水道橋博士の休職について

れいわ新選組の参議院議員
水道橋博士が休職することになりました。
驚かれた方も多いと思いますが、
経緯を説明します。

10月21日、博士より私に、
深刻なうつ状態である、
という旨の連絡を受けました。

博士は過去にも
うつ病による休養の経験があり、
そのことを隠さず公表しております。

振り返れば、
博士は今年5月に出馬を決め、
そのまま怒涛の選挙戦に突入、
7月に無事当選を果たし、最近に至るまで、
まったく休みなく激務をこなしてきました。
これは博士のブログを見れば明らかです。

加えて、60歳からの転職、
初めての国会論戦に向けて、という部分にも、大きなプレッシャーもあったでしょう。

博士の心身には大きな負担が
かかっていたのだと思います。

まず、
このことに気づけなかったことに対して、
私自身、申し訳なく思っています。

しかし、本当にありがたいことに、
心身の限界を感じた博士は、
私に正直に話してくれました。

そこでまず、
10月24日からの予定を白紙にし、
体調不良という届けを出して
国会を休んでもらうことにしました。

そして先週、博士に対して
医師からのドクターストップが出ました。
年内の仕事は難しいという診断です。

その時、博士は辞職したいと、
医師に伝えたそうですが、
今の状況で判断するのは良くない、
との助言を受け、
休職する運びになりました。。

これから先のことについては、
病状次第です。
確定的なことは
言える状態ではありません。

国会議員が
うつ病で休職するということに対して、
ご批判の声があるかもしれませんが、
私はこれも非常に
意義のある決断だと思っています。

なぜなら、この国には、
過労や仕事を原因とした
精神疾患によって命を奪われてしまう人、
自ら命を絶ってしまう人が
多く存在するからです。

そんなこの国で、
この国に住む人々の代表である
国会議員が
率先して正直に病気について開示し、
休むという選択をすることは、
今、苦しい思いをしている人々が
立ち止まるひとつのきっかけに
なるかもしれません。

命より大切な仕事なんてありません。

心と身体を壊してまで
成し遂げるべきことなんて
この世に存在しません。

博士も私も、そしてみなさんも人間です。

今、これを見て
「休むなんてありえない」と
言っている人も、数年後には自身が
うつに苦しんでいるかもしれません。

人間は、脆いです。

そして人間だからこそ、
こうして休むことが必要なんです。

経緯については以上ですが、
この件に関して、
心ない報道やSNSでの誹謗中傷が
発生することは容易に想像がつきます。

ドクターストップがかかっている
うつ病の人間に対して、
心ない報道や誹謗中傷は、
人の命を奪う可能性のある
攻撃になりえます。

私たちは、博士を守るためにも、
この件に関して、
報道はもちろん、
SNSの書き込みに対しても
目に余る状況に至ることがないか、
常時チェックを行い、
行きすぎた書込みに関しては、
まず専門家に依頼して情報開示を求め、
行き過ぎた報道に関しても、毅然とした
対応を行うことを考えております。

最後に。
このことをひとつのきっかけにして、
つらい時につらいと言える社会、
お互いの弱みを見せ合い
支え合える社会、
そして休みやすい社会に
なったらいいと思っています。

そしてそのような社会を作っていけるよう
私たちが尽力します。

れいわ新選組代表 山本太郎


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