2019.9.18 要望書(台風15号による家屋の屋根瓦の被害支援について)を内閣府と防衛省に提出

2019年9月18日(水)れいわ新選組を代表して舩後靖彦参議院議員が、 内閣府と防衛省 に要望書を提出しました。要望書の内容は以下に記します。


内閣府防災担当大臣・武田良太様
防衛大臣・河野太郎様

2019年9月18日 
れいわ新選組代表・山本太郎
参議院議員・舩後靖彦
参議院議員・木村英子

       要望書(台風15号による家屋の屋根瓦の被害支援について)

今回の台風15号による影響で被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。復旧にあたって尽力されている各方面の方々、本当にお疲れ様でございます。

今回の台風災害では、復旧は進んだものの、千葉県内では相次いで強風で電柱が倒壊したなどにより17日午前の段階で未だ約7万件のお宅が停電している状況です。ただ、それと合わせて今回の台風被害では、強風により家屋の屋根瓦が吹き飛ばされたり、破損したことにより、雨漏りの被害に見舞われる事態が発生しています。雨漏りを防ぐためにブルーシートによる補修は必須です。

今回、れいわ新選組として、安倍政権、とりわけ武田良太・内閣府防災担当大臣、河野太郎・防衛大臣に緊急でご要請をしたくお願いいたします。

【1】ブルーシート張り付け作業に自衛隊のさらなる支援を

被災された家屋では、今後の降雨に備えて、屋根をブルーシートで覆ったり、瓦を補修したりする作業を行っています。ただ、工事業者に依頼しても数ヶ月待ちという地域があると報道される中で、住民やボランティアの方々だけで対応されたため、作業中に誤って転落する「二次災害」というべき事故が16日午前までで少なくとも15市町で計35件発生していると報じられ、君津市では一人の男性が転落して死亡したと報じられています。

報道発表によれば、防衛省・自衛隊は、15日の段階で、降雨に備え、ブルーシートを全国から集め、それを輸送する「輸送支援」を実施し、「ブルーシート展張(てんちょう、張り付け)支援」を館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町において実施しているとのことです。
防衛省は、ブルーシートの張り付けを昨日16日まで40ヶ所で実施、17日は約380人体制で9市町村で実施する予定とのことです。自衛隊の皆様のご尽力に深く感謝をいたします。ありがとうございます。

ブルーシートを張る作業は、日頃から高所訓練を行っていない住民の方やボランティアの方には重大な危険が伴う作業となります。ぜひ、自衛隊の皆様には、特に高齢者、要援護者の住宅を中心に、地元自治体との緊密な連携や作業への協力など、さらなる被災自治体への支援をよろしくお願いいたします。

なお、新聞報道では「屋根にブルーシートを張る専門業者はおらず、技術は災害ボランティアが試行錯誤して発展させた」(朝日新聞)と報じられています。自衛隊の皆様には今後の災害時にスピーディにブルーシートの張り付け作業などができるように、日頃からそのような作業に長けた災害ボランティアとの連携を密にしていただけると幸いです。

【2】「一部損壊」の家屋への国の財政的支援を

今後被災者の皆様が生活を再建していくにあたって、重要なのがきめ細かい支援体制の構築です。台風災害などの復旧には現在、災害救助法や被災者生活支援法の枠組みがありますが、瓦が吹き飛ばされる被害については、内閣府によると大半が「一部損壊」扱いと認定される可能性が高いということで、現状では支援の対象にならないということになります。   

このように災害による被害が「一部損壊」と認定されることで法律による支援の枠組みを活用できない問題は以前にも国会質疑で議題になりました。

今年の2月の参議院総務委員会の野党議員の質疑では、昨年の大阪北部地震の後の家屋の同様の屋根瓦の被害について、被災者生活再建支援法では、一部損壊世帯は支援がないことに触れ、政府に対応を求めた例がありました。

この質疑では、熊本地震の事例として、一部損壊を放置した家屋において、瓦が落ちたのに修繕できずに、雨水が入って、家の中がカビあるいは湿気だらけになって、結局住むことができなくなったというケースがあったことも紹介されております。
雨漏りが原因で発生したカビや、カビを餌として集まってくる衛生害虫から懸念される健康被害も懸念されます。生活再建への障害になりうるものです。

一部損壊が公的支援の枠組みから漏れる問題をめぐっては、過去の災害でも被災者から不満が出ていた問題です。
ただ、国の支援がない部分では、自治体が独自に対応している事例もあります。例えば、大阪北部地震の事例では、独自に支援対象外の被災家屋に対する修理費補助制度を導入した事例があり、今年の新潟・山形地震では、被災した鶴岡市が県と市の半額負担で修復工事に補助金を出すことを決めております。

安倍内閣、とりわけ武田良太・内閣府・防災担当大臣には一部損壊家屋に対しても、家屋の被害だけではなく、生活資力の度合いに応じた国の支援ができるようにご配慮の程をお願いしたく存じます。

【3】緊急時の命守る「非常用電源」の確保の万全を

なお、今回の台風災害では、報道によれば、停電の影響で被害の大きかった南房総市で、被害対応中に非常用のバッテリーが切れ、防災行政無線も使用できなくなったために、必要な情報の伝達ができなかったという事態が発生したと報じられております。

災害時の電源確保の重要性については、れいわ新選組所属の参議院議員の舩後靖彦のような、人工呼吸器を利用している立場の人間にとっては切実な問題です。また人工呼吸器利用に限らず、障害者や高齢者の中には自身で体温調節がうまく出来ない方もおり、エアコンが使えない状況で、台風一過の猛暑の中を過ごさなくてはならないというのは同様に命の危険に直結します。

政府の皆様には、災害時の緊急電源の確保について、重ねて体制の構築をお願いいたします。関係省庁の連携の「全員野球」の支援体制を何卒よろしくお願いいたします。

以上です。何卒よろしくお願いいたします。

れいわ新選組代表・山本太郎
参議院議員・舩後靖彦
参議院議員・木村英子