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大石あきこ:
皆さん、こんにちは。お集まりいただきましてありがとうございます。ただ今から記者会見を始めます。私はれいわ新選組の衆議院議員で共同代表の大石あきこと申します。本日はですね、この京都で新しくれいわ新選組の仲間が誕生しましたので、その方の紹介をしたいと思います。その方は、次の、今年予定されている参議院の選挙で、この京都選挙区から立候補をしていただく予定の方です。それでは早速、呼び込みたいと思います。お入りください。じゃあ、座っていただきましょうか。あ。っていうか、立ったほうがいいのかな、これ。どっちがいいですかね? どっちがいいとかあります? 立ってみましょうか。はい。わかりました。西郷みなこさんです。どうぞよろしくお願いします。えっと、じゃあ、いったん座ってご説明しましょうか。では、私のほうから西郷みなこさんの簡単なプロフィールを紹介して、そこから西郷みなこさんご本人に抱負とか思いを語ってもらうことにします。記者の方にはもうお配りしているプロフィールですね、それをご覧いただきながらでお願いします。動画配信、見てくださってる方は配られていないので、口頭でもちゃんと説明したいと思います。
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先ほど申しました、今年予定されている7月予定の参議院選挙で、この京都、京都選挙区から立候補していただく予定となりました、西郷みなこさん。西郷みなこさんです。れいわの公認候補予定者となります。西郷みなこさんは1987年生まれです。神奈川県で高校まで進学しまして、この京都で京都大学に入りました。で、そこで大学の在学中に3人のお子さんを出産して、で、現在も育児、子育てをしています。西郷さんはまだ37歳ということで政治界隈の中では若いほうの方となるんですけれども。西郷さん自身はすごく社会運動という意味ではもう20年以上でしょうか、ちょっとご本人から詳しく聞いてもらったらと思うんですけど、社会運動をずっとされてきた方です。おそらくたくさんの、この社会おかしいな、京都だったりとか、日本社会だったり、あるいは世界だったり、おかしいなっていうところで、いろんなところで一緒にみんなと声を上げてきて、いろんな場所で最前面といいますか、一番前のほうにいつも立っていたのが西郷みなこさんだと私は思っています。私も社会運動を20年くらいですかね、していますので、いろんな場所で西郷みなこさんとお会いすることはありました。私よりも10歳も下の方ですけれども、そうやってずっと社会に関わって自分の足元で活動されてきた西郷みなこさんです。特に2015年に私の印象ですけど印象深かったのは「安保関連法に反対するママの会」っていうのをたった1人でも呼びかけて、たった1人でもデモを主催して始めていく。それに多くの人が心動かされて巻き込まれていくといいますか、みんなでやっていくっていう姿を見て、本当に私も胸を熱くしましたし。「だれの子どももころさせない」、そういったスローガンっていうんですかね、それを打ち出して、この日本社会に大きく拡げてくれました。そういった命とか人の尊厳っていうところを決して一歩も譲らなかった西郷みなこさん。そういう姿勢ですね。そういう姿勢の方が国会に入ったとき、この国会も大きく動かす力になるだろうと私は確信しております。それでは、西郷みなこさんにご本人から語ってもらいたいと思います。
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西郷みなこ:
皆さま、こんにちは。今日は記者の皆さま、お忙しい中、お集まりくださりありがとうございます。そしてインターネットでご覧の皆さまも本当に応援ありがとうございます。今日は参議院選挙に向けての私の決意をこの場をお借りしてお話ししたいと思っております。まず初めに、次の参議院選挙の大前提となる部分を共有したいと思います。前回の衆議院選挙では自民党が過半数割れを起こしており、現在、政権交代への大チャンスが訪れています。ここ京都選挙区では2名が当選する2人区となっています。ですので、ここは野党が少なくとも2名は候補者を立てるということが政権交代への第一歩であるという風に考えております。このことは思想信条の問題といったことよりも、むしろ選挙制度の問題として皆さまご理解いただけるかなと思います。次に、なぜ私がこのれいわ新選組からという選択肢を選んだのかについてお話ししたいと思います。今、日本は失われた30年と呼ばれる不況、デフレが続いて参りました。私は現在37歳ですので、子どもの頃からほぼ不況だった、ほぼ失われていたという状態でございます。日本の好景気、残念ながら見たことがございません。その中で私が育つ中で、どういう言葉が自分の体の中に入っていたのか。例えば日本はもう赤字でいっぱいで財政破綻するから国が潰れるかもしれないよ、であったり。かわいそうね、あなたたちの年代は年金がもらえないなんて、そういった言葉をかけられて大人になりました。そして私の中に残ったのは自己責任という考え方でした。なんとか自分の生活は自分で守らなければならない、人に頼ってはいけない、国にも頼れない、そうした思いを突き詰めてしまうと、実は人間、何のために生きてるかわからないんですね。で、そうした状況に私は20代、ひどく苦しんだ覚えがあります。ですが、れいわ新選組の登場で積極財政という言葉、考え方を知りました。理論的に考えれば、日本は自国として通貨を発行することができるので、私たちは財政破綻することもないし、年金がもらえなくなる、そんなことにも陥らないで済むんだ。これを理論的に知ったことで、私はすごく政治に対して大きな希望を持ちました。というのも、さまざまな市民運動をやっていても、結局は最後、じゃあどうするの?って言ったときに、国とお金の問題が大きな壁になってくるからです。ですので私にとって積極財政というのは、本当に一人ひとりの政治に対する意識を大きく変える、そういったものだという風に考えております。
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第二に、れいわ新選組はさまざまな当事者の方を積極的に候補者として擁立してきました。それはなんかしらの社会的な壁にぶつかっている重度身体障害の方であったり、性的マイノリティの方であったり、そうした方を前面に出して一緒に解決に向かおうとする姿、私はここにも非常に大きな希望を感じました。それと同時にですね、私も3人の子どもを育てている当事者じゃないか。まさに私も当事者なんだ、当事者に対する十分な施策がなされていないから今、日本の子育てはこんなに厳しい、こんなにしんどいんだということに気がつきました。ですので、この当事者性を活かせるのは、れいわ新選組であると考えております。子どもは現在小学校5年生、真ん中の子が中学校2年生、一番上の子が高校2年生で来年有権者となります。こうした子どもたち、もう少し大人になってからのほうが手が離れて政治活動しやすいなと思ったこともあります。でも、今、私が当事者として出ることこそが他の当事者の方を代弁することになるという風に考えて、私は今回の決意をいたしました。さらにれいわを選ぶ3点目ですが、れいわ新選組は残念ながらと言いますか、裏金とは無縁の本当に手弁当政党でございます。手弁当という言葉、最近あまり使わないですけれども、ボランティアする側が自分のお弁当を持ってきてボランティアをすると。本当にみんないろんなものを削りながら一生懸命ボランティアに励んでいる、そうした政党です。私は何度かれいわのボランティア参加してきましたけれども、そうした政治のあり方が可能なんだということを示してくれた、こうした点でも、私はれいわからチャレンジをしたいという風に考えております。
そして、なぜ京都選挙区からなのかというご質問は必ず出ると思っています。それはつまりなぜ全国比例ではないのかという問題とセットなんですけれども、私は先ほど大石さんからご紹介いただいたように、本当にたくさんの市民運動に携わってきました。脱原発であったり安保法制であったり、その後はPTAの会長として5年間会長を務めまして、ちょうどコロナ禍も挟んでいたので本当に全校の親御さんの相談に乗ったりというようなこともありました。そして私はやはり選挙も大事だという風に考えていたので、選挙のたびに知ってるママ友全員に「必ず選挙行こうね」というような呼びかけもして参りました。そうした呼びかけをしてるうちにですね、驚くべきことが起こりました。それはママ友たちが「西郷さんに出てほしい」ということを言ってくれるようになったんですね。「西郷さんが出てくれたら入れるのに」とか「入れたい人がいないけど西郷さんが出てくれたら入れる」、こういう言い方で本当にパラパラとお母さんから声が掛かるようになりました。私はこれは本当に光栄なことだと思っております。というのも、こんな立派な場所できちんとした格好をしてこう話をしてるのではなくって、本当にすっぴん普段着でママチャリに乗ってるようなそういう状態で、西郷さんに出てほしいんやという風にお話をいただくというのは、やっぱり私のその、なんて言うのかな、中身を見てそういう風にお母さんたちが考えてくれたんだという思いは、もう私の中でずっと忘れないでいよう、で、いつかそれを咲かせようという風に思って参りました。ですので私にとって京都以外での地域での選挙活動をする、政治活動をするという予定は一切ございません。この私にそういった願いを託してくれるお母さんたちと一緒に選挙がやりたい、これが今の一番の思いです。
あと、野党共闘という面からもご質問が出るんじゃないかなという風に思っております。私も野党共闘、最初から市民連合に関わっておりますし、市民連合発足の場にもおりましたので、そうした文脈で私のことを知ってくださってる方もいらっしゃると思います。その西郷がなぜれいわから? なぜ京都選挙区から?というご質問、あると思うんですね。で、私は野党が大きな固まりをつくることは非常に大事なことだと思っております。しかしながら、異なる方向性、異なる考え方を持つ政党がなるべく近づこうとする中で、共通の合意できる政策というのが、こうふんわりとしたもの、害もなければ毒もないと言ってしまえば失礼なんですけれども、そうした共通の合意で政策をつくるということは果たして有権者にとって魅力的なのかどうか。そういったことを私は疑問を持つようになり、今回、れいわ新選組からもっと大胆な政策というものを打ち出していきたいという風に思うようになりました。
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最後にですね、主な公約、3点を申し上げたいと思います。まず第一は何よりも消費税の廃止です。私が子どもの頃からあった消費税ですが、本当にその本質を今、考えなければならないという風に考えています。政治家の中には、みんなが消費する分、安定して消費税を取ることができるからいいよねと考える人もどうやらいるようですが、特に某政党のトップの方ですね。ですが、この手に乗る一丁のお豆腐に8円の税金がかかってくる。これ本質的に考えると、人々が生きていくことから税金を取るということですよね。私の仲間のシングルマザーでも、本当に10円単位で切り詰めて生活をしているという方がたくさんいます。そうした彼女たちから私は税金を取りたいという風には思いません。むしろもっとあるところから取るべきだ、そうした立場のれいわ新選組で消費税廃止をやりたいというのが1点目です。
2点目は、大胆な子育て政策をやりたいということです。私も3人育てていますので、本当にいろんなところで育児の壁があるのは実感しております。例えば年収がちょっと上がったら所得制限に引っかかって、子どもの手当が減額したり、出なくなったりとか。あるいは子どもの年齢が変わると、いろんなところの調整で子どもがそうした手当から外れるとか。いろんな「なんでこうなってるの?」っていうような、納得いかない感っていうのは非常に持って参りました。ですので、そういう風に小分けに小分けにやっていくのではなく、もっと大胆に子育て政策を打つことができるというのを積極財政の観点からも訴えたいと思っております。また、そうした手当のみならず、具体的にはやっぱり子どもを大切にしてくれる人、例えば保育園の先生であったり学校の先生、こうした方々への手当をさらに増額させ、配置を増やしていくというのは必要不可欠で、もう1日も早くやらなければならない。むしろ私は参議院選挙も待てないという思いですらいます。一体、今、学校現場はどうなっているか、皆さんご存じですか? 私の子どもの場合、ちょっといくつか例をお話ししたいんですけれども。例えば4月、新しい先生が着任しました。新学期が始まります。ところが5月に先生が来なくなりました。で、その後、教頭先生や校長先生やさまざまな先生の手を借りながら、なんとか1年間を終えたという年もありました。また最近ですと、中学校の先生が4月に着任した。そして4月に来られなくなったということも間近で見ております。ですので学校の先生が先生を続けられないという非常に厳しい状態がある。その本質は何なのかということをやはり学校文化を変えていくというところも含めやっていきたいというのが現在の私の思いです。さらに政策の3点目ですけれども、私は公共事業全般を否定する立場には立ちません。むしろ、国ができるからこそといった公共事業たくさんあります。しかしながら、今日、自民党の西田さん、府庁に来られていたそうですけれども、北陸新幹線を小浜ルートで京都の地下を掘って掘って掘って、30年かけて通していくというような無謀な無計画なやり方というのには、もちろん反対せざるを得ません。30年後に乗れるようになるということは、私の子どもたちがもう中年に差しかかっている頃に開通するというものです。こうしたものの負担というのは一体どこに行くのでしょうか。よく政治家は「将来の世代にツケを残すな」といったことをおっしゃいますが、であるならば一刻も早く小浜ルートはストップということを私は京都のたくさんの方と一緒に訴えていきたいと思います。同じく関西広域連合のもとで進められている大阪万博。さらにはそれに続くIRといったものにも私は反対の立場を示したいと思います。先ほど申し上げましたように、私は公共事業全般を否定するものではありません。むしろ博士課程以降、研究して参りましたのはアメリカの公共政策。特に世界大恐慌中のニューディール政策として、どのような美術政策が行われたのかということを研究テーマにして参りました。ですので、国の支出というのは本当に質の高いものでなければならないし、それが本当の意味でこの国で暮らす人々の生活を潤していく。そうした公共事業を皆さんと一緒に考えていきたいと思っております。私からは以上です。ありがとうございました。
大石あきこ:
はい。それでは早速ですけれども、記者の方からご質問をお受けしたいと思いますが、ぜひ何でもいいので聞いてください。いかがでしょう。
記者:
はい。京都新聞と申します。よろしくお願いします。先ほど野党共闘の話もありました。大きな固まりをつくるのは大事という風にご本人、おっしゃったかと思うんですけど。現在、今、選挙区、京都選挙区では共産党の倉林さんが既に立候補を表明されていて、一部の中では、れいわの方が立候補することによって、いわゆる革新票を食い合うのではないか、共倒れになるのではないかといったような懸念の声、それによって自民だったり維新であったりが2議席を独占してしまう可能性があるというところで、そういった懸念の声もありますけれども、西郷さんはどのようにお考えでしょうか。
西郷みなこ:
はい。ありがとうございます。嬉しい質問というか、私も想定しておりましたのでお答えしたいと思います。まず何を基準に、共倒れ論を考えるかというのがあると思うんですね。で、日々、政党の支持率というのもかなり変動が最近見られるようになってきておりますし、また政党の得票数というのも6年前と比べて見るのか、あるいは3年前、去年と比べるのか、といったところで大きく数字は変わってくると思うので、一般的に何か結果論的に、共倒れするということは最初から申し上げることはできない問題であるという風に私は思っております。さらに先ほど申し上げましたように、やはりもうこのデフレ終わらせたい。もうこの意味のわからない政治。さっきも私、タクシーで来たんですけれども、タクシーの運転手のおじさんが、「もう自民党全部がむちゃくちゃや」ってすごい怒ってて。もうその人が出たほうがいいんちゃうかな?って思うくらい、怒りを私、拝聴したんですけれども。そのように、やっぱり交代のチャンスが今、近づいているというときに、野党が「じゃ、倉林さんだけでいいよね」ってことになると、じゃ、西田さんもOKなんですか?っていう議論になってしまうので、そうではなくて、共に国会へという風に、私は打ち出したいなという風に思っております。
大石あきこ:
追加質問ありそうですか? 今のでよろしいですか? はい。私も衆議院議員をやっておりまして、私もと言いますか、大阪5区というところで小選挙区で出てますけど。やっぱり新人がどこかに飛び込むときっていうのは野党の方は現職だったり、またはずっと現職でなくてもその人が戦ってたりっていうところに何らか参入することになりますので。どこかから出るのだっていうことにはどうしてもなりますね。で、私が出るってなったときも、やっぱりそれは野党共闘的にどうなんだ、共倒れではないかとか、この人が先に立てたのに、みたいな話はよくいただくんですけど。でも西郷さんがどう思ってるかはわかんないんですよ。だけどやっぱり私は自分が立ったときに、私でないとダメなんだっていう風に思ったので。そうじゃなきゃそんな今の仕事辞めて立つとかはありませんので。やっぱり自分が、こういう政策を実現したいという強い思いがあって、これは何者でもない自分がやるんだっていう風に思ったときに、そりゃどこかに参入することになりますので、何ていうかそういうときに、共倒れになるんじゃないかではなくて、その個々の人の資質だったりとか、やる気、勢い、そういう可能性みたいなところを見てほしいなと思います。他いかがでしょう。
記者:
すいません。朝日新聞です。神奈川県ご出身で、差し障りなかったら、どこの自治体、何々市出身みたいなのを聞きたいのと、あと主な肩書きは「日本学術振興会特別研究員」で良いのかっていうところをまず教えてください。
西郷みなこ:
はい。ありがとうございます。この出身という概念、なかなか難しいんですけれども。私、生まれは鳥取県なんですね。母の里帰り出産で産まれましたので、鳥取出身なんですけど。そんな1ヶ月しかいなかったところを出身と書くのは不思議な気がします。しかし、そのあと育ったのは東京で5歳まで育ち、5歳以降は神奈川県の鎌倉市で育ちました。ですので一番長く子ども時代を過ごした場所といえば鎌倉市になります。あと、仕事についてですが、日本学術振興会の特別研究員のポスドクのお仕事をいただいているというのは、その通りです。
記者:
あと、すいません。これまでの活動を、いろいろ市民的な社会的な活動をされてきたと思うんですけど。この原発デモ主催とか、あ、脱原発デモ主催とか、このママの会は市民団体みたいなものを仲間と一緒にやってきたっていうようなイメージですか?
西郷みなこ:
そうですね。私の基本的なスタンスとして、何か大きい運動に参加するというよりも、自分が主体になって、自分が、例えばこの原発デモでしたら、原発いらないコドモデモというのを2012年からやりましたけれども、自分が中京署に行ってデモ申請して、またその許可書を取りに行って私のママ友集めて、というように、やっぱり自分のサイズ感ってあると思うんですよね。大きいデモに参加したい人ももちろんいれば、私は子どもが3人おりましたので、もうコンパクトにできるデモをやろうと思って、自分の歩ける距離というので逆算して、デモ申請をしたりしていました。また2015年の「安保関連法に反対するママの会」もですけれども、やっぱり運動が立ち上がるのを待つというよりも、まず私が運動の先頭に立とうと、先頭に立つと言うとちょっとかっこいいですけれども、まず自分が1となって立つということを大事にしてきました。はい。
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記者:
ありがとうございました。
大石あきこ:
西郷さん、直近で私がすごく印象覚えているのは、一昨年前10月7日にガザの、イスラエルの空爆とか侵攻が始まりまして、歴史的に見ても、このイスラエルの侵攻っていうのは非常に重いことで、空爆が大きく始まったときに世の中の人は本当に、なんて言うか、絶望的な思いもしたと思いますし、私もそのような思いをしました。西郷さんはそのときにいち早くたった1人で街頭に立って、「戦争はダメだ、どの子も殺しちゃいけないんだ」っていうことをご自分の地元の街頭に立たれていたんですね。その姿を見て、私はそのとき既に国会議員ですけれども。なんて言うか、やっぱりその1人の人の姿っていうのに私はすごく突き動かされたんですよ、西郷みなこさんの姿に。なので、やっぱり諦めちゃダメだ、1人でも行動しなきゃいけないんだっていうことで、私もいろんなことをやって抱えていてちょっと多忙ではありましたが、ここでやらなきゃいけないっていうことで、私の場合は自分の地元の新大阪の駅前で街頭に立ったわけですけれども。そういう何て言うんでしょう、やっぱり人の命に対して絶対譲らないんだっていうことをたった1人でもどんな場面でもやり続けているっていうその姿に私は感銘を受けましたし、私が街頭に立ったら私の姿を見て行動してくれるっていう人も現れましたし。やっぱり人の熱でこの社会っていうのは大きく変わっていくものだと思いますので、そういったことをもうずっと続けてきた人っていうことは皆さんにぜひ知ってほしいなと思います。また西郷さんは教育研究者ということで、そういった教育に関してもお詳しい、詳しい人な上に、お子さんを3人を育ててて、それぞれの子と向き合っていて、そこも非常に興味深いといいますか。よく政治家って「子どもへの投資は未来への投資だ」みたいな言い方をするんですね。れいわもやらないわけではないですけども。でも西郷さんは、子どもは投資物件ではなくて、その子の今を生きる、その子のために国がお金使うんだっていう、非常に目標というか目的はシンプルで、そういうところも非常に哲学っていうんですかね、何のために子どもにお金を使うの?っていうのも非常にシンプルで共感できるものだし。これは子育てをしている多くの方にも共感ができるもので。その政治目標の達成にはやっぱりお金がかかります。でもお金は国はあるじゃないかって。じゃあ、国がお金があるんだから、そのお金、またはそのお金が引っ張ってくる労働力っていうのをどうこの社会のため、子どもたちが今を生きるために使っていくっていうことを、たぶんこれからも打ち出していただけると思いますので、それは本当にれいわにとっても大きな力になると考えています。
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記者:
産経新聞と申します。すいません、事務的なことで共同代表にお尋ねしたいと思います。。公認候補者ということですけども、これ、いつ付けなるんでしょうか。
大石あきこ:
えっと。いつ付け? ちょっと待ってください。2月6日付けです。
記者:
じゃあ、もう既に公認候補の立場でいらっしゃるということですね。
大石あきこ:
はい。もう公認、はい。正式にしております。
記者:
れいわさんから京都選挙区で出るのは、これまた初めてになるんでしょうか。
大石あきこ:
初めてです。
記者:
わかりました。ありがとうございます。
大石あきこ:
いい加減ですいませんでした。
記者:
時事通信と申します。ちょっと基本的なことからすいません。先ほど代表的な肩書き、日本学術振興会特別研究員といただいたんですけど、先ほど大石さんもおっしゃった教育研究者っていう風に簡単にお伝えしても大丈夫でしょうか。
西郷みなこ:
はい。全く問題ありません。
記者:
あと最終学歴のほうなんですけども、こちらは、あれですかね、この2020年3月のこの京都大学大学院教育学研究科の、この博士課程修了というのが最終学歴という理解でよろしいのでしょうか?
西郷みなこ:
はい。博士課程修了でさらに博士号も取得しているということです。
記者:
あ、わかりました。はい。ありがとうございます。あと今回、選挙に出られるのは初めてということで新人ということで?
西郷みなこ:
はい。初めてなんです。新人です。
記者:
はい。わかりました。あと先ほどちょっとよく私の理解が追いついていなかったので恐縮なんですが。2人の選挙区で2人当選するっていうようなことをおっしゃってたんですが、それがどういう意味なのかっていうのがちょっと。野党が2名で、野党が2人っていうようなことをおっしゃってたんですがこのちょっと意味がちょっとよくわからなかったのでもうちょっと教えてもらってもよろしいでしょうか?
西郷みなこ:
はい。ありがとうございます。京都選挙区2名が当選します。現職は自民党の西田さんと共産党の倉林さんがおられます。で、政権交代をしていこうという立場であれば、自民党の議席は私たちで奪っていくということが当然になるかと思います。で、現時点で維新の方は立候補していますけど維新を野党とみなすのか私は保留したいと思うので、そうなると出るという表明をしているのは倉林さんお一人ということになります。ですのでそれを考えますと、倉林さんしか野党がいないという状況ではやっぱりもう1議席を自民党が埋めることになり、それでは政権交代に近づかないよねというのが私の考えです。はい。あと立憲さんも出されるという風に聞いていますのでもう少し様相は変わってくるかなと思います。
記者:
そのあたりもあるので、どう考えたら維新さんとか立憲さんとか、どういう風に考えたらいいのかなっていうのがちょっとよくわからなかったので、はい。
西郷みなこ:
どういう風に考えたらよいかというのは、記者さんが考えられることかなと思うんですけれども。はい。
記者:
わかりました。まぁ今、現時点では倉林さん1人だからっていうことで。はい。分かりました。あと維新さんが保留っていうのがちょっとよくわからなかったんですけど、何かそれは何か意味があるんでしょうか?
西郷みなこ:
維新さんって野党なんですか? 政策的に。そういった観点から私は野党とは違うという風に理解しております。はい。
記者:
はい。わかりました。
大石あきこ:
世の中一般的には野党共闘という言葉を言われたときに、大体よく立憲野党みたいな感じで、何でしょう、憲法に対する態度とか、で、大体、維新は外した形で大体ら立憲、共産、社民党、れいわみたいな人々のことをくくりでおっしゃってるんですけど。おっしゃるようにちょっと意味がわからない。それぞれ政策が違うってこともありますので。そこが常に何か固まりになっているっていう見方も必ずしもそうも違うかもしれませんし。その意味ではそういうお考えもありかとは思うんですけど。一般的に言われてる先ほど言われたような野党共闘というのは大体そういう枠の中でって言えば今、倉林さんのみがエントリーされているんですかねっていう、そういうようなことだったと思います。いかがでしょう?
記者:
共同通信と申します。本日はありがとうございます。はじめのお話で、3人のお子さんを育てられていて、十分な施策がないからしんどいと気づいたということをお話されたと思うんですけども。具体的にエピソードとしてこういうことが自分としてやっていきたいみたいのがあれば、それを絡めてお願いします。
西郷みなこ:
はい。ありがとうございます。これを話し出すともう明日の朝までのコースとなりますが、具体的に申し上げますと私、3人子どもがいて、で、シングルマザーなんですね。で、家族も日本に住んでいなかった、家族というか私の親も海外に住んでいたりとかして、いわゆるこう、じいじばあばに預けるというような関係がない。そうした血縁での子育てができない場合、私、先ほど申し上げましたように、アメリカの美術とか教育というのをテーマに研究しておりましたので、どうしても出張に行く必要があるんですね。でも3人の子どもを置いていけないといったときに、じゃあ菓子パンいっぱい買って置いとけばいいのかって言ったら、そうではないですよね? で、ちょうど小学校高学年から高校生ということで置いていってもいい年齢かもしれないけど、でも置いてったら確実にネグレクトじゃないですか。で、じゃあどうしたらいいのかなと思って、京都の児童相談所に電話したことがあるんですね。で、そうしたら「お母さんのお仕事では預かれない」という風に言われまして。親の経済活動では預かれないという風に言われたんですけれども。でも私の子どもを預かってくれるところはないので、どうしたらいいんだろう。そういう施設のいろんな役割とか縦割り的な部分もあるとは思うんですけれども。もうちょっと社会全体で親をケアする、子どもをケアするという発想が広まってもいいんじゃないのかなっていう風に思っております。
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そうですね。あと、もう一点。今、大石さんから。そうですね。あと私の子どもの1人が小児がんのうちの白血病を2022年に発症しまして。本当にその始まりっていうのは、ちょっともどしてしまったりとか、食欲がなかったりとかっていうことで、もう冬にそういうことになったので、あ、これ風邪だろうなって思ってしばらく様子見てたんですね。で、だんだん歩けなくなってきて、これはおかしいぞと思って病院連れて行ったんですよ。近所の一番近くの病院。で、そしたら先生が体重減少が起こってるのはおかしいから、すぐ大きい病院行ってくださいって言って、大きい病院に行って血液検査して、またさらに京都府立医大に救急車で運ばれて白血病ということがわかったんですね。で、もう莫大な医療費がかかるんです、本当は。もう京都市から送られてくる緑色のはがき開くと、あなたは今月、何万医療費使いましたって書いてあるんですけれども。それ見るとひと月100万とかそんなレベルではなくて、200万とか、280万かかっています、なんていうのがあって。もう私には到底支払うことができない。しかし小児慢性という仕組みがあって、小児がんの子どもたちは国の補償によってカバーされてるんですね。ですので私は息子の白血病に関しては1円も払わずに済んだと。で、そのときに、もうそれが病院でわかったときに、国ってすごいなっていうのを感じたんですね。今までいろんなことを批判してきたけれども、国って人1人の命を救えるんだなってことにもう率直に感動して。であれば、他の制度で他の命も救うことができるっていう風に思ったのも今回、政治の世界に入ろうということを決めた大きなきっかけとなりました。
記者:
すいません。もう一点お願いします。大胆な子育て政策、子育て支援について何か具体的な今、ビジョンがあれば教えてください。
西郷みなこ:
ありがとうございます。子育てというのは実は妊娠前から始まっていますよね。どういう風に妊娠してどんな妊娠期間を経て、どのようなお産を経てというようなことから子育て政策は始まっていて。例えば東京都であれば無痛分娩をやるんだということを小池百合子さんなんかが打ち出しています。私もそういった子育てのすべてのステージにおいて、どのような支援が必要かというのを今、書き出してる最中で。でもそれはあくまでも私という当事者がくぐってきた中での必要だと思う事柄なんで。これはもっともっとたくさんの方と練っていく、いろんな当事者が子育ての中でもいるわけですので、そうしたことが必要だと思っています。ですので、ちょっと現在は漠然とした書き方になってしまっていますが、そうした子育てのあらゆるステージにきめ細やかに対応していく、そうしたものをイメージしております。
大石あきこ:
西郷さんの先ほどの次男の方の闘病っていうんですかね、のプロセスなんかも、クローズドな形で、ちょっと書かれていたりしたこともあって、私もそれ拝見してたんですけど。本当になんていうか、自然体にその子に向き合って、なんでしょうね、本当真っすぐな、子どもとの関わりみたいなところを西郷さんがされてるのを見て非常に共感を持ったし。そういった闘病、子どもと一緒に闘病されている親御さんにも非常に励ましになると思いますので、これからも発信していただきたいし。この国ではそういった難病だったり、闘病されている、医療費がかかるっていう家族と一緒に生きておられる家族の方に対してそういう高額な医療に対して、もっと自己負担を増やすんだっていう流れがあって。そういったものは絶対に止めなければいけないし、この国の皆保険制度であったり、命を守るっていう既存の制度を絶対に私たち、守らなきゃいけないし。ましてや社会保険料を4兆円削減してとか、それをお年寄りと若者を分断して成し遂げて、社会保険料を下げるんだみたいな方向での社会保険料を下げる議論っていうところとは一線を画する。そのために必要な積極財政でありますし、その当事者でもあった西郷さんが発信していくことは非常に大きいことだと思っています。いかがでしょうか。
記者:
すいません。選挙へ出馬のきっかけがママ友だったりとかの呼び掛け、出てほしいという声があったと聞いたんですが。逆にれいわの支持者だったりとか、あとはこれまで府知事選とか市長選でもボランティアとして関わられて共産党の方の知り合いも多くいらっしゃると思うんですけども、そういったママ友以外の方々からの声掛けで、例えば反対だったりとか出馬するって言ったときの反応とかですね、ネガティブな声とかなかったのか、そのあたりを聞かせてください。
西郷みなこ:
厳密に申し上げますと、私が選挙に出るということが発表されたのが今、この瞬間ですので。まだ皆さん、公の情報として知らないというか。ですので、特に大きな反論とかもいただいてはおりません。はい。でもちょっと蛇足ですけど私、子どもが、高校生の子どもがやっぱりお母さんが選挙に出るなんて嫌じゃないですか。顔がベタベタ貼られてね、思春期なのに。で、おまえの母ちゃん、出るんやろうみたいな話になっていく。で、息子に。いや、もう誰に反対されてるかっていったら一番は息子です。はい。他の主義主張を持った方に公に反対されるというよりも、子どもたちを説得するのが今、一番難しいというのがあります。でもこう言われました。正直、迷惑やと。でも出るんなら勝ってや。このように息子からは言われております。
![](https://reiwa-shinsengumi.com/wp-content/uploads/2025/02/LINE_ALBUM_250210候補者発表記者会見@京都府庁_250210_27-1024x683.jpg)
記者:
正式には今日なんですけど、出馬にあたってこれまで相談だったりとか準備とかされてきたと思うんですけども、そういったところで息子さんの話ありましたけれども。これまでの準備、今回、出馬する準備にあたってですね、そういった息子さん以外の反対の声などなかったでしょうか?
西郷みなこ:
そうですね。私のあくまでも印象になってしまうんですけれども、年齢が上の方ほどそんなことできるはずがないとか、京都の地盤を考えてみろとかってそういうご意見は強かったです。あと京都は特殊だとか。でも私世代、私ちょっと上くらいの世代のお母さんたちになってくると、「え、全然いいんじゃない」っていう反応しかなくって。むしろあまりびっくりしていただけないというか。「あ、ついに」みたいな感じが多かったので。何かその、おそらくですけれども、蜷川府政というのが非常に長く続いていましたよね。で、そうした何かこう過去のビジョンみたいなのを持ってらっしゃる方ほど、やっぱりそうしたイメージが強くお持ちで。若い世代、そういうのを見たことがない世代というのは、どんどん出ればいいんじゃないというような反応だというのが今の手応えです。
大石あきこ:
まぁね、ちなみに私はね、6年前に選挙出るって決めて、そのとき無所属で出て落選したんですけど。そのときは選挙出たらええやんって思ってんのは私と旦那だけっていう状況がスタートでしたので。西郷さんはれいわに応募をされる前に1日限りになっちゃいましたけどね、ホームページでオープンにされて。で、応援団を募るっていうことをされて一瞬にして応援団集めちゃうような感じでしたので。ずいぶんスタートとしては私よりもコンディションが良くて羨ましいなっていう風に思いました。はい。いかがでしょう。
記者:
毎日新聞と申します。今日はありがとうございます。京都市長選で安持(なるみ)さんなんかと一生懸命応援されていたお姿が印象深いんですけれども。先ほど冒頭でお話がしてくださいましたように、れいわの積極財政というので、政治に希望持ったということなんですが、れいわの施策との出会いというか、いつからこう接点を持っておられたのかというのを教えてください。
西郷みなこ:
はい。ありがとうございます。実はれいわの積極財政というのが京都が発祥の地と言っていいのかな? 京都の経済学者の先生たちが何名か集まって山本太郎さんに経済学を教えようという会が、あれいつだったんですね? 2020年くらいですか? いや、もっと昔か?
大石あきこ:
どうだろう? 私は山本太郎さんに出会った時には山本さんはもう習得済みでしたので、ちょっと何年っていうのはわからないんですけど。
西郷みなこ:
10年くらい前かな?
大石あきこ:
私が門を叩いたのが2019か、2019、18くらいかな? 京都で松尾匡先生のことですね?
西郷みなこ:
そ、そうです。
大石あきこ:
2018 かな?
西郷みなこ:
はい。で、「ひとびとの経済政策研究会」っていうので山本太郎さんになんとか経済学を教えようということで、今、こんなことを裏話しちゃうと失礼なのかもしれないですけど。太郎さんがまず経済学を少しでも習得できるようにパワーポイントを先生たちがつくって読み合わせをするなんていう会が勉強会がオープンにありまして。まだれいわができていなかった頃ですかね?
大石あきこ:
いやあ、全然できていませんし、何度も言っているように私は山本太郎さんにお会いした時はもう山本太郎さんは。
西郷みなこ:
もう習得済み。
大石あきこ:
お詳しい方でしたので、ちょっとその辺のことはわからないんですけども。
西郷みなこ:
はい。そうした学習会が京都でありまして、私もそれに参加していたので。一緒に勉強してきたって言ったら失礼ですけれども。どっかの段階でバーンとわかったというよりも、一緒に「ほんまかいな」というような感じで学習をしていったというのが正直なところです。
記者:
つまり松尾先生の学習会にれいわができる前から参加していって、れいわで出られる人たちとお知り合いになっていったっていう流れですね。
西郷みなこ:
そうですね。はい。ざっくり言えばそうです。松尾先生だけでなく朴(勝俊)先生とか、はい。他の方もいらっしゃいます。
記者:
参加されてたのはいつ頃の話なんでしょうか?
大石あきこ:
あれですよね。たぶん2019年、2020。
西郷みなこ:
れいわができる前ですね。
大石あきこ:
2019年の、前の前の参議院選挙の前後くらいにそういう政策運動の形で国にお金がないは事実ではないと。もっとお金があるんだから、それは上限はあるんですけれども。例えばそれは完全雇用ですね。完全雇用になるまではお金を発行しても単なるお金の価値が下がらない、インフレにはならないっていう論で完全雇用を満たすまでそれをやっていけるっていう形で、だからもっとやっていったらいいんだ。財政規律、国はお金ありません、介護サービスできません、とかではなくて、できるんですよ、みたいな政策運動をやっていたんです。それで私は西郷さんもその政策運動には一緒に入ってましたんで。それは2019とか20年くらいだったと思いますし、今も別になくなったわけではなくてそういった「ひとびとの経済学」だったりいろんな積極財政のグループっていうのがあるんですよね。そこに関わっていたっていうことだと思います。
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記者:
すいません。教育のご専門の研究分野と学習会に参加されるっていうのはどういう関係にあるのか、ちょっとご説明いただけると嬉しいんですが。
西郷みなこ:
そうですね。山本太郎さんのことは脱原発の時から尊敬はしていたというか。やっぱり1人の俳優がその仕事を投げ打ってまで脱原発の道に入っていくという姿はすごいなと思って見ていて。で、太郎さんが今度は他のこともやり始めているようだぞということで。別に、教育から積極財政のほうに入ったというよりも、山本太郎さん個人のムーブにちょっとついていったという面があります。
記者:
もう1問、すいません。研究者としてのご専門はもう一度教えていただけますか? ニューディール政策をしていたときの美術? アート?
西郷みなこ:
はい。今、ちょっと本持ってくるの忘れてしまったんですけれども。博士論文が1冊、京都大学出版会から本になっていて。その内容というのは、世界大恐慌の時にたくさんの人が職を失いますよね。それは工場で働いてる人じゃなくって、カメラさんだったりいろんな美術の人だったり、いろんな方がもうもう売れなくなっていく、生活ができなくなっていくという中で、彼ら彼女らは組合をつくって、で、大統領に直訴するっていうことをして、自分たちを公共事業で雇ってくれということをね、自分たちで言いに行ったというプロセスがあるんですね。で、その結果、ニューディール政策の中にダムをつくったり道路をつくったりっていうインフラ整備だけではなくって、アーティストを数千人単位で雇用するっていうプロジェクト、連邦美術計画というものが組み込まれていきました。で、その中でどのような絵が描かれたのかとか、そうですね、生活空間に美術作品がある意味、これ一種の教育学ですので、そうしたものを私は研究して参りました。ですので一言で言うと何かって言うと(笑)長くなってしまうんですけれども、大きくは教育研究者。で、中はアメリカ美術、アメリカにおける公共建築とか、そういった内容になってきます。はい。
大石あきこ:
はい。西郷さん、細かいことも非常にお詳しくて。私も西郷さんに何でいまだに鉛筆と消しゴムを学校で使ってるんですか?とか聞いたりとか。したら、こうなんですよとかね。家中消しカスだらけなんですけどみたいなこととか。そういう些末って言うんですかね、庶民的なところから文化的なところってとこまで範疇にされているので。で、明日でしたっけ? 2月11日に山本太郎代表のおしゃべり会が京都でありますので、西郷さんもそこに行って何らかスライドでそういったことを語ってもらおうかなと思っていますので。
西郷みなこ:
もうちょっとね、教育寄りの内容を。はい。
大石あきこ
はい。
西郷みなこ:
お話できたらいいかなと。
大石あきこ:
ぜひ記者の方も見に来て質問していただけたらなと思います。
記者:
京都新聞といいます。よろしくお願いします。冒頭、野党共闘のくだりで西郷さんが政党の支持率が日々変わるというような、わからないというようなお話をされていましたけれども。実質、共産党がですね、かなり支持者の高齢化で勢力を失ってる中でですね、やはり共産党に対してですね、利することにならないんじゃないかという声も出ると思うんですけども。西郷さんは市長選や知事選で同じ共産推薦候補を支援されたということで、共産党支持者からですね、そういう声が出るんじゃないかっていうことに関してはどう思われますか?
西郷みなこ:
そうですね。
大石あきこ:
そこに西郷さんは答えていかなければいけないんでしょうか?
西郷みなこ:
(笑)
大石あきこ:
そういう声があったんですか?
記者:
そういう声がある、私はそういう風に聞いております。で、実際そういう風に考えると、やっぱり割れるんじゃないかという声はやっぱり出ると思うんですけど。
西郷みなこ:
私ね、直接には聞いてないんですよ。やっぱり、なんて言うんですか? 今まで一緒に闘ってきた仲間ですので、なんて言うんですか、お互いに恩義があるというか。だから京都の共産党の方から直接やめてくれとか降りてくれというようなことを言われたことは、この間一切ありません。それ本当に不思議なくらい、なんて言うんでしょうね、私の意思を尊重してくださっているなっていうのを感じています。
大石あきこ:
はい。どういう。共産党がすでに出ていて、その後から他党が入ったときにこういうことになるのか? あるいは現職だからなのか? ちょっと、よくあるんです。なんで共産党出てるところに出るんだ?みたいな。でもそれどっかで出るわけだし。かつ西郷さんっていうのは本当に京都で地に足の着いた活動をされていて、そして今、まさにこのタイミングで、もう参議院選挙も待てないくらいこの教育の問題、子どもの問題っていうのがもう待ったなしで、これ学校の先生とかも有識者の方も2025年がデッドラインだっておっしゃってて。もう2025年突入しちゃってるんで、トゥーレイト(too late)とも言えるわけで。西郷さんが満を持してと言いますか、遅過ぎるくらいのこういう今回、立候補やろうということですので。必ずどこかから出るわけですよ。で、一番出たいところ、ふさわしいところっていうのがれいわであり京都の選挙区であったというだけなんですよね。で、一本化っていうのは為されたほうがいいと思いますね。思います、一般的には。一本化っていうか政策が近いんであれば。うん。なのでそれは双方のことだろうと思いますので、なぜ共倒れになりにいくのか?ではなく、双方対等なことですよね。で、決めていくという方法もあると思いますし。まずエントリーするのは自由なので、ちょっとこう私自身が最初出たときにも結構責められたりもしたんですよね。それはマスコミの方もそうだし支持者もそう。仕方ないんですけども、選挙のもう宿命みたいなものなのでそれを受け止めないといけないんですけれども。温かく見守っていただくといいますか、これはもうお互い様のことですので。なんて言うか、ぜひあちら側にも(笑)「共倒れにならないのか」と両方に、もう維新にも言っていただいて全員に言っていただいて、はい。何らかの、はい。有権者にとって有意義な選挙を迎えられたらいいなと思います。
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記者:
西郷さん、倉林さん含めてですね、共産党の国政の公認候補を例えば支援したことって今まであるんでしょうか。
西郷みなこ:
私、前回は倉林さんの応援してます。
記者:
それは何か役をついて応援されてるという。
西郷みなこ:
もう全く一市民として応援スピーチみたいなのをしたり車から手を振ったりっていうようなことだったと記憶してます。
記者:
先ほどのお話だと、一緒に出ることで野党を2人通したい、2人とも頑張って切磋琢磨して通ろう、そういうことでよろしいですか?
西郷みなこ:
はい。そうです。
記者:
ありがとうございました。
大石あきこ:
そういうことでよろしいかどうかっていうのも誘導的ですよね。ねぇ。西郷さんはもうこのタイミングでも遅過ぎるんだと。そして積極財政で子どもたちの状況やこの国のすべての人々の状況をなんとかしたいんだ、遅過ぎる自分の立候補予定であるっていうことを表明していて私は全くその通りだなと思いますので。皆さんもじゃあどうやって、共倒れがダメだという文脈であればどうやってこの社会を野党が変えていくのかってとこでは一緒に考えていただきたいなと思いますね。はい。
記者:
度々すいません。時事通信と申します。今回、初めてこの京都選挙区で立てられるっていうのは何か理由があるんでしょうか。例えば衆議院選挙で支持が拡がったとかそういう背景があるっていうようなことなんでしょうか。
西郷みなこ:
今回、私が公認を申し込んだのは本当に私が100%個人で考えて100%私の意志で応募フォームを押しましたので、たぶんれいわさんのほうがびっくりされてるっていう感じじゃないですかね。「来たー」みたいな。
大石あきこ:
私自体は前から西郷さんのファンだったし、れいわで出ねぇかなーっていうのはいつも思ってましたんで。はい。でも西郷さん自体は。
西郷みなこ:
あの、具体的な声掛けがあったとかでは全然なくって、私がもう「やるぞ」という風に去年末くらいに決めて覚悟を決めて応募フォームを押したという形です。
記者:
じゃあ西郷さんが公募っていうか何かされたっていうことですか? そしたら。昨年末に。
西郷みなこ:
公募のボタンを押したのはもうちょっと1月何日だったのかと思いますけど。はい。
大石あきこ:
西郷さんがXで投稿した経過から言いますと、もう西郷さんは決めたんだと。もう応援団募って応援団が、そういう可視化するんだと。選挙っていうのは、何かそのお金がある人、組織がある人が隠然と公認されて議員になっていくっていうのではダメだと。可視化するんやと。自分の足元の応援団つくって、それが自分の一定のその目標100人と決めておられました。京都府でね。で、京都で100人達成したられいわに公募しますってなホームページを立ち上げられたんですよ。ほんでそれをXでオープンにしたんですけれども。で、私、それを「いいぞ」って引用リポストしたんですけど。党のほうから、私も党なんですけど、党のほうからそれは公選法上問題がある可能性があるからちょっとやめておけみたいな警告が来たって投稿もされてて。党が警告したようなものを私は引用リポストしてしまったのですが。その辺がいい加減なもんなんです。なので、いろいろ法律上引っ込められましたけれど、西郷さんの思いとしてはそうやって自分の足元で京都の人々と選挙をつくるんだっていう意志があったわけなんですよね。それが今の法律では阻まれてしまうために1日でちょっと消えてしまったホームページなんですけれど。その後、法律上問題のない改正をされまして応援団をもう一度。政治の? 何の? 西郷さんの応援を募りまして一夜にして100名を達成して京都府内で。で、公募ボタンを押されたっていうのをXで公表されてると思うんですけどね。なのでそういう方。で、やっぱりそういう何ていうか、思い切り過ぎた方(笑)。はい。それ募って集まらなかったらどうするんだとか私なら思いますね。でも、もう西郷さんってたぶん思いついたら止められない方だと思うんですね。それは山本太郎代表とよく似てるなっていう風にも思うんですよ。だからなんか私の背中を押した何人かのうちの1人は、それは山本太郎代表だし、西郷さんだったりもするし。そういう猪突猛進な方。決めたんでしょうね、去年。なんか、やるって。で、もう可視化するって言って爆走されている。で、応援団も集められたし。非常にそういう、れいわの政策理解もあったり、マッチングするっていうことで出ていただくっていうことになって。もちろん京都の西郷さんですから、京都の西郷さんの政治的力を最大化するのは当然、京都選挙区であろうと。そういうところですね。
![](https://reiwa-shinsengumi.com/wp-content/uploads/2025/02/LINE_ALBUM_250210候補者発表記者会見@京都府庁_250210_25-1024x683.jpg)
記者:
皆さんが声掛けたっていうよりも西郷さんのほうから、こうアクションがあって最終的に落ち着いたっていう、そういう感じで理解してよろしいんでしょうか。
大石あきこ:
おそらく最初の自己紹介で言われてましたけれども、さまざまな社会運動、そして選挙も一生懸命やっておられたんですよね。で、その中で自分のママ友の方から西郷さんなら投票するのにっていう声も受けてという風に西郷さん、言っていましたよね。だから自分の心の中では溜めていたものもあるでしょうし。でも次男さんと一緒に闘病というか、生きていくっていうことも本当に人生賭けて数年間ですかね、行なわれていましたので、到底そのときに政治活動と両立は難しいでしょうし。一定、自分は今、このタイミングだっていうときが西郷さんの中で来たし。そして今のこの時代にも間に合われたんだろうなっていうのが私の考えです。
記者:
ありがとうございました。
記者:
すいません。NHKと申します。京都での選挙活動の戦略であるとか戦法と、京都の課題としてアプローチしたいことを教えていただきたいです。
西郷みなこ:
はい。ありがとうございます。京都選挙区って、ものすごい広いんですよね。舞鶴のほうからずっと来て、南のほうだったら南山城。で、やっぱりそういうところにまだ繋がりがなかったりするので、やっぱりSNSを積極的に使って、私、西郷応援団って呼んじゃってるんですけれども、西郷のことを応援していい、応援してあげるよっていう方をやっぱり各、どんなに小さい自治体でも1名ずつは欲しいという風に考えています。なぜなら選挙の公示のポスターですね。あれは私たちが自力で貼らなければならないので、すべての自治体にそれをしてくれる方が必要になります。ですのでSNSを活用しながら、活用していわゆるドブ板といいますか、地に足の着いた活動をしていくというのが私の目指すところです。
![](https://reiwa-shinsengumi.com/wp-content/uploads/2025/02/LINE_ALBUM_250210候補者発表記者会見@京都府庁_250210_26-1024x683.jpg)
記者:
ありがとうございます。
大石あきこ:
もう2時から3時までという時間になりましたね。では質問はこれで一旦終わりにしたいと思います。そうですね。明日、先ほど申し上げましたが、明日2月11日山本太郎代表のおしゃべり会が京都で開かれますので、その前段にデモもありますので、皆さんにはぜひお越しいただいておしゃべり会などでも記者の方も引き続き、記者の方は質問があれば優先的に当てるというルールもありますので、ぜひ来ていただいてご質問引き続きいただいたらなと思います。京都のメディアの方にもぜひ西郷みなこさんの本日の公認発表、公認候補予定であることの発表に関して報道していただけたらなと思います。西郷さん、何か最後にはありますか? 特に?
西郷みなこ:
もうこのように今日、私がこの場に立てたというのは、本当に多くのたくさんの方の応援があってこそだということを最後にお伝えしたいと思います。本当に皆さま、今日はどうもありがとうございました。
大石あきこ:
ありがとうございました。それでは記者会見を終了します。どうもありがとうございました。
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※この文字起こしは文字起こしチームのボランティアのご協力のもと公開しました。