【代表談話】沖縄慰霊の日にあたって(れいわ新選組代表 山本太郎 2022年6月23日)

1945年6月23日は、一般住民を含めて24万人を超える多数の犠牲者を出した沖縄戦における組織的戦闘が終結した日です。本日、77年目を迎えました。本日の慰霊の日を迎え、沖縄戦で亡くなられた方々とその遺族の皆様に対し哀悼の意を表します。

国土面積の約0.6%にすぎない沖縄県に、全国の米軍専用施設面積の約70%が集中しています。2019年の県民投票では、普天間飛行場の移設先とされた、名護市辺野古沿岸部の埋め立てに対して県民は明確に反対の意思を示しましたが、政府はその民意を全く尊重することなく、沖縄の民意を踏みにじっています。

米中の対立が深刻化する中、仮に台湾有事が発生した場合、最前線となるのは沖縄・鹿児島に連なる南西諸島です。自衛隊が安全保障関連法に基づき米軍を支援すれば、沖縄県内の在日米軍事基地や自衛隊基地が真っ先に標的になり、「沖縄が戦場になるのでは」と懸念する声が上がっています。

「外交の失敗」がまさに「戦争」です。再び日本の領土を戦場にしないためにも、日本が国として行うべきは、勇ましい言葉によってこの地域の軍事的緊張を高めることではなく、地域の国々の相互の信頼関係を構築することです。かつて沖縄で起きた惨禍を再び繰り返さないためにも、徹底した平和外交を貫徹することをお誓い申し上げます。

れいわ新選組 代表 山本太郎

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