃあ、どうぞ。

記者:
あ、続けて申し訳ありません。これ元立憲民主党にいらした高井幹事長にお伺いしたいんですけども今回の立憲の方が数が増えたというだけではなく、どんな人が受かってるとかですね、ちょっとざっと見渡して、何をどんな風に感じられたか、ちょっと首を傾げるところとかなかったかとか、何かご感想をお願いしたいんですけども。

高井たかし幹事長:
はい。ありがとうございます。そうですね、かなり新人というか、私が立憲にいた頃の人じゃなくて、それ以降に入った、本当にこの1年とか半年とかもっと本当に1ヶ月くらいで立候補された方もかなり通ってるなと。そういう意味では本当に何て言うか、党の勢いっていうんですかね、個々の議員の資質とか活動量とは関係なく、やはりもう完全にやはり自民がダメだっていう与党がダメだっていうのの受け皿として、もう野党第一党っていうのが、増えたということだと思います。これ私、イギリスの今年の政権交代が7月にあったときに、これ労働党が大躍進しましたけど、労働党の支持率って全然調べてみると高くなくてですね、もう与党保守党がダメだったら労働党かどんと増えたと、同じことが起こるんじゃないかとずっと言ってたんですけど。まさにそれと同じことが起こったので。ちょっと正直、立憲民主党が新しく入ってきた議員がですね、どの程度の活動をされるのかっていうのはちょっと横で見て、ちょっと首を傾げるというか、ってところもないことはないですね。はい。はい。他にございますか? よろしいですか? 

山本太郎:
いいですか。大丈夫ですか。はい。ありがとうございます。じゃ、ちょっとインフォメーションのほうさしてもらいます。この選挙ですね、本当にれいわにとって3議席が9議席になるという、これだけの大きな議席を積み上げられたというのは、これやはりボランティアの皆さんのおかげでございます。昨夜もですね、そのようなことをお伝えしました。本当に自分のできることは何なのか?ということからの逆算で皆さんにお力をいただきました。本当にありがとうございます。

で、3議席のときには本当に衆議院ね、3議席のときには本当に悔しい思いいっぱいしました。3議席では国会の中で衆議院の中で闘うってことが非常に難しく、なので最終的に最後まで諦めないという抵抗、その少数派の抵抗権というような感覚でですね、そういうような考え方でくしぶち共同代表であったり、大石共同代表が壇上でプラカードを掲げたりとかさまざまなことをやってきましたけれど。これ9人になればさらにやれることが増えます。例えばですけれども予算委員会、総理入りとかいうところにもですね、これは間違いなく席は持て、そして時間もですね、わかりませんけどね、いじめられるかもしれんけど(笑)。あの、時間もですね、まぁ十分ではないけれどもしっかりと主張はできる。そして言質を取るというようなラリーができる時間は最低限は担保できるであろうと。その他にもさまざまな委員会というところにも拡げてですね、いろんなことにリーチしていけるという可能性は十分高まったと思います。で、私的にですね、これは本当は2桁行きたかったっていう思いがあります。でも今の私たちの状況ではこの9というのが一番の最大だったんだろうという風に受け止めたいと思います。だからといって次の選挙は私たち、何かしら小さくやるつもりはありません。今回のように最大限背伸びをしたからこそ、これは9議席というところにリーチできたんだという風に思ってます。次の選挙、まぁ、もう来年の6月、7月ですね、これはもう確定ですよね、参議院選挙。ここにおいてもさらなる議席を増やしていくということをやっていかなければならないと思います。衆参ともに私たちが一定の数を持って、そして自民党の、与党の、そればかりでなく野党に対してもいい加減にしろと、足りないところはしっかりと追及していったりとかっていうことをやっぱりやっていく必要があると思ってます。なので引き続きのご支援をお願いしたいと思います。もし皆さんの中で無理をすることなく私たちにご寄附いただける方がいらっしゃいましたら、どうかお力を貸してください。よろしくお願いいたします。さらにさらにですね、活動を活発化させていきながら、全国おしゃべり会だったり、街宣だったり、デモだったりっていうところでまだまだ行けてないところたくさんあります。ぜひ皆さんのお力をお借りしたいということでございます。決して無理はしないでください。無理のない範囲でご協力いただける方がいらっしゃったらぜひとも寄附をお願いいたします。ありがとうございます。

で、もうひとつなんですけれども次、参議院選ということなんで、すいませんね。はい。候補者の公募を早速、もうスタートするということになっております。我こそはと思われる方、世の中変えたいんだと思う方。で、これまで自分の中で政治家になるということは考えたことなかったけど、一肌脱ごうじゃないか、最後のカードを出そうか。動機はさまざまだと思うんですけれども、ぜひともですね、れいわと一緒に社会を変えるためにあなたの一歩踏み出すという勇気、ぜひですね、公募でよろしくお願いしますということです。れいわ新選組のホームページでも同様のバナーがございますので、ぜひよろしくお願いをいたします。

はい。参議院選ということでご紹介をしましたけれども、都議選、来年にはですね、東京都の議会選挙ってものがあります。ま、今回ですね、東京という私たちの一番の、なんでしょうね、私自身が東京選挙区であり、これまで東京というところでチャレンジをしてきたんですけれども、ここの1議席という部分からは拡大することがなかなか難しかったっていうところがあります。で、これはやはり全国に対してのアプローチっていうのを拡げていった結果、東京での十分な活動というものもやっぱりこれ、なかなか時間が取れなかった部分あると思います。そういったことで、やはり東京に関してももう一度底上げをしていく。東京に関してもしっかりと皆さんにご理解をいただいていくってことは絶対的に必要だと思ってます。で、やはりこの東京からも、ま、全国でもそうなんですけれども来年の夏前にですね、都議選挙、東京都の都議会議員選挙ってものがありますので、ぜひですね、都議会議員選挙、自分がチャレンジしてみたいという方だったりとか、国政はちょっとハードルが高いということであったりとか、ま、動機はさまざまそれはそれぞれあると思うんですけれども、ぜひですね、来年の参議院選挙のみならず都議会議員選挙、そしてその他にもあなたの町から近くにある選挙というところでチャレンジするというようなですね、お気持ちがある方はぜひとも、れいわ新選組のホームページからこちらのれいわ新選組自治体議員選挙、こちらをクリックしていただいて公募に応募をいただく。もしくはですね、先ほどの(もう1回戻してください)れいわ新選組の参議院議員選挙ということでさらにですね、力を強めていきながら日本で唯一の草の根政党、さらに拡大していきながら社会を変えていくために拡大をしていきたいというところです。一緒にやりましょう。ありがとうございます。以上です。

高井たかし幹事長:
はい。じゃ、よろしいですかね。はい。じゃあ、以上で不定例記者会見を終わります。ありがとうございました。

※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。

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